JP3976793B2 - ヒドロペルオキシドの分解法 - Google Patents

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Description

発明の属する技術分野
本発明は、一般的に、アルキルまたは芳香族ヒドロペルオキシドを分解して対応するアルコールおよびケトンの混合物を生成するための改良された触媒プロセスに関する。詳細には、本発明は、Au、Ag、Cu、またはCr、Co、Zr、Ta、Si、Ti、Nb、Al、およびMgの特定の組み合わせを含有し、これらの金属のいくつかは酸化物イオン(oxide)と結合しているゾルゲル化合物の不均一触媒の触媒量と接触させることによりヒドロペルオキシドを分解することに関する。
発明の背景
シクロヘキサンからシクロヘキサノールとシクロヘキサノンとの混合物の製造のための工業的プロセスは、現在、相当な商業的重要性を有し、および特許文献中によく記載されている。典型的な工業的実施によれば、シクロヘキサンは酸化されて、シクロヘキシルヒドロペルオキシド(CHHP)を含有する反応混合物を形成する。得られるCHHPは、必要に応じて触媒の存在下で、分解されて、シクロヘキサノールとシクロヘキサノンとを含有する混合物を形成する。工業的には、そのような混合物は、K/A(ケトン/アルコール)混合物として知られており、および容易に酸化されてアジピン酸を製造することができる。そのアジピン酸は、ある種の縮合ポリマー、特にポリアミドの調製法における重要な反応剤である。これらおよび別の方法において大量のアジピン酸が消費されるために、アジピン酸およびその前駆体を製造する方法における改良を用いて、有益な費用上の利益をもたらすことができる。
Druliner等の米国特許第4,326,084号は、シクロヘキサンを酸化してCHHPを含有する反応混合物を形成すること、そして引き続いて得られるCHHPを分解してKとAとを含有する混合物を形成することに関する改良された触媒プロセスを開示している。その改良は、シクロヘキサンの酸化およびCHHPの分解のための触媒として、1,3−ビス(2−ピリジルイミノ)イソインドリン類を有するある種の遷移金属錯体の使用を伴う。この特許によれば、たとえば2−エチルヘキサン酸コバルトのようなある種のコバルト(II)の脂肪酸塩を用いて得られる結果と比較して、これらの触媒は、より長い触媒寿命、CHHPのKおよびAへのより高い転化率、より低い温度(80〜160℃)における実施可能性、および不溶性の金属固体の形成の少ないことを示す。
Druliner等の米国特許第4,503,257号は、シクロヘキサンを酸化してCHHPを含有する反応混合物を形成し、そして引き続いて得られるCHHPを分解してKとAとを含有する混合物を形成するための別の改良された触媒プロセスを開示している。この改良は、分子状酸素の存在下で、約80℃から約130℃までの温度におけるシクロヘキサンの酸化およびCHHPの分解のための触媒として、適当な固体担体に付着されたCo34、MnO2またはFe34の使用を伴う。
Sanderson等の米国特許第5,414,163号は、触媒的に有効な量のチタニア、ジルコニアまたはそれらの混合物上の液相において、t−ブチルヒドロペルオキシドからt−ブチルアルコールを調製するための方法を開示している。
Sanderson等の米国特許第5,414,141号、米国特許第5,399,794号、および米国特許第5,401,889号は、アルミナ上に担持され、分散剤として金を有する触媒的に有効な量のパラジウムの上の液相において、t−ブチルヒドロペルオキシドからt−ブチルアルコールを調製するための方法を開示している。
Druliner等の1996年9月3日に出願された仮出願60/025,368号(現在は1997年9月2日に出願された国際特許出願PCT/US97/15332号)は、Zr、Nb、HfおよびTiの水酸化物または酸化物を有する触媒量の不均一触媒と接触させることによりヒドロペルオキシドを分解することを開示している。好ましくは、その触媒は、SiO2、Al23、炭素、またはTiO2上に担持される。
先行技術に固有の欠点を克服するために、K/A混合物へのヒドロペルオキシドの分解に関して、さらなる改良および選択肢が必要とされている。本発明の別の目的および利点は、これ以後に続くより詳細の記載を参照することにより、当業者に対して明らかになるであろう。
発明の要旨
本発明によれば、ヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよびケトンを含有する分解反応混合物を形成する、改良された方法が提供される。その改良は、(1)Au(金)化合物、(2)Ag(銀)化合物、(3)Cu(銅)化合物、および(4)(a)Cr、CoおよびTiから成る群から選択される1つまたは複数の構成要素と、(b)Zr、Ta、Nb、Si、Al、Mg、およびTiから成る群から選択される1つまたは複数の構成要素とで構成されるゾルゲル化合物であって、(b)の選択された構成要素は酸化物イオンと結合され、および第1の群の構成要素は、第2の群の構成要素と同一であることはできないゾルゲル化合物から成る群から選択される不均一触媒の触媒量に、ヒドロペルオキシドを接触させることにより、ヒドロペルオキシドを分解することを含む。好ましくは、水酸化物イオンまたは酸化物イオンの無機マトリックス、またはそれらの混合物が、前記酸化物イオンとして用いられる。さらに、前記触媒は、必要に応じて、SiO2、Al23、炭素、ジルコニア、MgOまたはTiO2のような適当な担体構成要素上に担持されてもよい。
発明の詳細な説明
本発明は、アルキルまたは芳香族化合物を酸化して、対応するアルコールおよびケトンの混合物を形成する工業的プロセスにおいて、ヒドロペルオキシドの分解工程を実施するための改良された方法を提供する。詳細には、シクロヘキサンを酸化して、シクロヘキサノール(A)およびシクロヘキサノン(K)を含有する混合物を形成することができる。その工業的プロセスは、2つの工程を含み:第1は、シクロヘキサンを酸化して、CHHPを含有する反応混合物を形成する工程であり;第2は、CHHPを分解して、KおよびAを含有する混合物を形成する工程である。前述のように、シクロヘキサンの酸化のための方法は、文献においてよく知られており、かつ当業者が利用できるものである。
金属塩または金属/配位子混合物のような均一の金属触媒を用いる方法に比較して、本発明の不均一触媒プロセスの利点は、より長い触媒寿命、有用な生成物の改良された収率、および可溶性の金属化合物がないことである。
その改良されたプロセスは、別のアルカンまたは芳香族のヒドロペルオキシド、たとえば、t−ブチルヒドロペルオキシド、シクロドデシルヒドロペルオキシド、およびクメンヒドロペルオキシドの分解に対しても、用いることができる。
CHHPの分解プロセスは、広範な種類の条件下で、およびシクロヘキサン自身を含む広範な種類の溶媒中で、実施することができる。CHHPは、典型的には、シクロヘキサンの触媒的酸化によりシクロヘキサンの溶液として工業的に製造されるので、本発明の分解プロセスに関して便利かつ好ましい溶媒は、シクロヘキサンである。そのような混合物は、シクロヘキサンの酸化プロセスの第1工程から与えられるままで、または、カルボン酸または他の不純物を除去するための蒸留あるいは水抽出のような知られているプロセスにより構成成分のいくつかを除去した後に、用いることができる。
CHHP分解の供給混合物中のCHHPの好ましい濃度は、約0.5重量%から約100重量%(すなわち、ニート)までの範囲で変動することができる。工業的に実施される方法においては、好ましい範囲は約0.5重量%から約3重量%までである。
本発明のプロセスのために適当な反応温度は、約80℃から約170℃までの範囲で変動する。約110℃から約130℃までの温度が、典型的には好ましい。反応圧力は、好ましくは約69kPaから約2760kPaまで(10〜400psi)の圧力の範囲で変動することができ、および276kPaから約1380kPaまで(40〜200psi)の圧力がより好ましい。反応時間は、反応温度に反比例して変化し、および典型的には約2分から約30分までの範囲で変動する。
前述のように、本発明の不均一触媒は、Au、Ag、Cu(Au、Ag、およびCuのゾルゲル化合物を含むが、これらに限定されるものではない)およびある種のAu/Ag/Cuを有さないゾルゲル化合物を含み、好ましくは適当な固体担体に対して付着される。本発明のプロセスを、別の金属(たとえば、Pd)の存在下で、Au、Ag、またはCuを用いて実施してもよい。担体に対する金属のパーセントは、約0.01重量%から約50重量%まで変動することができ、および好ましくは約0.1重量%から約10重量%までである。適当で、現在好ましい担体は、SiO2(シリカ)、Al23(アルミナ)、C(炭素)、TiO2(チタニア)、MgO(マグネシア)、またはZrO2(ジルコニア)を含む。ジルコニアが特に好ましい担体であり、およびジルコニア上に担持されたAuが、本発明の特に好ましい触媒である。
本発明の不均一触媒のいくつかは、製造業者によりすでに調製されたものとして得ることができ、あるいはそれらは当該技術において知られている複数の方法を用いて適当な出発材料から調製することができる。これらの方法は、Au/Ag/Cuのゾルゲル化合物および別のAu/Ag/Cuを有さないゾルゲル化合物の双方を調製するための、以下により詳細に記載するようなゾルゲル技術を含む。担持された金触媒は、蒸着技術またはコロイド状分散液を用いる被覆のような、良好に分散された金を与えることが知られている、いずれの標準的手順を用いて調製することができる。
特に、超微細の粒子の大きさにされた金が好ましい。そのような小さい微粒子状の金(しばしば10nmより小さい)は、Haruta,M.,“Size-and Support-Dependency in the Catalysis of Gold”,Catalysis Today 36(1997)153-166、およびTsubota等,Preparation of Catalysts V,pp.695-704(1991)に従って、調製することができる。そのような金の調製は、金を連想する典型的なブロンズ色ではなく紫−桃色をしているサンプルを生成し、および適当な担体構成要素上に配置されるときに高度に分散した金触媒を与える。これらの高度に分散された金の粒子は、典型的には直径約3nmから約15nmまでである。
SiO2、Al23、炭素、MgO、ジルコニア、またはTiO2を含む触媒の固体担体は、非晶質形態または結晶形態、あるいは非晶質形態と結晶形態の混合物であってもよい。触媒担体の最適平均粒径の選択は、反応器滞留時間および所望される反応器流速のようなプロセスのパラメータに依存する。一般的には、選択される平均粒径は、約0.005mmから約5mmまで変動する。10m2/gより大きな表面積を有する触媒が好ましい。なぜなら、触媒の増大した表面積は、バッチ式実験における増大した分解速度と直接的な相関を有するからである。より大きな表面積を有する担体を用いることもできるが、大表面積の触媒の固有の脆性および許容可能な粒径分布を維持することに付随する問題点が、触媒担体の表面積の実用上の上限を規定する。
本発明において有用な別の触媒は、水酸化物または酸化物の無機マトリックス、あるいはそれらの組み合わせであるような酸化物イオンに結合したある種の金属(金属イオンを含む)で構成される。その金属は、前述した組み合わせで存在する、Cr、Co、Zr、Ta、Nb、Al、Si、Ti、およびMgを含む。マトリックス中の金属のモルパーセントは、別個の金属の数およびそれらの相対比と同様に、変化することができる。それらはまた、可変の水酸化物イオン含量を有し、その水酸化物イオン含量は、もし実施される場合には焼成温度、および他のパラメータに依存してもよい。遷移金属であるCoおよびCrは、無機塩として存在することができ、一方、Zr、Ta、Nb、Al、Si、Ti、およびMgは、酸化物、水酸化物またはそれらの組み合わせとして存在することができる(単純化のために、本明細書中で同定される式中のこれらのカチオンに対応するアニオンを示していないことに注意されたい)。典型的な調製は、金属が共加水分解され(co-hydrolyzed)、および/または無機マトリックス中に捕捉されるゾルゲル化学を伴う。より慣用的な合成法を用いて通常到達可能なものと比較して、金属のより良好な分散および均一性が得られる。無機マトリックスは、必要に応じて、SiO2、Al23、ZrO2、炭素、MgO、またはTiO2のような適切な担体構成要素上に担持することができる。この種類の好ましい触媒は、Crおよび/またはCoを含有するものである。
「ゾルゲル技術」とは、コロイド、アルコキシド、または金属塩のような適当な前駆体材料を溶媒中に溶解することにより、易流動性流体溶液である「ゾル」を最初に形成する。その「ゾル」に、次に前駆体の反応性重合を開始する反応剤を添加する。典型的な例は、エタノール中に溶解されたオルトケイ酸テトラエチルエステル(TEOS)である。加水分解を開始するための触媒としての痕跡量の酸または塩基とともに、水を添加する。重合および架橋が進行するにつれて、易流動性の「ゾル」は粘度が増大し、そして最終的に固形状の「ゲル」へと固まることができる。「ゲル」は、その開放細孔構造中に本来の溶媒を封入している、所望される材料の架橋したネットワークから成る。次に、典型的には、乾燥空気流中で単純に加熱することによりキセロゲルを製造するか、あるいは液体二酸化炭素のような超臨界流体による置換により封入された溶媒を除去してエーロゲルを製造するかのいずれかにより、「ゲル」を乾燥してもよい。これらのエーロゲルおよびキセロゲルは、必要に応じて、高温(>200℃)において焼成して、典型的には非常に多孔性の構造および付随する大表面積を有する生成物をもたらしてもよい。
本発明の実施において、触媒は、触媒床(catalyst bed)中への配合によりCHHPと接触させることができ、その触媒床は触媒と反応剤との密接な接触を提供するように配列されている。あるいはまた、当該技術で知られている技術を用いて、触媒を、反応混合物とともにスラリー化することもできる。本発明の方法は、バッチ式または連続式のCHHP分解プロセスに対して適当である。これらのプロセスは、広範な種類の条件下で実施することができる。
CHHP分解混合物に対して、空気または空気と不活性ガスとの混合物を添加することは、プロセスの反応剤のKおよびAへのより高い転化率を提供する。なぜなら、CHHPの分解により形成されるKおよびAに加えて、シクロヘキサンのいくらかが直接KおよびAへと酸化されるからである。この付随するプロセスは、「シクロヘキサンの関与(cyclohexane participation)」として知られており、参照によりその全内容が本明細書の一部をなすものとする、Druliner等の米国特許第4,326,084号において詳細に記載されている。
本発明の方法を、以下の非制限的な実施例により、さらに例示する。それらの実施例において、特に記載のない限り、全ての温度は摂氏温度であり、および全てのパーセントは重量パーセントである。
実験
実験1 炭素上の〜1.4%のAu
20〜35メッシュ(0.5〜0.85mm)のチャコール炭素(EM Science,Cherry Hill,NJ)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金0.1gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験2 シリカ上の〜1.4%のAu
300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金0.1gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験3 シリカ上の〜14%のAu
450m2/gの表面積および1.6mL/gの細孔体積を有する<2マイクロメートルのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金1.0gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験4 混ぜ物のないシリカ対照標準
300m2/gの表面積および1cc/gの細孔体積を有する+8メッシュのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mLの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験5 α−アルミナ上の〜1.4%のAu
6〜12メッシュのアルミナ粒子(Calsicat,Erie,PA)5gを、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金1.0gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを室温において15分間にわたって攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験6 シリカ上の〜13%のAg
300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の硝酸銀1.0gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、200℃まで冷却し、そして水素流(100mL/分)中でさらに1時間にわたって焼成し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験7 シリカ上の〜4.5%のCu
300m2/gの表面積および1mL/gの細孔体積を有する+8メッシュのシリカゲル(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)5gを、ヘリウム流(100mL/分)中で、400℃において、1時間にわたって焼成した。次に、この材料を、1mLの濃硝酸を含有する水10mL中の硝酸銅1.0gの溶液中にスラリー化した。このスラリーを15分間にわたって室温において攪拌し、そして次に回転濃縮機上で乾燥状態まで濃縮した。回収された固体を、窒素流(100mL/分)中で400℃において1時間にわたって焼成し、200℃まで冷却し、そして水素流(100mL/分)中でさらに1時間にわたって焼成し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験1〜7とは異なり、実験8〜13は、Tsubota等,Preparation of Catalysts V,pp.695-704(1991)の一般的な金析出技術に従って行い、超微細な金粒子を製造した。実験1〜7のブロンズ/金色(より多い充填量)または褐色/灰色(より少ない充填量)の担持された触媒と比較して、これらの担持された触媒は、紫/桃色であった。
実験8 MgO上の〜1%のAu
粉末化した200メッシュのMgO(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金2.0gの溶液中にスラリー化した。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そして次にクエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固体を、空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験9 γ−アルミナ上の〜1%のAu
粉末化した〜60メッシュのγ−アルミナ(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金2.0gの溶液中に懸濁させた。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そして次にクエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固体を、空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。得られる触媒は、紫/桃色であり、およびX線回折により測定される際に8nmの金粒子径を有した。
実験10 シリカ上の〜1%のAu
シリカの+8メッシュ粒子(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1mLの濃塩酸を含有する水10mL中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリー化した。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整し、そして次にクエン酸ナトリウム0.69gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固体を、空気流(100mL/分)中で、250℃において、5時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験11 チタニア上の〜1%のAu
粉末化した〜325メッシュのチタニア(Alfa Aeser,Ward Hill,MA)10gを、1mLの濃塩酸を含有する水50mL中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリー化した。炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを7.0に調整し、そして次にクエン酸ナトリウム1.5gを添加した。室温での2時間にわたる攪拌の後に、濾過により固体を回収し、そして蒸留水でよく洗浄した。回収された固体を、空気流(100mL/分)中で、400℃において、5時間にわたって焼成し、冷却し、そして次に、CHHP分解触媒として試験するためにしっかりと蓋をしたバイアル瓶内に保存した。
実験12 ジルコニア上の〜1%のAu
〜325メッシュのジルコニア(Calsicat #96F-88A,Erie,PA)10gを、1滴の濃塩酸および50mLの水中の三塩化金0.2gの溶液中にスラリー化した。0.1M炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌した。クエン酸ナトリウム固体0.69gをゆっくりと添加しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌し、そして次にさらに2時間にわたって攪拌した。濾過し、および蒸留水でよく洗浄した後に、その固体を、空気流中で、250℃において、5時間にわたって焼成した。
実験13 アルミナ上の〜1%のAuおよび0.1%のPd
〜60メッシュのγ−アルミナ10gを、1滴の濃塩酸および50mLの水中の三塩化金0.2gおよび0.02gのテトラアンミンパラジウムクロリドの溶液中にスラリー化した。0.1M炭酸ナトリウム溶液を用いて、このスラリーのpHを9.6に調整しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌した。クエン酸ナトリウム固体0.69gをゆっくりと添加しながら、そのスラリーを穏やかに攪拌し、そして次にさらに2時間にわたって攪拌した。濾過し、および蒸留水でよく洗浄した後に、その固体を、空気流中で、250℃において、5時間にわたって焼成した。
実験14
CrZrO
Cr 0.05 (ZrO 2-x (OH) 2x 0.95
不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、218mLのエタノール(Quantum Chemical,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を、93.4gのジルコニウムn−プロポキシド(n−プロパノール中70重量%、Alfa 22989,Ward Hill,MA)と組み合わせた。クロム(III)アセチルアセトナート(Aldrich,20,223-2,Milwaukee,WI)5.24gを、218mLのエタノール中に溶解し、そしてこの溶液に対して添加した。別の容器内で、218mLのエタノールを、20.5mLの水および2.45mLの氷酢酸(J.T.Baker,6903-05,Phillipsburg,NJ)および1.91mLの70重量%硝酸(EM Sciences,Gibbstown,NJ)と混合した。
ジルコニウムアルコキシドの溶液に対して、その水性溶液を滴下した。その水性溶液の添加中は、実験操作は、窒素流のガスシール下の樹脂製反応がま内で実施した。加水分解中で、かつゲル化点の観測前において、ジルコニウムアルコキシドの溶液中で、いくらかの不透明性および起こり得る白色粒子の形成が認められた。不透明なゲル材料を、少なくとも24時間にわたって、室温において熟成させた。
使用の前に、その材料を、1気圧の空気中で、120℃において乾燥させた。いくつかの実験において、その材料を20,000psiにおいて小円盤に圧縮し、そして粒状にして、−10、+20メッシュのスクリーンを通して篩にかけた。
実験15
CrTaO
Cr 0.05 (TaO 2.5-x (OH) 2x 0.95
不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、350mLのエタノール(Quantum Chemical,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を、115.8gのタンタルエトキシド(Ta(OEt)5、Aldrich,33,911-3,Milwaukee WI)と組み合わせた。クロム(III)アセチルアセトナート(Aldrich,20,223-2,Milwaukee WI)5.24gを、350mLのエタノール中に溶解させ、そしてこのアルコキシド溶液に添加した。別の容器内で、350mLのエタノールを、25.7mLの水および3.06mLの氷酢酸(J.T.Baker,6903-05,Phillipsburg,NJ)および2.39mLの70重量%硝酸(EM Sciences,Gibbstown,NJ)と混合した。
可溶性のクロムアセチルアセトナートを含有するタンタルアルコキシドの溶液に対して、その水性溶液を滴下した。その材料を樹脂製反応がま内に収容し、およびこの添加中は、窒素流のガスシール下に配置した。加水分解に続いて、透明で暗紫色のゲルが生成した。窒素流下で、室温において、約7日後に、明白なゲル化点が観測された。
使用の前に、その材料を、1気圧の空気中で、120℃において乾燥した。いくつかの実験において、その材料を20,000psiにおいて小円盤に圧縮し、そして粒状にして、−10、+20メッシュのスクリーンを通して篩にかけた。
実験16
CrTiO
Cr 0.2 (TiO 2-x (OH) 2x 0.8
不活性窒素雰囲気下で、50.08mLのエタノールに対して、エタノール中にチタンn−ブトキシド[Aldrich,24,411-2]を含有する60体積%エタノール溶液13.85mLを添加した。そのアルコール溶液に対して、穏やかに振盪しながら、水酸化酢酸クロム[Aldrich,31,810-8]の別の1.5モル濃度(金属含量)の水溶液6.06mLをゆっくりと添加して、緑色のコロイド状ゲルを形成した。使用前に、その材料を空気中120℃において乾燥した。
実験17
CoCrTiO
Co 0.2 Cr 0.2 (TiO 2-x (OH) 2x 0.6
52.68mLのエタノールに対して、チタンn−ブトキシド[Aldrich,24,411-2]を含有する60体積%エタノール溶液13.85mLを添加した。そのアルコキシド溶液に対して、水酸化酢酸クロム[Aldrich,31,810-8]の1.5モル水溶液8.50mLおよび塩化コバルト[Alfa,12303]の1.0M水溶液12.75mLを添加した。その添加の間中、そのガラス容器を、不活性雰囲気下で穏やかに振盪した。使用の前に、そのゲル化された材料を、空気中120℃において乾燥した。
実験18
TiSiO
Ti 0.1 Si 0.9 (O 2-x (OH) 2x
26.43mLのチタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)溶液(同様に、エタノール中に60体積%のアルコキシドを含有する)に対して、エタノール中に60体積%のアルコキシドを含有する1.915mLのオルトケイ酸テトラエチルエステル(Aldrich,13,190-3)溶液を添加した。67.43mLのエタノールを添加して、混合アルコキシド溶液を形成した。その溶液を、窒素雰囲気下で保存した。
そのアルコキシド溶液に対して、0.515mLの氷酢酸(EM Sciences,X0409PS-1)を混合された水3.712mLを含有する溶液を添加した。水性成分の添加の間、そのガラス容器を、不活性窒素雰囲気下で、穏やかに振盪した。添加時にほぼ瞬時にゼラチン状白色ゲルが形成され、および室温において少なくとも24時間熟成された。使用の前に、そのゲル化した材料を、空気中120℃において乾燥した。
実験19
CoSiTiO
Co 0.5 Ti 0.4 Si 0.1 (O 2-x (OH) 2x 0.5
3.86mLの60体積%TEOS、23.661mLの60体積%チタンn−ブトキシド、および16.45mLのエタノールを用いて、アルコキシド溶液を形成した。この溶液に対して、水3.74mL、氷酢酸0.425mL、および塩化コバルト(II)(Alfa,12303)の1.0Mエタノール溶液51.879mLを、ガラス容器を穏やかに振盪しながら添加した。最初から最後まで、窒素ガスのガスシールを用いた。青みがかった赤色(blue red)のゼラチン状材料が生成した。空気中で24時間熟成した後に、CHHP分解評価の前に、その材料を120℃において乾燥した。
実験20
AuMgCrTiO
Au 0.00495 Mg 0.0099 Cr 0.00495 (TiO 2-x (OH) 2x 0.98
不活性窒素雰囲気下で、チタンブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有する60体積%エタノール溶液20.214mLに、46.14mLのエタノール(Quantum Chemical,290,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を組み合わせた。AuCl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.219M水溶液0.818mL(水および3:1のHCl:Auのモル比の37重量%塩酸(E.M.Sciences,Gibbstown,NJ)を用いて調製される)に対して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)の0.179M水溶液2.00mL、水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810-8)の1.5M水溶液0.119mL、および氷酢酸(J.T.Baker,6903-05,Phillipsburg,NJ)0.709mLを、同時に添加した。
そのアルコキシド溶液に対して、その水溶液を添加した。この添加の間、容器を穏やかに振盪した。濁った緑色/白色ゼラチン状材料が生成した。CHHP分解評価の前に、空気中で少なくとも24時間熟成した後に、その材料を真空オーブン中120℃において乾燥し、そして引き続いて5時間にわたって250℃に焼成した。
実験21
AuMgCrTiO
Au 0.0227 Mg 0.0909 Cr 0.0227 (TiO 2-x (OH) 2x 0.8636
以下の相違を用いて、実験20に記載したのと同一の手順および反応剤を用いた:
AuCl3溶液3.216mL
チタンn−ブトキシド溶液15.243mL
クエン酸マグネシウム溶液15.749mL
水酸化酢酸クロム溶液0.469mL
エタノール34.789mL
氷酢酸0.535mL。
濁った緑色/白色ゼラチン状材料が生成し、実験20に記載したのと同一の方法で処理した。
実験22
AuMgCrZrO
Au 0.0095 Mg 0.0476 Cr 0.0952 (ZrO 2-x (OH) 2x 0.848
不活性窒素雰囲気下で、ジルコニウムn−プロポキシド(Alfa,22989)を含有する0.558Mエタノール溶液65.530mLに、1.836mLのエタノール(Quantum Chemical,290,Newark,NJ、厳密に脱水されている)を組み合わせた。AuCl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.2248M水溶液1.827mLに対して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)0.180M水溶液11.408mL、および水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810-8)の1.5M水溶液2.738mLを、同時に添加した。そのアルコキシド溶液に対して、その水溶液を添加した。この添加の間、容器を穏やかに振盪した。濁った黄色/白色ゼラチン状材料が生成した。CHHP分解評価の前に、空気中で少なくとも24時間熟成した後に、その材料を真空オーブン中120℃において乾燥し、そして引き続いて5時間にわたって250℃に焼成した。
実験23
AuMgCrAlO
Au 0.0095 Mg 0.0476 Cr 0.0952 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.8476
反応容器に対して、アルミニウムイソプロポキシド(Aldrich,22,904-7)の0.05Mエタノール溶液69.574mLを添加した。第2の工程において、AuCl3(Aldrich,33,404-9)を含有する0.0744M水溶液0.525mLに対して、クエン酸マグネシウム(Alfa,39368)0.180M水溶液1.086mL、および水酸化酢酸クロムCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810-8)の1.5M水溶液0.361mLを、同時に添加した。そのアルコキシド溶液に対して、その水溶液を添加した。この添加の間、容器を穏やかに振盪した。濁った赤色に着色したゲルが生成した。CHHP分解評価の前に、空気中で少なくとも24時間熟成した後に、その材料を真空オーブン中120℃において乾燥し、そして引き続いて5時間にわたって250℃に焼成した。この実験は、アルミニウムをベースとする水酸化物と酸化物との混合物を生成した。
実験24
AuMgCrAlO
Au 0.0952 Mg 0.0476 Cr 0.190 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.7524
以下に記載した体積変化を除いて、実験23においてと同一の手順を用いた。濁った赤色に着色したゲルが生成した。
AuCl3溶液0.592mL
アルミニウムイソプロポキシド溶液69.552mL
クエン酸マグネシウム溶液1.223mL
水酸化酢酸クロム溶液0.587mL
実験25
AuCrAlO
Au 0.01 Cr 0.01 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.98
不活性雰囲気のN2ドライボックス中で、2500mLのイソプロパノール(Em Sciences,PX1835-6)を、アルミニウムイソプロポキシド(Aldrich,22,904-7)と組み合わせた。固体のイソプロポキシドを、24時間かけてイソプロパノール中に溶解させた。別の工程において、0.3731gのAuCl3(Aldrich,33,404-9)を、25mLのエタノール(Quantum Chemical,290,Newark,NJ、厳密に脱水されている)中に溶解させた。0.246gのCr3(OH)2(CH3COO)7(水酸化酢酸クロム、Aldrich,31,810-8)と水0.85mlを含有する第3の溶液(エタノール8mLと混合した)を準備した。
アルミニウムアルコキシド溶液を、樹脂製反応がま中に装填し、窒素流のガスシール下に配置した。三塩化金を含有する溶液を滴下ロートに移し、そして攪拌しながらアルミニウムイソプロポキシド溶液に対して添加した。次に、この混合溶液に対して、水酸化酢酸クロムを含む水溶液を添加した。加水分解の結果、その溶液は透明であった。窒素下で約24時間の後に、ゲル化点が観測された。その最終材料は暗赤色であり、および減圧下で120℃において乾燥した。引き続いて、使用の前に、そのキセロゲルを、空気中250℃において、5時間にわたって焼成した。
実験26
CrAlO
Cr 0.01 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.98
金塩を添加しないことを除いて、実験25においてと同一の手順を用いた。アルミニウムイソプロポキシド10.213gを、イソプロピルアルコール1,000mLと組み合わせた。水酸化酢酸クロム0.1026gを、水0.5mL中に溶解させ、そして次にエタノール3mLを用いて希釈した。ゲル化点は、24時間以内に達成された。減圧下120℃における乾燥の後に、最終的なキセロゲルは緑色であった。使用の前に、その材料を、空気中250℃に焼成した。
実験27
AuMgCoTiO
Au 0.01 Mg 0.05 Co 0.2 (TiO 2-x (OH) 2x 0.79
不活性窒素雰囲気下で、反応容器に対して、チタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有する60体積%エタノール溶液14.878mLを添加した。0.0659MのAuCl3溶液5.013mL(エタノール中にAuCl3(Aldrich,33,404-9)を溶解することにより調製される)、エタノール性の0.2MのCoCl2溶液33.033mL(エタノール中にCoCl2・6H2O(Fisher,C-371)を溶解することにより調製される)、および0.180Mのクエン酸マグネシウム溶液9.176mL(水中にクエン酸マグネシウム5水和物を溶解することにより調製される)を含有する別個の溶液を調製した。
そのアルコキシド溶液に対して、その3つの溶液を同時に添加した。この添加の間、容器を穏やかに振盪した。紫色の溶液が形成され;ゲル化点を、24時間以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に、紫色のキセロゲルが形成された。使用の前に、その材料を、空気中250℃で5時間にわたって焼成した。
実験28
CoCrZrO
Co 0.1 Cr 0.3 (ZrO 2-x (OH) 2x 0.6
塩化コバルト(CoCl2,Alfa,12303、無水)5.1935g、水酸化酢酸クロム(Cr3(OH)2(CH3COO)7,Aldrich,31,910-8)24.1328gを、水40mLおよびエタノール(厳密に脱水されている)183.51mL中に溶解した。不活性雰囲気のドライボックス中で、ジルコニウムn−プロポキシド(Alpha,22989)78.6192gを、エタノール183.51mLと組み合わせ、そして窒素流の下の樹脂製反応がま内に配置した。ジルコニウムアルコキシドの溶液に対して、塩化コバルトおよび水酸化酢酸クロムを含有する水溶液を、攪拌しながらゆっくりと添加した。加水分解時にほぼ瞬時に、濁った粘稠なゲルが形成された。前述のように、その材料を、減圧下120℃において乾燥した。
実験29
CrAlO
Cr 0.1 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.9
不活性窒素雰囲気下で、反応容器に対して、水酸化酢酸クロム(Aldrich,31,910-8)の1.689Mの水溶液7.97mLとともに、酸化アルミニウムゾル(Nyacol,AI-20,水中に20重量%のAl23)25.966mLを添加した。ほぼ直ちに、暗い黒色のゲルを形成した。使用の前に、前述のように、その材料を減圧下で乾燥した。
実験30
CoNbTiO
Co 0.3 (NbO 1.5-x (OH) 2x 0.01 (TiO 2-x (OH) 2x 0.69
不活性窒素雰囲気下で、チタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有する60体積%エタノール溶液18.182mLに対して、NbCl5をエタノール(Johonson-Matthey,11548)と反応させることにより調製されるニオブエトキシドの0.304Mエタノール性溶液1.52mLとともに、無水エタノール34.092mLを添加した。1.0Mエタノール性CoCl2溶液13.866mL(CoCl2・6H2O(Alfa,36554)を溶解することにより調製される)を含有する溶液、および水2.339mLを含有する別個の溶液を調製した。
そのアルコキシド溶液に対して、その2つの溶液を同時に添加した。この添加の間、その容器を穏やかに振盪した。青色の溶液が形成され;ゲル化点を、24時間以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に、青色のキセロゲルが形成された。
実験31
AuCrTiO
Au 0.01 Cr 0.2 (TiO 2-x (OH) 2x 0.79
不活性窒素雰囲気下で、チタンn−ブトキシド(Aldrich,24,411-2)を含有する60体積%エタノール溶液33.235mLに対して、エタノール(厳密に脱水されている)53.128mLを添加した。0.03247MのAuCl3溶液22.726mL(エタノール中にAuCl3(Aldrich,33,404-9)を溶解することにより調製される)を含有する溶液、および1.5Mの水酸化酢酸クロム水溶液9.839mL(水中にCr3(OH)2(CH3COO)7(Aldrich,31,810-8)を溶解することにより調製される)を含有する別個の溶液を調製した。
そのアルコキシド溶液に対して、その2つの溶液を同時に添加した。この添加の間、その容器を穏やかに振盪した。暗緑色/紫色の溶液が形成され;ゲル化点を、24時間以内に達成することができた。減圧下120℃における乾燥の後に、暗緑色がかった紫色のキセロゲルが形成された。使用の前に、その材料を、空気中250℃で5時間にわたって焼成した。
実験32
AuAlO
Au 0.01 (AlO 1.5-x (OH) 2x 0.98
クロム塩を添加しないことを除いて、実験25のそれと同一の手順を用いた。アルミニウムイソプロポキシド10.213gをイソプロピルアルコール1,000mLと組み合わせ;0.1548gのAuCl3をエタノール中に溶解した。ゲル化点は、24時間以内に達成された。減圧下120℃における乾燥の後に、最終的なキセロゲルは、暗赤色/紫色であった。使用の前に、その材料を250℃に焼成した。
実施例
全ての反応は、セプタムおよびプラスチックキャップを用いて封をされた、攪拌される3.5mLガラス製バイアル瓶内で、バッチ反応器モードにおいて実施された。バイアル瓶は、8個までのバイアル瓶を保持するブロックアルミニウム加熱器/攪拌機内に挿入された。攪拌は、テフロン(登録商標)被覆された攪拌子を用いて行った。それぞれのバイアル瓶に、1.5mLのn−オクタンまたはウンデカン溶媒、約0.005または0.01gの指定の粉砕された触媒、および攪拌子を最初に装填し、そしてバイアル瓶は封をされた。バイアル瓶を、約10分間、攪拌および加熱して、所望される反応温度の125℃に達したことを保証した。次に、それぞれのサンプルの開始において、CHHPおよびGC(ガスクロマトグラフ)内部標準であるTCB(1,2,4−トリクロロベンゼン)またはCB(クロロベンゼン)の原液30μlを注入した。その原液は、CHHP中の約20重量%のTCBまたはCBの混合物から構成された。CHHP源は、シクロヘキサノールおよびシクロヘキサノンを合わせて2.0重量%までを含有していた。0.5から10分の後に、バイアル瓶をアルミニウム加熱器/攪拌機から取り出し、周囲温度まで冷却するままにした。
実施例1〜10(表I)において、バイアル瓶は、0.32mm内径を有する15mのDB−17キャピラリーカラムを用いて、CHHPの残存する量を直接分析された。そのカラムの液相は、(50重量%フェニル)メチルポリシロキサンで構成されていた。そのカラムは、J.and W.Scientific(Folsum,California)から入手した。
それぞれの溶液中のCHHPの量のGC分析は下式を用いて計算された。
(CHHPの重量%)=[(CHHPの面積%)/(TCBの面積%)]
×(TCBの重量%)×(R.F.CHHP
R.F.CHHP(CHHPに対するGC応答係数)は、既知の量のCHHPおよびTCBを含有する較正溶液により決定され、以下の式から計算された。
Figure 0003976793
(%CHHP分解)=100×
[1−(CHHPの面積%/TCBの面積%)最終
(CHHPの面積%/TCBの面積%)初期
実施例1〜10(表I)において、それぞれのバイアル瓶のCHHPの初期濃度は、約2.2重量%であった。CHHP初期およびCHHP最終のGC重量%は近似値にすぎない。なぜならば、GC計算に用いたg溶液当りのTCBの量の比を、任意に全て0.25mgTCB/g溶液に等しくしたからである。1.5mLのn−オクタンおよび30μLのCHHP/TCB溶液の加熱されていないサンプルを、同一のCHHP/TCB溶液から作成されたCHHP分解生成物のそれぞれの組とともに分析したので、CHHP/TCBの比の正確な変化を計算することができた。
実施例11〜13(表II)、および実施例14〜16(表III)は、それぞれ1%Au/炭素および10%Au/SiO2触媒に関して、バッチ式の%t−ブチルヒドロペルオキシド(t−BuOOH)分解結果、およびバッチ式の%クメンヒドロペルオキシド(クメンOOH)分解結果を与える。t−BuOOHおよびクメンOOHの分析は、Comprehensive Analytical Chemistry,Elsevier Publishing Company,New York,Eds.C.L.Wilson,p.756,1960に記載されている、よく知られているヨウ素還元滴定手順を用いて行った。過剰量のKI/酢酸溶液を添加するのに引き続いて、n−オクタン中のt−BuOOHおよびクメンOOHの出発溶液および生成物溶液を、封をされたバイアル瓶中、室温において10分間にわたって攪拌し、そしてt−BuOOHおよびクメンOOHにより遊離したI2の量を、0.1MのNa223溶液を用いて滴定した。
反応を150℃において実施したこと、およびTCBの代りにクロロベンゼンをGC内部標準として用いたこと、およびn−オクタン溶媒の代りにウンデカンを用いたことを除いて、実施例1〜10に関して記載されたように、実施例17〜41(表IVおよびV)を実施した。表IVおよびVにおいて、反応における初期CHHPおよび最終CHHPの量は、クロロベンゼンのGCピークの面積で除算したCHHPのGCピークの面積(CHHPの面積%/CBの面積%)を計算することにより、測定された。
Figure 0003976793
Figure 0003976793
Figure 0003976793
Figure 0003976793
Figure 0003976793
本発明の詳細な実施の形態が、前述の記述に記載されているが、本発明は、本発明の真意すなわち本質的属性から離れることなく、数多くの修飾、置換および再配列が可能であることを、当業者は理解すべきである。本発明の範囲を示すときには、前述の明細書ではなく、添付される請求の範囲に対する参照をすべきである。
本発明の好ましい実施態様は、以下のとおりである。
1. ヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよびケトンを含有する分解反応混合物を形成するための改良された方法であって、
(1)金化合物、
(2)銀化合物、
(3)銅化合物、および
(4) (a)Cr、CoおよびTiから成る第1の群から選択される1つまたは複数の構成要素と、
(b)Zr、Ta、Nb、Si、Al、Mg、およびTiから成る第2の群から選択される1つまたは複数の構成要素と
から構成されるゾルゲル化合物であって、(b)の選択された構成要素は酸化物イオンと結合され、および第1の群の構成要素は、第2の群の構成要素と同一であることはできないゾルゲル化合物
から成る群から選択される不均一触媒の触媒量に、ヒドロペルオキシドを接触させることにより、ヒドロペルオキシドを分解することを具えたことを特徴とする方法。
2. 前記不均一触媒は、触媒担体構成要素上に担持されていることを特徴とする1.に記載の方法。
3. 前記触媒担体構成要素は、SiO2、Al23、炭素、TiO2、MgO、およびジルコニアから成る群から選択されることを特徴とする2.に記載の方法。
4. 前記ヒドロペルオキシドは、シクロヘキシルヒドロペルオキシドであることを特徴とする1.に記載の方法。
5. 分解反応温度は、約80℃から約170℃までであり、および分解反応圧力は、約69kPaから約2760kPaまでであることを特徴とする1.に記載の方法。
6. 前記反応圧力は、約276kPaから約1380kPaまでであることを特徴とする5.に記載の方法。
7. 前記反応混合物は、約0.5重量%から約100重量%までのシクロヘキシルヒドロペルオキシドを含有することを特徴とする1.に記載の方法。
8. 前記方法は、シクロヘキサンの存在下で実施されることを特徴とする1.に記載の方法。
9. 前記方法は、追加される酸素の存在下で実施されることを特徴とする1.に記載の方法。
10. 前記触媒は、金であることを特徴とする2.に記載の方法。
11. 前記金は、ジルコニア上に担持されることを特徴とする10.に記載の方法。
12. 前記金は、触媒および担体構成要素の約0.1から10重量%までであることを特徴とする10.に記載の方法。
13. 金とともにPdもまた存在することを特徴とする10.に記載の方法。
14. 前記金は、約3nmから約15nmまでの直径を有する良好に分散された粒子として、前記担体構成要素上に存在することを特徴とする10.に記載の方法。
15. 前記金触媒は、ゾルゲル化合物の形態にあることを特徴とする1.に記載の方法。
16. 前記金触媒は、AuおよびCrを含むゾルゲル化合物の形態にあることを特徴とする15.に記載の方法。
17. 前記ゾルゲル化合物は、Crおよび/またはCoを含有することを特徴とする1.に記載の方法。
18. 前記酸化物イオンは、水酸化物イオンまたは酸化物イオンの無機マトリックス、あるいはそれらの組み合わせであることを特徴とする1.に記載の方法。

Claims (4)

  1. ヒドロペルオキシドを分解して、対応するアルコールおよびケトンを含有する分解反応混合物を形成するための改良された方法であって、
    (a)Au、CoおよびTiから成る第1の群から選択される1つまたは複数の構成要素と、
    (b)Zr、Ta、Nb、Si、Al、Mg、およびTiから成る第2の群から選択される1つまたは複数の構成要素と
    から構成され、ゾルゲル法によって調製される不均一触媒の触媒量に、ヒドロペルオキシドを接触させることにより、ヒドロペルオキシを分解することを具え、ここで、(b)の選択された構成要素は酸化物イオンと結合され、および第1の群の構成要素は、第2の群の構成要素と同一であることはできないことを特徴とする方法。
  2. 前記不均一触媒は、触媒担体構成要素上に担持されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒担体構成要素は、SiO2、Al23、炭素、TiO2、MgO、およびジルコニアから成る群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記触媒は金であり、前記金は、前記触媒および担体構成要素の0.1から10重量%であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
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