JP2003268990A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP2003268990A
JP2003268990A JP2002067249A JP2002067249A JP2003268990A JP 2003268990 A JP2003268990 A JP 2003268990A JP 2002067249 A JP2002067249 A JP 2002067249A JP 2002067249 A JP2002067249 A JP 2002067249A JP 2003268990 A JP2003268990 A JP 2003268990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】居住者が将来、車椅子で生活する障害者、虚弱
者になった場合でもそれに対応して容易にリフォームで
きる住宅を提供する。 【解決手段】 浴室3に隣接して配置された洗面所4
と、前記浴室3及び洗面所4のうち何れかに隣接して配
置された便所2と、前記浴室3、洗面所4または便所2
に隣接して配置された将来的に寝室となる和室5とを備
える。便所2は建物躯体を構成する構造壁である外壁1
01,間仕切り壁102・103と、取り外し可能な開
口壁7とにより囲まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居住者が、将来、
虚弱になったり障害が生じたりして車椅子での介護や介
助が必要になった場合に容易にリフォームできる住宅に
関するものである。
【0002】
【背景の技術】一般に住宅を構築する場合には、まずそ
の敷地の面積や形状、さらには隣接する地形や地理条件
などに合わせて建物部分の各階の間取りを設計し、その
設計に基づいて住宅を構築する。その施工方法として
は、在来の軸組工法や、特許2534775号公報に開
示のユニット工法などが挙げられ、これらの工法により
設計に基づいた住宅を構築することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な住
宅は、長期居住した居住者の要望によってリフォームさ
れ、間取りが変更されることが考えられる。例えば、居
住者が高齢で虚弱になったりあるいは障害などが生じ、
車椅子での移動を行うようになった際に、居室、玄関、
便所、洗面所及び浴室等への移動の際に車椅子が通れる
ような広さ、特に、便所、洗面所などにおいて介護人が
付き添える広さに間取りを変更する等である。この場
合、上述したように構築された住宅では、新築時には、
車椅子での移動が可能となるような間取りで構築されて
いないため、通路の拡幅や便所及び洗面所の領域を広く
する際には、建物躯体を構成する壁体などの構造壁を変
更するなどする必要が生じ改築作業が大がかりなものと
なってしまい、その分、リフォームのコストが嵩むとと
もに手間がかかる。
【0004】本発明の課題は、居住者が将来、車椅子で
生活する障害者、虚弱者になった場合でもそれに対応し
て容易にリフォームできる住宅を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、浴
室3に隣接して配置された洗面所4と、前記浴室3及び
洗面所4のうち何れかに隣接して配置された便所2と、
前記浴室3、洗面所4または便所2に隣接して配置され
た将来的に寝室となる部屋(例えば和室5)とを備え、
前記便所2、洗面所4、浴室3及び部屋5のうち少なく
とも一つ(例えば便所2)は建物躯体を構成する構造壁
(例えば、外壁101,間仕切り壁102・103)
と、取り外し可能あるいは移動して配置可能な間仕切り
壁(例えば開口壁7)とにより囲まれていることを特徴
とする。
【0006】請求項1記載の住宅にあっては、前記将来
的に寝室なる部屋5が、浴室3に隣接する洗面所4と便
所2とのうちのいずれか一方(例えば洗面所4)と隣接
し、前記部屋5、便所2、洗面所4及び浴室3のうち少
なくとも一つ(例えば便所2)は建物躯体を構成する構
造壁101,102,103と、取り外し可能あるいは
移動して配置可能な間仕切り壁7とにより囲まれている
ので、リフォーム時に前記間仕切り壁7を取り外した
り、移動して配置するだけで、建物躯体を構成する構造
壁を変更する等の大がかりな作業を必要とせず、前記部
屋5、便所2、洗面所4及び浴室3のうち少なくとも一
つの領域を大きくしたり、その出入り(例えば便所2の
出入り)を容易に行う構造とすることができる。つま
り、居住者が将来、車椅子で生活する障害者、虚弱者に
なった場合でも、それに対応して、車椅子が必要な居住
者が生活するために必要な部屋、便所、洗面所及び浴室
を繋ぐ動線が短く、前記部屋、便所、洗面所及び浴室の
うち少なくとも一つを、介護、介助者により介護、介助
可能なスペースを有する広さにすることができ、前記部
屋、便所、洗面所及び浴室のうち少なくとも一つを車椅
子で移動できるように容易に構築(リフォーム)するこ
とができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の住
宅において、例えば、図1に示すように、前記部屋(例
えば和室5)には出入口(例えば開口部111a)が設
けられ、この出入口111aの両側縁部は、建物躯体を
構成する構造壁(例えば構造壁部113)と、該構造壁
113から離間して配置され着脱可能な間仕切り壁(例
えば可変壁部7B)とで形成されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の住宅にあっては、浴室3、
洗面所4または便所2に隣接して配置され将来的に寝室
となる部屋5の出入口111aの両側縁部は、建物躯体
を構成する構造壁113と、該構造壁113から離間し
て配置され着脱可能な間仕切り壁7Bとで形成されてい
るで、前記間仕切り壁7Bを取り外すだけで出入口11
1aの大きく、具体的には車椅子での通行が可能な部屋
5を容易に構築することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の住
宅において、例えば、図1に示すように、前記出入口
(例えば開口部111a)を開閉する引戸115が設け
られ、前記構造壁(例えば構造壁部113)とで出入口
111aの両側縁部を形成する前記間仕切り壁(例えば
可変壁部7B)は、前記出入口111aの一方の側縁部
を形成する位置から取り外して、前記引戸115の側端
面に接合可能に形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の住宅にあっては、必要に応
じて、前記間仕切り壁7Bを前記出入口118の一方の
側縁部を形成する位置から取り外して、前記引戸115
の側端面に接合することで、容易に前記出入口111a
を拡幅することができるととともに、拡幅された出入口
111aを遮蔽する引戸115を容易に設置することが
できる。つまり、拡幅された出入口111aに対応した
別の引戸を用意する必要がなく、施工コストの低廉化を
図ることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、例えば、図7及び
図9に示すように、浴室3Bに隣接して配置された洗面
所4Bと、前記浴室3B及び洗面所4Bのうちいずれか
に隣接して配置された便所2Bと、前記浴室3B、洗面
所4Bまたは便所2Bに近接配置された将来的に寝室と
なる部屋5Bと、前記浴室3B、洗面所4Bまたは便所
2Bと前記部屋5Bとを連絡する廊下(例えば寝室内廊
下51)を備え、前記廊下51は、前記浴室3B、洗面
所4Bまたは便所2Bと前記部屋5Bとの間に配置され
るとともに、建物躯体を構成する構造壁(例えば、間仕
切り壁150の一部分)と、該構造壁150に対し所定
間隔を空けて対向配置され、前記構造壁150に対して
離間移動して設置可能な間仕切り壁(例えば可変間仕切
り壁7F)とで仕切られていることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の住宅にあっては、前記浴室
3B、洗面所4Bまたは便所2Bと前記部屋5Bとを連
絡する廊下51が、前記浴室3B、洗面所4Bまたは便
所2Bと部屋5Bとの間に配置される構造壁150と、
前記構造壁150に対して離間移動して設置可能な間仕
切り壁7Fとで仕切られているので、リフォーム時に前
記間仕切り壁7Fを前記構造壁150に対して離間移動
して設置するだけで前記廊下51の幅を容易に広くする
ことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の住
宅において、例えば、図4及び図5に示すように、前記
構造壁(例えば間仕切り壁133,外壁134,入り口
側壁部135)と前記間仕切り壁(例えば可変間仕切り
壁7D)とにより囲まれている前記便所、洗面所、浴室
及び部屋のうち少なくとも一つは便所2Aであり、この
便所2Aに隣接して収納室(例えば収納部36)が形成
され、前記間仕切り壁7Dは、前記便所2Aと収納室3
6とを仕切るとともに、前記収納室36側に平行移動可
能に設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の住宅にあっては、隣接して
配置された便所2A及び収納室36は、収納室36側に
平行移動可能な前記間仕切り壁7Dにより仕切られてい
るので、間仕切り壁7Dを収納室36側に移動して設置
し、前記便所2Aの領域を大きくすることができる。こ
れにより居住者が便所2Aを利用する際に介助が必要な
場合でも、便所2A内において介助者が介助可能なスペ
ースを確保することができる。また、車椅子で便所内に
入り該便所内において車椅子から便器へ移動することが
できる。
【0015】請求項6記載の発明は、例えば図14に示
すように、浴室3Eに隣接して配置された洗面所4E
と、前記浴室3E及び洗面所4Eのうち何れか1つに隣
接して配置された便所2Eとを有する住宅において、こ
れら便所2E、洗面所4Eは少なくとも三方が建物躯体
を構成する構造壁(例えば外壁220,間仕切り壁22
1・222)に囲まれた領域内に配置されるとともに、
便所2Eと洗面所4Eは取り外し可能な間仕切り壁(例
えば可変間仕切り壁7K)により仕切られていることを
特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、便所2Eと
洗面所4Eとを仕切る間仕切り壁7Kを取り外すだけ
で、容易に前記便所2E及び洗面所4E内の領域を広く
することができる。すなわち、居住者が将来、車椅子で
生活する障害者、虚弱者になり便所2Eや洗面所4Eを
利用する際に介助が必要な場合でも、手間やコストがか
からない簡単なリフォームで前記便所2E及び洗面所4
Eの領域内での介助スペースを確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る住宅の実施
の形態例を図面に基づいて説明する。なお、各図におい
て太線で示される壁部分は建物躯体を支持する構造壁と
しての壁を表している。 [第1の実施の形態]図1に示す間取りを有する住宅1
は、居住者が将来、高齢時において虚弱になったり障害
が生じたりして車椅子での生活を行う必要が生じた際
に、住宅内での通路、便所、洗面所など、介助が必要な
広さに容易にリフォームできるように予め構築されたも
のである。図1に示す住宅1は平面視略正方形状の敷地
11内に該敷地の一側辺に沿って設けられた駐車スペー
ス11aに並んで構築され、住宅1の玄関12側を正面
側とすると、敷地11内において駐車スペース11aの
左側に配置されている。
【0018】この住宅1の間取りでは、玄関12の奥側
に隣接してキッチン13が配置され、玄関12及びキッ
チン13の左側に、該玄関12及びキッチン13に隣接
してリビング14aダイニング14bのそれぞれが連通
した状態で配置されている。なお、玄関12の正面側、
つまり屋外には、玄関ポーチ15が配置されており、こ
の玄関ポーチ15の正面側には、ポーチ16が配置さ
れ、このポーチ16は、道接する敷地11の正面側の側
辺部11bに接するように配置され、門扉17aを備え
た外構17に連続するように設けられている。
【0019】リビング14aと連通して設けられたダイ
ニング14bには、上階に至る折り返し階段181を構
成する下階段18aと、収納部18bを備えた階段室1
8が配置され、この階段室18の左側に隣接して、便所
2が配置されている。便所2の左側に隣接して、浴室3
が配置され、浴室3の正面側には、該浴室3に隣接して
洗面所4が配置されている。
【0020】便所2は、住宅1の背面側の外壁101
と、浴室3とを仕切る間仕切り壁102と、間仕切り壁
102と対向して配置されるとともに便所2と階段室1
8とを仕切る間仕切り壁103と、間仕切り壁102・
103の先端部に亘って配置された開口部7aを有する
開口壁7とで四方を囲まれた状態で形成されている。な
お、外壁101及び間仕切り壁102,103はそれぞ
れ住宅1の躯体を支持する構造壁である。
【0021】開口壁7は、壁本体と、便所2の出入り口
となる開口部7aとともに、該開口部7aを閉塞可能な
片開きドア7bを有する。また、この開口壁7は着脱可
能に形成されている。浴室3と洗面所4とは間仕切り壁
105に仕切られ、この間仕切り壁105は建物の耐力
壁となっている構成壁部105aと、該構成壁部105
aと同一直線上に配置され、該構成壁部105aに連続
する間仕切り壁部7Aとから構成されている。なお、間
仕切り壁部7Aは上下方向に長尺な板状に形成されてい
るとともに、洗面所4と浴室3との往き来を可能とする
開口部7cの一側縁部を形成し、この開口部7cには開
閉する浴室用の折り畳みドアが取り付けられている。
【0022】また、洗面所4の右側に隣接して、引違い
ドア20で仕切られた便所前廊下部21が配置されてい
る。これら洗面除4及び便所前廊下部21の正面側に隣
接して、将来的に介護用の寝室となる和室5が配置され
ている。和室5は畳敷きの部屋であり、住宅1の左側の
外壁110と、該外壁110と直交し互いに平行に配置
された奥側間仕切り壁111及び間口側間仕切り壁11
2と、外壁110と平行に配置され、奥行側及び間口側
間仕切り壁111,112のそれぞれと直交しかつ隣り
合うとともにリビング14aとを仕切るリビング側間仕
切り壁119とで囲まれている。なお、リビング側間仕
切り壁119にはリビング14aと往き来可能な開口部
119aを有する。
【0023】奥側間仕切り壁111は、便所前廊下部2
1に連通し、和室5の出入口となる開口部111aが形
成されるように所定間隔を空けて一直線上に並べた状態
で配置された第1壁部113と第2壁部114とを有す
る。第1壁部113は和室5と洗面所4とを仕切る構造
壁である。また、第2壁部114は基端部がリビング側
間仕切り壁119に直交して接続され、和室側の内壁面
に、開口部111aを閉塞可能な引戸115が収納され
る切欠部114aが形成された構造壁部分114bと、
構造壁部分114bの開口部111a側の先端部に着脱
可能に取り付けられた可変壁部7B等とを有し、構築時
では、この可変壁部7Bと第1壁部113とで開口部1
11aの両側縁部を形成している。なお、この可変壁部
7Bの上下方向の長さをここでは引戸115の上下方向
の長さと略同一のものとして形成している。
【0024】切欠部114aは、可変壁部7Bの横幅
(図1(b)で示す長さA)と引戸115の横幅(同図
で示す長さB)とを合わせた長さ分(図1(b)で示す
長さC)、構造壁部分114bの可変壁部7Bとの接合
端面から基端部側に形成されている。また、第2壁部1
14は切欠部114aを有することで、開口部側より基
端部側の厚みの方が厚く形成されてなり、この基端部側
の厚みは、引戸115の厚みと先端部側の厚みとを合わ
せた厚みと略等しい厚みとなっている。また、第2壁部
114において和室5側の面には、切欠部114a内に
収納される引戸115が開口縁部から離間するのを防止
するストッパ117が取り付けられている。なお、切欠
部114aを上下で区画する部位と、この部位の延長線
上で且つ開口部の上下縁部近傍に位置する部位には、引
戸を切欠部114a部分に円滑に案内するガイドレール
が配置されている。
【0025】そして、和室5の間口側間仕切り壁112
には、引違い戸118aが取り付けられた開口部118
が設けられ、この開口部118を介して、和室5の間口
側に隣接する縁側部22に出入り可能となっている。縁
側部22は住宅1の正面側の外壁120に沿って、右側
に延在し、リビング14aの正面側に配置されるととも
にリビング14aに連通している。外壁120には、引
違い窓121aが取り付けられた開口部121が形成さ
れ、この開口部121を介して、屋外で正面側の外壁1
20に隣接配置されたテラス24に往き来自在となって
いる。
【0026】構築された住宅では、居住者が高齢時に虚
弱になったり、あるいは障害が生じたりして車椅子での
生活が必要となった場合、車椅子での生活に対応するよ
うに、寝室と便所、浴室及び洗面所などサニタリー室と
の距離が近く、さらに、これら部屋間の移動を車椅子で
移動できるように、リフォームする必要が生じる。この
際、虚弱や障害の進度などを考慮すると、その施工期間
は極力短いほうが好ましい。
【0027】上記住宅1によれば、構築時に予め、将来
的に寝室となる和室5を便所2、浴室3及び洗面所4等
のサニタリー設備を有する部屋、ここでは洗面所4に隣
接して配置し、便所2や浴室3及び和室5の入り口を構
成する壁部(具体的には開口壁7、間仕切り壁部7A、
奧側間仕切り壁111、間仕切り壁105)が、可変可
能な間仕切り壁7、149、間仕切り壁部7A,可変壁
部7Bを有するので、リフォーム時に、和室5の内部を
畳敷きに換えてフローリング張りにし、便所2の出入口
を形成する開口壁7、浴室の出入口を形成する間仕切り
壁部7A、和室5の出入口を形成する可変壁部7Bを外
すことで、図2(a)に示すように、これらの出入口
(開口部7a,7c,11a部分)を広くして、車椅子
での通行を容易に行う間取りとすることができる。な
お、和室5の出入口の構築時の幅を例えば910mm、
可変壁部7Bを外したリフォーム後の開口幅を例えば、
1000mmとする。
【0028】特に、和室5の可変壁部7Bは、図2
(b)に示すように、構造壁部分114bから取り外し
た後、引戸115の一側端部115aに固定する(図3
参照)ことで、和室5の開口部111aを容易に拡幅で
きることに加えて、その拡幅された開口部111aを閉
塞するに十分な幅の引戸115Aを形成することができ
る。その際、構造壁部分114bの和室側の壁面に取り
付けられたストッパ117(図1(b)参照)を外すこ
とで、引戸115Aをリビング側間仕切り壁119側に
引き、切欠部114a内に完全に収容することができる
ので、拡幅された開口部111aを完全に開放すること
ができる。さらに、リフォーム後、和室5を寝室として
もこの寝室は、浴室3に隣接する洗面所4と隣接して配
置されているので、洗面所4は勿論のこと浴室3、便所
2への動線が短く、これらを利用する居住者の移動を容
易とすることができる。
【0029】[第2の実施の形態]図4(a)に示す住
宅1Aでは、玄関30が住宅1A正面の略中央部に配置
され、この玄関30の奧側に、上階に至る階段31が配
置された玄関ホール32、キッチン33が並んで配置さ
れている。また、これら玄関30、玄関ホール32及び
キッチン33の左側には部屋35が配置され、右側に
は、洗面所4A、浴室3A及び便所2A等のサニタリー
室と、該サニタリー室の正面側で該サニタリー室(この
実施の形態では便所2A及び洗面所4A)に隣接すると
ともに収納部36を備える和室5Aが配置されている。
洗面所4Aはキッチン33の右側で該キッチン33に隣
接配置されており、正面側の端部で和室5Aと隣接して
いる。この正面側端部に配置された引違い戸34を介し
て和室5と往き来自在となっている。また、洗面所4A
の右側に浴室3Aが隣接配置されている。浴室3Aの正
面側には、浴室3Aに隣接するとともに洗面所4Aとも
隣接する便所2Aが配置されている。
【0030】便所2Aは洗面所4Aからドア130が取
り付けられた開口部(出入口)131を介して往き来自
在に設けられている。便所2Aは、該便所2Aと浴室3
Aとを仕切る構造壁である間仕切り壁133と、住宅1
Aの右側の外壁134、出入口としての開口部135a
を有する入り口側壁部135と、便所2Aと収納部36
とを仕切るとともに間仕切り壁133に対して平行に離
間する方向に移動可能に配置された可変間仕切り壁7D
とから囲まれることで形成されている。可変間仕切り壁
7Dは、収納部36を鉛直平面で塞ぐ矩形板状をなし、
図5に示すように和室5Aの収納部36内を収納部36
の前後方向に移動自在に取り付けられ、収納部36の背
板として機能する。
【0031】つまり、収納部36の上面36aには、前
後方向に延在するレール部36bが取り付けられ、可変
間仕切り壁7Dの上端面7cには、レール部36bに沿
って摺動する摺動部材7dが取り付けられている。摺動
部材7dはレール部36b内の所定位置で固定可能に構
成されるものであり、例えば、可変間仕切り壁7の上端
面7cから上下方向にそれぞれ突出度合いを調整可能に
取り付けられたボルトであり、このボルトを緩める、つ
まり突出度合いを小さくすることで可変間仕切り壁7D
をレール部36bに沿って所定の位置に移動し、所定の
位置で突出度合いを大きくすることでレール部36bの
底面部を押圧して可変間仕切り壁7Dを固定する構成な
どが挙げられる。なお、この収納部36は和室5A側か
ら使用するものであり、和室5Aに連通する開口部を有
し、この開口部には引違い戸が取り付けらている。
【0032】このように、便所2Aを区画する一方の側
壁が可変間仕切り壁7Dであるので、図4(b)及び図
5に示すように、リフォーム時に可変間仕切り壁7Dを
便所2Aに対して後退させることで便所2A内の領域を
大きくすることができる。したがって、車椅子や介助、
介護が必要な居住者が便所2Aを使用する際、これに対
応して、可変間仕切り壁7Dを移動させるだけで、介護
者や介助者が介助できるスペースを確保した便所2Aを
容易に構築することができる。なお、便所2A内領域を
広くする必要がなくなった際、つまり、居住者の障害が
直る等して車椅子や介助者及び介護者の介助、介護が必
要なくなった際には、可変間仕切り壁7Dを元の位置に
戻すことでこれに対応することができる。さらに、リフ
ォーム後、和室5Aを寝室としてもこの寝室は、洗面所
4Aと隣接して配置されているので、洗面所4Aは勿論
のこと浴室3A、便所2Aへの動線が短く、これらを利
用する居住者の移動を容易とすることができる。
【0033】[第3の実施の形態]図6〜図9に第3の
実施の形態の住宅を示す。この住宅は図6に示すよう
に、背面側の略中央部に玄関40が配置された2階建て
の住宅である。住宅1Bは、図7の1階の間取り図に示
すように、平面視矩形状の敷地11B内の略中央部に構
築され、住宅1Bの左側には、敷地11B内において左
側の側辺部11eに沿って且つ敷地11Bの背面側の側
辺部11fから前方に延在する駐車スペース41が配置
されている。また、住宅1Bは、略中央部に配置された
階段42を中心に、玄関ホール40a、玄関ホール40
aの右側に隣接して配置されたキッチン43、キッチン
43の正面側に隣接して配置されたダイニング44、ダ
イニング44に隣接するとともに階段42に接続された
リビング45、リビング45の左側に隣接配置された寝
室5B、寝室5Bの背面側に配置されたサニタリー設備
を有する部屋等とを有する。なお、ダイニングの上部は
吹き抜けとなっている(図8参照)。
【0034】サニタリー設備を有する部屋としては、玄
関40の左側に隣接した洗面所4Bと、洗面所4Bの左
側に隣接して配置された浴室3B、浴室3Bの正面側に
隣接配置され、寝室5Bと隣接する便所2B、便所2B
の右側で且つ洗面所4Bの正面側に配置された廊下部4
7などである。なお、廊下部47は玄関ホール40aの
左側に配置され該玄関ホール40aと連通しており、玄
関40から便所2B、洗面所4B、さらに洗面所4Bを
介して浴室3B、また、寝室内廊下51を介して寝室空
間52にそれぞれ往き来自在となっている。
【0035】洗面所4Bは、住宅1Bの背面側外壁14
0、玄関40とを仕切る間仕切り壁141、浴室3Bと
を仕切る間仕切り壁142、出入口となる開口部143
aが形成され背面側外壁140と平行に配置されるとと
もに廊下部47とを仕切る開口壁部143とに囲まれ、
これら壁140,141はそれぞれ住宅1B躯体を支持
する構造壁である。また、開口壁部143は図示省略し
ているが、構造壁部分と該構造壁部分の開口側の側端面
に取り付けられ、着脱可能な間仕切り壁部とからなり、
この間仕切り壁部と間仕切り壁141とで洗面所4Bの
出入口である開口部143aを形成している。この構造
については第1の実施の形態における奧側間仕切り壁1
11と同様に構成されており、必要に応じて間仕切り壁
部を外し、開口部143aを開閉する引戸の側端面に取
り付けられることで、洗面所4Bの出入口を拡幅するこ
とができるものである。
【0036】浴室3Bは背面側外壁140、住宅の左側
外壁145、間仕切り壁142、開口壁部143の構造
壁部分により囲まれることで形成されている。また、浴
室3Bの入り口となる開口部が設けられた間仕切り壁1
42には、開口部の一方の側縁部を構成する壁部分が着
脱可能な可変壁で形成され、必要に応じて取り外し、出
入口となる開口部を広くできるようになっている。便所
2Bは、住宅の左側外壁145、開口壁部143の便所
2Bと浴室3Bとを仕切る構造壁部分、便所2Bと寝室
5Bとを仕切る間仕切り壁147と、片開きドア148
が取り付けられた開口部(便所の出入口)149aを有
するとともに着脱自在な間仕切り壁149とで囲まれて
いる。
【0037】寝室5Bは、左側の外壁145と、間仕切
り壁147と、階段42及びリビング45とを仕切る間
仕切り壁150と、正面側に配置され開口部151aが
設けられた正面側の間仕切り壁151とで平面視矩形状
に囲まれてなり、その内部に寝室空間52、収納部5
3、及び寝室内廊下51を有する。
【0038】間仕切り壁147は、図9(a)に示すよ
うに、便所2と収納部53とを仕切る構造壁部152
と、構造壁部152の先端部に該構造壁部152と同一
直線上に接続される第1調整壁部7Eとを有する。この
第1調整壁部7Eは構造壁部152に着脱可能に取り付
けられたものであり、先端部には、間仕切り壁150の
うち便所2B、浴室3B、洗面所4B等と寝室空間52
との間の部分に対して平行に、所定間隔を空けて配置さ
れるとともに、着脱可能な可変間仕切り壁7Fの一端部
が直交するように接続されている。
【0039】可変間仕切り壁7Fは収納部53と寝室内
廊下51とを仕切るものであり、この可変間仕切り壁7
Fの他端部は、寝室5B内において収納部53と寝室空
間52とを仕切る寝室内間仕切り壁154に接合されて
いる。この寝室内間仕切り壁154は、間仕切り壁14
7に対して平行に離間して配置され、寝室空間52と寝
室内廊下51とを連通させる開口部58が設けられてい
る。
【0040】この開口部58は、寝室空間52の出入り
口であり、寝室内間仕切り壁154に沿って摺動自在に
取り付けられた引戸56により開閉可能となっている。
寝室内間仕切り壁154は、住宅1Bを支持するととも
に基端部が外壁145に接合された構造壁部156と、
該構造壁部156の先端部に該構造壁部156と同一直
線上に接続されるとともに、第1調整壁部7Eと同形状
の第2調整壁部7Gとを有し、この第2調整壁部7G
は、第1調整壁部7Eに対向配置された状態となってお
り、第1調整壁部7Eと同様、構造壁部156に対して
着脱可能に取り付けられている。
【0041】この第2調整壁部7Gの先端部に可変間仕
切り壁7Fの他端部が直交するように接続されている。
なお、可変間仕切り壁7Fと、上述した間仕切り壁15
0との間の長さ、つまり室内廊下51の幅はここでは、
910mmとしている。寝室内間仕切り壁154におい
て、構造壁部156は、基端部側を構成する肉厚部と、
肉厚部の収納部側の面と面一の面を有するとともに肉厚
部より厚みが薄い肉薄部とを有し、第2調整壁部7Gは
肉薄部と同じ厚さで形成され、肉薄部に連続して設けら
れたものとなっている。この肉厚部、肉薄部及び第2調
整壁部7Gとで寝室内間仕切り壁154の寝室側壁面
に、引戸56を収納するために設けられた切欠部159
を形成している。なお、この第2調整壁部7gの上下方
向の長さは、ここでは引戸56の上下方向の長さと略同
一のものとしている。
【0042】なお、この寝室内間仕切り壁154の構成
は、上述した奧側間仕切り壁111の構造とほぼ同様で
ある。すなわち、切り欠かれた部位159の少なくとも
上面には、引戸を吊った状態で支持して案内する図示し
ないレールが配設されている。引戸56の上面には、レ
ール内に摺動可能に係止される係止部材が取り付けら
れ、この係止部材を介してレールに沿って摺動自在とな
っている。また、この引戸の厚さは、第2調整壁の厚み
と略同一の厚みで形成されている。また、肉薄部の横幅
は、第2調整壁の横幅と引戸の横幅とを合わせた長さと
なるように形成され、肉薄部の室内空間側の内壁面に
は、引戸を収納部に収納させる際に、引戸の一側端面に
当接して該引戸を所定の位置で止めるストッパー(図示
しない)が取り付けられている。
【0043】寝室5Bの正面側に配置された間仕切り壁
151は、寝室5Bと寝室5Bの正面側に配置された縁
側部60とを仕切る。またこの間仕切り壁151に形成
された開口部は約2mの横幅のものであり、引違い戸が
取り付けられた建物の構造壁である。縁側部60は右側
でリビング45に連通するとともに、住宅1Bの正面側
の外壁162に取り付けられた開閉自在の窓を介して濡
れ縁61に往き来可能となっている。
【0044】また、この住宅1Bでは、図8に示すよう
に、2階部分に、下階に至る階段42の上部分、正面側
の外壁162の外面に沿って取り付けられたバルコニー
63、3つの寝室64,65,66、便所67、書斎6
8等を備える。
【0045】このように構築された住宅1Bによれば、
生活の為に必要な空間を広くする必要がある場合、つま
り、高齢時などにおいて虚弱や障害が生じ、車椅子での
生活する場合、1階の便所2Bの間仕切り壁149を取
り外し、扉の大きな間仕切り壁を取り付けたり、図9
(b)に示すように、第1及び第2調整壁部7E,7G
を外し、間仕切り壁147及び寝室内間仕切り壁154
のそれぞれの構造壁部152,156の先端部に、可変
間仕切り壁7Fを接合させるだけで、便所2の入り口
や、寝室内廊下51の幅を広くして車椅子での移動を容
易に行える間取りとすることができる。また、外された
第2調整壁部7Gは、第1実施の形態と同様に引戸56
の厚みと同じ厚みで構成すれば、引戸56の一側端面に
取り付けて、可変間仕切り壁7Fの移動により拡幅され
た開口部58を好適に塞ぐ引戸を、別の引戸を用意する
ことなく容易に且つ安価に形成することができる。な
お、寝室内廊下51の構築時の幅を例えば910mm、
可変間仕切り壁7Fを外したリフォーム後の開口幅を例
えば、1000mmとする。
【0046】[第4の実施の形態]図10〜図12に第
4の実施の形態の住宅を示す。図10及び図11に示す
住宅1Cは、敷地11C内の略中央部に構築された2階
建てのものであり、敷地11Cにおいて接道する側辺部
側を正面とすると、敷地11C内では、右側の側辺部1
1hに沿って、駐車スペース70が設けられている。
【0047】この住宅1Cでは、正面中央部に玄関71
が配置され、玄関71の奧側に上階に至る階段室72が
配置されており、玄関71の玄関ホール71aを介して
往き来自在となっている。なお、玄関71の玄関土間7
1bの奥行は畳一畳分の910mmとなっている。玄関
71の右側には、該玄関71に隣接してリビングダイニ
ング73が配置され、リビングダイニング73の奧側に
は該リビングダイニング73から往き来自在なキッチン
74が配置されている。キッチン74は階段室72の階
段の上り口の右側に位置し、上り口を構成する階段下廊
下部72aから往き来可能となっている。
【0048】また、玄関71の左側には該玄関71に隣
接するとともに玄関71の左側壁を構成する構造壁(以
下、玄関左側壁部という)180により仕切られた和室
5Cが配置されている。和室5Cは、正面側に該和室5
Cに隣接して縁側部76が配置されているとともに、奧
側には和室5Cに隣接して便所2C及び便所前廊下部7
7が配置され、便所2Cの奧側には該便所2Cに隣接し
て浴室3Cが配置され、浴室3Cの右側に且つ廊下部7
7の奧側には洗面所4Cが配置されている。便所2C、
廊下部77、浴室3C及び洗面所4Cはそれぞれ建物の
構造壁である間仕切り壁190、192,193,19
4により仕切られている。
【0049】和室5Cは、住宅1Cの左側の外壁196
と、正面側で縁側部76とを仕切る間仕切り壁197
と、玄関左側壁部180と、便所2とを仕切る壁部分を
含む奧側の間仕切り壁部199とで囲まれている。間仕
切り壁部199には廊下部77から和室5に連通すると
ともに引戸79により開閉する開口部(出入口)80が
設けられ、この開口部80の両側は、便所2Cとを仕切
る左構造壁部200と、該左構造壁部200と同一直線
上に所定間隔を空けて配置され、着脱可能な可変間仕切
り壁部7H等とにより構成されている。可変間仕切り壁
7Hは、引戸79と略同じ厚み及び高さで構成されてい
るとともに、左構造壁部200と略同一直線上に配置さ
れ、基端部が玄関左側壁部180に直交して接続された
右構造壁部201に接続されている。右構造壁部201
は、和室5C側の面に切欠部202が形成され、この切
欠部202に引戸79を収納自在となっている。このよ
うな間仕切り壁部199の構造は、上述した第1の実施
の形態の奧側間仕切り壁111と同様に構成されたもの
である。つまり、切欠部分の上方に位置する部位には、
開口部上面を形成する壁体の下端面に連続するととも
に、引戸に取り付けられた係止部材を係止させることで
引戸を吊った状態で移動可能に支持するレール部が設け
られている。
【0050】なお、この住宅1Cの2階部分では、図1
1に示すように、正面側の外壁にバルコニー81が取り
付けられており、屋内において、階段72に隣接して右
側に便所82、書斎83が配置され、書斎83の正面側
には、1階のダイニング上方に位置する吹き抜け空間8
4が形成されている。この吹き抜け空間84の正面側に
は子供部屋85が配置され、子供部屋85の左側に順
に、書斎86、該書斎86と連通する寝室87が配置さ
れている。さらにこの寝室87の背面側に隣接して第2
子供部屋88が配置されている。
【0051】このように構成された住宅1Cによれば、
居住者が高齢時などにおいて虚弱、障害が生じ、生活に
おいて一時的にでも車椅子が必要となり、介護あるいは
介助が必要となった場合でも、便所2Cに隣接する1階
部分の和室5Cを介護用の寝室とするとともに、図12
に示すように、和室5Cの奧側の間仕切り壁部199を
構成する可変間仕切り壁7Hを取り外して、開口部80
の幅を拡幅するとともに、取り外した可変間仕切り壁7
Hを開口部80を開閉する引戸79の一側端面に、該引
戸79の移動方向と同一の方向に延在するように固定す
ることで、拡幅された開口部80を覆う引戸を形成する
ことができる。つまり、便所2C、浴室3C及び洗面所
4Cへの動線が短いとともに開口部80が広く、車椅子
での移動や介助者や介護者を伴った移動の容易な寝室を
短期間で簡単に施工することができる。なお、和室5C
の出入口となる開口部80の構築時の幅を例えば910
mm、可変壁部7Bを外したリフォーム後の開口幅を例
えば、1000mmとする。さらに、リフォーム後、和
室5Cを寝室としてもこの寝室は、浴室3Cに隣接する
便所2Cと隣接して配置されているので、便所2Cへの
動線が短いのは勿論のこと浴室3C、洗面所4Cへの動
線も短く、これらを利用する居住者の移動を容易とする
ことができる。
【0052】[第5の実施の形態]図13に第5の実施
の形態の住宅を示す。図13(a)の間取りで示すよう
に、住宅1Dは、玄関90と、玄関90を挟んで配置さ
れたサニタリー設備を有する部屋とリビングダイニング
となる部屋92と、キッチン93、第1の和室94及び
第2の和室95等とを備える。サニタリー設備を有する
部屋は、便所2D、洗面所4D及び浴室3Dなどとを有
し、便所2D及び洗面所4Dは四方を構造壁で囲まれた
同一の領域内に配置されてなり、取り外し自在な可変間
仕切り壁7Jにより仕切られている。詳細には便所2D
は、キッチン93と便所2Dを仕切る間仕切り壁205
と、該間仕切り壁205に直交して配置された住宅の外
壁206と、可変間仕切り壁7Jと、玄関ホール90a
を含む玄関90とを仕切る間仕切り壁207とで囲ま
れ、間仕切り壁207には玄関ホール90aから便所2
Dに出入り可能であるとともに片開き戸208により開
閉可能な開口部(出入口)209が形成されている。
【0053】また、洗面所4Dは、可変間仕切り壁7J
と、該可変間仕切り壁7Jと直交する外壁206と、可
変間仕切り壁7Jと対向配置され浴室3Dとを仕切る間
仕切り壁210と、間仕切り壁207とで囲まれてお
り、間仕切り壁207には、玄関ホール90aから洗面
所4Dに連通する開口部(出入口)211が形成され、
この開口部211は、片開きドア212により開閉自在
となっている。これら便所2D及び洗面所4Dのそれぞ
れの開口部209,211は、間仕切り壁207におい
て形成された大開口部を可変間仕切り壁7Jにより仕切
られることで形成されている。なお浴室3Dは洗面所4
と往き来可能となっている。
【0054】このように構築された住宅1Dによれば、
将来的に、居住者が車椅子を利用した生活を行う場合で
も、図13(b)で示すように、便所2Dと洗面所4D
とを仕切る間仕切り壁7Jを取り外すだけで、便所2D
及び洗面所4Dの領域を広くすることができる。また、
可変間仕切り壁7Jを取り外すことで、間仕切り壁20
7において可変間仕切り壁7Jにより仕切られていた便
所2D及び洗面所4Dの開口部209,211が一体と
なる。そして、間仕切り壁207において、一体となっ
た開口部209及び211に片引戸ユニット250を取
り付け、便所2及び洗面所4Dと玄関90の玄関ホール
90aとを間仕切りする。
【0055】この片引戸ユニット250は、一端面が間
仕切り壁205に接続されるとともに、表裏面が間仕切
り壁207の表裏面と略面一である間仕切り壁253
と、該間仕切り壁253の裏面側、詳細には便所2D及
び洗面所4D側の側面側に沿って移動自在な片引戸25
2と、間仕切り壁253の裏面側に設けられ片引戸25
2を収納可能な戸袋部251とを備える。片引戸252
は、間仕切り壁253の他端部と間仕切り壁207の一
端部との間に形成された開口部を閉塞可能に設けられ、
前記開口部は車椅子での通行が可能な幅であるととも
に、部屋92の開口部に対向した位置に形成されてい
る。これにより部屋92から便所2D及び洗面所4Dへ
の移動は玄関90の玄関ホール90aを横切って直線的
に移動できるようになっている。よって部屋92から、
便所2D及び洗面所4D、さらには洗面所4Dを介して
浴室3D等のサニタリ設備を有する各部屋への動線が短
く、その移動が容易となっている。また、車椅子を使用
する居住者は介助者や介護者を伴った移動を行うことが
できる。
【0056】また、車椅子を用いて使用できる便所2D
及び洗面所4Dとが一体となった部屋は片引戸ユニット
250により玄関ホール90aと仕切られるので、便所
2D及び洗面所4Dを、居住者、特に高齢虚弱になった
居住者が使用する場合にも、使用者のプライバシー確保
することができる。さらに、玄関ホール90aを挟ん
で、便所2D及び洗面所4Dと、寝室となる部屋92と
が配置されているので、高齢虚弱者になった際に、部屋
92を寝室として利用し、この部屋92から便所2D及
び洗面所4D、浴室3や屋外への移動が容易となり生活
に不自由しない。
【0057】上記構成では、取り外し可能な間仕切り壁
7Jを便所2Dと洗面所4Dとを仕切る間仕切り壁のみ
としたがこれに加えて、便所2D及び洗面所4Dの開口
部側の間仕切り壁207を可変間仕切り壁としてもよ
い。その一例を変形例として示す。
【0058】[変形例]図14(a)に示す住宅1Eで
は、便所2E、洗面所4E、浴室3Eが一列に並んで配
置されており、便所2E及び洗面所4Eは住宅1Eを支
持する構造壁である外壁220と、該外壁220から直
交して互いに平行で且つ離間して設けられた構造壁であ
る2つの間仕切り壁221,222と、前記外壁220
に対して離間して対向配置されるとともに両端部が2つ
の間仕切り壁221,222に接合された可変間仕切り
壁7Lとから囲まれている。可変間仕切り壁7Lは、可
変間仕切り壁7Kが直交した状態で接合され、便所2E
と洗面所4Eのそれぞれを区画する部位には、出入口で
ある開口部241,242が形成されている。また、可
変間仕切り壁7Lのそれぞれの開口縁部には、開口部2
42,242のそれぞれを開閉するための片開き戸24
1a,242aが取り付けられている。
【0059】2つの間仕切り壁221,222のうち洗
面所4と浴室とを仕切る間仕切り壁222には3連の引
違い窓を有する浴室ドア231が取り付けられた開口部
209が形成され、この開口部209を介して洗面所4
Eと浴室3Eとの往き来が自在となっている。なお、3
連の引違い窓を重ねて開口部209を開放した場合の横
幅は、車椅子が通過可能な幅であり、例えば約1000
mmの幅となっている。
【0060】このように構成された住宅によれば、居住
者が便所2Eや洗面所4Eなどを有するサニタリー室9
7において介助、介護が必要な状態となった場合、特に
車椅子を必要とした生活を行う場合でも、これに対応し
て、可変間仕切り壁7Kを取り外すことで、図14
(b)に示すように、便所2E及び洗面所4E内領域を
広くすることができるとともに、可変間仕切り壁7Lを
外し、車椅子225が通過可能な拡幅された開口部(出
入口)を有する間仕切り壁7Mを取り付けることで、車
椅子225での通行が可能なサニタリー室97を容易に
構築することができる。また、このとき、便器27の周
囲や、間仕切り壁221、可変間仕切り壁7Mのサニタ
リー側の壁面には手摺224を取り付ける。これにより
居住者は、サニタリー室97へ車椅子225で移動する
ことができるとともに、サニタリー室97内で便所2E
や洗面所4Eを使用する場合に、介助者スペースSが形
成されているので、介助者に介助されながら容易に使用
することができる。さらに、洗面所4Eから浴室3Eに
車椅子225で移動して、浴槽226を利用することが
できる。
【0061】このように本実施の形態の各住宅1,1
A,1B,1C,1D,1Eによれば、居住者が将来、
車椅子で生活する障害者、虚弱者になった場合でもそれ
に対応して、介助、介護が必要な居住者が車椅子を用い
て寝室(和室)、便所、洗面所、浴室などに短い動線で
容易に往き来可能で、かつそれぞれの部屋を好適に利用
できるように、短い施工期間、低コストで容易にリフォ
ームすることができる。
【0062】また、取り外しや移動して配置可能な間仕
切り壁(具体的には、間仕切り壁部7A、可変壁部7
B,可変間仕切り壁7D,調整壁部7E,可変間仕切り
壁7F,調整壁部7G,可変間仕切り壁7H,可変間仕
切り壁7J,7K,7L,7M等もそれぞれ上述した構
成と同様の構造の壁に設けられるものであれば、任意な
位置に設置可能であり、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る住宅によれば、リフォーム時に前記間仕切りを取り外
したり、移動して配置するだけで、建物躯体を構成する
構造壁を変更する等の大がかりな作業を必要とせず、前
記部屋、便所、洗面所及び浴室のうち少なくとも一つの
領域を大きくしたり、その出入りを容易に行う構造とす
ることができる。つまり、居住者が将来、車椅子で生活
する障害者、虚弱者になった場合でも、それに対応し
て、車椅子が必要な居住者が生活するために必要な部
屋、便所、洗面所及び浴室を繋ぐ動線が短く、前記部
屋、便所、洗面所及び浴室のうち少なくとも一つを、介
護、介助者により介護、介助可能なスペースを有する広
さにすることができ、前記部屋、便所、洗面所及び浴室
のうち少なくとも一つを車椅子で移動できるように容易
にリフォームすることができる。
【0064】請求項2記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、前記間仕切り壁を取り外すだけで出入口の大き
く、具体的には車椅子での通行が可能な部屋を容易に構
築することができる。
【0065】請求項3記載の発明に係る住宅によれば、
請求項2記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、必要に応じて、前記間仕切り壁を前記開口部の
一方の側縁部を形成する位置から取り外して、前記引戸
の側端面に接合することで、容易に前記開口部を拡幅す
ることができるととともに、拡幅された開口部を遮蔽す
る引戸を容易に設置することができる。つまり、拡幅さ
れた開口部に対応した別の引戸を用意する必要がなく、
施工コストの低廉化を図ることができる。
【0066】請求項4記載の発明に係る住宅によれば、
前記間仕切り壁を前記構造壁に対して離間移動して設置
するだけで幅の広い廊下に容易にリフォームすることが
できる。
【0067】請求項5記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、間仕切り壁を収納室側に移動して設置し、前記
便所の領域を大きくすることができ、居住者が便所を利
用する際に介助が必要な場合でも、便所内において介助
者が介助可能なスペースを確保することができる。ま
た、車椅子で便所内に入り該便所内において車椅子から
便器へ移動することができる。
【0068】請求項6記載の発明に係る住宅によれば、
便所と洗面所とを仕切る間仕切り壁を取り外すだけで、
容易に前記便所及び洗面所内の領域を広くすることがで
きる。すなわち、居住者が将来、車椅子で生活する障害
者、虚弱者になり便所や洗面所を利用する際に介助が必
要な場合でも、前記便所及び洗面所の領域内での介助ス
ペースを確保する住宅に容易にリフォームすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態の住宅を示
す図であり、(a)は住宅の1階平面図、(b)は
(a)で示す奥行側間仕切り壁の部分拡大図である。
【図2】図1に示す住宅のリフォーム後の状態を示す図
であり、(a)はリフォーム後の住宅の1階平面図、
(b)は(a)で示す奥行側間仕切り壁のリフォーム後
の部分拡大図である。
【図3】図2に示す、リフォーム後の引戸を示す図であ
る。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態の住宅を示
す図であり、(a)は構築時の住宅の1階平面図、
(b)は(a)においてリフォームされた部分のみを示
す間取り図である。
【図5】図4における可変間仕切り壁の取付構造を示す
概略斜視図である。
【図6】本発明に係る第3の実施の形態の住宅を示す図
であり、(a)は同住宅の正面図、(b)は背面図であ
る。
【図7】本発明に係る第3の実施の形態の住宅の1階の
間取りを示す平面図である。
【図8】同住宅の2階の間取りを示す平面図である。
【図9】図7に示す寝室内廊下部分の状態を示す図であ
り、(a)は構築時の状態を示す概略平面図であり、
(b)は拡幅された後の状態を示す概略平面図である。
【図10】本発明に係る第4の実施の形態の住宅の1階
の間取りを示す平面図である。
【図11】同住宅の2階の間取りを示す平面図である。
【図12】図10に示す間仕切り壁部のリフォーム前と
リフォーム五の状態を示す概略平面図である。
【図13】本発明に係る第5の実施の形態の住宅の1階
の間取りを示す図であり、(a)は構築時の平面図、
(b)はリフォーム後の平面図である。
【図14】本発明に係る変形例としての住宅の有する便
所、洗面所及び浴室を示す図であり、(a)は構築時に
おける部分平面図、(b)はリフォーム後における部分
平面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 住宅 2,2A,2B,2C,2D,2E 便所 3,3A,3B,3C,3D,3E 浴室 4,4A,4B,4C,4D,4E 洗面所 5,5A,5C 和室(将来的に寝室となる部屋) 5B 寝室(部屋) 7 開口壁(取り外し可能な間仕切り壁) 7A 間仕切り壁部(取り外し可能な間仕切り壁) 7B 可変壁部(取り外し可能な間仕切り壁) 7D 可変間仕切り壁(移動して設置可能な間仕切
り壁) 7E 第1調整壁部(取り外し可能な間仕切り壁) 7F 可変間仕切り壁(移動して設置可能な間仕切
り壁) 7G 第2調整壁部(取り外し可能な間仕切り壁) 7H,7J,7K,7L,7M 可変間仕切り壁
(取り外し可能な間仕切り壁) 149 間仕切り壁(取り外し可能な間仕切り壁)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室に隣接して配置された洗面所と、前
    記浴室及び洗面所のうちいずれかに隣接して配置された
    便所と、前記浴室、洗面所または便所に隣接して配置さ
    れた将来的に寝室となる部屋とを備え、 前記便所、洗面所、浴室及び部屋のうち少なくとも一つ
    は、建物躯体を構成する構造壁と、取り外し可能あるい
    は移動して配置可能な間仕切り壁とにより囲まれている
    ことを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、 前記部屋には出入口が設けられ、 この出入口の両側縁部は、建物躯体を構成する構造壁
    と、該構造壁から離間して配置され着脱可能な間仕切り
    壁とで形成されていることを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の住宅において、 前記出入口を開閉する引戸が設けられ、 前記構造壁とで出入口の両側縁部を形成する前記間仕切
    り壁は、前記出入口の一方の側縁部を形成する位置から
    取り外して、前記引戸の側端面に接合可能に形成されて
    いることを特徴とする住宅。
  4. 【請求項4】 浴室に隣接して配置された洗面所と、前
    記浴室及び洗面所のうちいずれかに隣接して配置された
    便所と、前記浴室、洗面所または便所に近接配置された
    将来的に寝室となる部屋と、前記浴室、洗面所または便
    所と前記部屋とを連絡する廊下を備え、 前記廊下は、前記浴室、洗面所または便所と前記部屋と
    の間に配置されるとともに建物躯体を構成する構造壁
    と、 該構造壁に対し所定間隔を空けて対向配置され、前記構
    造壁に対して離間移動して設置可能な間仕切り壁とで仕
    切られていることを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の住宅において、 前記構造壁と前記間仕切り壁とにより囲まれている前記
    便所、洗面所、浴室及び部屋のうち少なくとも一つは便
    所であり、 この便所に隣接して収納室が形成され、 前記間仕切り壁は、前記便所と収納室とを仕切るととも
    に、前記収納室側に平行移動可能に設けられていること
    を特徴とする住宅。
  6. 【請求項6】 浴室に隣接して配置された洗面所と、前
    記浴室及び洗面所のうち何れか1つに隣接して配置され
    た便所とを有する住宅において、 これら便所、洗面所は少なくとも三方が建物躯体を構成
    する構造壁に囲まれた領域内に配置されるとともに、便
    所と洗面所は取り外し可能な間仕切り壁により仕切られ
    ていることを特徴とする住宅。
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