JP2923314B2 - ディジタル複写機 - Google Patents
ディジタル複写機Info
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- JP2923314B2 JP2923314B2 JP1313644A JP31364489A JP2923314B2 JP 2923314 B2 JP2923314 B2 JP 2923314B2 JP 1313644 A JP1313644 A JP 1313644A JP 31364489 A JP31364489 A JP 31364489A JP 2923314 B2 JP2923314 B2 JP 2923314B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、中間調再現に重点を置いた写真モードとコ
ントラスト再現に重点を置いた文書モードの二つの階調
再現モードを有するディジタル複写機に関する。
ントラスト再現に重点を置いた文書モードの二つの階調
再現モードを有するディジタル複写機に関する。
従来の技術 イメージスキャナとプリンタを具備するディジタル複
写機では、イメージスキャナによって読み込まれた画像
信号を電気信号に変換する際に、閾値のとり方によって
様々な階調性を持たせることができる。この特徴を利用
して一般にディジタル複写機では、中間調再現に重点を
置いた写真モードとコントラスト再現に重点を置いた文
書モードの二つの階調再現モードが設けられている。す
なわち、イメージスキャナによって読み取られる画像の
濃度(原稿濃度)とイメージスキャナ出力とは第5図
(a)に示すような関係になっているが、文書モードと
写真モードとでは閾値の数が異なり、文書モードでは1
個の閾値に基づいて電気信号に変換され、写真モードで
は多数の閾値に基づいて電気信号に変換される。そし
て、その電気信号に従って、文書モードの場合にはプリ
ンタから2値画像が出力され、写真モードの場合にはデ
ィザパターン等の面積階調により階調再現された画像が
プリンタから出力される〔第5図(b)〕。
写機では、イメージスキャナによって読み込まれた画像
信号を電気信号に変換する際に、閾値のとり方によって
様々な階調性を持たせることができる。この特徴を利用
して一般にディジタル複写機では、中間調再現に重点を
置いた写真モードとコントラスト再現に重点を置いた文
書モードの二つの階調再現モードが設けられている。す
なわち、イメージスキャナによって読み取られる画像の
濃度(原稿濃度)とイメージスキャナ出力とは第5図
(a)に示すような関係になっているが、文書モードと
写真モードとでは閾値の数が異なり、文書モードでは1
個の閾値に基づいて電気信号に変換され、写真モードで
は多数の閾値に基づいて電気信号に変換される。そし
て、その電気信号に従って、文書モードの場合にはプリ
ンタから2値画像が出力され、写真モードの場合にはデ
ィザパターン等の面積階調により階調再現された画像が
プリンタから出力される〔第5図(b)〕。
発明が解決しようとする課題 通常、複写機で使用される現像剤及び感光体には寿命
があり、繰り返し使用することによって、これらが劣化
すると画像濃度の低下が問題となる。特に、文書モード
においてはプリンタから出力される文字等が薄くなった
りかすれたりして実用上大きな問題となる。他方、写真
モードの場合には、中間調の良好な再現性が重要であ
り、階調のレベルをシフトさせるに過ぎない画像濃度の
低下は致命的な欠陥とはならない。
があり、繰り返し使用することによって、これらが劣化
すると画像濃度の低下が問題となる。特に、文書モード
においてはプリンタから出力される文字等が薄くなった
りかすれたりして実用上大きな問題となる。他方、写真
モードの場合には、中間調の良好な再現性が重要であ
り、階調のレベルをシフトさせるに過ぎない画像濃度の
低下は致命的な欠陥とはならない。
そこで本発明では、写真モードにおける中間調の良好
な再現性を保持しつつ文書モードにおいて現像剤又は感
光体の劣化による画像濃度と低下を抑え、耐久安定性を
向上させたディジタル複写機を提供することを目的とす
る。
な再現性を保持しつつ文書モードにおいて現像剤又は感
光体の劣化による画像濃度と低下を抑え、耐久安定性を
向上させたディジタル複写機を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明では、イメージスキャ
ナとプリンタを具備してなり、中間調再現に重点を置い
た写真モードとコントラスト再現に重点を置いた文書モ
ードの二つの階調再現モードを有するディジタル複写機
において、前記文書モードにおける前記プリンタのレー
ザ出力が前記写真モードにおける前記プリンタのレーザ
出力よりも感光体または現像剤の劣化状態に応じた大き
な値となるように制御する手段を設けている。
ナとプリンタを具備してなり、中間調再現に重点を置い
た写真モードとコントラスト再現に重点を置いた文書モ
ードの二つの階調再現モードを有するディジタル複写機
において、前記文書モードにおける前記プリンタのレー
ザ出力が前記写真モードにおける前記プリンタのレーザ
出力よりも感光体または現像剤の劣化状態に応じた大き
な値となるように制御する手段を設けている。
作 用 本発明を実施したディジタル複写機では、階調再現モ
ードとして文書モードが選択されているとき、プリンタ
は写真モードの時のレーザ出力よりも感光体または現像
剤の劣化状態に応じた大きなレーザ出力で感光体上に静
電潜像を形成する。
ードとして文書モードが選択されているとき、プリンタ
は写真モードの時のレーザ出力よりも感光体または現像
剤の劣化状態に応じた大きなレーザ出力で感光体上に静
電潜像を形成する。
実施例 以下本発明の実施例について第1図〜第4図に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図は本実施例のディジタル複写機のプリンタ要部
の概略図であり、レーザ光源(6)から発射され回転多
面鏡(7)及び結像レンズ(8)を介して照射されるレ
ーザビーム(9)により、原稿から読み取った内容が静
電潜像として感光体ドラム(5)上に描かれる。このと
き、レーザ光源(6)からのレーザ出力は、階調再現モ
ード検出手段(14)の検出結果(文書モード又は写真モ
ード)に基づいてマイクロコンピュータ(13)により、
レジスタ(12),D/A変換器(11)及びドライブ回路(1
0)を介して制御される。このマイクロコンピュータに
よる制御を第2図のフローチャートを参照しながら説明
する。
の概略図であり、レーザ光源(6)から発射され回転多
面鏡(7)及び結像レンズ(8)を介して照射されるレ
ーザビーム(9)により、原稿から読み取った内容が静
電潜像として感光体ドラム(5)上に描かれる。このと
き、レーザ光源(6)からのレーザ出力は、階調再現モ
ード検出手段(14)の検出結果(文書モード又は写真モ
ード)に基づいてマイクロコンピュータ(13)により、
レジスタ(12),D/A変換器(11)及びドライブ回路(1
0)を介して制御される。このマイクロコンピュータに
よる制御を第2図のフローチャートを参照しながら説明
する。
第2図は、ユーザによる階調再現モードの切り換えが
行われたときに呼び出されるレーザ出力設定ルーチンの
フローチャートである。階調再現モードの切り換えが行
われると、まず、ステップ(#1)において、階調再現
モード検出手段(14)からの信号に基づいて文書モード
と写真モードのうちいずれのモードが選択されたかを判
定し、文書モードが選択された場合にはステップ(#
2)へ進む。ステップ(#2)では、マイクロコンピュ
ータ(13)からレジスタ(12)に送られるレジスタ切換
信号により2個のレジスタ(以下これを「P1レジス
タ」,「P2レジスタ」という)のうちP1レジスタを選択
し、レーザ出力をP1に設定する。そして、その後レーザ
出力設定ルーチンからリターンする。これにより文書モ
ードに設定されている間は、(12)のP1レジスタの値が
D/A変換器(11)でアナログ信号に変換されてドライブ
回路(10)に入力されることによる、レーザ光源(6)
のレーザ出力はP1となる。他方、前記ステップ(#1)
で写真モードが選択された場合には、ステップ(#3)
へ進み、マイクロコンピュータ(13)により(12)のP2
レジスタを選択してレーザ出力をP1に設定した後、リタ
ーンする。これにより写真モードが設定されている間
は、レーザ光源(6)のレーザ出力はP2となる。
行われたときに呼び出されるレーザ出力設定ルーチンの
フローチャートである。階調再現モードの切り換えが行
われると、まず、ステップ(#1)において、階調再現
モード検出手段(14)からの信号に基づいて文書モード
と写真モードのうちいずれのモードが選択されたかを判
定し、文書モードが選択された場合にはステップ(#
2)へ進む。ステップ(#2)では、マイクロコンピュ
ータ(13)からレジスタ(12)に送られるレジスタ切換
信号により2個のレジスタ(以下これを「P1レジス
タ」,「P2レジスタ」という)のうちP1レジスタを選択
し、レーザ出力をP1に設定する。そして、その後レーザ
出力設定ルーチンからリターンする。これにより文書モ
ードに設定されている間は、(12)のP1レジスタの値が
D/A変換器(11)でアナログ信号に変換されてドライブ
回路(10)に入力されることによる、レーザ光源(6)
のレーザ出力はP1となる。他方、前記ステップ(#1)
で写真モードが選択された場合には、ステップ(#3)
へ進み、マイクロコンピュータ(13)により(12)のP2
レジスタを選択してレーザ出力をP1に設定した後、リタ
ーンする。これにより写真モードが設定されている間
は、レーザ光源(6)のレーザ出力はP2となる。
上記において、文書モードが設定されている場合に、
現像剤又は感光体の劣化による画像濃度の低下を抑える
ため、レーザ出力P1の値としては、予めレーザ出力P2よ
り大きな所定の値が選ばれる。以下、これらP1,P2の値
の設定方法について第3図に基づいて説明する。
現像剤又は感光体の劣化による画像濃度の低下を抑える
ため、レーザ出力P1の値としては、予めレーザ出力P2よ
り大きな所定の値が選ばれる。以下、これらP1,P2の値
の設定方法について第3図に基づいて説明する。
第3図はレーザ出力,感光体表面電位及び画像濃度の
3者の関係を示す図であり、第3図(a)は初期状態の
感光体が劣化した状態での関係を示す図、第3図(b)
は初期状態と現像剤が劣化した状態での関係を示す図で
ある。第3図(a)に示すように、レーザ出力P2は初期
状態において中間調が良好に再現できるような値に設定
されているが、このときの画像濃度D1は画像濃度の閾値
Dthより大きいので、文書モードの場合でも画像濃度の
点では問題がない。しかし、感光体が劣化すると、レー
ザ出力P2に対応する画像濃度D2は画像濃度の閾値Dthよ
り小さくなり、文書モードにおける画像濃度低下が実用
上大きな問題となる。そこで、文書モードにおけるレー
ザ出力をP2より大きな値P1に設定して画像濃度の低下を
抑え、特に、感光体が劣化した状態であってもP1に対応
する画像濃度D11が画像濃度の閾値Dthより大くなるよう
にP1を設定すれば実用上問題はなくなる。他方、写真モ
ードの場合には、レーザ出力をP1とすると感光体の照射
光量−表面電位特性(感光体E−V特性)の非直線性の
ため、階調再現が困難となる。すなわち、ディザ法など
の面積階調により階調再現を行う場合であっても階調数
の多い場合には単純な2値ディザ法ではなく多値ディザ
法等を用いる必要があり、例えば0,1/4P1,2/4P1,3/4P1,
P1の5値のレーザ出力に対応した5値ディザ法を用いる
場合には、これら5つのレーザ出力に対応する5つの画
像濃度は明瞭に識別できなければならない。ところが、
レーザ出力の大きなP1付近の領域では、レーザ出力の変
化(照射光量の変化)による感光体表面電位の変化が小
さくなり、レーザ出力の変化が画像濃度の変化として現
われにくくなる。そこで、写真モードの場合のレーザ出
力はP2のままとし中間調の良好な再現性を確保する。な
お、ここで多値ディザ法を用いる場合はパルス幅変調に
より実行的なレーザ出力を変化させている。
3者の関係を示す図であり、第3図(a)は初期状態の
感光体が劣化した状態での関係を示す図、第3図(b)
は初期状態と現像剤が劣化した状態での関係を示す図で
ある。第3図(a)に示すように、レーザ出力P2は初期
状態において中間調が良好に再現できるような値に設定
されているが、このときの画像濃度D1は画像濃度の閾値
Dthより大きいので、文書モードの場合でも画像濃度の
点では問題がない。しかし、感光体が劣化すると、レー
ザ出力P2に対応する画像濃度D2は画像濃度の閾値Dthよ
り小さくなり、文書モードにおける画像濃度低下が実用
上大きな問題となる。そこで、文書モードにおけるレー
ザ出力をP2より大きな値P1に設定して画像濃度の低下を
抑え、特に、感光体が劣化した状態であってもP1に対応
する画像濃度D11が画像濃度の閾値Dthより大くなるよう
にP1を設定すれば実用上問題はなくなる。他方、写真モ
ードの場合には、レーザ出力をP1とすると感光体の照射
光量−表面電位特性(感光体E−V特性)の非直線性の
ため、階調再現が困難となる。すなわち、ディザ法など
の面積階調により階調再現を行う場合であっても階調数
の多い場合には単純な2値ディザ法ではなく多値ディザ
法等を用いる必要があり、例えば0,1/4P1,2/4P1,3/4P1,
P1の5値のレーザ出力に対応した5値ディザ法を用いる
場合には、これら5つのレーザ出力に対応する5つの画
像濃度は明瞭に識別できなければならない。ところが、
レーザ出力の大きなP1付近の領域では、レーザ出力の変
化(照射光量の変化)による感光体表面電位の変化が小
さくなり、レーザ出力の変化が画像濃度の変化として現
われにくくなる。そこで、写真モードの場合のレーザ出
力はP2のままとし中間調の良好な再現性を確保する。な
お、ここで多値ディザ法を用いる場合はパルス幅変調に
より実行的なレーザ出力を変化させている。
次に、上記のP1,P2の選定について実測データに即し
て説明する。第4図は、レーザ出力と感光体表面電位の
関係を初期状態の場合とコピーを40000回繰り返した後
(以下「40K後」という)の場合について示したもので
ある。ここで、画像濃度の閾値Dthを1.3としており、こ
の場合Dth=1.3を実現するために必要な感光体表面電位
Vthは約240Vである。なお、この実測において、感光体
の帯電はツェナー電圧750Vのツェナーダイオードを使用
したスコロトロン方式による、帯電装置への流れ込み電
流は300μA,ドラム周速は136mm/秒である〔第4図
(b)〕。この条件下で、文書モードにおいて原稿のベ
タ黒部に対応するレーザ出力をP1=1.2mWとした場合
と、P2=0.6mWとした場合について考える。初期状態に
おいてはレーザ出力P2=0.6mWに対応する感光体表面電
位は第4図(a)より170V程度であり、Vthより小さい
ので、画像濃度の点では問題がない〔このときの画像濃
度の実測値は、第4図(b)より1.34(>Dth)〕。し
かし、40K後には、P2=0.6mWに対応する感光体表面電位
は第4図(a)より280V程度であり、Vthより大きいの
で、画像濃度の低下が実用上大きな問題となる〔このと
きの画像濃度の実測値は、第4図(b)より1.05(<D
th)〕。これに対し、レーザ出力P1=1.2mWの場合に
は、第4図(a)より初期状態における感光体表面電位
は50V程度〔画像濃度の実測値は、第4図(b)より1.3
5(>Dth)〕、40K後の感光体表面電位は180V程度〔画
像濃度の実測値は、第4図(b)より1.33(>Dth)〕
であり、40K後であってもVthより小さいため、画像濃度
の点で実用上問題がない。したがってこのような実測の
条件下では、文書モードにおけるレーザ出力をP1=1.2m
Wとすればよいことになる。ただし、レーザ出力P1=1.2
mW付近ではこのレーザ出力−感光体表面電位特性の曲線
の傾きが小さく階調再現が困難であるため、写真モード
では特性曲線の傾きの比較的大きくなるP2=0.6mW程度
をレーザ出力値として設定する必要がある。
て説明する。第4図は、レーザ出力と感光体表面電位の
関係を初期状態の場合とコピーを40000回繰り返した後
(以下「40K後」という)の場合について示したもので
ある。ここで、画像濃度の閾値Dthを1.3としており、こ
の場合Dth=1.3を実現するために必要な感光体表面電位
Vthは約240Vである。なお、この実測において、感光体
の帯電はツェナー電圧750Vのツェナーダイオードを使用
したスコロトロン方式による、帯電装置への流れ込み電
流は300μA,ドラム周速は136mm/秒である〔第4図
(b)〕。この条件下で、文書モードにおいて原稿のベ
タ黒部に対応するレーザ出力をP1=1.2mWとした場合
と、P2=0.6mWとした場合について考える。初期状態に
おいてはレーザ出力P2=0.6mWに対応する感光体表面電
位は第4図(a)より170V程度であり、Vthより小さい
ので、画像濃度の点では問題がない〔このときの画像濃
度の実測値は、第4図(b)より1.34(>Dth)〕。し
かし、40K後には、P2=0.6mWに対応する感光体表面電位
は第4図(a)より280V程度であり、Vthより大きいの
で、画像濃度の低下が実用上大きな問題となる〔このと
きの画像濃度の実測値は、第4図(b)より1.05(<D
th)〕。これに対し、レーザ出力P1=1.2mWの場合に
は、第4図(a)より初期状態における感光体表面電位
は50V程度〔画像濃度の実測値は、第4図(b)より1.3
5(>Dth)〕、40K後の感光体表面電位は180V程度〔画
像濃度の実測値は、第4図(b)より1.33(>Dth)〕
であり、40K後であってもVthより小さいため、画像濃度
の点で実用上問題がない。したがってこのような実測の
条件下では、文書モードにおけるレーザ出力をP1=1.2m
Wとすればよいことになる。ただし、レーザ出力P1=1.2
mW付近ではこのレーザ出力−感光体表面電位特性の曲線
の傾きが小さく階調再現が困難であるため、写真モード
では特性曲線の傾きの比較的大きくなるP2=0.6mW程度
をレーザ出力値として設定する必要がある。
他方、現像剤が劣化した場合には第3図(b)に示す
ようになるが、上記の感光体が劣化した場合と同様に、
文書モードのときのレーザ出力P1を写真モードのときの
レーザ出力P2より大きな値に設定することにより、写真
モードにおける中間調の良好な再現性を保持しつつ、文
書モードにおける画像濃度低下を抑えることができる。
すなわち、第3図(b)に示すように、現像剤が劣化し
た状態では、レーザ出力P2に対応する画像濃度D3は画像
濃度の閾値Dthより小さくなるが、文書モードのときレ
ーザ出力を大きくしてP1に設定し、P1に対する画像濃度
D12がDthより大きな値となるようにすれば、実用上問題
はなくなる。
ようになるが、上記の感光体が劣化した場合と同様に、
文書モードのときのレーザ出力P1を写真モードのときの
レーザ出力P2より大きな値に設定することにより、写真
モードにおける中間調の良好な再現性を保持しつつ、文
書モードにおける画像濃度低下を抑えることができる。
すなわち、第3図(b)に示すように、現像剤が劣化し
た状態では、レーザ出力P2に対応する画像濃度D3は画像
濃度の閾値Dthより小さくなるが、文書モードのときレ
ーザ出力を大きくしてP1に設定し、P1に対する画像濃度
D12がDthより大きな値となるようにすれば、実用上問題
はなくなる。
なお上記において、文書モードのときのレーザ出力P1
は固定値としてもよいが、感光体又は現像剤の劣化状態
に応じて(例えば、現在までのコピー回数をカウントし
てその回数に応じて)P1を変化させてもよい。
は固定値としてもよいが、感光体又は現像剤の劣化状態
に応じて(例えば、現在までのコピー回数をカウントし
てその回数に応じて)P1を変化させてもよい。
発明の効果 以上説明したように本発明を実施したディジタル複写
機では、写真モードにおける中間調の良好な再現性を保
持しつつ、文書モードにおいて感光体又は現像剤の劣化
による画像濃度の低下を抑えることができる。これによ
りディジタル複写機の耐久安定性が向上する。
機では、写真モードにおける中間調の良好な再現性を保
持しつつ、文書モードにおいて感光体又は現像剤の劣化
による画像濃度の低下を抑えることができる。これによ
りディジタル複写機の耐久安定性が向上する。
第1図は本発明を実施したディジタル複写機のプリンタ
要部の概略図、第2図は前記ディジタル複写機における
レーザ出力設定ルーチンのフローチャート、第3図はデ
ィジタル複写機におけるレーザ出力,感光体表面電位及
び画像濃度の3者の関係を示す図、第4図はディジタル
複写機におけるレーザ出力と感光体表面電位及び画像濃
度の実測データを示す図、第5図は原稿濃度とスキャナ
出力との関係及び原稿濃度と画像濃度との関係を示す図
である。 (9)……レーザビーム,(6)……レーザ光源, (13)……マイクロコンピュータ(制御手段), (14)……階調再現モード検出手段。
要部の概略図、第2図は前記ディジタル複写機における
レーザ出力設定ルーチンのフローチャート、第3図はデ
ィジタル複写機におけるレーザ出力,感光体表面電位及
び画像濃度の3者の関係を示す図、第4図はディジタル
複写機におけるレーザ出力と感光体表面電位及び画像濃
度の実測データを示す図、第5図は原稿濃度とスキャナ
出力との関係及び原稿濃度と画像濃度との関係を示す図
である。 (9)……レーザビーム,(6)……レーザ光源, (13)……マイクロコンピュータ(制御手段), (14)……階調再現モード検出手段。
Claims (1)
- 【請求項1】イメージスキャナとプリンタを具備してな
り、中間調再現に重点を置いた写真モードとコントラス
ト再現に重点を置いた文書モードの二つの階調再現モー
ドを有するディジタル複写機において、 前記文書モードにおける前記プリンタのレーザ出力が前
記写真モードにおける前記プリンタのレーザ出力よりも
感光体または現像剤の劣化状態に応じた大きな値となる
ように制御する手段を設けたことを特徴とするディジタ
ル複写機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313644A JP2923314B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ディジタル複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313644A JP2923314B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ディジタル複写機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03173656A JPH03173656A (ja) | 1991-07-26 |
JP2923314B2 true JP2923314B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=18043793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1313644A Expired - Fee Related JP2923314B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ディジタル複写機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923314B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2839006B2 (ja) * | 1996-04-15 | 1998-12-16 | 日本電気株式会社 | 画像出力装置 |
JP2001194839A (ja) * | 2000-01-07 | 2001-07-19 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02301780A (ja) * | 1989-05-17 | 1990-12-13 | Hitachi Ltd | 半導体レーザ記録制御装置 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP1313644A patent/JP2923314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03173656A (ja) | 1991-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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