JPH10290105A - 高周波用配線ボード - Google Patents

高周波用配線ボード

Info

Publication number
JPH10290105A
JPH10290105A JP9095976A JP9597697A JPH10290105A JP H10290105 A JPH10290105 A JP H10290105A JP 9095976 A JP9095976 A JP 9095976A JP 9597697 A JP9597697 A JP 9597697A JP H10290105 A JPH10290105 A JP H10290105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
wiring
signal wiring
ground
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9095976A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Takagi
亜矢子 高木
Takeshi Miyagi
武史 宮城
Kazuto Higuchi
和人 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9095976A priority Critical patent/JPH10290105A/ja
Publication of JPH10290105A publication Critical patent/JPH10290105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations

Abstract

(57)【要約】 【課題】低配線間容量且つ低導体損の優れた電気特性を
有すると共に、簡略化されたプロセスで製造可能な高周
波配線ボードを提供する。 【解決手段】高周波用配線ボードは、グランド層22と
誘電体層23を介して対面する複数の信号配線層21を
有する。信号配線層21は互いの電磁界が影響を及ぼし
合う程度に互いに近接する。グランド層22と対向する
側の各信号配線層21のフェースの両側部21xは曲面
をなす。隣接する2つの信号配線層21の各対間の位置
に対応するように、グランド層22上にグランド層22
と電気的に接続されたグランド突起26が配設される。
グランド突起26は信号配線21に対して実質的に平行
に延在する。グランド突起26の中心と、隣接する2つ
の信号配線層21の各対間の中心とは実質的に整一す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波及びミ
リ波帯の高周波信号を扱うための配線ボードに関し、特
にその内部配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロ波及びミリ波帯の民生化
が進み、移動体無線、衛生通信、自動車衝突防止システ
ム等、無線信号の分野は大きな広がりを見せている。こ
のような状況の下で、データ通信に用いられる周波数も
高くなり、送受信機の内部で処理される信号もますます
高周波化する傾向にある。
【0003】高周波信号を処理するための多導体配線ボ
ードはコンピュータの部品としてよく使われている。特
に、近年、ハイブリッド部品をMMIC(monoli
thic microwave Integrated
circuit:マイクロ波モノリシック集積回路)
化し、インダクタ、キャパシタ、整合回路等を低コスト
で小型且つ平面的な構造で作る技術が開発されている。
このような構造においては、配線どうし(1つの配線の
複数の部分どうしの場合を含む)が接近し、配線間容量
が大きくなりやすい。従って、この配線間容量を小さく
し、信号配線どうしの電磁界の影響を小さくすること
が、高速化或いは寄生容量の減少に寄与し、MMICの
高性能化につながる。
【0004】送受信機の内部に配設されるICや受動部
品等は、一般に、プリント基板及びセラミック基板に塗
布された誘電体薄膜上の微細な回路パターンに実装され
る。この種の回路パターンは、スパッタ法等による真空
プロセスで形成された導体薄膜を、フォトリソグラフィ
技術を用いて、パターニングすることによって得られ
る。
【0005】このような方法で形成された配線構造は、
例えば、図19図示の如く、基板14上に配設されたグ
ランド層12に対して誘電体層13を介して対向する複
数の信号配線層11を有する。信号配線層11は誘電体
層13内に埋め込まれ、空気層15から隔離される。
【0006】図19図示の如く、従来の一般的な配線構
造の信号配線層11は直方体の断面形状を有する。この
場合、配線層11の厚みTwを大きくすると、導体抵抗
は下がるが、隣接配線間の容量が増加するという問題点
が生じる。
【0007】これに対して、図20及び図21図示の如
く、配線層11の断面形状を変えることにより配線間容
量を低下させる技術が提案されている。図20図示の構
造では、配線層11が台形の断面形状を有するように形
成される(特開昭63−160363)。図21図示の
構造では、配線層11が5角以上の多角形の断面形状を
有するように形成される(特開平2−237138)。
【0008】また、図19図示の断面直方体の信号配線
層11の場合、グランド層12に対向する破線の円で囲
んだ角部11xに電流が集中する。信号配線角部11x
の電流集中は、高周波の伝送損失を増加させる原因とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、高周波回路基板
において、小型化、高性能化、低コスト化が要求されて
いる。通常、マイクロストリップ線路の設計において重
要なことは、特性インピーダンスの整合と導体損の低下
である。
【0010】先ず、導体損を低減するには、高周波に対
する抵抗を下げる必要がある。抵抗を下げるために信号
配線層を厚くする方法は、60GHz近辺において、流
れる信号がグランド側からCuでもAuでも0.3μm
程度となるため(表皮効果)、あまり効果を期待するこ
とができない。
【0011】従って、信号配線層の幅を大きくして信号
を流しやすくすることが考えられるが、この場合、50
Ωのインピーダンス整合を得るために誘電体層を厚くす
る必要がある。しかし、誘電体層を厚くするためにプロ
セスが多くなると、歩留まりが悪くなったり、誘電体層
が厚いために基板が反る等の問題が生じる。また、高周
波に対しては、配線層の幅を大きくしても、配線層の両
端部に電流が集中する縁効果が現れるため、配線層の幅
を大きくするにも限界がある。
【0012】高周波用配線ボードにおいて、近接した配
線どうしの配線間容量を小さくすることは、高速化及び
寄生容量の減少に有効である。配線間容量を小さくする
ためには、その配線間の誘電体を比誘電率の小さな物質
で埋め込むという方法も考えられる。しかし、この方法
は、工程が複雑になるというデメリットがある。
【0013】そこで、誘電体層の一層目を10μmから
20μm、2層目も10μmから20μm程度とした、
導体損を小さくするための配線構造が検討されている。
図17及び図18はかかる観点に基づいて提案された配
線構造を示す。
【0014】図17図示の配線構造においては、誘電体
層13表面に形成されたU溝内に表層薄膜配線層17が
形成される(U溝マイクロストリップ線路の特性解析:
1994年電子情報通信学会春季全国大会C−14
4)。これにより、配線層17の角がなくなるため、端
部への電流集中が小さくなり、導体損が低減される。
【0015】配線ボードにおいては、高周波信号配線パ
ターン、制御線等の中速信号配線パターン、電源配線や
グラウンド配線のパターン等が同一層に混在するのが一
般的である。このような観点から、図17図示の薄膜配
線層17を誘電体層内に形成し、高周波信号配線以外の
用途の配線のパターンとして兼用しようとすると、他用
途の配線の抵抗が大きくなるという問題が生じる。何故
なら、高周波信号配線以外の配線は、抵抗を低減するた
めに配線の断面積を大きくしなければならないが、同一
層に存在する全てのパターンは高周波信号配線と同等の
膜厚で薄く形成されることとなるからである。
【0016】図18図示の配線構造においては、誘電体
層13内に配設された配線層11は、4つの角が落とさ
れた直方体断面形状を有する(角が欠けた導体を持つ均
質マイクロストリップ線路の導体損:1996年電子情
報通信学会春季全国大会C−94)。しかしこの構造
は、配線どうしが密接した時の配線間容量が大きくなる
という問題がある。
【0017】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てされたものであり、低配線間容量且つ低導体損の優れ
た電気特性を有すると共に、簡略化されたプロセスで製
造可能な高周波配線ボードを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点は、
グランド層と前記グランド層と誘電体層を介して対面す
る複数の信号配線層とを有し、前記信号配線層が互いに
近接して互いの電磁界が影響を及ぼし合う高周波用配線
ボードにおいて、前記グランド層と対向する側の各信号
配線層のフェースの両側部が曲面をなすことと、隣接す
る2つの信号配線層の各対間の位置に対応するように、
前記グランド層上に前記グランド層と電気的に接続され
たグランド突起が配設されることと、前記グランド突起
が前記信号配線に対して実質的に平行に延在すること
と、を特徴とする。
【0019】本発明の第2の視点は、第1の視点の高周
波用配線ボードにおいて、前記グランド突起の中心と、
前記隣接する2つの信号配線層の各対間の中心とが実質
的に整一することを特徴とする。
【0020】本発明の第3の視点は、第1または第2の
視点の高周波用配線ボードにおいて、前記信号配線の前
記両側部と前記グランド突起の側面とが相補形状を有す
ることを特徴とする。
【0021】本発明の第4の視点は、第1乃至第3のい
ずれかの視点の高周波用配線ボードにおいて、前記信号
配線層がインダクタを構成することを特徴とする。本発
明の第5の視点は、第1乃至第3のいずれかの視点の高
周波用配線ボードにおいて、前記信号配線層がメアンダ
ラインを構成することを特徴とする。
【0022】本発明の第6の視点は、第1乃至第5のい
ずれかの視点の高周波用配線ボードにおいて、前記誘電
体層が、感光性ベンゾシクロブテン樹脂を具備すること
を特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
高周波用配線ボードを示す断面図である。この配線ボー
ドは、図1の紙面に対して直交する方向に延在する複数
の信号配線層21を有する(図ではその内の2本を示
す)。複数の信号配線層21は互いに近接し、配線層2
1間距離は、配線どうしの電磁界即ち高周波電磁波が互
いに影響を及ぼし合う程度まで小さくなっている。信号
配線層21は誘電体層23内に埋め込まれ、空気層25
から隔離されると共に、基板24上に配設されたグラン
ド層22に対して誘電体層23を介して対向し、マイク
ロストリップ線路を形成する。
【0024】グランド層22と対向する側の各信号配線
層21のフェース、即ち下側フェースは、中央部がグラ
ンド層21と平行な平面をなすと共に、両側部21xが
曲率半径Rcを有する滑らかな曲面をなす。一方、各信
号配線層21の上側フェースは、全体がグランド層22
と平行な平面をなす。
【0025】隣接する2つの信号配線層21の各対間の
位置に対応するように、グランド層22上にグランド層
22に電気的に接続されたグランド突起26が形成され
る。グランド突起26は、信号配線層21と平行して延
在する、横断面が線対称の峰として形成され、その中心
即ち稜線は2つの信号配線層21間の中心と整一する。
また、グランド突起26の両側面は、信号配線層21の
両側部21xに対して相補形状、即ち同じ曲率半径を有
する滑らかな凹曲面として形成される。
【0026】信号配線層21は幅Wo及び厚さTwを有
する一方、その両側部21xは上述の曲率半径Rcと等
しい幅Wxを有するように設定される。配線の厚さTw
と両側部21xの幅Wxとは、高周波に対して低損失且
つ低配線間容量となるように、下記の式(1)を満足す
るように設定される。なお、導体損の低減の観点から
は、配線の厚さTwと両側部21xの幅Wxとが概ね等
しいことが望ましい。
【0027】0.3<(Wx/Tw)<2 …(1) このような本発明の実施の形態に係る構造を、高周波用
MMIC等でよく用いられるマイクロストリップ線路に
用いた場合の、特性インピーダンスC11と配線間容量
C12とを調べた結果を図7及び図8に示す。図7は特
性インピーダンスC11と配線の厚さTwとの関係を示
し、図8は配線間容量C12と配線の厚さTwとの関係
を示すグラフである。
【0028】図7及び図8において、線L1はマイクロ
ストリップ線路に図1図示の本発明に係る構造を適用し
た場合、即ち配線層21の下側フェースが曲面状で、且
つグランド層22に突起26が存在する場合の特性を示
す。また、比較例として、線L2は突起26が存在せ
ず、配線層21の下側フェースが曲面状の場合の特性を
示し、線L3は突起26が存在せず、配線層21が直方
体断面形状を有する場合の特性を示す。
【0029】図7に示すように、直方体断面の配線の場
合(L3)、配線の厚さTwの変化に伴う特性インピー
ダンスC11の変化が大きい。一方、グラウンド層22
に対向する配線の下側フェースが曲面状の場合(L2、
L1)、直方体断面配線(L3)に比べて配線の厚さT
wの変化に伴う特性インピーダンスC11の変化が小さ
くなる。また、配線の下側フェースが曲面状の場合(L
2、L1)を互いに比較すると、グランド層22に突起
26が存在する場合(L1)、突起26が存在しない場
合(L2)に比べて特性インピーダンスC11の変化が
2%以内と、小さく抑えられる。
【0030】また、図8に示すように、グランド層22
に突起26が存在する場合(L1)、突起26が存在し
ない場合(L3、L2)に比べて遥かに配線間容量C1
2が小さくなる。例えば、線L1のTw=5μmの時の
容量C12の値は、線L3、線L2のTw=1μmの容
量C12の値よりも小さい。
【0031】更に、高周波用配線ボードにおいては、前
述の如く、配線角部に高周波電流が集中し、導体損が増
加するという問題点がある。しかし、図1図示の構造で
は、信号配線層21の両側部21xが曲率半径Rcを有
する滑らかな曲面をなすため、高周波電流の集中を緩和
することができる。
【0032】図9は導体損CLと配線の厚さTwとの関
係のシミュレーション結果を示すグラフである。図9
中、線L4はグラウンド層に対向するフェースが曲面状
の配線の特性を示し、線L5は直方体断面形状を有する
配線の特性を示す。図9に示すように、グラウンド層に
対向する配線のフェースを曲面にし、しかも、配線の厚
みを厚くすることにより、導体損が小さくなる。
【0033】図7乃至図9図示のグラフから、マイクロ
ストリップ線路に図1図示の本発明に係る構造を適用す
ることにより、即ち、グランド層22に対向する配線層
21の下側フェースを曲面状にし且つグランド層22に
突起26を形成することにより、特性インピーダンスの
変動を最小限に抑え、しかも、配線間容量を小さくする
ことができることが分かる。
【0034】高周波用配線ボードにおいては、所望の特
性インピーダンスを得るということが性能に大きく影響
する。配線間容量を小さくするという目的だけのために
設計するのであれば、配線間中央部の盛り上がり(突起
26)を配線のプロセスルールが許すだけ高くすれば、
信号配線層21どうし間の容量よりも、信号配線層21
とグラウンド層22との間の容量が大きくなり、配線間
容量を小さくすることができる。しかし、特性インピー
ダンスが大きくなると、設計時にその変化を考慮しなけ
ればならない。特に、MMICのように後で調整が不可
能な場合は、なるべく特性インピーダンスを変えずに、
配線間容量を小さくする方が有効である。
【0035】かかる観点に基づき、信号配線層21とグ
ラウンド層22との間の誘電体23の厚さTdに対する
信号配線層21間の距離Dsの関係について電磁界解析
を行った。配線容量は主に信号配線層21間の距離Ds
に支配されるため、以下では、信号配線層21間の距離
Dsと信号配線層21とグラウンド層との間の距離Td
の大小で場合分けする。
【0036】図5は、信号配線層21間の距離の半分D
s/2が、配線層21とグラウンド層22との間の距離
Tdよりも大きい場合、即ち、(Ds/2)>Tdの場
合の構造の断面を示し、図6は逆に、(Ds/2)≦T
dの場合の構造の断面を示す。なお、図5及び図6中の
各記号は下記のパラメータを示す。
【0037】Ds:信号配線層21間の距離、Td:信
号配線層21とグラウンド層22との間の距離、Tw:
信号配線層21の厚さ、EL:等方線(信号配線層21
からの距離がTdである線)、Hg:突起26の高さ。
【0038】信号配線層21の特性インピーダンスは、
信号配線層21とグラウンド層22との間の距離Tdに
依存する。このため、導体信号配線層21から、グラウ
ンド層22までの距離Td以上離れている領域(等方線
ELより外側の領域)でグラウンド層22を盛り上げて
も、信号配線層21の特性インピーダンスには変化が少
ない。
【0039】図5図示の(Ds/2)>Tdの場合、グ
ランド突起26の側面が信号配線層21の側部21xと
同じ曲率半径を有していると、突起26を高くしても、
等方線ELより内側の領域には侵入しない。従って、グ
ラウンド層21の突起26の高さHgは、製作上可能な
範囲で任意に設定しても、特性インピーダンスに大きな
影響を与えることはない。
【0040】これに対して、図6図示の(Ds/2)≦
Tdの場合、グランド突起26を高くすると、等方線E
Lより内側の領域には侵入し、特性インピーダンスに大
きな影響を与える。突起26の高さHgを、図6図示の
幾何学的関係より、突起26の高さの限界値Hc未満、
即ち下記の式(2)を満足するように設定すると、信号
配線自体の特性インピーダンスを変えずに、配線間容量
を小さくすることができる。
【0041】 Hg>Hc=Td+Tw−√(Td2 −Ds2 /4) …(2) 図10は特性インピーダンスC11と突起26の高さH
gとの関係を示すグラフであり、図11は配線間容量C
12と突起26の高さHgとの関係を示すグラフであ
る。図10及び図11中、線L6は(Ds/2)>Td
の場合の特性を示し、線L7はDs/2≦Tdの場合の
特性を示す。
【0042】図10図示の如く、Ds/2≦Tdの場
合、突起26の高さHgが式(2)で示す限界値Hc以
上になると特性インピーダンスC11が急激に増える。
また、図11図示の如く、突起26の高さHgが増加す
ると、Ds/2≦Tdの場合もDs/2>Tdの場合
も、配線間容量C12が減少する。
【0043】図2、図3及び図4は本発明の別の実施の
形態に係る高周波用配線ボードを示す断面図である。こ
れらの図中、図1図示の高周波用配線ボードと対応する
部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略
する。
【0044】図2図示の実施の形態は、図1図示の実施
の形態と概ね同じ構造を有する。但し、グランド層22
上に配設されたグランド突起26が、絶縁性コア26a
とこの全体を覆い且つグランド層22に電気的に接続さ
れた導電性表層26bとからなる。
【0045】図3図示の実施の形態においては、信号配
線層21は誘電体層23のU溝を埋め込み且つ上面が平
坦となるように形成される。また、図4図示の実施の形
態においては、信号配線層21は誘電体層23のU溝の
内面を覆う薄膜として形成される。これらの実施の形態
においては、信号配線層21の表面が空気層25と接触
することとなる。
【0046】図3及び図4図示の如く、信号配線層21
の上部には、フランジ状の張出部27が空気層25中に
せり出すように形成される。張出部27は、誘電体層2
3上面からの高さTeと、誘電体層23中の配線層21
からの張出幅Weとを有する。高さTeと張出幅Weと
は下記の式(3)を満足するように設定される。
【0047】 0.5<(We/Te)<1.5 …(3) これにより、誘電正接tanδが0である空気中を電気
力線がより多く走ることになり、誘電体損を小さくでき
る。しかも、端部への電流集中の小さなマイクロストリ
ップ線路を形成することができる。
【0048】上述の如く、本発明は、MMIC等の小型
の受動部品を作製する際、信号配線どうし(1つの配線
の複数の部分どうしの場合を含む)が近接する場合でし
かも、信号配線間容量を減らしたい時等に有効である。
【0049】図12(a)、(b)は本発明の更に別の
実施の形態に係る平面型インダクタ31の平面図と、そ
の12B−12B線断面図とを示す。図12中、図1図
示の高周波用配線ボードと対応する部分には同一の符号
を付してそれらの詳細な説明を省略する。
【0050】図12図示の如く、信号配線層21どうし
(この場合は1つの配線の複数の部分どうし)が近接し
ていると、インダクタとして磁力が強まる。しかし、配
線層21どうしあまり近接していると、配線間容量が増
加し、共振点の急峻さ即ち、選択性をあらわすQ値が下
がるという問題点が生じる。通信分野でのフィルター
等、他の周波数との混線を避けるため、Q値はなるべく
大きい方が望ましい。
【0051】図13は図12図示の平面型インダクタ3
1の簡略化した等価回路を表す。この場合、Q値は下記
の式(4)で表される。即ち、Q値を大きくするために
は、Rが小さく、Cも小さい方がよい。
【0052】 Q=f/2△f=ω{L(1−ω2 LC)−R2 C}/R …(4) 上述の如く、直方体断面の信号配線より、グランド層2
2に対向する配線層21のフェースが曲面状をなす場合
の方が、C(配線間容量)が小さく、R(等価抵抗)が
小さい。従って、グランド層22に対向する配線層21
のフェースを曲面状にし、且つ配線層21間の中心に対
応してグラウンド層22に突起26を設けることによ
り、特性インピーダンスを変えずに、配線間容量を下
げ、高周波に対する導体損を小さくできる。なお図12
中、符号46はビア層を示す。
【0053】図14(a)、(b)は本発明の更に別の
実施の形態に係るメアンダライン36の平面図と、その
14B−14B線断面図とを示す。図14中、図1図示
の高周波用配線ボードと対応する部分には同一の符号を
付してそれらの詳細な説明を省略する。
【0054】高周波用配線ボードにおいては、整合回路
や90度ハイブリッド回路等、伝送線路によってマイク
ロ波用受動部品を作製することが多い。例えばλ/4の
配線長をMMICで実現しようとするとMMICの中の
かなりの面積を占めることになる。このような場合、メ
アンダライン等で配線を折り曲げて小さな面積に収める
ようにすることがよく行われる。
【0055】図15に図14図示のメアンダラインの簡
略化した等価回路を示す。図15において、Z:特性イ
ンピーダンス、ε:実効誘電率、l:配線長である。メ
アンダラインの場合、折り曲げた配線どうしの容量によ
り配線長が実際の配線よりも短くみえるという現象があ
る。従って、グランド層22に対向する配線層21のフ
ェースを曲面状にし、且つ配線層21間の中心に対応し
てグラウンド層22に突起26を設けることにより、配
線間容量を小さくすることが有効となる。これにより、
等価的な配線長を実際の配線長に近づけることができる
ため、メアンダラインの配線長を小さくでき、占有面積
も小さくてすむようになる。
【0056】なお、図1図示の如く、誘電体層23に形
成された凹部が配線層21の金属材料で完全に満たされ
ていると、配線自体が低抵抗となる。このため、高周波
信号配線層21と同レベルに、他用途の配線、例えば中
速信号配線、電源グラウンド配線を信号配線層21と同
一工程で形成することができる。
【0057】図16は本発明の更に別の実施の形態に係
る高周波用配線ボードを示す断面図である。図16中、
図1図示の高周波用配線ボードと対応する部分には同一
の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
【0058】この実施の形態においては、図16図示の
如く、高周波信号配線層21と同一工程で、層間を接続
するビアホール41のランド層42が形成される。この
場合、配線幅の違いにより、配線下部が自動的に直線状
に形成されるため、信号配線層21の下側直線部を特別
な工程で形成する必要がない。これにより、プロセスの
簡略化、歩留まりの向上が可能となる。
【0059】図16図示の構造は、例えば以下のように
して形成することができる。先ず、基板24上に、グラ
ンド層22となる金属膜を形成する。ここで、基板24
として、半導体基板または絶縁性基板を使用することが
できる。半導体基板の場合は、スパッタ等によって、例
えばAl、Cu、Au等の金属膜をグランド層22とし
て形成する。また、プリント基板の場合は、予め表面に
接着されている銅箔をグランド層22として利用するこ
とができる。
【0060】図16図示のグラウンド層22の突起26
は、信号配線層21間の中央に対応するグランド層22
上の位置に、パターンめっきにより任意の高さとなるよ
うに形成することができる。
【0061】この方法に代え、次のような方法により突
起26を形成することもできる。先ず、基板24のグラ
ンド層22上に樹脂を塗布し、スピンコート法を用い、
例えば5μmの厚さの膜を形成する。次に、60℃〜9
0℃、望ましくは80℃でプリベークを行った後、信号
配線層21の直下に対応して所定のパターンを有するマ
スクを介して、365nmにピークを持つ紫外線により
露光を施す。次に、有機系BCB専用現像液(ダウケミ
カル社製)により現像処理を行い、信号配線層21の下
の誘電体層23の厚さTdに相当する深さ、即ちグラウ
ンド層22に達するまでBCB膜を選択的に除去する。
これにより、信号配線層21間の中央は谷と谷との境界
でちょうど突起状になる。
【0062】次に、スパッタ法や真空蒸着法を用い、
0.8μm〜1.5μm程度の厚さの金属薄膜をBCB
膜の表面全体に形成する。これにより、信号配線層21
間の中央の下方に突起26が形成される。次に、グラウ
ンド層22上に誘電体層23を形成する。誘電体層とし
ては、ポリイミド、アルミナ、SiO2 及びエポキシ等
が使用できるが、ベンソシクロブテン(BCB)が最も
望ましい。BCBは低誘電率(2.7)、低誘電正接
(0.0008)と良好な電気特性を有すると共に、平
坦性がよい等の必要な機械的特性及び熱特性も備えてい
る。
【0063】なお、感光性のBCBを用いると、プロセ
スを簡略化できるので好ましい。この感光性のBCB樹
脂を用いたBCB膜は、次のようにして形成することが
できる。
【0064】先ず、ビアホール41の第1層目のビア層
46を形成する。ここでは、先ず、基板24のグランド
層22上に樹脂を塗布し、スピンコート法を用い、例え
ば10μmの厚さの膜を形成する。次に、60℃〜90
℃、好ましくは80℃でプリベークを行った後、所定の
ビアパターンを有するマスクを介して、365nmにピ
ークを持つ紫外線により露光を施す。次に、有機系BC
B専用現像液(ダウケミカル社製)により現像処理を行
い、信号配線層21の下の誘電体層23の厚さTbに相
当する深さ、即ち、グラウンド層22に達するまでBC
B膜を選択的に除去し、凹部を形成する。
【0065】次に、スパッタ法や真空蒸着法を用い、
0.8μm〜1.5μm程度の厚さの銅薄膜をBCB膜
の表面全体に形成する。この銅薄膜を電極として用い、
BCB膜に形成された深さTbの凹部が銅で満たされる
まで電気メッキを行う。
【0066】凹部以外の領域に形成された銅膜はエッチ
ングまたは研磨等によって除去することができるが、工
程に必要な時間やエッチング液の廃液等を考慮すると研
磨法を用いることが有利である。特に、プリント基板工
程で一般に使用されているバフ研磨を用いることが望ま
しい。BCB膜表面まで研磨し、凹部以外に形成された
銅膜を除去することにより、誘電体層23の凹部のみに
銅からなるビア層46を形成することができる。
【0067】次に、第1層目の信号配線層21及びラン
ド層42を同一工程で形成する。ここでは、先ず、上述
の工程により加工された基板上に樹脂を塗布し、スピン
コート法を用い、例えば5μmの厚さの膜を形成する。
次に、プリベークを行った後、所定の配線パターンを有
するマスクを介して露光を施す。次に、有機系BCB専
用現像液により現像処理を行い、信号配線層21の厚さ
Twに相当する深さまでBCB膜を選択的に除去し、凹
部を形成する。
【0068】次に、スパッタ法や真空蒸着法を用い、
0.8μm〜1.5μm程度の厚さの銅薄膜をBCB膜
の表面全体に形成する。この銅薄膜を電極として用い、
BCB膜に形成された深さTwの凹部が銅で満たされる
まで電気メッキを行う。凹部以外の領域に形成された銅
膜はエッチングまたは研磨等によって除去することによ
り、BCB膜上に第1層目の配線層21及びランド層4
2を形成することができる。
【0069】なお、配線層21を形成するため、BCB
膜を選択的に除去する際は、配線端部が曲面になるよう
に凹部を形成するよう留意すべきである。次に、第1層
目のビア層46と同様に第2層目のビア層47を形成す
る。ここでは、先ず、上述の工程により加工された基板
上に樹脂を塗布し、スピンコート法を用い、例えば10
μmの厚さの膜を形成する。次に、プリベークを行った
後、所定のビアパターンを有するマスクを介して露光を
施す。次に、有機系BCB専用現像液により現像処理を
行い、後述の表層配線層48の下の第2 層目のビア層4
7の厚さに相当する深さまでBCB膜を選択的に除去
し、凹部を形成する。
【0070】次に、スパッタ法や真空蒸着法を用い、
0.8μm〜1.5μm程度の厚さの銅薄膜をBCB膜
の表面全体に形成する。この銅薄膜を電極として用い、
BCB膜に形成された凹部が銅で満たされるまで電気メ
ッキを行う。凹部以外の領域に形成された銅膜はエッチ
ングまたは研磨等によって除去することにより、BCB
膜上に第2層目のビア層47を形成することができる。
【0071】最後に、表層配線層48を形成する。ここ
では、先ず、上述のように加工された基板上に樹脂を塗
布し、スピンコート法を用い、例えば5μmの厚さの膜
を形成する。次に、プリベークを行った後、所定の配線
パターンを有するマスクを介して露光を施す。次に、有
機系BCB専用現像液により現像処理を行い、配線層4
8の厚さに相当する深さまでBCB膜を選択的に除去
し、凹部を形成する。
【0072】次に、スパッタ法や真空蒸着法を用い、
0.8μm〜1.5μm程度の厚さの銅薄膜をBCB膜
の表面全体に形成した後、凹部以外の領域に形成された
銅膜をエッチングによって除去する。
【0073】最後に、例えば210℃〜280℃、望ま
しくは250℃でハードキュアをすることにより、湾曲
表面を有する導体が配設されたBCB膜が完成する。以
上、具体例を示して本発明の配線ボードを説明したが、
本発明はこれに限定されない。
【0074】例えば、使用する周波数によって、ポリイ
ミド、SiO2 、アルミナ、またはエポキシ等の樹脂を
用いる場合、信号配線を埋め込むための凹部は、感光性
材料を現像することによって形成することができる。ま
た、アルミナ、SiO2 等を使用する場合、CDE法等
の等方性エッチングが可能なドライエッチング等によ
り、凹部を形成することができる。
【0075】また、配線材料としては、銅に限らず、
金、アルミニウム等の導電率の高い他の金属を使用して
もよい。更に、信号配線は、前述の金属とチタン、クロ
ム、またはニッケル等の多層構造として、接着強度の向
上を図ることができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、低配線間容量且つ低導
体損の優れた電気特性を有すると共に、簡略化されたプ
ロセスで製造可能な高周波配線ボードを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波用配線ボード
を示す断面図。
【図2】本発明の別の実施の形態に係る高周波用配線ボ
ードを示す断面図。
【図3】本発明の更に別の実施の形態に係る高周波用配
線ボードを示す断面図。
【図4】本発明の更に別の実施の形態に係る高周波用配
線ボードを示す断面図。
【図5】信号配線間距離の半分が、信号配線とグラウン
ド層との間の距離より長い場合の本発明に係る高周波用
配線ボードを示す断面図。
【図6】信号配線間距離の半分が、信号配線とグラウン
ド層との間の距離より短い場合の本発明に係る高周波用
配線ボードを示す断面図。
【図7】特性インピーダンスと配線の厚さとの関係を示
すグラフ。
【図8】配線間容量と配線の厚さとの関係を示すグラ
フ。
【図9】導体損と配線の厚さとの関係のシミュレーショ
ン結果を示すグラフ。
【図10】特性インピーダンスとグランド突起の高さと
の関係を示すグラフ。
【図11】配線間容量とグランド突起の高さとの関係を
示すグラフ。
【図12】本発明の更に別の実施の形態に係る平面型イ
ンダクタを示す図。
【図13】図12図示の平面型インダクタの簡略化した
等価回路を示す図。
【図14】本発明の更に別の実施の形態に係るメアンダ
ラインを示す図。
【図15】図14図示のメアンダラインの簡略化した等
価回路を示す図。
【図16】図16は本発明の更に別の実施の形態に係る
高周波用配線ボードを示す断面図。
【図17】従来の配線ボードを示す断面図。
【図18】従来の別の配線ボードを示す断面図。
【図19】従来の更に別の配線ボードを示す断面図。
【図20】従来の更に別の配線ボードを示す断面図。
【図21】従来の更に別の配線ボードを示す断面図。
【符号の説明】
21…信号配線層(内層)、22…グラウンド層、23
…誘電体層、24…基板、25…空気層、26…グラウ
ンド突起、27…張出部(表層)、31…平面型インダ
クタ、36…メアンダライン、41…ビアホール、42
…ランド層、46、47…ビア層、48…表層配線層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グランド層と前記グランド層と誘電体層を
    介して対面する複数の信号配線層とを有し、前記信号配
    線層が互いに近接して互いの電磁界が影響を及ぼし合う
    高周波用配線ボードにおいて、 前記グランド層と対向する側の各信号配線層のフェース
    の両側部が曲面をなすことと、隣接する2つの信号配線
    層の各対間の位置に対応するように、前記グランド層上
    に前記グランド層と電気的に接続されたグランド突起が
    配設されることと、前記グランド突起が前記信号配線に
    対して実質的に平行に延在することと、を特徴とする高
    周波用配線ボード。
  2. 【請求項2】前記グランド突起の中心と、前記隣接する
    2つの信号配線層の各対間の中心とが実質的に整一する
    ことを特徴とする請求項1に記載の高周波用配線ボー
    ド。
  3. 【請求項3】前記信号配線の前記両側部と前記グランド
    突起の側面とが相補形状を有することを特徴とする請求
    項1または2に記載の高周波用配線ボード。
  4. 【請求項4】前記信号配線層がインダクタを構成するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高周
    波用配線ボード。
  5. 【請求項5】前記信号配線層がメアンダラインを構成す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    高周波用配線ボード。
  6. 【請求項6】前記誘電体層が、感光性ベンゾシクロブテ
    ン樹脂を具備することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の高周波用配線ボード。
JP9095976A 1997-04-14 1997-04-14 高周波用配線ボード Pending JPH10290105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9095976A JPH10290105A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 高周波用配線ボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9095976A JPH10290105A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 高周波用配線ボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10290105A true JPH10290105A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14152207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9095976A Pending JPH10290105A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 高周波用配線ボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10290105A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222519A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Tdk Corp 信号伝送線路、電子部品及び信号伝送線路の製造方法
US7161449B2 (en) 2003-09-05 2007-01-09 Ntt Docomo, Inc. Coplanar waveguide resonator
JP2008028836A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Fujitsu Ltd 超伝導フィルタデバイスおよびその作製方法
CN100405583C (zh) * 2004-02-16 2008-07-23 阿尔卑斯电气株式会社 高频布线结构和高频布线结构的制造方法
US7450397B2 (en) 2005-03-24 2008-11-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Wiring board and circuit apparatus
JP2017073593A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 日本電信電話株式会社 高周波線路およびその製造方法
WO2021100471A1 (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 日東電工株式会社 配線回路基板

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7161449B2 (en) 2003-09-05 2007-01-09 Ntt Docomo, Inc. Coplanar waveguide resonator
CN100405583C (zh) * 2004-02-16 2008-07-23 阿尔卑斯电气株式会社 高频布线结构和高频布线结构的制造方法
JP2006222519A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Tdk Corp 信号伝送線路、電子部品及び信号伝送線路の製造方法
JP4582311B2 (ja) * 2005-02-08 2010-11-17 Tdk株式会社 信号伝送線路、電子部品及び信号伝送線路の製造方法
US7450397B2 (en) 2005-03-24 2008-11-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Wiring board and circuit apparatus
JP2008028836A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Fujitsu Ltd 超伝導フィルタデバイスおよびその作製方法
JP2017073593A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 日本電信電話株式会社 高周波線路およびその製造方法
WO2021100471A1 (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 日東電工株式会社 配線回路基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7187559B2 (en) Circuit board device and its manufacturing method
US7285841B2 (en) Method of manufacturing signal processing apparatus
US6906682B2 (en) Apparatus for generating a magnetic interface and applications of the same
KR100917508B1 (ko) 고주파 모듈 기판 장치
TWI463933B (zh) 多層配線基板
KR100763740B1 (ko) 전자 부품 제조 방법 및 전자 부품
JPH0936312A (ja) インダクタンス素子およびその製造方法
JP2002503033A (ja) 電気的接続要素および電気的接続要素を作る方法
WO2003056654A1 (fr) Circuit de filtrage et son procede de production
KR100697405B1 (ko) 전자 디바이스
US6643924B2 (en) Method of manufacturing a distributed constant filter circuit module
US6292084B1 (en) Fine inductor having 3-dimensional coil structure and method for producing the same
JPH10290105A (ja) 高周波用配線ボード
US6411182B1 (en) Cavity resonator for reducing phase noise of voltage controlled oscillator and method for fabricating the same
JPH08172161A (ja) インダクタ素子とその製法およびそれを用いたモノリシックマイクロ波集積回路素子
JP2000031651A (ja) 積層回路基板
JPH10242599A (ja) 配線基板
JP2004356310A (ja) 半導体高周波装置とその製造方法
KR100218676B1 (ko) 스피럴 인덕터의 구조
KR100331226B1 (ko) 다공성 산화 실리콘 기둥을 이용하여 형성한 초고주파용 소자
JPH1075144A (ja) Lcバンドパスフィルタ及びその周波数特性調整方法
JPH0624223B2 (ja) マイクロ波集積回路装置
US20050189611A1 (en) High frequency passive element
JP3507874B2 (ja) 高周波半導体装置
KR100379900B1 (ko) 다공성 산화 실리콘층을 이용하여 형성한 초고주파용 소자 및 그 제조방법