JPS60101006A - 陶磁器製水洗式大便器の型構造 - Google Patents

陶磁器製水洗式大便器の型構造

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JPS60101006A
JPS60101006A JP20956483A JP20956483A JPS60101006A JP S60101006 A JPS60101006 A JP S60101006A JP 20956483 A JP20956483 A JP 20956483A JP 20956483 A JP20956483 A JP 20956483A JP S60101006 A JPS60101006 A JP S60101006A
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田代 由起夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、陶磁器製水洗式大便器の製造に用いる型tI
ly造の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、陶磁器製の水洗式大便器は通常石膏などの吸水性
材料で作られた型の中に泥漿状の原料を流し込むいわゆ
る流し込み成形法により製造されている。
水洗式大便器は、ボウル方向に洗浄水を供給するため本
体の上部全周域に百ってリム通水路を設ける構成であり
、このリム通水路としては「パーフメレーションリム」
、及び「オープンリム」と称されるものがある。
「パーフメレーションリム」方式とは、第1図に示すよ
うに便器本体(100)のボウル(101)上部全周に
閉空間状のリム通水路(102)を画成し、その底面壁
(103)にボウル(101)方向を指向する射水孔(
1Ω4)を穿設するものである。
リム通水路(102)はボウル(101)方向へ内側に
突出する形状であるので、流し込み成形時の離型の関係
上ボウル(101)を含む胴部(105)とリム部(1
06)を一体に成形することは困難であり、破線で示す
ように胴部(105)とリム部(106・)を別体成形
した後、接着するという工程を必要としていた。
これに対し、「オープンリム」方式は、第2図に示すよ
うにリム通水路(110)の下方は全周にスリット状に
開L1する形状である。これは、第3図に示すような型
(上型(111) 、用型(112)及び下型(113
))構造内に、泥漿を流し込み、一定時間放置すると各
型(III)〜(113)表面近くの泥gπは吸水され
て流動性を失なって固化し、着肉する。そし゛ζ内部の
流動性のある泥漿を排出すれば、製品形状の成形体のみ
が残る。そして、さらに一定時間放置し水分が減じ、成
形体が適度の硬度に達した時点で型から成形品を取出す
ことにより成形工程を終、了する。
このよ・うに、オープンリム方式のものは、リム部と胴
部とが一体成形可能であるため、普及品としては最適で
ある。
しかし、第2図に示すようにリム通水路(110)のボ
ウル(101)側へ垂下する部分をリム外壁、(110
a)のみで支える構成なので、型から成形品を取り出し
た後に、リム内壁(110b)側が正規形状を維持でき
ずに変形してしまうことがある。この変形により、スリ
ット(S)の開口断面積が保てず、リム外壁(110a
)と内壁(110b)とが接合するのを防止するため、
スリット中をある限界値以下に小さくすることができな
い。
従って、上記型製作による水洗式大便器にお、いては、
リム通水路(110)の射水流路面積がパーフォレーシ
ョンリム型に比して、格段に大きくなり、リム通水路(
110)全周に洗浄水を供給してボウル(101)に必
要な流量分布で洗浄を行なうためには、流量を余分に増
加しなければならず、節水性に劣るという問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、便器本体が流し込み成形法により一体成形で
き、かつ洗浄水の節水を図れるリム通水路となすことの
できる陶磁器製水洗式大便器の型構造を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
本発明の構成は、リム、部と胴部とを一体成形可能な陶
磁器製水洗式大便器の型において、同型は少なくとも便
器上部側を成形する上型と、便器胴部を成形する用型と
を少なくとも有し、リム部のリム通水路下辺に開口する
スリットを断片的に閉塞合体可能に着肉させることので
きる隆起部を上型及び用型の少なくとも一方に設けたも
のである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本発明を説明する。
第4図は本発明に係る水洗式大便器の型構造を示す断面
図、第5図は同第4図のI−1線矢視による断面図であ
る。
図中、(1)は製作される便器本体の上部側を形成する
上型、(2)は胴体部分を形成する用型、及び(3)は
下部例を形成する下型で、各型+11. (21,(3
1は石膏等の吸水性材料で製作される。
(4)は便器底壁の排水口を形成する排水口栓型で、泥
漿の流入口(5)を軸線方向に貫設し、同流入口(5)
には泥漿供給ホースクロ)が着脱自在に連通連結される
。この泥漿供給ホース(6)から原材料をなす泥漿がポ
ンプ(図示せず)により圧送される。
(7)は」二型(11の略中央に立設され、上型(11
に貫設された開Of81に連通して型内と連絡するヘン
ドクンクで、型内の泥漿圧を設定値に保持するためのも
のである。
さらに、(9)は便器の後部側に設けられる給水口を開
設するための給水口栓型である。
尚、泥漿の供給や排出のために所要位置に空気孔(図示
せず)を設け、かつ排出を効率的に行なうために、型全
体を1頃斜させるように構成する。
上型(11の中央部は下方に突出し、環状の垂下壁(1
a)がリム通水路の内部壁を形成する。また用型(2)
は上型(1)とともにリム通水路を形成できるように垂
下壁(Ia)に対向する位置にリム通水路の外部壁を形
成する垂下壁(2a)を形成している。
垂下壁(la)の屈曲端(1b)部分の着肉層がスリッ
トの内側縁を形成し、同屈曲端(1b)に最も近い用型
(2)の内周壁の着肉層が外側縁を形成するもので、屈
曲端(1b)と用型(2)の最短距離は、従来のオープ
ンリム方式の型より小さくすることができる。
第5図において、Qlは用型(2)から上型(11の屈
曲端(1b)方向に突出する隆起部で、第6図で示すよ
・)にリム給水■コ側に所要ビソヂで形成される。
この隆起部0ωの突出量は、オープンリム方式によりリ
ム通水路を一体成形したときリム通水路の内外壁を連続
状態に着肉できるように形成しておく。
尚、第6図から明らかなようにスリットを形成する上型
(1)の屈曲端(1b)とこれに対向する用型(2)の
対向縁(2b)間の距離は、給水室側を小さく給水室よ
り最も遠い側を大きくなるように形成しておく。
」二記構成の型構造による水洗式大便器の製作過程につ
いて以下述べる。
まず、泥漿供給ボース(6)がら泥51を型内に入れヘ
ソドクンク(7)が満杯になった状態とし、泥漿の供給
を停止する。尚、上型(1)の下面と排水口栓型(4)
の上面には樹脂等を塗布しておき、吸水性が無いように
しておく。
型内に泥漿を貯めた状態で一定時間放置すると、各型(
11、(21、(31表面近くの泥漿は吸水されて流動
性を失なゲで固化し、着肉する。
ここで、リム部形成付近では、第8図に示すように隆起
部O1により上型(11側及び用型(2)側に創成され
る着肉層(L)が接近して合体するようになる。
一定時間経過後、排水口栓型(4)から流動性の残って
いる泥漿を排出し、水分が少なくなった時点で型から成
形品を取出せば、第9図に示すような製品の外形が製作
できる。そして、ボウル(B)及びその下流側のトラッ
プ(゛「)を画成する部分を別途に成形し接着すれば、
水洗式洋風大便器(20)が完成する。
同第9図において、(21)は給水口栓型(9)により
成形される給水口、(22)は給水室、(23)は隔壁
(24)に貫設されるリム連絡孔、及び(25)は便器
リム部(26)の略全周に亘って形成されるリム通水路
である。尚、(27)は給水室(22)とボウル(B)
内のトラップ(T)方向に向けて開設され、浮遊汚物を
排水口(28)方向へ押し流す叩き込み孔である。
本実施例は、叩き込み孔(27)を有する洗い落し式(
ウォッシュダウン式)であるから、叩−き込の孔(27
)から吐水される洗浄水と合わせて、リム通水路(25
)から吐水されボウル(B)面中央で隼申し、ボウル(
B)面を流下する洗浄水がトラップ(′I’ )の溜水
面に覆いかぶさるように落下し、汚物を押し流す作動状
態となる。従って、ボウル(13)中央より給水口(2
I)側のリム通水路(25)からはその直下のボウル(
B)面を洗い流−Uる程度の流量でよく、前述のように
成形されるスリット(S)の中を小さく形成できる。
第10図において、(30)は用型(2)の隆起部Ql
により上型(1)及び用型(2)例の着肉層(L)が合
体し゛ζ形成される連結部である。上記のように給水口
(21)側のスリン)−(S)幅を小さくする際、この
連結部(30)がスリンl−(S)部分のリム内側壁(
26a)を両側から支持することができ、変形すること
なく正規形状のリム通水路(25)を形成できる。
上記構成により、リム通水路(25)からボウル(B)
に向って必要な流量分布で洗浄水を吐水することができ
るので、洗い落し大便器として良好に用いることができ
る。
また・その他の形式の便器においても、用型(2)の隆
起部θωをリム通水路(25)の全周に亘って所定ピッ
チにて連結部(3o)を形成できるように増加させれば
、スリット(S)中を狭小となした分開口流路面積を小
さくでき、給水口(21)からの洗浄水はボウル(B)
全域に供給することができ、流量を小さくできるので節
水を向上さ(ることができる。
〔効果〕
以上のように本発明によれば′、製作するオープンリム
タイプのリム通水孔のスリット中を変形することなく狭
小とでき、ボウルに必要な水量配分で吐水するようにス
リット中を設定することができるので洗浄水流量を低減
させて節水性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はパーフォレーション形式のリム通水路を有する
水洗式大便器の要部断面図、第2図は従来のオープンリ
ム形式の水洗式大便器の要部断面図、第30目、1刊−
プンリム形式の便器製作用型を模式的に示す断面図、第
4図は本発明に係る水洗式大便器の型構造を示す断面図
、第5図は同第4図の1−1線矢視による断面図、第6
図は同■−11線矢視による断面図、第7図は泥漿を型
内に入れた後の着肉状態を示す断面図、第8図は連結部
の創成状態を示す断面図、第9図は製作された水61−
便器の断面図、第10図は同平面図である。 (11上型 (2)側型 (3)下型 001 隆起部 (20)水δL式洋風大便器(21)給水口(22)給
水室 (25)リム通水路 (30)連結部 (S)スリソI− 特許出願人 東陶機器株式会社 代理人 手掘 益(ばか2名) A l IA 第2図 第3図 ■蕾 第 4 図 第5図 第6図 第 7 図 范8ρ1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、創成する便器の上部側を成形する上型と、同便器の
    胴部を成形する用型とを少なくとも有し、泥りπを注入
    硬化させることにより便器上部側に形成されるリム通水
    路下部にスリットを有するリム部と胴部とを一体的に成
    形可能な水洗式大便器の型構造であって、上記上型と用
    型の少なくとも一方に、各々の泥りRの着肉層が上記ス
    リットを断片的に閉塞合体可能な隆起部を設のでなるご
    とを特徴とする陶磁器製水洗式大便器の型構造。
JP20956483A 1983-11-08 1983-11-08 陶磁器製水洗式大便器の型構造 Granted JPS60101006A (ja)

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JP20956483A JPS60101006A (ja) 1983-11-08 1983-11-08 陶磁器製水洗式大便器の型構造

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JPH0139322B2 JPH0139322B2 (ja) 1989-08-21

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JP (1) JPS60101006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294302A (ja) * 1985-10-22 1987-04-30 株式会社イナックス 洋風便器の製造方法
JPH04109105U (ja) * 1991-03-04 1992-09-21 東陶機器株式会社 石膏鋳込型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294302A (ja) * 1985-10-22 1987-04-30 株式会社イナックス 洋風便器の製造方法
JPH04109105U (ja) * 1991-03-04 1992-09-21 東陶機器株式会社 石膏鋳込型

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