JPH0514729A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JPH0514729A
JPH0514729A JP3165667A JP16566791A JPH0514729A JP H0514729 A JPH0514729 A JP H0514729A JP 3165667 A JP3165667 A JP 3165667A JP 16566791 A JP16566791 A JP 16566791A JP H0514729 A JPH0514729 A JP H0514729A
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JP
Japan
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correction
potential
image
exposure
photoconductor
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Pending
Application number
JP3165667A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hattori
好弘 服部
Masaru Hamamichi
優 濱道
Hideaki Kodama
秀明 児玉
Takeshi Kinoshita
健 木下
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/907,671 priority patent/US5305057A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、温度、湿度あるいは感光体
の表面電位が変化して感光体の感度特性が変化しても、
原稿に対して常に一定の階調特性を得ることができるよ
うにしたデジタル画像形成装置を提供することにある。 【構成】 感光体ドラム41上に形成した基準トナー像
の付着量をAIDCセンサ210により検出し、このA
IDCセンサ210の検出値に基づいて上記感光体ドラ
ム41の上に形成した基準トナー像の再現濃度を一定に
保つように画像再現濃度の調整を行う。また、感光体ド
ラム41周辺の温度及び湿度を検出し、あるいは感光体
ドラム41の表面電位、露光電位及び残留電位を検出
し、この検出結果に基づいて、感光体の感度特性を予想
し、あるいは検出した感光体ドラム41の表面電位、露
光電位及び残留電位から、露光量、現像バイアス電位も
しくは感光体ドラム41の表面電位、γ補正テーブルの
補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルプリンタ、デ
ジタル複写機などの電子写真式のデジタル画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル値に変換された画像データに基
づいてレーザ手段を駆動し、画像を再現するレーザプリ
ンタなどの反転現像系電子写真プロセスを有するデジタ
ル画像形成装置が、種々実用化されており、写真等のい
わゆる中間調画像を忠実に再現するためのデジタル画像
形成法も種々提案されている。
【0003】この種のデジタル画像形成法としては、デ
ィザマトリクスを用いた面積階調法やレーザのパルス幅
(すなわち発光時間)もしくは発光強度を変化させて、
レーザ光量(=発光時間×強度)を変化させることによ
って印字される1ドットに対する階調を表現する多値化
レーザ露光法(パルス幅変調方式、強度変調方式)等が
知られており(例えば、特開昭62−91077号公
報、特開昭62−39972号公報、特開昭62−18
8562号公報および特開昭61−22597号公報参
照。)、さらには、ディザとパルス幅変調方式あるいは
強度変調方式とを組み合わせた多値化ディザ法も知られ
ている。
【0004】この種の階調法によれば、再現すべき画像
データの階調度に1対1に対応した階調を有する画像濃
度を原理的には再現し得るはずであるが、実際には感光
体の感光特性、トナーの特性などが絡み合って、再現す
べき原稿濃度と再現された画像濃度(以下、画像再現濃
度という。)とは正確には比例せず、本来得られるべき
比例特性からずれた特性を示す。上記比例特性からずれ
た特性は一般にγ特性と呼ばれ、特に中間調原稿に対す
る再現画像の忠実度を低下させる大きな要因となってい
る。
【0005】そこで、再現画像の忠実度を向上させるた
めに、従来より、読み取った原稿濃度を所定のγ補正用
変換テーブルを用いて変換し、変換した原稿濃度にもと
づいてデジタル画像を形成することにより、原稿濃度と
画像濃度との関係が上記比例特性を満足するようにす
る、いわゆるγ補正が行われている。例えば、特開平1
−204741号公報、特開平1−204743号公報
には、上記面積階調法や多値化レーザ露光法を用いたデ
ジタル画像形成方法を用いたデジタル画像形成装置にお
いて、ホストコンピュータ、画像読取装置もしくはユー
ザからの指令により、γ補正を用いて階調補正を行う階
調補正特性の変更手段を設けたものが提案されている。
【0006】上記のように、γ補正を施すことにより、
通常は、原稿濃度の高低に応じて画像を忠実に再現する
ことができる。
【0007】ところで、画像濃度に影響を与える他の要
因として感光体およびトナーの特性から、温度・湿度等
の外部環境の変化によって、現像の際に感光体のトナー
付着量が変化するという現象がある。一般的には、高温
高湿の環境ではトナーの付着量が増え、低濃度部から中
間濃度部までのγ特性の傾きが大きくなって再現画像が
濃くなり、また、低温低湿の環境ではトナーの付着量が
減り、低濃度部から中間濃度部までのγ特性の傾きが小
さくなって再現画像が薄くなることが知られている。
【0008】このように環境の変化によって再現画像の
濃度が変化するといった問題があり、この問題を解決し
て画像濃度を安定させるために、一般の電子写真式の複
写機やプリンタにおいては、最大画像濃度を一定に制御
する濃度コントロールが行われている。
【0009】上記濃度コントロールとして一般的に採用
されている方法について、図6に図示した、感光体ドラ
ム41と現像機ローラ45rとを含む画像形成部の模式
図を参照して説明する。
【0010】図6において、感光体ドラム41には、放
電電位VCの帯電チャージャ43が対向して設置され
る。帯電チャージャ43のグリッドにはグリッド電位発
生ユニット243により負のグリッド電位VGが印加さ
れている。グリッド電位VGと、帯電直後であってレー
ザ露光前の感光体ドラム41の表面電位VOとの関係は
ほぼVO=VGと見なせるので、感光体ドラム41表面の
電位VOはグリッド電位VGにより制御できる。なお、帯
電直後であってレーザ露光前の感光体ドラム41の表面
電位VOは、表面電位計であるVOセンサ44により検知
される。
【0011】まず、レーザ露光前において、帯電チャー
ジャ43によって感光体ドラム41には負の表面電位V
Oが、また、現像バイアス発生ユニット244により現
像機45rのローラには低電位の負のバイアス電圧V
B(|VB|<|VO|)が与えられる。すなわち、現像ス
リーブ表面電位はVBである。
【0012】レーザ露光によって感光体ドラム41上の
照射位置の電位が低下して表面電位VOから、静電潜像
の減衰電位、すなわちレーザ露光後の表面電位VIへ遷
移する。なお、以下において、最大露光量のときの表面
電位VIをVImという。
【0013】上記減衰電位VIが現像バイアス電位VB
りも低電位になると、現像機45rのスリーブ表面に運
ばれてきた負電荷を有するトナーが感光体ドラム41上
に付着する。ここで、表面電位VOと現像バイアス電位
Bの差は大きすぎても小さすぎてもよくなく、また、
トナー付着量は、現像電圧△V=|VB−VI|が大きい
ほど多い。一方、減衰電位VIは、同じ露光量であって
も表面電位VOが変化するにつれて変化する。そこで、
例えば、表面電位VOと現像バイアス電位VBとの差を一
定にしつつ、表面電位VO及び現像バイアス電位VBを変
化すれば、現像バイアス電位VBと減衰電位VIとの差が
変化するので、トナー付着量を変えることができ、濃度
を制御することができる。
【0014】この種の濃度コントロールは、表面電位V
Oと現像バイアス電位VBをマニュアル的又は自動的に変
化させることによって最大濃度を一定にするという形で
行われている。
【0015】自動濃度コントロールでは、まず感光体ド
ラム41の表面に濃度コントロールの基準となる基準ト
ナー像を形成し、感光体ドラム41近傍に設けられたA
IDCセンサ210によって、基準トナー像からの反射
光量を検出して基準トナー像の画像再現濃度を測定す
る。このAIDCセンサ210によって検出された検出
値はプリンタ制御部201に入力され、このAIDCセ
ンサ210からの検出値と所定の数値との比較結果に応
じて、プリンタ制御部201はVG発生ユニット243
及びVB発生ユニット244を駆動する。
【0016】このとき、画像の背景部のカブリや二成分
現像剤におけるキャリアの感光体への付着を防止するた
め、従来では感光体ドラム表面電位V0と現像バイアス
電位VBの差を一定に保ちつつ濃度コントロールを行っ
ていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような濃度コン
トロールを行えば、表面電位VOと現像バイアス電位VB
をマニュアル的又は自動的に変化させることによって、
最大濃度を一定に制御することはできるが、表面電位V
0と現像バイアス電位VBとの差を一定に保ちつつ感光体
ドラム表面電位VOおよび現像バイアスVBを変化させる
と、上記γ特性が大きく影響を受けるという問題があっ
た。すなわち、使用環境に応じてV0,VBを変化させて
濃度コントロールを行った場合にγ特性自体が大きく変
化するために、原稿に対して常に一定の階調再現性を持
った再現画像を得ることができないという問題があっ
た。
【0018】一方、上記のものでは最大濃度を一定に制
御することはできるが、感光体ドラム41の疲労、製造
のむら、温度や湿度の変化による感光体ドラム41の感
度特性の変化露光量の変化、あるいは湿度や用紙の種類
による転写効率の変化等のパラメータの変化に基づく画
像再現のプロセス条件の変化により、レーザダイオード
露光量レベルを0から大きい方向に変化したときに始め
て画像が再現される画像再現開始光量が変動する。これ
によって、再現可能な階調数が変化し、特に、人間の目
が敏感な低濃度部における画質の変化が大きくなる。
【0019】このような問題を解消するため、温度依存
性感光体の温度を検出する温度検出手段を備えて、温度
変化に対して感光体の表面電位が変化しないように制御
したり、感光体に対する露光量を制御するといった対策
が講じられている(例えば、特開昭54−73055号
公報、特開昭52−138133号公報参照)。
【0020】しかしながら、強度変調露光では、実測さ
れた感光体の電位と現像に寄与する電位とは異なってお
り、感光体の電位の実測値に基づいて感光体の表面電位
や露光量を制御しても、原稿に対して、常に、一定の階
調再現性を得ることができないという問題があった。
【0021】本願の請求項1及び請求項2に係る発明の
目的は、温度、湿度あるいは感光体の表面電位が変化し
て感光体の感度特性が変化しても、原稿に対して常に一
定の階調再現性を得ることができるようにしたデジタル
画像形成装置を提供することである。
【0022】また、本願の請求項3に係る発明の目的
は、さらに、光学ユニットのロット差による階調再現性
の変化を吸収するようにしたデジタル画像形成装置を提
供することである。
【0023】本願の請求項3および請求項4に係る発明
の目的は、さらに、帯電ユニットのロット差による階調
再現性の変化を吸収するようにしたデジタル画像形成装
置を提供することである。
【0024】本願の請求項5に係る発明の目的は、感光
体のロット差による階調再現性の変化を吸収するように
したデジタル画像形成装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体の感度
特性に関する以下の考察に基づいてなされたものであ
る。
【0026】図8は、上述の「従来の技術」の項におい
て図6を用いて説明した、感光体ドラム41が矢印Aで
示す向きに回転し、レーザビーム2がドラム表面を矢印
xで示す主走査方向には連続して走査し、また、矢印y
で示す副走査方向には、例えば1/300インチの副走
査ピッチで順次走査する、レーザビーム2による強度変
調露光を行っている状態を示している。
【0027】このときの感光体ドラム41の表面におけ
る露光量分布を模式的に示せば図9のようになる。
【0028】ところで、一様露光下での感光体の光減衰
曲線は、一般に次の数1により表される。
【0029】
【数1】
【0030】ただし、上記数1において、V0は帯電電
位、VRは残留電位、kは感度定数である。
【0031】これに対し、図9のような強度変調露光下
では、単に、感度定数kの変化でなく、露光量を大きく
していったときの電位の落ち込みが悪く、いわゆるすそ
ひきが大きくなる。このすそひきの原因は、副走査方向
にもつ露光量分布によるものと考えられる。
【0032】以下では、レーザビーム2のレーザスポッ
トがガウス分布を有しているとして、強度変調下での中
間調の潜像解析を行う。強度変調下でのハーフトーンの
潜像解析では、・副走査方向の露光量分布のみを考え
る。・変調によるレーザスポットの形状の変化はない。
という点で、解析が容易である。
【0033】平均光量iを越えたときの主走査方向x、
副走査方向yの光量分布ρ(i,x,y)は、次の数2
によって表される。
【0034】
【数2】
【0035】数2において、ρaは正規化された副走査
方向の光量分布であり、潜像電位の分布は、数2を数1
に代入して、次の数3のように求められる。
【0036】
【数3】
【0037】図10は、副走査方向yの光量分布、図1
1は潜像電位分布をそれぞれ計算した結果を示してい
る。
【0038】図11の潜像電位分布を平均し、平均光量
についてプロットすると、図12において一点鎖線で示
すようになる。平均電位と観測された光減衰曲線とは一
致しない。これに対して図12の点線は、潜像電位分布
の最大値と最小値の中間値を平均光量iについてプロッ
トしたグラフであり、三角形のドットで示す観測値と非
常によく一致した。このことは、感光体の固体差、プリ
ントヘッドにおけるスポット径の差に対しても、成立す
ることが確認され、強度変調露光で観測される「みかけ
の」光減衰曲線は、次の数4でよく近似される。なお、
図12において、実線は、一様露光の場合の光減衰曲線
である。
【0039】
【数4】
【0040】数4において、a,bは、ρa(y)にお
ける最大値、最小値であり、レーザスポット径により決
定される。
【0041】一方、強度変調露光では、ハーフトーンが
テクスチャを持たないことから、ハーフトーン濃度、ト
ナー付着量によってのみ決定される。トナー付着量を決
定するパラメータとしては、「みかけの」光減衰曲線か
ら求めた現像電位(VI−VB)よりも、電位分布の平均
値から求めた現像電位のほうが、図13に示すように、
原点を通る直線となる点で適していた。
【0042】潜像電位分布の平均値から求められる光減
衰曲線を「実効」光減衰曲線と呼び、次の数5で定義し
た。
【0043】
【数5】
【0044】ただし、数5において、dは副走査ピッチ
である。
【0045】光量分関数をaからbまでのフラットな分
布として近似すると、次の数6も近似式としてよく成立
する。
【0046】
【数6】
【0047】実効光減衰曲線から、現像トナー量を決め
る実効現像電位を求める。現像が開始されるのは、露光
量の極大値aiにおける電位が現像バイアス電位VB
下回ったときからであり、露光量が極小値biの電位が
現像バイアスを下回るまでの間は、現像バイアスを越え
た部分にだけトナーが付着する。この状態を図14にお
いて斜線を付した部分で示す。すなわち、実効現像電位
は、V(c)=VBとなる光量をcとして、次の数7か
ら数9であらわされる。
【0048】c>aiのとき、
【0049】
【数7】
【0050】ai>c>biのとき、
【0051】
【数8】
【0052】bi>cのとき、
【0053】
【数9】
【0054】感光体ドラム41の表面電位V0、現像バ
イアス電位VBを変化させて、階調再現性を、上記数7
から数9により求めた実効現像電位とみかけの現像電位
について比較してみると、実効現像電位ΔVefは、現像
トナー量を決定するパラメータとして良好なパラメータ
であることがわかった。
【0055】そして、上記数1及び数7ないし数9か
ら、実効現像電位ΔVefは、極大値a,感度定数k及び
残留電位VRの関数となっている。
【0056】上記から、強度変調下での感光体ドラム4
1の変調特性は、残留電位VR,感度定数k及び光量分
布定数aによって決定される。このうち、残留電位VR
と感度定数kは感光体ドラム41の感度特性を規定し、
感光体ドラム41周辺の温度及び湿度により求められ
る。また、光量分布定数aはレーザビーム2の光学系の
関数であり、温度及び湿度の変化による光学系の構成要
素の吸湿、膨張あるいは収縮による歪みの影響を受け
る。
【0057】本発明は、光減衰曲線及び実効現像電位に
関する上記考察に基づいてなされたものである。
【0058】すなわち、本願の請求項1に係る発明は、
再現される画像において所定の階調特性が得られるよう
に予め決められた階調補正データを用いて入力された画
像情報に対して階調補正を行う階調補正手段と、照射面
にて光の強度がガウス分布を有し、上記階調補正手段か
ら出力される画像情報に応じた光量で感光体に光を照射
する露光手段とを備えた反転現像系電子写真式のデジタ
ル画像形成装置において、上記感光体周辺の温度及び湿
度を検出する温湿度検出手段と、この温湿度検出手段か
ら出力する感光体周辺の温度及び湿度信号に基づいて上
記感光体の感度特性を予測し、上記露光手段の最大露光
量、バイアス電圧及びγ補正テーブルを修正する制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0059】本願の請求項2に係る発明は、再現される
画像において所定の階調特性が得られるように予め決め
られた階調補正データを用いて入力された画像情報に対
して階調補正を行う階調補正手段と、照射面にて光の強
度がガウス分布を有し、上記階調補正手段から出力され
る画像情報に応じた光量で感光体に光を照射する露光手
段とを備えた反転現像系電子写真式のデジタル画像形成
装置において、少なくとも上記感光体の表面電位、露光
電位及び残留電位を検出する電位検出手段と、この電位
検出手段からの出力信号から露光量、現像バイアス電圧
及びγ補正に対する補正項をそれぞれ算出し、算出され
た補正項に基づいて露光量、現像バイアス電圧もしくは
感光体の表面電位、γ補正テーブルの補正を行う制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0060】本願の請求項3に係る発明は、請求項1も
しくは請求項2に係る発明において、上記感光体に露光
を行う光学ユニットのロット差による補正データを記憶
する光学ユニット補正データ記憶手段を備え、上記制御
手段が光学ユニット補正データ記憶手段からの補正デー
タに基づいてγ補正テーブルを修正することを特徴とす
るものである。
【0061】本願の請求項4に係る発明は、請求項1な
いし3のいずれか1項に記載の発明において、上記感光
体を帯電させる帯電ユニットのロット差による補正デー
タを記憶する帯電ユニット補正データ記憶手段を備え、
上記制御手段が帯電ユニット補正データ記憶手段からの
補正データに基づいて現像バイアス電圧を補正すること
を特徴とするものである。
【0062】本願の請求項5に係る発明は、請求項1な
いし4のいずれか1項に記載の上記感光体のロット差に
よる補正データを記憶する感光体補正データ記憶手段を
備え、上記制御手段が感光体補正データ記憶手段からの
補正データに基づいて露光量を補正することを特徴とす
るものである。
【0063】
【作用】感光体周辺の温度及び湿度を検出し、あるいは
感光体の表面電位、露光電位及び残留電位を検出し、こ
の検出結果に基づいて、感光体の感度特性を予想し、あ
るいは検出した感光体の表面電位、露光電位及び残留電
位から、露光量、現像バイアス電圧もしくは感光体の表
面電位、γ補正テーブルの補正を行なう。
【0064】
【実施例】以下に、添付の図面を参照して本発明に係る
一実施例のデジタルカラー複写機について以下の順序で
説明する。
【0065】(a)デジタルカラー複写機の構成 (b)画像信号処理 (c)反転現像系電子写真プロセスにおける自動濃度制御
と階調補正及びプリンタ制御のフロー
【0066】(a)デジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機の
全体構成を示す断面図である。このデジタルカラー複写
機は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100と、
このイメージリーダ部100で読み取った画像を再現す
る複写部200とに大きく分けられる。
【0067】イメージリーダ部100において、スキャ
ナ10は、原稿を照射する露光ランプ12と、原稿から
の反射光を集光するロッドレンズアレー13、及び集光
された光を電気信号に変換する密着型のCCDカラーイ
メージセンサ14を備える。スキャナ10は、原稿読取
時にはモータ11により駆動されて、矢印の方向(副走
査方向)に移動し、プラテン15上に載置された原稿を
走査する。露光ランプ12で照射された原稿面の画像
は、イメージセンサ14で光電変換される。イメージセ
ンサ14により得られたR,G,Bの3色の多値電気信号
は、画像信号処理部20により、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかの8ビッ
トの階調データに変換され、同期用バッファメモリ30
に記憶される。
【0068】次いで、複写部200において、プリント
ヘッド部31は、入力される階調データに対して感光体
の階調特性に応じた階調補正(γ補正)を行った後、補正
後の画像データをD/A変換してレーザダイオード駆動
信号を生成して、この駆動信号により半導体レーザを発
光させる(図5参照)。
【0069】階調データに対応してプリントヘッド部3
1から発生されるレーザビームは、反射鏡37を介し
て、回転駆動される感光体ドラム41を露光する。感光
体ドラム41は、1複写ごとに露光を受ける前にイレー
サランプ42で照射され、帯電チャージャ43により一
様に帯電されている。この状態で露光を受けると、感光
体ドラム41上に原稿の静電潜像が形成される。シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー現像機45
a〜45dのうちいずれか一つだけが選択され、感光体ド
ラム41上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像
は、転写チャージャ46により転写ドラム51上に巻き
つけられた複写紙に転写される。また、感光体ドラム4
1上の所定領域に所定光量で露光をうけて現像された基
準トナー像のトナー付着量は、AIDCセンサ210に
より光学的に検知される。すなわち、基準トナー像に斜
めから光が入射され、基準トナー像からの反射光が検出
される。上記トナー付着量はトナー像からの反射光強度
から測定される。
【0070】上記印字過程は、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色につ
いて繰り返して行われる。このとき、感光体ドラム41
と転写ドラム51の動作に同期してスキャナ10はスキ
ャン動作を繰り返す。その後、複写紙は、分離爪47を
作動させることによって転写ドラム51から分離され、
定着装置48を通って定着され、排紙トレー49に排紙
される。なお、複写紙は用紙カセット50より給紙さ
れ、転写ドラム51上のチャッキング機構52によりそ
の先端がチャッキングされ、転写時に位置ずれが生じな
いようにしている。
【0071】図1のデジタルカラー複写機のイメージリ
ーダ部100のイメージリーダ制御系の全体ブロック図
を図2に示す。
【0072】イメージリーダ部100はイメージリーダ
制御部101により制御される。イメージリーダ制御部
101は、プラテン15上の原稿の位置を示す位置検出
スイッチ102からの位置信号によって、ドライブ入出
力装置(以下、ドライブI/Oという。)103を介し
て露光ランプ12を制御し、また、ドライブI/O10
3及びパラレル入出力インターフェース装置(以下、パ
ラレルI/Oという。)104を介してスキャンモータ
ドライバ105を制御する。スキャンモータ11はスキ
ャンモータドライバ105により駆動される。
【0073】一方、イメージリーダ制御部101は、画
像制御部106とバスを介して接続されている。画像制
御部106はCCDカラーイメージセンサ14および画
像信号処理部20のそれぞれとバスを介して互いに接続
されている。イメージセンサ14からの画像信号は、画
像信号処理部20に入力されて処理され、次のプリンタ
制御部201に出力される。
【0074】図1のデジタルカラー複写機の複写部20
0のプリンタ制御系の全体ブロック図を図3に示す。
【0075】図3に示すように、複写部200には、複
写動作一般の制御を行うプリンタ制御部201が備えら
れる。
【0076】CPUを備えるプリンタ制御部201に
は、制御用のプログラムが格納された制御ROM202
と、γ補正データを含むγ補正テーブルなどの各種デー
タが格納されたデータROM203とが接続される。プ
リンタ制御部201は、これらROM202,203の
データによってプリント動作の制御を行う。
【0077】プリンタ制御部201には、図6に示す感
光体ドラム41の表面電位VOを検知するVOセンサ4
4、感光体ドラム41の表面に付着する基準トナー像の
トナー付着量を光学的に検出するAIDCセンサ21
0、トナー現像機45a〜45d内におけるトナー濃度を
検出するATDCセンサ211、温度センサ212およ
び湿度センサ213の各種センサからのアナログ信号が
入力される。
【0078】上記プリンタ制御部201にはまた、かぶ
り除去のレベルを設定するための2ビットのかぶり入力
スイッチ214と、各色のカラーバランスレベルを設定
するための各4ビットのカラーバランススイッチ216
と、感光体特性のロット依存性を表す3ビットの感光体
ロットスイッチ218が、それぞれI/O215,21
7,219を介して接続される。4ステップのかぶり入
力値は、本実施例ではディップスイッチによりサービス
マンまたはユーザが設定するが、操作パネル221から
パラレルI/O222を介して入力してもよい。
【0079】また、図7に示す操作パネル221でのキ
ー入力によって、パラレルI/O222を介して、プリ
ンタ制御部201に各種データが入力される。図7にお
いて、露光レベルキー5は、露光レベルを3段階で切り
替える。階調調整キー6は、ユーザが所望の階調を有す
る再現画像を選択するためのキーである。この階調調整
キー6により設定された階調が階調表示部6aで表示さ
れる。
【0080】枚数キー7は、コピー枚数を設定するため
のキーで、アップキー7aとダウンキー7bとがあり、
コピー設定枚数は、表示部7cにより表示される。スタ
ートキー8は、コピースタートさせるためのキーで、コ
ピー動作中に、発光ダイオード8aが点灯する。発光ダ
イオード9aないし9cは、上記露光レベルキー5によ
る設定内容を表示する。
【0081】プリンタ制御部201は、各センサ44,
210〜213、操作パネル221、各入力スイッチ2
14,216,218、およびデータROM203から
のデータによって、制御ROM202の内容に従って、
複写制御部231と表示パネル232とを制御し、さら
に、AIDCセンサ210による自動、もしくは操作パ
ネル221への入力による手動の濃度コントロールを行
うため、パラレルI/O241およびドライブI/O2
42を介して帯電チャージャ43のグリッド電位VG
発生するVG発生ユニット243および現像機45a〜4
5dの現像バイアス電位VBを発生する現像バイアス発生
ユニット244を制御する。
【0082】プリンタ制御部201は、また、イメージ
リーダ部100の画像信号処理部20と画像データバス
で接続されており、画像データバスを介して受信される
画像濃度信号に基づいて、γ補正テーブルの格納されて
いるデータROM203の内容を参照してドライブI/
O261およびパラレルI/O262を介して半導体レ
ーザドライバ263を制御している。半導体レーザ26
4は半導体レーザドライバ263によって、その発光が
駆動される。階調表現は、半導体レーザ264の発光強
度の変調により行う。
【0083】(b)画像信号処理 次に、図4を参照して、CCDカラーイメージセンサ1
4からの出力信号を処理して階調データを出力する読取
信号処理について説明する。
【0084】画像信号処理部20においては、CCDカ
ラーイメージセンサ14によって光電変換された画像信
号は、A/D変換器21でR,G,Bの多値デジタル画像
データに変換される。この変換された画像データはそれ
ぞれ、シェーディング補正回路22でシェーディング補
正される。このシェーディング補正された画像データは
原稿の反射光データであるため、log変換回路23によ
ってlog変換を行って実際の画像の濃度データに変換さ
れる。さらに、アンダーカラー除去・黒加刷回路24
で、余計な黒色の発色を取り除くとともに、真の黒色デ
ータKをR,G,Bデータより生成する。そして、マスキ
ング処理回路25にて、R,G,Bの3色のデータがY,
M,Cの3色のデータに変換される。こうして変換され
たY,M,Cデータにそれぞれ所定の係数を乗じる濃度補
正処理を濃度補正回路26にて行い、空間周波数補正処
理を空間周波数補正回路27において行った後、プリン
タ制御部201に出力する。
【0085】プリンタ制御部201における画像データ
処理を示す図5において、画像信号処理部20からの8
ビットの画像データは、インターフェース部251を介
して、ファーストイン・ファーストアウトメモリ(以
下、FIFOメモリという。)252に入力される。こ
のFIFOメモリ252は、主走査方向の所定の行数分
の画像の階調データを記憶することができるラインバッ
ファメモリであり、イメージリーダ部100と複写部2
00との動作クロック周波数の相違を吸収するために設
けられる。FIFOメモリ252のデータは、γ補正部
253に入力される。後述するように、データROM2
03のγ補正テーブルのγ補正データがプリンタ制御部
201内のレーザ露光制御部220からγ補正部253
に送られ、γ補正部253は、入力データ(ID)を補
正して出力レベルをD/A変換部254に送る。
【0086】D/A変換部254は、入力されたデジタ
ルデータをアナログ電圧に変換した後、変換後のアナロ
グ電圧を増幅器255、可変減衰器266、ドライブI
/O261及び半導体レーザドライバ263を介して、
半導体レーザダイオードLDを有する半導体レーザ26
4に出力し、これによって、半導体レーザ264を上記
デジタルデータに対応した強度で発光させる。ここで、
可変減衰器266の減衰量は、レーザ露光制御部220
から入力されるゲイン切換信号に応じて8段階で変化さ
れ、これによって、半導体レーザ264が発光するレー
ザ光の電力が8段階で変化される。
【0087】さらに、クロック発生器270a,270
bは互いに異なるクロック周波数を有する各クロック信
号を発生し、それぞれスイッチSWのa側、b側及びパ
ラレルI/O262を介して半導体レーザドライバ26
3に出力する。なお、スイッチSWは、レーザ露光制御
部220から出力されるクロック切換信号によって切り
換えられ、これによって、上記各クロック信号が選択的
に半導体レーザドライバ263に入力される。
【0088】(c)反転現像系電子写真プロセスにおける
自動濃度制御と階調補正以下、反転現像系電子写真プロ
セスにおける自動濃度制御と階調補正について、5つの
実施例について説明する。
【0089】実施例1 表1は、本実施例において設定されるバイアス電圧VB
と感光体ドラム41の表面電位V0の組(VB,V0)の
データ例を示す。なお、本実施例において、現像バイア
ス電位VBは負であるが、表1では、簡単のため絶対値
で示されている。
【0090】
【表1】
【0091】表1において、「検出されたトナー付着
量」は、基準トナー像の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ210によって測定
されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナー
付着量を現像電圧で割った除算値で定義される。また、
目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔVd
(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付着
量を現像効率で割った除算値で定義される。本実施例に
おいては、目標のトナー付着量は、1mg/cm2であ
り、表1において、このときの設定現像電圧ΔVdを示
している。
【0092】表1に示すように、AIDCセンサ210
の検出値は、その大きさを基に、最左欄に示す0〜11
の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各濃度検出レ
ベルLBAに対応して、グリッド電位VGを500Vか
ら1000Vまで(VGトランスの入力ステップVGSで
は、ステップ3からステップ25まで)変化させ、ま
た、現像バイアス電位VBを280Vから710Vまで
(VBトランスの入力ステップVBSでは、ステップ3か
らステップ25まで)変化させるとともに、各濃度検出
レベルLBAに対応してそれぞれ、上記のように低濃度
部のγ特性に対して改善されたγ補正テーブルを作成す
るためのシフト値Gを出力する。本実施例においては、
濃度検出レベルLBAが0から11までに対応して合計
12個の改善されたγ補正テーブルを予めデータROM
203に格納するのではなく、データROM203に
は、LBAレベル7に対する、基準のγ補正テーブルT
6の1本分のみを格納する。ほかのLBAレベルに対し
ては、LBAレベル7の基準のγ補正テーブルT6にシ
フト値を代数的に加算することによって作成される。
【0093】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。
【0094】本実施例の反転現像系電子写真プロセスに
おいては、画像再現濃度は、感光体ドラム41の表面電
位V0と現像バイアス電位VBにより自動的に制御され
る。本実施例では、感光体ドラム41の表面電位V
0は、グリッド電位VGにより制御しているが、これには
限定されない。
【0095】一方、所定の露光量での画像へのトナー付
着量はAIDCセンサ210により検出される。すなわ
ち、本実施例においては、グリッド電位VG=660
V、現像バイアス電位VB=4200V、LD露光量レ
ベルEXL=100の条件(以下、基準トナー像の作像
条件という。このとき、レーザ露光後の表面電位VI
300Vであり、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100
Vである。)のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の
基準となる基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近
傍に設けられたAIDCセンサ210によって、基準ト
ナー像の正反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの
検出信号はプリンタ制御部201に入力され、ここで両
検出信号の差からトナー付着量が求められ、このトナー
付着量から上記基準トナー像の濃度が測定される。本実
施例では、感光体ドラム41の感度特性を予測して、基
準トナー像の作像条件も、感光体ドラム41の特性に対
応して変えることにより、AIDCセンサに係る信頼性
を改善している。
【0096】そこで、この検出値に対応して、感光体ド
ラム41の表面電位VO、すなわちグリッド電位VGと現
像バイアス電位VBを変化させれば最大濃度レベルでの
トナー付着量を一定に保つ自動濃度制御を行うことがで
きる。
【0097】このときに、選択された(V0,VB)の組
に対して、階調の修正データによる修正がかかる前の基
準となるγ補正テーブルを選ぶためのγ補正係数Gが出
力される。γ補正係数Gは、LBAレベル7に対応する
基準のγ補正テーブルに対するシフト値で、画像再現開
始光量の差を意味する。
【0098】次に、γ修正処理について説明する。本実
施例では、AIDC動作によって選択されたγ補正係数
Gに対して、図7に示す操作パネル221の階調調整ス
イッチ225等からの修正係数PG、あるいは温度セン
サ212,湿度センサ213の出力による修正係数をS
Gを代数的に加算して、最終的にγ補正テーブルを作成
する。
【0099】すなわち、図15に示すように、図7に示
す操作パネル221の階調調整スイッチ225からのユ
ーザの選択、あるいはサービスマンによるディップスイ
ッチ等の切換もしくはそれらの両方を足し合わせた信号
PG及びV0センサ44又は温度センサ212、湿度セ
ンサ213又はその両方から出力される信号SGを取り
込んで、さきのγ補正係数Gに加算することによって、
γ補正テーブルに対する修正係数HGを算出する。
【0100】また、現像バイアス電圧VBに対しても、
次のような修正が行われる。すなわち、AIDC動作に
より選択されたバイアス電圧VBコードVBGに対して、
図16に示すように、次の表2に示すVB修正コードS
B(−2〜+2)を取り込んで加算し、修正された現像
バイアスVBコードHBを算出する。
【0101】
【表2】
【0102】実施例1のプリント制御のフロー 以下に、プリント動作制御のフローについて、図17,
図18を参照して説明する。まず、ステップS1におい
て、プリンタ制御部201内の初期設定を行った後、ス
テップS2において操作パネル221の入力処理を行
う。次いで、ステップS3において操作パネル221の
スタートキーがオンされたか否かを判断する。このステ
ップS3で、上記スタートキー8がオンされていないと
判断される(ステップS3においてNO)と、ステップ
S2の実行に戻り、上記スタートキー8がオンされるま
で待機状態となる。
【0103】上記ステップS3にて、スタートキー8が
オンされたと判断される(ステップS3においてYE
S)と、ステップS4のセンサ入力処理を行なう。
【0104】上記ステップS4にて、温度センサ21
2,湿度センサ213の読取り結果からテーブル処理し
て、残留電位VR,感度係数k,光量分定数aを求め、
それぞれ現像バイアス電位VB,光量、γ補正に対する
修正値をテーブル処理して、RAMに記憶する。
【0105】上記ステップS4のセンサ入力処理を図1
9に示す。まず、温度センサ212、湿度センサ213
が検出する感光体ドラム41の温湿度を入力し、次の表
3に従って3ビットの感光体ドラム41の感光体感度修
正データSPとγ補正修正データSG,現像バイアス電
位VB補正データSBとして記憶する(ステップS4−
1)。さらに、その他のセンサが検出するデータを記憶
し(ステップS4−2)リターンする。
【0106】
【表3】
【0107】ステップS5のスイッチ入力処理では、デ
ィップスイッチと図7に示す操作パネル221の階調調
整スイッチ225からの入力信号に対応する修正コード
がプリンタ制御部201内のRAM内に取り込まれる。
【0108】上記ステップS5の実行後、図20に示す
ステップS6の半導体レーザパワー設定処理が実行され
る。このステップS6では、まず、LLOT(感光体ロ
ットスイッチコード)とSP(温湿度から求められる感
光体の感度修正値データ)を加算し、3ビットの加算パ
ワーコード(LPOW)として記憶する(ステップS6
−1)。次に、パワーコードLPOWが7(最大値)以
上であるか否かを判定し(ステップS6−2)、7以上
であればパワーコードLPOWを7とする(ステップS
6−3)。次に、表4に示すLPOWコードに基づき、
ゲインを切り換え(ステップS6−3)、リターンす
る。
【0109】
【表4】
【0110】次に、図17のステップ7にて、RAM内
に記憶されたVB修正コードSBをAIDC処理時の標
準VBコードに加算してAIDC動作時のVBを決定す
る。
【0111】ステップS8にて、RAM内に記憶された
γ補正テーブル修正コードSGをAIDC処理時の光量
レベル(標準=120)に加算して、検出画像パターン
の光量を決定する。
【0112】次いで、ステップS9にて、AIDC処理
が実効される。このAIDC処理においては、グリッド
電位VGと現像バイアス電位VB及びパターン光量をそれ
ぞれ修正された標準値に設定した後、感光体ドラム41
上に所定の検出パターンを作成して、その画像パターン
のトナー付着量を、AIDCセンサ210によって測定
し、プリンタ制御部のRAMに取り込む。
【0113】次に、ステップS10が実行され、γ補正
テーブル選定処理が行われ、上記ステップS9のAID
C測定処理において測定されたトナー付着量に対応する
濃度検出レベルLBAに基づいて、表1からグリッド電
位VGと現像バイアス電位VBとγ補正シフト値Gを選定
する。
【0114】次いで、ステップS11で、操作パネル2
21からの修正コードPG,SGをGに加算して、修正
係数HGを求めて基準のγ補正テーブルにHGを加算す
ることで、補正テーブルを作成する。現像バイアス電位
Bも、AIDC処理で選択されたVBコードVBGにセ
ンサレベルSBを加算して、修正されたコードHBを求
める。
【0115】さらに、ステップS12にて、上記で選択
されたグリッド電位VGと現像バイアス電位VBとγ補正
テーブルに基づいて公知の複写動作が行われる。
【0116】次いで、ステップS13において、複写動
作が終了したか否かが判断され、終了しているときは、
(ステップS13においてYES)ステップS2に戻
り、一方、終了していないときは(ステップS13にお
いてNO)ステップS10に戻る。
【0117】上記のように、基準のγ補正特性の代わり
に、基準のγ補正特性のいくつかの変曲点で折れ曲がる
ように折れ線近似した、γ補正特性の折れ線特性をγ補
正特性として用いてもよい。この場合、γ補正特性の折
れ線の折れ曲がり点におけるγ補正データのみをデータ
ROMに格納し、各折れ曲がり点間の画像読取データに
対しては、各折れ曲がり点を結ぶ直線で近似的にレーザ
露光量レベルEXLを求めてγ補正処理を行う。従っ
て、データROM203に格納するγ補正データを大幅
に削減できるという利点がある。
【0118】次に、この折れ線近似を利用した第1実施
例の変形例について説明する。階調特性は、その形状か
ら、少なくとも低濃度部分、最も急激に変化する中間濃
度部分及び高濃度部分の3区間に分けて近似することが
望ましい。従って、少なくとも2個以上の中間点で折れ
線近似する。そこで、本実施例では、入力レベル0〜2
55を10本の折れ線で近似したデータをデータROM
203に記憶する。これにより、メモリ容量は約1/1
0に減少できる。
【0119】入力レベル0〜255を10区間に分ける
ための11個の接点は、低濃度部の再現性を重視して選
択した。具体的には、表5に示すように、低濃度での区
間を増加して、(0,4,8,16,32,64,12
8,160,192,224,255)の点を選択し
た。表5には、これら各点により定まる10区間(N=
1〜10)での各折れ線の傾きa(N)及び接片b
(N)を示す。γ補正部は、HGに対応してデータRO
M203内のγ補正テーブルを書き換えてRAMに記憶
する。
【0120】
【表5】
【0121】HGによるγ補正テーブルの書き換えは、
最初の区間0〜xAに対して、次の数10,数11によ
り行う。
【0122】
【数10】
【0123】
【数11】
【0124】最後の区間xB〜255に対しては、次の
数12,数13により行う。
【0125】
【数12】
【0126】
【数13】
【0127】上記以外の途中の区間に対しては、次の数
14,数15により行う。
【0128】
【数14】
【0129】
【数15】
【0130】これにより、区間xA〜xBに対して、HG
だけ光量を加算した0〜255までの連続した階調カー
ブを作成する。
【0131】上記折れ線近似において、入力レベルXを
受け取ると、そのγ補正テーブルからその値に対応する
区間に対する係数a´(N),b´(N)を読み出し、
演算a´(N)・X+b´(N)を行い、その結果Yを
出力する。例えば表5のγ補正テーブルを用いる場合、
入力レベル=50であれば、区間N=5であり、a
(5)=5とb(5)=24を読み出して、a(5)×
50+b(5)の演算により、変換レベルYを求める。
【0132】以上では、階調補正曲線を折れ線で近似し
たが、階調補正データ数を減少できるような他の近似を
用いてもよい。この場合も、折れ線近似と同様に近似式
を表すデータを記憶すればよい。
【0133】実施例2 表6は、本実施例において設定されるバイアス電圧VB
と感光体ドラム41の表面電位V0の組(VB,V0)の
データ例を示す。なお、本実施例において、現像バイア
ス電位VBは負であるが、表6では、簡単のため絶対値
で示されている。
【0134】
【表6】
【0135】表6において、「検出されたトナー付着
量」は、基準トナー像の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ210によって測定
されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナー
付着量を現像電圧で割った除算値で定義される。また、
目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔVd
(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付着
量を現像効率で割った除算値で定義される。本実施例に
おいては、目標のトナー付着量は1mg/cm2であ
り、表6において、このときの設定現像電圧ΔVdを示
している。
【0136】表6に示すように、AIDCセンサ210
の検出値は、その大きさを基に、最左欄に示す0〜11
の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各濃度検出レ
ベルLBAに対応して、グリッド電位VGを500Vか
ら1000Vまで変化させ、また現像バイアス電位VB
を280Vから710Vまで変化させるとともに、各濃
度検出レベルLBAに対応してそれぞれ、上記のように
低濃度部のγ特性に対して改善されたγ補正テーブルを
作成するためのシフト値Gを出力する。本実施例におい
ては、濃度検出レベルLBAが0から11までに対応し
て合計12個の改善されたγ補正テーブルを予めデータ
ROM203に格納するのではなく、データROM20
3には、LBAレベル7に対する基準のγ補正テーブル
7本分を格納し、7本分のうちの選択された1本のγ補
正テーブルに対してシフト値を加算することによって作
成される。
【0137】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。
【0138】本実施例の反転現像系電子写真プロセスに
おいては、画像再現濃度は、感光体ドラム41の表面電
位V0と現像バイアス電位VBにより自動的に制御され
る。本実施例では、感光体ドラム41の表面電位V
0は、グリッド電位VGにより制御しているが、これには
限定されない。
【0139】一方、所定の露光量での画像へのトナー付
着量はAIDCセンサ210により検出される。すなわ
ち、本実施例においては、グリッド電位VG=660
V、現像バイアス電位VB=420V、LD露光量レベ
ルEXL=100の条件(以下、基準トナー像の作像条
件という。このとき、レーザ露光後の表面電位VI=3
00Vであり、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100V
である。)のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基
準となる基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍
に設けられたAIDCセンサ210によって、基準トナ
ー像の正反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検
出信号はプリンタ制御部201に入力され、ここで両検
出信号の差からトナー付着量が求められ、このトナー付
着量から上記基準トナー像の濃度が測定される。本実施
例では、感光体ドラム41の感度特性を予測して、基準
作像条件を特性にあわせて変えることにより、AIDC
の動作に対する信頼性を向上させている。
【0140】上記基準トナー像の濃度の検出値に対応し
て、感光体ドラム41の表面電位VO、すなわちグリッ
ド電位VGと現像バイアス電位VBを変化させれば最大濃
度レベルでのトナー付着量を一定に保つ自動濃度制御を
行うことができる。
【0141】実施例2のプリント制御のフロー 以下に、プリント動作制御のフローについて、図21及
び図22を参照して説明する。
【0142】まず、ステップS21において、プリンタ
制御部201内の初期設定を行った後、ステップS22
において操作パネル221の入力処理を行う。次いで、
ステップS23において操作パネル221のスタートキ
ー8がオンされたか否かが判断される。このステップS
23で、上記スタートキー8がオンされていないと判断
される(ステップS23においてNO)と、ステップS
22の実行に戻り、上記スタートキー8がオンされるま
で待機状態となる。
【0143】上記ステップS23にて、スタートキー8
がオンされたと判断される(ステップS3においてYE
S)と、ステップS24のセンサ入力処理を行なう。
【0144】上記ステップS24にて、図25に示すよ
うに、温度センサ212,湿度センサ213の読取り結
果からテーブル処理して、残留電位VR,感度係数k,
極大値aを求め、kからγ補正テーブルの種類を選択す
るコードを作成し、残留電位VR,感度定数kからγ補
正に対する修正値を作成して記憶する。
【0145】すなわち、上記ステップS24では、図2
3に示すように、温度センサ212及び湿度センサ21
3の読取結果から次の表7に従って、3ビットの感光体
感度修正データSP,SSとγ補正修正データSGとし
て記憶する(ステップS24−1)。さらに、その他の
センサが検出するデータを記憶し(ステップS24−
2)リターンする。
【0146】
【表7】
【0147】次に、ステップS25のスイッチ入力処理
が実行され、ディップスイッチと図7に示す操作パネル
221の階調調整スイッチ225からの入力信号に対応
する修正コードがプリンタ制御部201内のRAM内に
取り込まれる。
【0148】上記ステップS25の実行後、図21に示
すステップS26のγ種類選定処理が実行される。この
ステップS26を実施例1の図24を使用して説明する
と、まず、LLOT(感光体ロットスイッチコード)と
SS(感光体ドラム41の感度修正値データ)を加算
し、3ビットの加算γ選定コード(HS)として記憶す
る(ステップS27−1)。加算γ選定コード(HS)
及びLOTランクによるγ種類設定レベルを次の表8,
表9にそれぞれ示す。
【0149】
【表8】
【0150】
【表9】
【0151】次に、パワーコードHSが7(最大値)以
上であるか否かを判定し(ステップS27−2)、7以
上であればパワーコードHSを7とする(ステップS2
7−3)。次に、HSコードに基づき、γ補正テーブル
T0〜T7を選択してリターンする。
【0152】そして、図21の光量レベル設定処理(ス
テップS27)が実行され、図26に示すように、選択
されたγ補正テーブルによって、入力レベルLI=14
0に対して光量変換を行い、L0を得る。これによっ
て、感度定数kに対する光量の補正ができる。さらに、
上記ステップS24とステップS25で記憶されたγ補
正修正データSG,PGをL0に加算することによっ
て、LD露光量レベルXEL1を求める。
【0153】プリントスイッチ8がオンされたとき、図
22のステップS28において、AIDC処理が実行さ
れる。このAIDC処理においては、グリッド電位VG
と現像バイアス電位VBをそれぞれ所定の標準値に設定
した後、感光体ドラム41上に修正された光量で検出画
像パターンを作像して、その画像パターンのトナー付着
量により画像再現濃度を、AIDCセンサ210によっ
て測定し、プリンタ制御部201内のRAMに取り込
む。
【0154】次いで、ステップS29が実行され、γ補
正テーブル及びVG,VB選定処理が行われ、上記ステッ
プS28のAIDC測定処理において測定されたトナー
付着量に対応する濃度検出レベルLBAに基づいて、表
6からグリッド電位VGと現像バイアス電位VBとγ補正
シフト値Gを選択する。
【0155】次いで、ステップS31で、パネルからの
修正コードPG,センサからの修正コードSGをγ補正
シフト値Gに加算して、修正係数HGを求めて上記ステ
ップS26で選択したγ補正テーブルにHGを加算する
ことにより補正テーブルを作成する。さらに、ステップ
S31において、上記選択されたグリッド電位VGと現
像バイアス電位VBとγ補正テーブルに基づいて公知の
複写動作が行われる。
【0156】次いで、ステップS32において、複写動
作が終了したか否かが判定され、終了しているときは
(ステップS32においてYES)、ステップS22に
戻る。一方、ステップS11において、複写動作が終了
していないと判定されたときは(ステップS32におい
てNO)、ステップS29に戻る。
【0157】実施例3 この実施例は、耐刷による露光量の極大値am、感度定
数k,残留電位VRの変動を、耐刷枚数でカウントして
補正するものである。
【0158】耐刷で変動するのは、感度定数kと残留電
位VRである。感度定数kは感光体ドラム41の耐刷枚
数に対して緩やかに大きくなる。また、残留電位VR
感光体ドラム41の耐刷枚数に対して緩やかに大きくな
る要素と、連続コピー時の急激な変動要素とを持ってい
る。
【0159】そこで、感光体ドラム41の耐刷量を記憶
する感光体ドラムカウンタ(図示せず。)と、連続耐刷
枚数を記憶する連続コピーカウンタ(図示せず。)とを
設け、図27から図29に示すフローによる制御を行な
う。図27から図29のフローでは、ステップS41な
いしステップS50が、耐刷枚数のカウントによる補正
を、図21,図22のフローに付け加えられている。
【0160】上記感光体ドラムカウンタは、バックアッ
プ電源によりバックアップされており、本体電源がOF
Fしても記憶内容は保持され、感光体ドラム41の交換
時にサービスマンもしくはユーザによって、リセットさ
れる。
【0161】連続コピーカウンタは、連続コピー枚数を
記憶する(本体電源OFFで記憶内容が消去され
る。)。そして、タイマのタイマ値に従って、カウンタ
値が小さくなっていくようにすることで、計算された残
留電位VRを実機特性と合わせるようにする。
【0162】耐刷枚数PKと感度定数k,残留電位VR
の変化を次の表10に示す。
【0163】
【表10】
【0164】また、温度と湿度により選定される連続コ
ピー加算係数CKを次の表11に示す。
【0165】
【表11】
【0166】以上に説明した感光体ドラム41周辺の温
度、湿度データに基づく現像バイアス電位VB,最大光
量Imax,及びγ補正テーブルの補正の過程を模式的
に示せば、図30ないし図33のようになる。
【0167】実施例4 本実施例において設定される(VB,VG)の組のデータ
の例を表12に示す。なお、本実施例において、現像バ
イアス電位VBとグリッド電位VGは負であるあが、表1
2では、簡単のため絶対値で示される。
【0168】
【表12】
【0169】表12において、「検出されたトナー付着
量」は、基準トナー像の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ210によって測定
されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナー
付着量を現像電圧で割った除算値で定義される。また、
目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔVd
(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付着
量を現像効率で割った除算値で定義される。本実施例に
おいては、目標のトナー付着量は、1mg/cm2であ
り、表12において、このときの設定現像電圧ΔVdを
示している。
【0170】表12に示すように、AIDCセンサ21
0の検出値は、その大きさを基に、最左欄に示す0〜1
1の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各濃度検出
レベルLBAに対応して、グリッド電位VGを500V
から1000Vまで変化させ、また現像バイアス電位V
Bを280Vから710Vまで変化させるとともに、各
濃度検出レベルLBAに対応してそれぞれ、上記のよう
に低濃度部のγ特性に対して改善されたγ補正テーブル
を作成するためのシフト値Gを出力する。本実施例にお
いては、濃度検出レベルLBAが0から11までに対応
して合計12個の改善されたγ補正テーブルを予めデー
タROM203に格納するのではなく、データROM2
03には、LBAレベル7に対するγ補正テーブルを露
光量の極大値aの値に対応して5種類格納し、5本のう
ち選択された1本のγ補正テーブルに対してシフト値を
加算することによって作成される。
【0171】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。
【0172】本実施例の反転現像系電子写真プロセスに
おいては、画像再現濃度は、感光体ドラム41の表面電
位V0と現像バイアス電位VBにより自動的に制御され
る。本実施例では、感光体ドラム41の表面電位V
0は、グリッド電位VGにより制御しているが、これには
限定されない。
【0173】一方、所定の露光量での画像へのトナー付
着量はAIDCセンサ210により検出される。すなわ
ち、本実施例においては、グリッド電位VG=660
V、現像バイアス電位VB=420V、LD露光量レベ
ルEXL=100の条件(以下、基準トナー像の作像条
件という。このとき、レーザ露光後の表面電位VI=3
00Vであり、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100V
である。)のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基
準となる基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍
に設けられたAIDCセンサ210によって、基準トナ
ー像の正反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検
出信号はプリンタ制御部201に入力され、ここで両検
出信号の差からトナー付着量が求められ、このトナー付
着量から上記基準トナー像の濃度が測定される。本実施
例では、感光体ドラム41の感度を測定して、基準トナ
ー像の作像条件も、その特性に合わせて変えることによ
り、AIDC動作に対する信頼性を改善している。
【0174】そこで、この検出値に対応して、感光体ド
ラム41の表面電位VO、すなわちグリッド電位VGと現
像バイアス電位VBを変化させれば最大濃度レベルでの
トナー付着量を一定に保つ自動濃度制御を行うことがで
きる。
【0175】実施例4のプリント制御のフロー 以下に、プリント動作制御のフローについて、図34及
び図35を参照して説明する。
【0176】まず、ステップS51において、プリンタ
制御部201内の初期設定を行った後、ステップS52
において操作パネル221の入力処理を行う。次いで、
ステップS53において操作パネル221のスタートキ
ー8がオンされたか否かが判断される。このステップS
53で、上記スタートキー8がオンされていないと判断
される(ステップS53においてNO)と、ステップS
52の実行に戻り、上記スタートキー8がオンされるま
で待機状態となる。
【0177】上記ステップS53にて、スタートキー8
がオンされたと判断される(ステップS53においてY
ES)と、ステップS54のセンサ入力処理を行なう。
【0178】上記ステップS54にて、図36に示すフ
ローに従って、次の処理が実行される。ステップS71
にて、露光量=0でV0を求める。ステップS72に
て、露光量小でVi1を求める。ステップS73にて、最
大露光量でVi2を求める。ステップS74にて、帯電チ
ャージャ43をOFFして残留電位VRを求める。ステ
ップS75にて、既に述べた数1に基づいて感度定数k
を求める。ステップS76にて、数1ないし数9に基づ
いて光量分布定数aを求める。ステップS77にて、上
で求めた感度定数kから、光量修正値SPをテーブル選
択する。ステップS78にて、上で求めたa値から、γ
補正テーブルの種類を選択するコードSSをテーブルで
選択する。あるいは、簡略法では、上記a値から、γ補
正テーブルの修正データSG1を選択する。ステップS
79にて、上記残留電位VRから現像バイアス電位VB
修正データSBをテーブル選択する。あるいは、γ補正
テーブルの修正データSG2でもよい。ステップS80
にて、表面電位V0,残留電位VRからグリッド電位VG
の修正データSVをテーブル選択する。あるいは、γ補
正テーブルの修正データSG3でもよい。
【0179】ここで、ステップS75は、Vi1を得る露
光量として、充分小さい露光量、この場合、最大階調数
を255として、(32/255)×最大露光量以下に
おいて、実機でのレーザダイオード電流と試験機のレー
ザダイオード電流との差が現れない点を利用している。
正確さを要するならば、もっと多くの光量測定点にて多
元的な解析をすれば、正確な値を求めることができる
が、このように簡略化しても、充分な精度を得ることが
でき、プログラムも短くてすむ。
【0180】電位検知のシーケンスを図37に示す。
【0181】上記ステップS55のスイッチ入力処理で
は、ディップスイッチと図7に示す操作パネル221の
階調調整スイッチ225からの入力信号に対応する修正
コードがプリンタ制御部201内のRAM内に取り込ま
れる。
【0182】上記ステップS55の実行後、ステップS
56の半導体レーザパワー設定処理が実行される。この
ステップS56では、ステップS544で得たSP値に
よって、次の表13によって、ゲイン切換をする。
【0183】
【表13】
【0184】次いで、ステップS57にて、ステップS
54にて得たSB値により、次の表14に従い、VB
標準値からSB段切り換える。
【0185】
【表14】
【0186】また、上記ステップS4にて得たSV値に
より、次の表15に従い、VGを標準値からSV段切り
換える。
【0187】
【表15】
【0188】次に、ステップS58にて、図38に示す
処理が行われる。すなわち、上記ステップS54にて選
択されたγ補正テーブルの種類コードSSによって、γ
補正テーブルTssを取り込む。入力レベルLI=14
0に対して、光量変換を行いL0を得る。ステップ55
にて、シフト値SGC=SG1+SG2+SG3が作ら
れていれば、SGと加算して、EXL1を得る。
【0189】プリントスイッチがオンされたとき、図3
5のステップS59において、AIDC処理が実行され
る。このAIDC処理においては、グリッド電位VG
現像バイアス電位VBをそれぞれ修正された標準値似設
定した後、感光体ドラム41上に修正された光量で検出
画像パターンを作像して、その画像パターンのトナー付
着量により画像再現濃度を、AIDCセンサ210によ
って測定し、プリンタ制御部201内のRAMに取り込
む。
【0190】次いで、ステップS60が実行され、γ補
正テーブル選定処理が行われ、上記ステップS56のA
IDC測定処理において測定されたトナー付着量に対応
する濃度検出レベルLBAに基づいて、表12からグリ
ッド電位VGと現像バイアス電位VBとγ補正シフト値G
を選択する。
【0191】次いで、ステップS61で、操作パネル2
21からの修正コードPG,センサからの修正コードS
GをGに加算して、修正係数HGを求めて上記ステップ
S58で選択したγ補正テーブルにHGを加算すること
によって、補正テーブルを作成する。さらに、ステップ
S62において、上記選択されたグリッド電位VGと現
像バイアス電位VBとγ補正テーブルに基づいて公知の
複写動作が行われる。
【0192】次いで、ステップS63において、複写動
作が終了したか否かが判定され、終了しているときは
(ステップS63においてYES)、ステップS52に
戻る。一方、ステップS63において、複写動作が終了
していないと判定されたときは(ステップS63におい
てNO)、ステップS60に戻る。
【0193】実施例5
【0194】本実施例において設定される(VB,VG
の組のデータの例を次の表16に示す。なお、本実施例
において、現像バイアス電位VBTOフリッド電位VG
負であるが、表16では、簡単のため絶対値で示され
る。
【0195】
【表16】
【0196】表16において、「検出されたトナー付着
量」は、基準トナー像の作像条件のもとで作像された基
準トナー像についてAIDCセンサ210によって測定
されたトナー付着量であり、「現像効率」はこのトナー
付着量を現像電圧で割った除算値で定義される。また、
目標のトナー付着量を得るために必要な現像電圧ΔVd
(以下、設定現像電圧という。)は、目標のトナー付着
量を現像効率で割った除算値で定義される。本実施例に
おいては、目標のトナー付着量は、1mg/cm2であ
り、表16において、このときの設定現像電圧ΔVdを
示している。
【0197】表16に示すように、AIDCセンサ21
0の検出値は、その大きさを基に、最左欄に示す0〜1
1の濃度検出レベルLBAに対応させられ、各濃度検出
レベルLBAに対応して、グリッド電位VGを500V
から1000Vまで変化させ、また現像バイアス電位V
Bを280Vから710Vまで変化させる。
【0198】以下、本実施例のデジタルカラー複写機に
ついて本発明に係る濃度コントロール動作について説明
する。
【0199】本実施例の反転現像系電子写真プロセスに
おいては、画像再現濃度は、感光体ドラム41の表面電
位V0と現像バイアス電位VBにより自動的に制御され
る。本実施例では、感光体ドラム41の表面電位V
0は、グリッド電位VGにより制御しているが、これには
限定されない。
【0200】一方、所定の露光量での画像へのトナー付
着量はAIDCセンサ210により検出される。すなわ
ち、本実施例においては、グリッド電位VG=660
V、現像バイアス電位VB=420V、LD露光量レベ
ルEXL=100の条件(以下、基準トナー像の作像条
件という。このとき、レーザ露光後の表面電位VI=3
00Vであり、現像電圧ΔV=│VB−VI│=100V
である。)のもとで、感光体ドラム41の濃度制御の基
準となる基準トナー像を形成し、感光体ドラム41近傍
に設けられたAIDCセンサ210によって、基準トナ
ー像の正反射光と散乱反射光とを検出し、それぞれの検
出信号はプリンタ制御部201に入力され、ここで両検
出信号の差からトナー付着量が求められ、このトナー付
着量から上記基準トナー像の濃度が測定される。本実施
例では、感光体ドラム41の感度を測定して、基準作像
条件も、その特性に合わせて変えることにより、AID
Cの動作に対する信頼性を改善している。
【0201】そこで、この検出値に対応して、感光体ド
ラム41の表面電位VO、すなわちグリッド電位VGと現
像バイアス電位VBを変化させれば最大濃度レベルでの
トナー付着量を一定に保つ自動濃度制御を行うことがで
きる。
【0202】実施例5のプリント制御のフロー以下に、
プリント動作制御のフローについて、図39を参照して
説明する。
【0203】まず、ステップS81において、プリンタ
制御部201内の初期設定を行った後、ステップS82
において操作パネル221の入力処理を行う。次いで、
ステップS83において操作パネル221のスタートキ
ー8がオンされたか否かが判断される。このステップS
83で、上記スタートキー8がオンされていないと判断
される(ステップS83においてNO)と、ステップS
82の実行に戻り、上記スタートキー8がオンされるま
で待機状態となる。
【0204】上記ステップS83にて、スタートキー8
がオンされたと判断される(ステップS73においてY
ES)と、ステップS84のセンサ入力処理を行なう。
【0205】上記ステップS84にて、次の処理が図3
1において説明したフローのステップS81からステッ
プS86まで実行される。
【0206】上記ステップS85のスイッチ入力処理で
は、ディップスイッチと図7に示す操作パネル221の
階調調整スイッチ225からの入力信号に対応する修正
コードがプリンタ制御部201内のRAM内に取り込ま
れる。
【0207】上記ステップS85の実行後、ステップS
86の半導体レーザパワー設定処理が実行される。この
ステップS86では、ステップS84で求めた感光体ド
ラム41の表面電位V0,感度定数k,残留電位VR及び
極大値amを用いて、既に述べた数1ないし数9に基づ
いて、標準作像条件(VG,VB)における実効現像電位
曲線を求める。そして、実効電位ΔVe=100Vにな
る光量tを標準光量として求める。
【0208】スタートキー8のオンにより、ステップS
87において、AIDC処理が実行される。このAID
C処理においては、グリッド電位VGと現像バイアス電
位VBをそれぞれ所定の標準値似設定した後、感光体ド
ラム41上にステップS86で求めた光量tで検出画像
パターンを作像して、その画像パターンのトナー付着量
により画像再現濃度を、AIDCセンサ210によって
測定し、プリンタ制御部201内のRAMに取り込む。
【0209】次いで、ステップS78が実行され、グリ
ッド電位VG,バイアス電位VB選定処理が行われ、上記
ステップS6のAIDC測定処理において測定されたト
ナー付着量に対応する濃度検出レベルLBAに基づい
て、表16からグリッド電位VGと現像バイアス電位VB
を選択する。
【0210】次いで、ステップS89で、作像条件よ
り、次のように、γ補正テーブルを作成する。(1)操
作パネル221からユーザにより指定されるデータPG
から、ROMないに記憶されている、目標とする階調再
現テーブルS0ないしS9からひとつを選択する。階調
再現テーブルS0ないしS9は、折れ線近似法により、
例えば10点の入力濃度データを記憶するだけでよい。
(2)ステップS87で選択されたグリッド電位VG
バイアス電位VBでの実効現像電位ΔVeの曲線を求め
る。(3)実効現像電位ΔVeの曲線から、補正前の階
調再現曲線を求める。(4)上記(1)にて、目標の階
調再現テーブルから、入力データPに対する画像濃度を
得るための露光量を、上記(3)で求めた光量−画像濃
度テーブルから求める。
【0211】ステップS90において、上記選択された
グリッド電位VGと現像バイアス電位VBとγ補正テーブ
ルに基づいて公知の複写動作が行われる。
【0212】次いで、ステップS91において、複写動
作が終了したか否かが判定され、終了しているときは
(ステップS91においてYES)、ステップS82に
戻る。一方、ステップS91において、複写動作が終了
していないと判定されたときは(ステップS11におい
てNO)、ステップS88に戻る。
【0213】なお、上記実施例4,5に対して、連続コ
ピー中も表面電位検出を行うことにより、連続コピー中
の画像変化を抑えることができる。
【0214】また、上記実施例5において、図39のス
テップS90とステップS91との間にさらにセンサ入
力処理を入れてもよい。このとき、極大値amを求める
ステップは省略することができる。
【0215】以上に説明した実施例4及び実施例5にお
いて、感光体ドラム41の表面電位V0,Vi1,Vi2
残留電位VGの補正過程を模式的に示せば、図40,図
41のようになる。
【0216】
【発明の効果】本発明によれば、感光体周辺の温度及び
湿度により、感光体の表面電位、露光電位及び残留電位
が検出されて感光体の感度特性が予想され、その結果に
基づいて最大光量、現像バイアス電位VB,γ補正テー
ブルが補正されるので、感光体の温度及び湿度特性が補
正され、安定した階調再現性を得ることができる。ま
た、本発明によれば、感光体の表面電位の変化が検出さ
れて露光量、現像バイアス電位VB及びγ補正テーブル
の補正が行われるので、感光体の感度変化に対する再現
画像の安定化、感光体の表面電位や光学系に対する補正
も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカラー複写機の一実施例
の全体の構成を示す断面図である。
【図2】図1のデジタルカラー複写機のイメージリーダ
部の制御系のブロック図である。
【図3】図1のデジタルカラー複写機の複写部の制御系
のブロック図である。
【図4】図1のデジタルカラー複写機のイメージリーダ
部の画像信号処理部のブロック図である。
【図5】図3のプリンタ制御部の画像データ処理系のブ
ロック図である。
【図6】図1の感光体ドラムのまわりに配置された装置
を模式的に示す説明図である。
【図7】図1のデジタルカラー複写機の操作パネルの平
面図である。
【図8】レーザビームによる感光体ドラム表面の露光の
説明図である。
【図9】感光体ドラム上での光量分布の模式図である。
【図10】感光体ドラム上の計算による副走査方向の光
量分布曲線である。
【図11】感光体ドラム上の計算による副走査方向の潜
像電位分布曲線である。
【図12】種々の近似による光減衰曲線である。
【図13】現像特性の特性図である。
【図14】現像バイアス電位とトナーの付着の関係を示
す説明図である。
【図15】実施例1において修正係数HGを求める過程
を示す説明図である。
【図16】実施例1において修正係数HBを求める過程
を示す説明図である。
【図17】本発明の実施例1のプリント制御のフローの
一部である。
【図18】本発明の実施例1のプリント制御のフローの
一部である。
【図19】図17のセンサ入力処理ルーチンのフローで
ある。
【図20】図17のレーザダイオードパワー設定処理の
フローである。
【図21】本発明の実施例2のプリント制御のフローの
一部である。
【図22】本発明の実施例2のプリント制御のフローの
一部である。
【図23】図21のセンサ入力処理ルーチンのフローで
ある。
【図24】図21のγ選定処理ルーチンのフローであ
る。
【図25】γ補正修正データSGを求める過程を示す説
明図である。
【図26】標準露光量XEL1を求める過程を示す説明
図である。
【図27】本発明の実施例3のプリント制御のフローの
一部である。
【図28】本発明の実施例3のプリント制御のフローの
一部である。
【図29】本発明の実施例3のプリント制御のフローの
一部である。
【図30】温度による残留電位の変化に対するバイアス
電位の補正の過程を示す模式図である。
【図31】感度定数に対する最大光量の補正の過程を示
す模式図である。
【図32】光量分布定数aの変化に対するγ補正テーブ
ルの補正の過程を示す模式図である。
【図33】感光体ドラム周辺の温度、湿度、感光体ドラ
ムの感度特性のロット差、機差によるγ補正テーブルの
補正の過程を示す模式図である。
【図34】本発明の実施例4のプリント制御のフローの
一部である。
【図35】本発明の実施例4のプリント制御のフローの
一部である。
【図36】図34のセンサ入力処理ルーチンのフローで
ある。
【図37】実施例4の感光体ドラムの電位検知シーケン
スの説明図である。
【図38】実施例4の標準露光量EXL1を求める過程
を示す模式図である。
【図39】本発明の実施例5のプリント制御のフローの
一部である。
【図40】感光体ドラムの表面電位から最大光量、現像
バイアス電圧、γ補正テーブルの書き換えのための係数
及びグリッド電位を演算することにより、補正を行う過
程を示す模式図である。
【図41】感光体ドラムの表面電位から感度定数を演算
して基本のγ補正テーブルを選択し、γ補正テーブルの
補正を行う過程を示す模式図である。
【符号の説明】
6 階調調整キー 41 感光体ドラム 44 表面電位センサ 100 イメージリーダ部 101 イメージリーダ制御部 200 複写部 201 プリンタ制御部 202 制御ROM 203 データROM 210 AIDCセンサ 212 温度センサ 213 湿度センサ 221 操作パネル 225 階調調整スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/02 102 7818−2H 15/04 116 9122−2H 15/06 101 7818−2H (72)発明者 児玉 秀明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 木下 健 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再現される画像において所定の階調特性
    が得られるように予め決められた階調補正データを用い
    て入力された画像情報に対して階調補正を行う階調補正
    手段と、照射面にて光の強度がガウス分布を有し、上記
    階調補正手段から出力される画像情報に応じた光量で感
    光体に光を照射する露光手段とを備えた電子写真式のデ
    ジタル画像形成装置において、上記感光体周辺の温度及
    び湿度を検出する温湿度検出手段と、この温湿度検出手
    段から出力する感光体周辺の温度及び湿度信号に基づい
    て上記感光体の感度特性を予測し、上記露光手段の最大
    露光量、バイアス電圧及びγ補正テーブルを修正する制
    御手段とを備えたことを特徴とするデジタル画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 再現される画像において所定の階調特性
    が得られるように予め決められた階調補正データを用い
    て入力された画像情報に対して階調補正を行う階調補正
    手段と、照射面にて光の強度がガウス分布を有し、上記
    階調補正手段から出力される画像情報に応じた光量で感
    光体に光を照射する露光手段とを備えた電子写真式のデ
    ジタル画像形成装置において、少なくとも上記感光体の
    表面電位、露光電位及び残留電位を検出する電位検出手
    段と、この電位検出手段からの出力信号から露光量、現
    像バイアス電圧及びγ補正に対する補正項をそれぞれ算
    出し、算出された補正項に基づいて露光量、現像バイア
    ス電圧もしくは感光体の表面電位、γ補正テーブルの補
    正を行う制御手段とを備えたことを特徴とするデジタル
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記感光体に露光を行う光学ユニットの
    ロット差による補正データを記憶する光学ユニット補正
    データ記憶手段を備え、上記制御手段が光学ユニット補
    正データ記憶手段からの補正データに基づいてγ補正テ
    ーブルを修正することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のデジタル画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記感光体を帯電させる帯電ユニットの
    ロット差による補正データを記憶する帯電ユニット補正
    データ記憶手段を備え、上記制御手段が帯電ユニット補
    正データ記憶手段からの補正データに基づいて現像バイ
    アス電圧を補正することを特徴とする請求項1から請求
    項3記載のいずれか1項に記載のデジタル画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 上記感光体のロット差による補正データ
    を記憶する感光体補正データ記憶手段を備え、上記制御
    手段が感光体補正データ記憶手段からの補正データに基
    づいて露光量を補正することを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれか1項に記載のデジタル画像形成装
    置。
JP3165667A 1991-07-05 1991-07-05 デジタル画像形成装置 Pending JPH0514729A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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