JPH09247458A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH09247458A
JPH09247458A JP8055913A JP5591396A JPH09247458A JP H09247458 A JPH09247458 A JP H09247458A JP 8055913 A JP8055913 A JP 8055913A JP 5591396 A JP5591396 A JP 5591396A JP H09247458 A JPH09247458 A JP H09247458A
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JP
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photoconductor
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JP8055913A
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Katsuyuki Hirata
勝行 平田
Kentaro Katori
健太郎 鹿取
Masaki Tanaka
雅樹 田中
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/816,052 priority patent/US6094502A/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/4005Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales with regulating circuits, e.g. dependent upon ambient temperature or feedback control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4076Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture
    • H04N1/4078Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture using gradational references, e.g. grey-scale test pattern analysis

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のメモリを用いることなく、高精度で
常に最適なγ補正を行なうことができるデジタル画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 プリンタ制御部201は、作像パラメー
タであるグリッド電位Vgおよび現像バイアス電位Vb
と、演算係数とに基づいてγ補正用データを演算する。
また、プリンタ制御部201は、テストパターン読取モ
ードにおいて、複写されたテストパターンの反射率デー
タを読取り、そのデータに基づいてγ補正用データ演算
用の演算係数を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機に関し、特
に、原稿を複写する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル値に変換された画像データに基
づいて光源を駆動し、画像を形成するレーザプリンタ、
デジタル複写機等のデジタル画像形成装置は、種々実用
化されており、写真等のいわゆる中間調画像を忠実に再
生するためのデジタル画像形成装置が種々提案されてい
る。
【0003】この種のデジタル画像形成装置としては、
ディザマトリックスを用いた面積階調法やレーザのパル
ス幅もしくは発光強度を変化させて、レーザ光量を変化
させることによって印字される1ドットに対する階調を
表現する多値化レーザ露光法等を用いたものが知られて
おり、さらには、ディザとパルス幅変調方式あるいは強
度変調方式とを組合せた多値化ディザ法を用いるデジタ
ル画像形成装置も知られている。
【0004】ところで、この種の階調法によれば、再現
すべき画像データの階調度に比例した階調を有する画像
濃度を原理的には再現し得るはずである。しかし、実際
には感光体の感光特性、トナーの特性、使用環境等の種
々の要因が複雑に絡み合って、再現すべき原稿濃度と再
現された画像濃度とは正確に比例しない。このような特
性は一般にγ特性と呼ばれている。このγ特性は、特に
中間調原稿に対する再現画像の忠実度を低下させる大き
な要因となっている。
【0005】したがって、再現画像の忠実度を向上させ
るために、読取った原稿濃度を所定のγ補正用データを
記憶した変換テーブルを用いて変換し、変換した原稿濃
度に基づいてデジタル画像を形成することにより、原稿
濃度と画像濃度とがリニアな関係を満足するようにす
る、いわゆるγ補正が行なわれている。この結果、通常
はγ補正を施すことにより、原稿濃度に応じて画像を忠
実に再現することができる。
【0006】上記のγ補正を行なう従来のデジタル画像
形成装置としては、露光器による露光前における感光体
表面電位と、現像器に予め印加される現像バイアス電位
との少なくともいずれか一方を変化させ、濃度コントロ
ールを行なうようにするとともに、感光体表面電位と現
像バイアス電位の変化に伴う階調変動に応じて、予めγ
補正用データが記憶されている複数のγ補正用変換テー
ブルの中から所定の変換テーブルを選択して、露光器の
光量を非線形制御することにより、階調変動を補償する
デジタル画像形成装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ジタル画像形成装置においては、予め作成されている所
定数のγ補正用変換テーブルを用いてγ補正を行なって
いるため、環境変化等に応じたきめ細かな補正を行なう
ことができず、必ずしも最適なγ補正を行なうことがで
きないという問題点があった。
【0008】また、使用されているγ補正用変換テーブ
ルは、γカーブの変動要因となる複数の要因が各々変化
した場合、膨大な組合せパターンに応じたγ補正用変換
テーブルを記憶する必要があり、γ補正用変換テーブル
を記憶するための大容量のメモリを用いる必要があっ
た。これは、モノクロ複写機やエレベータ方式のフルカ
ラー複写機に比べ、固定タイプのフルカラー複写機で
は、各色ごとに現像位置が異なり、上記組合せパターン
はさらに複雑化していた。ここで、エレベータ方式のフ
ルカラー複写機とは、各色の現像器を上下に並べて収容
した現像ユニットを備え、現像ユニットを上下動させる
ことによって、選択的にいずれか1つの現像器を感光体
に対向させて現像するものである。したがって、どの色
を現像する場合でも、現像位置は同じである。また、固
定タイプのフルカラー複写機とは、感光体の周囲に沿っ
て各色の現像器を感光体に対向させて順次配置したもの
であり、選択的に現像器を作動させて、各色の現像を行
なうものである。したがって、各色で現像位置が異な
る。
【0009】上記のように、これらの膨大な組合せパタ
ーンに対応したγ補正用変換テーブルを記憶するための
大容量メモリを用いることは、装置のコストが高くなる
だけでなく、各組合せパターンを実験し各組合せパター
ンに応じたγ補正用変換テーブルを作成する必要があ
り、実験工数も膨大となり、効率的な開発を行なうこと
ができないという問題点もあった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であって、大容量のメモリを用いることなく、高精度で
常に最適なγ補正を行なうことができる複写機を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
原稿を複写する複写機であって、原稿の各画素の濃度を
検出するための濃度検出手段、濃度検出手段の検出結果
に基づいて原稿の各画素の画像濃度データを生成するデ
ータ生成手段、データ生成手段で生成された画像濃度デ
ータを、γ補正用データに基づいて所望の階調特性が得
られるように補正するγ補正手段、γ補正手段によって
補正された画像濃度データに基づいて原稿のコピーを記
録媒体上に生成する印写手段、印写手段の作像パラメー
タを最適値に設定するための設定手段、設定手段で設定
された作像パラメータと演算係数とに基づいてγ補正用
データを演算する演算手段、および演算係数の補正を行
なうための演算係数補正モードが設定されたことに応じ
て、印写手段で生成されたテストパターン原稿のコピー
の各画素の濃度を濃度検出手段で検出し、その検出結果
に基づいて演算手段で用いられる演算係数を補正する補
正モード実行手段を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2に係る発明では、請求項1のテス
トパターン原稿は着色部および白地部を含み、補正モー
ド実行手段は、テストパターン原稿のコピーの着色部と
白地部の濃度の差を求め、その差に基づいて演算係数を
補正する。
【0013】請求項3に係る発明では、請求項1または
2のテストパターン原稿は単色または複数色のグラデー
ションパターンを含む。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
によるデジタルフルカラー複写機の全体構成を示す断面
図である。図1を参照して、このデジタル複写機は、原
稿画像を読取るイメージリーダ部2と、読取った画像を
再現するプリンタ部1とを備える。
【0015】イメージリーダ部2においては、原稿台4
0に載置された原稿がスキャナ41で露光操作され、そ
の反射光がCCDセンサ42を含む読取光学部43によ
り検知され、光電変換により画素ごとにR、G、Bの3
色の多値電気信号として読取られる。この多値電気信号
は、反射率のアナログデータとして画像信号処理部44
に入力される。
【0016】図2は、画像信号処理部44の構成を示す
ブロック図である。この図を参照して、CCDセンサ4
2から画像信号処理部44を介してプリンタ部に至る画
像信号の処理の流れを説明する。画像信号処理部44
は、オフセット、ゲインの補正を行なったCCDセンサ
42からのR、G、Bのそれぞれの反射率データをA/
D変換器100により多値デジタル値に変換し、次にシ
ェーディング補正部102において、シェーディング補
正を行なう。補正されたデジタル値は、log変換回路
104により濃度データに変換される。次に、下色除去
・墨加刷回路106により、黒再現を改善するために、
3色のデータの共通部分を黒データとして計算するとと
もに、3色のデータから黒データを差し引く。そして、
マスキング処理回路108において、R、G、Bのデー
タがY、M、C、Bkの信号に変換される。そして、濃
度補正回路110において、Y、M、C、Bkのデータ
に所定係数を乗じて濃度を補正し、空間周波数補正回路
112によりデータのスムージングなどを行なった後、
処理後のデータを印字データとしてプリンタ部1へ送
る。
【0017】図1に戻って説明を続けると、プリンタ部
1には、中央部よりやや右側に感光体ドラム10が矢印
fの方向に回転駆動可能に設置されている。感光体ドラ
ム10の周囲には、転写ドラム20が矢印gの方向に回
転駆動可能に設置されている。さらに、帯電チャージャ
11、磁気ブラシ式の現像装置12〜15、転写チャー
ジャ23、残留トナーのクリーニング装置16、イレー
サランプ17が感光体ドラム10の周りに順に配置され
る。画像は、帯電処理の直後にプリントヘッド部50に
よって感光体ドラム10上に露光される。一方、用紙吸
着チャージャ24および25、分離爪26が、転写ドラ
ム20の周りに配置される。
【0018】プリントヘッド部50は、入力信号に対し
て感光体および現像特性などの画像再現性に応じた階調
補正すなわちγ補正を行なった後、D/A変換により露
光データを発生する。この露光データに基づき、プリン
トヘッド部50にてレーザが駆動され、回転駆動される
感光体ドラム10を露光する。感光体ドラム路10は、
露光を受ける前にイレーサランプ17で照射され、帯電
チャージャ11により一応に帯電されている。この状態
で露光を受けると、感光体ドラム10上に原稿の静電潜
像が形成される。現像装置12〜15は、トナーとキャ
リアとからなる2成分の現像剤を収容しており、感光体
ドラム10に対向して、静電潜像を対応する色のトナー
で可視像化する。
【0019】一方、プリンタ部1には、自動給紙ユニッ
ト61、62および63が3段設けられている。各ユニ
ット内に装填されている用紙のサイズは、それぞれセン
サSE11〜SE13で検知される。自動給紙ユニット
61、62および63から給紙、搬送されてきた用紙
は、転写ドラム20上へ吸着位置と同期するように送り
込まれ、用紙吸着ローラ22、用紙吸着チャージャ21
によって転写フィルム上に静電的に吸着される。現像さ
れた感光体ドラム10上の画像は、転写ドラム20上に
吸着した用紙へ転写チャージャ23を出力することで転
写される。
【0020】以上のような、画像読取、潜像形成、現
像、転写のプロセス動作を必要な色の数だけ(通常のフ
ルカラー画像形成の場合は4回)繰返した後、用紙は転
写ドラム20から分離チャージャ24、25、分離爪2
6により分離される。そして、搬送装置27を経て、定
着器30へ搬送され、ここでトナー像が用紙に加熱定着
されて排紙トレー31に排紙される。
【0021】図3を参照して、デジタル複写機は、さら
に、プリンタ制御部201、制御ROM(Read Only Me
mory) 202、データROM203、RAM(Random A
ccess Memory)204、リセットボタン206とモード
設定キー230を含む操作パネル205、Vセンサ(表
面電位センサ)207、感光体駆動カウンタ208、環
境センサ209、現像装置駆動カウンタ210、現像装
置駆動回路211、トナー補給駆動装置212、Vb発
生ユニット213、AIDCセンサ(濃度センサ)21
4、光源216、光源駆動部217、D/A変換回路2
18、γ補正部219、発光信号発生回路220、Vg
発生ユニット221を含む。
【0022】プリンタ制御部201には、制御ROM2
02、データROM203、RAM204がそれぞれ接
続される。制御ROM202には、制御用の各種プログ
ラムが格納されている。データROM203には、後述
する自動濃度制御およびγ補正制御に必要な各種データ
が格納されている。プリンタ制御部201は、制御RO
M202、データROM203、およびRAM204に
記憶されている各種データによってプリント動作の制御
を行なうとともに、後述する自動濃度制御およびγ補正
制御等を行なう。
【0023】プリンタ制御部201には、さらに、操作
パネル205、感光体駆動カウンタ208、環境センサ
209がそれぞれ接続されている。プリンタ制御部20
1は、さらに、AIDCセンサ214、現像装置駆動カ
ウンタ210、Vセンサ207が接続されている。プリ
ンタ制御部201には、操作パネル205から各種操作
指令が入力されるとともに、リセットボタン206から
リセット信号が入力され、モード設定キー230によっ
てテストパターン読取モードの指令が入力され、Vセン
サ207から感光体10の表面電位の検出信号が入力さ
れ、AIDCセンサ214から感光体10の表面に付着
するトナーの付着量が光学的に検出された検出信号が入
力され、感光体駆動カウンタ208から感光体10の駆
動回数を示す信号が入力され、環境センサ209から温
度および湿度等の環境特性を示す信号が入力され、現像
装置駆動カウンタ210から現像装置12〜15の駆動
回数を示す信号が入力され、CCDセンサ42から反射
率データが入力される。
【0024】プリンタ制御部201は、上記各種入力情
報に基づき後述する自動濃度制御およびγ補正制御を行
なうため、帯電チャージャ8のグリッド電位Vgを発生
するVg発生ユニット221、および各現像装置12〜
15の現像バイアス電位Vbを発生するVb発生ユニッ
ト213を制御する。また、プリンタ制御部201は、
後述する所定の処理により演算されたγ補正用発光デー
タをγ補正部219へ出力する。γ補正部219は、画
像信号処理部4から出力される8ビットの画像データに
対して入力したγ補正用発光データを基にγ補正を行な
い、補正された画像データは、D/A変換回路218に
よりアナログ信号に変換され、光源駆動部217へ出力
される。光源駆動部217は、プリンタ制御部201に
制御される発光信号発生回路220の制御に基づき光源
216を入力したアナログ信号に応じて発光させる。ま
た、プリンタ制御部201は、テストパターン読取モー
ド時に、CCDセンサ42からの反射率データに基づい
てγ補正演算用係数を補正する。
【0025】本実施の形態のデジタル複写機は、上記の
ように構成され、画像データのγ補正に用いるγ補正用
発光データを装置内部で随時演算することによりγ補正
制御(画像濃度安定化制御)を行なっている。また、本
実施の形態では、VセンサとAIDCセンサの多点入力
によるセンシングを行ない、画像形成動作毎にγ補正用
発光データを演算し作成している。また、本実施の形態
では、テストパターン読取モード時にγ補正演算用係数
の補正を行なう。以下、本実施の形態のγ補正制御につ
いてフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0026】図4は、図1に示すデジタル複写機のプリ
ンタ制御系のメインフローチャートである。図4を参照
して、デジタル複写機の電源がオンされると、まず、ス
テップS1においてAIDC較正処理が実行される。
【0027】次に、上記のAIDC較正処理についてさ
らに詳細に説明する。図7は、AIDC較正処理を説明
するためのフローチャートである。
【0028】図5を参照して、まずステップS21にお
いて、トナー付着量が最大となるベタレベルでのAID
Cセンサの出力Vabを得るためのグリッド電位Vg、
現像バイアス電位Vb、露光量LDの各最大出力を設定
する。
【0029】次に、ステップS22において、感光体地
肌レベル、ベタレベル検出処理を実行する。まず、ステ
ップS21で設定した条件でテストトナー像を作成し、
このときのAIDCセンサの出力Vabを検出する。ま
た、合わせてトナー像のない感光体地肌レベルでのAI
DCセンサの出力Vanを検出する。次に、これを基に
センサの出力とトナー付着量との関係(AIDCセンサ
の出力特性)を規格化し、RAM204に記憶する。ス
テップS23において、所定のグリッド電位Vgおよび
現像バイアス電位Vbと異なる5段階の露光量レベルと
により5種類のテストトナー像を各色ごとすなわち2色
分作成する。このときの露光量レベルについては、図6
に示す12段階の露光量ステップの中から1(32階調
レベル)、3(64階調レベル)、5(96階調レベ
ル)、9(160階調レベル)、10(192階調レベ
ル)の5階調分でテストトナー像を作成する。
【0030】次に、ステップS24において、各色ごと
の作成したテストトナー像に対するAIDCセンサの出
力Vabを検出し、検出した出力Vabおよび地肌レベ
ルのAIDCセンサの出力Vanに対するステップS2
2で作成したセンサ出力と付着量との関係からトナー付
着量を求める。
【0031】次に、ステップS25において、ステップ
S24で得られたトナー付着量を基に、各色ごとに付着
量が0.05mg/cm2 〜0.5mg/cm2 の領域
内にある3つの露光量レベルを図6から選択し記憶す
る。
【0032】トナー付着量が上記範囲となるように露光
量レベルを選択するのは、以下の理由による。トナー付
着量が多くなるにつれて感光体10表面上での正反射光
量成分が低下するため、AIDCセンサ214の出力が
低下する。したがって、センサの検出感度も低下し、ト
ナー付着がある一定量以上になると、AIDCセンサ2
14の出力は完全に飽和してしまう。この結果、センサ
の検出精度を向上するためには、本実施の形態の場合で
は、およそトナー付着量が0.05mg/cm 2 〜0.
5mg/cm2 となる領域を用いることが好ましい。
【0033】再び図4を参照して、AIDC較正処理の
後、ステップS2において、AIDC検出処理が実行さ
れる。この処理は、AIDCセンサ214を用いてトナ
ー付着量を求めるサブルーチンである。
【0034】まず、所定のグリッド電位Vgおよび現像
バイアス電位Vbの下で3段階の露光量レベル×4色の
12種類のテストトナー像を作成する。この3段階の露
光量レベルは、上記のステップS25で選択した3つの
露光量レベルである。作成された各テストトナー像のト
ナー付着量をAIDCセンサ214を用いて検出する。
すなわち、上記のステップS22で求めたAIDCセン
サの出力特性を用いて、AIDCセンサ214の出力に
対応するトナー付着量を求める。
【0035】以下、上記のAIDC検出処理についてさ
らに詳細に説明する。図7は、AIDC検出処理を説明
するためのフローチャートである。
【0036】図7を参照して、まず、ステップS51に
おいて、所定のグリッド電位Vg(ステップS23と同
じ電位)、現像バイアス電位Vb(予測した暗減衰率に
基づき各色により切換えられる電位)、およびステップ
S25で選択した3段階の露光量レベルの条件の下、感
光体10上に3つのテストトナー像(低濃度側のテスト
トナー像M1、中間の濃度のレベルのテストトナー像M
2、高濃度側のテストトナーM3)を各色ごとに作成す
る。
【0037】次に、ステップS52において、感光体1
0近傍に設けられたAIDCセンサ214によりテスト
トナー像の濃度を検出する。各色ごとに検出した出力値
Vaに対してステップS1と同様に処理し、ステップS
22で記憶したAIDCセンサの出力特性をRAM20
4から読出し、この出力特性を用いてAIDCセンサの
出力Vaをトナー付着量に換算する。
【0038】次に、ステップS53において、ステップ
S52の結果に基づいて、次回のテストトナー像の打出
し露光量レベルの決定および更新処理を行なう。すなわ
ち、次回からは、ステップS51で作成するテストトナ
ー像の3段階の露光量レベルは、各色ごとにステップS
53で設定更新されたデータによって決定される。した
がって、後述するようにコピー終了後常にステップS1
に戻ってAIDC較正処理を行なうのではなく、ステッ
プS2のAIDC検出処理へ戻り、ステップS2の通常
テストトナー検出時に次回分の3段階の露光量レベルを
決定する。
【0039】再び図4を参照して、ステップS3におい
てV(感光体表面電位)検出処理を行なう。V検出処理
は、Vセンサ207を用いて感光体10の表面電位を検
出する処理である。具体的には、所定の露光量およびグ
リッド電位Vgの条件下で、潜像パターン(テストパタ
ーン)を10段階の露光量レベル(図6に示す露光量ス
テップとは異なる)で作成し、Vセンサ207により感
光体10に形成された各潜像パターンの表面電位を検出
する。また、表面電位の検出精度を向上するため、電源
投入時は、露光量およびグリッド電位Vgを3段階切換
えて、各段階で、10段階の露光量レベルで潜像パター
ンを形成し、3×10点の表面電位を検出する。また、
電源投入時には、3×10点の表面電位検出後、感光体
表面をイレーサランプ17でイレースして、イレース後
の表面電位Vrを検出し、他の場合は、10点の表面電
位検出後、イレースした感光体表面電位Vrを検出す
る。なお、この処理では、Vセンサ207を用いて表面
電位を検出しているが、直接検出せずに、所定の演算に
より表面電位を直接予測するようにしてもよい。
【0040】以上説明したステップS1〜S3により検
出動作は終了し、以後演算処理が実行される。
【0041】次に、図4に示すステップS4の感光体感
度特性算出処理について詳細に説明する。図8は、感光
体感度特性算出処理を説明するためのフローチャートで
ある。図8を参照して、まず、ステップS161におい
て、感光体感度特性近似式作成処理が行なわれる。次
に、ステップS162において、帯電効率算出処理が実
行される。次に、ステップS163において、感光体感
度特性の各位置の予測処理が実行され、ステップS5へ
移行する。
【0042】次に、上記の感光体感度特性近似式作成処
理についてさらに詳細に説明する。図9は、感光体感度
特性近似式作成処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0043】まず、ステップS171において、感光体
10の感度特性が算出される。具体的には、上記のステ
ップS3で検出した10レベルの潜像パターンに対する
感光体10の表面電位のデータを用いて、感光体明減衰
カーブを近似する。感光体明減衰カーブは、単純減衰特
性を有するため、V×ea*x+b 形態で近似できるものと
し、各係数を最小自乗法で求める。
【0044】次に、感光体明減衰カーブの近似式の作成
方法について以下に説明する。上記のようにステップS
3の検出データにより検出した感光体の表面電位Vに基
づき、露光のリップルを含む形で近似し、実効の現像電
位を算出できるようにする。すなわち、電位計で検出で
きるのは、露光のリップルによる平均電位と考え、ここ
では、リップルの極大値と極小値との平均電位の形で以
下に示す近似式の係数を最小自乗法で求める。
【0045】 V=(Vbi−Vr)×(e(-B*E(n)*D/Ks) +e(-A*E(n)*D/Ks))/2+Vr …(1) B=2−A+0.18×(A−1)3 …(2) ここで、Vbi:バイアス露光下の表面電位(≠V
0 ),Vr:残留電位,E(n):平均露光量からバイ
アス光量を減算したもの(各階調における変調露光
量),A:平均露光下の極大値(係数),B:平均露光
下の極小値(係数),Ks:感光体の感度係数,D:変
調時間に対する露光点灯比,n:テストパターン用の階
調(n=1〜10),また、指数部の“*”は“乗算”
を示す。なお、本実施の形態では、画像書込用の光源と
して半導体レーザ(レーザダイオード)を使用してい
る。レーザダイオードの発光の応答性を良くするため、
常時、バイアス電流を印加しており、レーザダイオード
は、これにより自然発光している。したがって、上記の
Vbiは、この自然発光の露光下での感光体表面電位を
示している。
【0046】上記の近似式では、検出の容易さと信頼性
とによりバイアス露光下の表面電位Vbiを減衰の初期
値としている。上記の近似式により得られた係数を用い
て、実際の使用環境下で任意のグリッド電位Vgおよび
露光量での感光体の表面電位Vを算出することができ
る。
【0047】次に、最小自乗法を用いて、上記近似式の
各係数A、B、Ksを求めるために、まず、初期値を決
定する必要がある。Ksの初期値Ks0は以下の式によ
り決定される。
【0048】
【数1】
【0049】ここで、Vs(n):平均表面電位(各階
調の検出電位),m:帯電チャージャのグリッド電位V
g,なお、Aの初期値は1.4を用いている。
【0050】上記の処理により、電源投入時は、露光量
およびグリッド電位Vgを3回切換えて感光体の表面電
位を検出しているので、3本分の感光体明減衰カーブす
なわち感光体の感度特性カーブが作成される。図10
は、電源投入時の感光体の感度特性を示す図である。ま
た、電源投入時以外は、1回だけ表面電位を検出してい
るので1本分の感光体の感度特性カーブが作成される。
なお、上記の処理により求められたKsおよびAは、V
センサの位置における感光体の表面電位を求めるための
係数であるため、以降の説明ではKsvおよびAvと称
す。
【0051】再び、図9を参照して、次に、ステップS
172において、上記の様に係数Aの算出処理が実行さ
れる。次に、ステップS173において、予め定められ
た所定の最大値Amax、最小値Aminとの間に係数
Aがあるか否かが判断される。係数AがAminからA
maxの間にある場合ステップS174へ移行し、その
他の場合ステップS176へ移行する。次に、ステップ
S176において、係数Aを所定の値Asに変更する。
Asとしては、前回計算された係数Aまたは予め定めら
れた所定の設定値が用いられる。
【0052】次に、ステップS174において、上記の
様に係数Ksの算出処理が実行される。次に、ステップ
S175において、予め定められた所定の最小値Ksm
inと最大値Ksmaxとの間に係数Ksがあるか否か
が判断される。係数Ksが上記範囲にある場合はステッ
プS162へ移行し、その他の場合はステップS177
へ移行する。次に、ステップS177において、係数K
sを所定の値Kssに変更する。Kssとしては、前回
計算された係数Ksまたは予め定められた所定の設定値
が用いられる。
【0053】上記の様に、前回の算出結果、またはイニ
シャルの設定値とを比較し、その差または比が、設定さ
れたしきい値を超えて異なる場合、その値はイレギュラ
ーとみなし、前回の算出結果、またはイニシャルの設定
値を採用し、次段に進むようにしてもよい。さらに、設
定されたしきい値を所定回数以上イレギュラーの算出結
果が続いた場合、感光体10、帯電チャージャ11、V
g発生ユニット221、Vセンサ207のいずれかが不
良であることを表示させるようにしてもよい。さらに、
上記算出結果は、感光体10、現像剤、AIDCセンサ
214、Vセンサ207等の交換により自動的またはリ
セットボタン206によりリセットされるようにしても
よい。
【0054】次に、上記の帯電効率算出処理について詳
細に説明する。図11は、帯電効率算出処理を説明する
ためのフローチャートである。まず、ステップS181
において、帯電効率算出処理が実行される。すなわち、
上記のステップS3で検出した表面電位を用いて感光体
10の帯電効率の算出を行なう。帯電効率は、後述する
所望の表面電位を得るためのグリッド電位Vgを算出す
るために用いる。帯電効率の算出は、グリッド電位Vg
に対する表面電位Vbiの関係を1次式として求める。
この1次関数は、本来切片を持たない関数またはイレー
ス後電位Vrを切片として持つ関数であるが、実使用付
近での精度を高めるため切片を持たせた形で以下の式に
より近似する。
【0055】Vbi=α×Vg+β …(4) ここで、αは帯電効率であり、βは切片である。上式に
より、たとえば、図20に示す表面電位とグリッド電位
との関係が得られる。上式により求められたαおよびβ
は、Vセンサ207の位置における係数であるため、以
下の説明ではαv、βvと称す。
【0056】再び、図11を参照して、次に、ステップ
S182において、算出された帯電効率αが予め設定さ
れた最小値αminより大きく最大値αmaxより小さ
いか否かが判断される。この条件を満たす場合はステッ
プS186へ移行し、帯電効率αは正常な値であると判
断し、ステップS163へ移行する。
【0057】一方、上記の条件を満たさない場合、ステ
ップS183へ移行し、帯電またはレーザ発光が異常で
あると判断する。次に、ステップS184へ移行し、サ
ービスコール処理を実行する。次に、ステップS185
において、装置を停止させる。
【0058】上記の処理により、係数A、Ks、帯電効
率α等のγ補正用発光特性データを作成するために用い
られるデータに異常がある場合、所定のデータに変更す
ることができるとともに、保守が必要であることを使用
者に警告し、装置を停止させることが可能となる。この
結果、使用者は装置が異常な状態のまま使用することが
なく、常に良好な状態で装置を使用することが可能とな
る。
【0059】また、前回の算出結果、またはイニシャル
の設定値とを比較し、その差または比が、設定されたし
きい値を超えて異なる場合、その値はイレギュラーとみ
なし、前回の算出結果、またはイニシャルの設定値を採
用し、次段に進むようにしてもよい。さらに、設定され
たしきい値を所定回数以上イレギュラーの算出結果が続
いた場合、感光体10、帯電チャージャ11、Vg発生
ユニット221、Vセンサ207のいずれかが不良であ
ることを表示させるようにしてもよい。さらに、上記算
出結果は、感光体10、現像剤、AIDCセンサ21
4、Vセンサ207等の交換により自動的またはリセッ
トボタン206によりリセットされるようにしてもよ
い。
【0060】再び、図8を参照して、次に、ステップS
163では、現像装置12〜15の各現像位置での感光
体10の感光特性カーブを予測する。上記の処理で求め
た各係数はVセンサの位置での係数である。そこで、各
現像位置での係数をVセンサの位置の係数に対する比例
計算により算出する。各現像位置での感光体の感光特性
の算出は、一連のγ補正制御において唯一直接演算する
ことができないため、以下に説明する経験則を用いて演
算することになる。
【0061】経験則に関しては、環境、膜厚、通紙モー
ド、休止モード、ビーム径等を制御因子として実験によ
り分散分析を行なった。その結果、寄与率の高い(5%
以上程度)ものについて、その影響を所定のデータとし
て各制御因子ごとにルックアップテーブルとしてデータ
ROM203に記憶し、Vセンサ207の位置のAv、
Ksv、αv、βvに対する各現像位置のそれぞれの比
を得ることができる。
【0062】図13は、上記演算により求められた各現
像位置での感光体の感度特性を示す図である。図13で
は、最も上の曲線がVセンサ207の位置における感光
体の感度特性を示す曲線であり、以下順に現像装置12
〜15の各現像位置での感光体の感度特性を示す曲線が
順次示されている。以上の処理により、Vセンサ207
の位置における各係数を用いて各現像位置での各係数を
求め、最終的に各現像位置での感光体の感度特性を得る
ことが可能となる。
【0063】再び、図4を参照して、次に、ステップS
5において、LDパワー光量(作像時の最大露光量)の
最適化を行なう。LDパワー光量は、現像条件によらず
感光体の条件により一義的に決定する。上記の各現像位
置での予測した感光体の感度特性に基づき各現像位置で
の半減光量Eh(i)の2.5倍程度の値にLDパワー
光量Pmax(i)を決定する。なお、上記の半減光量
Eh(i)は、ある電位で帯電した感光体を露光位置で
露光し、その後、各現像位置に感光体が到達したとき、
感光体の電位が1/2に半減する露光量である。
【0064】LDパワー光量の算出にあたっては以下の
式を用いた。 V=(Vbi−Vr)×(e(-B(i)*Eh(i)*D/Ks(i)) +e(-A(i)*Eh(i)*D/Ks(i)) )/2+Vr…(5) V=(Vbi−Vr)/2+Vr …(6) V=(Vbi−Vr) ×(e(-A(i)*Eha(i)*D/Ks(i)))+Vr…(7) V=(Vbi−Vr) ×(e(-B(i)*Ehb(i)*D/Ks(i)))+Vr…(8) V=(Vbi−Vr)/2+Vr …(9) ここで、i=1〜4(ここで、i=1は、イエロー現像
装置12、i=2は、マゼンタ現像装置13、i=3
は、シアン現像装置14、i=4は、ブラック現像装置
15をそれぞれ示し、Eh(1)〜Eh(4)は、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各現像位置での半
減光量をそれぞれ示し、A(1)〜A(4)、B(1)
〜B(4)、Ks(1)〜Ks(4)は、各現像位置で
の各係数をそれぞれ示している。)である。LDパワー
光量の算出は、(5)式の(6)式となるEh(i)を
求めればよいが、(7)式および(8)式の(9)式と
なるEha(i)とEhb(i)をそれぞれ求め、これ
らを平均したものをEh(i)とし、それを2.5倍し
たものをPmax(i)とした。すなわち、次式により
Pmax(i)を算出した。
【0065】 Pmax(i)=2.5×(−Ks(i))×ln(1/2) ×(1/A(i)+1/B(i))/2 …(10) 以上の計算により各現像位置(i=1〜4)での半減光
量の2.5倍程度の値のLDパワー光量Pmax(i)
を決定する。
【0066】また、たとえば、モノカラーコピー時のみ
システムスピードを上げる等、検出時と作像時とのシス
テムスピードが異なる場合、その時間単位当りの積算光
量が上記条件で求めた光量と等価となるようにLDパワ
ー光量を決定する。
【0067】次に、図4のステップS6に示す現像効率
算出処理について詳細に説明する。図14は、現像効率
算出処理を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ステップS191において、実効現像電位算出処理
が実行される。
【0068】具体的には、上記のステップS2で作成し
た3階調×4色のテストパターン(以下、AIDCパタ
ーンと称す)の実効現像電位を求める。ここでは、各現
像位置での予測された感光体の感度特性を用いてパター
ン作成時の条件を入力することにより算出する。
【0069】 まず、平均の現像電位Ve(i、n)を次式により求める。 Ve(i,n)=(Vbi(i)−Vr)×(Ks(i)) /{(B(i)−A(i))×E(n)} ×(e(-B(i)*E(n)*D/Ks(i))−e(-A(i)*E(n)*D/Ks(i))) +Vr …(11) 次に、均一露光時の各現像位置でのV(C)=Vb+V
mgとなる光量C(i)を次式により求める。
【0070】 C(i)=Ks(i)×ln{(Vbi(i)−Vr) /(Vb(i)+Vmg(i)−Vr)} …(12) ここで、Vmgはかぶり出し電位(現像開始電位)補正
係数であり、初期値は0である。
【0071】次に、AIDCパターンの実効の現像電位
ΔVe(i,n)を算出する。算出にあたっては露光の
リップルが現像バイアス電位Vbより十分大きいとき、
現像バイアス電位Vbにまたがっているとき、または十
分に小さいときの3つの場合に分ける。
【0072】まず、(C(i)/B(i))<E(n)
×Dのとき(リップルがVbより十分大きいとき)、次
式により算出する。
【0073】 ΔVe(i,n)=Vb(i)+Vmg(i)−Ve(i,n) …(13) 次に、(C(i)/A(i))<E(n)×D<(C
(i)/B(i))のとき(Vbにまたがっていると
き)、以下の式により求める。
【0074】 ΔVe(i,n)=[−1/{(A(i)−B(i))×E(n)×D}] ×{Ks(i)×(Vbi(i)−Vr) ×e(-A(i)*E(n)*D/Ks(i))+(A(i)×E(n) ×D−C(i)−Ks(i))×(Vb(i) +Vmg(i)−Vr)} …(14) 最後に、(C(i)/A(i))>E(n)×Dのとき
(Vbより十分小さいとき)、次式により求める。
【0075】ΔVe(i,n)=0 …(15) 再び、図14を参照して、次に、ステップS192にお
いて、各色ごとの現像効率算出処理が実行され、ステッ
プS7へ移行する。
【0076】具体的には、上記のステップS2で求めた
トナーの付着量と上記実効現像電位の算出により求めた
実効の現像電位とにより現像効率を求める。付着量と実
効現像電位との関係を1次式で近似し、その傾きと切片
を求める。このときの傾きを現像効率とする。本来1次
式の切片は0となるはずであるが、必ずしも現像バイア
ス電位Vbのレベルよりかぶり出すとは限らないため、
何らかの値を持つこととなる。そこで、切片はかぶり出
し電位補正係数Vmgとして用いる。
【0077】実際のかぶり出し電位補正係数Vmgの算
出は、傾き(現像効率η(i))と切片(ν(i))と
により求める。図15は、表面電位と付着量との関係を
示す図である。図15に示すように、かぶり出し電位補
正係数Vmg(i)は、 Vmg(i)=ν(i)/η(i) …(16) により求めることができる。ここで算出したVmg
(i)を用いて、上記した実効現像電位の算出処理を再
計算することにより切片のない形(ν(i)=0)で現
像効率の算出が可能となる。
【0078】再び、図4を参照して、次に、ステップS
7において、各色ごとに必要とされる実効現像電位ΔV
eの算出を行なう。まず、現像特性カーブの近似を行な
う。現像特性は、直線(電位と付着量とはリニアな関
係)となるはずであるが、低温低湿時、低T/C時(キ
ャリアに対するトナーの含有率が低い場合)等の高付着
時には必ずしもリニアとならない場合が考えられる。そ
のため、ここでは、上記各色の現像効率の算出処理によ
り求めた現像効率を用いて、若干高付着側を鈍らせた形
で各色の現像特性カーブを近似する。
【0079】次に、ステップS5で求めたLDパワー光
量と上記処理により求めた現像特性カーブとにより所望
の最大付着量(最大濃度)を得るための各色ごとの必要
とされる実効現像電位ΔVeを算出する。まず、所望の
最大付着量を転写材上での量とするため転写特性を予測
して算出する。ここで、転写特性の予測は、データRO
M203に予め格納した所定の係数を用いて、環境セン
サ209から入力される湿度情報、操作パネル205か
ら入力される転写材情報、現像装置駆動カウンタ210
から入力されるカウンタ情報の少なくとも1つ以上の情
報により補正をかけて行なう。さらにそのときの環境セ
ンサ209から入力される環境情報、操作パネル205
から入力される転写材情報、感光体駆動カウンタ210
から入力されるカウンタ情報に基づき、各情報に対する
転写効率係数d1、d2、d3を読出す。次に、次式を
用いて各色ごとに必要とされる実効の現像電位ΔVe
(255 ) を算出する。
【0080】 ΔVe(255) =(0.7+R0.7 ×d1×d2×d3) /η(i) …(17) 次に、ステップS8において、作像パラメータであるグ
リッド電位Vgおよび現像バイアス電位Vbを決定す
る。具体的には、まず、図8に示すステップS163に
おいて求めた各現像位置での感光体感度特性の近似式を
逆算して、上記処理で求めた各色ごとの必要な実効の現
像電位ΔVeを満たすための各色ごとの現像バイアス電
位Vbを算出する。このとき、上記現像効率の算出処理
において求めたかぶり出し電位補正係数も考慮する。
【0081】次に、求めた現像バイアス電位Vbに設定
かぶりマージンを加算したものを各色の表面電位Vbi
とし、ステップS181で求めた帯電効率を用いてこの
Vbiを得るグリッド電位Vgを算出する。このとき、
設定可能なグリッド電位Vg、現像バイアス電位Vbの
範囲をどちらかが超えた場合、設定可能な範囲で最も近
い値を設定し、他方をその値に合わせて再計算(Vb+
かぶりマージンまたはVbi−かぶりマージン)する。
【0082】次に、ステップS9において、マルチコピ
ー時の補正用電位を求める。すなわち、マルチコピー時
の感度変化補正のための電位を求める。帯電効率がマル
チコピー中に大きく変わらないとすると、潜像形成系の
変化は、感光体10の感度変化によるものと考えられ
る。LDパワー光量は、感光体の感度より決定している
ため、露光量と電位とで規格化することにより補正でき
ると考えられる。幾何的に規格化を行なう場合、最大値
または最小値で行なってもよいが、ここでは、感度が高
いハーフトーン部の方が画像に対するインパクトが大き
いので、半減光量近辺またはある一定階調で規格化を行
なう。つまり、その階調の電位が常に一定になるように
LDパワー光量にフィードバックをかける。ただし、実
際の検出は、Vセンサ207で行なうため、Vセンサ2
07の位置での電位が補正できていれば、現像位置での
電位を補正できているものとする。
【0083】具体的には、この処理において、その露光
量E1の照射時の電位V1を次式により算出しておく。
【0084】 V1=(Vbi−Vr)×(e(-Bv*E1*D/Ksv)+e(-Av*E1*D/Ksv ) /2+Vr …(18) これは、γ補正カーブ作成時の露光量E1の照射時の電
位となる。
【0085】次に、ステップS10において、リニア発
光時のγ特性を予測する。まず、バイアス光量から設定
したLDパワー光量まで255分割した光量を求める。
ここでは、たとえば、図16に示すような発光データと
発光強度との関係が得られる。
【0086】次に、それぞれの光量に対して、ステップ
S4で求めた各現像位置の感光体感度特性の近似式と設
定されたグリッド電位Vg、現像バイアス電位Vbおよ
びかぶり出し電位補正係数とを用いて、上記256階調
に対する実効現像電位ΔVeを求める。ここで求めた露
光量と実効現像電位ΔVeとの関係は、たとえば、図1
7に示すようになる。
【0087】次に、それぞれの実効現像電位ΔVeに対
して、現像効率を用いて感光体上のトナー付着量を求め
る。ここで求めた実効現像電位ΔVeと感光体上のトナ
ー付着量との関係は、たとえば、図18に示すようにな
る。
【0088】次に、それぞれの感光体上のトナー付着量
に対して、予測転写残量を減算し、紙上付着量を求め
る。ここで、予測転写残量は、予めルックアップテーブ
ルに記憶されており、環境センサ209の情報によりフ
ィードバックされる。紙上付着量をPT(n,i)、感
光体上のトナー付着量をPA(n,i)とすると、紙上
付着量は以下の式で表わされる。
【0089】 PT(n,i)=PA(n,i)−R(n)×d1×d2×d3 …(19) 次に、トナーの特性による紙上付着量と濃度との関係を
求める。この処理は、予め計測しておいた特性をルック
アップテーブルに記憶しておく。たとえば、図19に示
す紙上付着量と濃度との関係が予め記憶されている。し
たがって、このルックアップテーブルを用いて紙上の濃
度を求めることにより、256階調分の濃度を算出する
ことができる。この結果、たとえば、図20に示すよう
なγ特性カーブを得ることができる。
【0090】次に、ステップS11において、上記の処
理により作成したγ特性カーブを用いてγ補正用発光特
性データを作成する。この演算方法は、γ特性カーブが
リニアな特性となるようにする場合、算出すべきγ補正
用発光特性データは、γ特性カーブのX−Y軸変換によ
り計算することができる。
【0091】まず、ステップS10で求めたγ特性カー
ブを目標とする濃度(目標の付着量の濃度)とレベル0
との間で8ビットで規格化する。このとき、γ特性カー
ブの最大濃度が目標とする濃度に達しない場合、その不
足分に応じて規格化のゲインを調整する。この結果、た
とえば、図21に示すような濃度データと発光データと
が得られる。
【0092】次に、8ビットのデータを10ビットに変
換し(4倍)、X−Y軸を変換する。その後、データ欠
損分を直線補完する。この結果、図22に示すデータが
得られる。
【0093】最後に、移動平均フィルタを用いて得られ
たデータをスムージング処理する。この結果、ステップ
S10で作成したγ特性カーブをリニアに変換するため
のγ補正用発光特性データが作成される。
【0094】以上、説明したようにγ補正制御を行な
う。ステップS11を終えた後、ステップS12におい
て各種キー(本発明に関する読取モード設定キー230
を含む)の入力がなされる。ステップS13ではプリン
トスイッチがオンされたかどうかを判断する。オンされ
ていなければ、オンされるまでステップS12とS13
を繰返す。プリントスイッチがオンされたと判断する
と、ステップS14において、上述したキー入力によっ
て本発明にかかわるテストパターン読取モードが設定さ
れたかどうかを判断する。テストパターン読取モードが
設定されていなければ、ステップS15およびS17で
通常に作像処理を行ないコピー終了後に再びステップS
2へ戻る。テストパターン読取モードが設定されている
と判断されると、以下に詳述するパターン読取動作を行
ない、ここで得られるγ補正演算係数の補正データを上
述したステップS7以降の演算に採用する。
【0095】次に、テストパターン読取モードを用いた
γ補正演算用係数の調整動作について説明する。
【0096】図23は、ステップS16を詳細に説明し
たフローチャートである。これらは、テストパターン原
稿よりプリントしたテストパターンの注目パターンの反
射率データを読取った後、最大濃度用補正係数およびハ
イライト補正用係数を決定してγ演算部へデータを転送
するまでのフローを示すものである。
【0097】テストパターン原稿とは、たとえば、図2
5に示されるような複数色のグラデーションパターンで
ある。このテストパターンは通紙方向先端からシアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックの順で、かつ、左から右
に行くにつれパターン濃度が濃くなっていく。また、通
紙先端右側には、テストパターンの位置を自動的に検出
するためのエッジ信号検出用パターンが設けられてい
る。テストパターン原稿を原稿台に置き、プリントスイ
ッチをオンすると、図4のステップS15およびS17
によりテストパターンが記録媒体(紙など)にプリント
アウトされる。この時点では、テストパターン読取モー
ド設定キー230の入力はなされていない。
【0098】次に、プリントアウトされたテストパター
ンを原稿台40に置く。図4のステップS12で前記読
取モードが設定されていることを判断して、ステップS
16でパターンの読取を行なう。
【0099】図23のステップS201において、原稿
台上のテストパターン位置の自動検出が行なわれる。上
述したエッジ信号検出用パターンが所定時間内に検出さ
れないときにはステップS203でテストパターンが正
しく置かれていないと認識し、読取モードを中止して操
作パネルにエラーメッセージを表示する。正しく置かれ
ていれば、図24で後述するステップS202で画像の
読取を行なう。
【0100】次に、図24を参照して、画像読取につい
て詳細に説明する。上述したエッジ信号検出位置を基準
位置として所定時間後に、ステップS212において記
録紙自体の反射率データを読取り、ステップS213に
おいて平均値を算出する。反射率データの読取は、図1
および図2を用いて説明したイメージリーダ部2によっ
て行なわれている。
【0101】次に、ステップS214において、シアン
のテストパターンデータの読取を行なう。データ読取
は、各テストパターンの各階調レベル(a〜d)ごとに
行なわれるよう設定されており、まず、階調レベルaに
ついてデータを読取る。ステップS215で、シアン階
調レベルaの反射率データのしきい値を設定する。ステ
ップS216で各読取った反射率データとしきい値とを
比較し、ステップS217でしきい値を越えるデータを
イレギュラーとみなし、ステップS218でイレギュラ
ーデータを削除する。このようにすることで、画像ノイ
ズなどの影響を削除でき、データの検出精度を上げるこ
とができる。ステップS219で上述したステップで読
取ったデータの平均値を算出する。
【0102】ステップS214〜S219をシアンのテ
ストパターン階調レベルb〜dについても同様に行な
い、続けてマゼンタ、イエロー、ブラックについても繰
返す。
【0103】再び図23に戻り、ステップS204以降
のステップについて説明を行なう。ステップS204以
降では、ステップS202で得られた各色各階調レベル
のデータを用いてγ補正演算式の係数に関し、最大濃度
とハイライト部のかぶりだし[現像開始しきい値、上述
した式(16)参照]を補正する。
【0104】ステップS204では、最大濃度補正係数
が決定される。ここでは、各色の階調レベルaのデータ
を用いる。高濃度部のテストパターンは記録紙の反射の
影響をほとんど受けないため、ステップS213で得ら
れる記録紙の反射率データは考慮されない。また、テス
トパターンデータから記録紙のデータを差分するとLo
g変換後の誤差が大きくなる。
【0105】図26は各色の高濃度部補正用テーブルで
ある。たとえば、もしシアンの高濃度部データが32で
あったとすると、シアン高濃度部補正用テーブルから、
読取られたテストパターン濃度は濃いと判断され、最大
濃度補正テーブルは+3に設定され、以下の式を用いて
図4のステップS6により得られている現像効率に補正
をかける。
【0106】 η(i)′=(100+ts)*η(I)/100…(20) ts:最大濃度補正テーブルにより得られた各色の最大
濃度補正値 η(i):各色現像効率 ステップS205では、ハイライト部補正係数が決定さ
れる。ここでは、各色の階調レベルdのデータを用い
る。ハイライト部のテストパターンには記録紙の反射率
データを考慮し、読取データ差分値を算出する。
【0107】図27はシアンのハイライト部補正用テー
ブルである。たとえば、もしシアンのハイライト部デー
タが37であったとすると、読取られたテストパターン
の濃度は薄いと判断され、ハイライト部補正テーブルを
+2に設定し、以下の式を用いてかぶりだし電位補正係
数を修正する。
【0108】上述のとおり、実際のかぶりだし電位補正
係数Vmgは、式(16)によりもとめたが、この処理
においては、式(16)の代わりに式(16)に若干の
修正を加えた次式(21)を用いる。
【0109】 Vmg(i)′=Vmg(i)+Kmg(i)/η(i)′*Vsp (i)…(21) ここで、Vmg(i)′:今後の演算に用いるかぶりだ
し電位補正係数 Vmg(i):算出によって求められたかぶりだし電位
補正係数 Kmg(i):色ごとに設定されている定数 η(I)′:高濃度部補正により得られた各色現像効率 Vsp(i):各色ハイライト補正値 以上ステップS204およびS205で得られた補正係
数を、プリンタ制御部201のγ補正演算部のステップ
S7へ送り、ステップS7〜S11でγ補正の演算を行
なう。そして、次のプリントスイッチの指示を待つ。
【0110】以上の処理により、高精度で常に最適な作
像パラメータおよびγ補正用発光特性データを演算によ
り求めることができ、良好な画像を形成することができ
る。
【0111】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、γ補
正用データを演算により求めるので、大容量のメモリを
用いることなく、常に良好なγ補正を行なうことができ
る。また、テストパターン原稿のコピーの濃度を検出
し、その検出結果に基づいてγ補正用データを演算する
ための演算係数を補正するので、ハイライト部のかぶり
だし、γカーブの傾きおよび最大濃度の安定化を図るこ
とができる。したがって、γ補正の精度が飛躍的に向上
する。
【0112】また、テストパターン原稿のコピーの着色
部と白地部の濃度の差を求め、その差に基づいて演算係
数を補正すれば、演算係数の補正を精度よく行なうこと
ができる。
【0113】また、テストパターン原稿は単色または複
数のグラデーションパターンを含むこととすれば、演算
係数の補正を一層精度よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタル複写機の全体
構成を示す断面図である。
【図2】図1に示すデジタル複写機の画像信号処理部の
構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すデジタル複写機のプリンタ制御系の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示すデジタル複写機のプリンタ制御系の
メインフローチャートである。
【図5】AIDC較正処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】露光量ステップと露光量レベルとの関係を示す
図である。
【図7】AIDC検出処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図8】感光体感度特性算出処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】感光体感度特性の近似式作成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】電源投入時の感光体の感度特性を示す図であ
る。
【図11】帯電効率算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図12】表面電位とグリッド電位との関係を示す図で
ある。
【図13】各現像位置での感光体の感度特性を示す図で
ある。
【図14】現像効率算出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図15】表面電位と付着量との関係を示す図である。
【図16】発光データと発光強度との関係を示す図であ
る。
【図17】露光量と実効現像電位との関係を示す図であ
る。
【図18】感光体上の付着量と実効現像電位との関係を
示す図である。
【図19】紙上付着量と濃度との関係を示す図である。
【図20】γ補正特性カーブを示す図である。
【図21】濃度データと発光データとの関係を示す図で
ある。
【図22】X−Y軸変換されたデータを示す図である。
【図23】γ補正演算係数調整モードを説明するための
フローチャートである。
【図24】図23の画像読取を説明するためのフローチ
ャートである。
【図25】テストパターンの構成を示す図である。
【図26】高濃度部の補正用テーブルを示す図である。
【図27】ハイライト部の補正用テーブルを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 感光体 11 帯電チャージャ 12〜15 現像装置 20 転写ドラム 27 搬送装置 30 定着装置 31 排紙トレー 40 原稿台 42 CCDセンサ 44 画像信号処理部 50 プリントヘッド部 201 プリンタ制御部 202 制御ROM 203 データROM 204 RAM 205 操作パネル 206 リセットボタン 207 Vセンサ 208 感光体駆動カウンタ 209 環境センサ 210 現像装置駆動カウンタ 211 現像装置駆動回路 212 トナー補給駆動装置 213 Vb発生ユニット 214 AIDCセンサ 216 光源 217 光源駆動部 218 D/A変換回路 219 γ補正部 220 発光信号発生回路 221 Vg発生ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を複写する複写機であって、 前記原稿の各画素の濃度を検出するための濃度検出手
    段、 前記濃度検出手段の検出結果に基づいて前記原稿の各画
    素の画像濃度データを生成するデータ生成手段、 前記データ生成手段で生成された画像濃度データを、γ
    補正用データに基づいて所望の階調特性が得られるよう
    に補正するγ補正手段、 前記γ補正手段によって補正された画像濃度データに基
    づいて前記原稿のコピーを記録媒体上に生成する印写手
    段、 前記印写手段の作像パラメータを最適値に設定するため
    の設定手段、 前記設定手段で設定された作像パラメータと演算係数と
    に基づいて前記γ補正用データを演算する演算手段、お
    よび前記演算係数の補正を行なうための演算係数補正モ
    ードが設定されたことに応じて、前記印写手段で生成さ
    れたテストパターン原稿のコピーの各画素の濃度を前記
    濃度検出手段で検出し、その検出結果に基づいて前記演
    算手段で用いられる前記演算係数を補正する補正モード
    実行手段を備える、複写機。
  2. 【請求項2】 前記テストパターン原稿は着色部および
    白地部を含み、 前記補正モード実行手段は、前記テストパターン原稿の
    コピーの着色部と白地部の濃度の差を求め、その差に基
    づいて前記演算係数を補正する、請求項1に記載の複写
    機。
  3. 【請求項3】 前記テストパターン原稿は単色または複
    数色のグラデーションパターンを含む、請求項1または
    2に記載の複写機。
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