JPH0687490U - 小便器構造 - Google Patents

小便器構造

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JPH0687490U
JPH0687490U JP3388993U JP3388993U JPH0687490U JP H0687490 U JPH0687490 U JP H0687490U JP 3388993 U JP3388993 U JP 3388993U JP 3388993 U JP3388993 U JP 3388993U JP H0687490 U JPH0687490 U JP H0687490U
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一義 異相
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株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形が容易で、かつタレ受け面の洗浄状況が
安定する小便器の提供を目的とする。 【構成】 小便器のタレ受け部2の上部周縁には、上面
が開放された段部4が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小便器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来の小便器は、図6に縦断面で示すような構造となっており、小便器51の 下部には前方側へ突出してタレ受け部52が形成されており、タレ受け部52の 上部外周には、内部にリム通水路54を形成したリム53が一体状に形成されて おり、このリム53の底面には複数のリム洗浄穴55が形成されたものとなって いる。 このような従来構造の小便器51においては、タレ受け部52の上部外周にリ ム53が内側へ突出状に形成されるものであるため、成形型内に泥漿を鋳込んで 小便器51を成形する際にリム53の上方へは型を抜き取ることができないため 、成形型として複雑な割型が必要となり、また成形後において、前記複数のリム 洗浄穴55を手作業で穴開けする必要があり、手作業で形成したリム洗浄穴55 は精度的に不均一で、そのためタレ受け部52の内面に流下される洗浄水が不均 一なものとなり、タレ受け部52の洗浄が不安定なものとなるという問題点があ った。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、成形が容易で、かつ 洗浄性能が安定する小便器を提供せんことを目的とし、その要旨は、少なくとも タレ受け部の上部周縁に上面が開放された段部を形成したことである。
【0004】
【作用】
タレ受け部の上部周縁には上面が開放された段部が形成されているため、従来 のようなタレ受け部の内側に突出するリムが必要ではなく、そのため段部は割型 を必要とせず簡易な成形型で造形することができ、また従来のような洗浄穴の穴 開け作業が不要となって小便器の製作が容易となる。また、段部に沿ってタレ受 け部の上部周縁に安定して洗浄水が流されるため、タレ受け部の全域に亘る洗浄 効率が安定する。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は第1実施例の小便器の縦断面構成図であり、図2は小便器の正面図、ま た図3は要部斜視構成図である。 図において、小便器1の下部には前方側へ突出状にタレ受け部2が形成されて おり、本例ではタレ受け部2の上部周縁に、ほぼ水平状に段部4が形成されてお り、段部4の外側は上方へ立ち上がった立上部3となっている。この段部4の両 端は、小便器1の前面両縁に垂直方向に形成された袖部通水路5,5の下端に形 成された水路開口6,6と連通状態となっており、小便器1の上端の給水口9か ら供給される洗浄水が、この両側の袖部通水路5,5を通り、水路開口6,6か ら流下されると、洗浄水は段部4上を流れてタレ受け部2の内側に流下されるも のとなっている。タレ受け部2の下部にはトラップ部7が形成され、トラップ部 7の下流端には排水孔8が形成されている。また、前記上端の給水口9の下部に は洗浄水流下穴10が形成されており、この洗浄水流下穴10から垂直に洗浄水 が流下される。
【0006】 本例では、このようにタレ受け部2の上部周縁に上面が開放された段部4を形 成したために、水路開口6,6から流下される洗浄水は段部4上を流れて、良好 にタレ受け部2の全域をほぼ均一な水量により良好に洗浄することができ、タレ 受け部2の洗浄状況が安定化したものとなり、従来のようにリム洗浄穴55から 流下される不均一な洗浄水に比べて、タレ受け部2の洗浄効率が向上したものと なる。
【0007】 また、従来のようなリム53が存在しないため割型が不要となり、型内で成形 する際に成形後に型を上方へ抜き取って容易に段部4および立上部3を一体形成 することができ、成形型の構造が簡単となり成形が容易なものとなる。また、従 来のようなリム洗浄穴を手作業で穴開けする必要がなく、より製作が容易なもの となる。
【0008】 次に、図4は第2実施例を示すものであり、本例においては段部4を小便器1 の上端側まで延長させたものであり、図5のA−A線断面図で示すように、上方 まで段部4と立上部3が一体形成されているため、より成形が容易なものとなる 。なお、図5において5は袖部通水路であり、成形型内で泥漿を鋳込で成形する 際に自然に空洞状に形成されるものである。
【0009】
【考案の効果】
本考案の小便器構造は、少なくともタレ受け部の上部周縁に上面が開放された 段部を形成したことにより、従来のような割型を必要とせず、かつリム洗浄穴の 穴開け作業が不要となり、小便器を容易に造形することができるとともに、洗浄 水は段部上を流れタレ受け部に流下して、タレ受け部の全域に亘りほぼ均一な洗 浄水を流下させることができて、タレ受け面の洗浄が安定したものとなる効果を 有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の小便器の縦断面構成図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の要部斜視構成図である。
【図4】第2実施例の小便器の縦断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】従来の小便器の縦断面構成図である。
【符号の説明】
1 小便器 2 タレ受け部 3 立上部 4 段部 5 袖部通水路 6 水路開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともタレ受け部の上部周縁に上面
    が開放された段部を形成したことを特徴とする小便器構
    造。
JP1993033889U 1993-05-28 1993-05-28 小便器構造 Expired - Lifetime JP2583525Y2 (ja)

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JPH0687490U true JPH0687490U (ja) 1994-12-22
JP2583525Y2 JP2583525Y2 (ja) 1998-10-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020278A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 Toto株式会社 小便器装置
JP2021075951A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 株式会社Lixil 小便器
JP2021075950A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 株式会社Lixil 小便器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349185U (ja) * 1989-09-21 1991-05-13

Patent Citations (1)

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