JP2012037618A - 制御装置、画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

制御装置、画像形成装置および制御プログラム Download PDF

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Tomoshi Hara
朋士 原
Masayuki Kaneda
雅之 金田
Masahiko Kubo
昌彦 久保
Hideki Kimura
秀貴 木村
Shinsuke Sugi
伸介 杉
Tomohiro Matsumoto
智大 松本
Kenji Mori
研二 森
Nobukazu Takahashi
延和 高橋
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Abstract

【課題】記録材上に形成された画像において、第1の領域と第2の領域との光沢度差を制御する。
【解決手段】画像形成装置100の画像形成モードが、カラートナー像、又は、カラートナー像及びクリアトナー像を用紙に定着させることにより画像を形成する「4色モード」または「5色モード」であるか、カラートナー像が定着された用紙にクリアトナー像を定着させることにより画像を形成する「追い刷りモード」であるかを取得する画像形成モード取得部211と、画像形成装置100の画像形成モードが「追い刷りモード」である場合、クリアトナー像を用紙に定着させる定着温度が、「4色モード」においてカラートナー像を用紙に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御部215と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、画像形成装置および制御プログラムに関する。
近年、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の有色トナー(カラートナー)とともに、透明トナー(クリアトナー)を用いることにより、透明トナーによる透かしを入れたり、カラー画像に部分的に光沢性を付与した画像等を形成する画像形成装置が提案されている。
特許文献1には、有色トナーの融点と、透明トナーの融点との温度が異なることにより、一枚の画像形成上で所望の領域の光沢性が異なるカラー画像を形成する技術が記載されている。
特許文献2には、粒状性、色再現性、耐オフセット性を損なうことなく高い光沢度の画像を得るために、透明トナーの現像量を転写材の表面粗さに基づいて変化させる技術が記載されている。
特開平8−220821号公報 特開平11−7174号公報
本発明は、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像を記録材上に形成する制御装置、画像形成装置および制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の制御装置は、画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する画像形成モード取得部と、前記画像形成装置の画像形成モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御部と、を備える。
請求項2に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記透明トナーの現像量を制御する透明トナー現像量制御部を備え、前記記録材上に形成を要求された透明トナー層の厚みがしきい値以上の場合、前記透明トナー現像量制御部は、透明トナー層の厚みが前記しきい値未満の場合の前記透明トナーの現像量よりも、前記透明トナーの現像量を増加させることを特徴とする。
請求項3に記載の制御装置は、請求項1又は2に記載の制御装置において、前記定着温度制御部は、要求される、有色トナー像が定着された記録材上に前記透明トナー像が定着された領域と前記透明トナー像が定着されていない領域との光沢度の差に基づいて、前記定着温度を変化させることを特徴とする。
請求項4に記載の制御装置は、請求項1から3のいずれか1項記載の制御装置において、前記有色トナーの融点と、前記透明トナーの融点とが同一であることを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置は、記録材に転写されたトナー像を、前記記録材上に定着させる定着部と、画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する画像形成モード取得部と、前記画像形成装置の動作モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御部と、を備える。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記透明トナーの現像量を制御するクリアトナー現像量制御部を備え、前記記録材上に形成を要求された透明トナー層の厚みがしきい値以上の場合、前記透明トナー現像量制御部は、透明トナー層の厚みが前記しきい値未満の場合の前記透明トナーの現像量よりも、前記透明トナーの現像量を増加させることを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項5又は6に記載の画像形成装置において、前記定着温度制御部は、要求される、有色トナー像が定着された記録材上に前記透明トナー像が定着された領域と前記透明トナー像が定着されていない領域との光沢度の差に基づいて、前記定着温度を変化させることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項5から7のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記有色トナーの融点と、前記透明トナーの融点とが同一であることを特徴とする。
請求項9に記載の制御プログラムは、画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する取得ステップと、前記画像形成装置の画像形成モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御ステップと、をコンピュータに実行させる。
請求項1に記載の制御装置によれば、第2の画像形成モードにて画像形成を行う場合に、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像が記録材上に形成される。
請求項2に記載の制御装置によれば、本構成を有していない場合と比較して画像形成に係る生産性が向上する。
請求項3に記載の制御装置によれば、記録材上に形成された画像において、第1の領域と第2の領域との光沢度差が制御される。
請求項4に記載の制御装置によれば、第2の画像形成モードにて画像形成を行う場合に、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像が記録材上に形成されるとともに、有色トナー及び透明トナーを用いて画像形成を行う場合には、光沢度が均一の画像が形成される。
請求項5に記載の画像形成装置によれば、第2の画像形成モードにて画像形成を行う場合に、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像が記録材上に形成される。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、本構成を有していない場合と比較して画像形成に係る生産性が向上する。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、記録材上に形成された画像において、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が制御される。
請求項8に記載の画像形成装置によれば、第2の画像形成モードにて画像形成を行う場合に、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像が記録材上に形成されるとともに、有色トナー及び透明トナーを用いて画像形成を行う場合には、光沢度が均一の画像が形成される。
請求項9に記載の制御プログラムによれば、第2の画像形成モードにて画像形成を行う場合に、本発明の構成を有していない場合と比較して、透明トナー像が定着された領域と透明トナー像が定着されていない領域との光沢度差が大きい画像が記録材上に形成される。
本発明が適用される画像形成装置のシステム構成の一例を示す図である。 操作・表示部に表示される画面の一例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 クリアトナーを塗布した領域及びクリアトナーを塗布していない領域の概要を表す図である。 用紙種別及び用紙坪量ごとに、追い刷りモードにおいてクリアトナーの定着温度を変えた場合の、光沢度の変化を示すグラフである。 用紙種別及び画像形成モードと定着温度との関係の一例と、用紙種別及びテクスチャの有無とクリアトナー現像量との関係の一例を示す図である。 画像形成装置の実行する処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の実行する処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置のシステム構成の別例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置のシステム構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、操作・表示部10、制御装置20及び画像出力装置30を備える。
操作・表示部10は、ユーザ設定受付部11を備え、ユーザから画像形成モード、用紙種別及び用紙坪量等の入力を受付ける。操作・表示部10は、例えば、図2に示す画像を表示し、ユーザから入力を受付ける。図2は、画像形成装置100による画像形成を行う場合に、画像形成に係る各種設定をユーザから受付ける画面の一例である。図2の画面では、ユーザから、画像形成モード、テクスチャの有無、用紙種別、及び用紙坪量の設定を受付ける。画像形成モードは、画像形成装置100の画像形成時の動作モードを表す。本実施形態に係る画像形成装置100は、画像形成モードとして、「4色モード」(第1の画像形成モード)、「5色モード」(第1の画像形成モード)、及び「追い刷りモード」(第2の画像形成モード)を備える。画像形成モードとして、例えば「4色モード」が選択された場合、画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のカラートナーを用いて画像形成を行う。また、「5色モード」が選択された場合、画像形成装置100は、カラートナー及びクリアトナー(CT)を用いて画像形成を行う。また、「追い刷りモード」が選択された場合、画像形成装置100は、カラートナー、又はカラートナーとクリアトナーとを定着させた記録材(用紙)上に、クリアトナーを用いて画像を形成する。
「テクスチャの有無」は、画像形成モードにおいて“追い刷りモード”が選択された場合に、選択可能となる。テクスチャとは、用紙上に形成されるクリアトナーの層(クリアトナー層)において、その厚みを変化させることで、用紙上に作り出される立体感のある画像をいう。クリアトナー層を形成する領域の形状を変更することによって、様々な図形がクリアトナーを用いて用紙上に形成される。本実施形態では、「テクスチャの有無」において、例えば、「パターン1」を選択した場合、用紙上に星型の図形がクリアトナーよって、立体的に形成される。また、例えば、「パターン2」を選択した場合、布地のような立体感のある画像がクリアトナーによって形成される。
「用紙種別」は、画像を形成する用紙がコート紙であるか、非コート紙であるかの選択を受付ける。また、「用紙坪量」は、画像を形成する用紙の坪量に関する入力を受付ける。図2では、坪量が55〜105g/mの用紙を「普通紙1」とし、坪量が106〜160g/mの用紙を「普通紙2」としている。また、本実施形態では、坪量が161g/mを越える用紙を厚紙と規定し、坪量が161〜200g/mの用紙を「厚紙1」、坪量が201〜300g/mの用紙を「厚紙2」としている。
操作・表示部10は、ユーザから受付けた画像形成モード、テクスチャの有無、用紙種別及び用紙坪量を制御装置20に出力する。
制御装置20は、操作・表示部10から、画像形成モード、テクスチャの有無、用紙種別及び用紙坪量を受付ける。制御装置20は、画像形成モード、テクスチャの有無、用紙種別及び用紙坪量に基づいて、画像出力装置30を制御し、画像が形成された用紙を出力させる。ここで、制御装置20のハードウェア構成について説明する。図3は、制御装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御装置20は、入出力部201、ROM(Read Only Memory)202、CPU203、及びRAM(Random Access Memory)204を備える。
入出力部201は、操作・表示部10及び画像出力装置30とデータの送受信を行う。ROM202は、定着温度及びクリアトナーの現像量を制御するプログラム(詳細は後述する)等を格納する。CPU203は、ROM202に格納されたプログラムを読み込んで実行する。RAM204は、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータを保存する。なお、制御装置20が備える機能の詳細については、後述する。
図1に戻り説明を続ける。画像出力装置30は、制御装置20の制御に基づいて、電子写真方式によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、及びクリアトナーを用いて用紙上に画像を形成し、出力する。
画像出力装置30は、図中矢印方向に回転する感光体34K〜34CTを備える。感光体34K〜34CTの各々の周囲には、感光体34K〜34CTの回転方向に沿って、感光体34K〜34CTを帯電する帯電装置32K〜32CT、感光体上に静電潜像を書き込む露光装置31K〜31CT、感光体34K〜34CTの表面上に形成された潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置33K〜33CT、感光体34K〜34CTに形成されたトナー像を中間転写体39に転写する1次転写ロール35K〜35CT、感光体34K〜34CT上の残留トナーを除去するドラムクリーナ36K〜36CTが配設されている。なお、現像装置33K〜33CTは、それぞれ、該当する色成分のトナーを収容している。
また、画像出力装置30は、中間転写体39上のトナー像を給紙部302から排出される用紙に一括転写(二次転写)する二次転写部37と、二次転写された画像を用紙に定着させる定着装置300とを備える。定着装置300は、加熱ロール301を備え、この加熱ロール301により用紙上のトナー像は加熱され、用紙に定着される。
次に、制御装置20が備える機能の一例について、図1を参照して説明する。制御装置20は、画像形成モード取得部211、用紙種別取得部212、用紙坪量取得部213、1次転写ロール制御部214、クリアトナー現像量制御部216、及び定着温度制御部215を備える。画像形成モード取得部211、用紙種別取得部212、用紙坪量取得部213、1次転写ロール制御部214、クリアトナー現像量制御部216、及び定着温度制御部215は、ROM202に格納されたプログラムのCPU203による演算によって実現される。
画像形成モード取得部211は、ユーザ設定受付部11から、画像形成モード、及びテクスチャの有無を取得する。画像形成モード取得部211は、取得した画像形成モードを、1次転写ロール制御部214、定着温度制御部215およびクリアトナー現像量制御部216に通知する。また、画像形成モード取得部211は、クリアトナー現像量制御部216にテクスチャの有無を通知する。
用紙種別取得部212は、ユーザ設定受付部11から、用紙種別を取得する。用紙種別取得部212は、取得した用紙種別を、定着温度制御部215及びクリアトナー現像量制御部216に通知する。
用紙坪量取得部213は、ユーザ設定受付部11から、用紙坪量を取得する。用紙坪量取得部213は、画像が形成される用紙が普通紙であるのか、厚紙であるのかを定着温度制御部215に通知する。具体的には、例えば、図2に示した画面において、「用紙坪量」として“普通紙1”または“普通紙2”が選択された場合には、用紙坪量取得部213は、画像が形成される用紙は普通紙であると定着温度制御部215に通知する。なお、用紙坪量取得部213は、例えば、「用紙坪量」として“普通紙1”、“普通紙2”、および“厚紙1”が選択された場合に、画像が形成される用紙は普通紙であると定着温度制御部215に通知してもよい。なお、ユーザ設定受付部11が、例えば、ユーザから用紙の坪量に関する情報を受付け、用紙坪量取得部213は、坪量がしきい値以上であれば用紙が厚紙であると判定し、定着温度制御部215に通知してもよい。また、用紙が厚紙か否かを判定する方法は本実施形態に限られない。例えば、用紙坪量取得部213は、用紙の坪量に基づいて、用紙が厚紙か否かを決定してもよい。この場合、用紙の坪量は、ユーザ設定受付部11がユーザから用紙坪量の入力を受付けることによって取得してもよいし、あるいは、給紙部302等に用紙坪量を計測する機構を設け、該機構から取得してもよい。
1次転写ロール制御部214は、画像形成モード取得部211から画像形成モードを受付ける。1次転写ロール制御部214は、画像形成モードに基づいて、1次転写ロール35K〜35CTを制御し、中間転写体39と、感光体34K〜34CTとの接触を制御する。例えば、画像形成モードが「4色モード」である場合、画像形成にクリアトナーは使用されないため、1次転写ロール制御部214は、1次転写ロール35CTをリトラクトし、感光体34CTと中間転写体39とが接触しないようにする。画像形成モードが「追い刷りモード」である場合、画像形成にカラートナーは使用されないため、1次転写ロール制御部214は、1次転写ロール35K、35C、35M及び35Yをリトラクトし、感光体34K、34C、34M及び34Yと、中間転写体39とが接触しないようにする。
定着温度制御部215は、用紙種別取得部212から、用紙種別を受付ける。定着温度制御部215は、画像形成モード取得部211から画像形成モードを受付ける。定着温度制御部215は、用紙坪量取得部213から、用紙が厚紙か否かの判定(用紙坪量)を受付ける。定着温度制御部215は、画像形成モード、用紙種別、及び用紙坪量に基づいて、定着装置300の定着温度を制御する。
ここで、画像形成モードが「追い刷りモード」の場合における定着装置300の定着温度と光沢度との関係について説明する。図4は、カラートナーを定着させた用紙(図4(A))の一部に、追い刷りモードでクリアトナーを塗布し、定着させた様子を表している。図4(B)において、クリアトナーを塗布していない領域Aは、追い刷りモードでクリアトナーを定着させる場合に定着器を複数回通過することになる。これにより、クリアトナーを塗布していない領域Aの光沢度は、追い刷りを行わない場合と比較して高くなる。一方、クリアトナーを塗布した領域Bは、画像表面の平滑度が下がることにより、領域Aと比較して光沢度が低くなる。この結果、クリアトナーを追い刷りすることによって、クリアトナーを塗布した領域Bと、クリアトナーを塗布していない領域Aとの光沢差が大きくなる。
図5は、用紙種別及び用紙坪量ごとに、追い刷りモードにおいてクリアトナーの定着温度を変えた場合の光沢度の変化を示すグラフである。図5(A)は、用紙が普通紙かつコート紙である場合のグラフを示している。縦軸は、光沢度を表し、横軸は追い刷りモードでクリアトナーを追い刷りした回数を表している。図5(A)のグラフにおいて、実線で示された有色トナーのみが定着されている領域(図4(B)における領域A)の光沢度は、追い刷り回数が増えるにしたがって大きくなる。一方、点線、または一点鎖線で表したクリアトナーを塗布した領域(図4(B)の領域B)の光沢度は、追い刷り回数が増えるにしたがって低下する。なお、図中の点線は、追い刷りモード時の定着温度を170℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示している。また、図中の一点鎖線は、追い刷りモード時の定着温度を160℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示している。用紙が普通紙かつコート紙である場合、有色トナーのみが定着された領域と、クリアトナーを塗布した領域との光沢度差は、追い刷り時の定着温度が170℃の場合には約45度以上となっている。ここで、定着温度170℃は、画像形成モードが「4色モード」または「5色モード」の場合の定着温度と等しい。また、図5(A)のグラフから、追い刷り時の定着温度を160℃にすると、有色トナーのみが定着された領域と、クリアトナーを塗布した領域との光沢度差はさらに拡大する。
図5(B)は、用紙が厚紙かつコート紙の場合のグラフを示している。用紙が厚紙かつコート紙の場合、「4色モード」または「5色モード」の定着温度は185℃である。なお、図中の実線は、有色トナーのみが定着されている領域の光沢度を示す。また、点線は、追い刷りモード時の定着温度を185℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。また、一点鎖線は、追い刷りモード時の定着温度を170℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。用紙が厚紙かつコート紙の場合、追い刷り時の定着温度を、「4色モード」と同じ185℃(とすると、追い刷りを1回行っただけでは、実線で示す有色トナーのみが定着された領域と、点線で示すクリアトナーを塗布した領域との光沢度差がほとんどない。また、追い刷りを5回行っても、光沢度差は約20%程度である。しかし、追い刷り時の定着温度を、「4色モード」の定着温度よりも低い温度(例えば、170℃)とすると、追い刷りを1回行った場合の光沢度差は、約45%となる。また、3回以上追い刷りを行った場合、光沢度差は約60%となる。
図5(C)は、用紙が普通紙かつ非コート紙の場合のグラフを示している。用紙が普通紙かつ非コート紙の場合、「4色モード」または「5色モード」の定着温度は150℃である。なお、図中の実線は、有色トナーのみが定着されている領域の光沢度を示す。また、点線は、追い刷りモード時の定着温度を150℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。また、一点鎖線は、追い刷りモード時の定着温度を140℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。また、図中破線は、追い刷りモード時の定着温度を130℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。非コート紙では、用紙の凹凸に沿ってトナー画像が形成されるため、クリアトナーを塗布していない領域と、クリアトナーを塗布した領域との光沢度差が小さくなる傾向がある。したがって、追い刷り時の定着温度を、「4色モード」の定着温度(150℃)とした場合、1回の追い刷りでは光沢度差が約15%程度となる。また、追い刷りを5回行っても、光沢度差は、約20%程度である。しかし、追い刷り時の定着温度を、「4色モード」の定着温度よりも低い温度(例えば、140℃)とした場合、追い刷りを1回行った場合の光沢度差は約25%となり、追い刷りを5回行った場合の光沢度差は約40%となる。また、定着温度をさらに低い温度(例えば、130℃)とした場合、追い刷りを1回行った場合の光沢度差は約35%となる。
図5(D)は、用紙が厚紙かつ非コート紙の場合のグラフを示している。用紙が厚紙かつ非コート紙の場合、「4色モード」または「5色モード」の定着温度は170℃である。なお、図中の実線は、有色トナーのみが定着されている領域の光沢度を示す。また、点線は、追い刷りモード時の定着温度を170℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。また、一点鎖線は、追い刷りモード時の定着温度を150℃とした場合のクリアトナーを塗布した領域の光沢度を示す。追い刷り時の定着温度を「4色モード」の定着温度(170℃)とした場合、追い刷りを1回行った場合の光沢度差はほとんどなく、追い刷りを5回行った場合の光沢度差は約10%となる。一方、追い刷り時の定着温度を「4色モード」の定着温度よりも低い温度(例えば、150℃)とした場合、追い刷りを1回行った場合の光沢度差は約25%となり、追い刷りを5回行った場合の光沢度差は約30%となる。
上述したように、追い刷り時の定着温度によって、クリアトナーを塗布した領域と、クリアトナーを塗布していない領域との光沢差は変化する。そこで、定着温度制御部215は、画像形成モード、用紙種別、および用紙坪量に基づいて、定着装置300の定着温度を制御する。具体的には、定着温度制御部215は、図6(A)に示すように、画像形成モードが「4色モード」で、用紙種別が「コート紙」で、用紙が「普通紙」の場合、定着温度が170℃となるよう定着装置300を制御する。定着温度制御部215は、画像形成モードが「追い刷りモード」で、用紙種別が「コート紙」で、用紙が「普通紙」の場合、定着温度が「4色モード」の定着温度(170℃)よりも低い温度(160℃)となるように定着装置300を制御する。
また、定着温度制御部215は、画像形成モードが「4色モード」で、用紙種別が「コート紙」で、用紙が「厚紙」の場合、定着温度が185℃となるよう定着装置300を制御する。定着温度制御部215は、画像形成モードが「追い刷りモード」で、用紙種別が「コート紙」で、用紙が「普通紙」の場合、定着温度が「4色モード」の定着温度(185℃)よりも低い温度(170℃)となるように定着装置300を制御する。
また、定着温度制御部215は、画像形成モードが「4色モード」で、用紙種別が「非コート紙」で、用紙が「普通紙」の場合、定着温度が150℃となるよう定着装置300を制御する。定着温度制御部215は、画像形成モードが「追い刷りモード」で、用紙種別が「非コート紙」で、用紙が「普通紙」の場合、定着温度が「4色モード」の定着温度(150℃)よりも低い温度(130℃)となるように定着装置300を制御する。
また、定着温度制御部215は、画像形成モードが「4色モード」で、用紙種別が「非コート紙」で、用紙が「厚紙」の場合、定着温度が170℃となるよう定着装置300を制御する。定着温度制御部215は、画像形成モードが「追い刷りモード」で、用紙種別が「非コート紙」で、用紙が「厚紙」の場合、定着温度が「4色モード」の定着温度(170℃)よりも低い温度(150℃)となるよう定着装置300を制御する。
クリアトナー現像量制御部216は、用紙種別取得部212から、用紙の種別(コート紙/非コート紙)を受付ける。また、クリアトナー現像量制御部216は、画像形成モード取得部211から、画像形成モード及びテクスチャの有無を受付ける。画像形成モードが「追い刷りモード」の場合、クリアトナー現像量制御部216は、用紙種別及びテクスチャの有無に基づいて、クリアトナーの現像量(以後、クリアトナー現像量と記載)を制御する。本実施形態では、クリアトナー現像量制御部216は、露光装置31CTの露光量を制御することによって、クリアトナー現像量を制御するものとする。なお、クリアトナー現像量制御部216は、例えば、帯電装置32CTの帯電量を制御することによってクリアトナー現像量を制御してもよい。あるいは、クリアトナー現像量制御部216は、現像装置33CTの現像バイアスを制御することによってクリアトナー現像量を制御してもよい。
クリアトナー現像量制御部216は、例えば、図6(B)の関係に基づいて、クリアトナーの現像量を決定する。ここで、例えば、画像形成モードが「追い刷りモード」で、用紙種別が「コート紙」で、テクスチャが「無」の場合に、画像形成に使用されるクリアトナー現像量が“x”であるとする。クリアトナー現像量制御部216は、この“x”を基準として、用紙種別及びテクスチャの有無に基づいてクリアトナー現像量を変更する。クリアトナー現像量制御部216は、用紙種別が「非コート紙」でテクスチャが「無」の場合には、クリアトナー現像量を、用紙種別が「コート紙」でテクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量“x”よりも多い“y”にする。なお、上述した“x”および“y”の値は、予め決められているものとする。用紙種別が「コート紙」でテクスチャが「有」の場合、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナーの現像量を、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量“x”よりも増加させる。クリアトナー現像量制御部216は、テクスチャが「有」の場合にクリアトナー現像量を、例えば、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量“x”の1.5倍(すなわち、1.5x)にする。用紙種別が「非コート紙」でテクスチャが「有」の場合、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナー現像量を、用紙種別が「非コート紙」でテクスチャが「無」の場合のクリアトナーの現像量“y”よりも増加させる。クリアトナー現像量制御部216は、テクスチャが「有」の場合にクリアトナー現像量を、例えば、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量“y”の1.5倍(すなわち、1.5y)にする。クリアトナー層の厚みをしきい値以上にし、クリアトナーを塗布した領域とクリアトナーを塗布しない領域との厚み差を形成することによってテクスチャは用紙上に形成される。そこで、テクスチャが「有」の場合には、クリアトナー現像量を、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量よりも増加させると、1回の追い刷りによって形成されるクリアトナー層の厚みが厚くなる。これにより、クリアトナー層の厚みをしきい値以上とするためにクリアトナーを追い刷りする回数が減少し、画像形成装置100の生産性が向上する。
次に、画像形成装置100が実行する処理の一例について説明する。図7及び図8は、画像形成装置100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
1次転写ロール制御部214は、画像形成モードが「追い刷りモード」か否か判定する(ステップS11)。画像形成モードが「追い刷りモード」の場合(ステップS11/YES)、1次転写ロール制御部214は、1次転写ロール35K〜35Yをリトラクトする(ステップS12)。次に、クリアトナー現像量制御部216は、用紙種別が「コート紙」か否か判定する(ステップS13)。用紙種別が「コート紙」の場合(ステップS13/YES)、クリアトナー現像量制御部216は、テクスチャの有無を判定する(ステップS15)。
テクスチャが「無」の場合(ステップS15/NO)、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナーの現像量を、「コート紙」に対するクリアトナーの現像量として予め定められた量“x”とする(ステップS19)。テクスチャが「有」の場合(ステップS15/YES)、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナーの現像量を、テクスチャが「無」の場合の現像量(x)の1.5倍(1.5x)にする(ステップS17)。
ステップS17またはステップS19の終了後、定着温度制御部215は、用紙が「厚紙」であるか否か判定する(ステップS21)。用紙が「厚紙」の場合(ステップS21/YES)、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を、画像形成モードが「4色モード」、かつ、用紙が「厚紙」の場合の定着温度よりも低い温度に決定する(ステップ23)。用紙が「厚紙」でない場合(ステップS21/NO)、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を、画像形成モードが「4色モード」、かつ、記録材が「普通紙」の場合の定着温度よりも低い温度に決定する(ステップS25)。画像出力装置30は、クリアトナー現像量制御部216が決定したクリアトナー現像量、及び定着温度制御部215が決定した定着温度でクリアトナーを用いた画像形成を行い(ステップS27)、処理を終了する。
用紙種別が「非コート紙」の場合(ステップS13/NO)、クリアトナー現像量制御部216は、テクスチャの有無を判定する(ステップS29)。テクスチャが「無」の場合(ステップS29/NO)、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナー現像量を、「非コート紙」に対するクリアトナー現像量として予め定められた量“y”とする(ステップS31)。テクスチャが「有」の場合(ステップS29/YES)、クリアトナー現像量制御部216は、クリアトナー現像量を、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量(y)の1.5倍(1.5y)にする(ステップS31)。
次に、定着温度制御部215は、用紙が「厚紙」か否か判定する(ステップS35)。用紙が「厚紙」の場合(ステップS35/YES)、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を、画像形成モードが「4色モード」、かつ、用紙が「厚紙」の場合の定着温度よりも低い温度に決定する(ステップ37)。用紙が「厚紙」でない場合(ステップS35/NO)、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を、画像形成モードが「4色モード」、かつ、用紙が「普通紙」の場合の定着温度よりも低い温度に決定する(ステップS39)。画像出力装置30は、クリアトナー現像量制御部216が決定したクリアトナー現像量、及び定着温度制御部215が決定した定着温度でクリアトナーを用いた画像形成を行い(ステップS27)、処理を終了する。
画像形成モードが追い刷りモードではない場合(ステップS11/NO)、図8のAに進み、1次転写ロール制御部214は、画像形成モードが「4色モード」か否か判定する(ステップS41)。画像形成モードが「4色モード」の場合(ステップS41/YES)、1次転写ロール制御部214は、1次転写ロール35CTをリトラクトする(ステップS43)。そして、画像形成装置100は、カラートナーのみを用いた画像形成を行い(ステップS45)、処理を終了する。カラートナーを用いた画像形成の方法は、従来の方法と同様であるため、説明を省略する。
画像形成モードが「4色モード」ではない場合(ステップS41/NO)、画像形成装置100は、カラートナーとクリアトナーとを用いた画像形成を行い(ステップS47)、処理を終了する。カラートナー及びクリアトナーを用いた画像形成の方法は、従来の方法と同様であるため、説明を省略する。
上述の実施形態によれば、定着温度制御部215は、画像形成モードが「追い刷りモード」の場合には、追い刷り時の定着温度が、「4色モード」又は「5色モードの」の定着温度よりも低くなるように、定着温度を制御する。これにより、追い刷り時の定着温度を「4色モード」又は「5色モードの」の定着温度としてクリアトナーの追い刷りを行うよりも、クリアトナーを塗布した領域とクリアトナーを塗布しない領域との光沢度差が大きい画像が形成される。
また、クリアトナー現像量制御部216は、用紙上に形成を要求されたクリアトナー層の厚みがしきい値以上の場合(テクスチャを用紙上に形成する場合)、クリアトナー層の厚みがしきい値未満の場合(テクスチャを形成しない場合)のクリアトナー現像量よりも、クリアトナー現像量を増加させる。これにより、クリアトナーを追い刷りする回数が減少し、画像形成装置100の画像形成に係る生産性が向上する。
上述した実施の形態は、本発明の実施形態の一部である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、上述の実施形態では、図1に示すように、クリアトナー像を形成するユニットを1つ備えた画像形成装置100について説明した。しかし、画像形成装置100は、図9に示すように、クリアトナー像を形成するユニットを2つ備えていてもよい。この場合、クリアトナー現像量制御部216は、露光装置31CT1及び露光装置31CT2の露光量を制御する。例えば、用紙上にテクスチャを形成する場合は、テクスチャを形成しない場合のクリアトナー現像量の3倍のクリアトナー現像量が必要であるとする。この場合、クリアトナー現像量制御部216が、感光体34CT1及び34CT2に現像されるクリアトナーの現像量を、それぞれ、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量の1.5倍とすることで、1回の画像形成動作でテクスチャ画像が用紙上に形成される。
なお、上述の実施形態では、テクスチャが「有」の場合のクリアトナー現像量を、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量の1.5倍とした。しかしながら、テクスチャが「有」の場合のクリアトナー現像量は、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量よりも多ければよく、本実施形態に限定されるものではない。例えば、テクスチャが「有」の場合のクリアトナー現像量を、テクスチャが「無」の場合のクリアトナー現像量の1.2倍、あるいは、2倍としてもよい。
また、上述の実施形態では、定着温度制御部215は、用紙種別及び用紙坪量に基づいて、「追い刷りモード」が選択された場合の定着温度を制御していた。しかしながら、定着温度制御部215は、例えば、ユーザが希望する光沢度差をユーザ設定受付部11が受付け、受付けた光度差に基づいて、「追い刷りモード」が選択された場合の定着温度を制御してもよい。例えば、図5(C)において、追い刷りモード時の定着温度を段階的に変化させることによって、光沢度差も段階的に変化する。したがって、追い刷りモード時の定着温度を制御することによって、光沢度差を制御し、ユーザが希望する光沢度差が実現される。例えば、用紙が普通紙かつ非コート紙である場合に、クリアトナーが塗布された領域と、クリアトナーが塗布されていない領域との光沢度差がそれほど必要ないとする(例えば、10度以下でも問題ないとする)。この場合、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を、「4色モード」の定着温度(150℃)としてもよい。また、用紙が普通紙かつ非コート紙である場合に、10%以上25%未満の光沢度差が必要とされているとする。この場合、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を140℃とする。また、用紙が普通紙かつ非コート紙である場合に、25%以上の光沢度差が必要とされているとする。この場合、定着温度制御部215は、追い刷り時の定着温度を130℃とする。以上のように、定着温度制御部215は、追い刷りモード時の定着温度を変化させることで、光沢度差が制御される。
また、上述の実施形態において、カラートナーの融点と、クリアトナーの融点とは同一であることが好ましい。カラートナーの融点と、クリアトナーの融点とが同一の場合、「5色モード」で画像を形成すると、光沢度が均一な画像が形成される。
なお、上記の制御装置20が有する機能は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータによって実現することができる。その場合、制御装置20が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
10…操作・表示部
20…制御装置
30…画像出力装置
211…画像形成モード取得部
215…定着温度制御部
216…クリアトナー現像量制御部

Claims (9)

  1. 画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する画像形成モード取得部と、
    前記画像形成装置の画像形成モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記透明トナーの現像量を制御する透明トナー現像量制御部を備え、
    前記記録材上に形成を要求された透明トナー層の厚みがしきい値以上の場合、前記透明トナー現像量制御部は、透明トナー層の厚みが前記しきい値未満の場合の前記透明トナーの現像量よりも、前記透明トナーの現像量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記定着温度制御部は、要求される、有色トナー像が定着された記録材上に前記透明トナー像が定着された領域と前記透明トナー像が定着されていない領域との光沢度の差に基づいて、前記定着温度を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記有色トナーの融点と、前記透明トナーの融点とが同一であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の制御装置。
  5. 記録材に転写されたトナー像を、前記記録材上に定着させる定着部と、
    画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する画像形成モード取得部と、
    前記画像形成装置の動作モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記透明トナーの現像量を制御するクリアトナー現像量制御部を備え、
    前記記録材上に形成を要求された透明トナー層の厚みがしきい値以上の場合、前記透明トナー現像量制御部は、透明トナー層の厚みが前記しきい値未満の場合の前記透明トナーの現像量よりも、前記透明トナーの現像量を増加させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着温度制御部は、要求される、有色トナー像が定着された記録材上に前記透明トナー像が定着された領域と前記透明トナー像が定着されていない領域との光沢度の差に基づいて、前記定着温度を変化させることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記有色トナーの融点と、前記透明トナーの融点とが同一であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置の画像形成モードが、有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させることにより画像を形成する第1の画像形成モードであるか、有色トナー像が定着された記録材に透明トナー像を定着させることにより画像を形成する第2の画像形成モードであるかを取得する取得ステップと、
    前記画像形成装置の画像形成モードが第2の画像形成モードである場合、前記透明トナー像を前記記録材に定着させる定着温度が、前記第1の画像形成モードにおいて有色トナー像、又は、有色トナー像及び透明トナー像を記録材に定着させる定着温度よりも低くなるよう定着温度を制御する定着温度制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる制御プログラム。
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