JP2006222519A - 信号伝送線路、電子部品及び信号伝送線路の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導体抵抗による伝送損失を低減させ、受信機の入力段や、鋭い共振が必要な共振器など、僅かな損失も許容できない用途においても、十分に使用できる信号伝送線路、及び、それを用いた電子部品、更にはそのための製造方法を提供する。
【解決手段】接地導体3は、誘電体基体1に設けられている。信号線2は、導体膜21〜23で構成され、誘電体基体1に設けられている。信号線2は、接地導体3と平行して延び、導体幅W1〜W3が、幅方向の両端において、段階的に変化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、信号伝送線路、電子部品及び信号伝送線路の製造方法に関する。更に詳しくは、ストリップライン又はマイクロストリップラインなどの伝送線路、この伝送線路を回路要素の一部として用いた共振器、フィルタ、カプラ又はデュプレクサ等の電子部品、更には、これらの製造方法に係る。
高周波回路で用いられる伝送線路としては、信号線の周囲に、誘電体を介して、断面円形の導体を配置した同軸線路と、誘電体中に信号線を一体に形成し、誘電体の少なくとも両面にグランドプレーンを形成したストリップ線路と、誘電体の片面に信号線を形成し、他面にグランドプレーンを形成したマイクロストリップ線路がよく知られている。
このうち、同軸線路は、損失が少ないので、比較的長い伝送や鋭い共振特性を要求される共振器に用いられている。一方、ストリップ線路や、マイクロストリップ線路は、他の回路要素と組み合わせて容易に製造でき、かつ薄形化できるので、機器内部の回路に多く用いられる。
しかし、ストリップ線路およびマイクロストリップ線路は、上述の利点はあるものの、電流が線路の両端部に集中してしまい、導体抵抗による伝送損失が比較的大きいという欠点がある。このため、機器内部での短い伝送には問題はないが、受信機の入力段や、鋭い共振が必要な共振器など、僅かな損失も許容できない用途には向かないという問題点があった。
特開平5−283911号公報
本発明の課題は、導体抵抗による伝送損失を低減させ、受信機の入力段や、鋭い共振が必要な共振器など、僅かな損失も許容できない用途においても、十分に使用できる信号伝送線路、及び、それを用いた電子部品、更にはそのための製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る伝送線路は、誘電体基体と、接地導体と、信号線とを含む。前記接地導体は、前記誘電体基体に設けられている。前記信号線は、導体膜で構成され、前記誘電体基体に設けられ、前記接地導体と平行して延び、導体幅が、幅方向の両端において、段階的に変化する。
上述したように、本発明に係る伝送線路では、接地導体が、誘電体基体に設けられており、信号線も誘電体基体に設けられ、接地導体と平行して延びているから、ストリップ線路またはたマイクロストリップ線路として機能する。
上記ストリップ線路またはたマイクロストリップ線路において、信号線は、導体膜で構成され、導体幅が、幅方向の両端において、段階的に変化するから、線路の両端部における電流集中を回避し、電流集中による導体抵抗の増大と、それに伴う伝送損失の増大とを回避し得る。このため、受信機の入力段や、鋭い共振が必要な共振器など、僅かな損失も許容できない用途において有用な信号伝送線路を得ることができる。
一つの具体的態様として、信号線は、複数の導体膜を積層して構成できる。この場合、各層の導体膜は、幅方向の両端において、導体幅が段階的に変化するように構成する。
複数の導体膜のうち、最外側の導体膜が最大幅を持ち、他の導体膜は、前記最外側の導体膜の一面側に積層されていてもよい。この場合は、更に、最外側の導体膜は、表面が外部に露出し、他の導体膜は、誘電体基体の内部に埋設されている構造を採用することができる。
別の態様として、複数の導体膜のうち、中間の導体膜が最大幅をもち、他の導体膜は、中間の導体膜の両面に積層されていてもよい。この場合は、複数の導体膜は誘電体基体の内部に埋設されていることが好ましい。
本発明に係る伝送線路は、それ自体、独立して用いることができるほか、高周波電子部品の回路要素として用いることもできる。電子部品の具体例としては、共振器、フィルタまたはカプラ等をあげることができる。伝送線路は、これらの電子部品の内部では、インダクタンス成分として用いられる。そして、これらの電子部品に通常備えられるキャパシタ成分とともに、LC回路を構成する。
本発明は、更に、上述した信号伝送線路の製造方法を開示する。この製造方法においては、まず、誘電体グリーンシートに予め形成されたスリットに、導電性シートから切り取られた導電片を嵌め込んで複合シートを製造する。この場合、複合シートは、前記スリット及び導電片の幅を段階的に異ならせた複数種のものを準備する。
次に、上述した複合シートの複数枚を、前記導電片の重なりによる導体幅が、幅方向の両端において段階的に変化する関係で積層し、焼成する。上述した工程を含むことにより、本発明に係る信号伝送線路を容易に得ることができる。この製造方法は、共振器、フィルタまたはカプラ等の製造に当たっても適用できる。
以上説明した本発明に係る伝送線路は次のような効果がある。
(1)線路の両端部に集中する高周波電流を分散させて、伝送損失を軽減させることができる。
(2)このため本発明の伝送線を使用した電子デバイスは損失特性が改善される。
(3)本発明の信号伝送線路を用いて共振器を形成した場合、共振特性が鋭くなり、より大きな共振器、ないしは同軸線路による共振器を使用するべき用途にも適応できる。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
図1は本発明に係る信号伝送線路の断面図を示している。図示された伝送線路は、誘電体基体1と、接地導体3と、信号線2とを含む。誘電体基体1は、セラミック誘電体を用いることができるほか、有機誘電体を用いることもできる。図示の誘電体基体1は、板状などに成形されている。接地導体3は、誘電体基体1に設けられている。図では、接地導体3は、誘電体基体1の一面上に広く拡がっている。
信号線2は、導体膜で構成され、誘電体基体1に設けられ、接地導体3と平行して延び、導体幅が、幅方向の両端において、段階的に変化する。即ち、膜厚方向でみて、導体幅が、幅W1,W2,W3のように、段階的に変化する。
上述したように、本発明に係る伝送線路では、接地導体3が、誘電体基体1に設けられ、信号線2も誘電体基体1に設けられ、接地導体3と平行して延びているから、マイクロストリップ線路として機能する。
上記マイクロストリップ線路において、信号線2は、導体膜で構成され、導体幅が、幅方向の両端において、幅W1,W2,W3のように、段階的に変化するから、線路の両端部における電流集中を回避し、電流集中による導体抵抗の増大と、それに伴う伝送損失の増大とを回避し得る。このため、受信機の入力段や、鋭い共振が必要な共振器など、僅かな損失も許容できない用途において有用な信号伝送線路を得ることができる。
図示の信号線2は、複数(3層)の導体膜21〜23を積層して構成されている。導体膜21〜23の層数は任意である。各層の導体膜21〜23は、幅方向の両端において、導体幅が、その膜厚の変化につれて、幅W1,W2,W3のように、段階的に変化する。図示の実施例では、導体膜21〜23のうち、最外側の導体膜23が最大幅W3(>W2>W1)を持ち、他の導体膜21、22は、最外側の導体膜23の一面側に積層されている。導体膜21〜23は、誘電体基体1の内部に埋設されており、最外側の導体膜23は、誘電体基体1の接地導体3を設けた面とは反対側の面と同一の平面を構成し、表面が外部に露出している。
図2は本発明に係る信号伝送線路の別の実施例を示す断面図である。図において、図1に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付し、重複説明は省略する。この実施例では、最外側の導体膜23が、誘電体基体1の接地導体3を設けた面とは反対側の面の上に付着して設けられ、表面が外部に露出している。したがって、この実施例でも、接地導体3が、誘電体基体1に設けられ、信号線2も誘電体基体1に設けられ、接地導体3と平行して延びているから、マイクロストリップ線路として機能する。
図3は本発明に係る信号伝送線路の更に別の実施例を示す断面図である。図において、図1に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付し、重複説明は省略する。この実施例では、複数(5層)の導体膜21〜25を有しており、そのうち、中間の導体膜23が最大幅W3(>W2>W1)を持っている。他の導体膜21、22、24、25は、中間の導体膜23の両面に積層されている。これらの導体膜21〜25は誘電体基体1の内部に埋設されている。更に、誘電体基体1の厚み方向の両面に、接地導体31、32を設けてある。この実施例では、接地導体31、32が誘電体基体1の厚み方向の両面に設けられ、信号線2は誘電体基体1の厚み方向の略中間に埋没して設けられ、接地導体31、32と平行して延びているから、ストリップ線路として機能する。
また、図2及び図3に示した実施例の場合も、信号線2は、導体膜で構成され、導体幅が、幅方向の両端において、幅W1,W2,W3のように、段階的に変化するから、線路の両端部における電流集中を回避し、電流集中による導体抵抗の増大と、それに伴う伝送損失の増大とを回避し得る。
次に、図4及び図5を参照し、本発明に係る信号伝送線路の製造方法を説明する。この製造方法においては、まず、図4のステップA1,A2に示すように、誘電体グリーンシートに予め形成されたスリットを形成する。具体的には、ステップA1に示すように、誘電体ペーストをドクターブレード法などによって、支持体の上に均一厚みとなるように塗布し、かつ、乾燥させて、グリーンシート101を形成する。使用される誘電体材料は一般的な高周波用の誘電体で、Q値が高く、温度特性の良好なものであれば特に限定はない。もっとも、電極を形成する導体と同時焼成するために、導体材料と同程度の温度で焼結が可能なものであることが好ましい。
次に、乾燥工程などの必要な工程を経た後、ステップA2に示すように、グリーンシート101にスリットSを入れる。
他方、ステップB1に示すように、上記ステップA1、A2とは別工程で、支持体の上に電極ペーストを塗布し、かつ、乾燥させることにより、導電性シート200を形成する。
電極ペーストに含まれる導電性材料は、一般的な高周波用のものであれば、特に限定はないが、収縮挙動が、誘電体シートと類似するものが好ましい。例えば、900℃程度で焼成可能な誘電体を用いればAg、Au、Cu、Ag-Pd等導電率の高い金属が使用できる。
次に、ステップB2に示すように、導電性シート200からスリットSと同形状の導電片201を切り取る。そして、ステップCに示すように、ステップA2で得られたグリーンシート101のスリットSに、導電性シート200から切り取られた導電片201を、嵌め込んで複合シートを製造する。この場合、複合シートは、スリットS及び導電片201の幅を段階的に異ならせた複数種のものを準備する。
次に、図5に図示するように、上述の製造工程を経て得られた複数枚の複合シート101〜103を、導電片201〜203の重なりによる導体幅が、幅方向の両端において段階的に変化する関係で積層し、焼成する。複合シート101〜103は、接地導体300を予め付着させた誘電体基体100の一面上で積層する。
上述した工程によれば、本発明に係る信号伝送線路を容易に得ることができる。工法はグリーンシートを用いる工法ではなくても、印刷であってもよいし、また樹脂による多層基板であってもよい。
本発明に係る伝送線路は、それ自体、独立して用いることができるほか、高周波電子部品の回路要素として用いることもできる。電子部品の具体例としては、共振器、フィルタまたはカプラ等を上げることができる。伝送線路は、これらの電子部品の内部では、インダクタンス成分として用いられる。そして、これらの電子部品に通常備えられるキャパシタ成分とともに、LC回路を構成する。
図6は本発明に係る電子部品の一例を示す分解斜視図、図7は図6に示した電子部品の外観斜視図、図8は図6及び図7に示した電子部品の等価的電気回路図である。この電子部品は、フィルタとして用いられる。まず、図6を参照すると、接地導体31を形成した誘電体層111の上に、信号伝送線路211、212を有する誘電体層112、信号伝送線路213、214を有する誘電体層113、信号伝送線路215、216を有する誘電体層114、信号伝送線路217、218を有する誘電体層115及び信号伝送線路219、220を有する誘電体層116が、順次に積層されている。
信号伝送線路211、212、信号伝送線路213、214、信号伝送線路215、216、信号伝送線路217、218及び信号伝送線路219、220は、図8のインダクタ成分L1,L2を構成するもので、中間の信号伝送線路215、216が最大幅を持っている。信号伝送線路211、212、信号伝送線路213、214、信号伝送線路217、218及び信号伝送線路219、220は、導体幅が、幅方向の両端において段階的に変化するように、信号伝送線路215、216の両面に順次に積層され、単一の信号伝送線路を構成する。従って、線路の両端部における電流集中を回避し、電流集中による導体抵抗の増大と、それに伴う伝送損失の増大とを回避し得る。
誘電体層116の上には、減衰極形成用導体227を有する誘電体層117、キャパシタ電極228、229を有する誘電体層118、キャパシタ電極230、231を有する誘電体層119、接地導体32を有する誘電体層120、更には、保護層121が、この順序で、順次に積層されている。
誘電体層116に設けられた信号伝送線219、220は、ビアホール221〜226によって、誘電体層119に設けられたキャパシタ電極230、231に電気的に接続される。
キャパシタ電極228、229の一端は、それぞれ、入出力端子T1、T2(図7、図8参照)に接続され、接地導体31、32は、接地端子GND1,GND2に接続される。これにより、図8に示す回路構成を持つフィルタが得られる。
但し、本発明に係る信号伝送線路は、図5〜図7に示したフィルタにのみ適用されるものではなく、他の構成を持つフィルタ、カプラ、共振器、デュプレクサなどにも、広く適用できるものである。
次に、本発明の具体的実施例を示す。
実施例の試料として、図6、図7に示す構成のチップ型フィルタを、図4、図5に図示したシート工法により作製した。得られたフィルタの形状は2.0mm×1.2mm×1.0mmであり、使用した誘電体は誘電率εr=6である。使用した誘電体はアルミナ、バリウム、シリカを主成分とし、誘電率εr=6の誘電体シートを準備して、その伝送線路に該当する部分のみ、誘電体を除去し、除去跡に導体のシートをはめ込み、後は通常のシートと同様に必要に応じてビアホール用の孔を穿孔し、導体を適用し、積層した。ビアホールや各導体及び電極を形成する導電性材料はAgを使用した。伝送線路を形成するグリーンシートの厚さは各々40μmである。
比較例は、帯域や中心周波数が同じになるようにするため、伝送線路以外の導電パターンは僅かに形状を変えたが、伝送線路部分以外は、実施例と同一の構造である。
図9に実施例及び比較例の電気的特性を示す。図9において、横軸は周波数(GHz)を示し、縦軸は減衰量(dB)を示す。曲線L1が実施例の特性、曲線L2が比較例の特性をそれぞれ示している。
特性L1及び特性L2の比較から明らかなように、実施例は、比較例よりも、挿入損失が0.06dB程度改善されている。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る信号伝送線路の断面図である。 本発明に係る信号伝送線路の別の実施例を示す断面図である。 本発明に係る信号伝送線路の別の実施例を示す断面図である。 本発明に係る信号伝送線路の製造方法を説明する図である。 図4に示した工程の後の工程を示す図である。 本発明に係る電子部品の一例を示す分解斜視図である。 図6に示した電子部品の外観斜視図である。 図6及び図7に示した電子部品の等価的電気回路図である。 フィルタの周波数―挿入損失特性データを示す図である。
符号の説明
1 誘電体基体
2 信号線
21〜23 導電膜
3 接地導体

Claims (10)

  1. 誘電体基体と、接地導体と、信号線とを含む伝送線路であって、
    前記接地導体は、前記誘電体基体に設けられており、
    前記信号線は、導体膜で構成され、前記誘電体基体に設けられ、導体幅が、幅方向の両端において、段階的に変化する、
    伝送線路。
  2. 請求項1に記載された伝送線路であって、前記信号線は、複数の導体膜を積層して構成され、各層の導体膜は、幅方向の両端において、導体幅が段階的に変化する、伝送線路。
  3. 請求項2に記載された伝送線路であって、
    前記複数の導体膜のうち、最外側の導体膜が最大幅を持ち、他の導体膜は、前記最外側の導体膜の一面側に積層されている、伝送線路。
  4. 請求項3に記載された伝送線路であって、
    前記最外側の導体膜は、表面が外部に露出しており、
    少なくとも、他の導体膜は、前記誘電体基体の内部に埋設されている、
    伝送線路。
  5. 請求項2に記載された伝送線路であって、
    前記複数の導体膜のうち、中間の導体膜が最大幅をもち、他の導体膜は、前記中間の導体膜の両面に積層されている、伝送線路。
  6. 請求項5に記載された伝送線路であって、
    前記複数の導体膜は、前記誘電体基体の内部に埋設されている、伝送線路。
  7. 伝送線路を含む電子部品であって、
    前記伝送線路は、請求項1乃至6の何れかに記載されたものでなる、電子部品。
  8. 請求項7に記載された電子部品であって、前記伝送線路は、インダクタンス成分を構成する、電子部品。
  9. 請求項8に記載された電子部品であって、更に、一個以上のキャパシタ成分を含み、前記キャパシタ成分は前記インダクタンス成分とともにLC回路を構成する、電子部品。
  10. 請求項1乃至6の何れかに記載された伝送線路の製造方法であって、
    誘電体グリーンシートに予め形成されたスリットに、導電性シートから切り取られた導電片を嵌め込んで複合シートを製造し、
    前記複合シートは、前記スリット及び導電片の幅を段階的に異ならせた複数種のものを準備し、
    次に、上述した複合シートの複数枚を、前記導電片の重なりによる導体幅が、幅方向の両端において段階的に変化する関係で積層し、焼成する、
    工程を含む伝送線路の製造方法。
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