JP2001512456A - 3’−n−オキシド,3’−n−ジメチルアミン,9−オキシムエリスロマイシンa誘導体 - Google Patents

3’−n−オキシド,3’−n−ジメチルアミン,9−オキシムエリスロマイシンa誘導体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の新規3’−N−O,9−O−オキシム保護,6−O−アルキルエリスロマイシンA誘導体と、その調製方法とに関する。また、本発明は、適当な反応条件において3’−N−オキシド基、9−O−オキシム保護基を除去し、任意に化合物中の2’−および4”−水酸基の保護基を除去することによって6−O−アルキルエリスロマイシンAを調製する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】3’−N−オキシド,3’−N−ジメチルアミン,9−オキシムエリスロマイシ ンA誘導体 本発明の技術分野 本発明は、エリスロマイシン誘導体、エリスロマイシン誘導体の調製方法、お よびエリスロマイシン誘導体の6−O−アルキルエリスロマイシンAへの転化に 関する。より詳細には、本発明は、3’−N−オキシド,3’−N−ジメチルア ミン,9−オキシムエリスロマイシンA誘導体と、その6−O−アルキルエリス ロマイシンAの製造への使用とに関する。本発明の背景 6−O−メチルエリスロマイシンA(クラリスロマイシン)は、以下に示すも のであり、米国特許第4,331,803号に開示される強力なマクロライド系 抗生物質である。 一般に、クラリスロマイシンを製造する方法は、出発物質としてのエリスロマ イシンAから開始する4段階の方法として考えることができる: 段階1:任意に9−オキソ基をオキシムに転化する、 段階2:2’位および4”位の水酸基を保護する、 段階3:6−水酸基をメチル化する、 段階4:2’位、4”位および9位の保護基を除去する。 6−O−メチルエリスロマイシンAを調製するための種々の手段が発表されて いる。6−O−メチルエリスロマイシンAは、エリスロマイシンAの2’−O− 3’−N−ジベンジルオキシカルボニル−デ−N−メチル誘導体から調製するこ とができる (米国特許第4,331,803号)。また、6−O−メチルエリスロマイシン Aは、9−オキシムエリスロマイシンA誘導体より調製することもできる(米国 特許第5,274,085号、第4,680,386号、第4,668,776 号、第4,670,549号、および第4,672,109号、ならびに欧州特 許出願第0260938 A2号を参照)。 9−オキシムエリスロマイシンA誘導体に関するこれらの公報では、メチル化 の間にオキシムは、2−アルケニル基(米国特許第4,670,549号および 第4,668,776号)、ベンジル基または置換ベンジル基(米国特許第4, 680,386号および第4,670,549号)、あるいは低級アルキル、置 換アルキル、低級アルケニル、アリール置換メチル、置換オキシアルキル、置換 チオメチルからなる群より選択される部分(米国特許第4,672,109号) 、によって保護される。 6−O−メチルエリスロマイシンAの製造のための既存の方法には欠点がある 。一例として、2’−OH基の保護に失敗すると、その基の望ましくないメチル 化へとつながる。2’−OH基を保護するための既存の方法は不十分であるが、 その理由はこれらの方法は3’−窒素の保護も必要だからである。米国特 許第4,680,386号は、ベンジルオキシカルボニル部分を用いた2’−O H基の保護について開示している。しかし、このような状況において、3’−窒 素は、脱N−メチル化を起こし、その後N−ベンジルオキシカルボニルが形成さ れる。この3’−N−ベンジルオキシカルボニル基が、6−O−メチル化の後で 保護を外さなければならない。3’−ジメチルアミノ基は、後の6−O−メチル 化の後のN−メチル化によって再形成する。米国特許第4,670,549号は 、2’−OH基をベンジル等の置換基として保護することを開示している。これ らの状況において、3’−窒素基も、四級塩として保護されなければならない。 この四級塩は、6−O−メチル化の後で除去されて、3’−ジメチルアミノ基が 再形成されなければならない。さらなる例として、2’−水酸基の保護のための ベンジルオキシカルボニル基の使用(米国特許第4,331,803号)には、 非常に刺激性および毒性の強いクロロギ酸ベンジルが大量に必要である。 穏やかで中性の反応条件を使用する迅速で効率的な6−O−アルキルエリスロ マイシン化合物の製造方法が引き続き必要とされている。特に、2’−水酸基の 保護を必要としない方法の 提供が求められている。発明の要約 本発明は、新規3’−N−オキシド,3’−N−ジメチルアミン,9−オキシ ム,6−O−アルキルエリスロマイシンA誘導体と、これらの誘導体の調製方法 と、これらの誘導体の6−O−アルキルエリスロマイシンAの調製への使用とに 関する。 1つの態様において、本発明は、式: を有する化合物に関し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であ り、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択される)、あるいは b)式: を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7損環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R5とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である。 別の態様では、本発明は式(I)の化合物の調製方法に関し、 a)式: を有する化合物(式中、Y、R1、R2、およびZは前述の定義の通り)の9−O −保護オキシム誘導体を調製する段階と、 b)9−O−保護オキシム誘導体の3’−Nを酸化して式:を有する化合物を得る段階と、 c)式(III)の化合物の6−水酸基をアルキル化剤を用いてアルキル化す る段階と、を含む。 別の態様では、本発明は、式(I)の化合物の3’−N−オキシド基と、9− O−オキシム保護基とを除去し、任意に2’−および4”−水酸基を脱保護する ことを含む6−O−アルキルエリスロマイシンA調製方法に関する。 本発明の化合物は、6−O−アルキルエリスロマイシンA誘導体の調製に有用 な主要中間体である。本発明の化合物の調製方法と、引き続くその化合物の6− O−アルキルエリスロマイシン類への転化方法は、2’−OH基の保護の必要が なく、穏やかな条件でN−オキシド基の導入および除去が容易となる効率的な方 法を提供する。6−O−アルキルエリスロマイシン類は、前述のように抗菌剤と して知られている。発明の詳細な説明 定義 数多くの定義された用語を、本発明の特定の要素を示すために本明細書で使用 する。そのように使用した場合、以下の意味を意図している: 「エリスロマイシン誘導体」という語は、置換基をもたない、または有機合成 における通常の置換基を2’−および4’−水酸基の水素原子の代わりに有する エリスロマイシンAを意味す る。 「アルキル」という語は、1〜10個の炭素原子を含む飽和の、直鎖または分 岐鎖の炭化水素基を意味し、以下に限定するものではないが、メチル、エチル、 プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、およびネオペンチル が含まれる。 「アルキル化剤」という語は、求核性部位にアルキル基を結合させることがで きる試薬を意味し、以下に限定するものではないが、臭化メチル、臭化エチル、 臭化n−プロピル、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化n−プロピルなどのハロ ゲン化アルキル類、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピルなどの 硫酸ジアルキル類、p−トルエンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、 メタンスルホン酸n−プロピルなどのスルホン酸アルキル類またはスルホン酸ア リール類、等が含まれる。 「アリール(低級アルキル)」という語は、例えばベンジル、ジフェニルベン ジル、トリチル、およびフェニルエチルなどの1〜3個の芳香族炭化水素基の結 合した低級アルキル基を意味する。 「アリールオキシ」という語は、例えばフェノキシなどの、エーテル結合を介 して(すなわち酸素原子を介して)分子の残りの部分が結合した芳香族炭化水素 基を意味する。 「シクロアルキル」という語は、3〜8個の炭素原子を環に有する飽和単環式 炭化水素で、任意に低級アルキル、ハロ(低級アルキル)、低級アルコキシ、ハ ロゲンから選択される1〜3個のさらなる基で置換したものを意味する。シクロ アルキル基の例としては、以下に限定するものではないが、シクロプロピル、シ クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、1−フルオロ −シクロプロピル、2−フルオロシクロプロピル、および2−アミノシクロプロ ピル、が含まれる。 「水酸基保護基」という語は、当技術分野において公知であり、合成の間の望 ましくない反応や分解を防止する化学変化を起こす化合物の水酸基上の置換基を 意味する(例えば、T.H.グリーン、P.G.M.ワッツ著『有機合成におけ る保護基』第2版、John Wiley&Sons,New York(19 91年)(T.H.Greene and P.G.M.Wuts,Prote ctive Groups in Organic Synthesis,2n d edition, John Wiley&Sons,New York(1991))を参照)。水 酸基保護基の例としては、以下に限定するものではないが、ベンジルオキシカル ボニル、アセチル、または式SiR8910の置換シリル基等が含まれ、式中、 R8、R9、およびR10は、同種または異種であり、それぞれ、水素原子、低級ア ルキル基、アルキル部分が1〜3個の炭素原子を有するフェニル置換アルキル基 、フェニル基、5〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基、または2〜5個 の炭素原子を有する低級アルケニル基であり、式中R8、R9、およびR10のうち 少なくとも1つは水素原子ではない。 「低級アルケニル」という語は、2〜6個の炭素原子を有しさらに少なくとも 1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分岐鎖炭化水素基を意味する。低 級アルケニル基の例としては、ビニル、アリル、2−または3−ブテニル、2− 、3−、または4−ペンテニル、2−、3−、4−、または5−ヘキセニル、お よびそれらの異性体構造が含まれる。 「低級アルコキシ」という語は、分子の残りの部分がエーテル結合を介して( すなわち酸素原子を介して)結合した低級アルキル基を意味する。低級アルコキ シ基の例としては、以下に 限定するものではないが、メトキシおよびエチルオキシが含まれる。 「低級アルキル」という語は、1〜6個の炭素原子を含むアルキル基を意味し 、以下に限定するものではないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、 n−ブチル、tert−ブチル、およびネオペンチルが含まれる。 「アルキルアリール」という語は、アリール基で、そのアリール基と結合した アルキル基を有するものを意味する。 「置換アルキルアリール」という語は、上述の定義のアルキルアリールであっ て、ニトロ、アルキル、アミノ、ハロ、前述の定義のアルコキシ、等の置換基で 置換されたものを意味する。 「保護水酸基」という語は、前述の定義の水酸基保護基で保護された水酸基を 意味する。 「極性非プロトン性溶媒」という語は、容易にプロトンが移動しない極性有機 溶媒を意味し、以下に限定するものではないが、N,N−ジメチルホルムアミド 、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸ト リアミド、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、 または酢酸エチル、等が含まれる。 「強アルカリ金属塩基」という語は、弱共役酸を有するアルカリ金属塩基を意 味し、以下に限定するものではないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水 素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムt−ブトキシド、等が含まれる。 「置換アリール(低級アルキル)」という語は、前述の定義のアリール(低級 アルキル)残基であって、ハロゲン、低級アルコキシ、低級アルキル、水酸基置 換低級アルキル、および(低級アルキル)アミノから、それそれ独立に選択され る1〜3個の水素以外の環置換基を有するものを意味する。置換アリール(低級 アルキル)基の例としては、2−フルオロフェニルメチル、4−フルオロフェニ ルエチル、および2,4−ジフルオロフェニルプロピルが含まれる。 本発明の方法は、当技術分野で公知の方法によって、エリスロマイシン誘導体 を9−オキシム誘導体に転化する段階を含む。例えば、エリスロマイシン誘導体 を、ヒドロキシルアミンと塩基、メタノール中の遊離ヒドロキシルアミン、また はヒドロキシルアミンと有機酸、のいずれかと反応させる(例えば、米国特許第 5,274,085号を参照、この開示内容を引用によりここに援用する)。 9−オキシムの水酸基は、当技術分野で公知である方法によって、前述の定義 の水酸基保護基と反応させることで保護する。 9−オキシムの水酸基は、式:の化合物(式中R5、R6、R7は前述の定義の通りであり、R8は式−O−R9の 基であり、式中R9は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である)を触媒の 存在下で溶媒中において撹拌しながら反応させることで保護して、式IIの化合 物を得ることができる。この反応において、式(IV)の化合物の量は、9−オ キシムエリスロマイシン誘導体に対して、2〜20当量、好ましくは2〜10当 量である。 式(IV)の化合物の例は、米国特許第4,990,602号に記載されてお り、引用によりここに援用する。好ましくは、9−O−オキシム保護基は、イソ プロピルシクロヘキシルケタール基、2−クロロベンジル基、トリアルキルシリ ル基、アシル基、およびアリル基からなる群より選択される。 エリスロマイシンA 9−オキシムと式IVの化合物との反 応に使用する溶媒の例は、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン (THF)、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン 、アセトニトリル、ニトロエタン、トルエン、等である。触媒の例は、三級アミ ン(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、等)と、塩酸、硫酸、p−トルエン スルホン酸、ギ酸、等との塩であり、好ましくは、ピリジン塩酸塩とp−トルエ ンスルホン酸ピリジニウムである。使用する触媒の量は、エリスロマイシンA 9−オキシムに対して、約1.5〜約5当量、好ましくは約1.5〜約2当量で ある。反応温度は、0℃から溶媒の還流温度までであるが、通常は室温で反応さ せる。 9−O−保護オキシムエリスロマイシン誘導体のN−酸化は、9−O−保護オ キシムと適当な酸化剤とを適当な溶媒中で反応させることで行う。適当な酸化剤 の例には、塩化メチレン中のm−クロロ過安息香酸、ベンゼン中の過安息香酸、 メタノール中の過酸化水素、五酸化バナジウムの存在下のt−ブチルヒドロペル オキシド、および炭酸カルシウムにオゾンを加えたもの、等が含まれる。 酸化剤の量は、エリスロマイシン9−オキシム化合物に対し て、1.0〜10当量、好ましくは1.5〜2当量の間を変化する。反応温度は 、−20℃から溶媒の還流温度までであるが、通常は室温において5分〜48時 間かけて反応が行われる。 このようにして得られた3’−N−オキシド化合物のアルキル化は、強アルカ リ金属塩基の存在下でアルキル化剤を使用し、適度に撹拌または激しく撹拌する 極性非プロトン性溶媒中、または同様に撹拌する非プロトン性溶媒の混合物中、 アルキル化が起こるために十分な反応温度および時間、好ましくは−15℃から 室温で1〜8時間維持することで行う。アルキル化剤には、臭化メチル、臭化エ チル、臭化n−プロピル、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化n−プロピル、硫 酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジn−プロピル、p−トルエンスルホン酸メチ ル、メタンスルホン酸エチル、およびメタンスルホン酸n−プロピルが含まれる 。使用するアルカリ化剤の量は、3’−N−オキシド化合物に対して、1〜3モ ル当量である。アルカリ金属塩基は、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸 化物またはアルカリ金属のアルコキシドからなる群より選択される。アルカリ金 属塩基の例としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、およびカリウムt−ブト キシドが含まれる。使用する塩基の量は、3’−N−オキシド化合物に対して、 通常1〜2当量である。 次に、3’−N−オキシド,6−O−アルキル,9−O−オキシムエリスロマ イシン誘導体を、還元剤と適当な溶媒中で反応させることで、3’−N−ジメチ ル,6−O−アルキル,9−O−オキシムに還元する。この反応は、約0℃〜約 60℃の温度で、約1〜約48時間かけて行う。還元剤の例としては、エタノー ル中の水素とラネーニッケル、水素と酸化白金、エタノール中の水素化ナトリウ ムテルル(telerium)、塩化メチレン中のギ酸酢酸無水物、メタノール 中のナトリウム−ニッケル合金と水酸化カリウム、テトラヒドロフラン(THF )中のトリブチルスズ、ジオキサン中のヨウ化サマリウム、THF中のヒドロキ シルアミン塩酸塩、ジオキサン中のヨウ化リチウム、アセトニトリル中の硝酸第 二鉄と塩化第二スズとヨウ化ナトリウム、水中のパン酵母、メタノール中の硫酸 第一鉄、酢酸および水中の亜鉛、等が含まれる。 9−O−オキシム保護基は、米国特許第4,990,602号(引用によりこ こに援用する)の関連実施例1〜3に記載されるような条件において行うことが できる脱オキシム反応によ って、容易に脱離して9−ケト基が再形成される。 本発明の化合物の2’位および4”位が水酸基保護基で保護される場合は、こ のような水酸基保護基は当技術分野において公知となっている適当な条件におい て除去する。実施例 以下の実施例は、本発明の説明を目的としており制限するものではなく、本発 明の方法および利点をさらに説明するためのものである。 出発物質(starting material)の混合物を使用する場合、 その出発物質は適当な溶媒に溶解して、HPLCによって分析を行い、これによ って個々の成分の正確な評価を行う。同様のHPLC分析を、生成物の混合物に ついて行い、各生成化合物の正確な評価を行った。略語 いくつかの略語を、本明細書中で繰り返し使用するが、それらは以下のような ものである。このような略語には、ジメチルスルホキシドをDMSO、高速液体 クロマトグラフィーをHPLC、イソプロピルシクロヘキシルケタールをIPC Hケタール、トリエチルアミンをTEA、テトラヒドロフランをTHF、トリ メチルシリルをTMS、としたものが含まれる。 実施例1〜3は、9−O−保護オキシム,3’−N−O−オキシドエリスロマ イシンA化合物の調製について記載している。これらの実施例における出発物質 の9−O−保護オキシムエリスロマイシンA誘導体は、当技術分野において公知 となっている方法によって調製され、例えば米国特許第4,672,109号を 参照。 実施例1エリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシムN−オキシド の調製 エリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム(8.88 g、10mmol)を塩化メチレン(100ml)に懸濁したものに、3−クロ ロ過安息香酸(3.45g)を加えた。この反応混合物を、室温で2時間撹拌し た。減圧下で溶媒を除去して、白色固体を得、これを20%NaHCO3溶液に 懸濁した。固形分をろ過して、MeOH(100ml)に再溶解し、次に10% K2CO3溶液を加えて沈殿させた。この固形分をろ過して、H2Oで洗浄して、 40℃の減圧オーブンで終夜乾燥して、白色固体のエリスロマイシンAイソプロ ピル −シクロヘキシルケタールオキシムN−オキシド8.1gを得た。この構造を、 NMRおよび質量スペクトルによって確認した。質量スペクトル(APCI): [M+H]+/z=905、MW=904。1H NMR(500MHz、CD Cl3)、d(ppm)=1.45(3H,s,6−CH3)、3.25(3H, s,O−NCH3)、3.28(3H,s,O−NCH3)、3.36(3H,s ,3”−OCH3)。13C NMR(MeOH−d4)、d(ppm)=54 .7(O−NCH3)、57.8(O−NCH3)、50.1(3”−OCH3) 、76.1(6−C)、97.8(1”−C)、103.1(1’−C)、17 1.9(9−C)、177.0(1−C)。 実施例2エリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシムの調製 エリスロマイシンA 9−オキシム(15g)を、ジメチルスルホキシド(2 5ml)とテトラヒドロフラン(25ml)の混合物に溶解して冷却した(〜5 ℃)溶液に、塩化2−クロロベンジル(3.2g)と85%KOH(91.5g )とを加えた。この混合物を5〜10℃で3時間撹拌した。次に、この 混合物に40%メチルアミン水溶液(5ml)を加え、その混合物を10分間撹 拌し、水(50ml)を加えた。生成物を酢酸イソプロピル(200ml)で抽 出した。その有機層を水(2×100ml)で洗浄して、Na2SO4を用いて乾 燥し、減圧下で濃縮して白色固体を得、これにヘキサン加えて粉砕して、ろ過し 、乾燥して、白色固体のエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル) オキシム11gを得た。この構造を、NMRおよび質量スペクトルによって確認 した。質量スペクトル(CI):[M+H]+/z=873、MW=872。1 H NMR(500MHz、CDCl3)、d(ppm)=2.28(6H,s ,3’−N−(CH32)、3.31(3H,s,3”−OCH3)、5.16 (2H,s,−OCH2)。13C NMR(CDCl3)、d(ppm)=40 .2(3’−N−(CH32)、49.4(3”−OCH3)、73.0(−O CH2)。 実施例3エリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシムN−オキシドの 調製 エリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキ シム(8.72g、10mmol)を塩化メチレン(100ml)に溶解した溶 液に、3−クロロ過安息香酸(3.45g)を加えた。この反応混合物を室温で 1/2時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去して、白色固体を得、これを20%N aHCO3溶液中に懸濁した。固形分をろ過して、MeOH(100ml)に再 溶解し、次に10%K2CO3溶液を加えて沈殿させた。この固形分をろ過して、 H2Oで洗浄して、4Pre0℃の減圧オーブンで終夜乾燥して、白色固体のエ リスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシムN−オキシド8. 5gを得た。この構造を、NMRおよび質量スペクトルによって確認した。質量 スペクトル(APCI):[M+H]+/z=889、MW=888。1H N MR(500MHz、CDCl3)、d(ppm)=1.41(3H,s,6− CH3)、3.21(3H,s,O−NCH3)、3.23(3H,s,O−NC H3)、3.37(3H,s,3”−OCH3)、5.16(2H,s,−OCH2 )、7.28〜7.48(4H,m,Ar)。13C NMR(CDCl3)、 d(ppm)=54.3(O−NCH3)、58.3(O−NCH3)、50.1 (3”−OCH3)、75.9(6−C)、97.8(1”−C)、103.1 (1’ −C)、130.2〜137.0(Ar−C)、(173.0(9−C)、17 7.4(1−C)。 実施例46−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシ ムN−オキシドの調製 実施例1のエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム N−オキシド(904mg、1mmol)を、ジメチルスルホキシドとテトラヒ ドロフランの混合物(8ml、1:1混合物)に溶解して氷冷した(0〜5℃) 溶液に、水酸化カリウム(純度87%、225mg、3.5mmol)を加え、 反応混合物を1〜5℃で20分間撹拌した。次に、ヨウ化メチル(0.22、3 .5mmol)を加えた。得られた混合物を1〜5℃1.5時間撹拌して、半飽 和塩化ナトリウム溶液50ml中に注ぎ込んだ。生成物を酢酸エチル(3×50 ml)で抽出した。分離した複数の有機層を合わせて、飽和塩化ナトリウム溶液 で洗浄し、次にNa2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮して、淡黄色固体の粗6− O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシムN −オキシド956mgを得、これをさらに精製せずに次の段階で使用し た。この構造を質量スペクトルにより確認した。質量スペクトル(LC−MS) :[M+H]+/z=919、MW=918。 実施例56−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシム N−オキシドの調製 前述のようにして得たエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル) オキシムN−オキシド(888mg、1mmol)を、ジメチルスルホキシドと テトラヒドロフランの混合物(8ml、1:1混合物)に溶解して氷冷した溶液 に、水酸化カリウム(純度87%、193mg、3.0mmol)を加え、反応 混合物を1〜5℃で35分間撹拌した。次に、ヨウ化メチル(0.19、3.0 mmol)を加えた。得られた混合物を1〜5℃で35分間撹拌して、半飽和塩 化ナトリウム溶液50ml中に注ぎ込んだ。生成物を酢酸エチル(3×50ml )で抽出した。分離した複数の有機層を合わせて、飽和塩化ナトリウム溶液で洗 浄し、次にNa2SO4で乾燥して、減圧下で濃縮して、白色ガラス状固体の粗生 成物860mgが得られ、これをさらに精製することなしに次の段階で使用した 。この構造を質量スペクトルにより確認した。質量スペクトル(LC−MS): [M+H]+/z=903、MW=902。 実施例66−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシ ムの調製 粗6−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオ キシムN−オキシド(1.0g)をエタノール(30ml)に溶解した溶液に、 W4ラネーニッケル触媒を加えた。この反応混合物を、5psi水素圧下におい て40℃で3.5時間激しく振盪して、混合物をろ過して、触媒をエタノールで 洗浄した。ろ液を合わせたものを減圧下で濃縮して、ガラス状固体の6−O−メ チルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシムを得た。 この粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(100:2:1のクロロホルム: メタノール:トリエチルアミン)によって精製し、白色固体の6−O−メチルエ リスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム438mgを得 た。この構造を、NMRおよび質量スペクトルによって確認した。質量スペクト ル(FAB):[M+H]+/z=903、MW=902。1H NMR(50 0MHz、CDCl3)、d(ppm)=1.41(3H,s,6 −CH3)、2.30(6H,s,3’−N−(CH32)、3.11(3H, 6−OCH3)、3.33(3H,s,3”−OCH3)。13C NMR(CD Cl3)、d(ppm)=40.3(3’−N−(CH32)、49.4(3” −OCH3)、78.7(6−C)、96.0(1”−C)、102.7(1’ −C)、169.8(9−C)、175.5(1−C)。 実施例76−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシム の調製 前述のようにして得た6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−ク ロロベンジル)オキシムN−オキシド(500mg)をエタノール(30ml) に溶解した溶液に、W4ラネーニッケル触媒を加えた。この反応混合物を、5p si水素圧下において40℃で3.5時間激しく振盪して、混合物をろ過して、 触媒をエタノールで洗浄した。ろ液を合わせたものを減圧下で濃縮して、ガラス 状固体の粗6−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタ ールオキシムを得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(100:2 :1のクロロホルム:メタノール:トリエチルアミン)によって精 製し、白色固体の6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベ ンジル)オキシム205mgを得た。この構造を、NMRおよび質量スペクトル によって確認した。質量スペクトル(LC−MS):[M+H]+/z=887 、MW=886。1H NMR(500MHz、CDCl3)、d(ppm)= 1.42(3H,s,6−CH3)、2.30(6H,s,3’−N−(CH32 )、3.00(3H,s,6−OCH3)、3.31(3H,s,3”−OCH3 )、5.13(2H,s,−OCH2)、7.10〜7.51(4H,m,Ar )。13C NMR(CDCl3)、d(ppm)=40.3(3’−N−(C H32)、49.4(3”−OCH3)、50.8(6−OCH3)、72.6( −OCH2)、78.7(6−C)、96.0(1”−C)、102.7(1’ −C)、126.5〜135.7(Ar−C)、171.0(9−C)、175 .5(1−C)。 実施例86−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロヘキシルケタールオキシ ムの調製 前述のようにして得た6−O−メチルエリスロマイシンAイソ プロピルシクロヘキシルケタールオキシムN−オキシド(92mg)をイソプロ ピルアルコール(5ml)に溶解した溶液に、硫化水素ナトリウム(200mg )をH2O(1ml)に溶解した溶液を加えた。この反応混合物を、室温で1時 間撹拌した。減圧下でイソプロピルアルコールを除去した。この残留物に、さら にH2O(10ml)を加え、白色固体をH2O中に5分間懸濁させ、ろ過し、減 圧オーブンで乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンAイソプロピルシクロ ヘキシルケタールオキシム84mgを得た。この構造を、NMRおよび質量スペ クトルによって確認した。質量スペクトル(FAB):[M+H]+/z=90 3、MW=902。1H NMR(500MHz、CDCl3)、d(ppm) =1.41(3H,s,6−CH3)、2.30(6H,3’−N−(CH32 )、3.11(3H,6−OCH3)、3.33(3H,s,3”−OCH3)。 13C NMR(CDCl3)、d(ppm)=40.3(3’−N−(CH32 )、49.4(3”−OCH3)、78.7(6−C)、96.0(1”−C) 、102.7(1’−C)、169.8(9−C)、175,5(1−C)。 実施例96−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジル)オキシム の調製 前述のようにして得た6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−ク ロロベンジル)オキシムN−オキシド(451mg)をイソプロピルアルコール (15ml)に溶解した溶液に、硫化水素ナトリウム(300mg)をH2O( 3ml)に溶解した溶液を加えた。この反応混合物を、室温で30分間撹拌した 。この反応混合物をH2Oに注ぎ込み、生成物を酢酸エチル(2×50ml)で 抽出して、その有機層を分離し、合わせたものをNa2SO4で乾燥して、減圧下 で濃縮して、6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−(2−クロロベンジ ル)オキシム440mgを得た。この構造を、NMRおよび質量スペクトルによ って確認した。質量スペクトル(LC−MS):[M+H]+/z=887、M W=886。1H NMR(500MHz、CDCl3)、d(ppm)=1. 42(3H,s,6−CH3)、2.30(6H,s,3’−N−(CH32) 、3.00(3H,s,6−OCH3)、3.31(3H,s,3”−OCH3) 、5.13(2H,s,−OCH2)、7.10〜 7.51(4H,m,Ar)。13C NMR(CDCl3)、d(ppm)= 40.3(3’−N−(CH32)、49.4(3”−OCH3)、50.8( 6−OCH3)、72.6(−OCH2)、78.7(6−C)、96.0(1” −C)、102.7(1’−C)、126.5〜135.7(Ar−C)、17 1.0(9−C)、175.5(1−C)。
【手続補正書】 【提出日】平成11年8月16日(1999.8.16) 【補正内容】 (1)請求の範囲を[別紙]の通りに補正する。 (2)明細書中、第7頁第5行目に記載の「R5」を「R7」に補正する。 [別紙] 請求の範囲 1. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択され る)、あるいは b)式:を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7頁環を形成するか、 あるいは、R 7 とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である、化合物。 2. R1とR2の両者が水素である請求項1に記載の化合物。 3. R4が2−クロロベンジルである請求項2に記載の化合物。 4. 前記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3’ −N−オキシドエリスロマイシンAである請求項1に記載の化合物。 5. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択される)、あるいは b)式:を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になっ て1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R 7 とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である、化合物の調製方法であ り、 a)式: を有する化合物(式中、Y、R1、R2、およびZは前述の定義の通り)の9−O −保護オキシムエリスロマイシン誘導体を調製する段階と、 b)9−O−保護オキシムエリスロマイシン誘導体の3’−Nを酸化して式: を有する化合物を得る段階と、 c)式(III)の化合物の6−水酸基をアルキル化剤を用いてアルキル化す る段階と、を含む調製方法。 6. R1とR2の両者が水素である請求項5に記載の方法。 7. R4が2−クロロベンジルである請求項5に記載の方法。 8. 前記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3’ −N−オキシドエリスロマイシンAである請求項5に記載の方法。 9. 9−O−保護オキシムと適当な酸化剤とを適当な溶媒中で、−20℃から 還流温度までの温度で、5分〜48時間の時間をかけて酸化を行い、次にアルキ ル化剤を強アルカリ金属塩基の存在下で非プロトン性溶媒中で使用して、アルキ ル化が起こるために十分である反応温度と温度でアルキル化を行う、請求項5に 記載の方法。 10. アルキル化を、ヨウ化メチルを水酸化カリウムの存在下で使用し、約− 15℃から室温の温度で1〜8時間かけて行う、請求項9に記載の方法。 11. 前記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3 ’−N−オキシドエリスロマイシンAである請求項10に記載の方法。 12. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択される)、あるいは b)式: を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R 7 とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である化合物から、6−O−ア ルキルエリスロマイシンAを調製する方法であって、3’−N−オキシド基、9 −O−オキシム保護基を除去し、任意に化合物中の2’−および4”−水酸基の 保護基を除去することを含む、前記方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 リリー,デイビツド・エイ アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53142、 ケノーシヤ、エイテイース・プレイス・ 5904

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択され る)、あるいは b)式: を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7損環を形成するか、 あるいは、R5とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である、化合物。 2. R1とR2の両者が水素である請求項1に記載の化合物。 3. R4が2−クロロベンジルである請求項2に記載の化合物。 4. 前記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3’ −N−オキシドエリスロマイシンAである請求項1に記載の化合物。 5. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択される)、あるいは b)式: を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になっ て1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R5とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7肩環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である、化合物の調製方法であ り、 a)式:を有する化合物(式中、Y、R1、R2、およびZは前述の定義の通り)の9−O −保護オキシムエリスロマイシン誘導体を調製する段階と、 b)9−O−保護オキシムエリスロマイシン誘導体の3’−Nを酸化して式: を有する化合物を得る段階と、 c)式(III)の化合物の6−水酸基をアルキル化剤を用いてアルキル化す る段階と、を含む調製方法。 6. R1とR2の両者が水素である請求項5に記載の方法。 7. R4が2−クロロベンジルである請求項5に記載の方法。 8. 前記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3’ −N−オキシドエリスロマイシンAである請求項5に記載の方法。 9. 9−O−保護オキシムと適当な酸化剤とを適当な溶媒中で、−20℃から 還流温度までの温度で、5分〜48時間の時間をかけて酸化を行い、次にアルキ ル化剤を強アルカリ金属塩基の存在下で非プロトン性溶媒中で使用して、アルキ ル化が起こるために十分である反応温度と温度でアルキル化を行う、請求項5に 記載の方法。 10. アルキル化を、ヨウ化メチルを水酸化カリウムの存在下で使用し、約− 15℃から室温の温度で1〜8時間かけて行う、請求項9に記載の方法。 11. 記化合物が、9−イソプロピルシクロヘキシルケタールオキシム,3’ −N−オキシドエリスロマイシンAである請求項10に記載の方法。 12. 式: を有し、式中、R1とR2は、独立に水素または水酸基保護基であり、 R3は、低級アルキル基であり、 Yは、 a)式N−O−R4を有するオキシム (式中、R4は、 低級アルケニル基、 アルキルアリール基、 置換アルキルアリール基、 アリール(低級アルキル)基、または 置換アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択される)、あるいは b)式:を有するオキシム (式中、R5は、 低級アルキル基、 シクロアルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R5およびR6またはR5およびR7、並びにこれらが結合する原子とが 一緒になって1つの酸素原子を含む5〜7員環を形成する、 R6は、 低級アルキル基、 低級アルコキシメチル基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R6とR5とこれらが結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R5とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、さらに R7は、 水素原子、 低級アルキル基、 フェニル基、 アリール(低級アルキル)基、からなる群より選択されるか、 あるいは、R7とR5とこれらの結合する原子とが一緒になって1つの酸素原子 を含む5〜7員環を形成するか、 あるいは、R7とR6とこれらが結合する原子とが一緒になって5〜7員環のシ クロアルキル基を形成する、 ここで(R5とR6)、(R5とR7)、または(R6とR7)のうちの1組のみが 、それらの結合する原子と一緒になって上記の定義の環を形成することが必要条 件である)からなる群より選択され、 Zは、水素、水酸基、または保護された水酸基である化合物から、6−O−ア ルキルエリスロマイシンAを調製する方法であって、3’−N−オキシド基、9 −O−オキシム保護基を除去し、任意に化合物中の2’−および4”−水酸基の 保護基を除去することを含む、前記方法。
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