JP2004088257A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画質を劣化させることなく、短時間の画質補正処理で色味を安定させることが可能な画像処理装置および画像処理システム、並びに、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供すること。
【解決手段】感光ドラム4上に複数の異なるパターンを画像形成し、画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を画像形成パターン毎に設定する。次に、感光ドラム4上のパターン毎の濃度を測定し、この濃度測定値を濃度情報に変換して画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成する。このようにして、比較的色味を気にしないフォントオブジェクトに適用される階調パッチ数は少なく、また、色味を重視するようなオブジェクトに対しては、これまでと同様な補正精度を適用できるよう補正処理の精度に自由度を持たせる構成とした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関し、より詳細には、画質を劣化させることなく短時間の画質補正処理で色味を安定させることが可能な画像処理装置および画像処理システム、並びに、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像処理装置を起動させてウォームアップ終了後に階調パターンなどの特定パターンを中間転写体や中間転写ベルト等に転写し、その階調パターンを光学センサーなどで読み取り、その情報をγ補正などの画像形成条件にフィードバックさせることで画像品質の安定性を向上させる手法が知られている。
【0003】
一般に、電子写真方式を用いた画像処理装置においては、オブジェクト毎に画像を形成するパターンを変えるような構成になっている。そのような画像処理装置では、イメージ部では電子写真特性が安定となるように比較的低線数のパターンを用い、また、フォントや罫線などのベクター部ではエッジに発生するノイズを低減させるために比較的高線数のパターンを用いる場合が多い。
【0004】
このような問題に対応するために、近年の電子写真エンジンでは複数の画像形成パターンをもつことが一般的となっており、画像形成パターン毎に画質を安定させるためにパターン毎に同じ階調数のパッチを用いて階調補正テーブルを作成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オブジェクト毎に複数の画像形成パターンをもつ従来の画像処理装置では、その階調補正テーブルを作成するためには多数の階調パッチを用いることが必要とされる結果、その処理にはかなりの時間を要する。
【0006】
一般に、この階調補正テーブル作成処理は、プリンタに代表される画像処理装置の電源投入後や複数枚数の印字後あるいはスリープ後などに行われるため、ユーザーが使用したい場合にこの処理がネックとなって速やかに画像処理装置(またはそのような装置を用いて構成された画像処理システム)が使用できないといった問題があった。
【0007】
従って、オブジェクトとそれに対応する画像形成パターンについて、色味が重視されるものとそうでないものに対して、補正する階調パッチ数を変えて処理することにより画像処理装置(画像処理システム)がダウンしている時間をできるだけ短くすることが求められている。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、画質を劣化させることなく短時間の画質補正処理で色味を安定させることが可能な画像処理装置および画像処理システム、並びに、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置であって、前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する画像形成手段と、当該画像形成手段の画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定可能な階調数設定手段と、前記画像形成手段により画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定するための濃度測定手段と、当該濃度測定手段により得られた濃度測定値を濃度情報に変換するための濃度値変換手段と、当該濃度値変換手段により得られた濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成するための階調補正テーブル作成手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記画像形成手段が画像形成するパターンは、形成される画像オブジェクトに応じて異なることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記階調数設定手段は、画像形成に用いる色材毎の階調数設定が可能であることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3の何れかに記載の画像処理装置において、前記階調数設定手段は、前記階調数の設定時にユーザーを識別する識別手段を備えていることを特徴とする。
【0013】
さらに、請求項5に記載の発明は、画像処理システムであって、少なくとも1つの外部装置と請求項1ないし4の何れかに記載の画像処理装置とが通信手段により接続され、前記外部装置から送出された画像信号を基に前記画像処理装置で画像形成することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置で用いられる画像処理方法であって、前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する第1のステップと、当該画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定する第2のステップと、前記画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定する第3のステップと、当該濃度測定により得られた濃度測定値を濃度情報に変換する第4のステップと、当該濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成する第5のステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する第1のステップと、当該画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定する第2のステップと、前記画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定する第3のステップと、当該濃度測定により得られた濃度測定値を濃度情報に変換する第4のステップと、当該濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成する第5のステップとを備えることを特徴とする。
【0016】
さらに、請求項8に記載の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項7に記載のプログラムを格納したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施例1)
図31は、本発明の画像処理システムの構成例を説明するための図で、この画像処理システムは、本発明の画像処理装置(例えば複写機)400と、外部から送信される画像信号を処理・制御して画像処理装置400と同期を取りながら印字する信号を送信するコントローラ401と、このコントローラ401とネットワーク402で接続されてコントローラ401にアプリケーションなどで作成された画像信号を送出するための外部機器403とから構成される。なお、以降の説明においては画像処理装置400とコントローラ401とを独立の装置として説明するが、これらを一体化して1つの画像処理装置とすることも可能である。
【0018】
画像処理装置400とコントローラ401とは、ビデオ信号とその他の制御コマンドを送信可能なケーブルで接続されているが、このような接続はケーブルという形態に限定される必要はなく、各機器(画像処理装置400とコントローラ401)の内部にNIC(ネットワークインターフェイスカード)とNICで制御される信号を処理する回路(不図示)を備えるようにしてネットワークなどの汎用の通信媒体で接続するようにしてもよい。
【0019】
また、外部機器403は、汎用コンピュータあるいは画像信号を生成・送信可能な機器で構成されるもので、ネットワーク402に接続することにより画像処理装置400を使って印字が可能となる。
【0020】
以下に、本発明の画像処理システムを構成する本発明の画像処理装置400およびコントローラ401について説明する。
【0021】
図1は、本発明の画像処理装置の構成例を説明するための図で、この例では、画像処理装置が、リーダー部Aとプリンタ部Bとから成るフルカラー複写機である場合を示している。以下、フルカラーの画像処理方法について説明する。
【0022】
原稿台ガラス102上に置かれた原稿101は光源103によって照射され、光学系104を介してCCDセンサー105に結像される。CCDセンサー105は、3列に配列されたレッド、グリーン、ブルーのCCDラインセンサー群により、ラインセンサー毎にレッド、グリーン、ブルーの色成分信号を生成する。これらの読み取り光学系ユニットは矢印の方向に走査することにより、原稿101をライン毎の電気信号データ列に変換する。
【0023】
また、原稿台ガラス102上には、原稿101の位置をつき当てて原稿101が斜めに置かれるのを防ぐためのつき当て部材107と、その原稿台ガラス102面に、CCDセンサー105の白レベルを決定しCCDセンサー105のスラスト方向のシェーディングを行うための基準白色板106とが配置されている。
【0024】
CCDセンサー105により得られた画像信号は、リーダー画像処理部108で画像処理された後、プリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部109で画像処理される。
【0025】
次に、リーダー画像処理部108について説明する。
【0026】
図2は、本実施例に係るリーダー部Aのリーダー画像処理部108における画像信号の流れを説明するためのブロック図である。この図に示すように、CCDセンサー105より出力される画像信号はアナログ信号処理部201に入力されてゲイン調整およびオフセット調整された後、A/Dコンバータ202で各色信号毎に8bitのディジタル画像信号R1、G1、B1に変換される。その後、シェーディング補正部203に入力され、色ごとに基準白色板106の読取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
【0027】
クロック発生部211は1画素単位のクロックを発生する。また、主走査アドレスカウンタ212では、クロック発生部211からのクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を生成する。そして、デコーダ213は、主走査アドレスカウンタ212からの主走査アドレスをデコードして、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中の有効領域を表すVE信号、ライン同期信号HSYNCを生成する。なお、主走査アドレスカウンタ212はHSYNC信号でクリアされ、次ラインの主走査アドレスの計数を開始する。
【0028】
CCDセンサー105の各ラインセンサーは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、図2に示したラインディレイ回路204において、副走査方向の空間的ずれを補正する。具体的には、B信号に対して副走査方向で、R、Gの各信号を副走査方向にライン遅延させてB信号に合わせる。
【0029】
入力マスキング部205は、CCDセンサー105のR、G、Bのフィルタの分光特性で決まる読み取り色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、次式のようなマトリックス演算を行う。
【0030】
【数1】
Figure 2004088257
【0031】
尚、係数であるa11〜a33は、色空間を変換するための変換係数である。
【0032】
光量/濃度変換部(LOG変換部)206は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R4、G4、B4の輝度信号をC0、M0、Y0の濃度信号に変換する。
【0033】
ライン遅延メモリ207は、不図示の黒文字判定部で、R4、G4、B4信号から生成されるUCR、FILTER、SEN等の判定信号までのライン遅延分だけ、C0、M0、Y0の画像信号を遅延させる。
【0034】
マスキング及びUCR回路208は、入力されたY1、M1、C1の3原色信号により黒信号(Bk)を抽出し、更に、プリンタ部Bでの記録色材の色濁りを補正する演算を施して、Y2、M2、C2、Bk2の信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット幅(8bit)で出力する。
【0035】
γ補正回路209は、リーダー部Aにおいて、プリンタ部Bの理想的な階調特性に合わせるべく濃度補正を行う。
【0036】
また、空間フィルタ処理部(出力フィルタ)210は、エッジ強調又はスムージング処理を行う。
【0037】
このように処理されたM4、C4、Y4、Bk4の面順次の画像信号は、プリンタ制御部109に送られ、プリンタ部BでPWM(パルス幅変調)による濃度記録が行われる。
【0038】
なお、214はリーダー部内の制御を行うCPU、215はRAM、216はROMであり、操作部217は表示器218を備えている。
【0039】
図3は、図2に示すリーダー画像処理部108における各制御信号のタイミングを説明するための図である。この図において、VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において、画像読取り(スキャン)を行って、順次、(M)、(C)、(Y)、(Bk)の出力信号を形成する。また、VE信号は、主走査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間において主走査開始位置のタイミングをとり、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。そして、CLOCK信号は画素同期信号であり、論理“0”から論理“1”への立ち上がりタイミングで画像データを転送するのに用いられる。
【0040】
次に、図1に示したプリンタ部Bの説明を行う。
【0041】
図1において感光ドラム4は、1次帯電器8により、一様に帯電される。
【0042】
画像データは、プリンタ画像処理部109に含まれるレーザドライバ及びレーザ光源110を介してレーザ光に変換され、そのレーザ光はポリゴンミラー1及びミラー2により反射され、一様に帯電された感光体ドラム4上に照射される。
【0043】
レーザ光の走査により潜像が形成された感光ドラム4は、図中に示す矢印の方向に回転する。すると、現像器3により各色ごとの現像が順次なされる。本実施例では、現像方式として、2成分系を用いており、感光体ドラム4のまわりに、各色の現像器3が上流よりブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の順で配置され、画像信号に応じた現像器が、その感光ドラム上に作られた潜像領域を現像するタイミングで、現像動作を行うようになっている。
【0044】
一方、転写紙6は転写ドラム5に巻き付けられてM、C、Y、Bkの順番に1回ずつ回転し、計4回転して各色のトナー画像が転写紙6上に多重に転写される。転写が終了すると、転写紙6を転写ドラム5から分離し、定着ローラ対7によって定着され、フルカラー画像プリントが完成する。
【0045】
感光ドラム4の現像器3の上流側には表面電位センサー12が配置されており、さらに、感光体ドラム4上の転写残トナーをクリーニングするためのクリーナー9と、後述する感光体ドラム4上に形成されたトナーパッチパターンの反射光量を検出するためのLED光源10(約960nmに主波長をもつ)およびフォトダイオード11が設けられている。
【0046】
図4は、本実施例における画像処理装置の制御ブロック図で、プリンタ制御部109は、CPU28及びROM30とRAM32、テストパターン記憶部31、濃度換算回路42及びLUT25より構成され、リーダー部A、プリンタエンジン部100と通信できるようになっている。
【0047】
プリンタ制御部109は、プリンタエンジン部100内の感光体ドラム4の回りに配置されている種々の装置類(LED10とフォトダイオード11から成る光学読み取り装置40、1次帯電器8、レーザ光源110、表面電位センサー12、現像器3)を制御している。また、機内の空気中の水分量を測定する環境センサー33が備えられている。表面電位センサー12は、現像器3より上流側に設けられており、1次帯電器8のグリッド電位、現像器3の現像バイアスは後述のようにCPU28により制御される。
【0048】
図5は、本実施例による階調画像を得るための画像信号処理回路構成の概念図である。画像の輝度信号がCCDセンサ105で得られ、リーダー画像処理部108において面順次の画像信号に変換される。この画像信号は、初期設定時のプリンタのγ特性が入力された画像信号によって表され、原画像の濃度と出力画像の濃度が一致するように、LUT25にて濃度特性が変換される。
【0049】
図6は、階調が再現される様子を説明するための4限チャート図である。この図において、第I象限は原稿濃度を濃度信号に変換するリーダー部Aの読み取り特性を示し、第II象限は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT25の変換特性を示し、第III象限はレーザ出力信号から出力濃度に変換するプリンタ部Bの記録特性を示し、第IV象限は原稿濃度から出力濃度の関係を表す画像処理装置のトータルの階調再現特性を示す。階調数は8bitのディジタル信号で処理しているので、256階調である。
【0050】
この画像処理装置では、第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III象限のプリンタ特性がリニアでない分を第IV象限のLUT25によって補正している。
【0051】
LUT25は後に述べる演算結果により生成される。LUT25にて濃度変換された後、パルス巾変調(PWM)回路26により信号がドット巾に対応した信号に変換され、レーザのON/OFFを制御するレーザダイオード(LD)ドライバ27に送られる。そして、レーザ光源110の走査により感光体ドラム4上にはドット面積の変化により、所定の階調特性を有する潜像が形成され、現像、転写、定着という過程を経て階調画像が再生される。
【0052】
(リーダー/プリンタの双方を含む系の階調制御)
次に、リーダー部A、プリンタ部Bの双方を含む系の画像再現特性の安定化に関する第1の制御系について説明する。
【0053】
図7は、リーダー部Aを用いて実行されるプリンタ部Bのキャリブレーションを説明するためのフローチャートである。このフローは、リーダー部Aを制御するCPU214とプリンタ部Bを制御するCPU28により実現され、操作部217上に設けられた自動階調補正というモード設定ボタンを押すことで本制御がスタートする。なお、本実施例では、表示器218は図8〜図10に示す様なプシュセンサーつきの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成されている。
【0054】
なお、図11および図12は、各々、テストプリント1の例およびテストプリント2の例を説明するための図である。
【0055】
(テストプリント1)
ステップS51において表示器218上に、テストプリント1のプリントスタートボタン81が現れ(図8(a))、それを押すことで図11に示すテストプリント1の画像がプリンタ部Bによりプリントアウトされる。このとき、テストプリント1を形成するための用紙の有無をCPU214が判断し、用紙がない場合は図8(b)に示すような警告表示を行う。
【0056】
このテストプリント1の形成時のコントラスト電位(後述する)は、環境に応じた標準状態のものを初期値として登録しておいた値を用いる。
【0057】
本実施例に用いた画像処理装置は、複数の用紙カセットを備え、B4、A3、A4、B5等複数種の用紙サイズが選択可能となっている。しかし、この制御で使用するプリント用紙は、後の読み取り作業時に、縦置き、横置きの間違えによるエラーを避けるために、一般で言われているラージサイズ紙を用いている。すなわち、B4、A3、11×17、LGRを用いるように、設定されている。
【0058】
図11に示したテストパターン1には、Y、M、C、K4色分の中間階調濃度による帯状のパターン61を形成する。このパターン61を目視で検査することにより、スジ状の異常画像、濃度ムラ、色ムラがないことを確認する。このパターンはスラスト方向に、パッチパターン62及び階調パターン71、72(図12)をカバーするようにCCDセンサー105の主走査方向のサイズが設定されている。
【0059】
異常が認められる場合には、再度、テストプリント1のプリントを行い、再度、異常が認められた場合にはサービスマンコールとする。
【0060】
なお、この帯パターン61をリーダー部Aで読み取り、そのスラスト方向の濃度情報により以後の制御を行うかどうかの可否判断を自動で下すことも可能である。
【0061】
一方、パターン62はY、M、C、Bkの各色の最大濃度パッチで、濃度信号値で255レベルを用いる。
【0062】
ステップS52では、このテストプリント1の画像を、原稿台ガラス102上に載せて、図9(a)に示される読み取りスタートボタン91を押す。このとき、図9(a)に示す操作者用のガイダンス表示が現れる。
【0063】
図13は、ステップS52においてテストプリント1の画像を原稿台ガラス102の上に載せる場合の状態を説明するための図で、この図では、原稿台を上部から見た様子を示している。左上のくさび型マークTが原稿台ガラス102の原稿つき当て用のマークであり、帯パターン61が、つき当てマークT側にくるようにして、なおかつ、表裏を間違えないように、操作パネル上で上述のようなメッセージを表示する(図9(a))。このようにすることで、置き間違えによる制御エラーが防止されるように工夫されている。
【0064】
リーダー部Aによりパターン62を読み取る際に、つき当てマークTから徐々に走査し、一番最初の濃度ギャップ点Aがパターン61の角で得られるので、その座標ポイントから、相対座標でパターン62の各パッチの位置をわり出してパターン62の濃度値を読み取る。
【0065】
読み取り中は図9(b)に示す表示が行われ、テストプリント1の向きや位置が不正確で読み取り不能のときは図9(c)に示すメッセージを表し、操作者が置きなおして、読み込みキー92を押すことにより再度読み取りを行う。
【0066】
得られたRGB値より光学濃度の換算するためには、次式(2)−1〜(2)−4を用いる。
M =−km  × log10(G/255)   (2)−1
C =−kc  × log10(R/255)   (2)−2
Y =−ky  × log10(B/255)   (2)−3
Bk=−kbk × log10(G/255)   (2)−4
この光学濃度換算に際しては、市販の濃度計と同じ値にするために、補正係数(k)で調整することとしている。また、別にLUTを用いてRGBの輝度情報からMCYBkの濃度情報に変換するようにしてもよい。
【0067】
次に、得られた濃度情報から最大濃度を補正する方法を説明する。
【0068】
図15は、相対ドラム表面電位と上式(2)−1〜(2)−4を基に得られた画像濃度との関係を説明するための図である。この図に示すように、画像濃度が、コントラスト電位(現像バイアス電位と1次帯電された後レーザ光を用いて最大レベルを打った時の感光ドラムの表面電位との差)が相対ドラム表面電位Aという設定で得られた最大濃度DAである場合、最大濃度の濃度域では、相対ドラム表面電位に対して画像濃度が実線Lに示すようにリニアに対応することがほとんどである。ただし、2成分現像系では、現像器内のトナー濃度が変動して下がってしまった場合、破線Nのように、最大濃度の濃度域で、非線形特性になってしまう場合もある。
【0069】
従って、ここでは、最終的な最大濃度の目標値を1.6としているが、0.1のマージンを見込んで、1.7を最大濃度として制御の目標値に設定する。ここでのコントラスト電位Bは、次式(3)を用いて求める。
B=(A+Ka)×1.7/DA   (3)
ここで、Kaは補正係数であり、現像方式の種類によって値を最適化するのが好ましい。
【0070】
実際には、電子写真方式の現像では、コントラスト電位Aの設定は環境に依存し、環境に応じて最適化しないと画像濃度が合わない。このため、先に説明した機内の水分量をモニターする環境センサー33の出力によって図16のように設定を変えている。
【0071】
従って、コントラスト電位を補正する方法として次式(4)の補正係数Vcont.ratelを、バックアップされたRAMに保存しておく。
Vcont.ratel=B/A   (4)
画像処理装置が、30分毎に環境(水分量)の推移をモニターし、その検知結果に基づいてAの値を決定する度に、A×Vcont.ratelを算出して、コントラスト電位を求める。
【0072】
次に、コントラスト電位から、グリッド電位と現像バイアス電位を求める方法を簡単に説明する。
【0073】
図17は、グリッド電位と感光ドラムとの関係を説明するための図である。グリッド電位を−200Vにセットして、レーザ光のレベルを最低にして走査したときの表面電位VL並びにレーザ光のレベルを最高にしたときの表面電位VHを表面電位センサー12で測定する。同様にグリッド電位を−400VにしたときのVLとVHを測定する。このようにして得られた−200Vのデータと−400Vのデータを補間・外挿することで、グリッド電位と表面電位との関係を求めることができる。この電位データを求めるための制御を電位測定制御とよぶ。
【0074】
VLから画像上にカブリトナーが付着しないように設定されたVbg(ここでは100Vに設定)の差を設けて、現像バイアスVDCを設定する。コントラスト電位Vcontは、現像バイアスVDCとVHの差分電圧であり、このVcontが大きいほど最大濃度が大きくとれるのは上述した通りである。
【0075】
計算で求めたコントラスト電位Bにするためには、図17の関係より何ボルトのグリッド電位が必要かを求める。また、何ボルトの現像バイアス電位が必要かは計算で求めることができる。
【0076】
図7のステップS53では、最大濃度を最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、このコントラスト電位が得られるようにグリッド電位および現像バイアス電位をCPU28がセットする。
【0077】
ステップS54にて、求めたコントラスト電位が制御範囲にあるかどうかを判断して、制御範囲からはずれている場合には現像器等に異常があるものと判断して、対応する色の現像器をチェックするようにサービスマンに認識可能なようにエラーフラグをたてておき、所定のサービスモードでそのエラーフラッグをサービスマンが識別できるようにする。
【0078】
ここでは、そのような異常時には制御範囲ぎりぎりの値にリミッターをかけて、修正制御して(S55)、制御は継続させる。
【0079】
以上説明したように、S53で求めたコントラスト電位となるように、CPU28によりグリッド電位と現像バイアス電位の設定を行う。
【0080】
図20は、濃度変換特性を説明するための図である。本実施形態での最大濃度を最終目標値より高めに設定する最大濃度制御により第III象限のプリンタ特性図は実践Jのようになる。もし仮に、このような制御を行わないときには、破線Hのような1.6に達しないプリンタ特性になる可能性もある。LUT25は最大濃度を上げる能力は持ち合わせていないので、破線Hの特性の場合には、LUT25をどのように設定しても、濃度DHと1.6の間の濃度は再現不可能となる。これに対して、実線Jのように最大濃度を僅かに越える設定になっていれば、確実に、第IV象限のトータル階調特性で濃度再現域は保証することが可能となる。
【0081】
(テストプリント2)
次に、図10(a)のように、操作パネル上にテストプリント2の画像のプリントスタートボタン150が現れ、それを押すことで図12のテストプリント2の画像がプリントアウトされる(S56)。プリント中は図10(b)のような表示となる。
【0082】
テストプリント2は、図12に示すように、Y、M、C、Bkの各色、4列16行の全部で64階調分のグラデーションのパッチ群により成り立ち、ここで、64階調分は、全部で256階調あるうちの濃度の低い領域を重点的にレーザ出力レベルを割り当ててあり、高濃度領域はレーザ出力レベルを間引いてある。このようにすることにより、特にハイライト部における階調特性を良好に調整することができる。
【0083】
図12において、71は解像度200lpi(lines/inch)のパッチ、72は400lpi(lines/inch)のパッチである。各解像度の画像を形成するためには、パルス幅変調回路26において、処理の対象となっている画像データとの比較に用いられる三角波の周期を複数用意することによって実現できる。
【0084】
なお、本画像処理装置は、階調画像は200lpiの解像度で、文字等の線画像は400lpiの解像度で作成している。この2種類の解像度で同一の階調レベルのパターンを出力しているが、解像度の違いで、階調特性が大きく異なる場合には、解像度に応じて先の階調レベルを設定するのがより好ましい。
【0085】
また、テストプリント2は、LUT25を作用させずにパターンジェネレータ29から発生させる。
【0086】
図14は、テストプリント2の出力を原稿台ガラス102の上に載せる場合の状態を説明するための図で、この図では、原稿台ガラス102を上部から見た様子を示している。左上のくさび型マークTが原稿台の原稿つき当て用のマークであり、Bkのパターンがつき当てマークT側にくるようにし、なおかつ、表裏を間違えないように操作パネル上でメッセージを表示する(図10(c))。このようにすることで、置き間違えによる制御エラーを防止することができる。
【0087】
リーダー部Aでパターンを読み取る際に、つき当てマークTから徐々に走査し、最初の濃度ギャップ点Bが得られるので、その座標ポイントから、相対座標でパターンの各色パッチの位置を割り出して読み取る(S57)。
【0088】
1パッチ(図12の73)あたりの読むポイントは図18のように、パッチの内部を、読み取りポイント(x)を16ポイントとり、得られた信号を平均する。なお、この読み取りポイント数は読み取り装置、画像処理装置によって最適化するのが好ましい。
【0089】
各色パッチ毎に16ポイントの値が平均されたRGB信号を、先に示した光学濃度への変換方法により濃度値に直し、それを出力濃度として横軸にレーザ出力レベルをプロットしたのが図19である。また、右縦軸には、紙のベース濃度(本例では0.08)を0レベルとし、この画像処理装置の最大濃度として設定している1.60を255レベルに正規化している。
【0090】
得られたデータが、C点のように特異的に濃度が高かったり、D点のように特異的に低かったりした場合には、原稿台ガラス102に汚れがあったり、テストパターン上に不良があったりすることがあるので、データ列に連続性が保存されるように、傾きにリミッターをかけて補正を行う。ここでは具体的には傾きが3以上の時は3に固定し、マイナス値の時はその前のレベルと同じ濃度レベルにしている。
【0091】
LUT25の内容は、前述したように、図19の濃度レベルを入力レベル(図6の濃度信号軸)に、レーザ出力レベルを出力レベル(図6のレーザ出力信号軸)に座標を入れ換えるだけで簡単に作成できる。パッチに対応しない濃度レベルについては補間演算により値を求める。このとき、入力レベル0レベルに対して、出力レベルが0レベルとなるように制限条件を設けている。そして、ステップS58で上述のように作成した変換内容をLUT25に設定する。
【0092】
以上で、読取装置を用いた第1の制御系によるコントラスト電位制御とγ変換テーブル作成が完了する。上述の処理中には、図10(d)のような表示が行われ、完了すると図10(e)のように表示される。
【0093】
次にコントローラ401を構成する基本ブロックの処理内容について説明する。
【0094】
図32は、コントローラ401を構成する基本ブロック図である。CPU回路部410は、内部に、ワークエリア、OS(オペレーティングシステム)が常駐するシステム動作エリアなどコントローラ内部で処理するためのメモリ空間を実現するRAM(ランダムアクセスメモリー)411と、システムの基本シーケンスが格納されたROM(リードオンメモリ)412とから構成される。CPU回路部410には、操作部413、データ生成部414、コネクタ415、画像処理部417、それにハードディスクで構成されるデータ記録部416が接続され、外部との通信や画像処理装置400に画像信号を送出する仕組みになっている。
【0095】
操作部413は、図33に示すように、操作者が意図する処理を実行するための各種キー群412、操作時の内容を表示する表示部420、表示内容を実行する実行キー423、表示内容をキャンセルするキャンセルキー422から構成されている。表示部420には、操作者が意図しないコントローラ401の動作内容も表示され、例えば液晶表示装置からなるドットマトリクスで構成される。
【0096】
データ生成部414では、後述するプリンタの印字特性(以後「γ特性」と呼ぶ)を補正するための画像パターンを生成するものである。生成された画像パターンは、画像処理部417により所定の画像処理パターンにより処理されて、コネクタ415を介して画像処理装置400に送出される。
【0097】
データ記録部416では、後述するγ補正処理により補正されたデータを保存し、そのデータは、外部機器403から送られてくる画像信号を補正するための補正データとして活用される。
【0098】
以上がコントローラ401を構成する基本ブロックの処理内容である。
【0099】
続いて、本画像処理システムの動作概要を図34の処理フローを用いて説明する。
【0100】
はじめに、操作者は外部機器403から所定のアプリケーションで作成された画像データを画像処理装置400宛てに送る(S4301)。送られた画像データは汎用ネットワーク402を介してコントローラ401へと届けられ、データの受信を開始する(S4302)。送られたデータは、コントローラ401内部のコネクタ415でネットワークプロトコルが解析され、所定のフォーマットデータとして受け取られる(S4303)。
【0101】
受け取られたデータは、CPU回路部410の指示により、データ記録部416に格納されているPDL(ページ記述言語)処理が実行され、データの解析(ラスター展開、ページ制御)などが行われる(S4304)。ここで、ラスター展開とは、送出する画像処理装置400の出力解像度に合わせて外部機器403が送るベクターデータをビットマップデータに変換する処理を指す。またこの処理では、データを構成するオブジェクト(文字部、グラフィック部、イメージ部)毎に最適な処理を施すことができる。
【0102】
PDL処理によって各オブジェクト解析されたものは、例えば文字であれば、予めRAM411にロードされたフォント情報をもとに、グラフィックデータであればエンジンの解像度とベクターの位相情報をもとにラスターデータに変換される。このとき、変換される各オブジェクト毎ラスターデータは、その属性(オブジェクト情報)を基に、後述する画像処理部417によって、色の変換、画像を形成するスクリーン変換が実施される。
【0103】
続いて、ラスター展開されたデータは、予めPDL処理にて解析されたページ情報、両面片面、印字サイズ、余白などの情報をもとに、ラスターデータを所定のフォーマットデータに変換される(S4305)。所定のフォーマットに変換されたデータは、画像処理装置400と予め決められたプロトコルを通じてコネクションをとり、画像処理装置400にデータを送出する(S4306)。
【0104】
次に、コントローラ401内の画像処理部417について説明する。画像処理部417の基本処理内容は、色変換処理、γ処理、および、スクリーン処理である。以後、上記処理について説明する。
【0105】
(色変換処理)
本実施形態で実現する色変換処理は、ICC(International Color Consortium)に準拠したプロファイルで色変換を実現するものである。ICCでは、色を変換するために規定したプロファイルのフォーマットがあり、本実施形態もそのフォーマットに準拠したデータを適用することによって色変換を実現している。ICCのフォーマットは既知の標準規格であるためその詳細な説明は省略する。
【0106】
本実施形における色変換するためのレンダリングインテントとしては、「Perceptual」、「Saturation」、「Relative Colorimetoric」、および、「Absolute Colorimetoric」をサポートしている。画像処理部417では、CPU回路部410によるPDLの解析結果をもとに、オブジェクト毎に上記レンダリングインテントを選択してラスター展開するようにしている。よって、例えば、文字部、グラフィック部ははっきりと印字したいために「Saturation」で、イメージ部は「Perceptual」で処理するような構成を取ることができる。勿論、上記構成に限らず、オブジェクト毎に同じレンダリングインテントで色を変換しても構わない。
【0107】
(γ変換処理)
上記説明した色変換処理は、画像を印字する画像処理装置400が、あくまでも所望の印字特性を示すことが前提となっている。ところが画像処理装置400は、一般的に、環境、印字枚数などの諸要因によりその特性が変化することが知られている。本実施形態では、その印字特性を、画像処理装置400を構成する色材(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の一次色の特性と捕らえ、外部機器403から入力されるデータに対して補正する。
【0108】
補正用のデータはデータ記録部416に記録されており、例えば、図35に示すような各入力データ(8bit)に対応した出力データ(8bit)の形式で格納されている。処理手段としては、画像処理部417にてハードウェアにて実現してもよいが、CPU回路部410にて、RAM411のワークエリアを用いて実現しても構わない。
【0109】
また、γ変換は、先のPDLの解析結果によって、オブジェクト毎にそのγ変換処理(すなわちγ変換を行う補正データ)を変えることもできる。
【0110】
(スクリーン処理)
PDL解析後のラスターデータに対してγ補正された画像は、電子写真プリンタにて階調画像を生成するためにスクリーン処理が実施される。スクリーンとは、図36に示す複数の画素領域に閾値が配列されたもので、ラスターデータと対応する画素毎に閾値処理することにより面積で階調を表現するものである。本実施形態では(A)はイメージ、グラフィックオブジェクトと判断されたものに対して適用され、(B)がテキストオブジェクトと判断されたものに適用されて、階調を表現する。(A)および(B)をみると、その違いはスクリーンを構成するマトリクスサイズにあるのが分かる。(A)のスクリーンパターン(閾値の配列)は(B)に比べ画素配列が大きいため、スクリーン処理された画像の空間周波数は(B)より低周波で画像が生成される。
【0111】
低周波数で構成する代わりに、電子写真特性に起因する階調安定性を求め、(B)では高周波で構成することにより文字部などのエッジに発生するジャギーを目立たなくするようにしている。本実施形態では分かりやすいように、(A)および(B)に示すスクリーンパターンで説明したが、スクリーン処理する閾値のパターンは図36に示したものに限定されるものではなく、サブマトリクスを用いて、高周波数で尚且つ豊かな階調を表現するものを用いても構わない。
【0112】
以上、コントローラ401内の画像処理部417の主な処理内容を説明した。
【0113】
次に、本画像処理システムの階調制御について説明する。
【0114】
コントローラ401の画像処理部417で説明したように、電子写真方式を用いる複写機、プリンタでは、印字特性がさまざまな要因で変化してしまうために、安定して所望の色味を実現するためには、ある一定の条件下のもとで階調の補正を行う必要がある。
【0115】
電子写真の階調特性は、階調を表現するスクリーンパターンの構成により異なることが知られている。よって、この階調補正を行うための制御では、適用するスクリーンパターン毎に階調特性(γ特性)を行はなくてはならない。本実施形態における階調制御は、画像処理装置400とコントローラ401で行うものとして説明する。
【0116】
図21は、感光ドラム4に相対するLED光源10とフォトダイオード11から成るフォトセンサー40からの信号を処理する処理回路を示す。フォトセンサー40に入射された感光ドラム4からの近赤外光は、フォトセンサー40により電気信号に変換され、電気信号はA/D変換回路41により0〜5Vの出力電圧を0〜255レベルのディジタル信号に変換される。そして、濃度換算回路42により濃度に変換される。なお、本実施例で使用したトナーは、イエロー、マゼンタ、シアンの色トナーで、スチレン系共重合樹脂をバインダーとし、各色の色材を分散させて形成されている。
【0117】
イエロー、マゼンタ、シアントナーの分光特性はこの順に図22〜図24に示す通り、近赤外光(960nm)の反射率が80%以上得られる。また、これらの色トナー画像処理において、色純度、透過性に有利な2成分現像方式を採用している。
【0118】
一方、本実施例では、ブラックトナーは同じ2成分現像方式ではあるが、純粋な黒を出すために、色材としてカーボンブラックを用いているため、図25に示す通り、近赤外光(960nm)の反射率は10%程度である。
【0119】
また、感光ドラム4はOPCドラムであり、近赤外光の反射率(960nm)は約40%であり、反射率が同程度であれば、アモルファスシリコン系ドラム等であってもかまわない。
【0120】
感光ドラム4上の濃度を各色の面積階調により段階的に変えていったときの、フォトセンサー40出力と出力画像濃度との関係を図26に示す。ここで、トナーが感光体ドラム4に付着していない状態におけるセンサー9の出力を2.5V、すなわち、128レベルに設定した。
【0121】
図26からわかるように、イエロー、マゼンタ、シアンの色トナーは、面積被覆率が大きくなり画像濃度が大きくなるにつれて感光ドラム4単体よりフォトセンサー40出力が大きくなる。一方、ブラックのトナーは面積被覆率が大きくなって画像濃度が大きくなるに従い、感光ドラム4単体よりフォトセンサー40出力が小さくなる。これらの特性から、各色専用のセンサー出力信号から、濃度信号に変換するテーブルをもつことにより、各色とも精度良く濃度信号を読み取ることができる。
【0122】
続いて、補正処理を行う制御シーケンスを図27のフローを用いて説明する。この制御はCPU28により実現される。
【0123】
先に述べた第1の制御(自動階調補正)を実施(S271)し、スクリーンパターン毎にγ補正テーブルを作成するために必要な階調パッチ数を決定する(S272)。図28はそのときの様子を示す表示部413の画面を表す。図に示すように、表示部413では、低線数、高線数の各パターンについて、色毎に階調数が設定できるようになっている。本実施形態では、低線数は各色24階調(図28(a))、高線数は各色4階調(図28(b))としているが、本発明は、ここで示した階調数に限定するものではなく、プリンタ部Bのエンジン特性に応じた設定範囲のもとでユーザーが自由に設定することが可能である。また、この設定をユーザーに開放せず、サービスマンや管理者など特定の人に管理するよう、ステップS272に進む前に、図29に示すようにパスワードなどのセキュリティ管理して制御することも可能である。
【0124】
階調パッチが選択されたら、コントローラ401は、データ生成部に格納されているY、M、C、Bkの各色毎の階調パッチ(図37(a):低線数用、図37(b):高線数用)を図37(a)、図37(b)の順番で現像する(S273)。ここで、低線数用階調パッチは図36(a)、高線数用階調パッチは図36(b)のスクリーンパターンを示す。続いて、現像されたパッチはフォトセンサー40で検知される(S274)。このとき階調パッチ(図37)として生成されるときの電子写真プリンタの最大濃度は、上述した制御に基づいて求められている。よって、ここでは、最大濃度が保証された状態で各階調の制御を行うことになる。
【0125】
フォトセンサー40で検知されたデータは、図26に示すフォトセンサ−画像濃度特性に従い、プリンタの印字特性としてコントローラ401に送出(S275)され、CPU回路部410にて所望のエンジン特性(本実施形態の場合はリニア特性)になるようにγ補正LUTが作成(S276)される。作成されたγ補正用LUTは、データ記録部416内の所定のアドレス空間に格納(S277)され、外部機器403から送られてくる画像信号にγ処理として利用される。
【0126】
このとき、γ補正用に用いるデータの補間には、線形補間を用いてγ補正用LUTを求めた。本実施形態ではデータの補間手段として線形補間を用いたが、この補間手段はこれに限定するものではなく、スプラインや他の有理関数を使った演算であっても構わない。
【0127】
図36(b)のパターンは、主に文字オブジェクトなどのあまり階調性を重視しないオブジェクトに対して利用される。よって、条件Aのように頻繁に補正処理が実行されるような場合は、比較的階調の安定を望まれるオブジェクト、即ち、イメージやグラフィックを対象にするスクリーンパターンに対して行い、階調を重視しないオブジェクトに対しては、本実施形態に示すようにその処理頻度を低減させるように制御を行い、ユーザーに対して補正処理のためにプリンタの使用できない時間をなるべく低減させるようにしている。
【0128】
また、以上の諸条件はあくまでも本実施形態における参考例であり、それらの条件は使用する電子写真プリンタの階調安定性に応じて適宜変更するべきである。また、補正処理が入る条件は、これまで説明した、電源投入時、所定プリント数、トナー交換に限らず、ドラムの交換時や、環境センサーからの条件で行っても構わない。
【0129】
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例について説明するが、以下では、第1の実施例と同様の構成の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施例では、本発明を、中間転写体を用いた画像処理装置に適用した例を示す。また、本実施例におけるγ補正制御は、中間転写体上にフォトセンサーを設け、現像パッチの濃度を検知している。
【0130】
図30は、本実施例に示す画像処理装置のプリンタ部分を説明するための断面図で、このプリンタ部分は、回転現像器を用い、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像カートリッジ(3Y,3M,3C)が、ロータリ内に収められており、適時必要時に各現像カートリッジが現像位置に移動し現像を行う。ブラックカートリッジ3Bkは固定で配置されており、ブラック単色時などに回転現像器を回転させる時間を省いている。
【0131】
各色の画像情報に応じて感光体ドラム上に形成されたトナー像は順次中間転写体上に転写され、フルカラーの場合には、4色トナーが中間転写体上に転写された後、給紙ユニットから給紙された記録材に一括で転写し、定着器による定着工程を経て機外に排出されフルカラープリントとなる。
【0132】
ところで、本実施例に示した画像処理装置の感光体ドラムの帯電装置は、接触帯電方式を用いている。印加する高圧は、均一な帯電を得るためのACバイアス(定電流)と、帯電電位を決定付けるDCバイアス(定電圧)が印加されている。周知の事実だが、ACバイアスとDCバイアスとが重畳されている接触帯電方式は、感光体ドラムの劣化、特に表面層の削れが著しい。実施例1に示すコロナ帯電器を用いた場合、10万回転で、約1μmの削れ量であったのに対し、本実施例のACバイアスとDCバイアスとが重畳されている接触帯電方式では、10万回転で約12μm削れてしまう。従って、感光体ドラム上では、パッチの読込みの変動要因が増すことから、長期的安定性という観点ではあまり好ましくない。
【0133】
一方、中間転写体は、感光体ドラムに比べ劣化要因が少なく一層の安定化が可能である。そこで、先にも示したが、本実施例に示す画像処理装置の第2の制御のセンサーは中間転写体上に設けられている。
【0134】
以上、本実施例においても、第1の制御手段である自動階調補正を実施し、それにより作成されたLUTに基づいて中間転写体上に形成されたパッチ読込みを行い、以後、第1の実施例で説明したのと同様の処理を行い、γ補正LUTをコントローラ401内のデータ記録部416の所定のアドレス空間に格納する。
【0135】
また、本実施例では、感光体ドラムの変化要因を削れとしたが、放電生成物などによる劣化やクリーニング工程におけるキズなど、様々な変化要因に対して適用可能なことは当然である。
【0136】
また、本実施例においては中間転写体上でパッチの読込みを行うこととしたが、記録材を搬送する転写ベルト等を設けて現像パッチを読込む構成とするようにしてもよい。
【0137】
さらに、本実施例では反射型のセンサーを設けたが、中間転写体あるいは転写ベルトなどに透過性の高い材料を用いるようにすれば、透過型センサーを設けることも可能である。
【0138】
他の動作条件については、第1の実施例で説明した各動作と同様である。
【0139】
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施例について説明するが、以下では、第1および第2の実施例と同様の構成の説明は省略し、異なる部分について説明する。
【0140】
第1および第2の実施例では、コントローラ401で使用するγ補正テーブルは、全て第1の制御(自動階調補正)が適用されたことが前提条件となっていたが、本実施例では、第1の制御をプリンタ部B内の閉じた回路で実現する。従って、これまで特定の印字パターンがプリンタされたものをリーダー部Aにおいて読取り、リーダー部Aの画像処理部108を使って濃度変換していたものを図26にあるセンサー出力−画像濃度特性を基にCPU28が最大濃度を推定する。
【0141】
これにより、本実施例における処理フローは、図27のS271が、図38に示すようになる。他の動作条件については、第1および第2の実施例に示す動作と同様である。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、比較的色味を気にしないフォントオブジェクトに適用される階調パッチ数は少なく、また、色味を重視するようなオブジェクトに対しては、これまでと同様な補正精度を適用できるよう補正処理の精度に自由度を持たせた。このようにすることで、従来に比べ、全体の階調パッチ数が少なくなるものの、画質を落とすことなく、プリンタが補正処理に費やしている時間(プリンタが使用できない時間)をできるだけ縮小することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の構成例を説明するための図である。
【図2】第1の実施例に係るリーダー画像処理部における画像信号の流れを説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示すリーダー画像処理部における各制御信号のタイミングを説明するための図である。
【図4】第1の実施例における画像処理装置の制御ブロック図である。
【図5】第1の実施例による階調画像を得るための画像信号処理回路構成の概念図である。
【図6】階調が再現される様子を説明するための4限チャート図である。
【図7】リーダー部Aを用いて実行されるプリンタ部Bのキャリブレーションを説明するためのフローチャートである。
【図8】プシュセンサーつきの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成される表示器の第1の表示内容例を説明するための図である。
【図9】プシュセンサーつきの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成される表示器の第2の表示内容例を説明するための図である。
【図10】プシュセンサーつきの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成される表示器の第3の表示内容例を説明するための図である。
【図11】テストプリント1の例を説明するための図である。
【図12】テストプリント2の例を説明するための図である。
【図13】原稿台でのテストプリント1の置き方を示す図である。
【図14】原稿台でのテストプリント2の置き方を示す図である。
【図15】相対ドラム表面電位と画像濃度との関係を説明するための図である。
【図16】絶対水分量とコントラスト電位との関係を説明するための図である。
【図17】グリッド電位と表面電位との関係を説明するための図である。
【図18】パッチパターンの読み取りポイントを説明するための図である。
【図19】テストプリント2の読み取り例を説明するための図である。
【図20】濃度変換特性を説明するための図である。
【図21】フォトセンサーから濃度変換までのフロー図である。
【図22】イエロートナーの分光特性図である。
【図23】マゼンタトナーの分光特性図である。
【図24】シアントナーの分光特性図である。
【図25】ブラックトナーの分光特性図である。
【図26】フォトセンサー出力と画像濃度の関係を説明するための図である。
【図27】第1の実施例における階調データ作成フロー図である。
【図28】階調パッチ数を指定する表示画面の一例を説明するための図である。
【図29】階調数を変更するために必要なセキュリティー画面の一例を説明するための図である。
【図30】本発明に係る画像処理装置のプリンタ部の断面図である。
【図31】本発明の画像処理システムの構成例を説明するための図である。
【図32】本発明の画像処理システムを構成するコントローラの処理ブロック図である。
【図33】本発明の画像処理システムを構成するコントローラの操作部の構成例を説明するための図である。
【図34】本発明の画像処理システムの動作概要を示す処理フロー図である。
【図35】本発明におけるγ補正テーブルの一例を説明するための図である。
【図36】本発明に係るスクリーンパターンの一例を説明するための図である。
【図37】本発明の画像処理装置に備える感光ドラム上に現像する階調パッチの一例を説明するための図である。
【図38】第3の実施例における階調データ作成フロー図である。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー
2 ミラー
3 現像器
4 感光ドラム
5 転写ドラム
6 転写紙
7 定着ローラ対
8 1次帯電器
9 クリーナー
10 LED光源
11 フォトダイオード
12 表面電位センサー
25 LUT
29 パターンジェネレータ
33 環境センサー
100 プリンタエンジン部
101 原稿
102 原稿台ガラス
103 光源
104 光学系
105 CCDセンサー
106 基準色白板
107 つき当て部材
108 リーダー画像処理部
109 プリンタ制御部
110 レーザ光源
400 画像処理装置
401 コントローラ
402 ネットワーク
403 外部機器

Claims (8)

  1. 像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、
    前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、
    当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置であって、
    前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する画像形成手段と、
    当該画像形成手段の画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定可能な階調数設定手段と、
    前記画像形成手段により画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定するための濃度測定手段と、
    当該濃度測定手段により得られた濃度測定値を濃度情報に変換するための濃度値変換手段と、
    当該濃度値変換手段により得られた濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成するための階調補正テーブル作成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像形成手段が画像形成するパターンは、形成される画像オブジェクトに応じて異なることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記階調数設定手段は、画像形成に用いる色材毎の階調数設定が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記階調数設定手段は、前記階調数の設定時にユーザーを識別する識別手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 少なくとも1つの外部装置と請求項1ないし4の何れかに記載の画像処理装置とが通信手段により接続され、前記外部装置から送出された画像信号を基に前記画像処理装置で画像形成する画像処理システム。
  6. 像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置で用いられる画像処理方法であって、
    前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する第1のステップと、
    当該画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定する第2のステップと、
    前記画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定する第3のステップと、
    当該濃度測定により得られた濃度測定値を濃度情報に変換する第4のステップと、
    当該濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成する第5のステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. 像担持体上に階調パターンを形成し、当該階調パターンに応じた画像を記録紙に転写して画像生成するための記録手段と、前記記録紙上に形成された階調パターン画像を読み取って前記記録手段の濃度補正特性を決定するための補正特性決定手段と、当該補正特性決定手段で決定された濃度補正特性を前記記録手段による画像生成に反映させるための補正手段とを有する画像処理装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記像担持体上に複数の異なるパターンを画像形成する第1のステップと、
    当該画像形成に用いる画像形成パターンの階調数を当該画像形成パターン毎に設定する第2のステップと、
    前記画像形成された前記像担持体上のパターン毎の濃度を測定する第3のステップと、
    当該濃度測定により得られた濃度測定値を濃度情報に変換する第4のステップと、
    当該濃度情報を基に画像形成パターン毎に階調補正テーブルを作成する第5のステップとを備えることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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