JP2004077940A - 画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法及び画像処理方法 - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通常プリント領域と立体プリント領域が混在する場合の両領域のカラー画像間の色合いの違いをできるだけ無くして良好なプリント画質を得る。
【解決手段】画像処理装置3において、発泡トナー信号生成部353は、立体プリント領域判別部351で判別された立体プリント指定領域に転写する発泡トナー量に応じた発泡トナー信号を生成し、発泡トナー補間信号生成部354は、立体プリント領域判別部351で判別された通常プリント領域中の一定面積以上の画像領域に転写する発泡トナー量に応じた発泡トナー補間信号を生成する。立体プリント領域には上記発泡トナー信号に応じた所定量の発泡トナーが転写され、通常プリント領域には上記発泡トナー補間信号に応じた、上記所定量より少ない(高さの低い)発泡トナーが転写される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を適用し、発泡トナーを用いて立体的な画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法及び画像処理方法に関し、特に、通常のカラー画像を形成する場合と、発泡トナーの上にカラー画像を形成する場合の色合いの違いを目立たなくする画像処理機能を有する画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式や静電記録方式によるプリンタや複写機等の画像形成装置は、白黒やフルカラーの文字や図形、あるいは写真等の画像を、記録用紙等の記録媒体上に平面的に形成し、この記録媒体上に形成された画像を視覚的に認識して、所望の情報を伝達するために用いられるのが一般的であった。
【0003】
これに対し、三次元的に画像情報を表現することができれば、臨場感や現実感を増す効果もあるうえ、触覚情報なども利用することが可能になる。
【0004】
点字等の文字情報や地形を表す地図などの画像情報として、電子写真方式により立体プリントを行う技術として、特願平10−304458号公報や、特開2001−134006号公報等に記載の技術が知られている。
【0005】
これら公報記載の立体的な画像の形成方法は、例えば電子写真記録プロセスの中で、発泡トナー像の上に所定の色の色材を含有するトナー像を載せていき、定着工程での加熱により発泡トナー像を発泡させたうえでその上載せられた各色トナー像を溶融・固着させることで立体的な画像としている。
【0006】
一方、通常の方法で記録媒体上にカラー画像を形成する場合、所定の色のトナーを、画像情報に応じて応じて記録媒体上に溶融・固着させて多色トナーを混合させてカラー画像として定着させるものであり、ベース部分に発泡トナーを載せていないために、記録媒体上にあくまでも平面的に形成されるものである。
【0007】
上記通常の方法で記録媒体上に形成されたカラー画像(通常プリント領域を形成する)と、発泡トナーの上に各色トナーを定着させて記録媒体上に形成された立体的なカラー画像(立体プリント領域を形成する)を形成する場合を比べてみると、通常プリント領域のカラー画像は平面であり、立体プリント領域のカラー画像は記録媒体上に突出しているために、その表面に色合いの違いが出てくる。特に、粒状度が立体プリント領域においては通常プリント領域に比べて悪化する傾向が顕著であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の画像形成装置では、立体プリント領域に立体的に形成されたカラー画像に対して通常プリント領域のカラー画像はあくまでも平面状に形成されていたため、通常プリント領域と立体プリント領域が混在する場合には両プリント領域のカラー画像間の色合いに違いが生じ、画質劣化をきたすという問題点があった。
【0009】
本発明は上記問題点を解消し、通常プリント領域と立体プリント領域が混在する場合の両プリント領域のカラー画像間の色合いの違いをできるだけ無くして良好なプリント画質を得ることのできる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成装置において、前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成する画像形成手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成装置において、前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像を形成し、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像を形成する画像形成手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理装置において、前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の指定に応じ、前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料が、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるように前記画像情報の画像処理を行う画像処理手段を具備することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理装置において、前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の指定に応じ、前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像が形成され、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像が形成されるように前記画像情報の画像処理を行う画像処理手段を具備することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、上記請求項4または5記載の発明において、前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成方法において、前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成することを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成方法において、前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像を形成し、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像を形成することを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、上記請求項7または8記載の発明において、前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする。
【0019】
請求項10記載の発明は、記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理方法において、前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料が、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるように前記画像情報の画像処理を行うことを特徴とする。
【0020】
請求項11記載の発明は、記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理方法において、前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像が形成され、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像が形成されるように前記画像情報の画像処理を行うことを特徴とする。
【0021】
請求項12記載の発明は、上記請求項10または11記載の発明において、前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る画像形成装置の要部の構成を示すブロック図である。
【0024】
この画像形成装置は、複写機として用いられるもので、原稿上の画像を読取る画像読取部1、画像読取部1で読み取られた画像情報中の立体プリント指定領域の画素に対して発泡トナー情報を付与する発泡トナー情報付与部2、発泡トナー情報が付与された画像情報に対して立体プリント指定領域及び通常プリント領域に転写する発泡トナー量を変化させるための画像処理を行う画像処理部3、画像処理により生成されたプリント画像情報に応じて通常プリント画像あるいは立体プリント画像を形成する画像形成部4、立体プリント領域と通常プリント領域を指定するプリント領域指定部5、装置全体の制御を行う主制御部6により構成される。
【0025】
画像読取部1は、プラテンガラス上に載置された原稿を光源によって照明し、原稿からの反射光像を縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子上に走査露光して、この画像読取素子によって原稿の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取る。
【0026】
原稿読取部1によって読み取られた原稿の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理部3に送られる。
【0027】
その際、発泡トナー情報付与部2は、プリント領域指定部5から指定される通常プリント指定領域及び立体プリント指定領域のうち、立体プリント指定領域の画素に対して発泡トナー情報を上記原稿反射率データに付与する。
【0028】
なお、発泡トナー情報は、例えば、発泡トナーを使用する場合には“1”の値がセットされ、また発泡トナーを使用しない場合には“0”の値がセットされるフラグ情報から成る。
【0029】
画像処理部3は、発泡トナー情報付与部2から送られてくる原稿反射率データを取り込み、該原稿反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理を施し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の原稿色材階調データを生成する。
【0030】
また、画像処理部3は、上記原稿反射率データ中の着目画素毎に発泡トナー情報が付与されているどうかをチェックし、該発泡トナー情報が付与されている否かによって当該着目画素に対する発泡トナー量を決定する発泡トナー信号または発泡トナー補間信号を生成する。そして、この発泡トナー信号または発泡トナー補間信号(発泡トナー階調データ)を上述した4色の原稿反射率データに合成して画像形成部4に送出する。
【0031】
画像形成部4は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のトナー(通常トナー:非発泡トナー)像並びに発泡トナー(H)像を形成可能な画像形成手段であり、上記各色トナー及び発泡トナーに対応して、それぞれ、レーザにより画像露光を行う露光部41Y,41M,41C,41BK,41H、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H、静電潜像の形成前に感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hを帯電する帯電部43Y,43M,43C,43BK,43H、感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に形成された静電潜像を現像して色の異なる複数のトナー像あるいは発泡トナー像を形成する現像部44Y,44M,44C,44BBK,44Hを備える。
【0032】
更に、画像形成部4には、現像部44Y,44M,44C,44BK,44Hで現像された4色のトナー像及び発泡トナー像を多重転写(一次転写)する中間転写ベルト45と、中間転写ベルト45に多重転写されたトナー像を記録用紙48に転写(二次転写)する転写部46と、該転写部46によって上記トナー像が転写された記録用紙48上に当該トナー像を定着する定着部47を有する。
【0033】
画像処理部3における上記画像処理により生成された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の原稿色材階調データ及び発泡トナー階調データは画像形成部4のそれぞれ該当する露光部41Y,41M,41C,41BK,41Hに送られる。
【0034】
露光部41Y,41M,41C,41BK,41Hは、それぞれ対応する原稿色材階調データあるいは発泡トナー階調データに応じてレーザー光による画像露光を行う。
【0035】
具体的には、図示しない半導体レーザーを原稿再現色材階調データに応じて変調し、この半導体レーザーからレーザー光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザーから出射されたレーザー光LBは、図示しない回転多面鏡によって偏向走査され、図示しないf・θレンズ及び反射ミラーを介して像担持体としての感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に走査露光される。
【0036】
露光部41Y,41M,41C,41BK,41Hによってレーザー光LBが走査露光される感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hは、図示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。
【0037】
この感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hの表面は、予め一次帯電用のスコロトロン(帯電部)43Y,43M,43C,43BK,43Hによって所定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電された後、原稿再現色材階調データに応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。
【0038】
上記感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hの表面は、例えば、−650Vに一様に帯電された後、画像部にレーザー光LBが走査露光されて、露光部分が−200Vとなる静電潜像が形成される。
【0039】
この感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の現像部44Y,44M,44C,44BK及び発泡トナー用の現像部44Hによって、例えば、感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hの帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナー(帯電色材)によって反転現像され、所定の色(発泡トナーを含む)のトナー像Tとなる。
【0040】
その際、上記各現像部44Y,44M,44C,44BK,44Hの現像ロールには、例えば、−500Vの現像バイアス電圧が印加される。尚、上記感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に形成されたトナー像Tは、必要に応じて転写前帯電部(図示せず)によってマイナス極性の帯電を受け、電荷量が調整されるようになっている。
【0041】
感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に形成された各色(発泡トナーを含む)のトナー像は、当該感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hの下部に配置された中間転写ベルト45上に多重に転写される。
【0042】
この中間転写ベルト45は、所定の駆動手段により、感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42Hの周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動可能に支持されている。
【0043】
中間転写ベルト45上には、形成する画像の色に応じて、感光体ドラム42Y,42M,42C,42BK,42H上に形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のすべて又はその一部のトナー像が、更には、立体画像を形成する発泡トナー信号に応じて感光体ドラム42Hに形成された発泡トナー像が順次重ね合わせた状態で転写される。
【0044】
この中間転写ベルト45上に転写されたトナー像Tは、転写部46において、所定のタイミングで搬送されてくる記録用紙48上に圧接力及び静電吸引力によって転写される。
【0045】
なお、記録用紙48は、この複写機本体内の配置された複数の記録媒体収容部材としての給紙カセット(図示せず)から、所定のサイズのものがフィードロールによって給紙され、更に、複数の搬送ロール及びレジストロール(図示せず)によって、所定のタイミングで中間転写ベルト45の2次転写位置(転写部46)まで搬送される。
【0046】
そして、転写部46において、記録用紙48には中間転写ベルト45上から所定の色のトナー像が一括して転写される。
【0047】
また、中間転写ベルト45上から所定の色のトナー像が転写された記録用紙48は、中間転写ベルト45から分離された後、定着部47へと搬送され、この定着部47の加熱ロール及び加圧ロールによって、熱及び圧力でトナー像が記録用紙48上に定着され、複写機本体の外部に排出されてカラー画像の形成工程が終了する。
【0048】
なお、画像形成部4では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のトナーをそれぞれ収容する現像部44Y、44M、44C、44BKの他、発泡材を含有する白色の発泡性トナーを収容する発泡トナー用現像部44Hを備えている。
【0049】
この現像部44Hは、上述した現像工程において、中間転写ベルト45上に多重転写されるトナー像のうちの最後のトナー像つまり中間転写ベルト45の最上層に転写される発泡トナー像の現像を行う。
【0050】
従って、この中間転写ベルト45に多重転写されたトナー像をその後に記録用紙48に転写した場合には、多重転写トナー像の順番が逆転し、発泡トナー像が最下層に転写される。
【0051】
その後、記録用紙48に多重転写されたトナー像を定着部47により定着する際には、その時に加えられる熱により最下層の発泡トナーが発泡し、立体化する。
【0052】
また、この発泡により立体化した発泡トナー上に多重転写される各色のトナー像は、この時のトナー色数に対応するカラー画像となって定着される。結果として、立体化された発泡トナー(立体材料)上にカラー画像(色材)が形成された立体カラー画像が記録用紙48上に形成される。
【0053】
図2は、本発明に係わる画像形成装置の転写及び定着プロセスを説明するためのトナー像の概念断面構成図である。
【0054】
ここで、図2(a)〜(e)は一次転写プロセスを示し、図2(f)は二次転写プロセスを示し、図2(g)は定着プロセスを示している。また、図2のA,B,Cはそれぞれ着目画素を示している。
【0055】
図2において、画素Aは立体プリント指定領域内の画素である。この画素Aは、一次転写プロセス〔図2(a)〜(e)〕においてY,M,C,BK,Hの各トナー像が中間転写ベルト45上に順次多重転写され、次いで二次転写プロセス〔図2(f)〕では当該多重転写トナー層が反転して記録用紙48に転写され、更に定着プロセス〔図2(g)〕では最下層の発泡トナー(H)が発泡しかつその上に各色トナーが溶融、定着されて立体カラー画像が形成されている。
【0056】
画素Bは通常プリント指定領域内の画素である。この画素Bは、一次転写プロセス〔図2(a)〜(e)〕においてY,M,C,BKの各トナー像が中間転写ベルト45上に順次多重転写され、次いで二次転写プロセス〔図2(f)〕では当該多重転写トナー層が反転して記録用紙48に転写され、更に定着プロセス〔図2(g)〕では当該多重転写された各色トナーが溶融、定着されて通常の(平面的な)カラー画像が形成されている。
【0057】
画素Cは通常プリント指定領域内の画像領域の画素である。この画素Cは、画素Aと同様、一次転写プロセス〔図2(a)〜(e)〕においてY,M,C,BK,Hの各トナー像が中間転写ベルト45上に順次多重転写され、次いで二次転写プロセス〔図2(f)〕では当該多重転写トナー層が反転して記録用紙48に転写され、更に定着プロセス〔図2(g)〕では最下層の発泡トナー(H)が発泡しかつその上に各色トナーが溶融、定着されて立体カラー画像が形成されている。
【0058】
但し、この画素Cは、画素Aに比べて、図2(f)の二次転写工程で記録用紙48上に転写される発泡トナー量が少なく、図2(g)の定着工程完了後、画素Aよりも高さが低い(薄い)立体カラー画像として定着されている。
【0059】
図2のプロセスからも分かるように、本発明の画像形成装置では、立体プリント指定領域以外の領域の画素(通常プリント指定領域内の画像領域の画素C)に対しても少量の発泡トナーを供給して画像を形成する機能を有している。
【0060】
このような措置を講じることによって、例えば、図2で例示したように、発泡トナーを用いて立体的なカラー画像(画素A)を形成する場合と、平面的な通常のカラー画像(画素B,画素C)を形成する場合とが混在するケースにおいて、通常のカラー画像に比べて粒状化が悪化する傾向にある立体的カラー画像と通常のカラー画像との色合いの差を緩和し、良好なプリント品質を確保できるようになる。
【0061】
この場合において、通常プリント指定領域内の画素(図2の例では、通常プリント指定領域の中でも特に画像領域内の画素C)の高さは、立体プリント指定領域内の画素(図2の例では、画素A)ほどの高さはなく、立体画像として目立たないような高さとなるように発泡トナー量を調整するのが好ましい。
【0062】
本発明に係わる画像形成装置において、各画素に応じて発泡トナー量を調整する機能は以下の画像処理により実現できる。
【0063】
次に、本発明の画像形成装置における画像処理機能について説明する。
【0064】
図3は、本発明の画像形成装置における第1の実施例に係わる画像処理部3の構成を示すブロック図である。
【0065】
この画像処理部3は、情報分離部30、明度/色空間変換部31、色変換部32、階調補正部33、出力信号合成部34、発泡トナー情報処理部35を具備して構成される。
【0066】
発泡トナー情報処理部35は、立体プリント領域判別部351、画像領域抽出部352、発泡トナー信号生成部353、発泡トナー補間信号生成部354により構成される。
【0067】
この画像処理部3において、情報分離部30には、画像読取部1で読み取られた赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データに、プリント領域指定部5からの立体プリント指定に応じて発泡トナー情報付与部2により発泡トナー情報が付与された画像データが入力される。
【0068】
情報分離部30は、入力画像データから原稿反射率データを分離して明度/色空間変換部31に入力すると共に、発泡トナー情報と画像情報を発泡トナー情報処理部35の立体プリント領域判別部351に入力する。
【0069】
明度/色空間変換部31に入力された原稿反射率データは、当該明度/色空間変換部31でL*a*b*信号に変換された後、色変換部32で色変換され、更に階調補正部33で階調補正されることにより、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の原稿色材階調データとして生成され、出力信号合成部34に送られる。
【0070】
なお、この4色の原稿色材階調データは、上記L*a*b*信号からDLUT(3次元色変換用LUT)を用いて生成するようにしても良い。
【0071】
一方、発泡トナー情報処理部35の立体プリント判別部351では、情報分離部30から入力する発泡トナー情報と画像情報のうち、発泡トナー情報を参照して、注目画素が立体プリント指定領域(発泡トナー使用領域)内の画素であるか、通常プリント指定領域内の画素であるかを判別する。
【0072】
ここで、立体プリント指定領域内の画素であると判別された場合、立体プリント領域判定部351は、該発泡トナー情報をそのまま発泡トナー信号生成部352に送出する。
【0073】
発泡トナー信号生成部352は、立体プリント領域判定部351から入力する発泡トナー情報に基づき発泡トナー信号を生成し、該発泡トナー信号を出力信号合成部34に送出する。
【0074】
ここで、発泡トナー信号は、発泡トナー像の階調に相当する信号(他の4色のカラー信号でいうところの、階調データ)である。当該発泡トナー信号の階調度が高い程、発泡トナー量(単位面積当りの量)を多くし、立体画像としての高さを高くできる。
【0075】
本実施例において、発泡トナー信号生成部33で入力発泡トナー情報(フラグ=“1”)に基づき生成される発泡トナー信号は、立体画像を形成し得る所定の発泡トナー量に対応した階調度を持つ信号である。
【0076】
また、通常プリント領域内の画素であると判別された場合、立体プリント領域判定部351は、当該画素の画像情報を画像領域抽出部352に送出する。
【0077】
画像領域抽出部352は、立体プリント領域判定部351より入力される画像情報から当該注目画素が文字部に属するか画像部(一定面積以上の画像)に属するかを判定する。なお、この判定は、例えば、通常の画像処理におけるT/I分離アルゴリズムを適用して実施することができる。
【0078】
上記判定において、注目画素が文字部に属する(あるいは、一定面積に満たない画像部)と判定された場合、画像領域抽出部353は、発泡トナーを使用しないことを発泡トナー補間信号生成部354に指示する(後述の発泡トナー使用信号を送出しない)。
【0079】
これに対し、注目画素が一定面積以上の画像部に属すると判定された場合、画像領域抽出部353は、発泡トナーを使用することを示す信号(発泡トナー使用信号)を発泡トナー補間信号生成部354に送出する。
【0080】
発泡トナー補間信号生成部354は、画像領域抽出部352から発泡トナー使用信号が入力された場合に発泡トナー補間信号を生成し、出力信号合成部34に送出する。
【0081】
ここで、発泡トナー補間信号は、上述した発泡トナー信号と同様、発泡トナー像の階調に相当する信号であるが、発泡トナー信号よりも階調度の低い信号である。すなわち、発泡トナー補間信号を用いた場合は、露光・現像プロセスを経て発泡トナー信号を用いた場合よりも少量(単位面積当りの量)の発泡トナーを供給でき、発泡トナー信号に基づき形成される立体画像よりも高さの低い立体画像を形成できることになる。
【0082】
出力信号合成部34は、明度/色空間変換部31、色変換部32、階調補正部33を経て生成された4色の原稿色材階調データに、発泡トナー信号生成部353で生成された発泡トナー信号と、発泡トナー補間信号生成部354で生成された発泡トナー補間信号を対応画素位置に合成し、該合成信号(プリント画像データ)を画像形成部4の対応する各露光部41Y,41M,41C,41BK,41Hに出力する。
【0083】
以後、これら各露光部41Y,41M,41C,41BK,41Hを含む画像形成部4では、図2に示したプロセスを経て、発泡トナーの載った立体カラー画像と発泡トナーの載らない通常カラー画像が記録用紙48上にプリントされる。
【0084】
本発明の画像形成装置では、発泡トナーが載ったカラー画像のうち、立体プリント指定領域内の画像については、上述した画像処理を経て、発泡トナー信号に対応する量の発泡トナーが載せられて立体画像が形成され、通常プリント指定領域の画像部の画像については、発泡トナー補間信号に対応する量(発泡トナー信号に対応する量よりも単位面積当りの量が少ない)の発泡トナーが載せられ、立体プリント領域の画像よりも高さの低い(薄い)立体画像が形成される。
【0085】
なお、上記画像処理において、望ましくは、通常プリント指定領域内の画像部の画像については発泡トナー量が最少な量になるような信号処理を施し、定着後に形成された当該画像を見た時に、通常プリント指定領域が立体的に見えないようにする必要がある。
【0086】
次に、本発明の画像形成装置における画像処理対象の画像情報とそのプリント結果の具体例について説明する。
【0087】
図4は、本発明の画像形成装置における画像処理対象の画像情報の一例を示す図である。
【0088】
図4において、a1は通常プリント指定領域を示し、a11は通常プリント指定領域内の画像領域を示し、a21,a22は立体プリント指定領域を示している。
【0089】
このような通常プリント指定及び立体プリント指定のなされた領域を含む画像情報をプリントする場合、当該画像情報を画像読取部1で読み取って得られた画像データに対して、発泡トナー情報付与部2は、立体プリント指定領域a21,a22内の各画素については上述した発泡トナー情報を付与して画像処理部3に入力する。
【0090】
画像処理部3は、画像読取部1からの入力画像データからY,M,C,BKの4色の階調度データを生成する処理と、上記入力画像データに含まれる発泡トナー情報から立体プリント指定領域か通常プリント指定領域かを判別し、立体プリント指定領域の画素については発泡トナー情報をそのまま用いた発泡トナー信号を生成し、通常プリント指定領域についてはその中の画像領域を抽出し、当該画像領域に画素に対して発泡トナー補間信号を生成し、これら発泡トナー信号及び発泡トナー補間信号を上記4色の階調度データに合成して出力する画像処理を行う。
【0091】
その後、画像形成部4では、画像処理部からの合成出力信号に基づき、図2に示したプロセスを経て、発泡トナーの載った立体カラー画像と発泡トナーの載らない通常カラー画像を記録用紙48上にプリントする。
【0092】
図5は、図4に示した画像情報を上記画像処理を経てプリントした時のプリント結果を示す図である。ここで、図5(b)は図5(a)のA−A線による概念断面構成を示している。
【0093】
図5からも分かるように、立体プリント指定領域a21,a22内の画像は、発泡トナー信号に基づく露光プロセスで感光体ドラム42Hに形成された静電潜像に対して現像部44Hから現像され、その後中間転写ベルト45への一次転写更には中間転写ベルト45から記録用紙48への二次転写がなされた発泡トナーがベースとなり、当該記録用紙48が定着部47を通る際に当該ベースの発泡トナーが発泡することにより立体画像化して記録用紙48上にプリントされている。
【0094】
また、通常プリント指定領域a1中の画像領域a11の画像は、発泡トナー補間信号に基づく露光プロセスで感光体ドラム42Hに形成された静電潜像に対して現像部44Hから現像され、その後中間転写ベルト45への一次転写更には中間転写ベルト45から記録用紙48への二次転写がなされた発泡トナーがベースとなり、当該記録用紙48が定着部47を通る際に当該ベースの発泡トナーが発泡することにより高さの低い立体画像として記録用紙48上にプリントされている。
【0095】
このプリント結果の断面構造を示す図5(b)からも分かるように、通常プリント指定領域a1中の画像領域a11内の画像のベース部分には、立体プリント指定領域a21,a22内の立体画像のベース部分よりも単位面積当りにしてより少量(高さの低い)の発泡トナーが載せられている。
【0096】
また、図5(b)において、通常プリント指定領域a1の画像領域a11以外の文字領域等の画像のベース部分に対しては発泡トナーが全く載せられず、通常の(平面)のカラー画像が形成されている。
【0097】
このように、本発明では、通常プリント指定領域(a1)であっても、その中の一定の面積を有する画像領域(a11)については、立体プリント指定領域(a21,a22)内の画像よりも少量(単位面積当りの量)の発泡トナーを載せるようにしている。
【0098】
その結果、通常プリント指定された領域内の一定面積を占めるような画像に対しても目立たない量の発泡トナー像が形成され、立体として目立つような量の発泡トナー像から成る立体プリント指定領域の画像に近い色再現特性や、グロス等を呈するようになり、通常プリント領域と立体プリント領域が混在するプリントにおいても全体的なイメージが一致し、良好な画質となる。
【0099】
なお、本発明の画像形成装置では、上述のように通常プリント指定領域内の一定面積以上の画像領域に対して発泡トナー像を形成する場合において、当該発泡トナーの配列を適宜工夫するようにしても良い。
【0100】
この場合の発泡トナーの配列方法の一例として、対象となる通常プリント指定領域内の画像領域に対して、発泡トナーをランダムに配分する方法がある。
【0101】
また、対象となる通常プリント指定領域内の画像領域に対して、発泡トナーをスクリーン的に一様なパターンで配分する方法がある。
【0102】
図6は、通常プリント指定領域内の一定面積以上の画像領域に対する発泡トナーをスクリーン的に配分する場合の配分パターンの一例を示す図である。図6の例では、対象となる画像領域において発泡トナー像を形成する画素と発泡トナー像を形成しない画素が交互に生じるような配分となっている。
【0103】
このスクリーン的な発泡トナー配分パターンは図6の例以外にも任意に選べるが、その際に、発泡トナー量が最小限となるように発泡トナー補間信号を調整し、見た目に通常プリント領域が立体的に見えないように工夫することが好ましい。
【0104】
また、上記実施例では、画像処理部3(図3参照)の画像領域抽出部352で通常プリント指定領域中の一定面積以上の画像領域を抽出して発泡トナーを配分するようにしたが、他の実施例(第2の実施例)としては、プリント画像情報に対応する記録用紙48上の画像全面に少量の発泡トナー像を形成することも可能である。
【0105】
この場合において、プリント領域指定部5により立体プリント領域が指定された場合と指定されない場合とで画像全面に転写される発泡トナー量を変化させるようにプリント画像情報の画像処理を行うようにしても良い。
【0106】
図7は、第2の実施例に係わる画像処理部3Aの構成を示すブロック図である。この画像処理部3Aにおいて、第1の実施例に係わる画像処理部3(図3参照)と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
【0107】
この画像処理部3Aにおいて、発泡トナー情報処理部35以外の構成は第1の実施例に係わる画像処理部3と同じである。
【0108】
また、この画像処理部3Aの発泡トナー情報処理部35は、入力画像信号から立体プリント指定領域か否かを判別する立体プリント領域判別部351と、立体プリント指定領域の画像に対する発泡トナー量を決定する発泡トナー信号を生成する発泡トナー信号生成部353Aと、プリント領域全体または通常プリント指定領域の画像に対する発泡トナー量を決定する発泡トナー補間信号を生成する発泡トナー補間信号生成部354Aと、プリント領域全体を判別するプリント領域判別部355と、通常プリント領域を判別する通常プリント領域判別部356を備えて構成される。
【0109】
発泡トナー信号生成部353A、発泡トナー補間信号生成部354Aには、例えば、プリント領域指定部5からの通常プリント/立体プリント領域指定に基づいて主制御部6から送られる発泡トナー量補正信号に基づき、それぞれ、発泡トナー信号及び発泡トナー補間信号を発泡トナー量が変化し得るように補正する機能が与えられている。
【0110】
また、プリント領域判別部355と通常プリント領域判別部356は、例えば、主制御部6からの選択駆動信号によりいずれか一方が駆動される。
【0111】
この画像処理部3Aでは、例えば、プリント領域判別部355の選択駆動時、該プリント領域判別部355により判別されたプリント領域全体の画素に対して、発泡トナー補間信号生成部354Aにより、所定の量の発泡トナー量を供給するための発泡トナー補間信号を生成する。
【0112】
また、通常プリント領域判別部356の選択駆動時には、該通常プリント領域判別部356により判別された通常プリント領域の画素に対して、発泡トナー補間信号生成部354Aにより、所定の量の発泡トナー量を供給するための発泡トナー補間信号を生成する。
【0113】
一方、立体プリント領域判別部351により立体プリント指定領域と判断された領域の画素に対して、発泡トナー信号生成部353Aにより、上記発泡トナー補間信号に対応する発泡トナー量より多い発泡トナー量を供給するための発泡トナー信号を生成する。
【0114】
上記発泡トナー信号及び発泡トナー補間信号は、出力信号合成部31で4色階調データに合成されて画像形成部4に入力される。その後、画像形成部4において、発泡トナー信号及び発泡トナー補間信号に基づきそれぞれの信号に対応した量の発泡トナーが供給されて当該発泡トナー量に応じた立体画像が形成される工程は上記実施例と同様である。
【0115】
この画像処理部3Aを備える画像形成装置では、例えば、プリント領域指定部5からの通常プリント/立体プリント領域指定に基づいて主制御部6から発泡トナー信号生成部353A及び発泡トナー補間信号生成部354Aに発泡トナー量補正信号を送出し、該発泡トナー信号生成部353A及び発泡トナー補間信号生成部354Aで当該発泡トナー量補正信号に基づき発泡トナー信号及び発泡トナー補間信号をそれぞれ発泡トナー量が変化し得るように補正することで以下に示すような様々なプリントを実現できる。
【0116】
図8は、画像処理部3Aにより画像処理されたプリント画像情報に基づくプリント結果の各種の例を示す概念断面構成図である。
【0117】
図8(a)は、プリント画像情報に対応する記録用紙48の画像全面(c1)に発泡トナーを薄く転写するプリント例を示している。この場合、立体プリント領域の指定が行われていないものとする。
【0118】
図8(b)は、プリント画像情報に対応する記録用紙48の画像全面(c1)に発泡トナーを薄く転写すると共に、立体プリント指定領域a22内の画像には画像全面に載せた発泡トナーより多い量の発泡トナーを転写して立体プリント領域a22の画像を立体画像化したプリント例を示している。
【0119】
この場合、立体プリント領域の指定がなされたことにより、画像全面(c1)に転写する発泡トナーの量は立体プリント領域指定がなされていない時〔図8(b)〕よりも多い量に補正されている。
【0120】
なお、この例では、立体プリント領域が指定された場合に、画像全面(c1)に転写する発泡トナー量を変化させたが、これ以外にも、画像全面(c1)に転写する発泡トナー量を一定にし、立体プリント領域a22に転写する発泡トナー量を多くしたり、あるいは画像全面(c1)及び立体プリント領域a22に転写する発泡トナー量を一定の割合で変化させるようにしても良い。
【0121】
図8(c)は、通常プリント指定領域a1と立体プリント指定領域a22が混在する場合に、立体プリント指定領域a22のみならず、通常プリント指定領域a1に対しても発泡トナーを転写するプリント例を示している。
【0122】
ここで、通常プリント指定領域a1の発泡トナー量は少量の一定量であり、立体プリント指定領域a22の発泡トナー量は該領域a22の画像に応じた量(上記一定量よりも多い量)である。
【0123】
なお、図8(c)のプリント例の変形例としては、通常プリント指定領域a1と立体プリント指定領域a22の混在時に、通常プリント指定領域a1に対しても発泡トナーを転写する場合に、立体プリント指定領域a22の発泡トナー量を一定の割合で増加させるようにしても良い。
【0124】
このような処理を施すことにより、通常プリント指定領域と立体プリント指定領域との差が目立たなくなってしまうことを解消できる。
【0125】
なお、この処理は、図5に示したプリント例において、通常プリント領域a1中の画像領域a11に少量の発泡トナーを供給する場合にも適用できる処理である。
【0126】
一般に、通常プリント指定領域a1中の画像領域a11と立体プリント指定領域(例えば、a22)が隣接している場合には、立体プリント指定領域a22の発泡トナー量によっては、通常プリント領域a1中の少量の発泡トナーを載せた画像領域a11との差が目立たなくなってしまうので、これらの空間的配置を考慮した上で、立体プリント領域に対する発泡トナーの使用量(発泡トナー信号)を増加させるように補正することはプリント品質向上のうえで極めて有用である。
【0127】
また、図8(d)は、通常プリント領域指定がなされた場合に、当該通常プリント指定領域の全面に所定量の発泡トナーを転写したプリント例を示している。
【0128】
このように、本発明の画像形成装置では、記録用紙48上に通常の平面的なカラー画像を形成する場合と、発泡トナー上にカラー画像を形成する場合とでは、色合いが異なってしまうことを回避するために、所定領域(色画像が形成される領域や記録用紙全面)に対して発泡トナーを薄く形成して、色合いの違いをなくすようにしたものである。この場合において、発泡させたい領域には、発泡トナーを濃く形成することにより立体化させるようにしている。
【0129】
本発明では、上記画像処理を施すことにより、発泡トナーが薄く施された領域と発泡トナーが濃く施された立体化された領域とは非常に近い色再現性や粒状度等を呈するようになり、全体的なイメージが一致し、良好な画質を得ることができる。
【0130】
また、本発明の上記画像処理によれば、カラー画像の下に発泡トナーを形成することにより、記録用紙の白さによらず、つまりざら紙のような紙であっても良好な発色性が期待できる。
【0131】
また、発泡トナーは発泡することにより光の透過率が低くなるので、カラー画像の下に白色トナーを形成するより発色性が良好なものとなる。
【0132】
なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0133】
例えば、上記実施例では、立体プリント領域と通常プリント領域(非立体プリント領域)の両領域に立体材料(発泡トナー)を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成するようにしたが、非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像を形成し、立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像を形成するようにしても良い。
【0134】
また、プリント領域指定部5の実現に関しては、ユーザインタフェース(UI)を備え、ユーザが立体プリント領域または通常プリント指定領域を指示できるような機能を付加することも可能である。また、通常プリント部に対して、発泡トナーを載せないような選択手段を設けても良い。
【0135】
例えば、図3における画像形成装置の入力操作部(図示せず)の操作画面上に領域指定モード画面を表示し、この画面上で立体プリントすべき領域の属性(画像部、枠、文字部等)を選択させ、該属性情報を発泡トナー情報付与部2に入力する構成が考えられる。
【0136】
この場合、発泡トナー情報付与部2は、画像読取部1から入力する原稿反射率データから当該属性に合致する領域を抽出し、該領域内の画素に対して上述した発泡トナー情報を付与する機能構成により実現できる。
【0137】
また、本発明の画像形成装置に外部インタフェースを設け、情報処理端末(パソコン)やデジタルカメラ等の外部機器から上記外部インタフェースを介して画像データを取り込み、該画像データに上述した画像処理を施したうえで、発泡トナーによる立体画像を含む画像をプリントする構成とすることもできる。
【0138】
特に、パソコンから取り込んだ画像データをプリントする場合は、上記プリント領域指定部5に相当するプリント領域指定機能として、例えば、パソコンの表示画面にプリント対象の画像を表示し、キーボードやマウス等の入力装置を用いて当該画像の中の立体プリントしようとする領域を指定するようにしても良い。
【0139】
この場合、発泡トナー情報付与部2としては、パソコンから入力する画像データから上記立体プリント領域に指定された領域内の画素を抽出し、当該画素に対して上述した発泡トナー情報を付与する機能構成により実現できる。
【0140】
また、上記実施例では、複写機を前提とした画像形成装置について述べたが、本発明に係わる画像形成装置は、プリンタ等にも適用できるものである。この場合におけるプリンタの構成は、例えば、図1における画像形成装置(複写機)から画像読取部1を削除し、代わりに、パソコン等の情報処理端末から画像データを取り込むインタフェース機能を設けることにより実現できる。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、立体プリント領域と非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成するようにしたため、非立体プリント領域にも目立たない量の発泡トナー像が形成されて立体プリントに近い色再現性や粒状度等を呈するようになり、通常プリントと立体プリントが混在する場合も色合い等の違いの少ない良好な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の要部の構成を示すブロック図。
【図2】転写及び定着プロセスを説明するためのトナー像の概念断面構成図。
【図3】第1の実施例に係わる画像処理部の構成を示すブロック図。
【図4】画像処理対象の画像情報の一例を示す図。
【図5】図4に示した画像情報のプリント結果を示す図。
【図6】発泡トナーの配分パターンの一例を示す図。
【図7】第2の実施例に係わる画像処理部の構成を示すブロック図。
【図8】第2の実施例における画像処理に基づくプリント結果例を示す概念断面構成図。
【符号の説明】
1…画像読取部、2…発泡トナー情報付与部、3,3A…画像処理部、30…情報分離部、31…明度/色空間変換部、32…色変換部、33…階調補正部、34…出力信号合成部、35…発泡トナー情報処理部、351…立体プリント判定部、352…画像領域抽出部、353,353A…発泡トナー信号生成部、354,354A…発泡トナー補間信号生成部、355…プリント領域判別部、356…通常プリント領域判別部、4…画像形成部、41Y,41M,41C,41BK,41H…露光部、42Y,42M,42C,42BK,42H…感光体ドラム、43Y,43M,43C,43BK,43H…帯電部、44Y,44M,44C,44BK,44H…現像部、45…中間転写ベルト、46…転写部、47…定着部、48…記録用紙、5…プリント領域指定部、6…主制御部、

Claims (12)

  1. 画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成装置において、
    前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成する画像形成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成装置において、
    前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像を形成し、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像を形成する画像形成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理装置において、
    前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の指定に応じ、前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料が、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるように前記画像情報の画像処理を行う画像処理手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  5. 記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理装置において、
    前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の指定に応じ、前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像が形成され、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像が形成されるように前記画像情報の画像処理を行う画像処理手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする請求項4または5記載の画像処理装置。
  7. 画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成方法において、
    前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、
    前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料は、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるよう画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  8. 画像情報に応じて記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成する画像形成方法において、
    前記画像情報に対して立体材料を用いた立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、
    前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像を形成し、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする請求項7または8記載の画像形成方法。
  10. 記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理方法において、
    前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、
    前記立体プリント領域と前記非立体プリント領域の両領域に立体材料を形成する際に、立体プリント領域の立体材料が、非立体プリント領域の立体材料に比較して、単位面積当りの量が多くなるように前記画像情報の画像処理を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 記録媒体上に立体材料により画像を形成すると共に、当該画像上に色材による画像を形成して立体プリント像を形成するために画像情報を処理する画像処理方法において、
    前記画像情報に対する立体プリント領域および非立体プリント領域の別を指定し、
    前記非立体プリント領域には単位面積当り所定量の立体材料による画像が形成され、前記立体プリント領域には画像情報に応じた量の立体材料による画像が形成されるように前記画像情報の画像処理を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記非立体プリント領域は、前記記録媒体に画像形成可能な領域全面であることを特徴とする請求項10または11記載の画像処理方法。
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