JP2002037812A - オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法

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JP2002037812A
JP2002037812A JP2000221671A JP2000221671A JP2002037812A JP 2002037812 A JP2002037812 A JP 2002037812A JP 2000221671 A JP2000221671 A JP 2000221671A JP 2000221671 A JP2000221671 A JP 2000221671A JP 2002037812 A JP2002037812 A JP 2002037812A
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英史 内野
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孝夫 田谷野
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博之 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファウリングが起こりやすく製造が困難とされ
てきた低融点ポリマーの重合においても、ポリマーパウ
ダー同士の付着が少なく、反応器への付着等が改良され
るオレフィン重合用触媒およびポリオレフィンの製造方
法の提供 【解決手段】下記成分(A)、成分(B)、及び必要に
応じて成分(C)からなることを特徴とするオレフィン
重合用触媒。 成分(A):周期律表4〜6族メタロセン化合物 成分(B):下式を満たす酸濃度(N)の酸で処理され
てなるイオン交換性層状珪酸塩 N≧6.0 [ここで示す酸濃度Nは、酸のモル数×酸の価数/酸水
溶液の体積(単位:リットル)を示す] 成分(C):有機アルミニウム化合物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン重合用
触媒ならびに該触媒を用いたポリオレフィンの製造方法
に存する。更に詳しくは、オレフィン重合用触媒の重合
活性が高く、重合反応器壁面等への付着がなく、安定し
たポリオレフィンの製造を可能にする触媒を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】粘土または粘土鉱物をオレフィン重合用
触媒成分として利用した触媒の存在下に、オレフィンを
重合してオレフィン重合体を製造することは公知である
(特開平5−301917等)。また酸処理、塩類処理
または酸と塩の共存処理を行ったイオン交換性層状化合
物を成分として含むオレフィン重合触媒も知られている
(特開平7−309907、特開平8−127613、
特開平10−168109等)。
【0003】さらに、製造するポリマーの粒子性状の改
良やファウリング予防のために、あらかじめ予備的な重
合を行う方法(特開平5−295022、特開平10−
168130)や、粘土または粘土鉱物を造粒すること
により性状のよい重合パウダーを得る方法も知られてい
る(特開平7−228621)。
【0004】また、最近では、イオン交換性層状珪酸塩
を造粒した後に化学処理を行うことにより、さらに性状
のよい重合パウダーを得る技術も開示されている(特開
平12−1310)。
【0005】しかしながら、これまでの技術では、触媒
活性と製造安定性に不可欠なポリマーの粒子性状の点
で、両方を共に満たすレベルには到達していない。ま
た、触媒の製造コストは、重合活性と同時に重要な事項
であり、より簡便な手法で触媒を製造し得ることが望ま
しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高活性でポ
リマー性状の優れた重合体を低コストで得ることができ
るオレフィン重合用触媒およびポリオレフィンの製造方
法を提供するものである。さらに、従来よりファウリン
グが起こりやすく製造が困難とされてきた低融点ポリマ
ーの重合においても、ポリマーパウダー同士の付着が少
なく、反応器への付着等が改良されるオレフィン重合用
触媒およびポリオレフィンの製造方法を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
を行った結果、特定の処理条件で濃酸処理を行ったイオ
ン交換性層状珪酸塩を用いることにより、オレフィン重
合用触媒活性の向上や安定なポリオレフィンの製造を可
能にし、経済的に優れた性能を示すとの知見を得た。
【0008】本発明は、かかる知見に基づきなされたも
のであり、下記成分(A)、成分(B)、及び必要に応
じて成分(C)からなることを特徴とするオレフィン重
合用触媒を提供するものである。
【0009】 成分(A):周期律表4〜6族メタロセン化合物 成分(B):下式を満たす酸濃度(N)の酸で処理され
てなるイオン交換性層状珪酸塩 N≧6.0 [ここで示す酸濃度Nは、酸のモル数×酸の価数/酸水
溶液の体積(単位:リットル)を示す] 成分(C):有機アルミニウム化合物 また、本発明は、イオン交換性層状珪酸塩がスメクタイ
ト族の珪酸塩である上記のオレフィン重合用触媒、イオ
ン交換性層状珪酸塩がモンモリロナイトである上記のオ
レフィン重合用触媒、イオン交換性層状珪酸塩が造粒を
行った後に濃酸処理を行ったものである上記のオレフィ
ン重合用触媒、及び、成分(B)が酸濃度(N)6〜2
0の範囲の酸で処理されたモンモリロナイトである上記
のオレフィン重合用触媒を提供するものである。
【0010】さらにまた、本発明は、上記のオレフィン
重合用触媒の共存下にオレフィンを重合することを特徴
とするポリオレフィンの製造方法、及び、プロピレンと
共重合性コモノマーを共重合してプロピレン系ランダム
共重合体を製造する上記のポリオレフィンの製造方法を
提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、特定のメタロセン触媒
を用いてオレフィンの重合が行われる。それに用いられ
る触媒は次の通りである。
【0012】[オレフィン重合用触媒成分]本発明は、
下記成分(A)、成分(B)及び必要に応じて成分
(C)からなる触媒が用いられる。
【0013】 成分(A):周期律表4〜6族メタロセン化合物 成分(B):下式を満たす酸濃度(N)の酸で処理され
たイオン交換性層状珪酸塩 N≧6.0 [ここで示す酸濃度Nは、酸のモル数×酸の価数/酸水
溶液の体積(単位:リットル)を示す] 成分(C):有機アルミニウム化合物 <成分(A):メタロセン化合物>本発明で使用するメ
タロセン化合物は、共役五員環配位子を少なくとも一個
有する周期律表4〜6族の遷移金属化合物である。かか
る遷移金属化合物として好ましいものは、下記一般式
(1)、(2)、(3)、(4)で表される化合物であ
る。
【0014】
【化1】
【0015】(式中、AおよびA’は置換基を有しても
よい共役五員環配位子(同一化合物内においてAおよび
A’は同一でも異なっていてもよい)を示し、Qは二つ
の共役五員環配位子を任意の位置で架橋する結合性基を
示し、Zは窒素原子、酸素原子、珪素原子、リン原子ま
たはイオウ原子を含む配位子を示し、Q’は共役五員環
配位子の任意の位置とZを架橋する結合性基を示し、M
は周期律表4〜6族から選ばれる金属原子を示し、Xお
よびYは水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、アルコ
キシ基、アミノ基、リン含有炭化水素基または珪素含有
炭化水素基(同一化合物内においてX及びX’は同一で
も異なっていてもよい)を示す。)AおよびA’は共役
五員環配位子であり、これらは同一化合物内において同
一でも異なってもよいことは前記した通りである。この
共役五員環配位子(AおよびA’)の具体例としては、
共役炭素五員環配位子、即ちシクロペンタジエニル基を
挙げることができる。シクロペンタジエニル基は水素原
子を五個有するもの[C55−]であってもよく、ま
た、その誘導体、即ちその水素原子のいくつかが置換基
で置換されているものであってもよい。
【0016】この置換基の例としては、炭素数1〜4
0、好ましくは1〜30、の炭化水素基である。この炭
化水素基は一価の基としてシクロペンタジエニル基と結
合していても、またこれが複数存在するときにその内の
2個がそれぞれ他端(ω−端)で結合してシクロペンタ
ジエニルの一部と共に環を形成していてもよい。後者の
例としては、2個の置換基がそれぞれω−端で結合して
該シクロペンタジエニル基中の隣接した2個の炭素原子
を共有して縮合六員環を形成しているもの、即ちインデ
ニル基、テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基、
および縮合七員環を形成していているもの、即ちアズレ
ニル基、テトラヒドロアズレニル基が挙げられる。
【0017】即ち、AおよびA’で示される共役五員環
配位子の具体的例としては、置換または非置換のシクロ
ペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基、ま
たはアズレニル基等が挙げられる。この中で、好ましい
ものは、アズレニル基である。
【0018】シクロペンタジエニル基上の置換基として
は、前記の炭素数1〜40、好ましくは1〜30、の炭
化水素基に加え、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原
子、炭素数1〜12のアルコキシ基、例えば−Si(R
1)(R2)(R3)で示される炭素数1〜24の珪素含
有炭化水素基、−P(R1)(R2)で示される炭素数1
〜18のリン含有炭化水素基、または−B(R1
(R2)で示される炭素数1〜18のホウ素含有炭化水
素基が挙げられる。これらの置換基が複数ある場合、そ
れぞれの置換基は同一でも異なっていてもよい。上述の
1〜R3は、同一でも異なっていてもよく、炭素原子1
〜20のアルキル基を示す。
【0019】Qは二つの共役五員環配位子間を任意の位
置で架橋する結合性基を、Q’は共役五員環配位子の任
意の位置とZで示される基を架橋する結合性基を表す。
【0020】QおよびQ’の具体例としては、(イ)メ
チレン基、エチレン基、イソプロピレン基、フェニルメ
チルメチレン基、ジフェニルメチレン基、シクロヘキシ
レン基等のアルキレン基類、(ロ)ジメチルシリレン
基、ジエチルシリレン基、ジプロピルシリレン基、ジフ
ェニルシリレン基、メチルエチルシリレン基、メチルフ
ェニルシリレン基、メチル−t−ブチルシリレン基、ジ
シリレン基、テトラメチルジシリレン基等のシリレン
基、(ハ)ゲルマニウム、リン、窒素、ホウ素あるいは
アルミニウムを含む炭化水素基、さらに具体的には、
(CH32Ge、(C652Ge、(CH3)P、(C
65)P、(C49)N、(C65)N、(C49
B、(C65)B、(C 65)Al(C65O)Alで
示される基等である。好ましいものは、アルキレン基類
およびシリレン基類である。
【0021】Mは周期律表第4〜6族から選ばれる遷移
金属原子を、好ましくは周期律表4属金属原子、具体的
にはチタン、ジルコニウム、ハフニウム等である。特に
は、ジルコニウム、ハフニウムが好ましい。
【0022】Zは窒素原子、酸素原子、ケイ素原子、リ
ン原子またはイオウ原子を含む配位子、水素原子、ハロ
ゲン原子又は炭化水素基を示す。好ましいものの具体例
としては、酸素原子、イオウ原子、炭素数1〜20、好
ましくは1〜12のチオアルコキシ基、炭素数1〜4
0、好ましくは1〜18のケイ素含有炭化水素基、炭素
数1〜40、好ましくは1〜18の窒素含有炭化水素
基、炭素数1〜40、好ましくは1〜18のリン含有炭
化水素基、水素原子、塩素、臭素、炭素数1〜20の炭
化水素基である。
【0023】XおよびYは、各々水素、ハロゲン原子、
炭素数1〜20、好ましくは1〜10の炭化水素基、炭
素数1〜20、好ましくは1〜10のアルコキシ基、ア
ミノ基、ジフェニルフォスフィノ基等の炭素数1〜2
0、好ましくは1〜12のリン含有炭化水素基、または
トリメチルシリル基、ビス(トリメチルシリル)メチル
基等の炭素数1〜20、好ましくは1〜12のケイ素含
有炭化水素基である。XとYは同一でも異なってもよ
い。これらのうちハロゲン原子、炭化水素基、特に炭素
数1〜8のもの、およびアミノ基が好ましい。(イ)一
般式(1)で表される化合物としては、例えば(1)ビ
ス(1,3−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド、(2)ビス(1−エチル−3−メチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
(3)ビス(1−n−ブチル−3−メチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジクロリド、(4)ビス(1−
i−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、(5)ビス(1−t−ブチル−3−
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、(6)ビス(1,3−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジメチル、(7)ビス(1−エチル−
3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、(8)ビス(1−n−ブチル−3−メチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジメチル、(9)ビス(1
−i−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジメチル、(10)ビス(1−t−ブチル−3
−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、(11)ビス(1,3−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムメチルクロリド、(12)ビス(1
−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムメチルクロリド、(13)ビス(1−n−ブチル−
3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムメチル
クロリド、(14)ビス(1−i−ブチル−3−メチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムメチルクロリド、
(15)ビス(1−t−ブチル−3−メチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムメチルクロリド、(16)ビ
ス(1,3−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジエチル、(17)ビス(1−エチル−3−メチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチル、(1
8)ビス(1−n−ブチル−3−メチル−シクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジエチル、(19)ビス(1−
i−ブチル−3−メチル−シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジエチル、(20)ビス(1−t−ブチル−3
−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチ
ル、(21)ビス(1,3−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジイソブチル、(22)ビス(1−
エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジイソブチル、(23)ビス(1−n−ブチル−3−
メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジイソブ
チル、(24)ビス(1−i−ブチル−3−メチル−シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジイソブチル、(2
5)ビス(1−t−ブチル−3−メチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジイソブチル、(26)ビス
(1,3−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムクロリドモノハイドライド、(27)ビス(1−エチ
ル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムク
ロリドモノハイドライド、(28)ビス(1−n−ブチ
ル−3−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウム
クロリドモノハイドライド、(29)ビス(1−i−ブ
チル−3−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムクロリドモノハイドライド、(30)ビス(1−t−
ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムクロリドモノハイドライド、(31)ビス(1,3−
ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジハイド
ライド、(32)ビス(1−エチル−3−メチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジハイドライド、(3
3)ビス(1−n−ブチル−3−メチル−シクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジハイドライド、(34)ビス
(1−i−ブチル−3−メチル−シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジハイドライド、(35)ビス(1−
t−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジハイドライド、(36)ビス(1,3−ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメトキシド、
(37)ビス(1−エチル−3−メチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジメトキシド、(38)ビス(1
−n−ブチル−3−メチル−シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジメトキシド、(39)ビス(1−i−ブチ
ル−3−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジメトキシド、(40)ビス(1−t−ブチル−3−メ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメトキシ
ド、(41)ビス(1,3−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムビス(ジメチルアミド)、(42)
ビス(1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムビス(ジメチルアミド)、(43)ビス
(1−n−ブチル−3−メチル−シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムビス(ジメチルアミド)、(44)ビ
ス(1−i−ブチル−3−メチル−シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムビス(ジメチルアミド)、(45)ビ
ス(1−t−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウム(ジメチルアミド)、(46)ビス
(1,3−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムビス(ジエチルアミド)、(47)ビス(1−エチル
−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(ジエチルアミド)、(48)ビス(1−n−ブチル−
3−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(ジエチルアミド)、(49)ビス(1−i−ブチル−
3−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(ジエチルアミド)、(50)ビス(1−t−ブチル−
3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(ジエチルアミド)、(51)ビス(1,3−ジメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチルアミドモ
ノクロリド、(52)ビス(1−エチル−3−メチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジエチルアミドモノ
クロリド、(53)ビス(1−n−ブチル−3−メチル
−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチルアミド
モノクロリド、(54)ビス(1−i−ブチル−3−メ
チル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチルア
ミドモノクロリド、(55)ビス(1−t−ブチル−3
−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジエチル
アミドモノクロリド、(56)ビス(1−メチル−3−
トリフルオロメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、(57)ビス(1−メチル−3−トリメ
チルシリルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド、(58)ビス(1−シクロヘキシル−3−メチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(5
9)ビス(1−メチル−3−フェニルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリド、(60)ビス(1−ベ
ンジル−3−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、(61)ビス(1−n−ブチル−3−ト
リフルオロメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド、(62)ビス(1−n−ブチル−3−トリ
メチルシリルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、(63)ビス(1−n−ブチル−3−シクロヘ
キシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、(64)ビス(1−n−ブチル−3−フェニルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(65)
ビス(1−ベンジル−3−n−ブチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリドがあげられる。(ロ)
一般式(2)で表される化合物としては、例えば(1)
ジメチルシリレンビス{1−(2−メチル−4H−アズ
レニル)}ジルコニウムジクロリド、(2)ジメチルシ
リレンビス{1−(2、4−ジメチル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(3)ジメチルシリレ
ンビス{1−(2−メチル−4−イソプロピル−4H−
アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(4)ジメチ
ルシリレンビス{1−(2−メチル−4−フェニル−4
H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(5)ジ
メチルシリレンビス〔1−{2−メチル−4−(4−ク
ロロフェニル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジ
クロリド、(6)ジメチルシリレンビス〔1−{2−メ
チル−4−(4−フルオロフェニル)−4H−アズレニ
ル}〕ジルコニウムジクロリド、(7)ジメチルシリレ
ンビス〔1−{2−メチル−4−(3−クロロフェニ
ル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロリド、
(8)ジメチルシリレンビス[1−{2−メチル−4−
(2,6−ジメチルフェニル)−4H−アズレニル}]
ジルコニウムジクロリド、(9)ジメチルシリレンビス
{1−(2−メチル−4−sec−ブチル−4H−アズ
レニル)}ジルコニウムジクロリド、(10)ジメチル
シリレンビス{1−(2−メチル−4、6−ジイソプロ
ピル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、
(11)メチルフェニルシリレンビス{1−(2−メチ
ル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、
(12)メチルフェニルシリレンビス{1−(2、4−
ジメチル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリ
ド、(13)ジフェニルシリレンビス{1−(2−メチ
ル−4−フェニル−4H−アズレニル)}ジルコニウム
ジクロリド、(14)メチルフェニルシリレンビス{1
−(2−メチル−4−フェニル−4H−アズレニル)}
ジルコニウムジクロリド、(15)メチルフェニルシリ
レンビス〔1−{2−メチル−4−(1−ナフチル)−
4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロリド、(1
6)メチルフェニルシリレンビス〔1−{2−メチル−
4−(4−クロロフェニル)−4H−アズレニル}〕ジ
ルコニウムジクロリド、(17)メチルフェニルシリレ
ンビス〔1−{2−メチル−4−(4−フルオロフェニ
ル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロリド、
(18)メチルフェニルシリレンビス〔1−{2−メチ
ル−4−(3−クロロフェニル)−4H−アズレニ
ル}〕ジルコニウムジクロリド、(19)メチルフェニ
ルシリレンビス{1−(2−メチル−4−イソプロピル
−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(2
0)メチルフェニルシリレンビス{1−(2−メチル−
4、6−ジイソプロピル−4H−アズレニル)}ジルコ
ニウムジクロリド、(21)ジフェニルシリレンビス
{1−(2−メチル−4−フェニル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(22)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−4−フェニル−4H−ア
ズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(23)ジメチ
ルシリレンビス{1−(2−エチル−4−イソプロピル
−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(2
4)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル−4−
(1−ナフチル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウム
ジクロリド、(25)ジメチルシリレンビス〔1−{2
−エチル−4−(4−クロロフェニル)−4H−アズレ
ニル}〕ジルコニウムジクロリド、(26)ジメチルシ
リレンビス〔1−{2−エチル−4−(4−フルオロフ
ェニル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロリ
ド、(27)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル
−4−(3−クロロフェニル)−4H−アズレニル}〕
ジルコニウムジクロリド、(28)ジメチルシリレンビ
ス{1−(2−エチル−4−sec−ブチル−4H−ア
ズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(29)ジメチ
ルシリレンビス{1−(2−エチル−4−シクロヘキシ
ル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、
(30)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル−4
−(2−ナフチル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウ
ムジクロリド、(31)ジメチルシリレンビス〔1−
{2−エチル−4−(1−アントラセニル)−4H−ア
ズレニル}〕ジルコニウムジクロリド、(32)ジメチ
ルシリレンビス〔1−{2−エチル−4−(2−アント
ラセニル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロ
リド、(33)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチ
ル−4−(9−アントラセニル)−4H−アズレニ
ル}〕ジルコニウムジクロリド、(34)ジメチルシリ
レンビス〔1−{2−エチル−4−(1−フェナンスリ
ル)−4H−アズレニル}〕ジルコニウムジクロリド、
(35)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル−4
−(9−フェナンスリル)−4H−アズレニル}〕ジル
コニウムジクロリド、(36)ジメチルメチレンビス
{1−[2−メチル−4−(4−ビフェニリル)−4H
−アズレニル]}ジルコニウムジクロリド(37)ジメ
チルゲルミレンビス{1−[2−メチル−4−(4−ビ
フェニリル)−4H−アズレニル]}ジルコニウムジク
ロリド(38)エチレンビス{1−[2−メチル−4−
(4−ビフェニリル)−4H−アズレニル]}ジルコニ
ウムジクロリド(39)トリメチレンビス{1−[2−
メチル−4−(4−ビフェニリル)−4H−アズレニ
ル]}ジルコニウムジクロリド(40)ジメチルシリレ
ンビス{1−[2−i−プロピル−4−(4−ビフェニ
リル)−4H−アズレニル]}ジルコニウジクロリド
(42)ジメチルシリレンビス{1−[2−メチル−4
−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)−4H−アズレ
ニル]}ジルコニウムジクロリド(43)ジメチルシリ
レンビス{1−[2−エチル−4−(2−フルオロ−4
−ビフェニリル)−4H−アズレニル]}ジルコニウム
ジクロリド(44)ジメチルシリレンビス{1−[2−
メチル−4−(2’,6’−ジメチル−4−ビフェニリ
ル)−4H−アズレニル]}ジルコニウムジクロリド
(45)ジメチルシリレンビス{1−[2−メチル−4
−(1−ナフチル)−4H−アズレニル]}ジルコニウ
ムジクロリド(46)ジメチルシリレンビス{1−[2
−i−プロピル−4−(1−ナフチル)−4H−アズレ
ニル]}ジルコニウムジクロリド(47)ジメチルシリ
レンビス{1−[2−エチル−4−(2−ナフチル)−
4H−アズレニル]}ジルコニウムジクロリド(48)
ジメチルシリレンビス{1−[2−i−プロピル−4−
(4−t−ブチルフェニル)−4H−アズレニル]}ジ
ルコニウムジクロリド(49)ジメチルシリレンビス
{1−[2−エチル−4−(9−アントリル)−4H−
アズレニル]}ジルコニウムジクロリド(50)ジメチ
ルシリレン{1−[2−メチル−4−(4−ビフェニリ
ル)−4H−アズレニル]}{1−[2−メチル−4−
(4−ビフェニリル)インデニル]}ジルコニウムジク
ロリド(51)ジメチルシリレンビス{1−[2−エチ
ル−4−(4−ビフェニリル)−4H−5,6,7,8
−テトラヒドロアズレニル]}ジルコニウムジクロリド
(52)ジメチルシリレン{1−(2−エチル−4−フ
ェニル−4H−アズレニル)}{1−(2−メチル−
4、5−ベンゾインデニル)}ジルコニウムジクロリ
ド、(53)ジメチルシリレンビス{1−(2−エチル
−4−フェニル−6−イソプロピル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(54)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−4、6−ジフェニル−4
H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(55)
ジメチルシリレンビス[1−{2−メチル−4−(ペン
タフルオロフェニル)−4H−アズレニル}]ジルコニ
ウムジクロリド、(56)ジメチルシリレンビス{1−
(2−エチル−4−(ペンタフルオロフェニル)−4H
−アズレニル)}ジルコニウムジクロリド、(57)ジ
メチルシリレンビス{1−(2−エチル−4−フェニル
ー7ーフルオロ−4H−アズレニル)}ジルコニウムジ
クロリド、(58)ジメチルシリレンビス{1−(2−
エチル−4−インドリル−4H−アズレニル)}ジルコ
ニウムジクロリド、(69)ジメチルシリレンビス{1
−(2−ジメチルボラノ−4−インドリル−4H−アズ
レニル)}ジルコニウムジクロリド、(60)ジメチル
シリレンビス[1−{2−エチル−4−(3、5−ビス
トリフルオロメチルフェニル)−4H−アズレニル}]
ジルコニウムジクロリド、(61)ジメチルシリレンビ
ス{1−(2−メチル−4−フェニル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジメチル、(62)ジメチルシリレ
ンビス{1−(2−エチル−4−フェニル−4H−アズ
レニル)}ジルコニウムジメチル、(63)ジメチルシ
リレンビス{1−(2−メチル−4−フェニル−4H−
アズレニル)}ジルコニウムクロロジメチルアミド、
(64)ジメチルシリレンビス{1−(2−メチル−4
−フェニル−4H−アズレニル)}ジルコニウムビス
(トリフルオロメタンスルホン酸)(65)ジメチルシ
リレンビス{1−(2−メチルインデニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、(66)ジメチルシリレンビス{1−
(2、4−ジメチルインデニル)}ジルコニウムジクロ
リド、(67)ジメチルシリレンビス{1−(2−メチ
ル−4−イソプロピルインデニル)}ジルコニウムジク
ロリド、(68)ジメチルシリレンビス{1−(2−メ
チル−4−フェニルインデニル)}ジルコニウムジクロ
リド、(69)ジメチルシリレンビス{1−(2−メチ
ル−4、5−ベンゾインデニル)}ジルコニウムジクロ
リド、(70)ジメチルシリレンビス〔1−{2−メチ
ル−4−(1−ナフチル)インデニル}〕ジルコニウム
ジクロリド、(71)ジメチルシリレンビス[1−{2
−メチル−4−(2,6−ジメチルフェニル)インデニ
ル}]ジルコニウムジクロリド、(72)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−メチル−4−sec−ブチルイン
デニル)}ジルコニウムジクロリド、(73)ジメチル
シリレンビス{1−(2−メチル−4、6−ジイソプロ
ピルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、(74)
メチルフェニルシリレンビス{1−(2−メチルインデ
ニル)}ジルコニウムジクロリド、(75)メチルフェ
ニルシリレンビス{1−(2、4−ジメチルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(76)ジフェニルシ
リレンビス{1−(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(77)メチルフェニ
ルシリレンビス{1−(2−メチル−4−フェニルイン
デニル)}ジルコニウムジクロリド、(78)メチルフ
ェニルシリレンビス{1−(2−メチル−4、5−ベン
ゾインデニル)}ジルコニウムジクロリド、(79)メ
チルフェニルシリレンビス〔1−{2−メチル−4−
(1−ナフチル)インデニル}〕ジルコニウムジクロリ
ド、(80)メチルフェニルシリレンビス{1−(2−
メチル−4−イソプロピルインデニル)}ジルコニウム
ジクロリド、(81)メチルフェニルシリレンビス{1
−(2−メチル−4、6−ジイソプロピルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(82)ジフェニルシ
リレンビス{1−(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(83)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−4、5−ベンゾインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(84)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(85)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−4−イソプロピルインデ
ニル)}ジルコニウムジクロリド、(86)ジメチルシ
リレンビス〔1−{2−エチル−4−(1−ナフチル)
インデニル}〕ジルコニウムジクロリド、(87)ジメ
チルシリレンビス{1−(2−エチル−4−sec−ブ
チルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、(88)
ジメチルシリレンビス{1−(2−エチル−4−シクロ
ヘキシルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、(8
9)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル−4−
(2−ナフチル)インデニル}〕ジルコニウムジクロリ
ド、(90)ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル
−4−(1−アントリル)インデニル}〕ジルコニウム
ジクロリド、(91)ジメチルシリレンビス〔1−{2
−エチル−4−(2−アントリル)インデニル}〕ジル
コニウムジクロリド、(92)ジメチルシリレンビス
〔1−{2−エチル−4−(9−アントリル)インデニ
ル}〕ジルコニウムジクロリド、(93)ジメチルシリ
レンビス{1−(2−エチル−α−アセナフトインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(94)ジメチルシリ
レンビス〔1−{2−エチル−4−(1−フェナンスリ
ル)インデニル}〕ジルコニウムジクロリド、(95)
ジメチルシリレンビス〔1−{2−エチル−4−(9−
フェナンスリル)インデニル}〕ジルコニウムジクロリ
ド、(96)ジメチルシリレン{1−(2−エチル−4
−フェニルインデニル)}{1−(2−メチル−4、5
−ベンゾインデニル)}ジルコニウムジクロリド、(9
7)ジメチルシリレンビス{1−(2−エチル−4−フ
ェニル−6−イソプロピルインデニル)}ジルコニウム
ジクロリド、(98)ジメチルシリレンビス{1−(2
−エチル−4、6−ジフェニルインデニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、(99)ジメチルシリレンビス[1−
{2−メチル−4−(ペンタフルオロフェニル)インデ
ニル}]ジルコニウムジクロリド、(100)ジメチル
シリレンビス{1−(2−エチル−4−(ペンタフルオ
ロフェニル)インデニル)}ジルコニウムジクロリド、
(101)ジメチルシリレンビス{1−(2−エチル−
4−フェニルー7ーフルオロインデニル)}ジルコニウ
ムジクロリド、(102)ジメチルシリレンビス{1−
(2−エチル−4−インドリルインデニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、(103)ジメチルシリレンビス{1
−(2−ジメチルボラノ−4−インドリルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(104)ジメチルシ
リレンビス[1−{2−エチル−4−(3、5−ビスト
リフルオロメチルフェニル)インデニル}]ジルコニウ
ムジクロリド、(105)ジメチルシリレンビス{1−
(2−メチル−4、5−ベンゾインデニル)}ジルコニ
ウムジメチル、(106)ジメチルシリレンビス{1−
(2−メチル−4、5−ベンゾインデニル)}ジルコニ
ウムメチルクロリド、(107)ジメチルシリレンビス
{1−(2−エチル−α−アセナフトインデニル)}ジ
ルコニウムジメチル、(108)ジメチルシリレンビス
{1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)}ジル
コニウムジメチル、(109)ジメチルシリレンビス
{1−(2−エチル−4−フェニルインデニル)}ジル
コニウムジメチル、(110)ジメチルシリレンビス
{1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)}ジル
コニウムクロロジメチルアミド、(111)ジメチルシ
リレンビス{1−(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムビス(トリフルオロメタンスルホン
酸)、(112)ジメチルシリレンビス{1−(2−エ
チル−4−フェニルインデニル)}ジルコニウムビス
(トリフルオロメタンスルホン酸)(113)エチレン
−1、2−ビス{1−(2−メチルインデニル)}ジル
コニウムジクロリド、(114)エチレン−1、2−ビ
ス{1−(2、4−ジメチルインデニル)}ジルコニウ
ムジクロリド、(115)エチレン−1、2−ビス{1
−(2−メチル−4−フェニルインデニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、(116)エチレン−1、2−ビス
{1−(2−エチル−4−フェニルインデニル)}ジル
コニウムジクロリド、(117)エチレン−1、2−ビ
ス{1−(2−メチル−4、5−ベンゾインデニル)}
ジルコニウムジクロリド、(118)エチレン−1、2
−ビス〔1−{2−メチル−4−(1−ナフチル)イン
デニル}〕ジルコニウムジクロリド、(119)イソプ
ロピリデンビス{1−(2−メチル−4−フェニルイン
デニル)}ジルコニウムジクロリド、(120)エチレ
ン−1、2−ビス{1−(2−エチル−4−フェニル−
6−イソプロピルインデニル)}ジルコニウムジクロリ
ド、(121)エチレン−1、2−ビス{1−(2−エ
チル−4−インドリルインデニル)}ジルコニウムジク
ロリド(122)エチレン−1、2−ビス{1−(2−
メチル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロリ
ド、(123)エチレン−1、2−ビス{1−(2、4
−ジメチル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジクロ
リド、(124)エチレン−1、2−ビス{1−(2−
メチル−4−フェニル−4H−アズレニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、(125)エチレン−1、2−ビス
{1−(2−エチル−4−フェニル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(126)エチレン−
1、2−ビス〔1−{2−メチル−4−(1−ナフチ
ル)インデニル}〕ジルコニウムジクロリド、(12
7)エチレン−1、2−ビス〔1−{2−メチル−4−
(4−クロロフェニル)−4H−アズレニル}〕ジルコ
ニウムジクロリド、(128)イソプロピリデンビス
{1−(2−メチル−4−フェニル−4H−アズレニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(129)エチレン−
1、2−ビス{1−(2−エチル−4−フェニル−6−
イソプロピル−4H−アズレニル)}ジルコニウムジク
ロリド、(130)エチレン−1、2−ビス{1−(2
−エチル−4−インドリル−4H−アズレニル)}ジル
コニウムジクロリド(131)ジメチルゲルミレンビス
{1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)}ジル
コニウムジクロリド、(132)ジメチルゲルミレンビ
ス{1−(2−エチル−4−フェニルインデニル)}ジ
ルコニウムジクロリド、(133)ジメチルゲルミレン
ビス{1−(2−メチル−4、5−ベンゾインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(134)メチルアル
ミニウムビス{1−(2−エチル−4−フェニルインデ
ニル)}ジルコニウムジクロリド、(135)フェニル
ホスフィノビス{1−(2−エチル−4−フェニルイン
デニル)}ジルコニウムジクロリド、(136)エチル
ホラノビス{1−(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、(137)フェニルア
ミノビス{1−(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド等が挙げられる。(ハ)
一般式(3)で表される化合物としては、例えば(1)
(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタニウム(ビ
スt−ブチルアミド)ジクロリド、(2)(テトラメチ
ルシクロペンタジエニル)チタニウム(ビスイソプロピ
ルアミド)ジクロリド、(3)(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)チタニウム(ビスシクロドデシルアミ
ド)ジクロリド、(4)(テトラメチルシクロペンタジ
エニル)チタニウム{ビス(トリメチルシリル)アミ
ド)}ジクロリド、(5)(2−メチル−4−フェニル
−4H−アズレニル)チタニウム{ビス(トリメチルシ
リル)アミド}ジクロリド、(6)(2−メチル−4−
フェニル−4H−アズレニル)ジルコニウム{ビス(ト
リメチルシリル)アミド}ジクロリド、(7)(2−メ
チルインデニル)チタニウム(ビスt−ブチルアミド)
ジクロリド、(8)(フルオレニル)チタニウム(ビス
t−ブチルアミド)ジクロリド、(9)(3,6−ジイ
ソプロピルフルオレニル)チタニウム(ビスt−ブチル
アミド)ジクロリ(10)(テトラメチルシクロペンタ
ジエニル)チタニウム(フェノキシド)ジクロリド、
(11)(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタニ
ウム(2、6−ジイソプロピルフェノキシド)ジクロリ
ド等が挙げられる。(ニ)一般式(4)で表される化合
物としては、例えば、(1)ジメチルシランジイル(テ
トラメチルシクロペンタジエニル)(t−ブチルアミ
ド)チタニウムジクロリド、(2)ジメチルシランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(シクロドデ
シルアミド)チタニウムジクロリド、(3)ジメチルシ
ランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(ト
リメチルシリルアミド)チタニウムジクロリド、(4)
ジメチルシランジイル(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)(t−ブチルアミド)チタニウムジメチル、
(5)ジメチルシランジイル(2−メチルインデニル)
(t−ブチルアミド)チタニウムジクロリド、(6)ジ
メチルシランジイル(フルオレニル)(t−ブチルアミ
ド)チタニウムジクロリド、(7)ジメチルシランジイ
ル(3,6−ジイソプロピルフルオレニル)(t−ブチ
ルアミド)チタニウムジクロリド等が挙げられる。
【0024】一般式[1]ないし[4]で示される成分
[A]は、同一の一般式で示される化合物および/また
は異なる一般式で表される化合物の二種以上の混合物と
して用いることができる。
【0025】<成分(B):イオン交換性層状珪酸塩>
本発明において、原料として使用するイオン交換性層状
珪酸塩(以下、単に珪酸塩と略記することがある)は、
イオン結合などによって構成される面が互いに結合力で
平行に積み重なった結晶構造を有し、かつ、含有される
イオンが交換可能である珪酸塩化合物をいう。大部分の
珪酸塩は、天然には主に粘土鉱物の主成分として産出さ
れるため、イオン交換性層状珪酸塩以外の夾雑物(石
英、クリストバライト等)が含まれることが多いが、そ
れらを含んでもよい。なお、本発明の原料とは、後述す
る本発明の化学処理を行う前段階の珪酸塩をさす。ま
た、本発明で使用する珪酸塩は、天然産のものに限ら
ず、人工合成物であってもよい。珪酸塩の具体例として
は、例えば、白水春雄著「粘土鉱物学」朝倉書店(19
95年)に記載されている次のような層状珪酸塩が挙げ
られる。 (1)1:1が主要な構成層であるディッカイト、ナク
ライト、カオリナイト、アノーキサイト、メタハロイサ
イト、ハロイサイト等のカオリン族、クリソタイル、リ
ザルダイト、アンチゴライト等の蛇紋石族 (2)2:1層が主要な構成層であるモンモリロナイ
ト、ザウコナイト、バイデライト、ノントロナイト、サ
ポナイト、ヘクトライト、スチーブンサイト等のスメク
タイト族、バーミキュライト等のバーミキュライト族、
雲母、イライト、セリサイト、海緑石等の雲母族、アタ
パルジャイト、セピオライト、パリゴルスカイト、ベン
トナイト、パイロフィライト、タルク、緑泥石群 本発明で原料として使用する珪酸塩は、上記(1)、
(2)の混合層を形成した層状珪酸塩であってもよい。
本発明においては、主成分の珪酸塩が2:1型構造を有
する珪酸塩であることが好ましく、スメクタイト族であ
ることが更に好ましく、モンモリロナイトが特に好まし
い。層間カチオンの種類は、特に限定されないが、工業
原料として比較的容易に且つ安価に入手し得る観点か
ら、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属を層間カチ
オンの主成分とする珪酸塩が好ましい。
【0026】本発明では、イオン交換性層状珪酸塩を、
少なくとも一度、下式を満たす酸濃度(N)の酸で処理
(本発明では、この操作を「濃酸処理」と呼ぶことにす
る)することを特徴とする。
【0027】N≧6.0 ここで示す酸濃度Nは、酸のモル数×酸の価数/酸水溶
液の体積(単位:モル/リットル)と定義する。ただ
し、塩を共存させたときには、塩化合物に含まれる結晶
水量は考慮するが、塩による体積変化は考慮しないもの
とする。なお、酸水溶液の比重は、化学便覧の基礎編I
I−4(日本化学会,丸善,改訂3版)を引用した。
【0028】一般的には珪酸塩は酸処理により、表面の
不純物が除かれる他、結晶構造中のAl、Fe、Mg等
の陽イオンが溶出し、表面積が増加することが知られて
いる。つまり、酸処理の進行と共に、表面積や細孔容積
が単純に増加すると考えられていた。ところが、本発明
のような濃酸処理を行うと、本発明で規定する酸濃度
(N)よりも低い濃度で酸処理を行ったときに同程度の
構成成分を溶出させた珪酸塩の表面と比較しても表面積
がむしろ小さくなっており、該珪酸塩の細孔のサイズが
大きくなっていることが示唆された。この変化は、触媒
の外部と内部の物質移動を容易にさせる効果があると予
想される。つまり、高濃度を有する酸で処理された珪酸
塩は、細孔のサイズが大きくなるために、触媒あるいは
構成粒子の内部でも、外部と同じように、物質移動(成
分(A)、モノマー、あるいは、成分(C)等)が容易
になると予想される。
【0029】従って、本発明の珪酸塩により製造した触
媒は、活性点がより均質に分散するために、従来の触媒
に比べ触媒上での局部発熱等が抑制されると考えられ
る。特に、溶融あるいは溶解しやすいポリマーの製造
時、例えば、プロピレン系の低融点ランダム重合におい
ては、従来なし得なかった、高活性で、かつ、分散粒子
を維持した状態で重合を進行させることが可能となる。
【0030】酸濃度範囲のさらに好ましい範囲として
は、本発明で示す酸濃度(N)(酸のモル数×酸の価数
/酸水溶液の体積(単位:リットル))が、6.0以
上、好ましくは7.0以上である。なお、上限は取り扱
い上の安全性、容易性、設備面の観点から、酸濃度N
が、20以下、特に15以下であることが好ましい。
【0031】濃酸処理で用いられる酸は、無機酸であっ
ても有機酸であっても構わないが、好ましくは無機酸で
あり、硫酸、塩酸、硝酸、シュウ酸、リン酸、酢酸、安
息香酸、ステアリン酸、プロピオン酸、アクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、フタル酸等が例示される。本発明
においては、濃酸処理を複数の酸を用いて行ってもよい
し、複数回行ってもよい。前述の酸の中で、さらに好ま
しくは硫酸、硝酸、塩酸であり、特に好ましくは硫酸で
ある。
【0032】[化学処理]上述の「濃酸処理」も、化学
処理の一種であるが、本発明においては、公知技術であ
る化学処理の一形態に含まれる「酸処理」とは酸濃度に
おいて区別する。
【0033】本発明では、上述の濃酸処理の前後で化学
処理をおこなうこともできる。化学処理には、「通常の
酸処理」以外に塩類処理、有機物処理およびアルカリ処
理が存在する。この際、塩類処理剤および/または有機
物処理剤を複数種類使用することが可能である。「通常
の酸処理」に用いられる酸は、濃酸処理で使用する酸が
使用できる。塩類処理、有機物処理では、イオン複合
体、分子複合体、有機誘導体等を形成し、表面積や層間
距離を変えることができる。イオン交換性を利用し、層
間の交換性イオンを別の大きな嵩高いイオンと置換する
ことにより、層間が拡大した状態の層状物質を得ること
もできる。
【0034】また、これら処理剤や珪酸塩の添加時期
は、処理開始時でもよいし、処理の途中でもよいが、酸
水溶液を調整後に珪酸塩を添加するのが好ましい。
【0035】塩類処理で用いられる塩類は、1〜14族
原子からなる群より選ばれた少なくとも一種の原子を含
む陽イオンを含有する化合物であり、好ましくは1〜1
4族原子からなる群より選ばれた少なくとも一種の原子
を含む陽イオンと、ハロゲン原子、無機酸及び有機酸か
ら成る群より選ばれた少なくとも一種の陰イオンとから
成る化合物であり、更に好ましくは、2〜14族原子か
らなる群より選ばれた少なくとも一種の原子を含む陽イ
オンと、Cl、Br、I、F、PO4、SO4、NO3
CO3、C24、ClO4、OOCCH3、CH3COCH
COCH3、OCl2、O(NO32、O(ClO42
O(SO4)、OH、O2Cl2、OCl3、OOCH、O
OCCH2CH3、C244およびC657からなる群
より選ばれる少なくとも一種の陰イオンとからなる化合
物である。
【0036】上述の陽イオンと陰イオンの組合せの具体
的な例を示す。LiCl、Li2SO4、Li224
LiNO3、Li3(C657)、NaCl、Na2SO
4、Na224、NaNO3、Na3(C657)、K
Cl、K2SO4、K224、KNO3、K3(C6
57)、CaCl2、CaSO4、CaC24、Ca(N
32、Ca3(C6572、MgCl2、MgB
2、MgSO4、Mg(PO42、Mg(ClO42
MgC24、Mg(NO32、Mg(OCOCH32
MgC444、Sc(OCOCH32、Sc2(C
33、Sc2(C243、Sc(NO33、Sc
2(SO43、ScF3、ScCl3、ScBr3、ScI
3、Y(OCOCH33、Y(CH3COCHCOC
33、Y2(CO33、Y2(C243、Y(NO3
3、Y(ClO43、YPO4、Y2(SO43、YF3
YCl3、La(OOCH33、La(CH3COCHC
OCH33、La2(CO33、La(NO33、La
(ClO43、La2(C 243、LaPO4、La
2(SO43、LaF3、LaCl3、LaBr3、LaI
3、Sm(OCOCH33、Sm(CH3COCHCOC
33、Sm2(CO33、Sm(NO33、Sm(C
lCO43、Sm2(C243、SmPO4、Sm2(S
43、SmF3、SmCl3、SmBr3、SmI3、Y
b(OCOCH33、Yb(NO33、Yb(Cl
43、Yb(C243、Yb(SO43、YbF3
YbCl3、Ti(OCOCH34、Ti(CO32
Ti(NO34、Ti(SO42、TiF4、TiC
4、TiBr4、TiI4、Zr(OCOCH34、Z
r(CO32、Zr(NO34、Zr(SO42、Zr
4、ZrCl4、ZrBr4、ZrI4、ZrOCl2
ZrO(NO32、ZrO(ClO42、ZrO(SO
4)、Hf(OCOCH34、Hf(CO32、Hf
(NO34、Hf(SO42、HfOCl2、HfF4
HfCl4、HfBr4、HfI4、V(CH3COCHC
OCH33、VOSO4、VOCl3、VCl3、VC
4、VBr3、Nb(CH3COCHCOCH35、N
2(CO35、Nb(NO35、Nb2(SO45、Z
rF5、ZrCl5、NbBr5、NbI5、Ta(OCO
CH35、Ta2(CO35、Ta(NO35、Ta
2(SO45、TaF5、TaCl5、TaBr5、TaI
5、Cr(OOCH32OH、Cr(CH3COCHCO
CH33、Cr(NO33、Cr(ClO43、CrP
4、Cr2(SO 43、CrO2Cl2、CrF3、Cr
Cl3、CrBr3、CrI3、MoOCl4、MoC
3、MoCl4、MoCl5、MoF6、MoI2、WC
4、WCl6、WF6、WBr5、Mn(OOCH32
Mn(CH3COCHCOCH32、MnCO3、Mn
(NO32、MnO、Mn(ClO42、MnF2、M
nCl2、MnBr2、MnI2、Fe(OCOC
32、Fe(CH3COCHCOCH3 3、FeC
3、Fe(NO33、Fe(ClO43、FePO4
FeSO4、Fe2(SO43、FeF3、FeCl3、F
eBr3、FeI2、FeC657、Co(OCOC
32、Co(CH3COCHCOCH33、CoC
3、Co(NO32、CoC24、Co(Cl
42、Co3(PO42、CoSO4、CoF 2、Co
Cl2、CoBr2、CoI2、NiCO3、Ni(N
32、NiC24、Ni(ClO42、NiSO4
NiCl2、NiBr2、Pb(OCOCH3 4、Pb
(OOCH32、PbCO3、Pb(NO32、PbS
4、PbHPO4、Pb(ClO42、PbF2、Pb
Cl2、PbBr2、PbI2、CuI2、CuBr2、C
u(NO32、CuC24、Cu(ClO42、CuS
4、Cu(OCOCH32、Zn(OOCH32、Z
n(CH3COCHCOCH32、ZnCO3、Zn(N
32、Zn(ClO42、Zn3(PO42、ZnS
4、ZnF2、ZnCl2、ZnBr2、ZnI2、Cd
(OCOCH32、Cd(CH 3COCHCOC
32、Cd(OCOCH2CH32、Cd(N
32、Cd(ClO42、CdSO4、CdF2、Cd
Cl2、CdBr2、CdI2、AlF3、AlCl3、A
lBr3、AlI3、Al2(SO43、Al2(C24
3、Al(CH3COCHCOCH33、Al(N
33、AlPO4、GeCl4、GeBr4、GeI4
Sn(OCOCH34、Sn(SO42、SnF4、S
nCl4、SnBr4、SnI4等が挙げられる。
【0037】また有機物処理に用いられる有機物は、有
機陽イオンを含有する化合物であり、好ましい有機陽イ
オンの例としては、トリメチルアンモニウム、トリエチ
ルアンモニウム、トリプロピルアンモニウム、トリブチ
ルアンモニウム、トリドデシルアンモニウム、N,N−
ジメチルオクタデシルアンモニウム、N,N−ジメチル
アニリニウム、N,N−ジエチルアニリニウム、N,N
−ジメチル−2,5−ジメチルアニリニウム、N,N−
ジメチル−p−n−ブチルアニリニウム、N,N−ジメ
チル−p−トリメチルシリルアニリニウム、N,N−ジ
メチル−2−(1−ナフチル)アニリニウム、N,N,
2−トリメチルアニリニウム、2,6−ジメチルアニリ
ニウムなどのアンモニウムイオン、ピリジニウム、2,
6−ジメチルピリジニウム、キノリニウム、N−メチル
ピペリジニウム、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジニウム等の含窒素芳香族化合物陽イオン、トリフェニ
ルホスホニウム、トリ(o−トリル)ホスホニウム、ト
リ(p−トリル)ホスホニウム、トリ(メシチル)ホス
ホニウム、等の含リン化合物陽イオン、ジメチルオキソ
ニウム、ジエチルオキソニウム、ジフェニルオキソニウ
ム、フラニウム、オキソラニウム等のオキソニウムイオ
ン等が挙げられる。
【0038】また有機物処理剤を構成する陰イオンとし
ては、塩類処理剤を構成する陰イオンとして例示した陰
イオン以外にも、例えばヘキサフルオロフォスフェー
ト、テトラフルオロボレート、テトラフェニルボレート
などが例示されるが、これらに限定されるものではな
い。
【0039】アルカリ処理で用いられる処理剤として
は、LiOH、NaOH、KOH、Mg(OH)2、C
a(OH)2、Sr(OH)2、Ba(OH)2などが例
示される。
【0040】上述した各種処理剤は、適当な溶剤に溶解
させて処理剤溶液として用いてもよいし、処理剤自身を
溶媒として用いてもよい。使用できる溶剤としては、
水、アルコール類、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、
エステル類、エーテル類、ケトン類、アルデヒド類、フ
ラン類、アミン類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、二硫化炭素、ニトロベンゼン、ピリジン類
やこれらのハロゲン化物などが挙げられる。好ましく
は、水である。処理条件は、特には制限されないが、通
常、塩類および酸濃度は、0.1〜80重量%、処理温
度は室温〜150℃、処理時間は、5分〜24時間の条
件を選択して、珪酸塩から成る群より選ばれた少なくと
も一種の化合物を構成している物質の少なくとも一部を
溶出することにより、表面積や細孔等の化学的性質や構
造を制御することが可能である。珪素を除く各構成成分
元素の溶出量は、好ましくは5%以上95%以下、さら
に好ましくは10%以上90%以下である。特に好まし
くは15%以上85%以下である。尚、溶出率は化学処
理前後の存在量の低下量を化学処理前の量を基準にし
て、表した数値である。
【0041】本発明の化学処理により、化学処理をする
前の珪酸塩が含有する交換可能な周期律表1族、あるい
は2族金属陽イオンの40%以上、好ましくは60%以
上を、先に示す酸あるいは塩類より解離した陽イオン
と、イオン交換することが好ましい。
【0042】本発明で化学処理されて得られる珪酸塩に
は、原料のイオン交換性層状珪酸塩と同様にイオン交換
性を有する層状の珪酸塩、及び、該処理を加えることに
よって物理的、化学的な性質が変化し、イオン交換性や
層構造がなくなった珪酸塩も含まれる。
【0043】[濃酸処理と化学処理との関係]本発明で
は、濃酸処理の前後で化学処理をおこなうことができる
が、濃酸処理をした後に化学処理をおこなう方がより効
果的である。また、塩類処理または有機物処理について
は、濃酸処理と同時におこなうことも可能である。同時
とは、酸と塩類あるいは有機物を事前に混合したもので
イオン交換性層状珪酸塩を処理する場合のほか、イオン
交換性層状珪酸塩と酸を先に接触させた後、洗浄やデカ
ンテーションを行なわずに引き続き、塩類あるいは有機
物を混合させる場合、さらには、その順番が逆の場合を
意味する。この際、塩類処理剤及び/又は有機物処理剤
を複数種類使用することが可能である。また、アルカリ
処理を施したい場合は、先にアルカリ処理をおこなった
後に濃酸処理を行うことが好ましい。
【0044】これら珪酸塩には、通常吸着水および層間
水が含まれる。本発明においては、これらの吸着水およ
び層間水を除去して使用するのが好ましい。ここで吸着
水とは、珪酸塩化合物粒子の表面あるいは結晶破面に吸
着された水で、層間水は結晶の層間に存在する水であ
る。本発明では、これらの吸着水及び/又は層間水は、
加熱処理により除去することができる。
【0045】珪酸塩の吸着水および層間水の加熱処理方
法は特に制限されないが、加熱脱水、気体流通下の加熱
脱水、減圧下の加熱脱水および有機溶媒との共沸脱水等
の方法が用いられる。加熱の際の温度は、珪酸塩の種類
にもより一概に規定できないが、層間水が残存しないよ
うに、100℃以上、好ましくは150℃以上である
が、構造破壊を生じるような高温条件(加熱時間にもよ
るが例えば800℃以上)は好ましくない。また、気体
流通下の加熱脱水の場合、不活性ガスあるいは空気を通
常用いる。加熱時間は1分以上、好ましくは5分以上で
ある。その際、除去した後の珪酸塩の水分含有率が、温
度200℃、圧力1mmHgの条件下で2時間脱水した
場合の水分含有率を0重量%とした時、3重量%以下、
好ましくは1重量%以下であることが望ましい。
【0046】また、珪酸塩は、平均粒径が5μm以上の
球状粒子を用いるのが好ましい。より好ましくは、平均
粒径が10μm以上の球状粒子を用いる。更に好ましく
は平均粒径が10μm以上100μm以下の球状粒子を
用いる。ここでいう平均粒径は、レーザー散乱・回折に
よる粒径測定装置により測定したメジアン径を表す。ま
た、珪酸塩は、粒子の形状が球状であれば天然物あるい
は市販品をそのまま使用してもよいし、造粒、分粒、分
別等により粒子の形状および粒径を制御したものを用い
てもよい。
【0047】[造粒]本発明では、濃酸処理前、処理
間、処理後に粉砕や造粒等で形状制御を行ってもよい
が、本発明においては濃酸処理前に造粒を行うことが好
ましい。ここで用いられる造粒法は例えば攪拌造粒法、
噴霧造粒法、転動造粒法、ブリケッティング、コンパク
ティング、押出造粒法、流動層造粒法、乳化造粒法、液
中造粒法、圧縮成型造粒法等が挙げられるが珪酸塩を造
粒することが可能な方法であれば特に限定されない。造
粒法として好ましくは、攪拌造粒法、噴霧造粒法、転動
造粒法、流動造粒法が挙げられ、特に好ましくは攪拌造
粒法、噴霧造粒法が挙げられる。尚、噴霧造粒を行う場
合、原料スラリーの分散媒として水あるいはメタノー
ル、エタノール、クロロホルム、塩化メチレン、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン等の有機
溶媒を用いる。
【0048】造粒において粒子強度の高い担体を得るた
めには、珪酸塩を必要に応じ微細化する。珪酸塩は、如
何なる方法において微細化してもよい。微細化する方法
としては、乾式粉砕、湿式粉砕いずれの方法でも可能で
ある。好ましくは、水を分散媒として使用し珪酸塩の膨
潤性を利用した湿式粉砕であり、例えばポリトロン等を
使用した強制撹拌による方法やダイノーミル、パールミ
ル等による方法がある。粒径および1μm未満粒子の体
積分率は、平均粒径が0.01〜5μm、かつ1μm未
満の粒子分率が5%以上、好ましくは、平均粒子径が
0.1〜3μm、かつ1μm未満の粒子分率が10%以
上である。
【0049】球状粒子が得られる噴霧造粒の原料スラリ
ー液の珪酸塩の濃度は0.1〜70%、好ましくは1〜
50%、特に好ましくは2〜30%である。球状粒子が
得られる噴霧造粒の熱風の入り口の温度は、分散媒によ
り異なるが、水を例にとると80〜260℃、好ましく
は100〜220℃で行う。
【0050】上記のように得られた球状粒子は、重合工
程での破砕や微粉の抑制をするためには0.2MPa以
上の圧縮破壊強度を有することが好ましい。
【0051】<成分(C)有機アルミニウム化合物>成
分(C)は有機アルミニウム化合物である。本発明で成
分(C)として用いられる有機アルミニウム化合物は、
一般式(AlR3 p3-pqで示される化合物が適当であ
る。本発明ではこの式で表される化合物を単独で、複数
種混合してあるいは併用して使用することができること
はいうまでもない。また、この使用は触媒調製時だけで
なく、予備重合あるいは重合時にも可能である。この式
中、R 3は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは、
ハロゲン、水素、アルコキシ基、アミノ基を示す。pは
1〜3までの、qは1〜2までの整数である。R3とし
てはアルキル基が好ましく、またXは、それがハロゲン
の場合には塩素が、アルコキシ基の場合には炭素数1〜
8のアルコキシ基が、アミノ基の場合には炭素数1〜8
のアミノ基が、好ましい。したがって、好ましい化合物
の具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチ
ルアルミニウム、トリノルマルプロピルアルミニウム、
トリノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム、トリノルマルヘキシルアルミニウム、トリノ
ルマルオクチルアルミニウム、トリノルマルデシルアル
ミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチル
アルミニウムセスキクロライド、ジエチルアルミニウム
ヒドリド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチル
アルミニウムジメチルアミド、ジイソブチルアルミニウ
ムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムクロライド等が
挙げられる。これらのうち、好ましくは、p=3、q=
1のトリアルキルアルミニウムおよびジアルキルアルミ
ニウムヒドリドである。さらに好ましくは、R3が炭素
数1〜8であるトリアルキルアルミニウムである。
【0052】本発明による触媒は、上記の各成分を重合
槽外であるいは重合槽内で、同時にもしくは連続的に、
あるいは一度にもしくは複数回にわたって、接触させる
ことによって形成させることができる。各成分の接触
は、脂肪族炭化水素あるいは芳香族炭化水素溶媒中で行
うのが普通である。接触温度は特に限定されないが、−
20℃から150℃の間で行うのが好ましい。接触順序
としては合目的的な任意の組み合わせが可能であるが、
特に好ましいものを各成分について示せば次の通りであ
る。通常、まず成分(B)と成分(A)を接触させる。
成分(C)の成分(B)への添加は、成分(A)よりも
前に、同時に、あるいは後に添加することが可能である
が、好ましくは、同時あるいは後に添加する方法であ
る。
【0053】各成分を接触させた後は、脂肪族炭化水素
あるいは芳香族炭化水素溶媒にて洗浄することが可能で
ある。
【0054】本発明で使用する成分(A)、(B)およ
び(C)の使用量は任意である。例えば、成分(B)に
対する成分(A)の使用量は、成分(B)1gに対し、
好ましくは0.1μmol〜1000μmol、特に好
ましくは0.5μmol〜500μmolの範囲であ
る。成分(B)に対する成分(C)の使用量は、成分
(B)1gに対し、好ましくは遷移金属の量が0.00
1〜100μmol、特に好ましくは0.005〜50
μmolの範囲である。したがって、成分(A)に対す
る成分(C)の量は、遷移金属のモル比で、好ましくは
10-5〜50、特に好ましくは10-4〜5、の範囲内が
好ましい。
【0055】本発明の触媒は、これに重合性モノマーを
接触させてこのモノマーを少量重合されることからなる
予備重合処理に付すことも可能であり、かつ好ましい。
予備重合を行う段階は、任意であり、本発明のすべての
触媒成分を接触させた後、あるいは予備重合を行った後
に成分(C)を接触させる等の方法も可能である。その
ときの重合条件は、本重合のそれよりも温和であるのが
普通である。予備重合モノマ−としては、α−オレフィ
ンが使用でき、好ましくはエチレンまたはプロピレンで
ある。予備重合量は、通常0.01〜100g−PP/
g−触媒、好ましくは0.1〜50g−PP/g−触媒
である。
【0056】上記の各成分の接触の際もしくは接触の後
に、ポリエチレン、ポリプロピレン等の重合体、シリ
カ、チタニア等の無機酸化物の固体を共存させるか、ま
たは、接触させてもよい。
【0057】(触媒の使用/オレフィンの重合)重合し
うるα−オレフィンとしては炭素数2〜20程度のもの
が好ましく、具体的にはエチレン、プロピレン、1−ブ
テン、1−ヘキセン、1−オクテン等が挙げられる。共
重合の場合、用いられるコモノマーの種類は、前記α−
オレフィンとして挙げられるもののなかから、主成分と
なるもの以外のα−オレフィンを選択して用いることが
できる。コノモマーの量は、所望する物性(融点、分子
量、剛性等)のポリマーを製造するために任意の条件で
実施可能であるが、本発明の触媒は低融点ポリマーであ
るプロピレン系ランダム共重合体を製造するのに適して
いる。好ましくはエチレン/プロピレン共重合体であ
る。その融点範囲は、100〜155℃、好ましくは1
10〜140℃、特に好ましくは110〜130℃であ
る。本発明の触媒を使用することでポリマー同士の付
着、重合反応層へのファウリングを著しく改善する効果
がある。
【0058】重合様式は、触媒成分と各モノマーが効率
よく接触するならば、あらゆる様式を採用しうる。具体
的には、不活性溶媒を用いるスラリー法、溶液重合法、
不活性溶媒を実質的に用いないプロピレンを溶媒として
用いるバルク法、あるいは実質的に液体溶媒を用いずに
各モノマーをガス状に保つ気相法などが採用できる。ま
た、連続重合、回分式重合に適用される。
【0059】スラリー重合の場合は、重合溶媒として、
ヘキサン、ヘプタン、ペンタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の飽和脂肪族又は芳香族炭化水素の単
独又は混合物が用いられる。重合温度は0℃〜200℃
であり、また分子量調節剤として補助的に水素を用いる
ことができる。重合圧力は0〜2000kg/cm2
の範囲で実施可能である。
【0060】
【実施例】次の実施例は、本発明を更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を逸脱しない限りこれら実施例
によって制約を受けるものではない。
【0061】以下の実施例及び比較例において、物性の
評価は次のようにして行った。 (1)珪酸塩の組成分析:JIS法による化学分析によ
り検量線を作成し、蛍光X線により定量した。 (2)細孔測定:窒素吸脱着法によった。細孔分布測定
条件は以下の通りである。
【0062】 装置:オートソーブ3(カンタークロム社製) 測定手法:ガス吸着法 測定条件: ・前処理条件:200℃,2時間 真空中(10-2To
rr以下) ・試料量:約0.2g ・ガス種:窒素 ・ガス液化温度:77K (3)粒径:レーザーミクロンナイザー(堀場製作所社
製「LA−920」)を使用した。 (4)MFR:JIS−K−6758によって測定し
た。 (5)ポリマーBD(ポリマーの嵩密度):ASTM
D1895−69に準拠した。
【0063】[珪酸塩の化学処理−A]2リットルの撹
拌翼の付いたガラス製フラスコに、蒸留水750ミリリ
ットル、続いて濃硫酸(96%)500gをゆっくりと
添加し、さらにモンモリロナイト(水澤化学社製ベンク
レイSL;平均粒径=25μm,粒度分布=10μm〜
60μm,組成(wt%):Al=8.90、Mg=
2.20、Fe=2.40、Si=32.6、Na=
2.40)を200g分散させ、90℃まで2時間かけ
て昇温し、8時間その温度を維持した後、1時間で50
℃まで冷却した。このスラリーを減圧ろ過し、ケーキを
回収した。このケーキに蒸留水を4リットル加え再スラ
リー化後、ろ過した。この洗浄操作を3回繰り返した。
ろ過は3分程度で終了した。最終の洗浄液(ろ液)のp
Hは、3.40であった。この処理における酸濃度
(N)は、10.6であった。
【0064】回収したケーキを窒素雰囲気下110℃で
終夜乾燥した。乾燥後の重量は134gであった。
【0065】この化学処理したモンモリロナイトの組成
(wt%)はAlが4.00、Mgが0.60、Feが
1.30、Siが38.8、Naが検出限界(0.2)
未満含まれていた。各成分の溶出率は、Alが62%、
Mgが77%、Feが55%、Naが93%以上であっ
た。各成分のSiに対するモル比は、それぞれ0.10
7、0.0179、0.0168、0.0063未満で
あった。
【0066】BET法による表面積は、221m2
g、窒素吸着法による細孔分析では、1000Å未満の
細孔容積が0.44g/ccであった。処理後のモンモ
リロナイトの物性値は、表1、4に示す。
【0067】[珪酸塩の化学処理−B]3リットルの撹
拌翼の付いたガラス製フラスコに、蒸留水1750ミリ
リットル、続いて濃硫酸(96%)750gをゆっくり
と添加し、さらにモンモリロナイト(水澤化学社製ベン
クレイSL;平均粒径=25μm,粒度分布=10μm
〜60μm,組成(wt%):Al=8.45、Mg=
2.14、Fe=2.34、Si=32.8、Na=
2.62)を300g分散させ、90℃まで1時間かけ
昇温し、5時間その温度を維持した後、1時間で50℃
まで冷却した。以下、化学処理−Aと同様に実施した。
この処理における酸濃度(N)は、7.40であった。
処理後のモンモリロナイトの物性値は、表1、4に示
す。
【0068】[珪酸塩の化学処理−C]2リットルの撹
拌翼の付いたガラス製フラスコに、蒸留水730ミリリ
ットル、続いて濃硫酸(96%)1070gをゆっくり
と添加し、さらにモンモリロナイト(水澤化学社製ベン
クレイSL;平均粒径=25μm,粒度分布=10μm
〜60μm,組成(wt%):Al=8.90、Mg=
2.20、Fe=2.40、Si=32.6、Na=
2.40)を200g分散させ、90℃まで2時間かけ
昇温し、4時間その温度を維持した後、1時間で50℃
まで冷却した。以下、化学処理−Aと同様に実施した。
この処理における酸濃度(N)は、18.0であった。
処理後のモンモリロナイトの物性値は、表1に示す。
【0069】[珪酸塩の化学処理−D]処理温度を10
1℃、処理(維持)時間を2時間で実施する以外は、化
学処理−Aと同様に実施した。この処理における酸濃度
(N)は、10.6であった。処理後のモンモリロナイ
トの物性値は、表1に示す。
【0070】[珪酸塩の比較処理−a]蒸留水660ミ
リリットル、濃硫酸(96%)108g、モンモリロナ
イトを100g使用し、処理温度を101℃、処理(維
持)時間を2時間で実施する以外は、化学処理−Aと同
様に実施した。この処理における酸濃度(N)は、3.
10であった。処理後のモンモリロナイトの物性値
(N)は、表1、4に示す。
【0071】[珪酸塩の化学処理−E]2リットルの撹
拌翼の付いたガラス製フラスコに、蒸留水330ミリリ
ットル、続いて硫酸マグネシウム7水和物398gを加
え溶解させた後に、濃硫酸(96%)330gをゆっく
りと添加し、さらにモンモリロナイト(水澤化学社製ベ
ンクレイSL;平均粒径=25μm,粒度分布=10μ
m〜60μm,組成(wt%):Al=8.90、Mg
=2.20、Fe=2.40、Si=32.6、Na=
2.40)を100g分散させ、90℃まで2時間かけ
昇温し、11時間その温度を維持した後、1時間で50
℃まで冷却した。このスラリーを減圧ろ過し、ケーキを
回収した。このケーキに蒸留水を5リットル加え再スラ
リー化後、ろ過した。この洗浄操作を4回繰り返した。
ろ過は3分程度で終了した。最終の洗浄液(ろ液)のp
Hは、3.26であった。この処理における酸濃度
(N)は10.0であった。
【0072】回収したケーキを窒素雰囲気下110℃で
終夜乾燥した。乾燥後の重量は64gであった。処理後
のモンモリロナイトの物性値は、表1、4に示す。
【0073】[珪酸塩の化学処理−F]90℃での処理
(維持)時間を6時間とする以外は、化学処理−Eと同
様に実施した。処理後のモンモリロナイトの物性値は、
表1、4に示す。
【0074】[珪酸塩の比較処理−b]蒸留水1590
ミリリットル、硫酸マグネシウム7水和物318g、濃
硫酸(96%)261g、モンモリロナイトを240g
使用する以外は、化学処理−Eと同様に実施した。この
処理における酸濃度(N)は、2.90であった。処理
後のモンモリロナイトの物性値は、表1、4に示す。
【0075】[珪酸塩の比較処理−c]蒸留水1590
ミリリットル、硫酸マグネシウム7水和物318g、濃
硫酸(96%)261g、モンモリロナイトを240g
使用し、処理温度を90℃、処理(維持)時間を8時間
とする以外は、化学処理−Eと同様に実施した。この処
理における酸濃度(N)は、3.10であった。処理後
のモンモリロナイトの物性値は、表1、4に示す。
【0076】[珪酸塩の比較処理−d]蒸留水1590
ミリリットル、硫酸マグネシウム7水和物318g、濃
硫酸(96%)261g、モンモリロナイトを240g
使用し、処理温度を90℃、処理(維持)時間を24時
間とする以外は、化学処理−Eと同様に実施した。この
処理における酸濃度(N)は、3.10であった。処理
後のモンモリロナイトの物性値は、表1、4に示す。
【0077】〈実施例−1〉 [触媒の調製]以下の操作は、不活性ガス下、脱酸素、
脱水処理された溶媒、モノマーを使用して実施した。
【0078】化学処理−Aで化学処理したモンモリロナ
イトを減圧下、200℃で、2時間乾燥を実施した。
【0079】内容積1リットルの攪拌翼のついたガラス
製反応器に上記で得た乾燥モンモリロナイト20gを導
入し、ノルマルヘプタン、さらにトリエチルアルミニウ
ムのヘプタン溶液(10mmol)を加え、室温で攪拌
した。1時間後、ノルマルヘプタンにて洗浄(残液率1
%未満)し、スラリーを200ミリリットルに調製し
た。
【0080】次に、あらかじめ(r)−ジメチルシリレ
ンビス{1−[2―メチル−4−(4−クロロフェニ
ル)−4H−アズレニル]}ジルコニウムジクロリドを
0.3mmol(トルエンスラリー、87ミリリット
ル)とトリイソブチルアルミニウムを3mmol(ヘプ
タン溶液、4.26ミリリットル)を室温にて1時間反
応させておいた混合液を、モンモリロナイトスラリーに
加え、1時間攪拌した。
【0081】続いて、窒素で十分置換を行った内容積
1.0リットルの攪拌式オートクレーブにノルマルヘプ
タン213ミリリットルを導入し、40℃に保持した。
そこに先に調製したモンモリロナイト/錯体スラリーを
導入した。温度が40℃に安定したところでプロピレン
を20g/時間の速度で供給し、温度を維持した。2時
間後、プロピレンの供給を停止し、さらに2時間維持し
た。サイホンにて予備重合触媒スラリーを回収し、上澄
みを約300ミリリットル除き、40℃にて減圧下乾燥
した。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
2.0gを含む予備重合触媒が得られた。
【0082】〔重合〕内容積3リットルの撹拌式オ−ト
クレ−ブ内をプロピレンで十分置換した後に、トリイソ
ブチルアルミニウム・n−ヘプタン溶液2.76ミリリ
ットル(2.02mmol)を加え、エチレン15g、
水素35cc、続いて液体プロピレン1500ミリリッ
トルを導入し、70℃に昇温しその温度を維持した。先
に実施した予備重合触媒をノルマルヘプタンにスラリー
化し、触媒として(予備重合ポリマーの重量は除く)1
5mgを圧入し重合を開始した。槽内温度を70℃に維
持した。1時間後、エタノール5ミリリットルを加え、
残ガスをパージして得られたポリマ−を乾燥した。その
結果、196gのポリマ−が得られた。触媒活性は、1
3100g−PP/g−触媒・時であった。ポリマーB
D=0.46(g/cc)、MFR=3.53(dg/
分)、融点は136.2℃であった。得られたパウダー
を目開き1690μmで篩分することにより凝集したポ
リマー量を求めたところ(以下、凝集ポリマー量と称す
る)、ほとんど凝集ポリマーは見られず1%未満であっ
た。
【0083】〈実施例−2〉 [触媒の調製]化学処理−Bで化学処理したモンモリロ
ナイトを減圧下、200℃で、2時間乾燥を実施した。
【0084】内容積1リットルの攪拌翼のついたガラス
製反応器に上記で得た乾燥モンモリロナイト20gを導
入し、3%トルエンを含むヘプタン(以下、単に混合ヘ
プタンと略記する)、さらにトリエチルアルミニウムの
ヘプタン溶液(50mmol)を加え、室温で攪拌し
た。1時間後、混合ヘプタンにて洗浄(残液率1%未
満)し、スラリーを200ミリリットルに調製した。
【0085】次に、あらかじめ(r)−ジメチルシリレ
ンビス{1−[2―メチル−4−(4−クロロフェニ
ル)−4H−アズレニル]}ジルコニウムジクロリドを
0.3mmol(混合ヘプタンスラリー,87ミリリッ
トル)とトリイソブチルアルミニウムを3mmol(ヘ
プタン溶液,4.26ミリリットル)を室温にて1時間
反応させておいた混合液を、モンモリロナイトスラリー
に加え、1時間攪拌した。
【0086】続いて、窒素で十分置換を行った内容積
1.0リットルの攪拌式オートクレーブに混合ヘプタン
213ミリリットルを導入し、40℃に保持した。そこ
に先に調製したモンモリロナイト/錯体スラリーを導入
した。温度が40℃に安定したところでプロピレンを2
0g/時間の速度で供給し、温度を維持した。2時間
後、プロピレンの供給を停止し、温度を50℃に昇温
し、さらに2時間維持した。サイホンにて予備重合触媒
スラリーを回収し、上澄みを約300ミリリットル除
き、40℃にて減圧下乾燥した。この操作により触媒1
g当たりポリプロピレンが2.0gを含む予備重合触媒
が得られた。
【0087】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が9930g−PP/g−触媒・時であった。ポリマー
BDは0.44(g/cc)であり、粒子性状のよいパ
ウダーが得られた。結果は、表2にまとめて示す。
【0088】〈実施例−3〉 [触媒の調製]化学処理−Cで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.85gを含む予備重合触媒が得られた。
【0089】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が17700g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.43(g/cc)であり、粒子性状のよい
パウダーが得られた。結果は、表2にまとめて示す。
【0090】〈実施例−4〉 [触媒の調製]化学処理−Dで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
1.77gを含む予備重合触媒が得られた。
【0091】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が14300g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.43(g/cc)であり、粒子性状のよい
パウダーが得られた。結果は、表2にまとめて示す。
【0092】〈比較例−1〉 [触媒の調製]比較処理−aで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.69gを含む予備重合触媒が得られた。
【0093】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が12500g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.34(g/cc)と低いレベルであった。
結果は、表2にまとめて示す。
【0094】〈実施例−5〉 [触媒の調製]化学処理−Eで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
1.40gを含む予備重合触媒が得られた。
【0095】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が21200g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.44(g/cc)であり、粒子性状のよい
パウダーが得られた。結果は、表2にまとめて示す。
【0096】〈実施例−6〉 [触媒の調製]化学処理−Fで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.70gを含む予備重合触媒が得られた。
【0097】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が16100g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.42(g/cc)であり、粒子性状のよい
パウダーが得られた。結果は、表2にまとめて示す。
【0098】〈比較例−2〉 [触媒の調製]比較処理−bで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.47gを含む予備重合触媒が得られた。
【0099】〔重合〕先に調製した触媒を使用する以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、触媒活性
が10700g−PP/g−触媒・時であった。ポリマ
ーBDは0.33(g/cc)であった。結果は、表2
にまとめて示す。
【0100】〈実施例−7〉 〔重合〕触媒を10mg、エチレンを30g、水素10
0ミリリットル使用し、重合時間を30分とする以外
は、実施例−1と同様に実施した。その結果、199g
のポリマ−が得られた。触媒活性は、39800g−P
P/g−触媒・時であった。ポリマーBD=0.43
(g/cc)、MFR=7.09(dg/分)、ポリマ
ーの融点は128.3℃であった。凝集ポリマー量(目
開きが1690μmで篩分した際の、篩い上の残量)は
1%未満とほとんど存在しなかった。エチレン含量を上
げる低融点ポリマーの重合では、特に重合条件下におい
て触媒をフィードすると、初期活性が高く、および/ま
た重合ポリマー自身の溶媒(この場合は主としてプロピ
レンモノマー)に膨潤/溶解しやすいために、重合で成
長する触媒(ポリマー)が元来の粒子形状を維持できず
に、ポリマー同士の凝集や反応槽への付着が通常激しく
なる傾向にあるが、本例においてはほとんどその傾向が
見られず、驚くべきことである。
【0101】〈実施例−8〉 〔重合〕実施例−2で調製した触媒を使用すること以外
は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒活性
は、41800g−PP/g−触媒・時、ポリマーBD
は0.44(g/cc)であり、凝集ポリマー量は9.
0%であった。結果は、表3にまとめて示す。
【0102】〈実施例−9〉 〔重合〕実施例−4で調製した触媒を使用すること以外
は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒活性
は、32300g−PP/g−触媒・時、ポリマーBD
は0.35(g/cc)であり、凝集ポリマー量は4.
9%であった。結果は、表3にまとめて示す。
【0103】〈比較例−3〉 〔重合〕比較例−1で調製した触媒を使用すること以外
は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒活性
は、36800g−PP/g−触媒・時、ポリマーはB
Dが測定できないほどの凝集体として得られた。凝集ポ
リマー量は90%以上であった。比較例−1の条件に比
べ、エチレン含量の高い本例では、成分(B)の処理条
件の違いが触媒性能に大きく現れた。結果は、表3にま
とめて示す。
【0104】〈実施例−10〉 〔重合〕実施例−5で調製した触媒を使用すること以外
は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒活性
は、23400g−PP/g−触媒・時、ポリマーBD
は0.36(g/cc)であり、凝集ポリマー量は1
2.0%であった。結果は、表3にまとめて示す。
【0105】〈比較例−4〉 〔重合〕比較例−2で調製した触媒を使用すること以外
は、実施例−9と同様に実施した。その結果、触媒活性
は、14600g−PP/g−触媒・時、ポリマーはB
Dが測定できないほどの凝集体として得られた。凝集ポ
リマー量は88.4%であった。結果は、表3にまとめ
て示す。
【0106】〈比較例−5〉 [触媒の調製]比較処理−cで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.76gを含む予備重合触媒が得られた。
【0107】〔重合〕先に調製した触媒を使用すること
以外は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒
活性は、6400g−PP/g−触媒・時、ポリマーは
BDが測定できないほどの凝集体として得られた。凝集
ポリマー量は90%以上であった。結果は、表3にまと
めて示す。
【0108】〈比較例−6〉 [触媒の調製]比較処理−dで化学処理したモンモリロ
ナイトを使用する以外は、実施例−1と同様に実施し
た。この操作により触媒1g当たりポリプロピレンが
0.97gを含む予備重合触媒が得られた。
【0109】〔重合〕先に調製した触媒を使用すること
以外は、実施例−7と同様に実施した。その結果、触媒
活性は、16900g−PP/g−触媒・時、ポリマー
はBDが測定できないほどの凝集体として得られた。凝
集ポリマー量は90%以上であった。比較例5および本
例のように、時間を調整することにより成分(B)の組
成を実施例のレベルにあわせても、ポリマー粒子の性状
の差は明らかである。結果は、表3にまとめて示す。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の理解を助けるためのフローチャート図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC10A AC22A AC28A BA00A BA01B BB00A BB01B BC14B BC15B BC16B BC19B BC27B BC28B CA30C EA01 EB01 EB02 EB03 EB04 EB05 EB07 EB09 FA01 FA02 FA04 FA07 GB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)、成分(B)、及び必要に
    応じて成分(C)からなることを特徴とするオレフィン
    重合用触媒。 成分(A):周期律表4〜6族メタロセン化合物 成分(B):下式を満たす酸濃度(N)の酸で処理され
    てなるイオン交換性層状珪酸塩 N≧6.0 [ここで示す酸濃度Nは、酸のモル数×酸の価数/酸水
    溶液の体積(単位:リットル)を示す] 成分(C):有機アルミニウム化合物
  2. 【請求項2】イオン交換性層状珪酸塩がスメクタイト族
    の珪酸塩である請求項1に記載のオレフィン重合用触
    媒。
  3. 【請求項3】イオン交換性層状珪酸塩がモンモリロナイ
    トである請求項1又は2に記載のオレフィン重合用触
    媒。
  4. 【請求項4】イオン交換性層状珪酸塩が、造粒を行った
    後に、濃酸処理を行ったものである請求項1〜3いずれ
    かに記載のオレフィン重合用触媒。
  5. 【請求項5】成分(B)が、酸濃度(N)6〜20の範
    囲の酸で処理されたモンモリロナイトである請求項4に
    記載のオレフィン重合用触媒。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のオレフィ
    ン重合用触媒の共存下にオレフィンを重合することを特
    徴とするポリオレフィンの製造方法。
  7. 【請求項7】プロピレンと共重合性コモノマーとを共重
    合してプロピレン系ランダム共重合体を製造する請求項
    6に記載のポリオレフィンの製造方法。
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