JP7222682B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
パターン画像の濃度の実測値に基づき階調補正テーブルを作成する第一作成手段と、
前記パターン画像の濃度の予測値に基づき前記階調補正テーブルを作成する第二作成手段と、
画像形成装置が画像を形成せずに放置されていた時間である放置時間を計測する計測手段と、
前記放置時間が第一閾値以上であれば、前記第一作成手段に前記階調補正テーブルを作成させ、前記放置時間が前記第一閾値以上でなく、かつ、前記第一閾値より小さな第二閾値以上であれば、前記第二作成手段に前記階調補正テーブルを作成させ、前記放置時間が前記第二閾値以上でなければ、前記第一作成手段と前記第二作成手段との両方に前記階調補正テーブルを作成させない作成制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
[画像形成装置]
図1は画像形成装置1の概略断面図である。画像形成装置1はリーダ2とプリンタ3を有している。リーダ2は原稿やテストチャートを読み取る読取装置である。テストチャートとは複数のパターン画像が形成されたシートのことである。光源23は原稿台ガラス22上に置かれた原稿21に光を照射する。光学系24は原稿21からの反射光をCCDセンサ25に導き、結像させる。CCDはチャージカップルドデバイスの略称である。CCDセンサ25は、レッド、グリーン、ブルーの色成分信号を生成する。リーダ画像処理部28はCCDセンサ25により得られた色成分信号に画像処理(例:シェーディング補正など)を実行して画像データを生成する。リーダ画像処理部28は、画像データをプリンタ3のプリンタ制御部29に転送する。
図2(A)はプリンタ制御部29を構成する部品を示している。プリンタコントローラ200は画像形成装置1を統括的に制御するコントローラである。エンジンコントローラ250は主にプリンタ3を制御するコントローラである。プリンタコントローラ200のCPU201は、プリンタコントローラ200の各部を制御する中央演算処理装置である。RAM202は、画像形成条件や制御テーブル、変換テーブルなどを記憶する記憶装置である。ROM203は制御プログラムなどを記憶する記憶装置である。プリンタコントローラ200は複数の通信回路を有している。ホストIF211はホストコンピュータなどと通信するための通信回路であり、プリント指示や画像データを受信する。IFはインタフェースの略称である。リーダIF212はリーダ2と通信する通信回路であり、原稿の画像データを受信する。また、リーダ2にパターン画像を読み取らせるためにユーザがパターン画像の形成されたシート(テストチャート)を原稿台ガラス22に載せて読取動作を実行した場合、リーダIF212はリーダ2から出力された読取データを取得する。エンジンIF213はエンジンコントローラ250と通信する通信回路であり、画像信号を送信したり、様々な測定データを受信したりする。RIP(ラスタイメージプロセッサ)204は画像データを展開してビットマップ画像に展開するプロセッサである。色処理部315はカラーマネージメントプロファイルなどを用いてビットマップ画像の色空間を変換する。たとえば、RGB形式の画像データがYMCK形式の画像データに変換される。階調補正部206は、プリンタ3により形成される画像の階調特性が理想的な階調特性となるように、画像データを階調補正テーブル(γLUT)に基づいて補正する。中間調部207は階調補正された画像データに対してディザマトリクスや誤差拡散法などの擬似中間調処理を実行する。中間調部207から出力される画像信号はエンジンIF213を介してエンジンコントローラ250に出力される。操作部214は画像形成装置1の操作者が指示を入力したり、操作者に情報を表示したりするタッチパネルディスプレイである。なお、色処理部315、階調補正部206、中間調部207は、複数の画像処理に対応している。しかし、たとえば、画像形成装置1がこれら複数の画像処理のすべてを実行するイメージプロセッサを有してもよい。イメージプロセッサはCPU201と異なるプロセッサである。また、イメージプロセッサは複数の画像処理の一部を実行してもよい。また、イメージプロセッサが1つのプロセッサを有することに限定されず、複数のプロセッサを有していてもよい。
予測部224は画像濃度の変動と相関して変動する入力値(例:環境情報や画像形成条件など)に基づき階調レベルごとの画像濃度を予測する。入力値は信号値と呼ばれてもよい。画像形成装置1は、一般に夕方または夜に停止し、翌朝に再び起動される。したがって、前日の夜の環境に適した画像形成条件と、翌日の朝の環境に適した画像形成条件とは異なる。前日夜の環境情報と翌朝の環境情報とが一致することも稀にあるが、通常、両者は異なっている。そのため、画像形成装置1により形成される画像の濃度は目標濃度から乖離している。そして、画像形成装置1が連続して画像を形成している間に、画像の濃度は安定濃度に収束する。また、節電モードがスタンバイモードへ復帰した直後においても、同様に、画像の濃度が目標濃度から乖離する可能性がある。
図6はCPU201が実行するキャリブレーションを示すフローチャートである。
・S601でCPU201はメインキャリブレーション(第一モード)の実行条件が満たされたかどうかを判定する。メインキャリブレーションとはシートSにパターン画像を形成し、パターン画像の読取データを濃度データへ変換し、濃度データに基づいて画像形成条件を補正する処理である。予測型キャリブレーションとはシートSにパターン画像を形成せずに、予測濃度を用いて画像形成条件を補正する処理である。メインキャリブレーションの実行条件が満たされると、CPU201はS602に進む。一方で、メインキャリブレーションの実行条件が満たされていなければ、CPU201はS611に進む。たとえば、ユーザが操作部214からメインキャリブレーションの実行指示を入力した場合に実行条件は満たされる。
・S602でCPU201の電位制御部221は電位制御を実行する。電位制御とは、帯電バイアス(VdT)、グリッドバイアス(Y)および現像バイアス(Vdc)などを決定することをいう。CPU201は、環境センサ261により取得された環境条件(例:温度や湿度、絶対水分量)に応じて帯電バイアス(VdT)、グリッドバイアス(Y)および現像バイアス(Vdc)を決定する。電位制御は当技術分野において既知であるため、その詳細な説明は省略される。
・S603でCPU201の載り量調整部222は最大濃度のための画像形成条件(例:レーザーパワーLPW)を調整する。最大濃度は最大載り量と呼ばれてもよい。たとえば、載り量調整部222は電位制御で決定されたグリットバイアス(Y)と現像バイアス(Vdc)とをエンジンコントローラ250に設定し、プリンタ3を制御してトナーの最大載り量を調整するためのパターン画像をシートSに形成させる。そして、ユーザはパターン画像が形成されたシートS(テストチャート)をリーダ2に載せて読み取らせると、リーダIF212はリーダ2から出力された読取データを取得する。載り量調整部222は載り量とレーザパワーLPWとの関係を読取データに基づいて求める。さらに、載り量調整部222はこの関係から最大載り量が得られるレーザパワーLPWを決定する。トナーの最大載り量を調整する手法も当技術分野において既知であるため、その詳細な説明は省略される。
・S604でCPU201のテーブル作成部223はエンジンコントローラ250を通じて画像形成部10を制御し、階調補正用のパターン画像をシートSに形成する。階調補正用のパターン画像には、たとえば、トナー色ごとに64階調のパターン画像が含まれている。そして、ユーザがパターン画像が形成されたシートS(テストチャート)をリーダ2に載せて読み取らせると、リーダIF212はリーダ2から出力された読取データを取得する。
・S605でCPU201のテーブル作成部223は各階調ごとの画像濃度をリーダIF212により取得された階調補正用のパターン画像の読取データに基づいて求める。
・S606でCPU201のテーブル作成部223は測定された階調補正用のパターン画像の濃度を基準濃度として取得し、このときの各センサの基準信号値を取得する。テーブル作成部223は、パターン画像を形成するためにエンジンコントローラ250に設定した画像形成条件の基準値と基準信号値を取得する。画像形成条件の基準値は、たとえば、グリッドバイアス、現像バイアスおよびレーザパワーLPWである。基準濃度は、各階調ごとの画像濃度である。基準信号値は、たとえば、上述のトナー濃度、カウント値、タイマー値である。基準値と基準信号値とは信号値記憶部501に格納される。基準濃度は濃度記憶部511、521、551に格納される。
・S607でCPU201のテーブル作成部223は、シートSに形成される画像の階調特性が理想的な階調特性(階調ターゲット)に一致するように、測定された画像濃度に基づいて基本テーブル241を作成する。テーブル作成部223は、たとえば、測定された画像濃度に対して補間処理とスムージング処理を行い、プリンタ3の階調特性を取得する。テーブル作成部223は、全濃度領域の階調特性と階調ターゲットとに基づき、基本テーブル241を作成する。テーブル作成部223は、基本テーブル241を階調補正部206に設定する。
基本テーブル241が作成されたときから時間が経過するにつれて環境条件や画像形成装置1の状態は変化する。そのため、これらの変化に応じて基本テーブル241は修正されなければならない。基本テーブル241を作成するためにはパターン画像が形成されなければならないので、ダウンタイムが発生してしまう。そこで、予測型キャリブレーション(第二モード)が採用される。予測型キャリブレーションとは、パターン画像を形成することなく、階調補正テーブルを更新する処理である。予測型キャリブレーションを採用することで、ダウンタイムが大幅に削減される。なお、予測型キャリブレーションでは修正テーブル242が求められ、メインキャリブレーションで求められた基本テーブル241に合成される。これにより、階調補正テーブルが補正(修正)される。
・S611でCPU201は予測型キャリブレーションの実行条件が満たされたかどうかを判定する。実行条件は、たとえば、電源がONしたこと、画像形成装置1がスリープモード(節電モード)から復帰したこと、環境が変動したこと、予め設定されたタイミングになったことである。予測型キャリブレーションの実行頻度はメインキャリブレーションの実行頻度よりも多い。実行条件が満たされていなければ、CPU201はS601に戻る。一方、実行条件が満たされていれば、CPU201はS612に進む。
・S612でCPU201の予測部224は予測濃度を求める。ここでは、予測部224は10階調に対応した10個の予測濃度を求める。
・S613でCPU201のテーブル作成部223は10個の予測濃度に基づき予測濃度特性(予測階調特性)を作成する。たとえば、予測部224は、10個の予測濃度を用いて補間演算することによって、全ての階調の濃度を求める。なお、テーブル作成部223は10個の予測濃度を用いて予測濃度特性を表す近似式を求めてもよい。
図9は決定部540が実行する制御量の決定処理の他の例を示している。ここでは、画像形成条件の制御量としてレーザパワーLPWと帯電バイアスVdが決定されるものと仮定されている。
・S901で決定部540の演算部541は予測濃度の変動量ΔDを演算する。演算部541は変動量ΔDを求めるための演算モデルを有していてもよい。ここでは、変動量ΔDに寄与する相関因子は、たとえば、レーザパワーLPW、現像器14内のトナー濃度、帯電バイアスVd、機内温度T、機外温度、機外湿度Hであってもよい。演算モデルは相関因子ごとのモデル係数を有している。
ここでmc1はレーザパワーLPWについてのモデル係数である(=0.0024)。mc2は帯電バイアスVdについてのモデル係数である(=0.0005)。式(1)が求められるべき関係式である。
ここではΔLPW=3と算出される。
長時間にわたり放置された画像形成装置1が、放置前の画像形成条件を使用すると、出力物の濃度が濃くなる。現像器14は、トナーの帯電量を一定に維持するために、トナーとキャリアを撹拌することでトナーを摩擦帯電させる。しかし、画像形成装置1が放置されている間は現像器14も停止しているため、トナーの帯電量が低下する。そのため、画像形成装置1が長時間にわたり放置された後の出力物の濃度は基準濃度よりも濃くなる。
ここでLN(t)は自然対数を示している。
Vcont=VdT - Vl - Vback・・・・(5)
Vcontはコントラスト電位である。Tdは現像器14の内部に収容されているトナーの濃度である。VdTは自動階調補正において決定された帯電バイアスである。Vlは自動階調補正において決定されたレーザパワーによって露光された感光ドラム11の表面電位である。Vbackはかぶりトナーの発生を抑制するための電位差である。たとえば、放置時間Tが30時間であれば、Pは約0.87%である。つまり、起動時のトナー帯電量は放置前のトナー帯電量に対して約87%の帯電量である。コントラスト電位Vcontと現像器14のトナー濃度Tdに変化がなければ、起動時のトナー量指数Tidxは放置前のトナー量指数Tidxよりも大きくなる。このようにトナー量指数Tidxはトナーの放置時間tに応じて変化する。そのため、トナー量指数Tidxは画像形成装置1の起動直後に形成される出力物の濃度に対して相関が高い。
a=(D1' - D30') / ((LN(1) - LN(30))・・・(7)
b=D1' - a×LN(1)・・・・(8)
ここで、xは枚数を示している。たとえば、D1'が1.523であり、D30'が1.448であれば、aは-0.0221と算出される。同様にbは1.523と算出される。式(6)ないし式(8)が示すように、第三予測演算部550は予測濃度D1'、D30'に基づき出力枚数xに応じた予測濃度Dx'を算出する。
メインキャリブレーションはパターン画像の実測濃度を用いて階調補正テーブルを作成するため、階調補正精度は高くなるが、ダウンタイムが長くなる。一方で、予測型キャリブレーションは、予測濃度を用いて階調補正テーブルを作成するため、ダウンタイムを削減できる。特に放置時間が短ければ濃度の予測精度が高くなるため、階調補正精度も高い。しかし、放置時間が長くなると、実測濃度と予測濃度との差が大きくなることがある。発明者が行った実験によると、放置時間が100時間以上になると、メインキャリブレーションが必要になるほど、予測型キャリブレーションの階調補正精度が低下した。そこで、実施例2は、放置時間に応じてキャリブレーションのタイプを切り換えることで、ダウンタイムの削減と階調補正の精度とを両立する。
図15はキャリブレーションに関連したCPU201の機能を示している。すでに説明された部分の説明は省略される。取得部271は、エンジンコントローラ250に設けられたタイマー263のタイマー値に基づき放置時間を取得する。たとえば、取得部271は、画像形成装置1が停止するときにタイマー263から停止時刻を取得し、不揮発性のメモリに停止時刻を記憶する。取得部271は、画像形成装置1が再起動するとタイマー263から再起動時刻を取得する。さらに、取得部271は、再起動時刻と、不揮発性のメモリから読み出した停止時刻との差分を放置時間として取得する。この場合、タイマー263はリアルタイムクロックであってもよい。判定部272は、放置時間が第一閾値(例:100時間)以上かどうかを判定する。つまり、判定部272は、放置時間に基づきメインキャリブレーションが必要かどうかを判定する。測定部273は、メインキャリブレーションを実行して実測濃度(濃度の実測値)を取得する。測定部273は、プリンタ3を制御してシートにパターン画像を形成し、リーダ2にシート上のパターン画像を読み取らせ、読取結果に基づき濃度の実測値を取得する。予測部224は、予測型キャリブレーションを実行し、予測濃度を取得する。テーブル作成部223は、第一作成部275と第二作成部276を有している。第一作成部275は濃度の実測値に基づき階調補正テーブル(基本テーブル241)を作成し、RAM202に書き込む。第二作成部276は、予測濃度に基づき修正テーブル242を作成し、RAM202に書き込む。なお、第二作成部276は、基本テーブル241と修正テーブル242を合成して階調補正テーブルを作成してもよい。現像制御部281は、撹拌モータ282を制御する。撹拌モータ282は現像器14のトナー収容器に保持されているトナーを撹拌することでトナーを帯電させる。放置時間中は撹拌モータ282が停止しているため、トナーの帯電量が徐々に低下する。時間決定部280は、放置時間などに基づき帯電量の回復時間(撹拌時間)を決定する。現像制御部281は、メインキャリブレーションの実行前に、時間決定部280により決定された回復時間にわたり、撹拌モータ282を稼働させてもよい。現像制御部281は、エンジンコントローラ250を介して撹拌モータ282を制御してもよいし、現像制御部281がエンジンコントローラ250のCPU251に実装されてもよい。
図16はCPU201が実行するキャリブレーションを示すフローチャートである。なお、破線や一点鎖線で示されたステップはオプションであり、実施例3または実施例4で説明される。
・S1601でCPU201(取得部271)はタイマー263から放置時間を取得する。
・S1602でCPU201は(判定部272)は放置時間が第一閾値以上であるかどうかを判定する。第一閾値は実験またはシミュレーションにより決定される閾値であり、濃度の実測値と予測値との乖離が許容値を超えうるような放置時間である。第一閾値はプリンタ3の内部構成やトナーの素材、予測関数などに応じて変わりうる。そのため、実験またはシミュレーションが必要となる。放置時間が第一閾値以上であれば、メインキャリブレーションが必要になるため、CPU201は処理をS1605に進める。放置時間が第一閾値以上でなければ、メインキャリブレーションが不要なためCPU201は処理をS1607に進める。
・S1605でCPU201(測定部273、第一作成部275)はメインキャリブレーションを実行する。メインキャリブレーションは、図6に示されたS602からS607までの処理を含む。その後、CPU201はキャリブレーションを終了する。
・S1607でCPU201(予測部224、第二作成部276)は予測型キャリブレーションを実行する。予測型キャリブレーションは、図6に示されたS612からS615までの処理を含む。その後、CPU201はキャリブレーションを終了する。
ところで、発明者の実験によれば、放置時間が8時間未満であれば、そもそもキャリブレーションが必要ないことがわかった。そこで、放置時間が第二閾値未満であれば、キャリブレーションをスキップすることで、さらにダウンタイムが削減可能となる。そこで、実施例3は、図16に示されたS1606を採用する。なお、第二閾値は第一閾値よりも小さい。第二閾値は実験またはシミュレーションにより決定される閾値であり、基本テーブル241を使用し続けても階調特性がターゲット特性に近いような放置時間である。第二閾値もプリンタ3の内部構成やトナーの素材、予測関数などに応じて変わりうる。そのため、実験またはシミュレーションが必要となる。
放置時間が長くなるとトナーの帯電量が減少する。一般に、トナーの帯電量は、トナーを撹拌することで維持される。画像形成装置1が停止している間は撹拌が実行されないため、トナーの帯電量が減少してしまう。トナーの帯電量が極端に減少した状態でメインキャリブレーションを実行しても精度のよい階調補正テーブルが作成されないだろう。そこで、実施例4は、メインキャリブレーションを実行する前にトナーの帯電量の回復処理を実行する。
Claims (6)
- パターン画像の濃度の実測値に基づき階調補正テーブルを作成する第一作成手段と、
前記パターン画像の濃度の予測値に基づき前記階調補正テーブルを作成する第二作成手段と、
画像形成装置が画像を形成せずに放置されていた時間である放置時間を計測する計測手段と、
前記放置時間が第一閾値以上であれば、前記第一作成手段に前記階調補正テーブルを作成させ、前記放置時間が前記第一閾値以上でなく、かつ、前記第一閾値より小さな第二閾値以上であれば、前記第二作成手段に前記階調補正テーブルを作成させ、前記放置時間が前記第二閾値以上でなければ、前記第一作成手段と前記第二作成手段との両方に前記階調補正テーブルを作成させない作成制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - トナーを収容する現像手段と、
前記現像手段に収容されているトナーの帯電量を回復する回復手段と、をさらに有し、
前記放置時間が第一閾値以上になったことで前記第一作成手段が前記階調補正テーブルを作成する場合、前記回復手段は、前記トナーの帯電量の回復処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記放置時間に基づき回復時間を決定する決定手段をさらに有し、
前記回復手段は、前記決定手段により決定された回復時間にわたり前記回復処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記回復手段は、前記トナーを撹拌することで前記トナーの帯電量を回復するモータを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- シートに画像を形成する画像形成装置であって、
変換条件に基づき画像データを変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成されたパターン画像を検知する検知手段と、
前記検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づき、前記変換条件を生成する第一生成手段と、
前記画像形成装置により形成される画像の濃度の変動に相関するデータを取得する取得手段と、
前記画像形成装置が起動した後に形成される画像の第一画像濃度を前記起動後に前記取得手段により取得されたデータに基づき予測する第一予測部と、前記画像形成装置が複数のシートに連続して複数の画像を形成すると仮定して前記複数のシートの1より多い所定枚目のシートに形成される画像の第二画像濃度を前記起動後に前記取得手段により取得されたデータに基づき予測する第二予測部と、前記第一画像濃度と前記第二画像濃度のうち低いほうの画像濃度が目標濃度となるように前記画像形成手段により形成される画像の濃度を調整するための前記画像形成手段の画像形成条件を決定する決定部と、前記決定部により決定された前記画像形成条件に基づき前記複数のシートに形成される階調ごとの画像濃度を予測する第三予測部と、を有し、前記複数のシートに対応する複数の変換条件を前記第三予測部により予測された前記階調ごとの画像濃度に基づき生成する第二生成手段と、
前記画像形成装置が画像を形成せずに放置されていた放置時間を計測する計測手段と、を有し、
前記変換手段は、前記放置時間が第一時間ならば前記第一生成手段により生成された前記変換条件を用いて前記画像データを変換し、前記放置時間が前記第一時間より短い第二時間ならば前記第二生成手段により生成された前記変換条件を用いて前記画像データを変換することを特徴とする画像形成装置。 - シートに画像を形成する画像形成装置であって、
変換条件に基づき画像データを変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成されたパターン画像を検知する検知手段と、
前記検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づき、前記変換条件を生成する第一生成手段と、
前記画像形成装置により形成される画像の濃度の変動に相関するデータを取得する取得手段と、
前記画像形成装置がスリープモードからスタンバイモードへ復帰した後に形成される画像の第一画像濃度を前記復帰後に前記取得手段により取得されたデータに基づき予測する第一予測部と、前記画像形成装置が複数のシートに連続して複数の画像を形成すると仮定して前記複数のシートの1より多い所定枚目のシートに形成される画像の第二画像濃度を前記復帰後に前記取得手段により取得されたデータに基づき予測する第二予測部と、前記第一画像濃度と前記第二画像濃度のうち低いほうの画像濃度が目標濃度となるように前記画像形成手段により形成される画像の濃度を調整するための前記画像形成手段の画像形成条件を決定する決定部と、前記決定部により決定された前記画像形成条件に基づき前記複数のシートに形成される階調ごとの画像濃度を予測する第三予測部と、を有し、前記複数のシートに対応する複数の変換条件を前記第三予測部により予測された前記階調ごとの画像濃度に基づき生成する第二生成手段と、
前記画像形成装置が画像を形成せずに放置されていた放置時間を計測する計測手段と、を有し、
前記変換手段は、前記放置時間が第一時間ならば前記第一生成手段により生成された前記変換条件を用いて前記画像データを変換し、前記放置時間が前記第一時間より短い第二時間ならば前記第二生成手段により生成された前記変換条件を用いて前記画像データを変換することを特徴とする画像形成装置。
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