JP3759087B2 - 建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物に係り、詳細には、流し台、洗面台などの設備若しくはテーブル、箪笥、椅子、ベッドなどの家具を備えた建物に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、住宅などの建物では、例えば、台所には流し台、寝室にはベッド、食堂にはテーブル、椅子などのように、各室には、各室で使用する設備若しくは家具が配置されているのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−17477号公報(第3図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1等の住宅において、設備若しくは家具を備えた室を広く使用したい場合がある。
このとき、流し台を備えた台所や、ベッドを備えた寝室、階段が配置された部屋などを、配置された流し台、ベッド、階段などといった大型の設備や家具等をどかして広く使用したい場合、その移動作業が困難であり手間がかかる。
本発明の課題は、室の備える設備若しくは家具などを容易に片づけ室を広く使用できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図2または図3に示すように、
床(例えば上階床5)の一部の上方に約1.1〜1.6m離間して居室(例えば子供部屋28)の床8Aであるスキップ床8Aが設けられ、前記床5とスキップ床8Aとの間に壁(仕切り壁61、内壁63、外壁41,42)が設けられ、前記壁と、前記床と、前記スキップ床とで囲まれた空間が収納室(例えば第1収納室25)とされ、
この収納室を形成する前記壁(例えば仕切り壁61)に前記収納室25の出入口66が設けられ、
前記床5上には、該床5上を移動させることで前記出入口66から前記収納室25に収納可能な設備若しくは家具(例えば流し台7)が設置され、
前記設備若しくは家具(例えば流し台7)には前記収納室25に収納された際に、前記出入口66を閉塞する閉塞部材(例えば面材73)が取り付けられていることを特徴とする。
【0006】
ここで、床の一部の上方に約1.1〜1.6m離間させて居室(例えば子供部屋28)の床8Aであるスキップ床8Aが設けられ、前記床5とスキップ床8Aとの間に壁を設けて形成される前記収納室25は、床とスキップ床との間を約1.1m以上とすることで、収納室の天井高を平均的な身長の大人が例えば腰や頭を少し低くした状態で、あるいは椅子なに座った状態などで自由に移動できる高さとして確保され、且つ1.6m以下とすることで収納容量を大きくして物品の搬入や搬出に十分な高さにしながら収納空間の上方の空間、つまり上記居室を圧迫せずに、建物全体の高さを抑えるものとなっている。
【0007】
また、前記設備若しくは家具は、建物内に設置され、設置された箇所、例えば室などにおいて使用されるものである。前記設備として、例えば、台所に設置される流し台、流し台を有する厨房台、洗面台、浴槽等が挙げられる。また、前記家具として、例えば、居室(寝室等も含む)、居間、食堂などに配置されるテーブル、椅子、ベッドなどが挙げられる。
前記閉塞部材は、例えば面材からなり、前記出入口を閉塞した際に出入口に内嵌して前記収納室外側の壁面と略面一となるように構成されていることが好ましい。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、前記収納室25に、前記床5上の前記設備若しくは家具(例えば流し台7)を前記床5上を移動させて出入口66から収納し、閉塞部材73により出入口を閉塞できるので、前記設備若しくは家具(例えば流し台7)を前記収納室に収納することで容易に片づけて、前記設備若しくは家具(例えば流し台7)が配置されてていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口66も塞がれ見映えもよい。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の建物において、例えば図2または3に示すように、
前記設備若しくは家具(例えば流し台7)は、流し台7であることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、前記床5上の前記設備若しくは家具としての流し台7を、前記床5上を移動させて出入口66から前記収納室25に収納し、閉塞部材73により出入口66を閉塞できるので、前記流し台7を片づけて、該流し台が配置されていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口66も塞がれ見映えもよい。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の建物において、例えば図3及び図5に示すように、
前記閉塞部材(例えば面材73)の上端部73aは、流し台7の上面71aよりも高いことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、前記閉塞部材73の上端部73aは前記流し台7の上面71aより高いので、前記流し台7の上面71aに、流し台7の付属品、例えば、蛇口部75等が取り付けられていても、取り付けられた付属品75の上端が前記閉塞部材73の上端部73aより低いものであれば、付属品75を取り外すことなく、流し台7を前記収納室25内に、前記出入口66を介して容易に収納させることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の建物において、例えば図5〜図8に示すように、
前記流し台7下の床部分には、流し台7の配管(例えば排水管76,配水管78)が着脱可能に接続された床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、前記流し台7下の床部分には、流し台の配管76,78が着脱可能に接続された床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54が設けられているので、前記流し台7の配管76,78を、前記床部分の床側配管51,52から取り外したり、また前記流し台7に電化製品が付属している場合に、前記コンセント54から流し台7の備える電化製品のプラグを外すだけで前記床5上に設置された前記流し台7を前記収納室(例えば第1収納室25)側に移動可能にすることができ、これらの作業の後で、前記流し台7を前記床上を移動させて前記出入口66を介して前記収納室25内に容易に収納することができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の建物において、例えば図7及び図8に示すように、
前記配管76,78は、前記床側配管51,52に着脱可能に接続された可撓性を有する筒状のフレキシブル管76a,78aを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、前記配管76,78は、前記床側配管51,52に着脱可能に接続された可撓性を有する筒状のフレキシブル管76a,78aを備えるので、前記流し台7を前記収納室25内に収納する際に、前記配管76,78と前記床側配管51,52とを容易に分離させることができるとともに、床側配管51,52の端部を前記配管76,78に接続させるために床面から上方に突出させる必要がなく前記配管76,78を分離した後で、前記床側配管51,52を床面レベルと略同一かあるいは床面レベルより下方に位置するように設けることができる。これにより、前記流し台7を収納室内に収納した際に、前記流し台が設置されていた床部分に、該床部分の床面から上方に突出する突出物が存在することなく、蓋などで前記床側配管部分を容易に塞ぐことができる。
また、前記流し台7を収納室25の外の所定の床上に設置する際に、正確な位置に流し台を設置しなくても、フレキシブル管76a,78aを床側配管51,52に接続できるので、その接続作業を容易に行うことができる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載の建物において、例えば図1、図2、図6〜図8に示すように、
前記流し台7の真下にはパイプスペース13が配置され、このパイプスペース13内に前記床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54が設けられていることを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、前記流し台7の真下にはパイプスペース13が配置され、このパイプスペース13内に前記床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54が設けられているので、このパイプスペース13を利用して流し台7に接続される床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54を設けることができ、これら床側配管51,52若しくは、前記床側配管51,52及びコンセント54を設けるために前記床5に加工を施す必要がない。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載の建物において、例えば図6及び図7に示すように、
前記床側配管51は排水管51を備え、この排水管51にはトラップ51aが設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、前記床側配管51は排水管51を備え、この排水管51にはトラップ51aが設けられているので、前記収納室25内に収納自在な流し台7であっても、前記床5上に設置された状態において、排水管51から立ち上る悪臭を防止することができる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の建物において、例えば図13及び図14に示すように、
前記設備若しくは家具は、ベッド31若しくはテーブル30であることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明によれば、前記床5上の前記設備若しくは家具としてのベッド31若しくはテーブル30を、前記床5上を移動させて出入口66から前記収納室25に収納し、閉塞部材(例えば、図14でヘッドボード31b,図13で側板33A)により出入口66を閉塞できるので、前記床上の前記ベッド31若しくはテーブル30を前記収納室に収納することで容易に片づけて、前記ベッド31若しくはテーブル30が配置されてていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口66も塞がれ見映えもよい。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項1記載の建物において、例えば図2、図4、図9及び図10に示すように、
前記設備若しくは家具は、前記床5から前記スキップ床8Bに至る階段9であることを特徴とする。
【0024】
前記階段9は、前記床からスキップ床8Bに至ることにより、前記床から前記スキップ床上、つまり、居室に昇降可能となるものである。このスキップ床が床を構成する居室は壁で囲まれたものであってもよいし、前記階段9が接続される側が開放されたものであってもよい。居室が壁で囲まれた構成であれば、壁に開口部を設け、この開口部の下縁をスキップ床で形成し、このスキップ床の開口下縁部位に前記階段が接続される構成とすることが好ましい。なお、壁に前記開口部を設ける場合、この開口部を前記収納室の出入口の上方の壁部分に形成して、前記階段を前記出入口を塞ぐように配置する構成とすれば、配置された階段により前記床から前記スキップ床上への往き来を行うことができるとともに、前記出入口を閉塞することができる。
また、前記居室が、前記階段が接続される側が開放された構成、例えば居室をロフトのような構成とする場合には、開放された側のスキップ床端部において、階段の接続部分以外の部分に鉛直方向に立設する手摺を前記スキップ床端部に沿って取り付ける構成などとする。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、前記床5上の前記設備若しくは家具としての、前記床5から前記スキップ床8Bに至る階段9を、前記床5上を移動させて出入口68から前記収納室(例えば第2収納室26)に収納し、閉塞部材(例えば背面材93)により出入口68を閉塞できるので、前記階段を前記収収納室に容易に収納して、前記階段9が配置されてていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口68も塞がれ見映えもよい。
【0026】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の建物において、例えば図4、図9及び図10に示すように、
前記階段9は内部に収納部が形成され、前記階段9に取り付けられた閉塞部材(例えば背面材93)は開閉することで前記収納部に連通可能な扉93aを有することを特徴とする。
【0027】
請求項10記載の発明によれば、前記階段9は、開閉することで内部の収納部に連通可能な扉93aを有する閉塞部材(背面材93)を備えるので、前記階段9を前記収納室26に収納して前記出入口68を前記閉塞部材93で閉塞した際に、前記収納室26の外側から前記扉93aを介して前記収納部内への物品の出し入れを行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1〜図4に示す住宅(建物)1は、基礎2の上に建物本体3が固定され、この建物本体3の上方が屋根で覆われた2階建ての住宅である。
建物本体3は、木質パネル工法やユニット工法等のプレファブ工法、木造軸組工法、鉄骨軸組工法等、設計条件に応じて適宜選択された構造及び工法により構築される。そして、建物本体3には、外壁4によって外部と区画された内部空間を上階床5で上下に仕切った各階が形成され、さらに各階を内壁や間仕切り壁などで仕切ることで生活空間としての居室、廊下、ホール等が形成されている。
【0029】
図1に示す住宅1の下階部分には、建物本体3の正面側の外壁中央部に玄関11が設けられ、この玄関11の玄関土間11aの左側に隣接して、和室12が配置されており、この和室12には玄関土間11aと隣接する押入12aが設けられている。また押入12aの奧側に隣接して平断面矩形状のパイプスペース13が設けられている。
【0030】
また、和室12の奧側に隣接して平面視L字状の寝室14が設けられ、寝室14の右側にはクローゼット15と物入れ16が奧側から隣接して設けられ、物入れ16の右側には便所17が設けられている。
また、便所17の正面側には、左右に長く上方に延在する階段室18が配置され、この階段室18は左に向かって下階から上階に昇降可能な下階段18aと、下階段18aの上り口に接続されたL字状の廊下部18bとを有し、廊下部18bは、玄関土間11aの奧側で隣接する玄関ホール11bに接続されている。なお、この階段室18は、下階段18aの上方に上階部分から子供部屋28への往き来を可能とする上階段18cを備える。
この階段室18の廊下部18bの正面側には、洗面所19が隣接して配置され、洗面所19の正面側に浴室20が配置されている。
【0031】
図2に示す住宅の上階部分には、階段室18の下階段18aの降り口と連続して、食堂21が配置され、この食堂21の正面側には台所22が配置され、食堂21の奧側には居間23が配置されている。
食堂21、台所22及び居間23は、住宅1の前後方向に延在する連通して設けられた一つの空間200内に配置された状態となっており、食堂21と台所22とは台所22部分に配置された流し台7により仕切られた状態となっている。なお、台所22、食堂21及び居間23は、下階の押入12aを含む和室12、パイプスペース13及び下階の寝室14等の真上に配置され、食堂21及び居間23の左側の外壁には、これら食堂21及び居間23から出入り可能なバルコニー24が設けられている。
【0032】
この住宅の左側部分で前後方向に延在する一つの空間200の右側には、空間200に隣接して、階段室18の前後に配置された第1及び第2収納室25,26と、これら第1収納室25及び第2収納室26上に配置された子供部屋28,29とが設けられている(図3及び図4参照)。
第1収納室25及び第1収納室25上の子供部屋28は、台所22の右側に隣接して設けられ、第2収納室26及び第2収納室上の子供部屋29は居間23の右側に隣接して設けられている。
【0033】
図3及び図4に示すように、子供部屋28,29には右側の外壁の内面に沿ってそれぞれ押し入れ28a,29aが設けられている。さらに、図3に示すように、子供部屋28では、その左側の内壁(仕切り壁61)の上部で、台所22上の屋根裏に配置された収納部28bが連通している。
また、子供部屋29には、空間200とを仕切る仕切り壁部分に、子供部屋29内と空間200の居間23とを連通する開口部29bが形成され、この開口部29bは、第2収納部26の出入口62aの真上に形成され、居間23に配置された階段9を介して子供部屋29内に往き来可能となっている。
【0034】
食堂21,台所22、居間23、第1収納室25及び第2収納室26の床は上階床5によりなり、床面がそれぞれ略面一のものとなっている。
第1収納室25及び第2収納室26は、上階床5の一部、つまり、階段室18に前後で隣接する上階床5部分の上方に約1.1〜1.6m離間させて、屋根裏に設けられた子供部屋(居室)28,29の床となるスキップ床8A,8Bを設けるとともに、上階床5とスキップ床8との間を壁(仕切り壁61,62、階段室18を前後で仕切る内壁63,64、外壁4のうちの正面側の外壁41、右側の外壁42及び背面側の外壁43)を設けることで形成されている。
すなわち、スキップ床8A,8Bは、上階床5と同等の床荷重を支持できる程度の強度を有し、仕切り壁61,62、仕切る内壁63,64、外壁41〜43によって支持されている。
【0035】
ここで、スキップ床8A,8Bと上階床5の間を約1.1m以上とすることで、第1及び第2収納室25,26の天井高を大人が屈んで出入りできる高さとして確保し、且つ1.6m以下とすることで収納容量を大きくしながら収納空間の上方の空間、つまり子供部屋28.29を圧迫せずに、建物全体の高さを抑えることができるようにしている。
例えば、スキップ床8A,8Bの厚みを約100〜200mmとして、上階床5の上方に約1.1〜1.6m離間させて設ければ、スキップ床8A,8B下に形成される第1及び第2収納室25,26の天井高が約1000mm〜1400mmとなり、内部で大人が屈んで作業を行えるものとなる。
【0036】
第1収納室25は、当該第1収納室25と台所22とを仕切る仕切り壁61に形成された出入口66から出入り自在となっている。
この出入口66は、床上を移動させることで出入口66から第1収納室25に収納可能な流し台7と、流し台7に隣接して配置された引戸61aとにより閉塞されるものとなっている。
流し台7は、図2、図3及び図5に示すように略直方体状に形成された本体部71と、本体部71の両側部に面材72,73が取り付けられている。
【0037】
本体部71は、面材72.73と同一か若しくは面材72,73の左右の両側辺より内側に取り付けられるような横幅を有する直方体状に形成され、上面71aには、シンク71b、電気コンロ71c等が設けられ、シンク71bには上方に突出するように蛇口部75が設けられている。
本体部71は、図6に示すように、上面71aに設けられたシンク71b(図5参照)、電気コンロ71c(図5参照)、蛇口部75(図5参照)にそれぞれ接続された排水管76、プラグ77、配水管78を有し、これら排水管76、プラグ77及び配水管78は、台所22の床部に設けられた配管部の下部排水管51及び床側配水管52、コンセント54にそれぞれ接続されている。
【0038】
本体部71の備える排水管76、配水管78は、それぞれフレキシブル管76a,78a,78bを備え、これらフレキシブル管76a,78aを介して下部排水管51及び床側配水管52に接続されている。
フレキシブル管76a,78aは可撓性を有する筒状のものであり、伸縮したり曲がったりするように形成され、下部排水管51及び床側配水管52に着脱可能となっている。
【0039】
また、面材72,73の上端部72a,73aは、本体部71の上面71aより高い位置となっており、蛇口部75の上端の高さよりも高くなっている。
面材72は、出入口66の高さよりも高さが低く、出入口66に内嵌された状態で、引戸61aととともに出入口66を閉塞している。
さらに、他側部に設けられた他方の面材73は、第1収納室25に収納された際に、引戸61aとともに前記出入口66を閉塞するものである。
【0040】
下部排水管51、床側配水管52及びコンセント54は、上階床5の台所22の床を構成する部位に形成された切欠部50内に配設されている。
この切欠部50は平面視矩形の箱状に形成されており、流し台7の真下に配置され、該流し台7により外部から見えないようになっている(図5参照)。
また、切欠部50は上階床5において下階のパイプスペース13の真上部分に配置されており、下部排水管51、床側配水管52及びコンセント54に接続された配線54aはパイプスペース13内に配設され、パイプスペース13内を通して建物本体下に延在し、外部から電力、配水を得たり、外部に排水を排出できる。
また、下部排水管51は、上階床5の下に配置されたトラップ51bを備えており、これにより異臭がシンク71bから外部に漏れないようになっている。
【0041】
このように構成された流し台7は、本体部71のフレキシブル管76aを下部排水管51から、フレキシブル管78aを床側配水管52から、プラグ77をコンセント54からぞれぞれ外した後で、上階床5上を移動可能となる。
よって、流し台7を第1収納室25側に移動(図7参照)して、該第1収納室25内に収納することで、台所22における流し台7を容易に片づけることがでる(図2及び図3に符号7’で示す)。
また、流し台7を収納室25の外の所定の床上に設置する際に、正確な位置に流し台を設置しなくても、フレキシブル管76a,78aを床側配管51,52に接続できるので、その接続作業を容易に行うことができる。
【0042】
流し台7を第1収納室25に収納した際には、本体部71の他側部に取り付けられた他方の面材73が出入口66を閉塞し、且つ面材73の表面が仕切り壁61の台所22側の面と略面一となる。
また、排水管76、配水管78は、床側排水管51,床側配水管52に着脱可能に接続された可撓性を有する筒状のフレキシブル管76a,78aを備えるので、流し台7を収納室25内に収納する際に、排水管76、配水管78と床側排水管51、床側配水管52とを容易に分離させることができるとともに、床側排水管51、床側配水管52の端部を排水管76、配水管78に接続させるために床面から上方に突出させる必要がなく排水管76、配水管78を分離した後で、床側排水管51,床側配水管52を床面レベルと略同一かあるいは床面レベルより下方に位置するように設けられている。
これにより、流し台7が移動された後の台所22の床部分に現れた切欠部50には、床側排水管51、床側配水管52が上方に突出することがなく、図8に示すように、切欠部50の開口断面と略同形状の面状の蓋材57を取り付けて塞ぎ、他の床部分と略面一の状態にすることで流し台7が配置されていた台所22の床領域部分をフラットにする。これにより台所22のフラットな床領域が広くなる。なお、この切欠部50の内周面の上部には、嵌め込まれた蓋材57の縁部下面を係止して、該蓋材57の上面が上階床5の床面と略面一にする係止部50aが設けられている。
【0043】
また、引戸61aは、仕切り壁61の裏面側、つまり第1収納室25側の壁面に沿って移動自在に設けられている。この引戸61aを介して、流し台7が台所22の床上に配置されている場合でも、台所22から第1収納室25内への出入りが可能となり、台所22から第1収納室25への物品の出し入れが可能となっている。
【0044】
第2収納室26は、図2に示すように、第2収納室26と居間23とを仕切る仕切り壁62に形成された出入口68から出入り自在となっている。
この出入口68は、居間23に配置され、床上を移動させることで出入口68から第2収納室26に収納可能な階段9と、階段に隣接し、仕切り壁62に沿って移動自在な引戸62aとにより閉塞されるものとなっている。なお、出入口68は仕切り壁62の奧側の外壁から連続して形成され、階段9は奧側の外壁及び仕切り壁62に接するように配置されている。
【0045】
階段9は、図9に示すように、前面側に、居間23から第2収納室26上の子供部屋への昇降を行うための複数の蹴込み及び踏み面を備える段差部91と、段差部91を両側方で支持するささら部92と、底板部及び背面材とで中空箱状に形成され、内部が収納部となっている。図2、図4及び図9に示すように、階段9は、居間23において、段差部91を居間23側に露出させ且つ背面材(閉塞部材)93で出入口68を閉塞した状態で配置されている。
【0046】
この背面材93の高さは、出入口68の開口高さより高く形成されており、上端部931は、スキップ床8Bにおいて出入口68の上部に形成された切り欠き部82に係止することで左右方向への移動及び第2収納室26方向への移動が抑止された状態となっている(図11参照)。また、この背面材93の上端部931の前面は、子供部屋へ至る階段の最上段の蹴込み部分となっており、仕切り壁62の居間23側の端面と略面一となっている。
【0047】
この背面材93は、図10に示すように、後面側に露出し開閉自在に設けられ、開くことで階段内の収納部と連通する扉93aと扉93aの上部に連続して配置され、上端部931を構成する上縁部材93bとを備える。
また、上縁部材93bには、基端部94aで上下方向に回動自在の手摺部94が取り付けられている。
手摺部94は、背面材93の表面(階段9の後面に相当)の領域内で先端部94bを下方に垂下させて折り畳み可能に構成され、基端部94aから先端部94bまでの長さは、先端部94bを上方に移動させた際に、スキップ床8Bの上面からさらに上方に突出する長さとなっている。なお、手摺部94は、先端部94bを上方に回動させた状態で固定可能に構成されている。
【0048】
このように構成された階段9は、居間23部分を広く使用したい場合等、階段9を撤去する必要がある場合に、階段9を床上を移動させることで、階段9の背面材93を出入口68から離間させて、該背面材93の上端部931と切り欠き部82との係合状態を解除し、階段9をひっくり返して段差部91を先端側から第2収納室26に挿入する。
【0049】
そして、背面材93を、その後面側を居間23側に向けた状態で、出入口68に嵌合させる。このとき、図11に示すように、背面材93の上端部の前面が、切り欠き部82の表面に当接された状態で、背面材93は切り欠き部82に係止される。
このように階段9は床上を移動させることで第2収納室26に収納可能となっており、段差部91が収納された状態では、背面材93の後面が居間23に露出、つまり扉93aが露出した状態となる。図4では符号9’で第2収納室26に収納された階段の状態を示す。
【0050】
そして、図12に示すように、折り畳まれた手摺部94の基端部94aを回動させることで、その先端部94bを子供部屋29への出入口となる開口部29bの下端から上方に突出させる。これにより開口部29bからの落下防止を行うことができる。
このように、居間23では、居間23の床上に配置された階段9を床上を移動させることで第2収納室26に収納することができるので、居間23を広く使用したい場合等、フラットは床面積を広く取ることができる。
【0051】
また、出入口68を介して第2収納室26に収納された階段9は、出入口68を塞ぐ背面材93の扉93aを介して、居間側から階段9内の収納部を利用することができる。
また、引戸62aは、仕切り壁62の裏面側、つまり第2収納室26側の壁面に沿って移動自在に設けられている。この引戸62aを介して、階段9が居間23の床上に配置されている場合でも、居間23から第2収納室26内への出入りが可能となり、居間23から第2収納室26への物品の出し入れが可能となっている。
【0052】
上記住宅1では、第1及び第2収納室25,26に隣接する室を構成する上階床5部分上、詳細には台所22の床上と居間23の床上に配置された流し台7と階段9とがそれぞれ第1及び第2収納室25,26に収納されるものとしたが、これに限らず、住宅において床上に配置され、その配置された領域で使用される設備若しくは家具であれば、どのような設備若しくは家具であってもよい。
【0053】
例えば、図13及び図14に示すように、住宅1の台所22部分を居間や寝室として用い、第1収納室25に収納可能な設備若しくは家具として台所22に設置された流し台7に代えて、居室や寝室に配置されたテーブル30やベッド31としてもよい。なお、このとき、住宅1の一つの空間200の一部である台所22を、居室や寝室として用いることが望ましい。流し台7に代えてテーブル30若しくはベッド31とした場合、テーブル本体30a、ベッド本体31aの側部のそれぞれに面材73に相当する部材(側板33A、ヘッドボード31b)を設ける。
【0054】
つまり、図13に示すテーブル30は、天板を構成するテーブル本体30aと、テーブル本体の両側に取り付けられ脚部となる側板(面材)33A,33Bとを備える。
テーブル本体30aは、天板の高さ位置を側板33A,33Bの上端部より低い位置となっており、テーブル本体30a自体は出入口66に挿入可能な大きさ、具体的にはテーブル本体30aの縦横の長さは側板33A,33Bの縦横の長さよりも小さいものとなっている。
【0055】
そして、テーブル30は、出入口66を塞ぐべく側板33Bを出入口66に内嵌させ、出入口66を閉塞した状態で、本体30aを室(台所22部分)に露出させて配置されている。
テーブル30が床上に配置された室(台所22部分)において、テーブル30を退かして室を広く使用したい、詳細には室(台所22部分)の床を広く使用したい場合に、テーブル30を第1収納室25側に床上を移動させることで、本体30aを第1収納室25に挿入し且つ、側板33Aを、その表面を台所22部分側に露出させるとともに出入口66に内嵌させることで閉塞させ、居室や寝室として用いた台所22部分の床部分を広くすることができる。
【0056】
また、図14に示すベッド31は、寝室として用いた、住宅1の台所22部分に配置され、マットレスを備えるベッド本体31aと、ベッド本体31aの両端部に取り付けられ、上述の背面材93としての機能を有するヘッドボード31b及びフットボード31cとを備えている。
【0057】
ヘッドボード31b及びフットボード31cは、背面材93と略同じ高さで且つ横がそれより長く、出入口66を閉塞可能に構成されてなり、ベッド本体31aは出入口66に挿入可能な大きさ、具体的にはベッド本体31aの縦横の長さをヘッドボード31b及びフットボード31cの縦横の長さよりも小さいものとしている。そして、出入口66における引戸61aによる出入口66の閉塞部分を小さく、つまり、引戸61aを開く方向に移動させることで、引戸61aにより閉塞される出入口66部分に隣接する出入口部分の開口の横幅を広くし、この出入口66における引戸61aに隣接する開口部分の横幅をフットボード31cの横幅に合わせた長さにして、フットボード31cで引戸62aとともに出入口66を閉塞し、本体31を台所22部分に露出させた状態でベッド31は配置されている。
【0058】
そして、ベッド31が床上に配置された室(台所22部分を寝室として用いるのであれば寝室)において、ベッド31を退かして寝室(台所22部分)を広く使用したい、詳細には寝室の床部分を広く使用したい場合に、テーブル30と同様にベッド31を床5上を移動させることで、本体31aを第1収納室25に挿入し且つ、ヘッドボード31bを出入口66に内嵌して閉塞し、寝室、詳細には第1収納室25に隣接して配置され、第1収納室25と同一の床面を有する室の床部分を広くすることができる。
【0059】
なお、以上の実施の形態においては、住宅1内において、上階床5の一部の上方に約1.1〜1.6m離間させて子供部屋28の床であるスキップ床8A,8Bが設けられ、上階床5とスキップ床8A,8Bとの間を外壁と仕切り壁などの内壁とで仕切ることで、台所22や居間23と隣接する第1及び第2収納室25,26が形成され、これら第1及び第2収納室25,26と台所22や居間23とを仕切る仕切り壁61,62にそれぞれ第1及び第2収納室25,26の出入口66,66が設けられた構成とし、台所22や居間23の床上に、床上を移動させることで出入口66,66から第1及び第2収納室25,26にそれぞれ収納可能な流し台7、階段9、テーブル30若しくはベッド31を配置した構成としたが、これに限らず、住宅1で用いられる設備若しくは家具であればどのようなものを第1及び第2収納室25,26に収納可能に配置してもよい。
例えば、キャビネット、椅子、箪笥、大型テレビ、洗面台、浴槽などであってもよい。なお、これらの設備若しくは家具にはそれぞれ収納室に収納された際に、出入口を閉塞する閉塞部材が取り付けられていることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記収納室に、前記床上の前記設備若しくは家具を前記床上を移動させて出入口から収納し、閉塞部材により出入口を閉塞できるので、前記設備若しくは家具を前記収納室に片づけて、前記設備若しくは家具が配置されてていた床部分を容易に広くして使用できるとともに、前記出入口も塞がれ見映えもよい。
【0061】
請求項2記載の発明によれば、前記床上の前記設備若しくは家具としての流し台を、前記床上を移動させて出入口から前記収納室に収納し、閉塞部材により出入口を閉塞できるので、前記流し台を前記収納室に片づけて、前記流し台が配置されてていた床部分を容易に広く使用可能な状態とすることができるとともに、前記出入口も塞がれ見映えもよい。
【0062】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記閉塞部材の上端部は前記流し台の上面より高いので、前記流し台の上面に、蛇口部等の付属品が取り付けられていても、取り付けられた付属品の上端が前記閉塞部材の上端部より低いものであれば、付属品を取り外すことなく、流し台を前記収納室内に、前記出入口を介して容易に収納させることができる。
【0063】
請求項4記載の発明によれば、請求項2または3記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記流し台の配管を、前記床部分の床側配管から取り外したり、また前記流し台に電化製品が付属している場合に、前記コンセントから流し台の備える電化製品のプラグを外すだけで前記床上に設置された前記流し台を床上を移動可能とすることができ、これらの作業の後で、前記流し台を前記床上を移動させて前記出入口を介して前記収納室内に容易に収納することができる。
【0064】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記流し台を前記収納室内に収納する際に、前記配管と前記床側配管とを容易に分離させることができるとともに、床側配管の端部を前記配管に接続させるために床面から上方に突出させる必要がなく前記配管を分離した後で、前記床側配管を床面レベルと略同一かあるいは床面レベルより下方に位置するように設けることができる。これにより、前記流し台を収納室内に収納した際に、前記流し台が設置されていた床部分に、該床部分の床面から上方に突出する突出物が存在することなく、蓋などで前記床側配管部分を容易に塞ぐことができる。また、前記流し台を設置する際に、正確な位置に流し台を設置しなくても、フレキシブル管を床側配管に接続できるので、その接続作業を容易に行うことができる。
【0065】
請求項6記載の発明によれば、請求項4または5記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、パイプスペースを利用して流し台に接続される床側配管若しくは、前記床側配管及びコンセントを設けることができ、これら床側配管若しくは、前記床側配管及びコンセントを設けるために前記床に特別な加工を施す必要がない。
【0066】
請求項7記載の発明によれば、請求項4〜6のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記収納室内に収納に収納自在な流し台であっっても、前記床上に設置された状態において、排水管から立ち上る悪臭を防止することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記ベッド若しくはテーブルが配置されてていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口も塞がれ見映えもよい。する。
【0067】
請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記床上の前記設備若しくは家具としての、前記床から前記居室へ昇降可能とする階段を、前記床上を移動させて出入口から前記収納室に収納し、閉塞部材により出入口を閉塞できるので、前記階段が配置されてていた床部分を広く使用できるとともに、前記出入口も塞がれ見映えもよい。
【0068】
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記階段を前記収納室に収納して前記出入口を前記閉塞部材で閉塞した際に、前記収納室の外側から前記扉を介して前記収納部内への物品の出し入れを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の建物である住宅の構成を示す図であり、住宅の1階部分の平面図である。
【図2】図1の住宅の2階部分の平面図である。
【図3】図1の住宅の備える第1収納室及び台所を示す住宅の概略縦断面図である。
【図4】図1の住宅の備える第2収納室及び居間を示す住宅の概略縦断面図である。
【図5】本発明を適用した一実施の形態の建物である住宅において台所に設置された流し台を示す図である。
【図6】台所に配置された流し台の配管部分を示す概略縦断面図である。
【図7】図6において台所の床から流し台を移動させた際の床側配管から流し台の配管を分離させた状態を示す図である。
【図8】流し台を第1収納部に収納した後に床に現れる切欠部を示す図である。
【図9】本発明を適用した一実施の形態の建物である住宅において居間に設置された階段を示す図である。
【図10】同、階段を背面側から見た図である。
【図11】第2収納室に階段を収納して出入口を背面材により閉塞した際の出入口の上縁部と背面材の上端部との係合状態を示す図である。
【図12】第2収納室に階段を収納して出入口を背面材により閉塞した際の手摺部の設置動作を説明する図である。
【図13】本発明を適用した一実施の形態の建物である住宅において、流し台に代えて第1収納室に収納可能なテーブルを備えた状態を示す図である。
【図14】本発明を適用した一実施の形態の建物である住宅において、流し台に代えて第1収納室に収納可能なテーブルを備えた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 住宅(建物)
4 外壁
5 上階床
7,7’ 流し台(設備若しくは家具)
8,8A,8Bスキップ床(居室の床)
9,9’ 階段(設備若しくは家具)
13 パイプスペース
22 台所
23 居間
25 第1収納室
26 第2収納室
28,29 子供部屋(居室)
30 テーブル(設備若しくは家具)
31 ベッド(設備若しくは家具)
31b ヘッドボード(閉塞部材)
33B 側板(閉塞部材)
41,42,43 外壁
51 下部排水管(床側配管)
51b トラップ
52 床側配水管(床側配管)
54 コンセント
61,62 仕切り壁
63 内壁
66,68 出入口
71a 流し台の上面
73 面材(閉塞部材)
76 排水管(配管)
76a,78a フレキシブル管
78 配管
93 背面材(閉塞部材)
93a 扉

Claims (10)

  1. 床の一部の上方に約1.1〜1.6m離間して居室の床であるスキップ床が設けられ、前記床とスキップ床との間に壁が設けられ、前記壁と、前記床と、前記スキップ床とで囲まれた空間が収納室とされ、
    前記壁には前記収納室の出入口が設けられ、
    前記床上には、該床上を移動させることで前記出入口から前記収納室に収納可能な設備若しくは家具が設置され、
    前記設備若しくは家具には前記収納室に収納された際に、前記出入口を閉塞する閉塞部材が取り付けられていることを特徴とする建物。
  2. 前記設備若しくは家具は、流し台であることを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 前記閉塞部材の上端部は、流し台の上面よりも高いことを特徴とする請求項2記載の建物。
  4. 前記流し台下の床部分には、流し台の配管が着脱可能に接続された床側配管若しくは、前記床側配管及びコンセントが設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の建物。
  5. 前記配管は、前記床側配管に着脱可能に接続された可撓性を有する筒状のフレキシブル管を備えることを特徴とする請求項4記載の建物。
  6. 前記流し台の真下にはパイプスペースが配置され、このパイプスペース内に前記床側配管若しくは、前記床側配管及びコンセントが設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の建物。
  7. 前記床側配管は排水管を備え、この排水管にはトラップが設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の建物。
  8. 前記設備若しくは家具は、ベッド若しくはテーブルであることを特徴とする請求項1記載の建物。
  9. 前記設備若しくは家具は、前記床から前記スキップ床に至る階段であることを特徴とする請求項1記載の建物。
  10. 前記階段は内部に収納部が形成され、前記階段に取り付けられた前記閉塞部材は開閉することで前記収納部に連通可能な扉を有することを特徴とする請求項9記載の建物。
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