JP2002026654A - 共振器 - Google Patents
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 素子Qの低下を抑え、周波数調整が可能であ
り、かつ小型低背化が可能な共振器を得る。 【解決手段】 共振器を用いた電圧制御発振器10は、
多層基板12を含む。多層基板12は、第1の接地導体
層14、第1の誘電体層16、ストリップライン層1
8、第2の誘電体層22、第2の接地導体層24、第3
の誘電体層26を含む。ストリップライン層18にスト
リップライン20を形成し、第3の誘電体層26にマイ
クロストリップライン28を形成する。スルーホールを
介して、ストリップライン20とマイクロストリップラ
イン28を接続し、共振器を形成する。第2の接地導体
層24のマイクロストリップライン28に対応する部分
を除去する。
り、かつ小型低背化が可能な共振器を得る。 【解決手段】 共振器を用いた電圧制御発振器10は、
多層基板12を含む。多層基板12は、第1の接地導体
層14、第1の誘電体層16、ストリップライン層1
8、第2の誘電体層22、第2の接地導体層24、第3
の誘電体層26を含む。ストリップライン層18にスト
リップライン20を形成し、第3の誘電体層26にマイ
クロストリップライン28を形成する。スルーホールを
介して、ストリップライン20とマイクロストリップラ
イン28を接続し、共振器を形成する。第2の接地導体
層24のマイクロストリップライン28に対応する部分
を除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は共振器に関し、特
にたとえば、電圧制御発振器などに用いられる共振器に
関する。
にたとえば、電圧制御発振器などに用いられる共振器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の共振器を用いた電圧制御
発振器の一例を示す図解図である。電圧制御発振器1
は、誘電体基板2を含む。誘電体基板2の裏面には、接
地導体層3が形成される。また、誘電体基板2の表面に
は、マイクロストリップライン4が形成され、誘電体基
板2と接地導体層3とマイクロストリップライン4とで
共振器が形成される。さらに、誘電体基板2の表面に
は、複数の電子部品5が実装される。これらの電子部品
5と共振器とで、電圧制御発振器1が構成される。この
ような共振器では、マイクロストリップライン4をカッ
トすることにより、周波数調整を行うことができる。
発振器の一例を示す図解図である。電圧制御発振器1
は、誘電体基板2を含む。誘電体基板2の裏面には、接
地導体層3が形成される。また、誘電体基板2の表面に
は、マイクロストリップライン4が形成され、誘電体基
板2と接地導体層3とマイクロストリップライン4とで
共振器が形成される。さらに、誘電体基板2の表面に
は、複数の電子部品5が実装される。これらの電子部品
5と共振器とで、電圧制御発振器1が構成される。この
ような共振器では、マイクロストリップライン4をカッ
トすることにより、周波数調整を行うことができる。
【0003】また、図6および図7に示すように、2つ
の接地導体層3と複数の誘電体層6とで形成された多層
基板を含み、2つの接地導体層3の間にストリップライ
ン7を形成したストリップライン層8を積層することに
より、接地導体3、誘電体層6およびストリップライン
7で共振器を形成することもできる。この場合、多層基
板の表面に実装された電子部品5で形成される回路とス
トリップライン7とが、スルーホール9を介して接続さ
れる。
の接地導体層3と複数の誘電体層6とで形成された多層
基板を含み、2つの接地導体層3の間にストリップライ
ン7を形成したストリップライン層8を積層することに
より、接地導体3、誘電体層6およびストリップライン
7で共振器を形成することもできる。この場合、多層基
板の表面に実装された電子部品5で形成される回路とス
トリップライン7とが、スルーホール9を介して接続さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯端
末に使用される部品やモジュール、たとえば電圧制御発
振器などに関しては、小型化、低背化が進んでおり、電
子部品が実装される基板の表面に形成されるマイクロス
トリップラインのパターン面積の確保が困難になってい
る。それに対して、図6に示すようなストリップライン
共振器では、ストリップラインのパターン面積の確保の
問題はないが、その構造上、基板表面に形成されたマイ
クロストリップライン共振器に比べて、素子Qが低く、
C/N特性やS/N特性が劣化するという問題がある。
また、周波数調整をするためには、多層基板の中間層に
形成されたストリップラインをカットする技術が必要と
なる。
末に使用される部品やモジュール、たとえば電圧制御発
振器などに関しては、小型化、低背化が進んでおり、電
子部品が実装される基板の表面に形成されるマイクロス
トリップラインのパターン面積の確保が困難になってい
る。それに対して、図6に示すようなストリップライン
共振器では、ストリップラインのパターン面積の確保の
問題はないが、その構造上、基板表面に形成されたマイ
クロストリップライン共振器に比べて、素子Qが低く、
C/N特性やS/N特性が劣化するという問題がある。
また、周波数調整をするためには、多層基板の中間層に
形成されたストリップラインをカットする技術が必要と
なる。
【0005】また、マイクロストリップライン共振器に
おいて、基板の内部に導体層を設けると、マイクロスト
リップラインと基板内部の導体層との間の間隔が狭くな
り、その間の誘電体層の厚みも薄くなるため、マイクロ
ストリップライン共振器の素子Qが低下してしまう。こ
のような素子Qの低下を防ぐために、内部の誘電体層を
厚くすると、基板厚みが増加し、低背化に反するという
問題がある。
おいて、基板の内部に導体層を設けると、マイクロスト
リップラインと基板内部の導体層との間の間隔が狭くな
り、その間の誘電体層の厚みも薄くなるため、マイクロ
ストリップライン共振器の素子Qが低下してしまう。こ
のような素子Qの低下を防ぐために、内部の誘電体層を
厚くすると、基板厚みが増加し、低背化に反するという
問題がある。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、素
子Qの低下を抑え、周波数調整が可能であり、かつ小型
低背化が可能な共振器を提供することである。
子Qの低下を抑え、周波数調整が可能であり、かつ小型
低背化が可能な共振器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
2つの接地導体層を含む2層以上の導体層と複数の誘電
体層とを含み、一方の接地導体層が裏面に形成された多
層基板と、2つの接地導体層の間に形成されるストリッ
プラインと、多層基板の表面に形成されるマイクロスト
リップラインと、ストリップラインとマイクロストリッ
プラインとを結ぶために誘電体層に形成されるスルーホ
ールとを含み、少なくともマイクロストリップラインに
最も近い導体層のマイクロストリップラインに対向する
部分が除去された、共振器である。このような共振器に
おいて、多層基板内部に形成された導体層のマイクロス
トリップラインに対向する部分が除去され、多層基板の
裏面に形成された接地導体層とマイクロストリップライ
ンとが対向するようにしてもよい。
2つの接地導体層を含む2層以上の導体層と複数の誘電
体層とを含み、一方の接地導体層が裏面に形成された多
層基板と、2つの接地導体層の間に形成されるストリッ
プラインと、多層基板の表面に形成されるマイクロスト
リップラインと、ストリップラインとマイクロストリッ
プラインとを結ぶために誘電体層に形成されるスルーホ
ールとを含み、少なくともマイクロストリップラインに
最も近い導体層のマイクロストリップラインに対向する
部分が除去された、共振器である。このような共振器に
おいて、多層基板内部に形成された導体層のマイクロス
トリップラインに対向する部分が除去され、多層基板の
裏面に形成された接地導体層とマイクロストリップライ
ンとが対向するようにしてもよい。
【0008】多層基板の表面にマイクロストリップライ
ンを形成し、内部にストリップラインを形成して、スル
ーホールを介してこれらを接続して共振器を構成するこ
とにより、多層基板表面のマイクロストリップラインの
面積を小さくすることができる。また、多層基板表面の
マイクロストリップラインをカットすることにより、共
振器の周波数調整を行うことができる。さらに、マイク
ロストリップラインに対向する多層基板内部の導体層部
分を除去することにより、マイクロストリップラインと
導体層との間の間隔を大きくすることができ、小型化に
よる素子Qの低下を抑えることができる。多層基板内部
の導体層部分を除去し、マイクロストリップラインと多
層基板裏面の接地導体層とを対向させることにより、マ
イクロストリップラインと接地導体層との間隔を最大に
することができ、素子Qの向上を図ることができる。
ンを形成し、内部にストリップラインを形成して、スル
ーホールを介してこれらを接続して共振器を構成するこ
とにより、多層基板表面のマイクロストリップラインの
面積を小さくすることができる。また、多層基板表面の
マイクロストリップラインをカットすることにより、共
振器の周波数調整を行うことができる。さらに、マイク
ロストリップラインに対向する多層基板内部の導体層部
分を除去することにより、マイクロストリップラインと
導体層との間の間隔を大きくすることができ、小型化に
よる素子Qの低下を抑えることができる。多層基板内部
の導体層部分を除去し、マイクロストリップラインと多
層基板裏面の接地導体層とを対向させることにより、マ
イクロストリップラインと接地導体層との間隔を最大に
することができ、素子Qの向上を図ることができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の共振器を用いた
電圧制御発振器の一例を示す図解図である。電圧制御発
振器10は、多層基板12を含む。多層基板12の裏面
には、図2に示すように、第1の接地導体層14が形成
される。第1の接地導体層14上には、第1の誘電体層
16が積層される。さらに、第1の誘電体層16上に
は、ストリップライン層18が形成される。ストリップ
ライン層18には、たとえばU字状にストリップライン
20が形成される。さらに、ストリップライン層18上
には、第2の誘電体層22が積層される。第2の誘電体
層22上には、第2の接地導体層24が積層される。さ
らに、第2の接地導体層24上には、第3の誘電体層2
6が積層される。
電圧制御発振器の一例を示す図解図である。電圧制御発
振器10は、多層基板12を含む。多層基板12の裏面
には、図2に示すように、第1の接地導体層14が形成
される。第1の接地導体層14上には、第1の誘電体層
16が積層される。さらに、第1の誘電体層16上に
は、ストリップライン層18が形成される。ストリップ
ライン層18には、たとえばU字状にストリップライン
20が形成される。さらに、ストリップライン層18上
には、第2の誘電体層22が積層される。第2の誘電体
層22上には、第2の接地導体層24が積層される。さ
らに、第2の接地導体層24上には、第3の誘電体層2
6が積層される。
【0011】第3の誘電体層26上には、マイクロスト
リップライン28が形成される。マイクロストリップラ
イン28の一端は、ストリップライン20の一端に対応
する部分に形成される。そして、ストリップライン20
とマイクロストリップライン28とを接続するために、
第2の誘電体層22、第2の接地導体層24、第3の誘
電体層26に、スルーホール30が形成される。このス
ルーホール30を介して、ストリップライン20とマイ
クロストリップライン28とが接続され、共振器が形成
される。なお、第2の接地導体層24のマイクロストリ
ップライン28に対向する部分32が除去され、マイク
ロストリップライン28と第1の接地導体層14とが、
誘電体層16,22,26を介して対向するように配置
される。また、マイクロストリップライン28が形成さ
れた面には、複数の電子部品34が実装されて回路が形
成される。この回路と共振器とが接続され、電圧制御発
振器10が構成されている。
リップライン28が形成される。マイクロストリップラ
イン28の一端は、ストリップライン20の一端に対応
する部分に形成される。そして、ストリップライン20
とマイクロストリップライン28とを接続するために、
第2の誘電体層22、第2の接地導体層24、第3の誘
電体層26に、スルーホール30が形成される。このス
ルーホール30を介して、ストリップライン20とマイ
クロストリップライン28とが接続され、共振器が形成
される。なお、第2の接地導体層24のマイクロストリ
ップライン28に対向する部分32が除去され、マイク
ロストリップライン28と第1の接地導体層14とが、
誘電体層16,22,26を介して対向するように配置
される。また、マイクロストリップライン28が形成さ
れた面には、複数の電子部品34が実装されて回路が形
成される。この回路と共振器とが接続され、電圧制御発
振器10が構成されている。
【0012】多層基板12は、誘電体セラミックグリー
ンシートに各導体層、ストリップライン、マイクロスト
リップラインの形状に電極ペーストを印刷し、積層して
焼成することにより作製される。このとき、第2の接地
導体層24となる電極ペーストの印刷部において、一部
に電極ペーストを印刷しないことによって、マイクロス
トリップライン28に対応する部分32が形成される。
ンシートに各導体層、ストリップライン、マイクロスト
リップラインの形状に電極ペーストを印刷し、積層して
焼成することにより作製される。このとき、第2の接地
導体層24となる電極ペーストの印刷部において、一部
に電極ペーストを印刷しないことによって、マイクロス
トリップライン28に対応する部分32が形成される。
【0013】このような共振器は、第1の接地導体層1
4、第1の誘電体層16、ストリップライン層18に形
成されたストリップライン20、第2の誘電体層22お
よび第2の接地導体層24によってストリップライン共
振器が形成され、第1の接地導体層16、3つの誘電体
層16,22,26およびマイクロストリップライン2
8によってマイクロストリップライン共振器が形成され
る。これらのストリップライン共振器とマイクロストリ
ップライン共振器とが接続されることによって、1つの
共振器が形成される。
4、第1の誘電体層16、ストリップライン層18に形
成されたストリップライン20、第2の誘電体層22お
よび第2の接地導体層24によってストリップライン共
振器が形成され、第1の接地導体層16、3つの誘電体
層16,22,26およびマイクロストリップライン2
8によってマイクロストリップライン共振器が形成され
る。これらのストリップライン共振器とマイクロストリ
ップライン共振器とが接続されることによって、1つの
共振器が形成される。
【0014】このような共振器では、ストリップライン
共振器とマイクロストリップライン共振器とで1つの共
振器が構成されているため、マイクロストリップライン
のみで共振器が形成された場合に比べて、マイクロスト
リップライン28の面積を小さくすることができる。し
たがって、多層基板12の小型化を図ることができる。
また、多層基板12の表面に形成されたマイクロストリ
ップライン28をカットすることにより、共振器の周波
数調整を行うことができる。さらに、多層基板12内部
の第2の接地導体層24のマイクロストリップライン2
8に対向する部分32が除去されているため、図3に示
すように、マイクロストリップライン28と第1の接地
導体層14とが対向し、その間の誘電体層16,22,
26の厚みが大きい。そのため、この共振器では、図4
に示すようなマイクロストリップライン28と第2の接
地導体層24とが対抗している場合に比べて、素子Qを
向上させることができる。
共振器とマイクロストリップライン共振器とで1つの共
振器が構成されているため、マイクロストリップライン
のみで共振器が形成された場合に比べて、マイクロスト
リップライン28の面積を小さくすることができる。し
たがって、多層基板12の小型化を図ることができる。
また、多層基板12の表面に形成されたマイクロストリ
ップライン28をカットすることにより、共振器の周波
数調整を行うことができる。さらに、多層基板12内部
の第2の接地導体層24のマイクロストリップライン2
8に対向する部分32が除去されているため、図3に示
すように、マイクロストリップライン28と第1の接地
導体層14とが対向し、その間の誘電体層16,22,
26の厚みが大きい。そのため、この共振器では、図4
に示すようなマイクロストリップライン28と第2の接
地導体層24とが対抗している場合に比べて、素子Qを
向上させることができる。
【0015】実際に、中間の導体層のマイクロストリッ
プラインに対向する部分を除去した場合と除去しない場
合とについて実験した。ここでは、素子Qに最も関係の
深いC/N特性について調べた。図1の第2の接地導体
層24が除去されず、対向するマイクロストリップライ
ン28と第2の接地導体層24との間隔を0.15mm
とした場合に比べて、内部の導体層を除去して、対向す
るマイクロストリップライン28と第1の接地導体層1
4との間隔を0.75mmとした場合のほうが、C/N
比は約2dB向上していることを確認した。
プラインに対向する部分を除去した場合と除去しない場
合とについて実験した。ここでは、素子Qに最も関係の
深いC/N特性について調べた。図1の第2の接地導体
層24が除去されず、対向するマイクロストリップライ
ン28と第2の接地導体層24との間隔を0.15mm
とした場合に比べて、内部の導体層を除去して、対向す
るマイクロストリップライン28と第1の接地導体層1
4との間隔を0.75mmとした場合のほうが、C/N
比は約2dB向上していることを確認した。
【0016】なお、多層基板12の構造としては、図1
および図2に示すような構造に限らず、他の導体層が形
成されていてもよい。この場合においても、内部の導体
層のマイクロストリップラインに対向する部分を除去す
ることによって、マイクロストリップライン28とそれ
に対向する導体層のと間隔を大きくすることができる。
また、マイクロストリップライン28に対向する導体層
は、第1の接地導体層14に限らず、多層基板12内部
の導体層と対向してもよく、必要な特性に応じてマイク
ロストリップライン28とそれに対向する導体層との間
隔を決定すればよい。
および図2に示すような構造に限らず、他の導体層が形
成されていてもよい。この場合においても、内部の導体
層のマイクロストリップラインに対向する部分を除去す
ることによって、マイクロストリップライン28とそれ
に対向する導体層のと間隔を大きくすることができる。
また、マイクロストリップライン28に対向する導体層
は、第1の接地導体層14に限らず、多層基板12内部
の導体層と対向してもよく、必要な特性に応じてマイク
ロストリップライン28とそれに対向する導体層との間
隔を決定すればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、ストリラップライン
とマイクロストリップラインとを接続して共振器を形成
することにより、多層基板表面のマイクロストリップラ
インの面積を小さくすることができ、共振器の小型化を
図ることができる。また、多層基板表面のマイクロスト
リップラインをカットすることにより、簡単に共振器の
周波数調整を行うことができる。さらに、多層基板内部
の導体層のマイクロストリップラインに対向する部分を
削除することにより、マイクロストリップラインとそれ
に対向する導体層との間隔を大きくすることができ、素
子Qの向上を図ることができる。
とマイクロストリップラインとを接続して共振器を形成
することにより、多層基板表面のマイクロストリップラ
インの面積を小さくすることができ、共振器の小型化を
図ることができる。また、多層基板表面のマイクロスト
リップラインをカットすることにより、簡単に共振器の
周波数調整を行うことができる。さらに、多層基板内部
の導体層のマイクロストリップラインに対向する部分を
削除することにより、マイクロストリップラインとそれ
に対向する導体層との間隔を大きくすることができ、素
子Qの向上を図ることができる。
【図1】この発明の共振器を用いた電圧制御発振器の一
例を示す図解図である。
例を示す図解図である。
【図2】図1に示す電圧制御発振器に用いられる多層基
板の分解斜視図である。
板の分解斜視図である。
【図3】第2の接地導体層のマイクロストリップライン
に対向する部分を除去した状態を示す図解図である。
に対向する部分を除去した状態を示す図解図である。
【図4】マイクロストリップラインと第2の接地導体層
とが対向している状態を示す図解図である。
とが対向している状態を示す図解図である。
【図5】従来の共振器を用いた電圧制御発振器の一例を
示す図解図である。
示す図解図である。
【図6】従来の共振器を用いた電圧制御発振器の他の例
を示す図解図である。
を示す図解図である。
【図7】図6に示す電圧制御発振器に用いられる多層基
板の分解斜視図である。
板の分解斜視図である。
10 電圧制御発振器 12 多層基板 14 第1の接地導体層 16 第1の誘電体層 18 ストリップライン層 20 ストリップライン 22 第2の誘電体層 24 第2の接地導体層 26 第3の誘電体層 28 マイクロストリップライン 30 スルーホール 32 第2の接地導体層の除去部 34 電子部品
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも2つの接地導体層を含む2層
以上の導体層と複数の誘電体層とを含み、一方の前記接
地導体層が裏面に形成された多層基板、 2つの前記接地導体層の間に形成されるストリップライ
ン、 前記多層基板の表面に形成されるマイクロストリップラ
イン、および前記ストリップラインと前記マイクロスト
リップラインとを結ぶために前記誘電体層に形成される
スルーホールを含み、 少なくとも前記マイクロストリップラインに最も近い前
記導体層の前記マイクロストリップラインに対向する部
分が除去された、共振器。 - 【請求項2】 前記多層基板内部に形成された前記導体
層の前記マイクロストリップラインに対向する部分が除
去され、前記多層基板の裏面に形成された前記接地導体
層と前記マイクロストリップラインとが対向した、請求
項1に記載の共振器。
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