JP2012037732A - 画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成において画質欠陥の発生を抑制する画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成に用いられる複数のカラートナーの各トナー量を算出するカラートナー量算出部211と、複数のカラートナーの各トナー量に基づいて、クリアトナー量を算出するクリアトナー量算出部215と、用紙上においてカラートナー像が形成される部分にのみクリアトナー像を形成する場合、複数のカラートナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、クリアトナー量算出部211が算出したクリアトナー量を補正するクリアトナー量補正部216と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラムに関する。
近年、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の有色トナー(カラートナー)とともに、透明トナー(クリアトナー)を用いることにより、透明トナーによる透かしを入れたり、カラー画像に部分的に光沢性を付与した画像等を形成する画像形成装置が提案されている。
特許文献1には、カラー出力画像を形成する領域を複数個の小領域に分割し、小領域毎にカラー色材の量を予測し、予測されたカラー色材の量に基づいて透明色材の重畳量を算出することで、光沢差、光沢むらをなくし違和感のない自然なカラー画像を形成する技術が記載されている。
特開平10−55089号公報
本発明は、画像形成において画質欠陥の発生を抑制する画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出部と、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量と基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナー量を補正する透明トナー量補正部と、を備える。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記透明トナー量算出部は、前記複数の有色トナーの各トナー量の総和である有色トナー総量に基づいて、前記透明トナーのトナー量を算出し、前記透明トナー量補正部は、前記有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量が前記有色トナー総量において占める割合に基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量を補正することを特徴とする。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーは、前記記録材上に形成されたトナー像が、他の有色トナーのトナー像より記録材側に位置する色のトナーであることを特徴とする。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記透明トナー量算出部は、前記記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合と、前記記録材上において有色トナー像が形成されない部分にもクリアトナー像を形成する場合とで、前記透明トナーのトナー量を変更することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合に、前記記録材上に形成される画像の光沢度と、前記記録材上に形成される画像の画質とのいずれを優先するかの選択を受付ける受付部を備え、前記透明トナー量補正部は、前記記録材上に形成される画像の光沢度を優先する場合と、前記記録材上に形成される画像の画質を優先させる場合とで、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量の補正量を変更する。
請求項6に記載の画像形成装置は、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定部と、を備える。
請求項7に記載の画像形成装置は、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出部と、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量を補正する透明トナー量補正部と、を備える。
請求項8に記載の画像形成装置は、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定部と、を備える。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出ステップと、前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出ステップと、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、前記透明トナー量算出ステップで算出した透明トナーのトナー量を補正する透明トナー量補正ステップと、をコンピュータに実行させる。
請求項10に記載の画像処理プログラムは、画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出ステップと、記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定ステップと、をコンピュータに実行させる。
請求項1に記載の画像処理装置によれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項2に記載の画像処理装置によれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項3に記載の画像処理装置によれば、記録材上に形成されたトナー像が、複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナー像よりも記録材から遠くに位置する他の有色トナーに基づいて透明トナー量を補正するよりも、画質欠陥の発生がさらに抑制される。
請求項4に記載の画像処理装置によれば、画像形成の種類に応じた適切な透明トナーのトナー量によって画像形成が行われるとともに、画質欠陥の発生が抑制される。
請求項5に記載の画像処理装置によれば、要求される画質に応じた画像が形成される。
請求項6に記載の画像処理装置によれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項8に記載の画像形成装置によれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項9に記載の画像処理プログラムによれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
請求項10に記載の画像処理プログラムによれば、画像形成において画質欠陥の発生が抑制される。
本発明が適用される画像形成装置の構成の一例を示す図である。 ユーザ設定受付部に表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 クリアトナー量を算出するテーブルの一例を示す図である。 二次転写時における、用紙、トナー、及び中間転写体の関係の概要を示す図である。 補正係数を算出するテーブルの一例を示す図である。 画像形成装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の構成の別例を示す図である。 クリアトナー量を決定するための各テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置においてクリアトナー量を決定するテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明が適用される画像形成装置の構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、操作・表示部10、画像処理装置20及び画像出力装置30を備える。
操作・表示部10は、ユーザ設定受付部11を備える。ユーザ設定受付部11は、例えば、図2に示す画像を表示する。図2(A)及び図2(B)は、ユーザ設定受付部11に表示される画像の一例である。ユーザ設定受付部11は、例えば、図2(A)に示す画像を表示し、画像形成モードの設定をユーザから受付ける。画像形成モードは、画像形成装置100が、画像形成装置100に備えられたトナーのうちいずれのトナーを用いて画像を形成するのかを表す。本実施形態に係る画像形成装置100は、画像形成モードとして、「4色モード」、及び、「5色モード」を備える。
画像形成モードとして「4色モード」が選択された場合、画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のカラートナーを用いて画像形成を行う。また、「5色モード」が選択された場合、画像形成装置100は、カラートナー及びクリア(CT)トナーを用いて画像形成を行う。
また、ユーザ設定受付部11は、画像形成モードとして、「5色モード」が選択された場合、図2(B)に示すように、「クリアトナー印刷設定」をユーザから受付ける。「クリアトナー印刷設定」は、画像形成モードが「5色モード」の場合に、クリアトナーを、画像を形成する記録材(用紙)全体に塗布するか(全体塗布)、カラートナーによって画像が形成される部分(画像部)のみに塗布するかを設定するものである。図2(B)の画面において、「全体塗布」が選択された場合、クリアトナーは、カラートナーによって画像が形成されない部分にも塗布される。一方、図2(B)の画面において、「画像部のみ」が選択された場合、クリアトナーはカラートナーによって画像が形成される画像部のみに塗布される。
ユーザ設定受付部11は、ユーザから受付けた「画像形成モード」及び「クリアトナー印刷設定」を画像処理装置20に出力する。
図1に戻り説明を続ける。画像処理装置20は、操作・表示部10のユーザ設定受付部11から、画像形成モード及びクリアトナー印刷設定を受付ける。また、画像処理装置20は、例えば、画像処理装置20とLAN(Local Area Network)等の通信手段によって接続された情報処理装置(不図示)から、画像形成の対象となる画像データを受付ける。画像処理装置20は、画像データ、及びユーザ設定受付部11から受付けた画像形成モード及びクリアトナー印刷設定に基づいて、画像形成に用いる各カラートナーのトナー量及びクリアトナーのトナー量を画像出力装置30に出力する。ここで、画像処理装置20のハードウェア構成について説明する。図3は、画像処理装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置20は、入出力部201、ROM(Read Only Memory)202、CPU203、及びRAM(Random Access Memory)204を備える。
入出力部201は、操作・表示部10及び画像出力装置30とデータの送受信を行う。ROM202は、画像形成に用いるクリアトナーの量を決定するプログラム(詳細は後述する)等を格納する。CPU203は、ROM202に格納されたプログラムを読み込んで実行する。RAM204は、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータを保存する。なお、画像処理装置20が備える機能の詳細については、後述する。
図1に戻り説明を続ける。画像出力装置30は、画像処理装置20の制御に基づいて、電子写真方式によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、及びクリアトナーを用いて用紙上に画像を形成し、出力する。
次に、画像出力装置30の構成の一例について説明する。画像出力装置30は、図中矢印方向に回転する感光体34K〜34CTを備える。感光体34K〜34CTの各々の周囲には、感光体34K〜34CTの回転方向に沿って、感光体34K〜34CTを帯電する帯電装置32K〜32CT、感光体上に静電潜像を書き込む露光装置31K〜31CT、感光体34K〜34CTの表面上に形成された潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置33K〜33CT、感光体34K〜34CTに形成されたトナー像を中間転写体39に転写する1次転写ロール35K〜35CT、感光体34K〜34CT上の残留トナーを除去するドラムクリーナ36K〜36CTが配設されている。なお、現像装置33K〜33CTは、それぞれ、該当する色成分のトナーを収容している。
露光装置制御部303は、画像処理装置20から画像形成に用いる各カラートナーのトナー量及びクリアトナーのトナー量を受付ける。露光装置制御部303は、受付けた各カラートナー及びクリアトナーの量がそれぞれ受付けた量となるよう、露光装置31K〜31CTを制御する。本実施形態では、露光装置31K〜31CTの露光量を制御することによって、画像形成に用いられる各トナーの量を制御するものとする。なお、各トナーの量は、例えば、帯電装置32K〜32CTの帯電量を制御することによって制御してもよい。あるいは、現像装置33K〜33CTの現像バイアスを制御することによって、各トナーの量を制御してもよい。
また、画像出力装置30は、中間転写体39上のトナー像を給紙部302から排出される用紙に一括転写(二次転写)する二次転写部37と、二次転写された画像を用紙に定着させる定着装置300とを備える。定着装置300は、加熱ロール301を備え、この加熱ロール301により用紙上のトナー像は加熱され、用紙に定着される。
次に、画像処理装置20が備える機能の一例について、図1を参照して説明する。画像処理装置20は、カラートナー量算出部211、カラートナー総量算出部212、及びクリアトナー量決定部213を備える。カラートナー量算出部211、カラートナー総量算出部212、クリアトナー量決定部213は、ROM202に格納されたプログラムのCPU203による演算によって実現される。
カラートナー量算出部211は、ユーザ設定受付部11から画像形成モード及びクリアトナー印刷設定を受付ける。また、カラートナー量算出部211は、不図示の情報処理装置から画像データを受付ける。カラートナー量算出部211は、画像データに基づき、画像形成に用いる各カラートナーのトナー量を算出する。カラートナー量算出部211は、画像形成モードが「4色モード」の場合、算出した各カラートナーのトナー量を、露光装置制御部303に出力する。カラートナー量算出部211は、画像形成モードが「5色モード」の場合、算出した各カラートナーのトナー量を、カラートナー総量算出部212及び露光装置制御部303に出力する。また、カラートナー量算出部211は、画像形成モードが「5色モード」で、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」の場合、各カラートナーのトナー量のうち、ブラックのトナー量をクリアトナー量補正部216に出力する。
カラートナー総量算出部212は、カラートナー量算出部211から、画像形成に用いられる各カラートナーのトナー量を受付ける。カラートナー総量算出部212は、各カラートナーのトナー量の総和を算出し、カラートナー総量としてクリアトナー量決定部213に出力する。
クリアトナー量決定部213は、クリアトナー量算出部215とクリアトナー量補正部216とを備える。クリアトナー量算出部215は、ユーザ設定受付部11から、画像形成モード及びクリアトナー印刷設定を受付ける。また、クリアトナー量算出部215は、不図示の情報処理装置から画像データを受付ける。また、クリアトナー量算出部215は、カラートナー総量算出部212からカラートナー総量を受付ける。クリアトナー量算出部215は、画像形成モードが「5色モード」の場合、画像データ、クリアトナー印刷設定、及びカラートナー総量に基づき、画像形成に用いるクリアトナーの量を算出する。具体的には、クリアトナー量算出部215は、図4に示すクリアトナー量算出テーブルに基づいてクリアトナー量を算出する。
図4は、クリアトナー印刷設定が「全面塗布」の場合と、「画像部のみ」の場合とにおいて、それぞれ用いられるクリアトナー量算出テーブルの一例である。図4において、横軸は、カラートナーの総量をトータルエリアカバレッジ(%)で表し、縦軸は、クリアトナーの量を表す。また、図中の実線は、カラートナー総量に対するクリアトナー量を表す。なお、図4のクリアトナー量算出テーブルは、例えば、図3のROM202に記憶されている。
クリアトナー量算出部215は、クリアトナー印刷設定が「全面塗布」の場合、図4(A)のクリアトナー量算出テーブルを用いて、クリアトナー量を算出する。たとえば、カラートナー総量が0〜100%の場合、クリアトナー量を表す実線は、クリアトナー量100%を示す水平線である。したがって、カラートナー総量が0〜100%の場合、クリアトナー量算出部215は、クリアトナー量を100%と算出する。また、カラートナー総量が100%〜260%の場合、クリアトナー量算出部215は、図4(A)において、クリアトナー量を表す実線に基づいて、クリアトナー量を算出する。
クリアトナー量算出部215は、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」の場合、図4(B)のクリアトナー量算出テーブルを用いて、クリアトナー量を算出する。例えば、カラートナーによって画像が形成されない部分にはクリアトナーを塗布しないため、図4(B)において、カラートナーの総量が0%の場合のクリアトナー量は0%となっている。したがって、カラートナー総量が0%の場合、クリアトナー量算出部215は、クリアトナー量を0%と算出する。カラートナー総量が0%を越え(0%よりも大きく)160%以下の場合、クリアトナー量を表す実線は、100%を示す水平線である。よって、カラートナー総量が0%よりも大きく160%以下の場合、クリアトナー量算出部215は、クリアトナー量を100%と算出する。そして、カラートナー総量が160%〜260%の場合、クリアトナー量算出部215は、図4(B)において、クリアトナー量を表す実線に基づいて、クリアトナー量を算出する。
クリアトナー量算出部215は、算出したクリアトナー量をクリアトナー量補正部216に出力する。
クリアトナー量補正部216は、カラートナー量算出部211から、ブラックのトナー量を受付け、カラートナー総量算出部212からカラートナー総量を受付ける。また、クリアトナー量補正部216は、クリアトナー量算出部215からクリアトナー量を受付ける。クリアトナー量補正部216は、カラートナー総量およびブラックのトナー量に基づいて、クリアトナー量算出部215が算出したクリアトナー量を補正する。具体的には、クリアトナー量補正部216は、図5に示す補正係数算出テーブルに基づいて補正係数を算出し、補正係数をクリアトナー量算出部215が算出したクリアトナー量に乗算する。
図5は、クリアトナー量補正部216が使用する補正係数算出テーブルの一例である。図5では、横軸が、カラートナー総量に占めるブラックのトナー量の割合(ブラックの割合)を表し、縦軸が補正係数を表している。また、図中の実線は、ブラックの割合に対する補正係数を表す。補正係数算出テーブルは、例えば、ROM202に記憶されている。
クリアトナー量補正部216は、カラートナー総量、及び、ブラックのトナー量を用いて、カラートナー総量に対するブラックのトナー量の割合(ブラックの割合)を算出する。ブラックの割合は、以下の式で求められる。
ブラックの割合(%)=ブラックのトナー量/カラートナー総量×100
なお、ブラックの割合については、以下の式のようにブラックのトナー量として設定しても良い。
ブラックの割合(%)=ブラックのトナー量
次に、クリアトナー量補正部216は、図5に示す補正係数算出テーブルから、ブラックの割合に対する補正係数を求める。例えば、カラートナー総量が200%であり、ブラックのトナー量が80%である場合、上述の式から、カラートナー総量に対するブラックのトナー量の割合は40%である。この場合、クリアトナー量補正部216は、図5において、ブラックの割合が40%において実線が示す補正係数の値0.6を補正係数として決定する。クリアトナー量補正部216は、補正係数0.6を、クリアトナー量算出部215から受付けたクリアトナー量に乗算し、クリアトナー量を補正する。なお、ブラックのトナー量をブラックの割合とする場合、クリアトナー量補正部216は、図5において、ブラックの割合が80%の場合に実線が示す補正係数の値0.2を補正係数として決定する。クリアトナー量補正部216は、補正係数0.2を、クリアトナー量算出部215から受付けたクリアトナー量に乗算し、クリアトナー量を補正する。このようにして、画像形成に用いられるクリアトナーのトナー量が決定される。
クリアトナー量補正部216は、決定したクリアトナー量を露光装置制御部303に出力する。
ここで、クリアトナー量を補正することによって、二次転写時におけるトナーの飛び散り(ブラー)の発生が抑制される仕組みについて説明する。図6は、二次転写時における、用紙、トナー、及び中間転写体の関係の概要を示す図である。
図6(A)は、クリアトナー印刷設定が「全面塗布」の場合を示している。クリアトナーが用紙の全面に塗布される場合、カラートナーとクリアトナーとを用いた画像が形成される部分Xと、クリアトナーのみを用いて画像が形成される部分Yとの間に段差が生じる。この用紙とトナー像との間の段差が大きくなると、中間転写体39からトナー像を用紙に転写する際の転写電界が弱くなり、その結果、中間転写体39上のトナーが用紙に転写される際に、用紙に近い色のトナーが飛び散り、ブラー(画質欠陥)が発生する。「全面塗布」の場合には、部分Xと部分Yとの間に生じる段差は比較的小さいため、ブラーは発生しない。
図6(B)は、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」であり、かつ、クリアトナー量補正部216によってクリアトナー量を補正しない場合を示している。クリアトナー量を補正しない場合、カラートナーとクリアトナーとを用いた画像が形成される部分Xと、画像が形成されないためクリアトナーも塗布されない部分Yとの段差は、図6(A)と比較してクリアトナーの分だけ大きくなる。そのため、部分Xと部分Yとの段差が大きく、ブラックトナーの飛び散りによるブラーが発生してしまう可能性が高まる。したがって、画像部のみにクリアトナーを塗布する場合にクリアトナー量を補正しないと、ブラーが発生する可能性が高くなる。
図6(C)は、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」であり、かつ、クリアトナー量補正部216によってクリアトナー量を補正した場合を示している。クリアトナー量を補正した場合、画像部に塗布されるクリアトナー量が減少するため、カラートナーとクリアトナーとを用いた画像が形成される部分Xと、画像が形成されないためクリアトナーも塗布されない部分Yとの段差は、図6(B)と比較して小さくなる。そのため、部分Xと部分Yとの段差が小さくなることにより、転写電界を図6(B)よりも高めることができ、ブラーの発生が抑制される。
次に、画像形成装置100が実行する処理の一例について説明する。図7は、画像形成装置100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
カラートナー量算出部211は、画像形成モードが「5色モード」か否か判定する(ステップS11)。画像形成モードが「5色モード」の場合(ステップS11/YES)、カラートナー量算出部211は、各カラートナーのトナー量を算出する(ステップS13)。カラートナー総量算出部212は、カラートナーの総量を算出する(ステップS15)。
次に、クリアトナー量算出部215は、クリアトナー印刷設定が「全面塗布」か否か判定する(ステップS17)。クリアトナー印刷設定が「全面塗布」の場合(ステップS17/YES)、クリアトナー量算出部215は、図4(A)に示した「全面塗布」用のクリアトナー量算出テーブルを用いて、クリアトナー量を算出する(ステップS19)。画像出力装置30は、ステップS13で算出された各カラートナーのトナー量と、ステップS19で算出されたクリアトナーの量に基づいて、画像形成を実行し(ステップS21)、処理を終了する。
クリアトナー印刷設定が「全面塗布」ではない場合、すなわち、「画像部のみ」の場合(ステップS17/NO)、クリアトナー量算出部215は、図4(B)に示した「画像部のみ」用のクリアトナー量算出テーブルを用いて、クリアトナー量を算出する(ステップS23)。次に、クリアトナー量補正部216は、カラートナー総量に占めるブラックのトナー量の割合から求めた補正係数を、ステップS23で算出されたクリアトナー量に乗算し、クリアトナー量を補正する(ステップS25)。画像出力装置30は、ステップS13で算出された各カラートナーのトナー量と、ステップS25で補正されたクリアトナーの量に基づいて、画像形成を実行し(ステップS21)、処理を終了する。
画像形成モードが「5色モード」ではない場合(ステップS11/NO)、カラートナー量算出部211は、各カラートナーのトナー量を算出する(ステップS27)。画像出力装置30は、ステップS27で算出された各カラートナーのトナー量に基づいて、画像形成を実行し(ステップS21)、処理を終了する。
上述の実施形態において、カラートナー量算出部211は、画像形成に用いられる複数のカラートナーの各トナー量を算出し、クリアトナー量算出部215は、カラートナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられるクリアトナーのトナー量を算出する。そして、クリアトナー量補正部216は、用紙上においてカラートナー像が形成される部分にのみクリアトナー像を形成する場合、すなわち、画像部にのみクリアトナーを塗布する場合、カラートナーの各トナー量の総和であるカラートナー総量と、複数のカラートナーのうち少なくとも1色のトナー(ブラック)の量とに基づいて、クリアトナー量算出部215が算出したクリアトナー量を補正する。これにより、クリアトナー量を補正しない場合と比較して、カラートナー及びクリアトナー像が形成された部分と、カラートナー像もクリアトナー像も形成されない部分との段差が小さくなる。そのため、段差が、ブラーが発生するしきい値を下回る可能性が高くなり、ブラーの発生が抑制される。
また、上述の実施形態において、クリアトナー量算出部215は、クリアトナーを全面塗布する場合と、クリアトナーを画像部にのみ塗布する場合とで、クリアトナー量の算出に使用するテーブルを変更し、クリアトナー量を変更している。これにより、クリアトナーの印刷設定(画像形成の種類)に応じた適切なクリアトナー量によって画像形成が行われるとともに、ブラーの発生が抑制される。
なお、ブラーは、中間転写体の回転方向において下流側に設置された色、すなわち、中間転写体上にトナー像が形成される順番が他のカラートナーよりも遅い色で発生しやすい。つまり、用紙に転写されたトナー像においては、用紙に近い側に転写される色のトナーにブラーが発生することが多い。そこで、上述の実施形態では、中間転写体39の回転方向の下流側に配置された色(上述の実施形態ではブラック)のトナー量がカラートナー総量に占める割合に基づいて、補正係数を決定した。これにより、上流側に配置された色のトナー量に基づいて補正係数を決定するよりも、ブラーの発生がさらに抑制される。
上述の実施形態では、ブラーが中間転写体39の回転方向において下流側に設置された色で発生しやすいという理由から、クリアトナー量を、中間転写体39の回転方向において最下流に配置されたブラックの割合に基づいて補正した。しかしながら、シアンでもブラーが発生する場合には、カラートナー総量に占めるシアンのトナー量の割合を更に用いてクリアトナー量を補正してもよい。図8は、クリアトナー量の補正にシアンのトナー量の割合(シアンの割合)を用いる場合の、画像形成装置100のシステム構成の一例を示す図である。
図8において、各部の機能は図1に示した各部の機能とほとんど同一であるため、図1と異なる点について説明を行う。
図8の画像形成装置100では、カラートナー量算出部211は、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」の場合、ブラックに加えてシアンのトナー量をクリアトナー量補正部216に出力する。
クリアトナー量補正部216は、カラートナー総量、ブラックのトナー量、及びシアンのトナー量に基づいて、クリアトナー量を補正する。具体的には、カラートナー量補正部216は、カラートナー総量に占めるブラックのトナー量の割合に基づいて、例えば、図9(A)に示すテーブルに基づいて補正係数(ブラック)を算出する。また、カラートナー量補正部216は、カラートナー総量に占めるシアンのトナー量の割合に基づいて、例えば、図9(B)に示すテーブルに基づいて補正係数(シアン)を算出する。そして、クリアトナー量補正部216は、クリアトナー量算出部215が算出したクリアトナー量に、補正係数(ブラック)及び補正係数(シアン)を乗算して、クリアトナー量を補正する。
例えば、カラートナー総量が200%であり、ブラックのトナー量が80%、シアンのトナー量が120%であったとする。この場合、カラートナー総量に占めるブラックの割合は40%、シアンの割合は60%である。したがって、クリアトナー量補正部216は、図9(A)から、ブラックの割合40%に基づいて補正係数(ブラック)を求める。ブラックの割合が40%の場合の補正係数(ブラック)は、0.6である。また、クリアトナー量補正部216は、図9(B)から、シアンの割合60%に基づいて補正係数(シアン)を求める。シアンの割合が60%の場合の補正係数(シアン)は、0.4である。クリアトナー量補正部216は、図9(C)に示すクリアトナー量算出テーブルから算出されたカラートナー総量200%の場合のクリアトナー量60%に、補正係数(ブラック)及び補正係数(シアン)を乗算する。この結果、補正されたクリアトナー量は、14.4%(60%×0.6×0.4)となる。なお、シアンの割合についてもシアンのトナー量を直接設定しても良いことは明らかである。
上述の実施形態によれば、ブラーが発生するトナーが複数ある場合に、ブラーが発生する色のトナーのトナー量とカラートナー総量に基づき算出される各補正係数によってクリアトナー量を補正することで、複数色のトナーによるブラーの発生が抑制される。
なお、上述の実施形態において、カラートナー総量は、カラートナー総量算出部212が算出していた。しかしながら、画像処理装置20は、カラートナー総量算出部212を備えなくともよい。この場合、カラートナー量算出部211は、画像形成モードが「5色モード」の場合、クリアトナー量算出部215及びクリアトナー量補正部216に、各カラートナーのトナー量を出力する。クリアトナー量算出部215及びクリアトナー量補正部216は、それぞれ、カラートナー量算出部211から受付けた各カラートナーのトナー量の総和であるカラートナー総量を算出する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、カラートナー総量及びブラックのトナー量に基づく補正係数、またはカラートナー総量、ブラックのトナー量、及びシアンのトナー量に基づく補正係数を用いてクリアトナー量を補正し、補正したクリアトナー量を画像形成に用いるクリアトナー量として決定していた。第2の実施形態では、クリアトナー量決定部213は、カラートナー量算出部211が算出した各カラートナーのトナー量に基づいてクリアトナー量を決定する。
図10は、第2の実施形態に係る画像形成装置100の構成の一例を示す図である。図10において、操作・表示部10及び画像出力装置30の構成は、図1と同様であるため説明を省略する。画像処理装置20は、カラートナー量算出部211と、クリアトナー量決定部213と、露光装置制御部303を備える。カラートナー量算出部211は、ユーザ設定受付部11から受付けた画像形成モード、及び外部の情報処理装置から受付けた画像データに基づいて、各カラートナーのトナー量を算出する。カラートナー量決定部211は、画像形成モードが「5色モード」の場合、算出した各カラートナーのトナー量を、クリアトナー量決定部213及び露光装置制御部303に出力する。
クリアトナー量決定部213は、カラートナー量算出部211から各カラートナーのトナー量を受付ける。クリアトナー量決定部213は、各カラートナーのトナー量に基づいて、透明トナー量を決定する。具体的には、クリアトナー量決定部213は、図11に示すテーブルを用いてクリアトナー量を決定する。図11は、各カラートナーのトナー量に基づいて、クリアトナー量を決定するテーブルの一例である。
図11のテーブルは、各カラートナーのトナー量の組み合わせに対するクリアトナー量を格納する。クリアトナー量決定部213は、カラートナー量算出部211から受付けた各カラートナーのトナー量の組み合わせと一致する組み合わせに対して格納されたクリアトナー量を図11のテーブルから取得する。例えば、カラートナー量算出部211が算出したイエローのトナー量が30%、マゼンタのトナー量が20%、シアンのトナー量が60%、及びブラックのトナー量が90%であったとする。この場合、クリアトナー量決定部213は、図11のテーブルを参照し、各カラートナーのトナー量の組み合わせと一致する3行目のデータから、クリアトナー量を取得する。図11に示すテーブルにおいて、イエローのトナー量が30%、マゼンタのトナー量が20%、シアンのトナー量が60%、及びブラックのトナー量が90%であった場合の、クリアトナー量は10%である。したがって、クリアトナー量決定部213は、クリアトナー量を10%と決定する。
各カラートナーのトナー量が、ある組み合わせを満たす場合にのみブラーが発生する場合が存在する。しかしながら、第1の実施形態に係る画像形成装置100では、各カラートナーのトナー量に基づいてクリアトナー量を決定できなかった。第2の実施形態によれば、例えば、各カラートナーのトナー量の組み合わせが特定の組み合わせの場合にのみ、ブラーが発生してしまうような場合にも、予めブラーが発生しないクリアトナー量をテーブルに登録しておくことによって、ブラーの発生が抑制される。
なお、クリアトナー量決定部213は、各カラートナーのトナー量の組み合わせが特定の組み合わせの場合にのみ、図11のテーブルを用いてクリアトナー量を決定し、他の場合には、図1または図8で説明したように、補正係数を用いてクリアトナー量を決定してもよい。
上述した実施の形態は、本発明の実施形態の一部である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、ユーザ設定受付部11は、クリアトナー印刷設定が「画像部のみ」である場合に、用紙上に形成される画像の光沢度と、用紙上に形成される画像の画質とのいずれを優先するかの選択を受付けてもよい。この場合、ROM202には、画像の光沢度を優先する場合に使用される補正係数算出テーブルと、画像の画質を優先する場合に使用される補正係数算出テーブルとが格納される。クリアトナー量補正部216は、用紙上に形成される画像の光沢度を優先する場合と、用紙上に形成される画像の画質を優先させる場合とで、補正係数の算出に使用する補正係数算出テーブルを変更することで、クリアトナー量の補正量を変更する。これによれば、ユーザが要求する画質を実現するトナー量に基づいて画像形成が実行される。
また、上述の実施形態において、画像形成装置100は電子写真方式により画像を形成していたが、本発明はインクジェット方式により画像を形成する画像形成装置にも適用が可能である。
なお、上記の画像処理装置20が有する機能は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータによって実現することができる。その場合、画像処理装置20が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
また、上記の画像処理装置20が有する機能は、コンピュータ上のソフトウエアとして実現される以外にも、LUT(Look Up Table)や乗算機などの演算アルゴリズムをハードウエア化したASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現できることは明らかである。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
10…操作・表示部
20…画像処理装置
30…画像出力装置
211…カラートナー量算出部
212…カラートナー総量算出部
213…クリアトナー量決定部
215…クリアトナー量算出部
216…クリアトナー量補正部

Claims (10)

  1. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、
    前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出部と、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナー量を補正する透明トナー量補正部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記透明トナー量算出部は、前記複数の有色トナーの各トナー量の総和である有色トナー総量に基づいて、前記透明トナーのトナー量を算出し、
    前記透明トナー量補正部は、前記有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量が前記有色トナー総量において占める割合に基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーは、前記記録材上に形成されたトナー像が、他の有色トナーのトナー像より記録材側に位置する色のトナーであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記透明トナー量算出部は、前記記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合と、前記記録材上において有色トナー像が形成されない部分にもクリアトナー像を形成する場合とで、前記透明トナーのトナー量を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合に、前記記録材上に形成される画像の光沢度と、前記記録材上に形成される画像の画質とのいずれを優先するかの選択を受付ける受付部を備え、
    前記透明トナー量補正部は、前記記録材上に形成される画像の光沢度を優先する場合と、前記記録材上に形成される画像の画質を優先させる場合とで、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量の補正量を変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、
    前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出部と、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、前記透明トナー量算出部が算出した透明トナーのトナー量を補正する透明トナー量補正部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出部と、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出ステップと、
    前記複数の有色トナーの各トナー量に基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を算出する透明トナー量算出ステップと、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーのうち少なくとも1色のトナーの量に基づいて、前記透明トナー量算出ステップで算出した透明トナーのトナー量を補正する透明トナー量補正ステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  10. 画像形成に用いられる複数の有色トナーの各トナー量を算出する有色トナー量算出ステップと、
    記録材上において有色トナー像が形成される部分にのみ透明トナー像を形成する場合、前記複数の有色トナーの各トナー量の組み合わせに基づいて、画像形成に用いられる透明トナーのトナー量を決定する透明トナー量決定ステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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