JP2001511787A - ヒドロペルオキシドの分解法 - Google Patents

ヒドロペルオキシドの分解法

Info

Publication number
JP2001511787A
JP2001511787A JP53508798A JP53508798A JP2001511787A JP 2001511787 A JP2001511787 A JP 2001511787A JP 53508798 A JP53508798 A JP 53508798A JP 53508798 A JP53508798 A JP 53508798A JP 2001511787 A JP2001511787 A JP 2001511787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
gold
solution
chhp
sol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53508798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3976793B2 (ja
JP2001511787A5 (ja
Inventor
ドゥルリナー,ジョー,ダグラス.
ヘロン,ノーマン.
ジョーダン,スティーブン,ポール.
コールタキス,コスタンティノス.
レーン,サミュエル,リビングストン.
マンザー,レオ,アーネスト.
スマート,ブルース,エドモンド.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EI Du Pont de Nemours and Co
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2001511787A publication Critical patent/JP2001511787A/ja
Publication of JP2001511787A5 publication Critical patent/JP2001511787A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3976793B2 publication Critical patent/JP3976793B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/51Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition
    • C07C45/53Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition of hydroperoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 アルキルまたは芳香族のヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよびケトンを含有する分解反応混合物を形成するための改良された方法。その改良は、Au、Ag、Cuまたはゾルゲル化合物の不均一触媒の触媒量と接触することによりヒドロペルオキシドを分解することに関する。そのゾルゲル化合物は、Cr、Co、Zr、Ta、Si、Mg、AlおよびTiの特定の組み合わせを含有し、そこでそれらの金属のいくつかは、水酸化物イオンまたは酸化物イオンの無機マトリックスあるいはそれらの混合物であるような酸化物イオンと結合している。その触媒は、必要に応じて、適当な担体構成要素に担持されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒドロペルオキシドの分解法 発明の属する技術分野 本発明は、一般的に、アルキルまたは芳香族ヒドロペルオキシドを分解して対 応するアルコールおよびケトンの混合物を生成するための改良された触媒プロセ スに関する。詳細には、本発明は、Au、Ag、Cu、またはCr、Co、Zr 、Ta、Si、Ti、Nb、Al、およびMgの特定の組み合わせを含有し、こ れらの金属のいくつかは酸化物イオン(oxide)と結合しているゾルゲル化合物の 不均一触媒の触媒量と接触させることによりヒドロペルオキシドを分解すること に関する。 発明の背景 シクロヘキサンからシクロヘキサノールとシクロヘキサノンとの混合物の製造 のための工業的プロセスは、現在、相当な商業的重要性を有し、および特許文献 中によく記載されている。典型的な工業的実施によれば、シクロヘキサンは酸化 されて、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHHP)を含有する反応混合物 を形成する。得られるCHHPは、必要に応じて触媒の存在下で、分解されて、 シクロヘキサノールとシクロヘキサノンとを含有する混合物を形成する。工業的 には、そのような混合物は、K/A(ケトン/アルコール)混合物として知られ ており、および容易に酸化されてアジピン酸を製造することができる。そのアジ ピン酸は、ある種の縮合ポリマー、特にポリアミドの調製法における重要な反応 剤である。これらおよび別の方法において大量のアジピン酸が消費されるために 、アジピン酸およびその前駆体を製造する方法における改良を用いて、有益な費 用上の利益をもたらすことができる。 Druliner等の米国特許第4,326,084号は、シクロヘキサンを酸化して CHHPを含有する反応混合物を形成すること、そして引き続いて得られるCH HPを分解してKとAとを含有する混合物を形成することに関する改良された触 媒プロセスを開示している。その改良は、シクロヘキサンの酸化およびCHHP の分解のための触媒として、1,3−ビス(2−ピリジルイミノ)イソインドリ ン類を有するある種の遷移金属錯体の使用を伴う。この特許によれば、たとえば 2−エチルヘキサン酸コバルトのようなある種のコバルト(II)の脂肪酸塩を用い て得られる結果と比較して、これらの触媒は、より長い触媒寿命、CHHPのK およびAへのより高い転化率、より低い温度(80〜160℃)における実施可 能性、および不溶性の金属固体の形成の少ないことを示す。 Druliner等の米国特許第4,503,257号は、シクロヘキサンを酸化して CHHPを含有する反応混合物を形成し、そして引き続いて得られるCHHPを 分解してKとAとを含有する混合物を形成するための別の改良された触媒プロセ スを開示している。この改良は、分子状酸素の存在下で、約80℃から約130 ℃までの温度におけるシクロヘキサンの酸化およびCHHPの分解のための触媒 として、適当な固体担体に付着されたCo34、MnO2またはFe34の使用 を伴う。 Sanderson等の米国特許第5,414,163号は、触媒的に有効な量のチタ ニア、ジルコニアまたはそれらの混合物上の液相において、t−ブチルヒドロペ ルオキシドからt−ブチルアルコールを調製するための方法を開示している。 Sanderson等の米国特許第5,414,141号、米国特許第5,399,7 94号、および米国特許第5,401,889号は、アルミナ上に担持され、分 散剤として金を有する触媒的に有効な量のパラジウムの上の液相において、t− ブチルヒドロペルオキシドからt−ブチルアルコールを調製するための方法を開 示している。 Druliner等の1996年9月3日に出願された仮出願60/025,368号 (現在は1997年9月2日に出願された国際特許出願PCT/US97/15 332号)は、Zr、Nb、HfおよびTiの水酸化物または酸化物を有する触 媒量の不均一触媒と接触させることによりヒドロペルオキシドを分解することを 開示している。好ましくは、その触媒は、SiO2、Al23、炭素、またはT iO2上に担持される。 先行技術に固有の欠点を克服するために、K/A混合物へのヒドロペルオキシ ドの分解に関して、さらなる改良および選択肢が必要とされている。本発明の別 の目的および利点は、これ以後に続くより詳細の記載を参照することにより、当 業者に対して明らかになるであろう。 発明の要旨 本発明によれば、ヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよび ケトンを含有する分解反応混合物を形成する、改良された方法が提供される。そ の改良は、(1)Au(金)化合物、(2)Ag(銀)化合物、(3)Cu(銅 )化合物、および(4)(a)Cr、CoおよびTiから成る群から選択される 1つまたは複数の構成要素と、(b)Zr、Ta、Nb、Si、Al、Mg、お よびTiから成る群から選択される1つまたは複数の構成要素とで構成されるゾ ルゲル化合物であって、(b)の選択された構成要素は酸化物イオンと結合され 、および第1の群の構成要素は、第2の群の構成要素と同一であることはできな いゾルゲル化合物から成る群から選択される不均一触媒の触媒量に、ヒドロペル オキシドを接触させることにより、ヒドロペルオキシドを分解することを含む。 好ましくは、水酸化物イオンまたは酸化物イオンの無機マトリックス、またはそ れらの混合物が、前記酸化物イオンとして用いられる。さらに、前記触媒は、必 要に応じて、SiO2、Al23、炭素、ジルコニア、MgOまたはTiO2のよ うな適当な担体構成要素上に担持されてもよい。 発明の詳細な説明 本発明は、アルキルまたは芳香族化合物を酸化して、対応するアルコールおよ びケトンの混合物を形成する工業的プロセスにおいて、ヒドロペルオキシドの分 解工程を実施するための改良された方法を提供する。詳細には、シクロヘキサン を酸化して、シクロヘキサノール(A)およびシクロヘキサノン(K)を含有す る混合物を形成することができる。その工業的プロセスは、2つの工程を含み: 第1は、シクロヘキサンを酸化して、CHHPを含有する反応混合物を形成する 工程であり;第2は、CHHPを分解して、KおよびAを含有する混合物を形成 する工程である。前述のように、シクロヘキサンの酸化のための方法は、文献に おいてよく知られており、かつ当業者が利用できるものである。 金属塩または金属/配位子混合物のような均一の金属触媒を用いる方法に比較 して、本発明の不均一触媒プロセスの利点は、より長い触媒寿命、有用な生成物 の改良された収率、および可溶性の金属化合物がないことである。 その改良されたプロセスは、別のアルカンまたは芳香族のヒドロペルオキシド 、たとえば、t−ブチルヒドロペルオキシド、シクロドデシルヒドロペルオキシ ド、およびクメンヒドロペルオキシドの分解に対しても、用いることができる。 CHHPの分解プロセスは、広範な種類の条件下で、およびシクロヘキサン自 身を含む広範な種類の溶媒中で、実施することができる。CHHPは、典型的に は、シクロヘキサンの触媒的酸化によりシクロヘキサンの溶液として工業的に製 造されるので、本発明の分解プロセスに関して便利かつ好ましい溶媒は、シクロ ヘキサンである。そのような混合物は、シクロヘキサンの酸化プロセスの第1工 程から与えられるままで、または、カルボン酸または他の不純物を除去するため の蒸留あるいは水抽出のような知られているプロセスにより構成成分のいくつか を除去した後に、用いることができる。 CHHP分解の供給混合物中のCHHPの好ましい濃度は、約0.5重量%か ら約100重量%(すなわち、ニート)までの範囲で変動することができる。工 業的に実施される方法においては、好ましい範囲は約0.5重量%から約3重量 %までである。 本発明のプロセスのために適当な反応温度は、約80℃から約170℃までの 範囲で変動する。約110℃から約130℃までの温度が、典型的には好ましい 。反応圧力は、好ましくは約69kPaから約2760kPaまで(10〜40 0psi)の圧力の範囲で変動することができ、および276kPaから約13 80kPaまで(40〜200psi)の圧力がより好ましい。反応時間は、反 応温度に反比例して変化し、および典型的には約2分から約30分までの範囲で 変動する。 前述のように、本発明の不均一触媒は、Au、Ag、Cu(Au、Ag、およ びCuのゾルゲル化合物を含むが、これらに限定されるものではない)およびあ る種のAu/Ag/Cuを有さないゾルゲル化合物を含み、好ましくは適当な固 体担体に対して付着される。本発明のプロセスを、別の金属(たとえば、Pd) の存在下で、Au、Ag、またはCuを用いて実施してもよい。担体に対する金 属のパーセントは、約0.01重量%から約50重量%まで変動することができ 、および好ましくは約0.1重量%から約10重量%までである。適当で、現在 好ましい担体は、SiO2(シリカ)、Al23(アルミナ)、C(炭素)、T iO2(チタニア)、MgO(マグネシア)、またはZrO2(ジルコニア)を含 む。ジルコニアが特に好ましい担体であり、およびジルコニア上に担持されたA uが、本発明の特に好ましい触媒である。 本発明の不均一触媒のいくつかは、製造業者によりすでに調製されたものとし て得ることができ、あるいはそれらは当該技術において知られている複数の方法 を用いて適当な出発材料から調製することができる。これらの方法は、Au/A g/Cuのゾルゲル化合物および別のAu/Ag/Cuを有さないゾルゲル化合 物の双方を調製するための、以下により詳細に記載するようなゾルゲル技術を含 む。担持された金触媒は、蒸着技術またはコロイド状分散液を用いる被覆のよう な、良好に分散された金を与えることが知られている、いずれの標準的手順を用 いて調製することができる。 特に、超微細の粒子の大きさにされた金が好ましい。そのような小さい微粒子 状の金(しばしば10nmより小さい)は、Haruta,M.,"Size-and Support-Depe ndency in the Catalysis of Gold",Catalysis Today 36(1997)153-166、および Tsubota等,Preparation of Catalysts V,pp.695-704(1991)に従って、調製する ことができる。そのような金の調製は、金を連想する典型的なブロンズ色ではな く紫−桃色をしているサンプルを生成し、および適当な担体構成要素上に配置さ れるときに高度に分散した金触媒を与える。これらの高度に分散された金の粒子 は、典型的には直径約3nmから約15nmまでである。 SiO2、Al23、炭素、MgO、ジルコニア、またはTiO2を含む触媒の 固体担体は、非晶質形態または結晶形態、あるいは非晶質形態と結晶形態の混合 物であってもよい。触媒担体の最適平均粒径の選択は、反応器滞留時間および所 望される反応器流速のようなプロセスのパラメータに依存する。一般的には、選 択される平均粒径は、約0.005mmから約5mmまで変動する。10m2/ gより大きな表面積を有する触媒が好ましい。なぜなら、触媒の増大した表面 積は、バッチ式実験における増大した分解速度と直接的な相関を有するからであ る。より大きな表面積を有する担体を用いることもできるが、大表面積の触媒の 固有の脆性および許容可能な粒径分布を維持することに付随する問題点が、触媒 担体の表面積の実用上の上限を規定する。 本発明において有用な別の触媒は、水酸化物または酸化物の無機マトリックス 、あるいはそれらの組み合わせであるような酸化物イオンに結合したある種の金 属(金属イオンを含む)で構成される。その金属は、前述した組み合わせで存在 する、Cr、Co、Zr、Ta、Nb、Ai、Si、Ti、およびMgを含む。 マトリックス中の金属のモルパーセントは、別個の金属の数およびそれらの相対 比と同様に、変化することができる。それらはまた、可変の水酸化物イオン含量 を有し、その水酸化物イオン含量は、もし実施される場合には焼成温度、および 他のパラメータに依存してもよい。遷移金属であるCoおよびCrは、無機塩と して存在することができ、一方、Zr、Ta、Nb、Al、Si、Ti、および Mgは、酸化物、水酸化物またはそれらの組み合わせとして存在することができ る(単純化のために、本明細書中で同定される式中のこれらのカチオンに対応す るアニオンを示していないことに注意されたい)。典型的な調製は、金属が共加 水分解され(co-hydrolyzed)、および/または無機マトリックス中に捕捉される ゾルゲル化学を伴う。より慣用的な合成法を用いて通常到達可能なものと比較し て、金属のより良好な分散および均一性が得られる。無機マトリックスは、必要 に応じて、SiO2、Al23、ZrO2、炭素、MgO、またはTiO2のよう な適切な担体構成要素上に担持することができる。この種類の好ましい触媒は、 Crおよび/またはCoを含有するものである。 「ゾルゲル技術」とは、コロイド、アルコキシド、または金属塩のような適当 な前駆体材料を溶媒中に溶解することにより、易流動性流体溶液である「ゾル」 を最初に形成する。その「ゾル」に、次に前駆体の反応性重合を開始する反応剤 を添加する。典型的な例は、エタノール中に溶解されたオルトケイ酸テトラエチ ルエステル(TEOS)である。加水分解を開始するための触媒としての痕跡量 の酸または塩基とともに、水を添加する。重合および架橋が進行するにつれて、 易流動性の「ゾル」は粘度が増大し、そして最終的に固形状の「ゲル」へと固ま ることができる。「ゲル」は、その開放細孔構造中に本来の溶媒を封入している 、所望される材料の架橋したネットワークから成る。次に、典型的には、乾燥空 気流中で単純に加熱することによりキセロゲルを製造するか、あるいは液体二酸 化炭素のような超臨界流体による置換により封入された溶媒を除去してエーロゲ ルを製造するかのいずれかにより、「ゲル」を乾燥してもよい。これらのエーロ ゲルおよびキセロゲルは、必要に応じて、高温(>200℃)において焼成して 、典型的には非常に多孔性の構造および付随する大表面積を有する生成物をもた らしてもよい。 本発明の実施において、触媒は、触媒床(catalyst bed)中への配合によりCH HPと接触させることができ、その触媒床は触媒と反応剤との密接な接触を提供 するように配列されている。あるいはまた、当該技術で知られている技術を用い て、触媒を、反応混合物とともにスラリー化することもできる。本発明の方法は 、バッチ式または連続式のCHHP分解プロセスに対して適当である。これらの プロセスは、広範な種類の条件下で実施することができる。 CHHP分解混合物に対して、空気または空気と不活性ガスとの混合物を添加 することは、プロセスの反応剤のKおよびAへのより高い転化率を提供する。な ぜなら、CHHPの分解により形成されるKおよびAに加えて、シクロヘキサン のいくらかが直接KおよびAへと酸化されるからである。この付随するプロセス は、「シクロヘキサンの関与(cyclohexane participation)」として知られてお り、参照によりその全内容が本明細書の一部をなすものとする、Druliner等の米 国特許第4,326,084号において詳細に記載されている。 本発明の方法を、以下の非制限的な実施例により、さらに例示する。それらの 実施例において、特に記載のない限り、全ての温度は摂氏温度であり、および全 てのパーセントは重量パーセントである。 実験 実験1 炭素上の〜1.4%のAu 20〜35メッシュ0.5〜0.85mm)のチャコール炭素(EM Science,Ch erry Hill,NJ)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において 、 1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水1 0mL中の三塩化金0.1gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分 間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮 した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時 間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するた めにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験2 シリカ上の〜1.4%のAu 300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュの シリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分) 中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1m Lの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金0.1gの溶液中にスラリー化し た。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃 縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分) 中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP 分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験3 シリカ上の〜14%のAu 450m2/gの表面積および1.6mL/gの細孔体積を有する<2マイク ロメートルのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(10 0mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この 材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金1.0gの溶液中に スラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そし て次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(10 0mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次 に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に 保存した。 実験4 混ぜ物のないシリカ対照標準 300m2/gの表面積および1cc/gの細孔体積を有する+8メッシュの シリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分) 中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1m Lの濃塩酸を含有する水10mLの溶液中にスラリー化した。このスラリーを1 5分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで 濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において 1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験す るためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験5 α−アルミナ上の〜1.4%のAu 6〜12メッシュのアルミナ粒子(Calsicat,Erie,PA)5gを、1mLの濃塩酸 を含有する水10mL中の三塩化金1.0gの溶液中にスラリー化した。このス ラリーを室温において15分間にわたって攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾 燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400 ℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒と して試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験6 シリカ上の〜13%のAg 300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュの シリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分) 中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1m Lの濃塩酸を含有する水10mL中の硝酸銀1.0gの溶液中にスラリー化した 。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮 機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中 で400℃において1時間にわたって焼成し、200℃まで冷却し、そして水素 流(100mL/分)中でさらに1時間にわたって焼成し、そして次に、CHH P分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験7 シリカ上の〜4.5%のCu 300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュの シリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分) 中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1m Lの濃硝酸を含有する水10mL中の硝酸銅1.0gの溶液中にスラリー化した。 このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機 上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で 400℃において1時間にわたって焼成し、200℃まで冷却し、そして水素流 (100mL/分)中でさらに1時間にわたって焼成し、そして次に、CHHP 分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験1〜7とは異なり、実験8〜13は、Tsubota等,Preparation of Catalys ts V,pp.695-704(1991)の一般的な金析出技術に従って行い、超微細な金粒子を 製造した。実験1〜7のブロンズ/金色(より多い充填量)または褐色/灰色( より少ない充填量)の担持された触媒と比較して、これらの担持された触媒は、 紫/桃色であった。 実験8 MgO上の〜1%のAu 粉末化した200メッシュのMgO(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1 mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金2.0gの溶液中にスラリー化 した。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そ して次にクエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪 拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された 固体を、空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって 焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかり と蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験9 γ−アルミナ上の〜1%のAu 粉末化した〜60メッシュのγ−アルミナ(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10g を、1mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金2.0gの溶液中に懸濁 させ た。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そし て次にクエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌 の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固 体を、空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって焼 成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと 蓋をしたバイアル瓶内に保存した。得られる触媒は、紫/桃色であり、およびX 線回折により測定される際に8nmの金粒子径を有した。 実験10 シリカ上の〜1%のAu シリカの+8メッシュ粒子(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1mLの濃 塩酸を含有する水10mL中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリー化した。炭 酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そして次に クエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌の後に 、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固体を、 空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって焼成し、 冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をし たバイアル瓶内に保存した。 実験11 チタニア上の〜1%のAu 粉末化した〜325メッシュのチタニア(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを 、1mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリ ー化した。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを7.0に調整し 、そして次にクエン酸ナトリウム1.5gを添加した。室温での2時間にわたる 攪拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収され た固体を、空気流(100mL/分)中で、400℃において、5時間にわたっ て焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっか りと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。 実験12 ジルコニア上の〜1%のAu 〜325メッシュのジルコニア(Calsicat #96F-88A,Erie,PA)10gを、1滴 の濃塩酸および50mLの水中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリー化した。 0.1M炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整しな がら、そのスラリーを穏やかに攪拌した。クエン酸ナトリウム固体0.69gを ゆっくりと添加しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌し、そして次にさらに2 時間にわたって攪拌した。濾過し、および蒸留水でよく洗浄した後に、その固体 を、空気流中で、250℃において、5時間にわたって焼成した。実験13 アルミナ上の〜1%のAuおよび0.1%のPd 〜60メッシュのγ−アルミナ10gを、1滴の濃塩酸および50mLの水中 の三塩化金0.2gおよび0.02gのテトラアンミンパラジウムクロリドの溶 液中にスラリー化した。0.1M炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーの pHを9.6に調整しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌した。クエン酸ナト リウム固体0.69gをゆっくりと添加しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌 し、そして次にさらに2時間にわたって攪拌した。濾過し、および蒸留水でよく 洗浄した後に、その固体を、空気流中で、250℃において、5時間にわたって 焼成した。 実験14 CrZrO 不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、218mLのエタノール(Quantum Ch emical,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を、93.4gのジルコニウムn− プロポキシド(n−プロパノール中70重量%、Alfa 22989,Ward Hill,MA)と 組み合わせた。クロム(III)アセチルアセトナート(Aldrich,20,223-2,Milwaukee ,WI)5.24gを、218mLのエタノール中に溶解し、そしてこの溶液に対し て添加した。別の容器内で、218mLのエタノールを、20.5mLの水およ び2.45mLの氷酢酸(J.T.Baker,6903-05,Phillipsburg,NJ)および1.91 mLの70重量%硝酸(EM Sciences,Gibbstown,NJ)と混合した。 ジルコニウムアルコキシドの溶液に対して、その水性溶液を滴下した。その水 性溶液の添加中は、実験操作は、窒素流のガスシール下の樹脂製反応がま内で実 施した。加水分解中で、かつゲル化点の観測前において、ジルコニウムアルコキ シドの溶液中で、いくらかの不透明性および起こり得る白色粒子の形成が認めら れた。不透明なゲル材料を、少なくとも24時間にわたって、室温において熟成 させた。 使用の前に、その材料を、1気圧の空気中で、120℃において乾燥させた。 いくつかの実験において、その材料を20,000psiにおいて小円盤に圧縮 し、そして粒状にして、−10、+20メッシュのスクリーンを通して篩にかけ た。 実験15 CrTaO 不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、350mLのエタノール(Quantum Che mical,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を、115.8gのタンタルエトキシ ド(Ta(OEt)5、Aldrich,33,911-3,Milwaukee WI)と組み合わせた。クロム(III) アセチルアセトナート(Aldrich,20,223-2,Milwaukee WI)5.24gを、350 mLのエタノール中に溶解させ、そしてこのアルコキシド溶液に添加した。別の 容器内で、350mLのエタノールを、25.7mLの水および3.06mLの 氷酢酸(J.T.Baker,6903-05,Phillipsburg,NJ)および2.39mLの70重量% 硝酸(EM Sciences,Gibbstown,NJ)と混合した。 可溶性のクロムアセチルアセトナートを含有するタンタルアルコキシドの溶液 に対して、その水性溶液を滴下した。その材料を樹脂製反応がま内に収容し、お よびこの添加中は、窒素流のガスシール下に配置した。加水分解に続いて、透明 で暗紫色のゲルが生成した。窒素流下で、室温において、約7日後に、明白なゲ ル化点が観測された。 使用の前に、その材料を、1気圧の空気中で、120℃において乾燥した。い くつかの実験において、その材料を20,000psiにおいて小円盤に圧縮し 、 そして粒状にして、−10、+20メッシュのスクリーンを通して篩にかけた。 実験16 CrTiO 不活性窒素雰囲気下で、50.08mLのエタノールに対して、エタノール中 にチタンn−ブトキシド[Aldrich,24,411-2]を含有する60体積%エタノール 溶液13.85mLを添加した。そのアルコール溶液に対して、穏やかに振盪し ながら、水酸化酢酸クロム[Aldrich,31,810-8]の別の1.5モル濃度(金属含 量)の水溶液6.06mLをゆっくりと添加して、緑色のコロイド状ゲルを形成 した。使用前に、その材料を空気中120℃において乾燥した。 実験17 CoCrTiO 52.68mLのエタノールに対して、チタンn−ブトキシド[Aldrich,24,4 11-2]を含有する60体積%エタノール溶液13.85mLを添加した。そのア ルコキシド溶液に対して、水酸化酢酸クロム[Aldrich,31,810-8]の1.5モル 水溶液8.50mLおよび塩化コバルト[Alfa,12303]の1.0M水溶液12. 75mLを添加した。その添加の間中、そのガラス容器を、不活性雰囲気下で穏 やかに振盪した。使用の前に、そのゲル化された材料を、空気中120℃におい て乾燥した。 実験18 TiSiO 26.43mLのチタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)溶液(同様に、エ タノール中に60体積%のアルコキシドを含有する)に対して、エタノール中に 60体積%のアルコキシドを含有する1.915mLのオルトケイ酸テトラエ チルエステル(Aldrich,13,190-3)溶液を添加した。67.43mLのエタノール を添加して、混合アルコキシド溶液を形成した。その溶液を、窒素雰囲気下で保 存した。 そのアルコキシド溶液に対して、0.515mLの氷酢酸(EM Sciences,X0409 PS-1)を混合された水3.712mLを含有する溶液を添加した。水性成分の添 加の間、そのガラス容器を、不活性窒素雰囲気下で、穏やかに振盪した。添加時 にほぼ瞬時にゼラチン状白色ゲルが形成され、および室温において少なくとも2 4時間熟成された。使用の前に、そのゲル化した材料を、空気中120℃におい て乾燥した。 実験19 CoSiTiO 3.86mLの60体積%TEOS、23.661mLの60体積%チタンn −ブトキシド、および16.45mLのエタノールを用いて、アルコキシド溶液 を形成した。この溶液に対して、水3.74mL、氷酢酸0.425mL、およ び塩化コバルト(II)(Alfa,12303)の1.0Mエタノール溶液51.879mLを 、ガラス容器を穏やかに振盪しながら添加した。最初から最後まで、窒素ガスの ガスシールを用いた。青みがかった赤色(blue red)のゼラチン状材料が生成した 。空気中で24時間熟成した後に、CHHP分解評価の前に、その材料を120 ℃において乾燥した。 実験20 AuMgCrTiO 不活性窒素雰囲気下で、チタンブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有する6 0体積%エタノール溶液20.214mLに、46.14mLのエタノール(Qu antum Chemical,290,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を組み合わせた。Au Cl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.219M水溶液0.818mL(水 および3:1のHCl:Auのモル比の37重量%塩酸(E.M.Sciences,Gibbstow n,NJ)を用いて調製される)に対して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)の0 .179M水溶液2.00mL、水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3CO O)7(Aldrich,31,810-8)の1.5M水溶液0.119mLおよび氷酢酸(J.T.B aker,6903-05,Phillipsburg,NJ)0.709mLを、同時に添加した。 そのアルコキシド溶液に対して、その水溶液を添加した。この添加の間、容器 を穏やかに振盪した。濁った緑色/白色ゼラチン状材料が生成した。CHHP分 解評価の前に、空気中で少なくとも24時間熟成した後に、その材料を真空オー ブン中120℃において乾燥し、そして引き続いて5時間にわたって250℃に 焼成した。 実験21 AuMgCrTiO 以下の相違を用いて、実験20に記載したのと同一の手順および反応剤を用い た: AuCl3溶液3.216mL チタンn−ブトキシド溶液15.243mL クエン酸マグネシウム溶液15.749mL 水酸化酢酸クロム溶液0.469mL エタノール34.789mL 氷酢酸0.535mL。 濁った緑色/白色ゼラチン状材料が生成し、実験20に記載したのと同一の方 法で処理した。 実験22 AuMgCrZrO 不活性窒素雰囲気下で、ジルコニウムn−プロポキシド(Alfa,22989)を含有 する0.558Mエタノール溶液65.530mLに、1.836mLのエタノ ール(Quantum Chemical,290,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を組み合わせ た。AUCl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.2248M水溶液1.827 mLに対して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)0.180M水溶液11.4 08mL、および水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,3 1,810-8)の1.5M水溶液2.738mLを、同時に添加した。そのアルコキシ ド溶液に対して、その水溶液を添加した。この添加の間、容器を穏やかに振盪し た。濁った黄色/白色ゼラチン状材料が生成した。CHHP分解評価の前に、空 気中で少なくとも24時間熟成した後に、その材料を真空オーブン中120℃に おいて乾燥し、そして引ぎ続いて5時間にわたって250℃に焼成した。 実験23 AuMgCrAlO 反応容器に対して、アルミニウムイソプロポキシド(Aldrich,22,904-7)の0. 05Mエタノール溶液69.574mLを添加した。第2の工程において、Au Cl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.0744M水溶液0.525mLに対 して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)0.180M水溶液1.086mL、 および水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810-8)の 1.5M水溶液0.361mLを、同時に添加した。そのアルコキシド溶液に対 して、その水溶液を添加した。ごの添加の間、容器を穏やかに振盪した。濁った 赤色に着色したゲルが生成した。CHHP分解評価の前に、空気中で少なくとも 24時間熟成した後に、その材料を真空オーブン中120℃において乾燥し、そ して引き続いて5時間にわたっで250℃に焼成した。この実験は、アルミニウ ムをベースとする水酸化物と酸化物との混合物を生成した。 実験24 AuMgCrAlO 以下に記載した体積変化を除いて、実験23においてと同一の手順を用いた。 濁った赤色に着色したゲルが生成した。 AuCl3溶液0.592mL アルミニウムイソプロポキシド溶液69.552mL クエン酸マグネシウム溶液1.223mL 水酸化酢酸クロム溶液0.587mL 実験25 AuCrAlO 不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、2500mLのイソプロパノール(Em Sciences,PX1835-6)を、アルミニウムイソプロポキシド(Aldrich,22,904-7)と 組み合わせた。固体のイソプロポキシドを、24時間かけてイソプロパノール中 に溶解させた。別の工程において、0.3731gのAuCl3(Aldrich,33,404 -9)を、25mLのエタノール(Quantum Chemical,290,Newark,NJ厳密に脱水さ れている)中に溶解させた。0.246gのCr3(OH)2(CH3COO)7( 水酸化酢酸クロム、Aldrich,31,810-8)と水0.85mlを含有する第3の溶液 (エタノール8mLと混合した)を準備した。 アルミニウムアルコキシド溶液を、樹脂製反応がま中に装填し、窒素流のガス シール下に配置した。三塩化金を含有する溶液を滴下ロートに移し、そして攪拌 しながらアルミニウムイソプロポキシド溶液に対して添加した。次に、この混合 溶液に対して、水酸化酢酸クロムを含む水溶液を添加した。加水分解の結果、そ の溶液は透明であった。窒素下で約24時間の後に、ゲル化点が観測された。そ の最終材料は暗赤色であり、および減圧下で120℃において乾燥した。引き続 いて、使用の前に、そのキセロゲルを、空気中250℃において、5時間にわた って焼成した。 実験26 CrAlO 金塩を添加しないことを除いて、実験25においてと同一の手順を用いた。ア ルミニウムイソプロポキシド10.213gを、イソプロピルアルコール1,0 00mLと組み合わせた。水酸化酢酸クロム0.1026gを、水0.5mL中 に溶解させ、そして次にエタノール3mLを用いて希釈した。ゲル化点は、24 時間以内に達成された。減圧下120℃における乾燥の後に、最終的なキセロゲ ルは緑色であった。使用の前に、その材料を、空気中250℃に焼成した。 実験27 AuMgCoTiO 不活性窒素雰囲気下で、反応容器に対して、チタンn−ブトキシド(Aldrich, 24,411-2)を含有する60体積%エタノール溶液14.878mLを添加した。 0.0659MのAuCl3溶液5.013mL(エタノール中にAuCl3(Ald rich,33,404-9)を溶解することにより調製される)、エタノール性の0.2Mの CoCl2溶液33.033mL(エタノール中にCOCl2・6H2O(Fisher,C -371)を溶解することにより調製される)、および0.180Mのクエン酸マグ ネシウム溶液9.176mL(水中にクエン酸マグネシウム5水和物を溶解する ことにより調製される)を含有する別個の溶液を調製した。 そのアルコキシド溶液に対して、その3つの溶液を同時に添加した。この添加 の間、容器を穏やかに振盪した。紫色の溶液が形成され;ゲル化点を、24時間 以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に、紫色のキセ ロゲルが形成された。使用の前に、その材料を、空気中250℃で5時間にわた って焼成した。 実験28 CoCrZrO 塩化コバルト(CoCl2,Alfa,12303、無水)5.1935g、水酸化酢酸クロム (Cr3(OH)2(CH3COO)7,Aldrich,31,910-8)24.1328gを、水40mLおよび エタノール(厳密に脱水されている)183.51mL中に溶解した。不活性雰 囲気のドライボックス中で、ジルコニウムn−プロポキシド(Alpha,22989)78 .6192gを、エタノール183.51mLと組み合わせ、そして窒素流の下 の樹脂製反応がま内に配置した。ジルコニウムアルコキシドの溶液に対して、塩 化コバルトおよび水酸化酢酸クロムを含有する水溶液を、攪拌しながらゆっくり と添加した。加水分解時にほぼ瞬時に、濁った粘稠なゲルが形成された。前述の ように、その材料を、減圧下120℃において乾燥した。 実験29 CrAlO 不活性窒素雰囲気下で、反応容器に対して、水酸化酢酸クロム(Aldrich,31,91 0-8)の1.689Mの水溶液7.97mLとともに、酸化アルミニウムゾル(Ny acol,AI-20,水中に20重量%のAl23)25.966mLを添加した。ほぼ 直ちに、暗い黒色のゲルを形成した。使用の前に、前述のように、その材料を減 圧下で乾燥した。 実験30 CoNbTiO 不活性窒素雰囲気下で、チタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有す る60体積%エタノール溶液18.182mLに対して、NbCl5をエタノー ル(Johonson-Matthey,11548)と反応させることにより調製されるニオブエトキシ ドの0.304Mエタノール性溶液1.52mLとともに、無水エタノール34 .092mLを添加した。1.0Mエタノール性CoCl2溶液13.866m L(CoCl2・6H2O(Alfa,36554)を溶解することにより調製される)を含有 する溶液、および水2.339mLを含有する別個の溶液を調製した。 そのアルコキシド溶液に対して、その2つの溶液を同時に添加した。この添加 の間、その容器を穏やかに振盪した。青色の溶液が形成され;ゲル化点を、24 時間以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に、青色の キセロゲルが形成された。 実験31 AuCrTiO 不活性窒素雰囲気下で、チタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有す る60体積%エタノール溶液33.235mLに対して、エタノール(厳密に脱 水されている)53.128mLを添加した。0.03247MのAuCl3溶 夜22.726mL(エタノール中にAuCl3(Aldrich,33,404-9)を溶解する ことにより調製される)を含有する溶液、および1.5Mの水酸化酢酸クロム水 溶液9.839mL(水中にCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810- 8)を溶解することにより調製される)を含有する別個の溶液を調製した。 そのアルコキシド溶液に対して、その2つの溶液を同時に添加した。この添加 の間、その容器を穏やかに振盪した。暗緑色/紫色の溶液が形成され;ゲル化点 を、24時間以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に 、暗緑色がかった紫色のキセロゲルが形成された。使用の前に、その材料を、空 気中250℃で5時間にわたって焼成した。 実験32 AuAlO クロム塩を添加しないことを除いて、実験25のそれと同一の手順を用いた。 アルミニウムイソプロポキシド10.213gをイソプロピルアルコール1,0 00mLと組み合わせ;0.1548gのAuCl3をエタノール中に溶解した 。ゲル化点は、24時間以内に達成された。減圧下120℃における乾燥の後に 、最終的なキセロゲルは、暗赤色/紫色であった。使用の前に、その材料を25 0℃に焼成した。 実施例 全ての反応は、セプタムおよびプラスチックキャップを用いて封をされた、攪 拌される3.5mLガラス製バイアル瓶内で、バッチ反応器モードにおいて実施 された。バイアル瓶は、8個までのバイアル瓶を保持するブロックアルミニウム 加熱器/攪拌機内に挿入された。攪拌は、テフロン(登録商標)被覆された攪拌 子を用いて行った。それぞれのバイアル瓶に、1.5mLのn−オクタンまたは ウンデカン溶媒、約0.005または0.01gの指定の粉砕された触媒、およ び攪拌子を最初に装填し、そしてバイアル瓶は封をされた。バイアル瓶を、約1 0分間、攪拌および加熱して、所望される反応温度の125℃に達したことを保 証した。次に、それぞれのサンプルの開始において、CHHPおよびGC(ガス クロマトグラフ)内部標準であるTCB(1,2,4−トリクロロベンゼン)ま たはCB(クロロベンゼン)の原液30μlを注入した。その原液は、CHHP 中の約20重量%のTCBまたはCBの混合物から構成された。CHHP源は、 シクロヘキサノールおよびシクロヘキサノンを合わせて2.0重量%までを含有 していた。0.5から10分の後に、バイアル瓶をアルミニウム加熱器/攪拌機 から取り出し、周囲温度まで冷却するままにした。 実施例1〜10(表I)において、バイアル瓶は、0.32mm内径を有する 15mのDB−17キャピラリーカラムを用いて、CHHPの残存する量を直接 分析された。そのカラムの液相は、(50重量%フェニル)メチルポリシロキサ ンで構成されていた。そのカラムは、J.and W.Scientific(Folsum,California) から入手した。 それぞれの溶液中のCHHPの量のGC分析は下式を用いて計算された。 (CHHPの重量%)=[(CHHPの面積%)/(TCBの面積%)] ×(TCBの重量%)×(R.F.CHHP) R.F.CHHP(CHHPに対するGC応答係数)は、既知の量のCHHPおよ びTCBを含有する較正溶液により決定され、以下の式から計算された。(%CHHP分解)=100× [1−(CHHPの面積%/TCBの面積%)最終 / (CHHPの面積%/TCBの面積%)初期] 実施例1〜10(表I)において、それぞれのバイアル瓶のCHHPの初期濃 度は、約2.2重量%であった。CHHP初期およびCHHP最終のGC重量% は近似値にすぎない。なぜならば、GC計算に用いたg溶液当りのTCBの量の 比を、任意に全て0.25mgTCB/g溶液に等しくしたからである。1.5 mLのn−オクタンおよび30μLのCHHP/TCB溶液の加熱されていない サンプルを、同一のCHHP/TCB溶液から作成されたCHHP分解生成物の それぞれの組とともに分析したので、CHHP/TCBの比の正確な変化を計算 することができた。 実施例11〜13(表II)、および実施例14〜16(表III)は、それぞれ 1%Au/炭素および10%Au/SiO2触媒に関して、バッチ式の%t−ブ チルヒドロペルオキシド(t−BUOOH)分解結果、およびバッチ式の%クメ ンヒドロペルオキシド(クメンOOH)分解結果を与える。t−BuOOHおよ びクメンOOHの分析は、Comprehensive Analytical Chemistry,Elsevier Publ ishing Company,New York,Eds.C.L.Wilson,p.756,1960に記載されている、よく 知られているヨウ素還元滴定手順を用いて行った。過剰量のKI/酢酸溶液を添 加するのに引き続いて、n−オクタン中のt−BuOOHおよびクメンOOHの 出発溶液および生成物溶液を、封をされたバイアル瓶中、室温において10分間 にわたって攪拌し、そしてt−BuOOHおよびクメンOOHにより遊離したI2 の量を、0.1MのNa223溶液を用いて滴定した。 反応を150℃においで実施したこと、およびTCBの代りにクロロベンゼン をGC内部標準として用いたこと、およびn−オクタン溶媒の代りにウンデカン を用いたことを除いて、実施例1〜10に関して記載されたように、実施例17 〜41(表IVおよびV)を実施した。表IVおよびVにおいて、反応における 初期CHHPおよび最終CHHPの量は、クロロベンゼンのGCピークの面積で 除算したCHHPのGCピークの面積(CHHPの面積%/CBの面積%)を計 算することにより、測定された。 本発明の詳細な実施の形態が、前述の記述に記載されているが、本発明は、本 発明の真意すなわち本質的属性から離れることなく、数多くの修飾、置換および 再配列が可能であることを、当業者は理解すべきである。本発明の範囲を示すと きには、前述の明細書ではなく、添付される請求の範囲に対する参照をすべきで ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 23/72 B01J 23/72 X 23/75 23/86 X 23/847 23/89 X 23/86 C07C 37/08 23/89 39/04 C07C 37/08 45/53 39/04 49/08 A 45/53 B01J 23/74 311X 49/08 23/84 301X (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX, NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN ,YU (72)発明者 ジョーダン,スティーブン,ポール. アメリカ合衆国 77706 テキサス州 ビ ューモント シェリダン レーン 1265 (72)発明者 コールタキス,コスタンティノス. アメリカ合衆国 08085 ニュージャージ ー州 スウェデスボロ ラファイエット ドライブ 241 (72)発明者 レーン,サミュエル,リビングストン. アメリカ合衆国 77708 テキサス州 ビ ューモント デュランゴ ドライブ 6435 (72)発明者 マンザー,レオ,アーネスト. アメリカ合衆国 19803 デラウェア州 ウィルミントン バーンレイ ロード 714 (72)発明者 スマート,ブルース,エドモンド. アメリカ合衆国 19807 デラウェア州 ウィルミントン ベートーベン ドライブ 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよびケトンを含有 する分解反応混合物を形成するための改良された方法であって、 (1)金化合物、 (2)銀化合物、 (3)銅化合物、および (4)(a)Cr、CoおよびTiから成る第1の群から選択される1つまたは 複数の構成要素と、 (b)Zr、Ta、Nb、Si、Al、Mg、およびTiから成る第2の 群から選択される1つまたは複数の構成要素と から構成されるゾルゲル化合物であって、(b)の選択された構成要素は 酸化物イオンと結合され、および第1の群の構成要素は、第2の群の構成 要素と同一であることはできないゾルゲル化合物 から成る群から選択される不均一触媒の触媒量に、ヒドロペルオキシドを接触さ せることにより、ヒドロペルオキシドを分解することを具えたことを特徴とする 方法。 2. 前記不均一触媒は、触媒担体構成要素上に担持されていることを特徴とす る請求項1に記載の方法。 3. 前記触媒担体構成要素は、SiO2、Al23、炭素、TiO2、MgO、 およびジルコニアから成る群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の 方法。 4. 前記ヒドロペルオキシドは、シクロヘキシルヒドロペルオキシドであるこ とを特徴とする請求項1に記載の方法。 5. 分解反応温度は、約80℃から約170℃までであり、および分解反応圧 力は、約69kPaから約2760kPaまでであることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 6. 前記反応圧力は、約276kPaから約1380kPaまでであることを 特徴とする請求項5に記載の方法。 7. 前記反応混合物は、約0.5重量%から約100重量%までのシクロヘキ シルヒドロペルオキシドを含有することを特徴とする請求項1に記載の方法。 8. 前記方法は、シクロヘキサンの存在下で実施されることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 9. 前記方法は、追加される酸素の存在下で実施されることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 10. 前記触媒は、金であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 11. 前記金は、ジルコニア上に担持されることを特徴とする請求項10に記 載の方法。 12. 前記金は、触媒および担体構成要素の約0.1から10重量%までであ ることを特徴とする請求項10に記載の方法。 13. 金とともにPdもまた存在することを特徴とする請求項10に記載の方 法。 14. 前記金は、約3nmから約15nmまでの直径を有する良好に分散され た粒子として、前記担体構成要素上に存在することを特徴とする請求項10に記 載の方法。 15. 前記金触媒は、ゾルゲル化合物の形態にあることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 16. 前記金触媒は、AuおよびCrを含むゾルゲル化合物の形態にあること を特徴とする請求項15に記載の方法。 17. 前記ゾルゲル化合物は、Crおよび/またはCoを含有することを特徴 とする請求項1に記載の方法。 18. 前記酸化物イオンは、水酸化物イオンまたは酸化物イオンの無機マトリ ックス、あるいはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の 方法。
JP53508798A 1997-02-11 1998-02-10 ヒドロペルオキシドの分解法 Expired - Fee Related JP3976793B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3756497P 1997-02-11 1997-02-11
US60/037,564 1997-02-11
US4516597P 1997-04-30 1997-04-30
US60/045,165 1997-04-30
PCT/US1998/002926 WO1998034894A2 (en) 1997-02-11 1998-02-10 Hydroperoxide decomposition process

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001511787A true JP2001511787A (ja) 2001-08-14
JP2001511787A5 JP2001511787A5 (ja) 2004-12-09
JP3976793B2 JP3976793B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=26714254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53508798A Expired - Fee Related JP3976793B2 (ja) 1997-02-11 1998-02-10 ヒドロペルオキシドの分解法

Country Status (16)

Country Link
US (1) US6284927B1 (ja)
EP (1) EP1012130B9 (ja)
JP (1) JP3976793B2 (ja)
KR (1) KR20000070969A (ja)
CN (1) CN1102923C (ja)
AU (1) AU6167498A (ja)
BR (1) BR9815441B1 (ja)
CA (1) CA2279493A1 (ja)
CZ (1) CZ295000B6 (ja)
DE (1) DE69810944T2 (ja)
EA (1) EA002422B1 (ja)
HK (1) HK1027554A1 (ja)
ID (1) ID22219A (ja)
PL (1) PL336762A1 (ja)
SK (1) SK105899A3 (ja)
WO (1) WO1998034894A2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506703A (ja) * 2000-08-18 2004-03-04 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 改良されたヒドロペルオキシド分解触媒
JP2006509829A (ja) * 2002-12-16 2006-03-23 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク フェノール、アセトン、α−メチルスチレン及び酸化プロピレンのコプロダクション及びその触媒
JP2008247772A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Oil Corp ジヒドロキシ芳香族化合物の製造方法
JP2012505214A (ja) * 2008-10-10 2012-03-01 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク フェノールの製造方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6160183A (en) * 1998-02-10 2000-12-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Direct oxidation of cycloalkanes
EP1107952B1 (en) * 1998-08-26 2003-01-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Hydroperoxide decomposition process
JP2002539097A (ja) * 1999-03-10 2002-11-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロペルオキシド分解方法
US6169215B1 (en) * 1999-03-25 2001-01-02 Mobil Oil Corporation Production of phenol
FR2823745A1 (fr) * 2001-04-20 2002-10-25 Rhodia Polyamide Intermediates Procede de decomposition catalytique des hydroperoxydes organiques
US7081552B2 (en) * 2004-08-17 2006-07-25 Solutia Inc. Catalysts for cycloalkanes oxidation and decomposition of cycloalkyl hydroperoxide
CN100364663C (zh) * 2006-04-07 2008-01-30 浙江大学 负载型纳米金催化剂及制备方法
WO2007137021A2 (en) * 2006-05-16 2007-11-29 Shell Oil Company Catalysts comprising a combination of oxidized metals and a method for cleaving phenylalkyl hydroperoxides using the catalysts
US7417003B2 (en) * 2006-12-29 2008-08-26 Uop Llc Solid acid catalyst and process for decomposition of cumene hydroperoxide
CN102177121B (zh) * 2008-10-10 2015-05-13 埃克森美孚化学专利公司 生产苯酚的方法
WO2010098916A2 (en) 2009-02-26 2010-09-02 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for producing phenol
US9321710B2 (en) 2010-01-25 2016-04-26 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for producing phenol
WO2012036824A1 (en) 2010-09-14 2012-03-22 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Oxidation of alkylbenzenes and cycloalkylbenzenes
CN102161526B (zh) * 2011-03-04 2012-12-12 北京化工大学 氧化镁负载钴铁金属磁性纳米材料在降解废水中橙黄ⅱ的应用
US9388102B2 (en) 2011-04-19 2016-07-12 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for producing phenol
EP2699347B1 (en) 2011-04-19 2016-10-05 ExxonMobil Chemical Patents Inc. Process for producing phenol
WO2013052217A2 (en) 2011-10-07 2013-04-11 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Mixed metal oxide catalysts and use thereof
CN104326870A (zh) * 2014-09-16 2015-02-04 上海洪鲁化工技术有限公司 一种环己基过氧化氢的加氢分解方法
JP6628800B2 (ja) * 2014-11-28 2020-01-15 ロディア オペレーションズRhodia Operations アルコール及び/又はケトンの製造方法
CN106268847A (zh) * 2015-06-08 2017-01-04 中国石油化工股份有限公司 一种环己烷氧化液分解催化剂的制备及分解工艺

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3093686A (en) 1963-06-11 Production of cyclic alcohols
US2609395A (en) 1949-12-16 1952-09-02 Phillips Petroleum Co Oxidation of hydrocarbons
US2675407A (en) 1952-04-10 1954-04-13 Standard Oil Dev Co Air oxidation of cycloalkanes
US2851496A (en) * 1954-07-27 1958-09-09 Du Pont Preparation of oxidation products of cyclohexane
US2854487A (en) * 1955-04-12 1958-09-30 Distillers Co Yeast Ltd Process for the manufacture of carbinols
US3530185A (en) 1966-08-08 1970-09-22 Du Pont Oxidation process
FR1547427A (fr) 1967-05-26 1968-11-29 Rhone Poulenc Sa Perfectionnement à la préparation de mélanges cycloalcanols/cycloalcanones
US3598869A (en) 1967-12-05 1971-08-10 Celanese Corp Oxidation of cyclohexane to nylon precursors
US3927105A (en) 1968-04-08 1975-12-16 Rhone Poulenc Sa Process for the preparation of mixtures of cycloalkanols and cycloalkanones
FR2087365A5 (ja) 1970-05-15 1971-12-31 Rhone Poulenc Sa
GB1347913A (en) 1970-06-09 1974-02-27 Basf Ag Production of cycloalkanols and cycloalkanones
US3957876A (en) 1970-07-31 1976-05-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the oxidation of cyclohexane
BE777013A (nl) * 1970-12-30 1972-06-21 Shell Int Research Werkwijze voor de ontleding van organische peroxyverbindingen
NL174343C (nl) 1973-10-09 1984-06-01 Stamicarbon Werkwijze voor het bereiden van cycloalkanonen en cycloalkanolen door omzetting van een cycloalkylhydroperoxide.
NL174247C (nl) * 1972-10-21 1984-05-16 Stamicarbon Werkwijze voor het bereiden van cycloalkanonen en cycloalkanolen door omzetting van een cycloalkylhydroperoxide.
US3987100A (en) 1974-04-11 1976-10-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cyclohexane oxidation in the presence of binary catalysts
GB1502767A (en) 1974-05-06 1978-03-01 Burmah Oil Trading Ltd Production of phenols
US4326084A (en) 1979-10-11 1982-04-20 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for producing a mixture containing cyclohexanol and cyclohexanone from cyclohexane
GB8303574D0 (en) * 1983-02-09 1983-03-16 Ici Plc Hydrocarbon conversion processes
US4503257A (en) 1983-05-18 1985-03-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cyclohexyl hydroperoxide decomposition process
US4783557A (en) 1986-09-12 1988-11-08 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Processes for preparing hydroxynaphthalenes
NL8802592A (nl) 1988-10-21 1990-05-16 Stamicarbon Werkwijze voor de bereiding van een k/a-mengsel.
US5023383A (en) 1989-01-13 1991-06-11 Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. Method for producing aromatic alcohol
NL9000893A (nl) * 1990-04-14 1991-11-01 Stamicarbon Werkwijze voor de bereiding van een cycloalkanon en/of cycloalkanol.
NL9100521A (nl) * 1991-03-25 1992-10-16 Stamicarbon Werkwijze voor de bereiding van een alkanon en/of alkanol.
NL9201756A (nl) * 1992-10-09 1994-05-02 Univ Delft Tech Werkwijze voor de gekatalyseerde ontleding van organische hydroperoxiden.
US5399794A (en) 1993-11-12 1995-03-21 Texaco Chemical Inc. Use of supported palladium/gold catalysts in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US5414163A (en) 1993-11-12 1995-05-09 Texaco Chemical Inc. Use of titania or zirconia in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US5414141A (en) 1993-11-12 1995-05-09 Texaco Chemical Inc. Use of supported palladium catalysts in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US5364988A (en) 1993-11-12 1994-11-15 Texaco Chemical Company Use of supported chromium catalyst in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US5401889A (en) 1993-11-12 1995-03-28 Texaco Chemical Inc. Preparation of tertiary butyl alcohol by catalytic decomposition of tertiary butyl hydroperoxide
BE1007904A3 (nl) * 1993-12-23 1995-11-14 Dsm Nv Werkwijze voor de bereiding van een alkanol en/of een alkanon.
CA2146314A1 (en) 1994-04-04 1995-10-05 Manoj V. Bhinde Metal-ligand catalysts for oxydation of alkanes and decomposition of organic hydroperoxydes
KR20000068407A (ko) 1996-09-03 2000-11-25 메리 이. 보울러 히드로퍼옥시드 분해 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506703A (ja) * 2000-08-18 2004-03-04 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 改良されたヒドロペルオキシド分解触媒
JP2006509829A (ja) * 2002-12-16 2006-03-23 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク フェノール、アセトン、α−メチルスチレン及び酸化プロピレンのコプロダクション及びその触媒
JP2008247772A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Oil Corp ジヒドロキシ芳香族化合物の製造方法
JP2012505214A (ja) * 2008-10-10 2012-03-01 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク フェノールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2279493A1 (en) 1998-08-13
KR20000070969A (ko) 2000-11-25
BR9815441B1 (pt) 2009-12-01
CZ295000B6 (cs) 2005-05-18
AU6167498A (en) 1998-08-26
EP1012130B1 (en) 2003-01-22
CN1102923C (zh) 2003-03-12
MX9907212A (ja) 2000-02-28
ID22219A (id) 1999-09-16
JP3976793B2 (ja) 2007-09-19
SK105899A3 (en) 2000-07-11
WO1998034894A3 (en) 1999-01-21
MX219178B (ja) 2004-02-16
DE69810944T2 (de) 2003-11-13
EP1012130B9 (en) 2003-05-02
DE69810944D1 (en) 2003-02-27
EA199900737A1 (ru) 2000-02-28
EP1012130A2 (en) 2000-06-28
BR9815441A (pt) 2001-10-23
HK1027554A1 (en) 2001-01-19
CZ283299A3 (cs) 2000-05-17
EA002422B1 (ru) 2002-04-25
PL336762A1 (en) 2000-07-17
US6284927B1 (en) 2001-09-04
WO1998034894A2 (en) 1998-08-13
CN1246841A (zh) 2000-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001511787A (ja) ヒドロペルオキシドの分解法
EP1054854B1 (en) Direct oxidation of cycloalkanes
Niwa et al. Partial hydrogenation of benzene with ruthenium catalysts prepared by a chemical mixing procedure: preparation and properties of the catalysts
JP2814711B2 (ja) シクロオレフィンの製造法
EP0913198B1 (fr) Procédé de préparation de catalyseurs utilisables dans les réactions de transformation de composés organiques
JPH04354539A (ja) 触媒活性ゲル
US4923837A (en) Hydrogenation catalyst
RU2233830C2 (ru) Способ получения смесей спиртов с кетонами
JPS58219944A (ja) コバルトを含有する担体触媒及びその製法
JP2002539097A (ja) ヒドロペルオキシド分解方法
RU2239624C2 (ru) Способ разложения гидропероксида
EP0747123A2 (en) Solid acid-base catalyst
MXPA99007212A (en) Hydroperoxide decomposition process
MXPA00007346A (en) Direct oxidation of cycloalkanes
JP2000517344A (ja) ヒドロペルオキシド分解方法
TW200930697A (en) Process for hydrogenating 4-carboxybenzaldehyde to p-toluic acid
CZ20002796A3 (cs) Přímá oxidace cykloalkanů

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees