JP5699700B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5699700B2
JP5699700B2 JP2011053152A JP2011053152A JP5699700B2 JP 5699700 B2 JP5699700 B2 JP 5699700B2 JP 2011053152 A JP2011053152 A JP 2011053152A JP 2011053152 A JP2011053152 A JP 2011053152A JP 5699700 B2 JP5699700 B2 JP 5699700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
paper
toner
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011053152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012189797A (ja
Inventor
俊治 下川
俊治 下川
真聡 日▲高▼
真聡 日▲高▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2011053152A priority Critical patent/JP5699700B2/ja
Publication of JP2012189797A publication Critical patent/JP2012189797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5699700B2 publication Critical patent/JP5699700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置においては、用紙上の単位面積あたりのトナー重量(以下、トナー付着量という)が同じであっても、用紙の種類などが異なる場合には、その影響により最終的に出力される画像の濃度が異なることが知られている。例えば、塗工紙では画像濃度は濃くなるが、目の粗い紙では画像濃度は薄くなる。これは、定着工程での用紙へのトナーの浸透度合いが大きく影響を及ぼしている為である。
このため、プリント濃度基準を塗工紙のような画像濃度を出しやすい紙を基準に設計された画像形成装置を用いて、目の粗い紙などに対して画像を形成すると、画像濃度が薄くなるという問題が生じる。
そこで、こうした濃度低下が、通常の画像形成装置に備えられた濃度調整機能で解決できる範囲であればよいが、濃度調整機能で解決できる範囲を超えるものである場合、トナー付着量の設定を変えることで問題を回避する技術が提案されている。具体的には、例えば、特許文献1には、普通紙及びコート紙に画像を形成する際のトナー重量と濃度との関係において、同じ重量のトナーを用いた場合、コート紙の方がトナー像の濃度が高くなることに着目し、コート紙の使用時のトナー量を減じることによって、各用紙での画像の濃度を一致させる技術が開示されている。
特開2009−139561号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、トナー量を変更する設定をすると、その設定が同一種類の用紙全てに適用されてしまうため、同一種類の用紙であっても異なる色再現性を実現したい場合には、その要求に対応できないものであった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる色再現性を実現したいというユーザの要求に対応することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため、
本発明にかかる画像形成装置は、
用紙に対する画像形成条件を含む用紙プロファイルを記憶する記憶手段と、
用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
ユーザが前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容の設定を行うための設定手段と、
前記設定手段により設定された前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
用紙に転写する前のトナー像を担持する像担持体と、
該像担持体上に連続して生成される画像用のトナー像の間に生成される画像濃度検出用のパッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度センサと、
前記パッチ濃度センサにより検出されたパッチ画像の検出濃度と、予め設定されたパッチ画像の目標濃度と、を比較して、前記検出濃度が前記目標濃度と一致するように補正処理を行う補正手段と、
を備え、
前記用紙プロファイルの画像形成条件には、前記画像形成手段による画像形成の際のトナー付着量が含まれ、
前記設定手段は、前記トナー付着量に関する設定が可能であり、
前記補正手段は、前記設定手段により前記トナー付着量に関する設定が所定の基準値よりも高く設定された場合には、前記補正処理を禁止することを特徴とする
本発明によれば、画像形成装置において、同一種類の紙であっても異なるトナー付着量の設定を行うことができる。このため、異なる色再現性を実現したいというユーザの要求に対応することができる。
本発明における画像形成装置の概略断面構成図である。 図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 用紙プロファイルの構成を示す一例である。 給紙トレイと用紙プロファイルの関係を説明するための図である。 用紙プロファイル選択画面を示す一例である。 用紙プロファイル登録画面を示す一例である。 トナー付着量設定画面を示す一例である。 用紙プロファイルの設定処理を示すフローチャートである。 トナー付着量増量処理を示すフローチャートである。 補正処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、構成を説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、読取対象原稿WP(以下、原稿と言う。)から画像を読み取り、読み取った画像を処理対象紙としての枚葉紙等の用紙Pに画像形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータ等から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて用紙P上に画像を形成して出力するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部20、プリント部30等を備えて構成される。
画像読取部20は、自動原稿送り部21と読取部22とを備えて構成されている。
自動原稿送り部21は、ADF(Auto Document Feeder)と称されるものであり、原稿トレイT1に積載される原稿WPを読取部22の読取箇所に一枚ずつ搬送する。
自動原稿送り部21は、原稿トレイT1に積載された原稿WPを最上部から順に搬送する給紙ローラ21aと、原稿WPの読取個所であるコンタクトガラスに原稿WPを密着させながら通過させるための密着ローラ21bと、給紙ローラ21aにより搬送された原稿WPを密着ローラ21bに沿って案内する案内ローラ21cとを備える。そして、コンタクトガラスを通過した原稿WPの搬送方向を切り替える切替爪21dと、原稿WPの表裏を反転させるための反転ローラ21eと、読み取りが完了した原稿WPが排出される排紙トレイ21fとを備える。
読取部22は、光源、レンズ、コンタクトガラス、イメージセンサ22a等が設けられたスキャナを備えて構成され、原稿に照射した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿WPの画像を読み取り、プリント部30に出力する。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
プリント部30は、画像形成部40と、クリーニング部50と、中間転写ベルト60と、給紙部70と、搬送部80と、定着部90とを備えて構成される。
本実施の形態の画像形成部40は、最大4色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))の画像を形成する際に、夫々異なる色のトナーを充填可能な色毎の画像形成部40Y、40M、40C、40Kを備えて構成されている。
例えば、画像形成部40Yは、画像形成手段として、感光体ドラム41Yの周囲に配置された帯電装置42Y、露光装置43Y、現像装置44Y、一次転写ローラ45Y、クリーニング装置46Yを備え、イエロー(Y)の画像を形成する。
具体的には、帯電装置42Yにより感光体ドラム41Yの外表面の電荷が均一となるように帯電を行う。帯電装置42Yにより帯電された感光体ドラム41Yに、露光装置43Yからイエロー(Y)の画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成する。
そして、現像装置44Yは、静電潜像が形成された感光体ドラム41Yの表面に、帯電したイエロー(Y)のトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像は、使用するトナーの極性と同一極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現象にて行われる。
現像装置44Yによりトナーが付着された感光体ドラム41Yは、一次転写ローラ45Yが配置された転写位置へ一定速度で回転されながら後述する中間転写ベルト60に転写される。中間転写ベルト60にトナーが転写された後、クリーニング装置46Yが、感光体ドラム41Yの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
また、現像装置44Yの内部には、磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとの混合体である2成分現像剤が充填されている。
なお、感光体ドラム41Yの表面に付着するトナー量は、画像形成部40Yが形成する画像が予め設定された濃度となるように、予め定められているが、本実施形態においては、ユーザ操作に応じて、かかるトナー量を複数段階に変更(増量)させることが可能である。
即ち、トナー付着量を増量させる設定入力があった場合には、感光体ドラム41Y及び中間転写ベルト60におけるトナー付着量が、予め設定された所定の基準値より増量し、用紙上に形成される画像の濃度が高くなる。
同様に、画像形成部40M、40C、40Kは、画像形成手段として、感光体ドラム41M、41C、41Kの周囲に配置された帯電装置42M、42C、42K、露光装置43M、43C、43K、現像装置44M、44C、44K、一次転写ローラ45M、45C、45K、クリーニング装置46M、46C、46K、を備え、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像をそれぞれ形成する。
像担持体としての中間転写ベルト60は、複数のローラに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラの回転に伴って回転駆動される。
この中間転写ベルト60は、一次転写ローラ45Y、45M、45C、45Kによりそれぞれ感光体ドラム41Y、41M、41C、41Kに圧着される。これにより感光体ドラム41Y、41M、41C、41Kの表面に現像された各トナーは、一次転写ローラ45Y、45M、45C、45Kによる転写位置で中間転写ベルト60に転写され、二次転写ローラ83による転写位置で用紙Pにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーが順次重ねて転写される。
また、画像形成部40(40M、40C、40K)は、連続して形成する画像用のトナー像の間に位置するように、画像濃度検出用のパッチ画像を生成する。
パッチ画像とは、中間転写ベルト60上の用紙に転写する為のトナー画像と次のトナー画像との間に生成される(つまり、用紙と用紙の間に位置するように生成される)トナー画像であり、色調整などに用いられるベタ画像部などを含む所定のパターン画像である。
中間転写ベルト60における、全ての一次転写位置より回転方向下流側で、かつ、二次転写位置より回転方向上流側には、パッチ濃度センサ61が備えられている。パッチ濃度センサ61は、画像形成部40により中間転写ベルト60上に形成されるパッチ画像の濃度(以下、パッチ濃度という。)を検出するセンサである。パッチ濃度センサ61としては、例えば、発光部と受光部とを有し、発光部から照射された光のパッチ画像による反射光を受光部が検知することによりパッチ濃度を測定するフォトセンサを用いることができる。
画像形成装置1が予め設定されたプリント枚数を出力した場合や、予め設定された時間が経過した場合等、一定周期毎に、画像形成部ごとにパッチ画像を形成させ、形成されたパッチ画像の濃度がパッチ濃度センサ61を用いて検出され、検出されたパッチ画像の濃度(検出濃度)と、予め設定されたパッチ画像の濃度(目標濃度)とが比較されることにより、各画像形成部の帯電装置や露光装置等のプロセス周りの調整が行われることとなる。
なお、目標パッチ濃度は予め定められている。
給紙部70は、複数の給紙トレイ71、72、73を備える。給紙トレイ71、72、73内は、給紙トレイ毎にサイズや紙種毎に予め識別された規格サイズの用紙Pが収容されており、給紙ローラ74、75、76によって、給紙トレイ71、72、73に収容された用紙Pを最上部から一枚ずつ搬送部80に向けて搬送する。各給紙トレイは、例えば、「No.1」「No.2」「No.3」等の異なる識別番号が付けられて、制御部110により認識されている。
搬送部80は、給紙トレイ71、72、73から搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ81a、81b、81c、81d、レジストローラ82を経て二次転写ローラ83へと搬送する。この二次転写ローラ83により、中間転写ベルト60に転写されたトナー画像が用紙P面に一括転写される。
そして、トナー画像が転写された用紙Pは、定着部90において用紙Pに転写されたトナー像が熱定着される。定着処理された用紙Pは、排紙ローラ84に挟持されて排紙トレイ85上に出力される。
一方、中間転写ベルト60は、用紙Pにトナー画像を転写した後、クリーニング部50により残留トナーが除去される。
図2に、画像形成装置1の制御ブロック図を示す。
図2に示すように、画像形成装置1は、本体部1aとプリンタコントローラ1bを備えて構成されている。画像形成装置1は、プリンタコントローラ1bのLANIF(Local AreaNetwork InterFace)14bを介してネットワークN上の外部機器PCと通信可能に接続されている。
本体部1aは、画像読取部20、プリント部30、操作表示部91、本体制御部100を備えて構成される。なお、図1で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本体制御部100は、制御部110、不揮発メモリ121、プログラムメモリ122、RAM(Random Access Memory)123、読取処理部130、圧縮IC140、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC150、画像メモリ160、伸張IC170、書込処理部180、等を備えて構成される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、不揮発メモリ121、プログラムメモリ122内に格納されている各種処理プログラムやデータに従って画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。例えば、制御部110は、操作表示部91や外部機器PCから入力される指示信号に従って、コピーモード、プリントモード、スキャナモードを切り替え、各モードに対する処理プログラムを読み出して、複写、印刷、画像データの読取等の制御を行う。
また、制御部110は、制御手段として、操作表示部91から入力される指示信号に従って、不揮発メモリ121に記憶された所定の用紙プロファイルの所定項目の書き換え(上書き)や、不揮発メモリ121に新たに用紙プロファイルを登録する等の、用紙プロファイルの設定処理を行っている。
不揮発メモリ121は、画像形成に係るデータ等、各種プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
例えば、不揮発メモリ121は、記憶手段として、用紙プロファイルテーブル121aと、給紙トレイ設定テーブル121bと、等を記憶する。
ここで、用紙プロファイルとは、画像形成装置1で用いられる用紙についての設定情報であり、当該設定情報の中には、用紙に対する画像形成条件も含んでいる。具体的には、各用紙プロファイルには、図3に示すように、「用紙種類」、「用紙名称」、「坪量単位」、「坪量」、…、「トナー付着量」、などの各種項目に対する設定内容が登録されている。
また、各用紙プロファイルは、例えば、「001」「002」等の異なる識別番号が付けられて、制御部110により認識されている。
なお、「トナー付着量」とは、画像形成部40による画像形成の際のトナー付着量を決定するための項目である。また、図示は省略するが、用紙プロファイルにおける「トナー付着量」は、トナーの色毎に項目が分かれており、トナーの色毎にトナー付着量を設定することが可能となっている。
用紙プロファイルテーブル121aは、例えば500個の用紙プロファイルを記憶することができる領域を有している。
そして、給紙トレイ71、72、73のそれぞれには、1つの用紙プロファイルが対応づけられて設定され、各給紙トレイに収容された用紙には、対応づけられた用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成が行われるようになっている。
図4は、「No.1」の給紙トレイ(給紙トレイ71)に、「001」の用紙プロファイルが設定され、「No.2」の給紙トレイ(給紙トレイ72)に、「002」の用紙プロファイルが設定され、「No.3」の給紙トレイ(給紙トレイ73)に、「003」の用紙プロファイルが設定されていることを示した例である。
本実施形態において、ユーザは、不揮発メモリ121の用紙プロファイルテーブル121aに記憶された任意の用紙プロファイルの、任意の項目の内容を書き換えることが可能である。
具体的に、ユーザが、後述の用紙プロファイル選択画面G1により、不揮発メモリ121の用紙プロファイルテーブル121aに記憶されている用紙プロファイルの何れかを選択して、後述のトナー付着量設定画面G3によりトナー付着量を増量する設定を行うと、選択された用紙プロファイルのトナー付着量の項目が書き換えられる。
従って、所定の給紙トレイに対応づけられた用紙プロファイルのトナー付着量の項目を書き換えることで、トナー付着量を増量して画像形成を行うことができる。即ち、濃度の高い画像の形成を行うことができる。
また、ユーザは、新規の用紙プロファイルを登録する(不揮発メモリ121に記憶させる)ことが可能である。
具体的に、ユーザが、後述の用紙プロファイル登録画面G2により、新規な用紙プロファイルを登録する設定を行って、トナー付着量設定画面G3によりトナー付着量を設定することで、不揮発メモリ121に、トナー付着量が新たに設定された新規の用紙プロファイルが出来上がることとなる。
従って、所定の給紙トレイに対応づけられた用紙プロファイルとトナー付着量のみ異なる用紙プロファイルを新規登録し、当該所定の給紙トレイに、この新規登録した用紙プロファイルを対応付けることで、トナー付着量を増量した画像形成を行うことができる。即ち、濃度の高い画像の形成を行うことができる。
プログラムメモリ122は、画像形成に係る各種処理プログラム等を記憶する。
なお、不揮発メモリ121とプログラムメモリ122を個別に設けた例を示すが、各種プログラム及びデータを記憶する単一の不揮発性のメモリを用いてもよい。
RAM123は、制御部110により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
読取処理部130は、画像読取部20から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC140に出力される。
圧縮IC140は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC150に出力する。
DRAM制御IC150は、制御部110からの指示に従って、圧縮IC140によるデジタル画像データの圧縮処理及び伸張IC170による圧縮画像データの伸張処理を制御するとともに、画像メモリ160への画像データの入出力制御を行う。例えば、画像読取部20により読み取られたアナログ画像信号の保存が指示されると、読取処理部130から入力されたデジタル画像データの圧縮処理を圧縮IC140により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ160の圧縮メモリ161に格納させる。また、圧縮メモリ161に格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ161から圧縮画像データを読み出し、伸張IC170により伸張処理を施してページメモリ162に格納させる。さらに、ページメモリ162に格納された画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ162から画像データを読み出して書込処理部180に出力する。
画像メモリ160は、DRAM(Dynamic RAM)から構成され、圧縮メモリ161とページメモリ162とを備える。圧縮メモリ161は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ162は、プリント出力前にプリント出力対象の画像データを一時的に格納するためのメモリである。
伸張IC170は、入力される圧縮画像データに伸張処理を施す。
書込処理部180は、DRAM制御IC150から入力された画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリント部30に出力する。
画像読取部20は、イメージセンサ22a、画像読取制御部200、その他ここでは図示しないが図1に示した自動原稿送り部21、読取部22の各部等から構成される。画像読取制御部200は、自動原稿送り部21、読取部22等を制御して、プラテンガラスに載置された原稿の露光走査を実行させ、光の反射光をイメージセンサ22aにより光電変換を行わせて画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号は本体制御部100の読取処理部130に出力される。
プリント部30は、図1に示した画像形成部40(各画像形成部40Y、40M、40C、40K)やパッチ濃度センサ61等の各種センサやプリント出力に係る各部、プリント制御部300などを備えて構成される。
プリント制御部300は、CPU、ROM、RAM、不揮発メモリ等から構成され、制御部110からの指示に従って各画像形成部40Y、40M、40C、40K等のプリント部30の各部の動作を制御し、書込処理部180から入力されたプリントデータに基づいて用紙Pに画像形成を行わせる。
具体的に、プリント制御部300は、制御部110からの指示に従って、各画像形成部40Y、40M、40C、40Kが、給紙トレイ71、72、73毎に設定された用紙プロファイルに基づいて、用紙に画像形成を行うように動作を制御する。
即ち、プリント制御部300は、用紙プロファイルにより設定された画像形成条件に基づいて画像形成を行う。
このとき、プリント制御部300は、制御部110の制御により、用紙プロファイルのトナー付着量の項目を参照し、予め設定された所定の基準値より高い設定があった場合には、対象となるトナーのトナー付着量を増量して画像形成を行う、トナー付着量増量処理をおこなっている。
また、プリント制御部300は、制御部110の制御により、パッチ濃度センサ61から検出されたパッチ濃度(検出濃度)と、各画像形成部40Y、40M、40C、40K毎に予め設定されたパッチ濃度(目標濃度)とに基づいて、各画像形成部40Y、40M、40C、40Kのプロセス周りの調整を行っている。
具体的に、プリント制御部300は、補正手段として、制御部110の制御により、パッチ濃度センサ61から検出された検出濃度と、各画像形成部40Y、40M、40C、40Kに予め設定された目標濃度とを比較して、両者が一致するように、画像パラメータにフィードバックをかけて画質を安定させる、画質安定化補正処理(補正処理)を行っている。
このとき、画像形成部40Y、40M、40C、40Kの何れか(又は全て)に対して、トナー付着量を変更する設定がなされている状態で、パッチ画像が生成された場合、感光体ドラムや中間転写ベルト上でのトナー濃度が高すぎて、パッチ濃度センサ61の感度領域から外れてしまい、適正な補正処理が行えないという問題が生じる。しかしながら、適正な補正処理を行うために、例えば、パッチ画像生成時にのみトナーの付着量を元に戻そうとすると、感光体ドラムの電位や、現像バイアス電圧等を切り替える必要が生じ、生産性の低下につながる。
このため、プリント制御部300は、画像形成部40Y、40M、40C、40Kの何れか(又は全て)に対して、トナー付着量に関する設定が予め設定された所定の基準値よりも高く設定されている場合には、上記補正処理を禁止するよう制御をおこなっている。
操作表示部91は、LCD(Liquid Crystal Display)91a、LCD91aを覆うように設けられたタッチパネルや操作キー群から構成される操作部91b、及び操作表示制御部900を備えて構成される。
LCD91aは、表示手段として、制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
操作部91bは、入力手段として、ユーザがLCD91aに表示された各種設定画面に対して設定入力を行う際に使用される。
操作表示制御部900は、制御部110から入力される指示信号に従って、各種設定画面等をLCD91aに表示させると共に、操作部91bにより入力される操作信号を制御部110に出力する。
ここで、図5〜7に、LCD91aに表示される設定画面を例示する。
図5は、用紙プロファイル選択画面G1の一例である。
用紙プロファイル選択画面G1は、処理選択画面(図示省略)に対して、ユーザが「設定呼出し」を操作することで表示される。
用紙プロファイルの選択画面G1には、不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルが表示される。図5は、用紙プロファイルの選択画面G1に、登録されている3つの用紙プロファイルD1〜D3が表示された例である。
用紙プロファイルの選択画面G1においては、各用紙プロファイルD1〜D3毎に、「用紙サイズ」「用紙種類」「坪量」等の項目が表示されているが、用紙プロファイルD1〜D3のうち何れか1つを選択して、内容確認ボタンA1を操作することで、詳細画面(図示省略)が表示され、選択した用紙プロファイルの詳細な内容を確認することができる。
また、用紙プロファイルD1〜D3のうち何れか1つを選択して、OKボタンA2を操作することで、トナー付着量を増量する設定を行う用紙プロファイルが選択されることとなる。
また、キャンセルボタンA3を操作することで、用紙プロファイルを選択する操作を取り消す(停止する)ことができる。
このように、用紙プロファイル選択画面G1は、例えば、ユーザが、画像濃度を高めるためにトナー付着量を増量する設定を行う場合、この設定を反映させる用紙プロファイルを、既に不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルから選択するために使用される。
図6は、用紙プロファイル登録画面G2の一例である。
用紙プロファイル選択画面G1は、処理選択画面(図示省略)に対して、ユーザが「設定登録」を操作することで表示される。
なお、ユーザが「設定登録」を操作することで、新規の用紙プロファイルの準備(新規登録)がなされる。
そして、ユーザが、詳細画面(図示省略)により各項目を設定し、用紙プロファイル登録画面G2の閉じるボタンA4を操作することで、用紙プロファイルの項目の内容が、準備された新規の用紙プロファイルの中に登録されることとなる。
なお、図6は、用紙プロファイルD4を新規登録する例である。
このように、用紙プロファイル登録画面G2は、例えば、ユーザが、画像濃度を高めるためにトナー付着量を増量する設定を行う場合、この設定を反映させる用紙プロファイルを新規登録する際に使用される。
図7は、トナー付着量設定画面G3の一例である。
トナー付着量設定画面G3は、用紙プロファイルの選択画面G1にて選択された用紙プロファイルや、用紙プロファイル登録画面G2にて登録された用紙プロファイルのトナー付着量を設定するために使用される。
具体的に、トナー付着量設定画面G3では、YMCKの各色の、用紙上の単位面積あたりのトナー重量(トナー付着量)を設定することができる。
トナー付着量設定画面G3には、YMCKの何れかを選択する色選択ボタンA5と、複数段階に濃度を設定可能な濃度設定ボタンA6と、が表示されている。
ユーザは、色選択ボタンA5によりYMCKの何れかを選択した後、濃度設定ボタンA6により選択した色に対して所望の濃度を設定することができる。
なお、かかる濃度設定に応じて、各色の感光体ドラムの電位、現像バイアス電圧等が変更され、トナー付着量が増量することとなる。
また、このトナー付着量設定画面G3により行われたトナー付着量の設定は、上記した用紙プロファイル選択画面G1により選択された用紙プロファイルのトナー付着量の項目、又は上記した用紙プロファイル登録画面G2により登録された用紙プロファイルのトナー付着量の項目に反映されることとなる。
このとき、トナー付着量を増量する対象色として、YMCKのうちの一又は複数の色を予め設定しておくことも可能である。対象色の設定がなされている場合には、トナー付着量設定画面G3において、対象色以外の色選択ボタンA5は選択不可となる。
例えば、対象色として黒色(K)が設定された場合、トナー付着量設定画面G3においては、黒色のトナーに対してのみトナー付着量に関する設定を行うことができる。特に黒色の場合、ベタ画像の再現性が他の色に比べて視覚的に捉えやすいため、黒色だけを調整したい場合は黒色のトナー付着量のみを設定する。
このように、黒色のトナーに対してのみトナーの付着量を増量する制御を可能とした場合には、全色のトナーの付着量を増量させる場合と比較して制御が容易となる。
また、例えば、対象色として全色(YMCK)が設定された場合、トナー付着量設定画面G3においては、全色のトナー付着量に関する設定を行うことができる。この場合、各色毎に異なるトナー付着量の設定が可能であり、画像の全色のカラーバランスを重視する場合に設定を行う。
このように、全色のトナーに対してトナー付着量を増量する制御を可能とした場合には、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
このように、操作表示部91は、用紙プロファイルの項目の内容の設定を行うための設定手段として機能しており、本実施形態においては、操作表示部91により、トナー付着量に関する設定が可能となっている。
次に、プリントコントローラ1bの各部について説明する。プリントコントローラ1bは、画像形成装置1をネットワークプリンタとして使用する場合に、ネットワークNに接続される外部機器PCから画像形成装置1に入力されるプリントジョブの管理及び制御を行うものであり、外部機器PCから印刷対象のデータを受信し、画像形成装置1の動作状態に応じて当該データをプリントジョブとして割り振る機能を有する。
プリンタコントローラ1bは、コントローラ制御部11b、DRAM制御IC12b、画像メモリ13b、LANIF14bから構成される。
コントローラ制御部11bは、プリントコントローラ1b各部の動作を統括的に制御し、LANIF14bを介して、外部機器PCから入力されるデータを画像形成装置1の動作状態に応じてジョブとして本体部1aへ配信する機能を実現する。
DRAM制御IC12bは、LANIF14bにより受信されたデータの画像メモリ13bへの格納や、画像メモリ13bからのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC12bは、本体制御部100のDRAM制御IC150とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部11bからの指示に従って、プリント対象のデータを画像メモリ13bから読み出してDRAM制御IC150に出力する。
画像メモリ13bは、DRAMから構成され、入力された出力データを一時的に格納する。
LANIF14bは、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワークNに接続するための通信インターフェイスであり、外部機器PCからデータを受信する。受信されたデータは、DRAM制御IC12bに出力される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図8に、本実施の形態における用紙プロファイル(トナー付着量)の設定処理のフローチャートを示し、図9に、トナー付着量増量処理のフローチャートを示す。また、図10に、補正処理のフローチャートを示す。
なお、図8〜図10に示す動作は、制御部110において実行されるものとする。
先ず、画像形成装置1における用紙プロファイル(トナー付着量)の設定処理について、図8を用いて説明する。
ステップS11において、制御部110は、処理選択画面(図示省略)に対するユーザ操作によって、新規の用紙プロファイルを作成するか否かを判断し、新規の用紙プロファイルを作成すると判断した場合(ステップS11:YES)、後述のステップS16に移行する。
一方、新規の用紙プロファイルを作成しないと判断した場合(ステップS11:NO)、続くステップS12において、制御部110は、ユーザの用紙プロファイル選択画面G1による選択操作に応じて、不揮発メモリ121に記憶されている用紙プロファイルから、用紙プロファイルの選択を行う。
次いで、ステップS13において、制御部110は、LCD91Aにトナー付着量設定画面G3を表示する。ここで、ユーザは、トナー付着量設定画面G3を用いてトナー付着量を増量する設定を行う。
次いで、ステップS14において、制御部110は、トナー付着量設定画面G3によりトナー付着量の設定の変更がなされたか否かを判断し、変更がなされなかった場合には(ステップS14:NO)、本処理を終了する。
一方、変更がなされた場合には(ステップS14:YES)、続くステップS15において、制御部110は、ステップS12において選択された用紙プロファイルの内容の書き換えを行い、本処理を終了する。
また、上記したステップS11において、新規の用紙プロファイルを作成すると判断した場合には(ステップS11:YES)、続くステップS16において、制御部110は、新規の用紙プロファイルを準備(新規登録)する。
次いで、ステップS17において、制御部110は、LCD91Aにトナー付着量設定画面G3を表示する。ここで、ユーザは、トナー付着量設定画面G3を用いてトナー付着量を増量する設定を行う。
次いで、ステップS18において、制御部110は、ステップS16で準備された新規の用紙プロファイルに対して、トナー付着量の設定を行い、本処理を終了する。
次に、画像形成装置1におけるトナー付着量増量処理について、図9を用いて説明する。
ステップS21において、制御部110は、ユーザの指定に応じて、画像形成に用いる用紙を収容した給紙トレイを確定する。
次いで、ステップS22において、制御部110は、ステップS21において確定した給紙トレイに設定された用紙プロファイルに基づいて、画像形成条件の取り込みを行う。
次いで、ステップS23において、制御部110は、対象色のトナー付着量増量の設定がなされているか否かを判断する。具体的には、ステップS22において取り込んだ画像形成条件の中から、対象色のトナー付着量の項目を参照し、トナー付着量が所定の基準値より高く設定されているか否かで、対象色のトナー付着量増量の設定がなされているか否かを判断する。
なお、対象色とは、トナー付着量をアップする色として、予め設定された一又は複数の色である。例えば、対象色として「K」が設定されている場合、「K:黒」についてトナー付着量の増量が設定されているか否かを判断する。また、対象色として複数の色が設定されている場合には、例えば「Y」「M」「C」「K」等の任意の順番にトナー付着量の増量が設定されているか否かを判断していくようになっている。
そして、ステップS23において、対象色のトナー付着量増量の設定がなされていないと判断した場合(ステップS23:NO)、制御部110は、後述のステップS25に移行する。
一方、ステップS23において、対象色のトナー付着量増量の設定がなされていると判断した場合(ステップS23:YES)、制御部110は、続くステップS24において、対象色の画像形成部40において帯電電圧をアップすると共に、現像バイアスをアップする。
次いで、ステップS25において、制御部110は、対象色となっている全ての色の確認が完了したか否かを判断し、全ての色の確認が完了していないと判断した場合には(ステップS25:NO)、続くステップS26において、確認対象色を次の色に設定する。
一方、全ての色の確認が完了したと判断した場合には(ステップS25:YES)、続くステップS27において、制御部110は、画像形成処理を実行する。
次いで、ステップS28において、制御部110は、画像形成処理が全ページ終了したか否かを判断し、全ページ終了したと判断した場合には(ステップS28:YES)、本処理を終了する。
一方、全ページ終了していないと判断した場合には(ステップS28:NO)、続くステップS29において、制御部110は、次ページの画像形成へ移行する処理を行い、次いで、上記ステップS21に戻って、以降の処理を繰り返す。
次に、画像形成装置1における補正処理について、図10を用いて説明する。
ステップS31において、制御部110は、補正処理を行うタイミングに達したか否かを判断し、補正処理を行うタイミングでないと判断した場合(ステップS31:NO)には、かかるステップS31の処理を繰り返す。
一方、補正処理を行うタイミングであると判断した場合(ステップS31:YES)には、続くステップS32において、制御部110は、トナー付着量を増量する設定がなされているか否かを判断する。
そして、トナー付着量を増量する設定がなされていないと判断した場合(ステップS32:NO)、続くステップ33において、制御部110は、補正処理を実行し、本処理を終了する。
一方、トナー付着量を増量する設定がなされていると判断した場合(ステップS32:YES)、続くステップ34において、制御部110は、補正処理を禁止する決定を行い、次いで、上記ステップS31に戻って以降の処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1によれば、用紙に対する画像形成条件を含む用紙プロファイルを記憶する不揮発メモリ121と、給紙トレイに設定された用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成を行う画像形成部40と、ユーザが用紙プロファイルの項目の内容の設定を行うための操作表示部91と、操作表示部91により設定された用紙プロファイルの項目の内容を不揮発メモリ121に記憶させる制御部110と、を備え、用紙プロファイルの項目には、画像形成部40による画像形成の際のトナー付着量が含まれ、操作表示部91は、トナー付着量に関する設定が可能である。
よって、画像形成装置1において、ある給紙トレイに設定された用紙プロファイルのトナー付着量を変更することで、或いは同一種類の用紙でもトナー付着量の異なる用紙プロファイルを複数登録し、トナー付着量を変更したい場合に給紙トレイに所望の用紙プロファイルを対応付けることで、同一種類の紙であっても、異なるトナー付着量の設定を行うことができる。このため、異なる色再現性を実現したいというユーザの要求に対応することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、操作表示部91は、トナー付着量に関する設定画面を表示するLCD91aと、設定画面に基づいてトナー付着量に関する設定入力を行う操作部91bと、を備えている。
よって、ユーザが任意でトナー付着量の設定を行うことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、操作表示部91は、黒色のトナーに対してのみ、トナー付着量に関する設定を可能とするよう制御することができる。
黒色のトナーに対してのみ、トナー付着量に関する設定を可能とした場合には、複数色のトナーの付着量を増量させる場合と比較して制御が容易となる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、操作表示部91は、複数色のトナーに対して、各色毎にトナー付着量に関する設定を可能とするよう制御することができる。
複数色のトナーに対してトナー付着量に関する設定を可能とした場合には、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、操作表示部91は、トナー付着量を段階的に設定することが可能とする。
トナー付着量を段階的に設定可能であるため、ユーザによって異なる色再現性の要求に、より的確に対応することができることとなる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、用紙と用紙との間に位置するように生成される画像濃度検出用のパッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度センサ61と、パッチ濃度センサ61により検出されたパッチ画像の検出濃度と、予め設定されたパッチ画像の目標濃度と、を比較して、検出濃度が目標濃度と一致するように補正処理を行うプリント制御部300を備え、プリント制御部300は、操作表示部91によりトナー付着量に関する設定が所定の基準値よりも高く設定された場合には、補正処理を禁止する。
よって、通常の画像形成処理においては、補正処理により画質を安定させることができるが、トナーの付着量が通常よりも増量させる設定が行われている場合には、補正処理が禁止され、生成されるパッチ画像の濃度が高過ぎてパッチ濃度センサ61の感度領域から外れてしまい、適正な補正処理が行えないという問題が生じるのを回避することができる。
なお、上記実施形態においては、用紙プロファイルの選択又は新規登録を行ってから、トナー付着量の項目を設定する構成を例示して説明したが、トナー付着量を設定してから用紙プロファイルの選択又は新規登録を行う構成としても良い。
即ち、ユーザは、トナー付着量設定画面G3により所望の色の設定を行ってから、その設定を反映する用紙プロファイルを、用紙プロファイル選択画面G1又は用紙プロファイル登録画面G2を操作することで決定する。
1 画像形成装置
1a 本体部
1b プリンタコントローラ
11b コントローラ制御部
12b DRAM制御IC
13b 画像メモリ
14b LANIF
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
21a 給紙ローラ
21b 密着ローラ
21c 案内ローラ
21d 切替爪
21e 反転ローラ
21f 排紙トレイ
22 読取部
22a イメージセンサ
30 プリント部
40(40Y、40M、40C、40K) 画像形成部(画像形成手段)
41Y、41M、41C、41K 感光体ドラム
42Y、42M、42C、42K 帯電体装置
43Y、43M、43C、43K 露光装置
44Y、44M、44C、44K 現像装置
45Y、45M、45C、45K 一時転写ローラ
46Y、46M、46C、46K クリーニング装置
50 クリーニング部
60 中間転写ベルト(像担持体)
61 パッチ濃度センサ
70 給紙部
71、72、73 給紙トレイ
74、75、76、77 給紙ローラ
80 搬送部
81a、81b、81c、81d 中間ローラ
82 レジストローラ
83 二次転写ローラ
84 排紙ローラ
85 排紙トレイ
90 定着装置
91 操作表示部(設定手段)
91a LCD(表示手段)
91b 操作部(入力手段)
91b
100 本体制御部
110 制御部(制御手段)
121 不揮発メモリ(記憶手段)
122 プログラムメモリ
123 RAM
130 読取処理部
140 圧縮IC
150 DRAM制御IC
160 画像メモリ
161 圧縮メモリ
162 ページメモリ
170 伸張IC
180 書込処理部
200 画像読取制御部
300 プリント制御部(補正手段)
900 操作表示制御部
N ネットワーク
P 用紙
WP 原稿
G1 用紙プロファイル選択画面
G2 用紙プロファイル登録画面
G3 トナー付着量設定画面

Claims (5)

  1. 用紙に対する画像形成条件を含む用紙プロファイルを記憶する記憶手段と、
    用紙プロファイルの画像形成条件に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    ユーザが前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容の設定を行うための設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記用紙プロファイルの画像形成条件の内容を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    用紙に転写する前のトナー像を担持する像担持体と、
    該像担持体上に連続して生成される画像用のトナー像の間に生成される画像濃度検出用のパッチ画像の濃度を検出するパッチ濃度センサと、
    前記パッチ濃度センサにより検出されたパッチ画像の検出濃度と、予め設定されたパッチ画像の目標濃度と、を比較して、前記検出濃度が前記目標濃度と一致するように補正処理を行う補正手段と、
    を備え、
    前記用紙プロファイルの画像形成条件には、前記画像形成手段による画像形成の際のトナー付着量が含まれ、
    前記設定手段は、前記トナー付着量に関する設定が可能であり、
    前記補正手段は、前記設定手段により前記トナー付着量に関する設定が所定の基準値よりも高く設定された場合には、前記補正処理を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、
    前記トナー付着量に関する設定画面を表示する表示手段と、
    前記設定画面に基づいて前記トナー付着量に関する設定入力を行う入力手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、黒色のトナーに対してのみ、前記トナー付着量に関する設定を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、複数色のトナーに対して、各色毎に前記トナー付着量に関する設定を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記トナー付着量を段階的に設定することが可能であることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の画像形成装置。
JP2011053152A 2011-03-10 2011-03-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5699700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011053152A JP5699700B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011053152A JP5699700B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012189797A JP2012189797A (ja) 2012-10-04
JP5699700B2 true JP5699700B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=47083031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011053152A Expired - Fee Related JP5699700B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5699700B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6415059B2 (ja) 2013-03-18 2018-10-31 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法、プログラム
JP2018187937A (ja) * 2013-03-18 2018-11-29 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法
JP6111869B2 (ja) * 2013-05-31 2017-04-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5904196B2 (ja) 2013-11-29 2016-04-13 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法
JP2018013629A (ja) 2016-07-21 2018-01-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004184509A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2006159890A (ja) * 2004-11-09 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP5233259B2 (ja) * 2007-12-05 2013-07-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2009165018A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Murata Mach Ltd 画像処理装置
JP5304047B2 (ja) * 2008-06-17 2013-10-02 富士ゼロックス株式会社 濃度制御装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012189797A (ja) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6217681B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
US20120200886A1 (en) Image forming system
JP5699700B2 (ja) 画像形成装置
JP6260547B2 (ja) 画像形成装置
JP5754467B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
WO2015115672A1 (en) Image forming apparatus, image forming method, and computer program product
US7969614B2 (en) Image forming apparatus capable of outputting color and monochrome images, control method thereof and computer readable recording medium
JP5644597B2 (ja) 画像形成装置
JP6492751B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5640538B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム
US8538281B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5887956B2 (ja) 画像形成装置
JP2010151862A (ja) 画像形成装置
US8755697B2 (en) Image forming apparatus
JP2011128319A (ja) 画像形成装置
JP2017207529A (ja) 画像形成装置
JP2007156136A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP6278244B2 (ja) 画像形成装置
JP2024004206A (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP6084199B2 (ja) 画像形成装置
JP2016151721A (ja) 画像形成装置
JP4548283B2 (ja) 画像読取装置、画像読取方法及びプログラム
JP2013182065A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2011112659A (ja) 画像形成装置
JP2010175953A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141216

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5699700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees