JP2002004392A - 水洗便器と水洗便器の製造方法 - Google Patents

水洗便器と水洗便器の製造方法

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JP2002004392A
JP2002004392A JP2000184896A JP2000184896A JP2002004392A JP 2002004392 A JP2002004392 A JP 2002004392A JP 2000184896 A JP2000184896 A JP 2000184896A JP 2000184896 A JP2000184896 A JP 2000184896A JP 2002004392 A JP2002004392 A JP 2002004392A
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wall portion
ceiling
flush toilet
ball
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JP2000184896A
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Hiroshi Tomonari
弘志 友成
Toshifumi Yoneda
敏文 米田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リム通水路の射水部からの洗浄水吐出時の騒
音を低減できる水洗便器と、成形する際に射水部形成の
ための加工が不要で作業性の悪化やコスト増大を招くこ
となくボール洗浄性に優れた水洗便器の製造方法を提供
する。 【解決手段】 ボール部の上部周縁部にボール部に洗浄
水を導くリム通水路を備えた水洗便器であって、前記リ
ム通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁
部とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設
けて前記天井部から連設され垂下する垂下壁部を備え、
前記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境
界部に前記隙間と連通する連通部を有することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール部の上部周
縁にリム通水路を有する水洗便器とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般の水洗大便器は、図11に示すよう
にボール部1の上部周縁にリム通水路3を形成し、この
リム通水路3を外部給水源に接続する給水室11に連通
させた構造が一般的である。そして、リム通水路3の底
面に複数の射水穴21、21.…を設け、給水室からの
洗浄水を前記複数の射水穴21、21、…から放出する
ことによりボール部1の洗浄が行われる。
【0003】一方、射水穴に代えてリム通水路の下面全
周にスリット状の開口を有するオープンリム方式と言わ
れるものもある。
【0004】また、特開平4−297638に開示され
るように、リム通水路部の外周と便器ボール部の内周の
間に隙間を設けリム通水路部の外周上側に射水穴を開
け、給水からの洗浄水を空気を巻き込むことなく排出し
騒音を低減させた方式もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
の1番目においては、リム通水路部底面に射水穴が開口
されているため、給水からの洗浄水は空気を巻き込みな
がら排出する為、騒音発生の原因になる。さらに、前記
従来例の1番目、2番目に共通の課題として2つの製造
用型のみで射水部を形成すると、穴の向きは略鉛直下向
きの方向しか指向できない。前記従来例の3番目におい
ては、リム通水路部の外周と便器ボール部の内周の間に
隙間があり、特に汚れやすいボール部の清掃性が低下す
る。また、前記従来例の1番目、2番目、3番目に共通
の課題として、2つの製造用型のみで射水穴を形成する
とリム通水路断面形状が制限を受けることになり、ボー
ル部の洗浄水の最適化が難しい。また離型後に射水穴を
加工する場合があるが、加工する位置やその大きさを維
持するには技術的に限界があり、また作業性も悪くな
り、精度の良いボール部への洗浄水を得ることが難し
い。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的はリム通水路部に設けられた射
水部から空気を巻き込んで水が吐出されることなく騒音
を低減でき、かつ射水部を離型後に加工することなく、
製造型で射水部を形成することで、作業性悪化やコスト
増大を招くことなく精度が良くかつ洗浄性のよいボール
洗浄水が得られる水洗便器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
水洗便器は、ボール部の上部周縁にボール部に洗浄水を
導くリム通水路を備えた水洗便器であって、前記リム通
水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁部と
で構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設けて
前記天井部から連設され垂下する垂下壁部を備え、前記
内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境界部
に前記隙間と連通する連通部を有することを特徴とす
る。上記の水洗便器によれば、洗浄時にリム通水路内に
供給された洗浄水は底面部から天井部へ上昇していき連
通部、隙間を介してスムースに排出されるので、洗浄水
中に空気を巻き込むことがないので発生音を低減するこ
とができる。
【0008】上記の水洗便器において、連通部は前記リ
ム通水路の略全周に亘って形成してもよいし、または所
定の間隔をおいて複数個所に形成してもよい。、連通部
が前記リム通水路の略全周に亘って形成した場合、ボー
ル部の上縁部の略全周から洗浄水が落下していき、ボー
ル部の洗浄が効率よく行われる。また、連通部が所定の
間隔をおいて複数個所に形成する場合は、前記連通部か
ら吐出された洗浄水の勢い、洗浄水が内側立設壁部や垂
下壁部に伝わって流下拡散によってボール部の上縁の洗
浄をカバーするように前記間隔を設定する。そうするこ
とによりボール部の洗浄が効率よく行われる。
【0009】前記連通部を所定の間隔をおいて複数個所
に形成する場合、その連通部の形状としては切り欠きと
することが望ましい。この切り欠きから洗浄水が拡散さ
れて吐出されるので、ボール部の洗浄が均一に行われ
る。前記切り欠きの形状としては、矩形状、V字状、U
字状、W字状などが好ましい。
【0010】また、前記切り欠きの縦面部を洗浄水が流
れる方向と鋭角をなすように形成することが好ましい。
洗浄水がボール部に落下する際、切り欠きの縦面部にお
いて流路抵抗が減少し、スムースに洗浄水がボール部に
供給される。
【0011】また、上記水洗便器において、内側立設壁
部をボール部の上縁部と滑らかな形状で連続して形成し
てもよいし、また内側立設壁部とボール部の上縁部が段
差部を介して連続して形成してもよい。
【0012】また、上記水洗便器において、リム通水路
内に連通部に洗浄水を導くための案内部を設けることが
でき、その案内部を前記底面部からリム通水路内に突出
した凸部とすることができる。
【0013】また、上記水洗便器において、リム通水路
の底面部にボール部と連通する連通口を設けるか、給水
源と接続する給水部とリム通水路を結ぶ給水路にトラッ
プへの連通口を設けることもある。
【0014】本発明の水洗便器の製造方法は、ボール部
と、このボール部の上部周縁にボール部に洗浄水を導く
リム通水路とを有し、前記リム通水路が天井部と底面部
と内側立設壁部と外側立設壁部とで構成され、前記内側
立設壁部の外側部に隙間を設けて前記天井部から連設し
て垂下する垂下壁部を備え、前記内側立設壁部の上端部
と前記天井部の内側面との境界部に前記隙間と連通する
連通部を有する水洗便器で、前記天井部と垂下壁部とが
一体となった第1成形体と、前記ボール部と一体となっ
た内側立設壁部と外側立設壁部と底面部とを有する第2
成形体とをそれぞれ別体に成形し、成形後前記第1成形
体の前記天井部の垂下壁部とは反対側端部と前記第2成
形体の外側立設壁部の上端部とを接合し、接合したとき
に前記内側立設壁部の高さを前記連通部を形成する高さ
としたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の別の水洗便器の製造方法
は、ボール部と、このボール部の上部周縁にボール部に
洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器の前記リム通
水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁部と
で構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設けて
前記天井部から連設して垂下する垂下壁部を備え、前記
内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境界部
に前記隙間と連通する連通部を有する水洗便器で、前記
天井部と垂下壁部と外側立設壁部の中途上部とが一体と
なった第1成形体と、前記ボール部と一体となった内側
立設壁部と底面部と外側立設壁部の中途下部とを有する
第2成形体とをそれぞれ別体に成形し、成形後前記外側
立設壁部の中途上部と中途下部のそれぞれの端部を接合
し、接合したときに前記内側立設壁部の高さを前記連通
部を形成する高さとしたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の別の水洗便器の製造方法
は、ボール部と、このボール部の上部周縁にボール部に
洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器の前記リム通
水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁部と
で構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設けて
前記天井部から連設して垂下する垂下壁部を備え、前記
内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境界部
に前記隙間と連通する連通部を有する水洗便器で、前記
天井部と垂下壁部と外側立設壁部の中途上部とが一体と
なった第1成形体と、前記ボール部と一体となった内側
立設壁部と底面部と外側立設壁部の中途下部とを有する
第2成形体とをそれぞれ別体に成形し、成形後前記外側
立設壁部の中途上部と中途下部のそれぞれの端部を接合
し、接合したときに前記内側立設壁部の上端部の高さを
前記連通部を形成する高さとしたことを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の別の水洗便器の製造方法
は、ボール部と、このボール部の上部周縁にボール部に
洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器の前記リム通
水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁部と
で構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設けて
前記天井部から連設して垂下する垂下壁部を備え、前記
内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境界部
に前記隙間と連通する連通部を有する水洗便器で、前記
天井部と垂下壁部と外側立設壁部とが一体となった第1
成形体と、前記ボール部と一体となった内側立設壁部と
底面部とを有する第2成形体とをそれぞれ別体に成形
し、前記外側立設壁部の下端部と底面部と接合し、接合
したときに前記内側立設壁部の高さを前記連通部を形成
する高さとしたことを特徴とする。
【0018】また、前記水洗便器の製造方法において、
前記内側立設壁部の上端部の高さを所定の間隔で複数箇
所で高くし、この高くした部分と前記天井部の内側面と
を接合することを特徴とする。外側立設壁部での接合に
加えて内側立設壁部での接合を行うことにより、第1の
成形体と第2の成形体との接合強度が大きくなり製造過
程での内外の応力による変形が生じにくい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る水洗便器の一
実施例の断面図である。Aは水洗便器で、1はボール
部、2はボール部1の上縁部に設けられたリム部であ
る。図2はリム部2の部分拡大断面図である。リム部2
は天井部4、内側立側壁部5、外側立設壁部6、底面部
7、天井部4から内側立側壁部5の外側面より内側に所
定の隙間9aを形成して垂下する垂下壁8で構成し、そ
の内部にリム通水路3を形成している。そして内側立側
壁部5の上端部5aと天井部4の内側面との間に所定間
隔の隙間9bを形成して、リム通水路3と隙間9aとが
連通している。10は水洗便器Aの後部上部に設けられ
た給水口、11はリム通水路3に洗浄水を供給する給水
室でリム通水路3と連絡している。水洗便器Aはボール
部1の底部に連通するトラップ排水路12を備えてい
る。
【0020】リム部2の断面形状の別の実施例を図3、
4に示す。図3はボール部1の上縁部1aの外方に所定
の長さの水平段部1bを形成し、水平段部1bの端部に
内側立設壁部5を形成している。この場合は、リム通水
路3の幅が狭くなっている。図4は図2と同様に内側立
設壁部5がボール部1の上縁部1aから滑らかに連続し
た形状で立設しているが、隙間9aの幅が図2のそれよ
り広くなっている。
【0021】つぎに、図2のリム部を例に洗浄水の流れ
について説明する。給水口10から供給された洗浄水は
給水室11を通りリム通水路3に流れ込む。リム通水路
3内の水位が上昇して図5に示すように隙間9bからリ
ム通水路3内の空気を押し出しながらオーバーフローし
て、隙間9aを通り矢印Pで示すようにボール部1に流
れ込み、ボール部1を洗浄するとともに、ボール部内の
汚物、汚水を排水トラップ12を通って水洗便器Aの外
に排出する。
【0022】つぎに、前記水洗便器Aの製造方法につい
て図6、7、8、9、10に基づいて説明する。水洗便
器Aは図7に示すリム部2の上部の一部を形成する第1
の成形体15と、図8に示すリム部2の下部の一部とボ
ール部1、排水トラップ12を一体に成形した第2の成
形体16とを接合して構成される。第1の成形体15と
第2の成形体16は、図1のX−X線を境にして、それ
ぞれ別体で成形される。図7はX−X線を基準にして下
方向からみた斜視図である。
【0023】第1の成形体15と第2の成形体16は、
それぞれ別の鋳込み成形型によって鋳込み成形される。
成形後、接着用泥漿を第2の成形体16の接合部17に
塗布する。つぎに、第1の成形体15を180度反転し
て第1の成形体15と第2の成形体16の接合部17が
合致するように第1の成形体15を第2の成形体16に
載せる。その後、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を経て
水洗便器Aの製品を得る。
【0024】この実施例において、第1の成形体15と
第2の成形体16との接合部は図3に示すように外側立
設壁部6の高さ方向の略中央部に設定している。また、
内側立設壁部5は所定の間隔をおいて矩形状の切り欠き
18、18、…を形成しており、これらの切り欠き1
8、18、…がリム通水路3と連通しこれを通って洗浄
水がボール部1に供給する構造にしている。そして、内
側立設壁部5の切り欠き18、18、…以外の部分の上
端部5aが第1の成形体15と第2の成形体16を接合
したときにリム通水路3の天井部4に近接する高さ寸法
に設定しておりこの上端部5aにも接着用泥漿が塗布さ
れる。
【0025】外側立設壁部6における第1の成形体15
と第2の成形体16との接合位置については、図示しな
いが天井部4と外側立設壁部6の上端部6aとの近傍、
底面部7と外側立設壁部6の下端部6bとの近傍に設定
することもできる。接合位置が前記上端部6aの近傍の
場合、外側立設壁部6は第2の成形体16の一部として
一体成形する。また、接合位置が前記下端部6bの近傍
の場合、外側立設壁部6は第1の成形体15の一部とし
て一体成形する。
【0026】前記切り欠き18、18、…の縦面部18
a、18aを図9に示すようにリム通水路3内を流れる
洗浄水の方向と鋭角をなす角度にすることにより、太矢
印Sのような斜め方向のボールへの吐水が可能になる。
【0027】また、図8に示すようにリム通水路3内の
底面部7側に設けた突部ガイド19や図7に示すように
リム通水路3内の天井部4側に設けた突部ガイド20に
より、リム通水路3の断面形状を変化させたり、リム通
水路3内の洗浄水の流れを偏向させることでボール部1
での流れを自在に設計できる。前記突部ガイド19、2
0はそれぞれ第1の成形体15、第2の成形体16の一
部として一体成形する。
【0028】また、図10に示すように第2の成形体1
6の底面部7にボール部1に連通する連通口21を給水
室11との境界付近に設けている。この連通口21を介
して、洗浄後にリム通水路3に残存した洗浄水を連通口
21を介してボール部1へ排出することができる。さら
に、この連通口21の高さをリム通水路3の底面部7、
給水室11の底部の高さの中で最下位置となるように設
定することにより、リム通水路3内、給水室11内に残
存する洗浄水をすみやかに排出することができる。
【0029】また、前記連通口21を底面部7に設ける
替わりに、同図10に示すように内側立設壁部5の底面
部7との境界部に連通口22を設けることもできる。こ
の場合も連通口22からリム通水路3内、給水室11内
に残存する洗浄水をすみやかに排出することができる。
【0030】以上のように、リム部2の上部の一部を形
成する第1の成形体15と、リム部2の下部の一部とボ
ール部1、排水トラップ12を一体に成形した第2の成
形体16とをそれぞれの製造用型によって別体で成形
し、その後接合するので形状および寸法精度が良く、か
つ製造用型から離型後の後工程による作業性悪化やコス
ト増大を招くことのない水洗便器Aの成型品を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の水洗便器の全体を示す断面
図である。
【図2】図1の水洗便器のリム通水路の断面図である。
【図3】別の例のリム通水路の断面図である。
【図4】別の例のリム通水路の断面図である。
【図5】図2のリム通水路での洗浄水の流出状態を示す
図である。
【図6】第1の成形体と第2の成形体とを接合する前の
状態を示す部分断面図である。
【図7】第1の成形体の斜視図である。
【図8】第2の成形体の斜視図である。
【図9】第2の成形体の矩形状の連通路の縦面部を洗浄
水の流れ方向に対して鋭角に設定した例と、リム通水路
内にガイド部を設けた例を示す部分斜視図である。
【図10】第2の成形体のリム通水路の底面部にボール
部と連通する連通口、内側立設壁部に連通する連通口を
設けた例を示す部分斜視図である。
【図11】従来の水洗便器の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
A…水洗便器 1…ボール部 1a…上縁部 1b…水平段部 2…リム部 3…リム通水路 4…天井部 5…内側立設壁部 5a…内側立設壁部の上端部 6…外側立設壁部 6a…外側立設壁部の上端部 6b…外側立設壁部の下端部 7…底面部 8…垂下壁部 9a、9b…隙間 10…給水口 11…給水室 12…排水トラップ 13、14…連通口 15…第1の成形体 16…第2の成形体 17a、17b…接合部 18…切り欠き 18a…縦面部 19、20…突部ガイド 21…射水穴

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール部の上部周縁にボール部に洗浄水
    を導くリム通水路を備えた水洗便器であって、前記リム
    通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁部
    とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設け
    て前記天井部から連設され垂下する垂下壁部を備え、前
    記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境界
    部に前記隙間と連通する連通部を有することを特徴とす
    る水洗便器。
  2. 【請求項2】 前記連通部が前記リム通水路の略全周に
    亘って形成している請求項1に記載の水洗便器。
  3. 【請求項3】 前記連通部が所定の間隔をおいて複数個
    所に形成している請求項1に記載の水洗便器。
  4. 【請求項4】 前記連通部を切り欠きとした請求項3に
    記載の水洗便器。
  5. 【請求項5】 前記切り欠きの縦面部が前記洗浄水が流
    れる方向と鋭角をなしている請求項4に記載の水洗便
    器。
  6. 【請求項6】 前記内側立設壁部が前記ボール部の上縁
    部と滑らかな形状で連続して形成されている請求項1乃
    至5のいずれかに記載の水洗便器。
  7. 【請求項7】 前記内側立設壁部と前記ボール部の上縁
    部が段差部を介して連続して形成されている請求項1乃
    至5のいずれかに記載の水洗便器。
  8. 【請求項8】 前記リム通水路内に前記連通部に洗浄水
    を導くための案内部を設けた請求項1乃至7のいずれか
    に記載の水洗便器。
  9. 【請求項9】 前記案内部が前記底面部から前記リム通
    水路内に突設した凸部である請求項8に記載の水洗便
    器。
  10. 【請求項10】 前記前記リム通水路の底面部に前記ボ
    ール部と連通する連通口を設けた請求項1乃至9のいず
    れかに記載の水洗便器。
  11. 【請求項11】 ボール部と、このボール部の上部周縁
    にボール部に洗浄水を導くリム通水路とを有し、前記リ
    ム通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外側立設壁
    部とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に隙間を設
    けて前記天井部から連設して垂下する垂下壁部を備え、
    前記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側面との境
    界部に前記隙間と連通する連通部を有する水洗便器の製
    造方法であって、前記天井部と垂下壁部とが一体となっ
    た第1成形体と、前記ボール部と一体となった内側立設
    壁部と外側立設壁部と底面部とを有する第2成形体とを
    それぞれ別体に成形し、成形後前記第1成形体の前記天
    井部の垂下壁部とは反対側端部と前記第2成形体の外側
    立設壁部の上端部とを接合し、接合したときに前記内側
    立設壁部の高さを前記連通部を形成する高さとしたこと
    を特徴とする水洗便器の製造方法。
  12. 【請求項12】 ボール部と、このボール部の上部周縁
    にボール部に洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器
    の前記リム通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外
    側立設壁部とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に
    隙間を設けて前記天井部から連設して垂下する垂下壁部
    を備え、前記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側
    面との境界部に前記隙間と連通する連通部を有する水洗
    便器の製造方法であって、前記天井部と垂下壁部と外側
    立設壁部とが一体となった第1成形体と、前記ボール部
    と一体となった内側立設壁部と底面部とを有する第2成
    形体とをそれぞれ別体に成形し、成形後外側立設壁部の
    下端部と底面部とを接合し、接合したときに前記内側立
    設壁部の高さを前記連通部を形成する高さとしたことを
    特徴とする水洗便器の製造方法。
  13. 【請求項13】 ボール部と、このボール部の上部周縁
    にボール部に洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器
    の前記リム通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外
    側立設壁部とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に
    隙間を設けて前記天井部から連設して垂下する垂下壁部
    を備え、前記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側
    面との境界部に前記隙間と連通する連通部を有する水洗
    便器の製造方法であって、前記天井部と垂下壁部と外側
    立設壁部の中途上部とが一体となった第1成形体と、前
    記ボール部と一体となった内側立設壁部と底面部と外側
    立設壁部の中途下部とを有する第2成形体とをそれぞれ
    別体に成形し、成形後前記外側立設壁部の中途上部と中
    途下部のそれぞれの端部を接合し、接合したときに前記
    内側立設壁部の高さを前記連通部を形成する高さとした
    ことを特徴とする水洗便器の製造方法。
  14. 【請求項14】 ボール部と、このボール部の上部周縁
    にボール部に洗浄水を導くリム通水路を有する水洗便器
    の前記リム通水路が天井部と底面部と内側立設壁部と外
    側立設壁部とで構成され、前記内側立設壁部の外側部に
    隙間を設けて前記天井部から連設して垂下する垂下壁部
    を備え、前記内側立設壁部の上端部と前記天井部の内側
    面との境界部に前記隙間と連通する連通部を有する水洗
    便器の製造方法であって、前記天井部と垂下壁部と外側
    立設壁部とが一体となった第1成形体と、前記ボール部
    と一体となった内側立設壁部と底面部とを有する第2成
    形体とをそれぞれ別体に成形し、成形後前記外側立設壁
    部の下端部と底面部と接合し、接合したときに前記内側
    立設壁部の高さを前記連通部を形成する高さとしたこと
    を特徴とする水洗便器の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記内側立設壁部の上端部の高さを所
    定の間隔で複数箇所で高くし、この高くした部分と前記
    天井部の内側面とを接合する請求項12乃至14のいず
    れかに記載の水洗便器の製造方法。
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