JP3141350B2 - 発振回路の発振周波数の調整方法 - Google Patents

発振回路の発振周波数の調整方法

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JP3141350B2 JP04138545A JP13854592A JP3141350B2 JP 3141350 B2 JP3141350 B2 JP 3141350B2 JP 04138545 A JP04138545 A JP 04138545A JP 13854592 A JP13854592 A JP 13854592A JP 3141350 B2 JP3141350 B2 JP 3141350B2
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安弘 中元
康行 田中
成男 中村
靖人 藤井
省悟 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にマイクロストリ
ップ線路の配線層を有する多層回路基板を用いたトリプ
レート型ストリップ線路を有する発振回路の発振周波数
の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車電話に代表される移動
体通信用の周波数可変型発振装置には、マイクロストリ
ップ線路を用いた発振回路が採用されている。この発振
回路に用いられるマイクロストリップ線路は、一般に、
誘電体からなる基板と、基板表面に形成されたストリッ
プ導体と、基板裏面に形成されたアースパターンとから
構成されている。
【0003】このような発振回路において、マイクロス
トリップ線路のライン幅やライン長のばらつき等によっ
て発振周波数がばらつく。発振周波数のばらつきを調整
する方法として、一端部を接地したマイクロストリップ
線路の他端部に、基板表面上の線路パターンで形成した
櫛歯状のトリミングコンデンサを接続し、このトリミン
グコンデンサをレーザ等により切断する方法がある。ま
た、マイクロストリップ線路の側部に発振周波数調整用
のスタブを線路パターンで形成し、レーザ等によりこの
スタブを切断することによって調整する方法がある。
【0004】一方、マイクロストリップ線路からの放射
損失を抑えることを目的として、マイクロストリップ線
路が形成された基板を、表面に接地パターンが形成され
た1対の基板で挟み込むようにしたトリプレート型スト
リップ線路を有する発振回路が従来から提案されてい
る。このようなトリプレート型ストリップ線路を有する
発振回路においては、外側の基板表面に形成された接地
パターンを削り取ることによって発振周波数を調整する
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の基板表面に
トリミングコンデンサやスタブを線路パターンで形成
し、発振周波数の調整を行う構造のものでは、周波数の
調整範囲を広げる場合には線路パターンの占有面積が大
きくなり、回路を小型化する場合の妨げになる。また、
トリプレート型ストリップ線路を用いた構造では、接地
パターンを削り取ることによって周波数の調整を行うの
で、正確に周波数の調整を行うのが困難である。
【0006】本発明の目的は、トリプレート型ストリッ
プ線路を有する発振回路において、簡単にかつ正確に発
振周波数の調整を行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発振回路の
発振周波数の調整方法は、マイクロストリップ線路が形
成された中間基板と、前記中間基板を挟むように配置さ
れ表面に接地パターンが形成された1対の接地基板とを
含むトリプレート型ストリップ線路を備え、前記1対の
接地基板の少なくとも一方を前記中間基板との間に挟む
ように発振周波数調整用基板を配置し、前記発振周波数
調整用基板の表面に前記マイクロストリップ線路から前
記一方の接地基板及び該発振周波数調整用基板の厚み方
向を貫通するスルーホールを介して電気的に接続される
発振周波数調整用導電パターンを形成して成る発振回路
の発振周波数調整方法にに関する。前記発振周波数調整
用導電パターンは、マトリックス状に配置された複数の
導電パターンと、第1方向に配列された複数の導体パタ
ーンを接続する微調整用接続配線と、該微調整用接続パ
ターンに接続された第1方向に延びる複数の導電パター
ンの1つを第2方向に接続するとともに、前記スルーホ
ールに接続する粗調整用接続配線とから成っている。そ
して、前記導電パターン間を接続する所定粗調整用接続
配線を切断することにより発振周波数の粗調整を行い、
前記導電パターン間を接続する所定微調整用接続配線を
切断することにより発振周波数の微調整を行うことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明に用いられる発振回路では、発振回路を
構成するマイクロストリップ線路の形成された基板に対
して、接地基板を挟んで導電パターンの形成された発振
周波数調整用の基板が配置されている。このため、導電
パターンと接地基板の接地パターンとによって挟まれる
基板内部に容量成分を形成するようにすれば、導電パタ
ーンをレーザ等によって切断することよって容量成分を
変更することができ、容易にかつ正確に発振周波数の調
整を行うことができる。また、発振周波数調整用導電パ
ターンは、マトリックス状に配置された複数の導電パタ
ーンと、一方方向に配列された複数の導体パターンを接
続する微調整用接続配線と、微調整用接続パターンに接
続された一方方向に延びる複数の導電パターンの1つ
を、他方向に接続する粗調整用接続配線とから成ってい
る。
【0009】そして、導電パターン間を接続する所定粗
調整用接続配線を切断することにより、微調整用接続配
線によって接続された一方方向に延びる複数の導電パタ
ーンがマイクロストリップ線路から切り離される。これ
により、発振回路の発振周波数の粗調整が可能となる。
また、導電パターン間を接続する所定微調整用接続配線
を切断することにより、任意の導電パターンをマイクロ
ストリップ線路から個々に切り離すことができる。これ
により、発振回路の発振周波数の微調整が可能となる。
即ち、任意の微調整用接続配線または任意の粗調整用接
続配線を切断することにより、発振周波数の粗調整およ
び微調整が可能となり、容易にかつ正確に発振周波数の
調整を行うことができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例が適用される発振
回路を示している。図に示すように、この発振回路は、
中間基板1と、中間基板1を挟むように設けられた1対
の接地基板2,3と、接地基板2の上部に中間基板1と
の間に接地基板2を挟むようにして配置された周波数調
整用の基板4とを有している。
【0011】中間基板1の表面にはマイクロストリップ
線路5が形成されている。また、接地基板2,3間の表
面には、略全面に接地パターン6,7が形成されてい
る。さらに、発振周波数調整用の基板4の表面には、基
板4内部にトリミングコンデンサを形成するための複数
の導電パターン8がマトリックス状に配置されている。
図のY方向に並ぶ3つの導電パターン8は、それぞれ微
調整用の接続配線9a,9bと、接続配線9c,9d
と、接続配線9e,9fとによってそれぞれ接続されて
いる。これにより、Y方向に配列された複数の導電パタ
ーン群が構成される。また、Y方向に並んだ3つの導電
パターンからなる導電パターン群のうちの1つの導電パ
ターン、例えば、端部に位置する3つの導電パターン
は、それぞれ粗調整用接続配線10a,10bによって
図1のX方向(他方方向)に接続されている。そして、
複数の導電パターン8は、接続配線11によって接続パ
ターン12に接続されている。接続パターン12は、ス
ルーホールを介して中間基板1のマイクロストリップ線
路5の一端に電気的に接続されている。また、マイクロ
ストリップ線路5の他端は、スルーホールを介して両側
の接地基板2,3の接地パターン6,7に接続されてい
る。
【0012】このような構成になる発振回路において、
発振周波数の調整方法について説明する。まず、発振周
波数の粗調整では、粗調整用接続配線10a,10bの
いずれかをカットする。たとえば、粗調整用接続配線1
0aを切断することにより、微調整用の接続配線9a、
9bによって接続された3つの導体パターン群をマイク
ロストリップ線路5から切り離すことができる。また、
粗調整用接続配線10bを切断することにより、微調整
用接続配線9a,9bによって接続された3つの導体パ
ターン群および微調整用の接続配線9c、9dによって
接続された3つの導体パターン群をマイクロストリップ
線路5から切り離すことができる。図2ので示すよう
な特性によって発振周波数の調整が可能となる。なお、
の特性は、粗調整用接続配線10bを切断した後、微
調整用接続配線9e、9fを順に切断している。次に、
発振周波数の微調整では、微調整用接続配線9a、9
b、9c、9d、9e、9fを切断することによって発
振周波数を調整することができる。たとえば、粗調整用
接続配線10aをカットした後に、微調整用接続配線9
cを切断し、さらに、微調整用接続配線9dを切断する
ことにより、図2ので示される特性に従って発振周波
数を調整することができる。さらに、粗調整なしに微調
整用接続配線9aを切断し、さらに、微調整用接続配線
9bを切断することにより、図2ので示す特性にした
がって発振周波数を調整することができる。即ち、粗調
整用接続配線10a、10bの所定配線の選択的な切断
及び微調整用接続配線9a、9b、9c、9d、9e、
9fの所定配線の選択的な切断によって、発振回路の発
振周波数の粗調整及び微調整を行うことができる。
【0013】このように、発振周波数調整用の基板4上
の導電パターン8を結ぶ接続配線の切断箇所によって、
LC共振回路を構成するC(キャパシタ)成分を変える
ことができ、発振周波数を粗調整及び微調整することが
できる。このため、容易にかつ正確に発振周波数を目標
の周波数に合わすことができる。また、付加容量成分は
基板4内部に構成されるので、基板4の厚み、誘電率を
変えることより、容易に周波数変化率を変えることがで
きる。
【0014】図3は、本発明の一実施例を用いた発振回
路を有する電圧制御発振回路の回路図である。この発振
回路は、共振回路部20と、負性抵抗回路部21と、増
幅回路部22とから構成されている。共振回路部20
は、図1で示した周波数調整用トリミングコンデンサ付
のマイクロストリップ線路SL1と、制御電圧により容
量が変化するバリキャップCvと、バイパスコンデンサ
C1,C2と、電圧制御発振周波数の可変範囲を決定す
るためのコンデンサC3と、コンデンサC4,C5と、
抵抗R1,R2と、他のマイクロストリップ線路SL2
とから構成されている。また、負性抵抗回路部21は、
トランジスタQ1と、コンデンサC6,C7,C9と、
抵抗R6とから構成されている。さらに、増幅回路部2
2は、トランジスタQ2と、マイクロストリップ線路S
L3と、コンデンサC8,C10,C11,C12と、
抵抗R3,R4とから構成されている。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明では、トリプレート
型ストリップ線路を備えた発振回路において、発振周波
数調整用基板を設けるとともに、この表面に発振周波数
調整用の導電パターンを形成したので、この導電パター
ンによって発振周波数調整用の容量を形成でき、しか
も、この容量を粗調整及び微調整で調整することがで
き、容易にかつ正確に発振周波数を調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による発振回路の分解斜視
図。
【図2】その発振周波数調整特性を示す図。
【図3】前記発振回路が採用された発振回路の回路図。
【符号の説明】
1 中間基板 2,3 接地基板 4 発振周波数調整用基板 5 マイクロストリップ線路 6,7 接地パターン 8 導電パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 成男 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 鹿児島国分工場内 (72)発明者 藤井 靖人 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 鹿児島国分工場内 (72)発明者 田中 省悟 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 鹿児島国分工場内 (56)参考文献 特開 平4−97605(JP,A) 特開 平3−117901(JP,A) 特開 平3−145808(JP,A) 特開 平4−61404(JP,A) 特開 平4−58601(JP,A) 特開 平4−329705(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/18 H01P 3/08 H01P 7/08 H01P 5/02 - 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロストリップ線路が形成された中間
    基板と、前記中間基板を挟むように配置され表面に接地
    パターンが形成された1対の接地基板とを含むトリプレ
    ート型ストリップ線路を備え、前記1対の接地基板の少
    なくとも一方を前記中間基板との間に挟むように発振周
    波数調整用基板を配置し、前記発振周波数調整用基板の
    表面に前記マイクロストリップ線路から前記一方の接地
    基板及び該発振周波数調整用基板の厚み方向を貫通する
    スルーホールを介して電気的に接続される発振周波数調
    整用導電パターンを形成して成る発振回路の発振周波数
    調整方法において、 前記発振周波数調整用導電パターンは、 マトリックス状に配置された複数の導電パターンと、 第1方向に配列された複数の導体パターンを接続する微
    調整用接続配線と、 該微調整用接続パターンに接続された第1方向に延びる
    複数の導電パターンの1つを第2方向に接続するととも
    に、前記スルーホールに接続する粗調整用接続配線と、 から成るとともに、 前記導電パターン間を接続する所定粗調整用接続配線を
    切断することにより発振周波数の粗調整を行い、前記導
    電パターン間を接続する所定微調整用接続配線を切断す
    ることにより発振周波数の微調整を行うことを特徴とす
    る、 発振回路の発振周波数の調整方法。
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