JP2002035484A - 洗濯機用防水パン - Google Patents
洗濯機用防水パンInfo
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
- D06F39/12—Casings; Tubs
- D06F39/125—Supporting arrangements for the casing, e.g. rollers or legs
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- Textile Engineering (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗濯機置場の床面を段落ち、又は嵩上げする
ことなく設置可能で、かつ収納を配する洗濯機用防水パ
ンを提供する。 【解決手段】 住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水
を排水するための排水口を設けた洗濯機用防水パン１に
おいて、洗濯機８を載置するパン部２を枠床面から嵩上
げして備え、嵩上げすることで形成されるパン部２の下
面と床面との空間に、排水トラップ部３と引出し収納１
０を備えた。
ことなく設置可能で、かつ収納を配する洗濯機用防水パ
ンを提供する。 【解決手段】 住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水
を排水するための排水口を設けた洗濯機用防水パン１に
おいて、洗濯機８を載置するパン部２を枠床面から嵩上
げして備え、嵩上げすることで形成されるパン部２の下
面と床面との空間に、排水トラップ部３と引出し収納１
０を備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅内の洗濯機の
下に備えられる防水パンに関する。
下に備えられる防水パンに関する。
【０００２】
【従来の技術】住宅内に設けた洗濯機置場には、洗濯機
の漏水による床面の浸水や、下階に対する漏水防止のた
め、防水パンが設置され、その上に洗濯機を設置するよ
うに設計されている。
の漏水による床面の浸水や、下階に対する漏水防止のた
め、防水パンが設置され、その上に洗濯機を設置するよ
うに設計されている。
【０００３】集合住宅においては、洗濯機の防水パン設
置場所のコンクリートスラブ（床面）を、他の部分に対
して段落ちさせて、防水パンの排水口から集合住宅の排
水縦管までの接続排水管スペースを確保している。たと
えば、図９に示すごとく、防水パン設置場所の下には、
防水パン８０の排水トラップ部８１を備えることがで
き、かつ該排水トラップ部８１から排水縦管８３までの
接続排水管８２を設置するスペースを確保するために、
下階の天井となるコンクリートスラブ８４を段落ちさせ
ている。
置場所のコンクリートスラブ（床面）を、他の部分に対
して段落ちさせて、防水パンの排水口から集合住宅の排
水縦管までの接続排水管スペースを確保している。たと
えば、図９に示すごとく、防水パン設置場所の下には、
防水パン８０の排水トラップ部８１を備えることがで
き、かつ該排水トラップ部８１から排水縦管８３までの
接続排水管８２を設置するスペースを確保するために、
下階の天井となるコンクリートスラブ８４を段落ちさせ
ている。
【０００４】一方、他の床面から、洗濯機の防水パン設
置場所の床面を一段嵩上げすることにより、同じように
接続排水管スペースを確保した設計も存在する。たとえ
ば、図１０に示すごとく、コンクリートスラブ９０から
嵩上げ材によって嵩上げされた床９１（通常１５０ｍｍ
程度の高さ）を構成し、コンクリートスラブ９０と床９
１の間の空間で、排水トラップ部９２及び接続排水管９
３を設置するスペースを確保する構成としている。
置場所の床面を一段嵩上げすることにより、同じように
接続排水管スペースを確保した設計も存在する。たとえ
ば、図１０に示すごとく、コンクリートスラブ９０から
嵩上げ材によって嵩上げされた床９１（通常１５０ｍｍ
程度の高さ）を構成し、コンクリートスラブ９０と床９
１の間の空間で、排水トラップ部９２及び接続排水管９
３を設置するスペースを確保する構成としている。
【０００５】そして、戸建て住宅においても、二階や三
階に洗濯機を設置する際には、防水パン設置場所の床面
を段落ち、または嵩上げする構成となっている。
階に洗濯機を設置する際には、防水パン設置場所の床面
を段落ち、または嵩上げする構成となっている。
【０００６】また、洗濯機周りの収納については、たと
えば、洗濯機の上、又は横に収納棚を備え、洗濯用洗剤
等を収納することが行われている。
えば、洗濯機の上、又は横に収納棚を備え、洗濯用洗剤
等を収納することが行われている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来技術
において、コンクリートスラブ（床）に段差を設ける場
合は、必然的に下階の天井に段差が生じてしまうことに
なる。すなわち、下階の天井が見た目上すっきりとせず
に、いびつな印象をかもし出してしまうのである。ま
た、コンクリートスラブ（床）に段差が生じることによ
り、段差部分が下階の換気ダクトのルートや照明器具の
設置等に影響してしまうのである。すなわち、設計プラ
ンの自由度が制約されてしまうのである。
において、コンクリートスラブ（床）に段差を設ける場
合は、必然的に下階の天井に段差が生じてしまうことに
なる。すなわち、下階の天井が見た目上すっきりとせず
に、いびつな印象をかもし出してしまうのである。ま
た、コンクリートスラブ（床）に段差が生じることによ
り、段差部分が下階の換気ダクトのルートや照明器具の
設置等に影響してしまうのである。すなわち、設計プラ
ンの自由度が制約されてしまうのである。
【０００８】そして、床を嵩上げする設計においては、
嵩上げした分だけ他の床面との間に段差が生じてしまう
のである。たとえば、廊下から一段嵩上げした床面に洗
濯機置場を備える間取りにおいては、廊下の床面と、洗
濯機置場の床面に段差が生じているため、該段差によっ
て足を躓くことが発生しうる。とくに、高齢者や障害者
にとっては、室内の段差が障害となってしまうのであ
る。また、いわゆる、住居全体としてバリアフリーの床
面を構成する際においては、該段差をなくした設計が必
要となるのである。
嵩上げした分だけ他の床面との間に段差が生じてしまう
のである。たとえば、廊下から一段嵩上げした床面に洗
濯機置場を備える間取りにおいては、廊下の床面と、洗
濯機置場の床面に段差が生じているため、該段差によっ
て足を躓くことが発生しうる。とくに、高齢者や障害者
にとっては、室内の段差が障害となってしまうのであ
る。また、いわゆる、住居全体としてバリアフリーの床
面を構成する際においては、該段差をなくした設計が必
要となるのである。
【０００９】そして、上述した収納棚については、洗濯
機の上に配した場合は、棚の高さが必然的に高くなって
しまうため、物の出し入れが困難となってしまう。ま
た、横に棚を配した場合は、棚のスペースによって、洗
濯機を備える室内空間が狭くなってしまう。とくに集合
住宅においては、浴室、洗面室、及び洗濯機を配置する
スペース等の水廻りの空間は限られているため、収納棚
等の設置で空間がより狭くなってしまうのである。
機の上に配した場合は、棚の高さが必然的に高くなって
しまうため、物の出し入れが困難となってしまう。ま
た、横に棚を配した場合は、棚のスペースによって、洗
濯機を備える室内空間が狭くなってしまう。とくに集合
住宅においては、浴室、洗面室、及び洗濯機を配置する
スペース等の水廻りの空間は限られているため、収納棚
等の設置で空間がより狭くなってしまうのである。
【００１０】さらに、一般的に老人の世帯においては洗
濯物が少なく、これに対応して使用される洗濯機は小型
となる。この際、洗濯機の操作および洗濯物の取り出し
には腰をかがめて行う必要があり、この動作が老人には
負担となる場合がある。そして、若い世帯においては、
使用される洗濯機は大きいものとなるが、近年の若い世
帯においては平均伸長が増大している。このため、従来
の洗濯機は相対的に低くなっているものであり、洗濯機
を使用者の体格に合わせて配設する必要がある。
濯物が少なく、これに対応して使用される洗濯機は小型
となる。この際、洗濯機の操作および洗濯物の取り出し
には腰をかがめて行う必要があり、この動作が老人には
負担となる場合がある。そして、若い世帯においては、
使用される洗濯機は大きいものとなるが、近年の若い世
帯においては平均伸長が増大している。このため、従来
の洗濯機は相対的に低くなっているものであり、洗濯機
を使用者の体格に合わせて配設する必要がある。
【００１１】本発明は以上の問題点に鑑み、床に段差を
設けることなく、さらに収納を備えた洗濯機用防水パン
を提案するものである。
設けることなく、さらに収納を備えた洗濯機用防水パン
を提案するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項１に記載のごと
く、住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水を排水する
ための排水口を設けた洗濯機用防水パンにおいて、洗濯
機を載置するパン部を床面から嵩上げする嵩上げ材と、
前記パン部の下面と床面との間に形成される空間に配し
た排水トラップ部と、該排水トラップ部と外部排水管を
繋ぐ接続排水管を通す配管孔を配した躯体側面とを備え
たことである。
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項１に記載のごと
く、住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水を排水する
ための排水口を設けた洗濯機用防水パンにおいて、洗濯
機を載置するパン部を床面から嵩上げする嵩上げ材と、
前記パン部の下面と床面との間に形成される空間に配し
た排水トラップ部と、該排水トラップ部と外部排水管を
繋ぐ接続排水管を通す配管孔を配した躯体側面とを備え
たことである。
【００１３】また、請求項２に記載のごとく、前記パン
部と床面の間の空間に備える引出し収納と、躯体側面に
前記引出し収納を出し入れ可能にする開口部とを備えた
ことである。
部と床面の間の空間に備える引出し収納と、躯体側面に
前記引出し収納を出し入れ可能にする開口部とを備えた
ことである。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は洗濯機用防水パンの斜視
図、図２は同じく洗濯機を載せた実施例を表す斜視図、
図３は同じくドラム式洗濯機を載せた実施例を表す斜視
図、図４は洗濯機用防水パンを設置した状態を表す平面
図、図５は排水トラップ部の前面断面図、図６は同じく
後面図、図７は同じく前面断面図、図８は同じく側面断
面図、図９は従来の洗濯機用防水パンの一例を表す図、
図１０は同じく一例を表す図である。
に基づいて説明する。図１は洗濯機用防水パンの斜視
図、図２は同じく洗濯機を載せた実施例を表す斜視図、
図３は同じくドラム式洗濯機を載せた実施例を表す斜視
図、図４は洗濯機用防水パンを設置した状態を表す平面
図、図５は排水トラップ部の前面断面図、図６は同じく
後面図、図７は同じく前面断面図、図８は同じく側面断
面図、図９は従来の洗濯機用防水パンの一例を表す図、
図１０は同じく一例を表す図である。
【００１５】図１は本発明の一実施例の洗濯機用防水パ
ン１を示す斜視図である。図１において、本発明の洗濯
機用防水パン１は、外形が直方体形状であって、躯体側
面は板状の三枚の外枠板４・４・・・と、後述する引出
し収納１０を出し入れするのに可能な開口を配した側面
視「コ」形の前面板５を、開口部を下に配することで構
成されている。そして、このように構成された平面視方
形の側面に、天板となるパン部２を段落ちさせて配する
ことで、洗濯機用防水パン１の外形が構成される。こう
して、外枠板４・４・・・の内側面、前面板５の内側
面、及びパン部２の上面によって上部が開口した容器が
形成され、該パン部２の上に後述する洗濯機８を載置す
る構成となっている。そして、前記前面板５の開口部に
は、箱形状で、上部を開口した引出し収納１０を出し入
れ可能に配置している。以上のようにして、図２に示す
ごとく、洗濯機用防水パン１の上に洗濯機８を載置して
使用するのである。また、図３に示すごとく、ドラム式
洗濯機を載置することも出来る。洗濯機用防水パン１の
上に洗濯機を載置することにより、洗濯機を適切な位置
に配設することが可能となる。老人の世帯においては小
型の洗濯機を配設しても腰をかがめる必要がなく、若い
世帯においても作業し易い位置に洗濯機が配設されるも
のである。
ン１を示す斜視図である。図１において、本発明の洗濯
機用防水パン１は、外形が直方体形状であって、躯体側
面は板状の三枚の外枠板４・４・・・と、後述する引出
し収納１０を出し入れするのに可能な開口を配した側面
視「コ」形の前面板５を、開口部を下に配することで構
成されている。そして、このように構成された平面視方
形の側面に、天板となるパン部２を段落ちさせて配する
ことで、洗濯機用防水パン１の外形が構成される。こう
して、外枠板４・４・・・の内側面、前面板５の内側
面、及びパン部２の上面によって上部が開口した容器が
形成され、該パン部２の上に後述する洗濯機８を載置す
る構成となっている。そして、前記前面板５の開口部に
は、箱形状で、上部を開口した引出し収納１０を出し入
れ可能に配置している。以上のようにして、図２に示す
ごとく、洗濯機用防水パン１の上に洗濯機８を載置して
使用するのである。また、図３に示すごとく、ドラム式
洗濯機を載置することも出来る。洗濯機用防水パン１の
上に洗濯機を載置することにより、洗濯機を適切な位置
に配設することが可能となる。老人の世帯においては小
型の洗濯機を配設しても腰をかがめる必要がなく、若い
世帯においても作業し易い位置に洗濯機が配設されるも
のである。
【００１６】洗濯機用防水パン１は必要に応じて高さを
調節することも可能である。例えば、設計段階におい
て、適切な高さの外枠板４・４・・・の選択と、パン部
３の配置を設定することにより、載置する洗濯機８の高
さを使用形態に適合したものにすること可能となる。さ
らに、洗濯機用防水パン１の下部にネジ式の高さ調節機
構を装着してもよい。なお、本実施例では、洗濯機８の
使用時において前側となる側面から引出し収納１０を出
し入れ可能としたが、とくに、前側に限定するものでは
なく、横側から出し入れする構成でもよい。さらに、引
出し収納１０を分割し、洗濯機用防水パン１に複数個の
引出し収納１０・１０・・・（図示しない）を設けるこ
とも可能である。
調節することも可能である。例えば、設計段階におい
て、適切な高さの外枠板４・４・・・の選択と、パン部
３の配置を設定することにより、載置する洗濯機８の高
さを使用形態に適合したものにすること可能となる。さ
らに、洗濯機用防水パン１の下部にネジ式の高さ調節機
構を装着してもよい。なお、本実施例では、洗濯機８の
使用時において前側となる側面から引出し収納１０を出
し入れ可能としたが、とくに、前側に限定するものでは
なく、横側から出し入れする構成でもよい。さらに、引
出し収納１０を分割し、洗濯機用防水パン１に複数個の
引出し収納１０・１０・・・（図示しない）を設けるこ
とも可能である。
【００１７】次に、洗濯機用防水パン１の排水装置とな
る排水トラップ部３について説明する。図４に示すごと
く、パン部２の角部（本実施例では平面視において左上
とした）には、目皿１６を配し、該目皿１６の下には、
排水トラップ部３（図示しない）が内装されている。該
目皿１６は、図５に示すごとく、洗濯機排水ホース１３
を差し込むホース差し込み口１４が中心に貫通され、ま
た該ホース差し込み口１４の同心円上には複数の漏水排
水口１５・１５・・・が貫通されている。
る排水トラップ部３について説明する。図４に示すごと
く、パン部２の角部（本実施例では平面視において左上
とした）には、目皿１６を配し、該目皿１６の下には、
排水トラップ部３（図示しない）が内装されている。該
目皿１６は、図５に示すごとく、洗濯機排水ホース１３
を差し込むホース差し込み口１４が中心に貫通され、ま
た該ホース差し込み口１４の同心円上には複数の漏水排
水口１５・１５・・・が貫通されている。
【００１８】また、前記排水トラップ部３は、図５に示
すごとく、前記パン部２から下方に突出して設けた排水
口２２を設け、該排水口２２から側面視「Ｐ」形の管ト
ラップ１７を奥手側（図４において排水縦管１９側）に
向けて備えている。なおトラップとして用いるものは、
管トラップ１７に限ることなく、外部排水管からの臭気
の逆流を防ぐものであればよく、椀トラップ等を用いて
もよい。
すごとく、前記パン部２から下方に突出して設けた排水
口２２を設け、該排水口２２から側面視「Ｐ」形の管ト
ラップ１７を奥手側（図４において排水縦管１９側）に
向けて備えている。なおトラップとして用いるものは、
管トラップ１７に限ることなく、外部排水管からの臭気
の逆流を防ぐものであればよく、椀トラップ等を用いて
もよい。
【００１９】以上のごとく構成し、前記洗濯機８からの
排水は洗濯機排水ホース１３を介して、またパン部２に
漏れた漏水は漏水排水口１５・１５・・・から、排水ト
ラップ部３に注がれるのである。そして、前記管トラッ
プ１７から、図４に示すごとく、接続排水管１８を介し
て、外部排水管としての排水縦管１９に排水されるので
ある。なお、図６に示すごとく、洗濯機用防水パン１の
躯体側面を構成する外枠板４（本実施例では、後ろ側の
外枠板４とした）には、配管孔２１が配され、前記接続
排水管１８を管トラップ１７に取付け可能としている。
排水は洗濯機排水ホース１３を介して、またパン部２に
漏れた漏水は漏水排水口１５・１５・・・から、排水ト
ラップ部３に注がれるのである。そして、前記管トラッ
プ１７から、図４に示すごとく、接続排水管１８を介し
て、外部排水管としての排水縦管１９に排水されるので
ある。なお、図６に示すごとく、洗濯機用防水パン１の
躯体側面を構成する外枠板４（本実施例では、後ろ側の
外枠板４とした）には、配管孔２１が配され、前記接続
排水管１８を管トラップ１７に取付け可能としている。
【００２０】次に、パン部２の下の嵩上げ構造について
説明する。図７は図４におけるＡ−Ａ線断面を示すもの
である。洗濯機用防水パン１は、前述のごとく、側面を
構成する外枠板４・４・・・と天板を構成するパン部２
からなっている。そして、該外枠板４・４・・・の内側
で、パン部２の下には、嵩上げ材として、平面視「コ」
形となるように三枚の板状の内枠板６・６・・・を立設
させた収納枠を構成し、その開口部が前記前面板５の開
口部とつながるように構成している。以上のように構成
し、前述した引出し収納１０を収納する空間を形成して
いる。
説明する。図７は図４におけるＡ−Ａ線断面を示すもの
である。洗濯機用防水パン１は、前述のごとく、側面を
構成する外枠板４・４・・・と天板を構成するパン部２
からなっている。そして、該外枠板４・４・・・の内側
で、パン部２の下には、嵩上げ材として、平面視「コ」
形となるように三枚の板状の内枠板６・６・・・を立設
させた収納枠を構成し、その開口部が前記前面板５の開
口部とつながるように構成している。以上のように構成
し、前述した引出し収納１０を収納する空間を形成して
いる。
【００２１】こうして、図８に示すごとく、パン部２は
内枠板６・６・・・によって、嵩上げされるようにして
載置され、そして、嵩上げすることによって形成された
空間の前側には、引出し収納１０を、後ろ側には排水ト
ラップ部３を配置している。
内枠板６・６・・・によって、嵩上げされるようにして
載置され、そして、嵩上げすることによって形成された
空間の前側には、引出し収納１０を、後ろ側には排水ト
ラップ部３を配置している。
【００２２】なお、本実施例では、嵩上げ材を三枚の板
状の内枠板６・６・・・として、嵩上げと収納枠の機能
を同時に満たす構成とした。しかし、本実施例に限るこ
となく、たとえば、嵩上げ材として柱体を用いてもよい
し、嵩上げをする部材と収納枠を構成する部材を独立し
て構成してもよい。パン部２と嵩上げ材を一体的に成形
することも可能である。また、嵩上げがされれば、引出
し収納１０を収納することが可能であるので、とくに収
納枠を構成しなくてもよい。
状の内枠板６・６・・・として、嵩上げと収納枠の機能
を同時に満たす構成とした。しかし、本実施例に限るこ
となく、たとえば、嵩上げ材として柱体を用いてもよい
し、嵩上げをする部材と収納枠を構成する部材を独立し
て構成してもよい。パン部２と嵩上げ材を一体的に成形
することも可能である。また、嵩上げがされれば、引出
し収納１０を収納することが可能であるので、とくに収
納枠を構成しなくてもよい。
【００２３】引出し収納１０には、洗濯用洗剤を収納す
ることや、浴室の付近に洗濯機を配置する際には、浴室
用洗浄用洗剤や洗浄用具等を収納することが出来る。浴
室付近においては、湯気等の湿気が問題となるが、湯気
は上方に溜まるので、床面近くに洗剤を収納することに
より、湿気等の影響を解消できるものである。なお、該
引出し収納１０の下部には移動輪２０・２０・・・を複
数（本実施例では４箇所）配置して、出し入れしやすい
ように構成している。これにより、引出し収納１０が内
枠板６・６・・より独立して配設される構成となるの
で、洗濯機の振動が洗濯機用防水パン１に伝達されてい
る場合においても、引出し収納１０を円滑に出し入れす
ることができるものである。こうして、洗濯機の上側又
は横側に収納棚を設けることなく、収納を確保できるの
である。すなわち、低い位置に収納棚を配するため手が
届きやすく、物の出し入れの際には使い勝手がよい。そ
して、横に収納棚を配置する必要がないため、洗濯機を
設置する空間を狭くすることがないのである。
ることや、浴室の付近に洗濯機を配置する際には、浴室
用洗浄用洗剤や洗浄用具等を収納することが出来る。浴
室付近においては、湯気等の湿気が問題となるが、湯気
は上方に溜まるので、床面近くに洗剤を収納することに
より、湿気等の影響を解消できるものである。なお、該
引出し収納１０の下部には移動輪２０・２０・・・を複
数（本実施例では４箇所）配置して、出し入れしやすい
ように構成している。これにより、引出し収納１０が内
枠板６・６・・より独立して配設される構成となるの
で、洗濯機の振動が洗濯機用防水パン１に伝達されてい
る場合においても、引出し収納１０を円滑に出し入れす
ることができるものである。こうして、洗濯機の上側又
は横側に収納棚を設けることなく、収納を確保できるの
である。すなわち、低い位置に収納棚を配するため手が
届きやすく、物の出し入れの際には使い勝手がよい。そ
して、横に収納棚を配置する必要がないため、洗濯機を
設置する空間を狭くすることがないのである。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項１の
ごとく、住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水を排水
するための排水口を設けた洗濯機用防水パンにおいて、
洗濯機を載置するパン部を床面から嵩上げする嵩上げ材
と、前記パン部の下面と床面との間に形成される空間に
配した排水トラップ部と、該排水トラップ部と外部排水
管を繋ぐ接続排水管を通す配管孔を配した躯体側面とを
備えたので、洗濯機用防水パンを設置する際に、設置床
を段落ちさせること、及び、床面を嵩上げすることな
く、床面に直置きして使用することが出来るのである。
すなわち、下階の天井面に段差が生じることがなくなり
設計の自由度が図られ、また、床面を嵩上げする必要が
ないため、他の部屋及び廊下の床面との段差がないバリ
アフリー設計も可能になるのである。
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項１の
ごとく、住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水を排水
するための排水口を設けた洗濯機用防水パンにおいて、
洗濯機を載置するパン部を床面から嵩上げする嵩上げ材
と、前記パン部の下面と床面との間に形成される空間に
配した排水トラップ部と、該排水トラップ部と外部排水
管を繋ぐ接続排水管を通す配管孔を配した躯体側面とを
備えたので、洗濯機用防水パンを設置する際に、設置床
を段落ちさせること、及び、床面を嵩上げすることな
く、床面に直置きして使用することが出来るのである。
すなわち、下階の天井面に段差が生じることがなくなり
設計の自由度が図られ、また、床面を嵩上げする必要が
ないため、他の部屋及び廊下の床面との段差がないバリ
アフリー設計も可能になるのである。
【００２５】また、請求項２に記載のごとく、前記パン
部と床面の間の空間に備える引出し収納と、躯体側面に
前記引出し収納を出し入れ可能にする開口部とを備えた
ので、洗濯機用防水パンの下に、収納を確保することが
出来た。従来の洗濯機用防水パンにおいて、収納を備え
たものは存在せず、洗濯機用防水パンの下部の空間を有
効利用出来るとともに、該収納のもたらす効果は大き
い。すなわち、低い位置に配するため手が届きやすく、
洗濯用洗剤や、浴室用洗浄用洗剤や洗浄用具等を収納可
能な、使い勝手のよい収納を提供することが出来るので
ある。さらに、洗濯機の上側又は横側に収納棚を設ける
ことなく収納を確保することで、洗濯機を設置する空間
を狭くすることがないのである。
部と床面の間の空間に備える引出し収納と、躯体側面に
前記引出し収納を出し入れ可能にする開口部とを備えた
ので、洗濯機用防水パンの下に、収納を確保することが
出来た。従来の洗濯機用防水パンにおいて、収納を備え
たものは存在せず、洗濯機用防水パンの下部の空間を有
効利用出来るとともに、該収納のもたらす効果は大き
い。すなわち、低い位置に配するため手が届きやすく、
洗濯用洗剤や、浴室用洗浄用洗剤や洗浄用具等を収納可
能な、使い勝手のよい収納を提供することが出来るので
ある。さらに、洗濯機の上側又は横側に収納棚を設ける
ことなく収納を確保することで、洗濯機を設置する空間
を狭くすることがないのである。
【図１】洗濯機用防水パンの斜視図である。
【図２】同じく洗濯機を載せた実施例を表す斜視図であ
る。
る。
【図３】同じくドラム式洗濯機を載せた実施例を表す斜
視図である。
視図である。
【図４】洗濯機用防水パンを設置した状態を表す平面図
である。
である。
【図５】排水トラップ部の前面断面図である。
【図６】同じく後面図である。
【図７】同じく前面断面図である。
【図８】同じく側面断面図である。
【図９】従来の洗濯機用防水パンの一例を表す図であ
る。
る。
【図１０】同じく一例を表す図である。
１ 洗濯機用防水パン ２ パン部 ３ 排水トラップ部 ４ 外枠板 ５ 前面板 ６ 内枠板 ８ 洗濯機 １０ 引出し収納 １３ 洗濯機排水ホース １４ ホース差し込み口 １５ 漏水排水口 １６ 目皿 １７ 管トラップ １８ 接続排水管 １９ 排水縦管 ２０ 移動輪
Claims (2)
- 【請求項１】 住宅内に備える洗濯機の排出水及び漏水
を排水するための排水口を設けた洗濯機用防水パンにお
いて、洗濯機を載置するパン部を床面から嵩上げする嵩
上げ材と、前記パン部の下面と床面との間に形成される
空間に配した排水トラップ部と、該排水トラップ部と外
部排水管を繋ぐ接続排水管を通す配管孔を配した躯体側
面とを備えたことを特徴とする洗濯機用防水パン。 - 【請求項２】 前記パン部と床面の間の空間に備える引
出し収納と、躯体側面に前記引出し収納を出し入れ可能
にする開口部とを備えたことを特徴とする請求項１に記
載の洗濯機用防水パン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000227114A JP2002035484A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 洗濯機用防水パン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000227114A JP2002035484A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 洗濯機用防水パン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002035484A true JP2002035484A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18720614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000227114A Pending JP2002035484A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 洗濯機用防水パン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002035484A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040003324A (ko) * | 2002-07-02 | 2004-01-13 | 엘지전자 주식회사 | 드럼 세탁기 설치대 |
| KR100720544B1 (ko) * | 2003-07-08 | 2007-05-22 | 엘지전자 주식회사 | 가전제품용 받침대 |
| KR100786681B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | 받침대를 구비한 세탁기 |
| CN101851840B (zh) * | 2009-03-31 | 2011-09-28 | 日立空调·家用电器株式会社 | 洗涤干燥机 |
| JP2013255683A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Yokoi Tech:Kk | 洗濯機用かさ上げ工具 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000227114A patent/JP2002035484A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040003324A (ko) * | 2002-07-02 | 2004-01-13 | 엘지전자 주식회사 | 드럼 세탁기 설치대 |
| KR100720544B1 (ko) * | 2003-07-08 | 2007-05-22 | 엘지전자 주식회사 | 가전제품용 받침대 |
| KR100786681B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | 받침대를 구비한 세탁기 |
| CN101851840B (zh) * | 2009-03-31 | 2011-09-28 | 日立空调·家用电器株式会社 | 洗涤干燥机 |
| JP2013255683A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Yokoi Tech:Kk | 洗濯機用かさ上げ工具 |
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