JPH09172545A - 画像形成方法とその画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法とその画像形成装置

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JPH09172545A
JPH09172545A JP7333325A JP33332595A JPH09172545A JP H09172545 A JPH09172545 A JP H09172545A JP 7333325 A JP7333325 A JP 7333325A JP 33332595 A JP33332595 A JP 33332595A JP H09172545 A JPH09172545 A JP H09172545A
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JP
Japan
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data
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JP7333325A
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English (en)
Inventor
Yukie Kobayashi
雪絵 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、原稿のコピーを行った際に、機
体差、環境および経時の変化によるプリンタ部のガンマ
特性および画像濃度特性の変化に影響されずに、微妙な
中間調部も適正化された、安定した画質のコピー画像が
得られる。 【解決手段】 この発明は、電源投入時のウォーミング
アップ終了時、あるいは係員によりガンマ補正が指示さ
れた際、あるいは環境、経時変化によりガンマ補正が指
示された際に、複数階調のテストプリントを出力し、こ
の出力されたテストプリントをスキャナ部により読取ら
せ、この読取らせたテストプリントの画像データの特性
を基に像形成条件としての現像バイアス電圧を適正化
し、この現像バイアス電圧を適正化した状態で、再び複
数階調のテストプリントを出力し、この出力されたテス
トプリントをスキャナ部により読取らせ、この読取らせ
たテストプリントの画像データの特性を基にガンマ補正
データを生成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば静電写
真プロセスを用い、原稿の画像を読取り、この読取った
信号に応じて用紙上に画像を形成する複写機等における
画像形成方法とその画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機として、デジタル技術を利
用し、レーザプリンタを用いた複写機が開発され、実用
化されている。すなわち、原稿からの画像をCCD形の
ラインセンサを有するスキャナで読取り、このラインセ
ンサからの信号を量子化して処理するようになってい
る。
【0003】このような装置において、画像濃度特性の
安定化は、従来、像担持体(感光体ドラム)上にテスト
パターンを潜像形成させ、そこに付着した現像剤の量を
計測して、像形成条件を抽出し、それに基づいて所望の
像形成条件を選択することで図っている。
【0004】また、ガンマ特性(スキャナの読取特性と
プリンタ部による出力特性)の安定化は、画像データを
読込み、その画像データの特性を変換するためのガンマ
変換データを作成し、この作成されたガンマ変換データ
を所望の特性に変更させることで図られている。
【0005】従来のガンマ特性を安定化させる方法は、
プリンタ部の像形成条件には関与しない。このため、機
体差、環境、経時の変化によるプリンタ部のガンマ特性
の変化をすべて適正化するには限界があり、また、従来
の画像濃度特性を安定化させる方法は、中間調の画像濃
度特性について適正化するのに限界があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、機体
差、環境および経時の変化による画像形成部のガンマ特
性および画像濃度特性の変化に影響され、微妙な中間調
部も適正化されずに、安定した画質の画像形成画像を得
ることができないという欠点を除去するもので、機体
差、環境および経時の変化による画像形成部のガンマ特
性および画像濃度特性の変化に影響されずに、微妙な中
間調部も適正化された、安定した画質の画像形成画像が
得られるできる画像形成方法とその画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成方法
は、被画像形成媒体に像形成するものであって、変更可
能な特性を有する像形成手段からなるものにおいて、上
記像形成手段を用いて階調データ像が形成された被画像
形成媒体を作成し、この作成された被画像形成媒体の階
調データ像を読取り、この読取り内容に応じて変更可能
な特性を調整し、この調整がなされた状態で、上記像形
成手段を用いて階調データ像が形成された被画像形成媒
体を作成し、この作成された被画像形成媒体の階調デー
タ像を読取り、この読取り内容に応じてガンマ特性デー
タを生成するものである。
【0008】この発明の画像形成方法は、被画像形成媒
体に像形成するものであって、変更可能な特性を有する
像形成手段からなるものにおいて、上記像形成手段を用
いて複数の階調の階調データ像が形成された被画像形成
媒体を作成し、この作成された被画像形成媒体の複数の
階調データ像を読取り、この読取り内容に応じて変更可
能な特性の調整が所定範囲内か否かを判断し、この判断
により変更可能な特性の調整が所定範囲内であると判断
された際に、上記読取り内容に応じて変更可能な特性を
調整し、この調整がなされた状態で、上記像形成手段を
用いて複数の階調の階調データ像が形成された被画像形
成媒体を作成し、この作成された被画像形成媒体の複数
の階調データ像を読取り、この読取り内容に応じてガン
マ特性データを生成し、変更可能な特性の調整が所定範
囲内でないと判断された際に、上記変更可能な特性の調
整不能を報知するものである。
【0009】この発明の画像形成方法は、被画像形成媒
体に像形成するものであって、変更可能な特性を有する
像形成手段からなるものにおいて、環境が変化した際、
あるいは所定の時間が経過した際に、上記像形成手段を
用いて複数の階調の階調データ像が形成された被画像形
成媒体を作成し、この作成された被画像形成媒体の複数
の階調データ像を読取り、この読取り内容に応じて変更
可能な特性を調整し、この調整がなされた状態で、上記
像形成手段を用いて複数の階調の階調データ像が形成さ
れた被画像形成媒体を作成し、この作成された被画像形
成媒体の複数の階調データ像を読取り、この読取り内容
に応じてガンマ特性データを生成するものである。
【0010】この発明の画像形成装置は、被画像形成媒
体に像形成するものであって、変更可能な特性を有する
像形成手段からなるものにおいて、上記像形成手段を用
いて階調データ像が形成された被画像形成媒体を作成す
る第1の作成手段、この第1の作成手段により作成され
た被画像形成媒体の階調データ像を読取り、この読取り
内容に応じて変更可能な特性を調整する調整手段、この
調整手段により調整がなされた状態で、上記像形成手段
を用いて階調データ像が形成された被画像形成媒体を作
成する第1の作成手段、およびこの第1の作成手段によ
り作成された被画像形成媒体の階調データ像を読取り、
この読取り内容に応じてガンマ特性データを生成する生
成手段から構成される。
【0011】この発明の画像形成方法は、所定の電位に
帯電する帯電手段で像担持体上を帯電し、この帯電され
た像担持体上を露光手段により露光することにより静電
潜像を形成し、この像担持体上の静電潜像を現像手段で
現像剤像として顕像化し、この顕像化された現像剤像を
転写手段により被画像形成媒体に転写するものにおい
て、像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ
像の出力を判定し、この判定に応じて像形成条件検出用
の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手
段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調
の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作成し、
この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
読取り、この読取られた複数の階調データ像からガンマ
特性データを検出し、この検出したガンマ特性データと
基準のガンマ特性データとを比較することにより像形成
条件の変更されるべき内容を判断し、この判断された像
形成条件に変更し、この像形成条件が変更された状態
で、複数の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像
形成手段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数
の階調の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作
成し、この作成された被画像形成媒体の複数の階調デー
タ像を読取り、この読取られた複数の階調データ像から
ガンマ特性データを検出し、この検出したガンマ特性デ
ータによりガンマ補正データを生成し、この生成したガ
ンマ補正データを記憶するものである。
【0012】この発明の画像形成方法は、所定の電位に
帯電する帯電手段で像担持体上を帯電し、この帯電され
た像担持体上を露光手段により露光することにより静電
潜像を形成し、この像担持体上の静電潜像を現像手段で
現像剤像として顕像化し、この顕像化された現像剤像を
転写手段により被画像形成媒体に転写するものにおい
て、像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ
像の出力を判定し、この判定に応じて像形成条件検出用
の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手
段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調
の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作成し、
この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
読取り、この読取られた複数の階調データ像からガンマ
特性データを検出し、この検出したガンマ特性データと
基準のガンマ特性データとを比較することにより像形成
条件の変更されるべき内容を判断し、この像形成条件の
変更内容が所定範囲内であるか否かを判断し、この判断
により像形成条件の変更内容が所定範囲であると判断さ
れた際に、上記判断された像形成条件の変更内容に変更
し、この像形成条件が変更された状態で、複数の各階調
ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手段、現像手
段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調の階調デー
タ像が形成された被画像形成媒体を作成し、この作成さ
れた被画像形成媒体の複数の階調データ像を読取り、こ
の読取られた複数の階調データ像からガンマ特性データ
を検出し、この検出したガンマ特性データによりガンマ
補正データを生成し、この生成したガンマ補正データを
記憶し、上記像形成条件の変更内容が所定範囲内でない
と判断された際に、像形成条件の変更不能と対処内容と
を報知するものである。
【0013】この発明の画像形成方法は、所定の電位に
帯電する帯電手段で像担持体上を帯電し、この帯電され
た像担持体上を露光手段により露光することにより静電
潜像を形成し、この像担持体上の静電潜像を現像手段で
現像剤像として顕像化し、この顕像化された現像剤像を
転写手段により被画像形成媒体に転写するものにおい
て、環境が変化した際、あるいは所定の時間が経過した
際に、像形成条件検出用の複数の階調からなる階調デー
タ像の出力を判定し、この判定に応じて像形成条件検出
用の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手
段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調
の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作成し、
この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
読取り、この読取られた複数の階調データ像からガンマ
特性データを検出し、この検出したガンマ特性データと
基準のガンマ特性データとを比較することにより像形成
条件の変更されるべき内容を判断し、この判断された像
形成条件に変更し、この像形成条件が変更された状態
で、複数の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像
形成手段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数
の階調の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作
成し、この作成された被画像形成媒体の複数の階調デー
タ像を読取り、この読取られた複数の階調データ像から
ガンマ特性データを検出し、この検出したガンマ特性デ
ータによりガンマ補正データを生成し、この生成したガ
ンマ補正データを記憶するものである。
【0014】この発明の画像形成装置は、像担持体上に
画像データに基づいて潜像を形成する潜像形成手段、こ
の潜像形成手段で形成された上記像担持体上の潜像を現
像剤で現像する現像手段、この現像手段により現像され
た像を被画像形成媒体に形成する画像形成手段、像形成
条件検出用の複数の階調からなる階調データ像の出力を
判定する判定手段、この判定手段の判定に応じて像形成
条件検出用の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜
像形成手段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複
数の階調の階調データ像が形成された被画像形成媒体を
作成する第1の作成手段、この第1の作成手段により作
成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を読取る
第1の読取手段、この第1の読取手段により読取られた
複数の階調データ像からガンマ特性データを検出する第
1の検出手段、この第1の検出手段により検出したガン
マ特性データと基準のガンマ特性データとを比較するこ
とにより像形成条件の変更されるべき内容を判断する判
断手段、この判断手段により判断された像形成条件に変
更する変更手段、この変更手段により像形成条件が変更
された状態で、複数の各階調ごとの階調データに応じ
て、上記潜像形成手段、現像手段、画像形成手段を順次
用いて、複数の階調の階調データ像が形成された被画像
形成媒体を作成する第2の作成手段、この第2の作成手
段により作成された被画像形成媒体の複数の階調データ
像を読取る第2の読取手段、この第2の読取手段により
読取られた複数の階調データ像からガンマ特性データを
検出する第2の検出手段、この第2の検出手段により検
出したガンマ特性データによりガンマ補正データを生成
する生成手段、およびこの生成手段により生成したガン
マ補正データを記憶する記憶手段から構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1はこの発明の画像形成
装置の一例として、レーザ式のデジタル複写機を示すも
のである。
【0016】この複写機は、スキャナ部41、画像処理
部42、画像形成部43、全体を制御する制御回路4
4、および種々の操作指示を行ったり、種々の表示がな
されるコントロールパネル45により構成されている。
【0017】図2は、スキャナ部41と画像形成部43
の内部構造を示す断面図である。スキャナ部41では、
複写すべき原稿が原稿載置台3上に載置され、この原稿
載置台3に載置された原稿Oは、副走査方向に延出され
ている光源としての露光ランプ4で照明され、この露光
ランプ4によって照明された原稿Oからの反射光線が光
電変換素子としてのCCDセンサ5によって光電変換さ
れて画像信号に変換される。露光ランプ4の側方には、
露光ランプ4からの照明光を原稿Oに効率良く集束させ
るためのリフレクタ6が配置され、また、露光ランプ4
とCCDセンサ5との間には、原稿OからCCDセンサ
5へ向かう光線、即ち、原稿Oからの反射光線が通過さ
れる光路を折曲げるための複数のミラー7、8、9及び
反射光をCCDセンサ5の集光面に集束させるためのレ
ンズ10などが配置されている。
【0018】露光ランプ4及び原稿Oからの反射光線を
CCDセンサ5に導く光学系は、キャリッジ11、12
に載置され、図示しないパルスモータで主走査方向に搬
送される。露光ランプ4によって副走査方向の原稿Oの
領域が照明され、キャリッジ11、12が主走査方向に
移動されることによって原稿Oの副走査方向の領域が次
々に照明され、原稿Oの全領域が露光ランプ4によって
照明されることとなる。
【0019】原稿載置台3の上部には、原稿Oを原稿載
置台3に密着させる原稿カバ−13が配置されている。
原稿Oの押えは、デジタル複写機の大きさ、或いは、複
写能力に応じて、例えば、SDFすなわちセミオート原
稿給送装置、或いは、ADFすなわち自動原稿給送装置
などと置換え可能である。
【0020】すなわち、スキャナ部41は、原稿載置台
3上に載置された原稿Oの画像をCCDセンサ5等を用
いて読取り、その読取信号をA/D変換器41aにより
ディジタルの画像データに変換して画像処理部42へ出
力するものである。
【0021】画像形成部43には、円筒状であって、図
示しないモータなどを介して所望の方向に回転されると
ともに所望の電位に帯電される感光体ドラム(像担持
体)14が設けられている。レーザビームがこの感光体
ドラム14に照射されると、レーザビームが照射された
領域の電位が変化され、感光体ドラム14上には、静電
潜像が形成される。
【0022】この感光体ドラム14の周囲には、その回
転方向(矢印a)に沿って、感光体ドラム14に所望の
電位を与える帯電装置15、感光体ドラム14に画像デ
ータに応じて変調されたレーザビームを出力するレーザ
ユニット16、このレーザユニット16からのレーザビ
ームによって感光体ドラム14に形成された静電潜像
に、可視化剤すなわちトナーを供給して現像する現像装
置17、及びこの現像装置17によって現像された感光
体ドラム14上の可視化されたトナー像を後述する被記
録材給送部から給送された被記録材、即ち、複写用紙P
に転写する転写装置18、感光体ドラム14から複写用
紙Pを剥離する剥離装置19が配置されている。
【0023】帯電装置15は、コロナワイヤ15aとグ
リッドスクリーン15bとを有し、コロナワイヤ15a
から感光体ドラム14へのコロナ放電の放射量が、グリ
ッドスクリーン15bに印加されたグリッドバイアス電
圧(約−700ボルト)によって調整されるようになっ
ている。これにより、感光体ドラム14に供給される初
期表面電位は、約−650ボルトに設定される。
【0024】レーザユニット16は、レーザビームを発
生する半導体レーザ発振器24、この半導体レーザ発振
器24から図示しないコリメートレンズを介して供給さ
れるレーザビームを1ライン毎のビームに変更するポリ
ゴンミラー25、ポリゴンミラー25からの一走査ライ
ンごとのレーザビームを平行光に変更するfθレンズ2
6、このレンズ26からの平行光を反射して感光体ドラ
ム14の露光の位置dへ導くミラー27、およびポリゴ
ンミラー25を回転するミラーモータ28によって構成
されている。
【0025】現像装置17は、非磁性部材のトナーTと
磁性部材のキャリアCからなる二成分現像剤Dを収容し
ているものであり、外周にて現像剤Dを保持しつつ負に
帯電されたトナーTのみを感光体ドラム14に形成され
た静電潜像に付着させる現像ローラ17aを有してい
る。また、現像ローラ17a、及び、現像装置17内の
キャリアCおよびトナーTすなわち現像剤Dには、後述
する現像バイアス電圧発生回路60により所定の現像バ
イアス電圧(たとえば−450ボルト)が印加されるよ
うになっている。現像ローラ17aは、内部に固定さ
れ、円周方向にS極およびN極が適切に配置されたマグ
ネットローラと、このマグネットローラの周囲を矢印b
方向に回転する非磁性のスリーブとから構成されてい
る。このマグネットローラの磁力線に沿って、スリーブ
上にキャリアCの穂(穂立)が形成され、そこに鏡像力
により付着されているトナーTが感光体ドラム14と現
像ローラ17aとが対向する現像位置で、現像バイアス
電圧と感光体ドラム14の表面電位とで形成される電界
によりトナーTが移動される。
【0026】現像装置17の上部には、補給用のトナー
が収納されているトナーホッパ30が設けられており、
後述するモータ57により回転されるトナー補給ローラ
31によりトナーが現像装置17へ補給されるようにな
っている。
【0027】転写装置18は、感光体ドラム14の表面
に形成されたトナー像を、複写用紙Pに静電的に引き寄
せるためにコロナ放電する転写チャージワイヤ18aを
有するものである。
【0028】剥離装置19は、トナー像が転写される際
に感光体ドラム14に静電的に吸着された用紙Pを感光
体ドラム14から剥離させるための剥離チャージワイヤ
19aを有するものである。
【0029】なお、感光体ドラム14の回転方向の剥離
装置19の後流側には、感光体ドラム14の感光体ドラ
ム14の表面上に残ったトナーを除去するとともにレー
ザビームによって感光体ドラム14上に生じた電位の変
化を次の画像形成のために消去するクリーナユニット2
0が配置されている。
【0030】現像装置17と転写装置18との間には、
感光体ドラム14に形成されたトナー像が転写される複
写用紙Pを転写装置18に向けて給送する被記録材給送
部21が配置されている。また、転写装置18によって
トナー像が転写された複写用紙Pが感光体ドラム14か
ら分離される方向には、この複写用紙上のトナー像を固
着させるための定着装置22が設けられている。この定
着装置22と転写装置18との間には、複写用紙Pをこ
の定着装置22に向かって搬送するための搬送装置23
が配置されている。
【0031】画像処理部42は、スキャナ部41から供
給される画像データに対する画像処理を行うことによ
り、画像形成部43の階調に対応した各画素単位の濃度
データを出力するものである。
【0032】画像処理部42は、図3に示すように、ス
キャナ部41から供給される画像データに対するシェー
ディング補正、つまりCCDセンサ5のばらつき補正を
行うシェーディング補正部76、このシェーディング補
正部76によるシェーディング補正後の出力レンジを補
正するレンジ補正部77、このレンジ補正部77による
レンジ補正後の画像データに対するガンマ補正(入力画
像濃度に対して等しい出力画像濃度が得られるためのガ
ンマ特性の補正)を行うガンマ補正部78、およびガン
マ補正部78によるガンマ補正後の画像データに対して
誤差拡散法等を用いてカラーレーザプリンタ73の階調
数に対応する画像データに変更する疑似階調処理を行う
疑似階調処理部79によって構成されている。
【0033】ガンマ補正部78は、後述する記憶部61
にあらかじめ記憶されているガンマ補正用の補正データ
を用いてガンマ補正、つまり出力画像の階調特性をリニ
アに近付ける処理を行うものである。
【0034】たとえば図4に示すように、256段階の
各階調の濃度データとしての入力画像データに対応した
ガンマ補正画像データ(33バイト)が記憶されてい
る。上記疑似階調処理部79には、制御回路74のCP
U64により記憶部61から読出される階調再現性の初
期化、調整に用いるテストパターンに対応する各階調ご
との画像データ(濃度データ)が供給されるようになっ
ている。
【0035】次に、画像形成部43に対する帯電、露
光、現像手段とその制御手段について、図1を用いて説
明する。図1において、感光体ドラム14は、図面に対
して反時計方向(図示矢印方向)に回転する。帯電装置
15の帯電ワイヤ15aは、コロナ用の高圧電源51に
接続されていて、感光体ドラム14の表面にコロナ放電
して帯電させる。グリッド電極15bは、グリッドバイ
アス用の高圧電源52に接続されていて、グリッドバイ
アス電圧により感光体ドラム14の表面に対する帯電量
を制御している。
【0036】帯電装置15により一様に帯電された感光
体ドラム14の表面は、レーザユニット16からの変調
されたレーザビームの露光により静電潜像が形成され
る。階調データバッファ(パルス幅補正部)53は、画
像処理部42または制御回路44のCPU64からの階
調データを格納し、プリンタの階調特性を補正し、レー
ザ露光時間(パルス幅)データに変換する。
【0037】レーザ駆動回路54は、レーザビームの走
査位置に同期するよう、階調データバッファ53からの
レーザ露光時間データに応じてレーザ駆動電流(発光時
間)を変調させるパルス幅変調部(図示しない)を有し
ている。そして、変調されたレーザ駆動電流により、レ
ーザユニット16内の半導体レーザ発振器(図示しな
い)を駆動する。これにより、半導体レーザ発振器は、
露光時間データに応じて発光動作する。また、レーザ駆
動回路54には、制御回路44内のCPU64により記
憶部61から読出される作像条件の初期化、調整に用い
る階調チャートに対応する各階調ごとのパルス幅変調デ
ータと階調段数のフォントデータとが供給され、それに
応じて半導体レーザ発振器を駆動するようになってい
る。
【0038】さらに、レーザ駆動回路54は、レーザユ
ニット16内のモニタ用受光素子(図示しない)の出力
と設定値とを比較し、駆動電流により半導体レーザ発振
器の出力光量を設定値に保つ制御を行っている。
【0039】一方、パターン発生回路55は、テストパ
ターンの階調データを発生し、レーザ駆動回路54へ送
るようになっている。上記テストパターンは、後述する
記憶部61に記憶されているものであっても良い。
【0040】さて、静電潜像を形成された感光体ドラム
14は、現像装置17により現像される。現像器4は、
たとえば2成分現像方式で、トナーとキャリアによる現
像剤が収納されており、その現像剤に対するトナーの重
量比(以降、トナー濃度と記す)は、トナー濃度計測部
56により計測される。このトナー濃度計測部56によ
る計測値はA/D変換器56´によりデジタル値に変換
され、制御回路44内のCPU61に供給される。そし
て、トナー濃度計測部56の出力に応じて、CPU61
がトナー補給ローラ31を駆動するトナー補給モータ5
7が制御されることにより、トナーホッパ30内のトナ
ーが現像装置17内に補給されるようになっている。
【0041】現像装置17の現像ローラ17aは、導電
性の部材で形成されていて、現像バイアス用の高圧電源
58に接続されており、現像バイアス電圧が印加された
状態で回転し、感光体ドラム14上の静電潜像に応じた
像にトナーを付着させる。こうして現像された画像領域
内のトナー像は、転写装置18により搬送されてくる複
写用紙Pに転写される。
【0042】また、制御回路44は、電源投入後のウォ
ームアップ処理の終了時に、パターン発生回路55から
階調データを発生させることにより、感光体ドラム14
上にテストプリント画像となる階調パターンを露光す
る。
【0043】そして、その露光された位置が現像され、
被転写剤としての用紙Pに転写され、定着された後、テ
ストプリント画像が形成された用紙Pが排紙トレイに排
出される。
【0044】このテストプリント画像が形成された用紙
Pを再度、原稿載置台3上に載置し、スキャナ部41に
より読取られて制御回路44内のCPU61に供給され
る。CPU61は、スキャナ部41により供給されるテ
ストプリント画像の特性データ(各階調ごとの濃度値)
とメモリ61にあらかじめ設定されている基準データ
(各階調ごとの濃度値)とを比較し、その結果に応じて
増形成条件を変更する処理を行う。
【0045】また、制御回路44は、高圧電源51、5
2、58の出力量の制御、レーザ駆動電流の目標値設
定、トナー濃度の目標値設定、トナー補給制御、階調デ
ータの階調特性の補正処理などを行う。
【0046】高圧電源52、58は、それぞれ制御回路
44からD/A変換器59、60を介して供給される出
力電圧制御信号により、制御される。制御回路44に
は、電源がオフされても消去されないEEPROM等で
構成される書き換え可能な記憶部61、データ記憶用の
RAM等で構成される記憶部62、および制御回路44
の全体を制御するCPU64により構成されている。
【0047】記憶部61には、各種設定値があらかじめ
記憶されているものであり、たとえば、常温常湿の基準
階調特性になるバイアス条件に対応する初期グリッドバ
イアス電圧値と初期現像バイアス電圧値、テストパター
ン階調データ、バイアス条件値が記憶されている。
【0048】記憶部61には、これまで設定されていた
バイアス値(バイアス変更モード設定時に記憶)が記憶
される。次に、デジタル複写機の動作を詳細に説明す
る。
【0049】原稿O(あるいは書類)等の複写対象物が
スキャナ部41における原稿載置台3に載置され、コン
トロールパネル45により複写条件が入力される。例え
ば、コントロールパネル45により複写枚数や複写倍率
が設定され、プリントキー(図示しない)がオンされる
ことで、原稿Oに記録されている画像情報が読み取られ
る。
【0050】すなわち、図示しないランプドライバによ
り露光ランプ4が点灯され、図示しないモータの回転に
ともなって露光ランプ4およびミラー7、8、9が原稿
載置台3に沿って移動され、原稿Oからの反射光(すな
わち画像情報)が順次CCDセンサ5へ導かれる。
【0051】このCCDセンサ5へ導かれた反射光は、
A/D変換器41aによりアナログ信号からデジタル信
号に変換された後、画像処理部42内のシェーディング
補正部76へ供給される。このシェーディング補正部7
6によるシェーディング補正後の出力レンジがレンジ補
正部77により補正され、ガンマ補正部78へ供給され
る。ガンマ補正部78は、制御回路44内の記憶部61
内に記憶されているガンマ補正データにより、レンジ補
正部77の出力のガンマ補正が行われて疑似階調処理部
79へ供給される。疑似階調処理部79はガンマ補正後
の画像データに対して誤差拡散法等を用いて階調数に対
応する画像データに変更する疑似階調処理を行い、画像
形成部43内の階調データバッファ53へ供給される。
【0052】階調データバッファ53からの印刷信号
は、レーザ駆動回路54に、画素単位で出力される。こ
のレーザ駆動回路54に出力された画像信号により、レ
ーザレーザユニット16から出力されるレーザビームを
画素単位にオン/オフさせる。
【0053】一方、画像形成部43では、プリントキー
がオンされた時点で、感光体ドラム14が回転される。
また、制御回路44の制御により、高圧電源51による
高電圧がコロナワイヤ15aに供給され、高圧電源52
による高電圧がグリッドスクリーン15bに供給され、
感光体ドラム14に所望の電荷が供給される。
【0054】また、制御回路44の制御により、被記録
材すなわち複写用紙Pが給送される。所望の電荷が供給
された感光体ドラム14の表面にレーザ駆動回路54に
よりオン/オフされたレーザビームが照射されること
で、感光体ドラム14に静電潜像が形成される。
【0055】このようにして形成された静電潜像は、現
像装置17の現像ローラ17aから供給されるトナーに
よって現像され、転写電圧が印加されている転写装置1
8を介して用紙Pにトナー像として転写される。
【0056】用紙Pに転写されたトナー像は、用紙Pと
ともに感光体ドラム14の表面から分離されたのち、搬
送装置23によって定着装置22へ搬送され、定着装置
22を介して用紙Pに定着される。
【0057】トナー像が定着された用紙Pは、排紙ロー
ラを介して装置の外部に配置されている排紙トレイある
いはソータに、順次、排紙される。用紙にトナー像が転
写された後の感光体ドラム14は、引き続き回転され、
除電清掃装置20を介して残存トナーが取り除かれたの
ち除電され、引き続いて、次の画像形成に利用される。
【0058】このようにして、一連の画像形成が繰り返
される。これにより、図5の(a)に示すような、ガン
マ特性を持ったデジタル複写機において、そのガンマ特
性が、図5の(b)に示すガンマ補正データで補正され
ることにより、図5の(c)に示すように、ガンマ特性
を適正化することができる。
【0059】次に、ガンマ補正データの設定変更モード
について、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明
する。即ち、電源投入時のウォーミングアップ処理の1
つのモードとして、ガンマ補正データの設定変更モード
に設定される。すると、CPU64は、記憶部61にあ
らかじめ記憶されているテストパターンデータを読出
し、パターン発生回路55へ出力する。パターン発生回
路55は、このテストパターンの階調データを発生し、
レーザ駆動回路54へ送る。レーザ駆動回路54は、階
調チャートに対応する各階調ごとのパルス幅変調データ
に応じて半導体レーザ発振器を駆動する。
【0060】また、CPU64は、グリッドバイアス電
圧値、現像バイアス電圧値を初期値に設定する。そし
て、上記半導体レーザ発振器の駆動により、感光体ドラ
ム14上にテストプリント画像となる階調パターンが露
光される。
【0061】そして、その露光された位置が現像され、
被転写材としての用紙Pに転写され、定着された後、テ
ストプリント画像が形成された用紙Pが排紙トレイに排
出される。このテストプリント画像が形成された用紙P
は、図7に示すようになっている。
【0062】この後、CPU64は、コントロールパネ
ル45によりテストプリント画像が形成された用紙Pの
スキャナ部41による読取りを案内する。この案内に応
じて、テストプリント画像が形成された用紙Pを原稿載
置台3上に載置し、プリントキー(図示しない)がオン
されることで、テストプリント画像が形成された用紙P
に記録されている画像情報が読み取られる。
【0063】すなわち、図示しないランプドライバによ
り露光ランプ4が点灯され、図示しないモータの回転に
ともなって露光ランプ4およびミラー7、8、9が原稿
載置台3に沿って移動され、原稿Oからの反射光(すな
わち画像情報)が順次CCDセンサ5へ導かれる。
【0064】このCCDセンサ5へ導かれた反射光は、
A/D変換器41aによりアナログ信号からデジタル信
号に変換された後、制御回路44内のCPU61に供給
される。
【0065】これにより、CPU61はテストパターン
(テストプリント画像)の各階調の濃度ごとの反射率に
よりプリンタ部43のガンマ特性を得ることができる。
例えば、図8のa、bに示すような特性となっている。
【0066】そして、CPU61はこのプリンタ部43
のガンマ特性と図8のcに示す、基準のガンマ特性とを
比較し、すなわちテストプリント画像の高濃度部と低濃
度部のそれぞれ任意の一点ずつの反射率を基準のガンマ
特性のものと比較し、基準のガンマ特性との反射率の差
が、高濃度部と低濃度部とで、どちらの差がより大きい
かを比較し、差が大きい濃度部を基準のガンマ特性に近
づけるように適正化を行う。
【0067】すなわち、CPU61はその反射率の差に
対応する現像バイアス電圧量を記憶部61に記憶されて
いるテーブルから選択し、変更する現像バイアス電圧値
(適正化のための像形成条件の変更)を判断する。この
現像バイアス電圧値の適正化には、感光体ドラム14の
表面電位(未露光部電位)と現像バイアス電圧の差を一
定にして現像バイアス電圧値をあらかじめ用意したテー
ブルの中から選択する。高濃度部と低濃度部とで反射率
の差に対して異なった現像バイアス電圧量が記憶されて
いる。
【0068】この際に、適正化する現像バイアス電圧値
があらかじめ用意したテーブルの適正範囲(360ボル
ト〜600ボルトの間)を越えてしまった場合、CPU
64は、その旨がコントロールパネル45上に表示され
再度上記操作を行うよう促す。すなわち、テストプリン
ト画像が形成された用紙Pのスキャナ部41による読取
りの案内を行う。
【0069】そして、再操作を行っても範囲外となるよ
うであればサービスマンコールの表示がなされる。この
範囲外の対処方法としては、状況が表面電位の低下の場
合、感光体ドラム14の交換と判断され、状況が表面電
位の上昇の場合、帯電機構のクリーニングと判断され、
状況が画像濃度の低下の場合、感光体ドラム14、現像
剤の交換と判断される。
【0070】また、適正化する現像バイアス電圧値(像
形成条件)があらかじめ用意したテーブルの範囲内であ
った場合、CPU64は、その現像バイアス電圧値をD
/A変換器60に出力する。これにより、高圧電源58
の電源電圧により、現像ローラ17aに印加される現像
バイアス電圧値が上記変更された値に設定される。この
結果、プリンタ部43のガンマ特性に対する適正化が行
われる。
【0071】この後、CPU64は、記憶部61にあら
かじめ記憶されているテストパターンデータを読出し、
パターン発生回路55へ出力する。パターン発生回路5
5は、このテストパターンの階調データを発生し、レー
ザ駆動回路54へ送る。レーザ駆動回路54は、階調チ
ャートに対応する各階調ごとのパルス幅変調データに応
じて半導体レーザ発振器を駆動する。
【0072】そして、上記半導体レーザ発振器の駆動に
より、感光体ドラム14上にテストプリント画像となる
階調パターンが露光される。そして、その露光された位
置が現像され、被転写剤としての用紙Pに転写され、定
着された後、テストプリント画像が形成された用紙Pが
排紙トレイに排出される。
【0073】この後、CPU64は、コントロールパネ
ル45によりテストプリント画像が形成された用紙Pの
スキャナ部41による読取りを案内する。この案内に応
じて、テストプリント画像が形成された用紙Pを原稿載
置台3上に載置し、プリントキー(図示しない)がオン
されることで、テストプリント画像が形成された用紙P
に記録されている画像情報が読み取られる。
【0074】すなわち、図示しないランプドライバによ
り露光ランプ4が点灯され、図示しないモータの回転に
ともなって露光ランプ4およびミラー7、8、9が原稿
載置台3に沿って移動され、原稿Oからの反射光(すな
わち画像情報)が順次CCDセンサ5へ導かれる。
【0075】このCCDセンサ5へ導かれた反射光は、
A/D変換器41aによりアナログ信号からデジタル信
号に変換された後、制御回路44内のCPU61に供給
される。
【0076】これにより、CPU61はテストパターン
(テストプリント画像)の各階調の濃度ごとの反射率に
よりプリンタ部43の適正化がなされた後のガンマ特性
を得、このガンマ特性を変換するための、ガンマ変換デ
ータを作成し、さらにこのガンマ変換データを所望の特
性に変更することでガンマの適正化を行い、この適正化
が行われたガンマ変換データが記憶部61に記憶され
る。
【0077】すなわち、CPU61は、図9の(a)に
示すような、プリンタ部43の適正化がなされた後のガ
ンマ特性を、図9の(b)に示すような、y(反射率)
=x(階調濃度)となる直線(リニアガンマ)に対し
て、線対称となる、図9の(c)に示すような、ガンマ
変換データを生成し、記憶部61に記憶する。
【0078】このガンマ変換データを用いてガンマ補正
を行うことにより、プリンタ部43のガンマ特性の影響
を受けないコピー原稿の画像データそのものを得ること
ができる。
【0079】したがって、上記ガンマ変換データを適正
化する前の機体差による階調のばらつきを、図10に示
し、上記ガンマ変換データを適正化する前の周辺温度等
の環境による階調のばらつきを、図11に示し、上記ガ
ンマ変換データを適正化した後の安定した階調を図12
に示す。
【0080】このように、画像データをスキャナ部41
から読み込ませることで、その画像データの特性をとら
えるので、画像データの特性を的確に判断することがで
きる。
【0081】これにより、像形成条件の適正化を的確に
行うことができる。そして、プリンタ部43の像形成条
件が的確に適正化されているので、プリンタ部43のガ
ンマ特性、および画像濃度特性は機体およびプロセス材
料が持つばらつきが確実に押えられて、安定したものが
得られるようになる。
【0082】また、この適正化の方法は、環境の変化あ
るいは時間経過やコピー処理枚数(通紙枚数)等の経時
変化によるプリンタ部のガンマ特性および画像濃度特性
の変化にも対応できる。
【0083】たとえば、図13に示すように、通紙枚数
(コピー処理枚数)にともなう高濃度部と低濃度部のそ
れぞれの画像濃度の経時変化において、実線はガンマ補
正データの変更を行わない場合であり、破線はガンマ補
正データの変更を1万枚ごとに行った場合であり、ガン
マ補正データの変更を行うことにより画像濃度の安定が
図れるようになっている。
【0084】ところで、従来のガンマ特性を安定化させ
る方法は、プリンタ部の像形成条件には関与せずに、読
み込んだ画像データを所望の特性に変更させるというも
のなのでプリンタ部のガンマ特性および画像濃度特性の
変化の影響を受けるとガンマ特性の適正化に限界があ
る。また、プリンタ部のガンマ特性および画像濃度特性
をプリンタ部の像形成条件を適正化することのみで安定
化させるには微妙な中間調の適正化に限界があった。
【0085】したがって、この発明のように、この2つ
の方法を組み合わせ互いの弱い部分を補わせることによ
り、機体差、環境および経時の変化によるプリンタ部の
ガンマ特性および画像濃度特性の変化に影響されず、微
妙な中間調部も適正化された、安定した画質の画像が得
られる。
【0086】ただし、この方法で、画質を確実に安定さ
せるには、環境および経時が変化する度に実施例に記し
た操作を行った方が良い。上記したように、電源投入時
のウォーミングアップ終了時、あるいは係員によりガン
マ補正が指示された際、あるいは環境、経時変化により
ガンマ補正が指示された際に、複数階調のテストプリン
トを出力し、この出力されたテストプリントをスキャナ
部により読取らせ、この読取らせたテストプリントの画
像データの特性を基に像形成条件としての現像バイアス
電圧を適正化し、この現像バイアス電圧を適正化した状
態で、再び複数階調のテストプリントを出力し、この出
力されたテストプリントをスキャナ部により読取らせ、
この読取らせたテストプリントの画像データの特性を基
にガンマ補正データを生成するようにしたものである。
【0087】このガンマ補正データを用いて、原稿のコ
ピーを行った際に、機体差、環境および経時の変化によ
るプリンタ部のガンマ特性および画像濃度特性の変化に
影響されずに、微妙な中間調部も適正化された、安定し
た画質のコピー画像が得られる。
【0088】なお、前記実施例では、像形成条件の変更
として現像バイアス電圧を変更する場合について説明し
たが、これに限らず、グリッドバイアス電圧の変更、レ
ーザビーム出力の変更、あるいは現像バイアス電圧、グ
リッドバイアス電圧、レーザビーム出力の少なくとも1
つを変更するものであっても良い。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、機体差、環境および経時の変化による画像形成部の
ガンマ特性および画像濃度特性の変化に影響されずに、
微妙な中間調部も適正化された、安定した画質の画像形
成画像が得られる画像形成方法とその画像形成装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのデジタル
複写機の概略構成を示すブロック図。
【図2】スキャナ部と画像形成部の内部構造を示す断面
図。
【図3】画像処理部の構成を示すブロック図。
【図4】ガンマ補正画像データを説明するための図。
【図5】デジタル複写機のガンマ特性とガンマ補正デー
タを説明するための図。
【図6】ガンマ補正データの設定変更モードを説明する
ためのフローチャート。
【図7】テストプリント画像が形成された用紙を説明す
るための図。
【図8】プリンタ部のガンマ特性と基準のガンマ特性と
を説明するための図。
【図9】プリンタ部の適正化がなされた後のガンマ特性
とリニアガンマ特性とガンマ変換データを説明するため
の図。
【図10】ガンマ変換データを適正化する前の機体差に
よる階調のばらつきを説明するための図。
【図11】ガンマ変換データを適正化する前の周辺温度
等の環境による階調のばらつきを説明するための図。
【図12】ガンマ変換データを適正化した後の安定した
階調を説明するための図。
【図13】通紙枚数にともなう高濃度部と低濃度部のそ
れぞれの画像濃度の経時変化を説明するための図。
【符号の説明】
14…感光体ドラム 15…帯電装置 15a…コロナワイヤ 15b…グリッドスクリーン 16…レーザユニット 17…現像装置 17a…現像ローラ 41…スキャナ部 42…画像処理部 43…画像形成部 44…制御回路 45…コントロールパネル 51、52、58… 53…階調データバッファ 54…レーザ駆動回路 55…パターン発生回路 61、62…記憶部 64…CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被画像形成媒体に像形成するものであっ
    て、変更可能な特性を有する像形成手段からなるものに
    おいて、 上記像形成手段を用いて階調データ像が形成された被画
    像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の階調データ像を読取
    り、この読取り内容に応じて変更可能な特性を調整し、 この調整がなされた状態で、上記像形成手段を用いて階
    調データ像が形成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の階調データ像を読取
    り、この読取り内容に応じてガンマ特性データを生成す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 被画像形成媒体に像形成するものであっ
    て、変更可能な特性を有する像形成手段からなるものに
    おいて、 上記像形成手段を用いて複数の階調の階調データ像が形
    成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、この読取り内容に応じて変更可能な特性の調整
    が所定範囲内か否かを判断し、 この判断により変更可能な特性の調整が所定範囲内であ
    ると判断された際に、上記読取り内容に応じて変更可能
    な特性を調整し、 この調整がなされた状態で、上記像形成手段を用いて複
    数の階調の階調データ像が形成された被画像形成媒体を
    作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、この読取り内容に応じてガンマ特性データを生
    成し、 変更可能な特性の調整が所定範囲内でないと判断された
    際に、上記変更可能な特性の調整不能を報知する、 ことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 被画像形成媒体に像形成するものであっ
    て、変更可能な特性を有する像形成手段からなるものに
    おいて、 環境が変化した際、あるいは所定の時間が経過した際
    に、上記像形成手段を用いて複数の階調の階調データ像
    が形成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、この読取り内容に応じて変更可能な特性を調整
    し、 この調整がなされた状態で、上記像形成手段を用いて複
    数の階調の階調データ像が形成された被画像形成媒体を
    作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、この読取り内容に応じてガンマ特性データを生
    成することを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 被画像形成媒体に像形成するものであっ
    て、変更可能な特性を有する像形成手段からなる画像形
    成装置において、 上記像形成手段を用いて階調データ像が形成された被画
    像形成媒体を作成する第1の作成手段と、 この第1の作成手段により作成された被画像形成媒体の
    階調データ像を読取り、この読取り内容に応じて変更可
    能な特性を調整する調整手段と、 この調整手段により調整がなされた状態で、上記像形成
    手段を用いて階調データ像が形成された被画像形成媒体
    を作成する第1の作成手段と、 この第1の作成手段により作成された被画像形成媒体の
    階調データ像を読取り、この読取り内容に応じてガンマ
    特性データを生成する生成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 所定の電位に帯電する帯電手段で像担持
    体上を帯電し、この帯電された像担持体上を露光手段に
    より露光することにより静電潜像を形成し、この像担持
    体上の静電潜像を現像手段で現像剤像として顕像化し、
    この顕像化された現像剤像を転写手段により被画像形成
    媒体に転写するものにおいて、 像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ像の
    出力を判定し、 この判定に応じて像形成条件検出用の各階調ごとの階調
    データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、画像形
    成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像が形成
    された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データと基準のガンマ特性デー
    タとを比較することにより像形成条件の変更されるべき
    内容を判断し、 この判断された像形成条件に変更し、 この像形成条件が変更された状態で、複数の各階調ごと
    の階調データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、
    画像形成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像
    が形成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データによりガンマ補正データ
    を生成し、 この生成したガンマ補正データを記憶することを特徴と
    する画像形成方法。
  6. 【請求項6】 所定の電位に帯電する帯電手段で像担持
    体上を帯電し、この帯電された像担持体上を露光手段に
    より露光することにより静電潜像を形成し、この像担持
    体上の静電潜像を現像手段で現像剤像として顕像化し、
    この顕像化された現像剤像を転写手段により被画像形成
    媒体に転写するものにおいて、 像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ像の
    出力を判定し、 この判定に応じて像形成条件検出用の各階調ごとの階調
    データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、画像形
    成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像が形成
    された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データと基準のガンマ特性デー
    タとを比較することにより像形成条件の変更されるべき
    内容を判断し、 この像形成条件の変更内容が所定範囲内であるか否かを
    判断し、 この判断により像形成条件の変更内容が所定範囲である
    と判断された際に、上記判断された像形成条件の変更内
    容に変更し、 この像形成条件が変更された状態で、複数の各階調ごと
    の階調データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、
    画像形成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像
    が形成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データによりガンマ補正データ
    を生成し、 この生成したガンマ補正データを記憶し、 上記像形成条件の変更内容が所定範囲内でないと判断さ
    れた際に、像形成条件の変更不能と対処内容とを報知す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 所定の電位に帯電する帯電手段で像担持
    体上を帯電し、この帯電された像担持体上を露光手段に
    より露光することにより静電潜像を形成し、この像担持
    体上の静電潜像を現像手段で現像剤像として顕像化し、
    この顕像化された現像剤像を転写手段により被画像形成
    媒体に転写するものにおいて、 環境が変化した際、あるいは所定の時間が経過した際
    に、像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ
    像の出力を判定し、 この判定に応じて像形成条件検出用の各階調ごとの階調
    データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、画像形
    成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像が形成
    された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データと基準のガンマ特性デー
    タとを比較することにより像形成条件の変更されるべき
    内容を判断し、 この判断された像形成条件に変更し、 この像形成条件が変更された状態で、複数の各階調ごと
    の階調データに応じて、上記潜像形成手段、現像手段、
    画像形成手段を順次用いて、複数の階調の階調データ像
    が形成された被画像形成媒体を作成し、 この作成された被画像形成媒体の複数の階調データ像を
    読取り、 この読取られた複数の階調データ像からガンマ特性デー
    タを検出し、 この検出したガンマ特性データによりガンマ補正データ
    を生成し、 この生成したガンマ補正データを記憶することを特徴と
    する画像形成方法。
  8. 【請求項8】 像担持体上に画像データに基づいて潜像
    を形成する潜像形成手段と、 この潜像形成手段で形成された上記像担持体上の潜像を
    現像剤で現像する現像手段と、 この現像手段により現像された像を被画像形成媒体に形
    成する画像形成手段と、 像形成条件検出用の複数の階調からなる階調データ像の
    出力を判定する判定手段と、 この判定手段の判定に応じて像形成条件検出用の各階調
    ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手段、現像手
    段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調の階調デー
    タ像が形成された被画像形成媒体を作成する第1の作成
    手段と、 この第1の作成手段により作成された被画像形成媒体の
    複数の階調データ像を読取る第1の読取手段と、 この第1の読取手段により読取られた複数の階調データ
    像からガンマ特性データを検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段により検出したガンマ特性データと
    基準のガンマ特性データとを比較することにより像形成
    条件の変更されるべき内容を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された像形成条件に変更する変
    更手段と、 この変更手段により像形成条件が変更された状態で、複
    数の各階調ごとの階調データに応じて、上記潜像形成手
    段、現像手段、画像形成手段を順次用いて、複数の階調
    の階調データ像が形成された被画像形成媒体を作成する
    第2の作成手段と、 この第2の作成手段により作成された被画像形成媒体の
    複数の階調データ像を読取る第2の読取手段と、 この第2の読取手段により読取られた複数の階調データ
    像からガンマ特性データを検出する第2の検出手段と、 この第2の検出手段により検出したガンマ特性データに
    よりガンマ補正データを生成する生成手段と、 この生成手段により生成したガンマ補正データを記憶す
    る記憶手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300615A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Oki Data Corp 画像補正方法および画像形成装置
US7667881B2 (en) 2005-10-03 2010-02-23 Seiko Epson Corporation Method of copying color image and copier using the same
JP2011022480A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および階調補正方法

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