JP5699700B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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このため、プリント濃度基準を塗工紙のような画像濃度を出しやすい紙を基準に設計された画像形成装置を用いて、目の粗い紙などに対して画像を形成すると、画像濃度が薄くなるという問題が生じる。
そこで、こうした濃度低下が、通常の画像形成装置に備えられた濃度調整機能で解決できる範囲であればよいが、濃度調整機能で解決できる範囲を超えるものである場合、トナー付着量の設定を変えることで問題を回避する技術が提案されている。具体的には、例えば、特許文献1には、普通紙及びコート紙に画像を形成する際のトナー重量と濃度との関係において、同じ重量のトナーを用いた場合、コート紙の方がトナー像の濃度が高くなることに着目し、コート紙の使用時のトナー量を減じることによって、各用紙での画像の濃度を一致させる技術が開示されている。
本発明にかかる画像形成装置は、
用紙に対する画像形成条件を含む用紙プロファイルを記憶する記憶手段と、
用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
ユーザが前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容の設定を行うための設定手段と、
前記設定手段により設定された前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
用紙に転写する前のトナー像を担持する像担持体と、
該像担持体上に連続して生成される画像用のトナー像の間に生成される画像濃度検出用のパッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度センサと、
前記パッチ濃度センサにより検出されたパッチ画像の検出濃度と、予め設定されたパッチ画像の目標濃度と、を比較して、前記検出濃度が前記目標濃度と一致するように補正処理を行う補正手段と、
を備え、
前記用紙プロファイルの画像形成条件には、前記画像形成手段による画像形成の際のトナー付着量が含まれ、
前記設定手段は、前記トナー付着量に関する設定が可能であり、
前記補正手段は、前記設定手段により前記トナー付着量に関する設定が所定の基準値よりも高く設定された場合には、前記補正処理を禁止することを特徴とする。
図1に示すように、画像形成装置1は、読取対象原稿WP(以下、原稿と言う。)から画像を読み取り、読み取った画像を処理対象紙としての枚葉紙等の用紙Pに画像形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータ等から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて用紙P上に画像を形成して出力するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部20、プリント部30等を備えて構成される。
自動原稿送り部21は、ADF(Auto Document Feeder)と称されるものであり、原稿トレイT1に積載される原稿WPを読取部22の読取箇所に一枚ずつ搬送する。
そして、現像装置44Yは、静電潜像が形成された感光体ドラム41Yの表面に、帯電したイエロー(Y)のトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像は、使用するトナーの極性と同一極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現象にて行われる。
現像装置44Yによりトナーが付着された感光体ドラム41Yは、一次転写ローラ45Yが配置された転写位置へ一定速度で回転されながら後述する中間転写ベルト60に転写される。中間転写ベルト60にトナーが転写された後、クリーニング装置46Yが、感光体ドラム41Yの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
即ち、トナー付着量を増量させる設定入力があった場合には、感光体ドラム41Y及び中間転写ベルト60におけるトナー付着量が、予め設定された所定の基準値より増量し、用紙上に形成される画像の濃度が高くなる。
この中間転写ベルト60は、一次転写ローラ45Y、45M、45C、45Kによりそれぞれ感光体ドラム41Y、41M、41C、41Kに圧着される。これにより感光体ドラム41Y、41M、41C、41Kの表面に現像された各トナーは、一次転写ローラ45Y、45M、45C、45Kによる転写位置で中間転写ベルト60に転写され、二次転写ローラ83による転写位置で用紙Pにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーが順次重ねて転写される。
パッチ画像とは、中間転写ベルト60上の用紙に転写する為のトナー画像と次のトナー画像との間に生成される(つまり、用紙と用紙の間に位置するように生成される)トナー画像であり、色調整などに用いられるベタ画像部などを含む所定のパターン画像である。
なお、目標パッチ濃度は予め定められている。
図2に示すように、画像形成装置1は、本体部1aとプリンタコントローラ1bを備えて構成されている。画像形成装置1は、プリンタコントローラ1bのLANIF(Local AreaNetwork InterFace)14bを介してネットワークN上の外部機器PCと通信可能に接続されている。
また、制御部110は、制御手段として、操作表示部91から入力される指示信号に従って、不揮発メモリ121に記憶された所定の用紙プロファイルの所定項目の書き換え(上書き)や、不揮発メモリ121に新たに用紙プロファイルを登録する等の、用紙プロファイルの設定処理を行っている。
例えば、不揮発メモリ121は、記憶手段として、用紙プロファイルテーブル121aと、給紙トレイ設定テーブル121bと、等を記憶する。
ここで、用紙プロファイルとは、画像形成装置1で用いられる用紙についての設定情報であり、当該設定情報の中には、用紙に対する画像形成条件も含んでいる。具体的には、各用紙プロファイルには、図3に示すように、「用紙種類」、「用紙名称」、「坪量単位」、「坪量」、…、「トナー付着量」、などの各種項目に対する設定内容が登録されている。
また、各用紙プロファイルは、例えば、「001」「002」等の異なる識別番号が付けられて、制御部110により認識されている。
なお、「トナー付着量」とは、画像形成部40による画像形成の際のトナー付着量を決定するための項目である。また、図示は省略するが、用紙プロファイルにおける「トナー付着量」は、トナーの色毎に項目が分かれており、トナーの色毎にトナー付着量を設定することが可能となっている。
用紙プロファイルテーブル121aは、例えば500個の用紙プロファイルを記憶することができる領域を有している。
そして、給紙トレイ71、72、73のそれぞれには、1つの用紙プロファイルが対応づけられて設定され、各給紙トレイに収容された用紙には、対応づけられた用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成が行われるようになっている。
図4は、「No.1」の給紙トレイ(給紙トレイ71)に、「001」の用紙プロファイルが設定され、「No.2」の給紙トレイ(給紙トレイ72)に、「002」の用紙プロファイルが設定され、「No.3」の給紙トレイ(給紙トレイ73)に、「003」の用紙プロファイルが設定されていることを示した例である。
具体的に、ユーザが、後述の用紙プロファイル選択画面G1により、不揮発メモリ121の用紙プロファイルテーブル121aに記憶されている用紙プロファイルの何れかを選択して、後述のトナー付着量設定画面G3によりトナー付着量を増量する設定を行うと、選択された用紙プロファイルのトナー付着量の項目が書き換えられる。
従って、所定の給紙トレイに対応づけられた用紙プロファイルのトナー付着量の項目を書き換えることで、トナー付着量を増量して画像形成を行うことができる。即ち、濃度の高い画像の形成を行うことができる。
具体的に、ユーザが、後述の用紙プロファイル登録画面G2により、新規な用紙プロファイルを登録する設定を行って、トナー付着量設定画面G3によりトナー付着量を設定することで、不揮発メモリ121に、トナー付着量が新たに設定された新規の用紙プロファイルが出来上がることとなる。
従って、所定の給紙トレイに対応づけられた用紙プロファイルとトナー付着量のみ異なる用紙プロファイルを新規登録し、当該所定の給紙トレイに、この新規登録した用紙プロファイルを対応付けることで、トナー付着量を増量した画像形成を行うことができる。即ち、濃度の高い画像の形成を行うことができる。
具体的に、プリント制御部300は、制御部110からの指示に従って、各画像形成部40Y、40M、40C、40Kが、給紙トレイ71、72、73毎に設定された用紙プロファイルに基づいて、用紙に画像形成を行うように動作を制御する。
即ち、プリント制御部300は、用紙プロファイルにより設定された画像形成条件に基づいて画像形成を行う。
このとき、プリント制御部300は、制御部110の制御により、用紙プロファイルのトナー付着量の項目を参照し、予め設定された所定の基準値より高い設定があった場合には、対象となるトナーのトナー付着量を増量して画像形成を行う、トナー付着量増量処理をおこなっている。
具体的に、プリント制御部300は、補正手段として、制御部110の制御により、パッチ濃度センサ61から検出された検出濃度と、各画像形成部40Y、40M、40C、40Kに予め設定された目標濃度とを比較して、両者が一致するように、画像パラメータにフィードバックをかけて画質を安定させる、画質安定化補正処理(補正処理)を行っている。
このため、プリント制御部300は、画像形成部40Y、40M、40C、40Kの何れか(又は全て)に対して、トナー付着量に関する設定が予め設定された所定の基準値よりも高く設定されている場合には、上記補正処理を禁止するよう制御をおこなっている。
LCD91aは、表示手段として、制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
操作部91bは、入力手段として、ユーザがLCD91aに表示された各種設定画面に対して設定入力を行う際に使用される。
操作表示制御部900は、制御部110から入力される指示信号に従って、各種設定画面等をLCD91aに表示させると共に、操作部91bにより入力される操作信号を制御部110に出力する。
図5は、用紙プロファイル選択画面G1の一例である。
用紙プロファイル選択画面G1は、処理選択画面(図示省略)に対して、ユーザが「設定呼出し」を操作することで表示される。
用紙プロファイルの選択画面G1には、不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルが表示される。図5は、用紙プロファイルの選択画面G1に、登録されている3つの用紙プロファイルD1〜D3が表示された例である。
用紙プロファイルの選択画面G1においては、各用紙プロファイルD1〜D3毎に、「用紙サイズ」「用紙種類」「坪量」等の項目が表示されているが、用紙プロファイルD1〜D3のうち何れか1つを選択して、内容確認ボタンA1を操作することで、詳細画面(図示省略)が表示され、選択した用紙プロファイルの詳細な内容を確認することができる。
また、用紙プロファイルD1〜D3のうち何れか1つを選択して、OKボタンA2を操作することで、トナー付着量を増量する設定を行う用紙プロファイルが選択されることとなる。
また、キャンセルボタンA3を操作することで、用紙プロファイルを選択する操作を取り消す(停止する)ことができる。
このように、用紙プロファイル選択画面G1は、例えば、ユーザが、画像濃度を高めるためにトナー付着量を増量する設定を行う場合、この設定を反映させる用紙プロファイルを、既に不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルから選択するために使用される。
用紙プロファイル選択画面G1は、処理選択画面(図示省略)に対して、ユーザが「設定登録」を操作することで表示される。
なお、ユーザが「設定登録」を操作することで、新規の用紙プロファイルの準備(新規登録)がなされる。
そして、ユーザが、詳細画面(図示省略)により各項目を設定し、用紙プロファイル登録画面G2の閉じるボタンA4を操作することで、用紙プロファイルの項目の内容が、準備された新規の用紙プロファイルの中に登録されることとなる。
なお、図6は、用紙プロファイルD4を新規登録する例である。
このように、用紙プロファイル登録画面G2は、例えば、ユーザが、画像濃度を高めるためにトナー付着量を増量する設定を行う場合、この設定を反映させる用紙プロファイルを新規登録する際に使用される。
トナー付着量設定画面G3は、用紙プロファイルの選択画面G1にて選択された用紙プロファイルや、用紙プロファイル登録画面G2にて登録された用紙プロファイルのトナー付着量を設定するために使用される。
具体的に、トナー付着量設定画面G3では、YMCKの各色の、用紙上の単位面積あたりのトナー重量(トナー付着量)を設定することができる。
トナー付着量設定画面G3には、YMCKの何れかを選択する色選択ボタンA5と、複数段階に濃度を設定可能な濃度設定ボタンA6と、が表示されている。
ユーザは、色選択ボタンA5によりYMCKの何れかを選択した後、濃度設定ボタンA6により選択した色に対して所望の濃度を設定することができる。
なお、かかる濃度設定に応じて、各色の感光体ドラムの電位、現像バイアス電圧等が変更され、トナー付着量が増量することとなる。
また、このトナー付着量設定画面G3により行われたトナー付着量の設定は、上記した用紙プロファイル選択画面G1により選択された用紙プロファイルのトナー付着量の項目、又は上記した用紙プロファイル登録画面G2により登録された用紙プロファイルのトナー付着量の項目に反映されることとなる。
例えば、対象色として黒色(K)が設定された場合、トナー付着量設定画面G3においては、黒色のトナーに対してのみトナー付着量に関する設定を行うことができる。特に黒色の場合、ベタ画像の再現性が他の色に比べて視覚的に捉えやすいため、黒色だけを調整したい場合は黒色のトナー付着量のみを設定する。
このように、黒色のトナーに対してのみトナーの付着量を増量する制御を可能とした場合には、全色のトナーの付着量を増量させる場合と比較して制御が容易となる。
また、例えば、対象色として全色(YMCK)が設定された場合、トナー付着量設定画面G3においては、全色のトナー付着量に関する設定を行うことができる。この場合、各色毎に異なるトナー付着量の設定が可能であり、画像の全色のカラーバランスを重視する場合に設定を行う。
このように、全色のトナーに対してトナー付着量を増量する制御を可能とした場合には、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
図8に、本実施の形態における用紙プロファイル(トナー付着量)の設定処理のフローチャートを示し、図9に、トナー付着量増量処理のフローチャートを示す。また、図10に、補正処理のフローチャートを示す。
なお、図8〜図10に示す動作は、制御部110において実行されるものとする。
ステップS11において、制御部110は、処理選択画面(図示省略)に対するユーザ操作によって、新規の用紙プロファイルを作成するか否かを判断し、新規の用紙プロファイルを作成すると判断した場合(ステップS11:YES)、後述のステップS16に移行する。
一方、新規の用紙プロファイルを作成しないと判断した場合(ステップS11:NO)、続くステップS12において、制御部110は、ユーザの用紙プロファイル選択画面G1による選択操作に応じて、不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルから、用紙プロファイルの選択を行う。
次いで、ステップS13において、制御部110は、LCD91Aにトナー付着量設定画面G3を表示する。ここで、ユーザは、トナー付着量設定画面G3を用いてトナー付着量を増量する設定を行う。
次いで、ステップS14において、制御部110は、トナー付着量設定画面G3によりトナー付着量の設定の変更がなされたか否かを判断し、変更がなされなかった場合には(ステップS14:NO)、本処理を終了する。
一方、変更がなされた場合には(ステップS14:YES)、続くステップS15において、制御部110は、ステップS12において選択された用紙プロファイルの内容の書き換えを行い、本処理を終了する。
次いで、ステップS17において、制御部110は、LCD91Aにトナー付着量設定画面G3を表示する。ここで、ユーザは、トナー付着量設定画面G3を用いてトナー付着量を増量する設定を行う。
次いで、ステップS18において、制御部110は、ステップS16で準備された新規の用紙プロファイルに対して、トナー付着量の設定を行い、本処理を終了する。
ステップS21において、制御部110は、ユーザの指定に応じて、画像形成に用いる用紙を収容した給紙トレイを確定する。
次いで、ステップS22において、制御部110は、ステップS21において確定した給紙トレイに設定された用紙プロファイルに基づいて、画像形成条件の取り込みを行う。
次いで、ステップS23において、制御部110は、対象色のトナー付着量増量の設定がなされているか否かを判断する。具体的には、ステップS22において取り込んだ画像形成条件の中から、対象色のトナー付着量の項目を参照し、トナー付着量が所定の基準値より高く設定されているか否かで、対象色のトナー付着量増量の設定がなされているか否かを判断する。
なお、対象色とは、トナー付着量をアップする色として、予め設定された一又は複数の色である。例えば、対象色として「K」が設定されている場合、「K:黒」についてトナー付着量の増量が設定されているか否かを判断する。また、対象色として複数の色が設定されている場合には、例えば「Y」「M」「C」「K」等の任意の順番にトナー付着量の増量が設定されているか否かを判断していくようになっている。
一方、ステップS23において、対象色のトナー付着量増量の設定がなされていると判断した場合(ステップS23:YES)、制御部110は、続くステップS24において、対象色の画像形成部40において帯電電圧をアップすると共に、現像バイアスをアップする。
次いで、ステップS25において、制御部110は、対象色となっている全ての色の確認が完了したか否かを判断し、全ての色の確認が完了していないと判断した場合には(ステップS25:NO)、続くステップS26において、確認対象色を次の色に設定する。
一方、全ての色の確認が完了したと判断した場合には(ステップS25:YES)、続くステップS27において、制御部110は、画像形成処理を実行する。
次いで、ステップS28において、制御部110は、画像形成処理が全ページ終了したか否かを判断し、全ページ終了したと判断した場合には(ステップS28:YES)、本処理を終了する。
一方、全ページ終了していないと判断した場合には(ステップS28:NO)、続くステップS29において、制御部110は、次ページの画像形成へ移行する処理を行い、次いで、上記ステップS21に戻って、以降の処理を繰り返す。
ステップS31において、制御部110は、補正処理を行うタイミングに達したか否かを判断し、補正処理を行うタイミングでないと判断した場合(ステップS31:NO)には、かかるステップS31の処理を繰り返す。
一方、補正処理を行うタイミングであると判断した場合(ステップS31:YES)には、続くステップS32において、制御部110は、トナー付着量を増量する設定がなされているか否かを判断する。
そして、トナー付着量を増量する設定がなされていないと判断した場合(ステップS32:NO)、続くステップ33において、制御部110は、補正処理を実行し、本処理を終了する。
一方、トナー付着量を増量する設定がなされていると判断した場合(ステップS32:YES)、続くステップ34において、制御部110は、補正処理を禁止する決定を行い、次いで、上記ステップS31に戻って以降の処理を繰り返す。
よって、画像形成装置1において、ある給紙トレイに設定された用紙プロファイルのトナー付着量を変更することで、或いは同一種類の用紙でもトナー付着量の異なる用紙プロファイルを複数登録し、トナー付着量を変更したい場合に給紙トレイに所望の用紙プロファイルを対応付けることで、同一種類の紙であっても、異なるトナー付着量の設定を行うことができる。このため、異なる色再現性を実現したいというユーザの要求に対応することができる。
よって、ユーザが任意でトナー付着量の設定を行うことができる。
黒色のトナーに対してのみ、トナー付着量に関する設定を可能とした場合には、複数色のトナーの付着量を増量させる場合と比較して制御が容易となる。
複数色のトナーに対してトナー付着量に関する設定を可能とした場合には、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
トナー付着量を段階的に設定可能であるため、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
よって、通常の画像形成処理においては、補正処理により画質を安定させることができるが、トナーの付着量が通常よりも増量させる設定が行われている場合には、補正処理が禁止され、生成されるパッチ画像の濃度が高過ぎてパッチ濃度センサ61の感度領域から外れてしまい、適正な補正処理が行えないという問題が生じるのを回避することができる。
即ち、ユーザは、トナー付着量設定画面G3により所望の色の設定を行ってから、その設定を反映する用紙プロファイルを、用紙プロファイル選択画面G1又は用紙プロファイル登録画面G2を操作することで決定する。
1a 本体部
1b プリンタコントローラ
11b コントローラ制御部
12b DRAM制御IC
13b 画像メモリ
14b LANIF
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
21a 給紙ローラ
21b 密着ローラ
21c 案内ローラ
21d 切替爪
21e 反転ローラ
21f 排紙トレイ
22 読取部
22a イメージセンサ
30 プリント部
40(40Y、40M、40C、40K) 画像形成部(画像形成手段)
41Y、41M、41C、41K 感光体ドラム
42Y、42M、42C、42K 帯電体装置
43Y、43M、43C、43K 露光装置
44Y、44M、44C、44K 現像装置
45Y、45M、45C、45K 一時転写ローラ
46Y、46M、46C、46K クリーニング装置
50 クリーニング部
60 中間転写ベルト(像担持体)
61 パッチ濃度センサ
70 給紙部
71、72、73 給紙トレイ
74、75、76、77 給紙ローラ
80 搬送部
81a、81b、81c、81d 中間ローラ
82 レジストローラ
83 二次転写ローラ
84 排紙ローラ
85 排紙トレイ
90 定着装置
91 操作表示部(設定手段)
91a LCD(表示手段)
91b 操作部(入力手段)
91b
100 本体制御部
110 制御部(制御手段)
121 不揮発メモリ(記憶手段)
122 プログラムメモリ
123 RAM
130 読取処理部
140 圧縮IC
150 DRAM制御IC
160 画像メモリ
161 圧縮メモリ
162 ページメモリ
170 伸張IC
180 書込処理部
200 画像読取制御部
300 プリント制御部(補正手段)
900 操作表示制御部
N ネットワーク
P 用紙
WP 原稿
G1 用紙プロファイル選択画面
G2 用紙プロファイル登録画面
G3 トナー付着量設定画面
Claims (5)
- 用紙に対する画像形成条件を含む用紙プロファイルを記憶する記憶手段と、
用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
ユーザが前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容の設定を行うための設定手段と、
前記設定手段により設定された前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
用紙に転写する前のトナー像を担持する像担持体と、
該像担持体上に連続して生成される画像用のトナー像の間に生成される画像濃度検出用のパッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度センサと、
前記パッチ濃度センサにより検出されたパッチ画像の検出濃度と、予め設定されたパッチ画像の目標濃度と、を比較して、前記検出濃度が前記目標濃度と一致するように補正処理を行う補正手段と、
を備え、
前記用紙プロファイルの画像形成条件には、前記画像形成手段による画像形成の際のトナー付着量が含まれ、
前記設定手段は、前記トナー付着量に関する設定が可能であり、
前記補正手段は、前記設定手段により前記トナー付着量に関する設定が所定の基準値よりも高く設定された場合には、前記補正処理を禁止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記設定手段は、
前記トナー付着量に関する設定画面を表示する表示手段と、
前記設定画面に基づいて前記トナー付着量に関する設定入力を行う入力手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、黒色のトナーに対してのみ、前記トナー付着量に関する設定を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、複数色のトナーに対して、各色毎に前記トナー付着量に関する設定を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段は、前記トナー付着量を段階的に設定することが可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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