JP2001510763A - 折り畳み式自転車 - Google Patents

折り畳み式自転車

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JP2001510763A JP2000504036A JP2000504036A JP2001510763A JP 2001510763 A JP2001510763 A JP 2001510763A JP 2000504036 A JP2000504036 A JP 2000504036A JP 2000504036 A JP2000504036 A JP 2000504036A JP 2001510763 A JP2001510763 A JP 2001510763A
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Abstract

(57)【要約】 2つの半フレーム(144、145)に細分されたフレーム(100)と、2つの半フレーム(144、145)同士を接続し、それら2つの半フレーム(144、145)を実質上鉛直な旋回軸(143)を中心にして互いに旋回可能にするフレーム継手手段(300)と、自転車(1)の展開状態においてフレーム継手手段(300)を係止するためのフレーム係止手段とを有する折り畳み自転車(1)が説明される。本発明の1つの重要な様相によると、サドルアーム(110)は実質上水平に向けた旋回軸(201)を中心に旋回でき、サドルアーム(110)の前方への旋回移動によってフレーム係止手段(300)の係止動作を解除してフレーム継手手段(300)の旋回移動を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は折り畳み式自転車に関する。
折り畳み式自転車は実際に公知である。「通常の」自転車、即ち、折り畳み不
能の自転車と対比して、折り畳み式自転車はその折りたたんだ状態にある自転車
が占める空間が比較的僅かであり、容易に搬送が可能であり、一方、折りたたん
でいない状態の場合、この自転車は「通常の」自転車として乗ることが出来る。
公知の折り畳み式自転車は概ね、通常の即ち、折り畳み不能の自転車の構造と
対比出来る構造を備え、枢動接続部及び/又は摺動接続部がフレームの異なる箇
所に設けられ、この接続部は自転車の通常の作動状態即ち、折りたたんでいない
状態においては、固定手段により固定される。この自転車を折りたたむ場合は、
これらの固定手段は解除され、フレームはそれぞれ摺動接続部において押される
枢動接続部において枢動されている。
実際公知の折り畳み式自転車においては、フレームは作動状態においては迅速
作動閉鎖体、通常は偏心原理に基づく閉じクランプにより係止される枢動接続部
を備えている。サドルピンはサドル管内で摺動可能であり、これも迅速作動閉鎖
体により作動される締め付け接続部により締め付けられる。操舵ステムは操舵ヘ
ッド部内で摺動自在で且つ回転自在であり、迅速作動閉鎖体により同様に作動さ
れる締め付け接続部により締め付けられる。
例えば、サドル管内のサドルピンとして使用される摺動接続部の主たる欠点は
、自転車を折りたたまない場合、ユーザーが再びその適当な長さにおいてサドル
ピンを正確に調整するという不便さにある。同様に、ハンドル棒の高さと向きを
適当な位置においてユーザーが正確にリセットすることは不便である。更に、公
知の折り畳み式自転車は枢動接続部の切り離しと固定が比較的複雑であり、比較
的大きい力を必要とし、通常、結果的に手が汚れることになるという欠点を備え
ている。更に詳細には、実施すべき作業の数がむしろ多くなっており、サドルピ
ンをサドル管内に後退させるには3種類の作業、例えば、サドルクランプを離し
、サドルピンを押し付け、サドルピンを押し込まれた状態にて固定するという作
業が要求される。操舵ステムを操舵ヘッド内に後退させるには、これも3種類の
作業が要求される。最終的に、フレームを折りたたむことも3種類の作業、即ち
フレーム枢動部を離し、2つのフレーム半体を枢動し、再びそのフレーム枢動部
を折りたたんだ状態にて固定することを必要とする。
いずれにせよ、前掲の内容は、結果的に公知の自転車を折りたたむこと及び折
りたたまないことに比較的大量の時間と手際良さを必要とする。
日常生活においては、可動性に対してたえず要請が増加している。例えば、通
勤用交通機関の分野においては、通勤距離が比較的短い状況から通勤距離が相当
長い状況迄という傾向がある。これは、特に事務所等が市街にあるが、従業員は
静かな郊外の環境例えば村に住むことを望むといった都市環境において観察可能
である。他方、各従業員が自家用車で家庭と職場の間を移動する機会は年々少な
くなりつつあり、環境の観点からはこの望ましさもどんどん低下している。更に
、市街の中心内を車で移動する機会も益々少なくなっている。
従って、この関係においては、自家用車又は公共の輸送機関内に容易に持ち込
むことが出来るような折り畳み式自転車に対する必要性が高まっている。しかし
ながら、現在入手可能な折り畳み式自転車はその要求に適合出来ることが不十分
であることが証明されている。その理由は、これらの自転車に関連した欠点にあ
る。
本発明の目的は、更に良好な方法にてその必要性を満たす折り畳み式自転車を
提供することにある。
本発明の特別の目的は、折りたたんだ状態において占有する空間が出来るだけ
少なくなるような折り畳み式自転車を提供することにある。本発明の他の目的は
、要求される力が僅かでありながら比較的簡単且つ迅速に折りたたむことが出来
る折り畳み式自転車を提供することにある。更に、本発明の目的は、要求される
力が比較的小さくて済み作業が比較的少ない割に比較的簡単且つ迅速に折り畳み
の解除を実行することが出来、更に自転車が折りたたんだ状態から所望の非折り
畳み状態に信頼性高く戻るようにした折り畳み式自転車を提供することにある。
本発明のこれらの態様と他の態様、諸特徴及び諸利点については添付図面を参
照しながら行われる本発明による折り畳み式自転車の好ましい実施態様について
の以下の説明から明瞭となろう。
図1は折りたたまない状態にある本発明による折り畳み式自転車の平面図であ
る。
図2は折りたたまない状態にある本発明による折り畳み式自転車の側面図であ
る。
図3は図1及び図2に示された自転車の模式的正面図である。
図4Aと図4Bはハンドルバーの折り畳みを示している図3と対比可能な正面
図である。
図5はハンドルバーの折りたたんだ状態を示している図2と対比可能な側面図
である。
図6Aはサドルアームの折りたたんだ状態を示している図2と対比可能な側面
図である。
図6Bは図6AのB−B線における横断面図である。
図7はフレームの折りたたんだ状態を示している図1と対比可能な平面図であ
る。
図8はフレームの折りたたんだ状態を示している図2と対比可能な側面図であ
る。
図9は通常の作動状態における自転車フレームの中央部分を拡大して示す模式
的側面図である。
図10は通常の作動状態における自転車フレームの中央部分の模式的長手方向
断面図である。
図11はサドルアームが前方に枢動される状態での自転車フレームの中央部分
の図9と対比可能な側面図である。
図12はサドルアームが前方へ枢動される状態での自転車フレームの中央部分
の図10と対比可能な長手方向断面図である。
図13はサドルアームの枢動係止を図示し、一方又、自転車のフレーム半体の
回転係止の詳細を示す、図9の矢印XIIIによる自転車フレームの中央部分の
模式的で部分的に破断した背面図である。
図14A乃至図14Dは4つの位置にある本発明による自転車の第2の実施態
様を示すである。
図15は図14の自転車のフレームの一部の側面図で、フレームカバーは省略
されているである。
図16A及び図16Bは、それぞれ完全に折りたたまないで、係止した状態と
部分的に折りたたんだ状態の、図15におけるフレームの斜視図である。
図17A乃至図17Cは、係止手段と図14の自転車のフレームのこの係止手
段と共働する部分の3個の対比可能な断面図である。
図18及び図19は図14の自転車の操舵システムに対する継ぎ手を示すであ
る。
図20は図14の自転車内にケーブルをどの様に導くかを示す模式的な側断面
図である。
図21は図14による自転車内のサドルアームの係止の別の実施態様を示すで
ある。
ここで概ね参照番号1で表された、本発明による折り畳み式自転車の構成を示
すため図1及び図2を参照する。折り畳み式自転車1は3個のアーム110、1
20、130及び中央脚部140から成るフレーム100を備えている。中央脚
部140は上方脚部141を含み、上方脚部141は第2のアーム120に堅固
に接続され、好ましい全体的に第2のアーム120と一体構造をなす。中央脚部
140は更に、下方脚部142を含み、この下方脚部142は第3のアーム13
0に堅固に接続され、好ましくは第3のアーム130と一体構造をなす。
第1のアーム110は第2のアーム120の第1の端部121に接続された第
1の端部111を備えている。第1の端部121に対向して配置された第2の端
部において、サドル113が第1のアーム110上に設置されている。従って、
第1のアーム110は従来の自転車のサドル管と対比出来る。第1のアーム11
0は又、本明細書で以後、「サドルアーム」という用語で表され、サドルアーム
110の第2の端部112は又、「サドル端部」という用語で表される。
第1の端部121に対向して配置された第2の端部122において、操舵ヘッ
ド123が第2のアーム120上に設置され、この操舵ヘッド123は操舵シス
テム50を設置している。操舵ヘッド123はそれ自体公知の構成を有すること
が出来、従って、これ以上の説明はしない。操舵ヘッド123は概ねシリンダー
の形式を有していれば十分であり、そのシリンダーの軸線54は僅かに垂直線に
対して相対的に傾斜しており、操舵システム50の操舵ステム51はそのシリン
ダーを通じて延在しており、このステムは明瞭性のため図示はされていない。操
舵ステム51の下端部上には前方フオーク52が設置してある。前方フオーク5
2の下端部上には前輪11が回転可能に軸支してある。
公知のように、前方フオークは通常2つの脚部を有し、前輪の車軸は前方フオ
ークのこれら2つの脚部の個々の端部に取り付けてある。本発明の重要な態様に
よれば、前方フオーク52は1つの単一脚部53のみを備え、前輪11の車軸1
2は図3の模式的正面図に明瞭に図示されるように、前方フオーク52の単一脚
部53内においてその1端部においてのみ軸支してある。以後一層詳細に説明す
るように、折りたたまれた自転車で形成されるパッケージ全体の厚さはそのため
特に小型に出来るため、こうした単一側の軸受けは自転車の折り畳み中に利点を
もたらす。
前方フオーク52内の前方の車軸12の単一側軸受けの性質と構成は本発明の
主題を構成せず、又、当業者は本発明の適切な理解のためにその知識を有する必
要はないが、それ自体こうした単一側軸受けに対して公知になっている構成を更
に利用出来るが、この点についてはこれ以上説明しない。
操舵システム50は更に中央操舵脚部61及び個々の端部にハンドグリップ6
4、65の装備された2個の操舵アーム62、63を備えた実質的にY型ハンド
ルバー60を含む。横方向から見た(図2参照)通常の作動状態において、中央
操舵脚部61は垂直に対して操舵ヘッド123がなす角度と対称的に垂直に対し
或る角度をなす。即ち、操舵ヘッド123から始まって、中央操舵脚部61は前
方に向けられる。
中央操舵脚部61の下端部66は操舵ヘッド123を貫通延在する操舵ステム
51の上端部にハンドルバー継ぎ手部材70により接続される。通常の作動状態
下において、ハンドルバー継ぎ手部材70は係止状態にあり、その場合、中央操
舵脚部61と操舵ステム51の間に堅固な接続状態が確立される。その場合、操
舵アーム62、63は前輪11で定められた対称面に対して対称的に突出する。
折り畳み式自転車1を折りたたむ目的から、ハンドルバー継ぎ手部材70は容易
に開放状態にすることが出来、ハンドルバー継ぎ手部材70は操舵ステム51に
対するハンドルバー60の回転運動と枢動を可能とする。
図4A及び図4Bは前記回転運動と枢動両者を示している、図3と対比可能な
正面図である。ハンドルバー継ぎ手部材70の開放状態において、ハンドルバー
60は操舵ステム51の長手方向で定められる回転軸線54の周りに回転出来る
。約90°の角度にわたる回転で、図4Aに図示された中間位置に到達し、その
位置において操舵アーム62、63は実質的に前輪11で定められた対称面と実
質的に平行に向けられる。この中間位置から、ハンドルバー60は、前期回転軸
線54に対して実質的に直角でかつ前記対称面に実質的に平行に向けられている
枢動軸線55の周りを枢動出来る。180°以上の角度にわたる枢動後に、図4
Bに図示された折り畳み位置に到達し、この位置において、中央操舵脚部61は
操舵ヘッド123及び前方フオーク52の単一脚部53に対して堅固に当接する
。図4Bは、中央操舵脚部61がこうした堅固な当接を可能にする輪郭を備えて
いることを明瞭に示している。
図5及び図14Bは図2と対比可能な折り畳み式自転車1の側面図であり、こ
の場合、ハンドルバー60が折りたたまれている。
好ましい実施態様において、折り畳み式自転車1は前方フオーク52に対して
図4B、図5及び図14B乃至図14Dに図示された折り畳み状態にこのハンド
ルバー60を把持する手段を含む。この目的のため、折り畳み式自転車1は例え
ばクランプ手段等を含むことが出来る。好しくは、ハンドルバー60は磁気的力
により把持される。これはとりわけ把持力が自動的に作用してハンドルバー60
を折り畳み状態に引っ張るのを助け、クランプ手段が使用される場合に存在し得
る損傷の危険性が最少にされ、把持力の除去のため何ら付加的作業が要求されな
いという利点をもたらす。磁気的力を使用する他の重要な利点は、(図4Aに5
6の箇所で点線にて示された)永久磁石を前方フオーク52内に導入することが
簡単且つ廉価な方法で可能になる点である。少なくともフレーム100の第2の
アーム120と第3のアーム130の場合と同様、前方フオーク52は好ましく
はスチールコアの形態で構成され、このコアは外側形態を定めるべく、例えばP
UR等の合成材料又はその合成材料の周りに噴霧される例えばゴム等の他の適切
な物質を有している。これは例えば、それぞれ電線及び/又はブレーキ用ケーブ
ルを前方フオークとフレームそれぞれに不可視的に一体化出来るようにする。こ
の様にして、先に述べた永久磁石56も不可視状態にすべく前方フオーク52内
に容易に一体化出来る。この点については、図14以降を参照しながら更に説明
する。
所望ならば、前方フオーク52とハンドルバー60両者に永久磁石を一体化さ
せることが出来、この両方の永久磁石は例えば前方フオーク52とハンドルバー
60が例えばそのコアがアルミニウム製であることから、磁化可能な材料を含ま
ない場合は、図4B及び図5に図示された折り畳み状態にて共働する。
代替的に、クランプ手段はハンドルバー60と前方フオーク52の輪郭形状を
一致させることにより定めることが出来る。
以下に一層詳細に説明するように、サドルアーム110の第1の端部111と
フレーム100の第2のアーム120の第1の端部121は枢動手段200で枢
動的に相互に接続され、その枢動線201は折り畳み式自転車1の長手方向に対
して実質的に水平で直角に向けられている。図2に図示された通常の作動状態に
おいて、これら枢動手段200は枢動を不可能にするよう係止され、サドルアー
ム110は上方に向けられ、垂直に対して相対的に僅かに後方向に向けられる。
折り畳み式自転車1を折りたたむ目的から、この係止状態を除去出来る。従って
、サドルアーム110はサドルアーム110が実質的にフレーム100の第2の
アーム120に対して平行に向けられる折り畳み位置に到達するよう前記枢動線
201の周りで前方に枢動出来る。この折り畳み位置を図6A及び図14Cに図
示する。
図6Bの横断面においては、サドルアーム110は実質的にU形横断面を有す
ることが出来、このU形面の凹状側はフレーム100の第2のアーム120に面
している。このU形状は一方ではサドルアーム110が適切な可撓的堅固性を有
するという利点をもたらす。他方では、U形はその折り畳み状態においてサドル
アーム110が少なくとも部分的に第2のアーム120の上方側を補強出来ると
いう利点をもたらす。この目的のため、第2のアーム120の上方側は前記U形
状の内部輪郭に一致する輪郭を有している。
図6A及び図14Cに明瞭に図示されているように、枢動線201からサドル
113迄測定したサドルアーム110の長さは枢動線201から操舵ヘッド12
3迄且つその操舵ヘッド123を含む部分迄測定された第2のフレームアーム1
20の対応する長さより僅かに長くなっている。サドルアーム110のU形部分
は操舵ヘッド123迄測定された第2のフレームアーム120よりは長くなって
おらず、操舵ヘッド123のレベルにおいては、サドルアーム110のサドル第
2の端部112は少なくとも例えば約3cmの比較的僅かの垂直方向の寸法の実
質的に矩形横断面を有している。折りたたんだ状態において、サドルアーム11
0のこのサドル第2の端部112は実質的に操舵ヘッド123の上方側に当接し
、サドル113の前方チップは操舵ヘッド123の前方側において下方に延在し
ている。これら全ての部分の効果は折りたたまれた状態においてサドルアーム1
10と第2のアーム120の組み合わせが出来るだけコンパクトになる点である
好ましい実施態様において、サドルアーム110は、サドルアーム110と操
舵システム50が折りたたまれて、その折りたたまれた状態にあるサドルアーム
110をハンドルバー継ぎ手部材70、70Aで固定可能にする際操舵ヘッドの
ハンドルバー継ぎ手部材70と共働出来る継ぎ手手段70Aを含む。
先に説明した構成の他の重要な利点は、折り畳み式自転車1を再度作動状態に
する際、サドル113とハンドルバー60がユーザーによるそのサドル113と
ハンドルバー60の高さリセットを必要とせずに、自動的に再度適切な位置にて
自動的に立ち上がる点にある。
第3のフレームアーム130は実質的に水平に向けられ、前端部131と後端
部132を備えている。第3のフレームアーム130の後端部132において、
後輪21は回転のため軸支されている。前輪11に関連して先に述べたのと同じ
方法にて、後輪21の後車軸22は図1に明瞭に図示されるように、その一端部
においてのみ第3のフレームアーム130内に軸支してある。第3のフレームア
ーム130内には折り畳み式自転車1用の駆動手段が収納されている。これらの
駆動手段は第3のフレームアーム130の前端部131に回転自在に設けた1組
のペダル133及びペダル133の回転運動を後輪21へ伝える手段を含む。こ
うした伝達手段の性質と構成は本発明の主題を構成せず、当業者は本発明の適切
な理解の目的でその知識を有する必要はないので、チェーン等のそれ自体公知の
伝達手段について更に使用出来、これらの手段についてはこれ以上は説明しない
。これらの伝達手段は第3のフレームアーム130内の空洞内に格納されていれ
ば十分であり、そのためこれら伝達手段は全体的に第3のフレームアーム130
により囲まれ、これは例えばユーザーのコート等がこれら伝達手段に接触するこ
とで巻き込まれるのを防止する。逆に、塵埃は第3のフレームアーム130内に
侵入することが出来ず、その結果、第3のフレーム130内の伝達手段はメンテ
ナンスを全く必要としない。
先に述べたように、フレームの中央脚部140は上方脚部141と下方脚部1
42を含む。これら脚部141、142の相対的長さは本発明とは無関係であり
、図示の例においては、上方脚部141は相当短かくなっており、フレームの中
央脚部140のほぼ全体の長さは下方脚部142の長さにより決定される。図示
の例においては、フレームの中央脚部140の長手方向は垂直に対して或る角度
をなすが、これも本発明にとっては本質的なものではない。
本発明の重要な特徴によれば、折り畳み式自転車1は回転継ぎ手手段300を
含み、この継ぎ手手段は中央脚部141と下方脚部142を相互に接続する。通
常の作動状態下において、これらの回転継ぎ手手段300は係止され、上方脚部
141と下方脚部142を図2に示された向きにて堅固に相互に接続する。この
係止状態が除去されると、上方脚部141と下方脚部142は実質的に垂直方向
に向けられた回転軸線143の周りで相互に回転自在とされる。ここで、折り畳
み式自転車1のフレーム100は、2つの半体144、145に分割するものと
考えることが出来る。第1の半体144は上方脚部141、サドルアーム110
、第2のフレームアーム120の組み合わせに関するものであり、従って、当該
半体はサドル113、前輪11及び操舵システム50を担持している。第2の半
体145は下方脚部142と第3のフレームアーム130に関するものであり、
従って、当該半体はペダル133と後輪21を担持している。従って、この回転
の自由度は2つのフレーム半体134、145が当該垂直回転軸線143の周り
で相互に枢動出来ることを意味している。前方側の車軸12から回転軸線143
迄の距離は実質的に後車軸22から回転軸線143迄の距離と等しい長さになっ
ているため、前記枢動の結果は前輪11と後輪21が相互に対して当接し、その
前方車軸12と後車軸22が実質的に一直線状になることを意味している。ここ
で、完全に折りたたまれた作動状態が得られている。図7は、この完全に折りた
たまれた作動状態の図1と対比可能な平面図であり、図8及び図14Dはそれぞ
れこの完全に折りたたまれた作動状態の図2及び図14Aと対比可能な側面図で
ある。
図7の平面図は、片側車輪サスペンションの利点を明瞭に開示しており、完全
に折りたたまれた状態において、前輪11と後輪21は極めて近接当接状態にあ
る。更に、この折りたたまれたハンドルバー60は前方フオーク52の一方のア
ームたる単一脚部53に対して極めて近接して当接するので、折り畳み式自転車
1の全体の厚さは極めて薄くなる。更に、折りたたまれた状態においても、この
自転車は両輪が実質的に平行な面内に存在することからそれ自体の車輪上で移動
出来る。
好ましい実施態様においては、折り畳み式自転車1は相互に折りたたまれた状
態において2つのフレームの半体144、145を把持するクランプ手段を含む
。こうしたクランプ手段は好ましくはスナップ部材であり、このスナップ部材は
その形状を基に、2つのフレームの半体144、145が折りたたまれた状態に
もたらされる場合自動的に共働し、そのため、これは別々の作業を必要としない
。こうしたクランプ手段の例は当業者には公知である。特に有用な実施態様にお
いて、こうしたクランプ手段はそれぞれ前輪11と後輪21の車軸12及び後車
軸22、これらの軸の自由端部、即ち、端部に対向する位置に配置され、かくし
て車軸12と後車軸22は1つのアームによる前方フオーク52と第3のフレー
ムアーム130それぞれに軸受け設置されている。単純化の目的上、これらのク
ランプ手段は図面には示されていない。
図7に図示された好ましい実施態様においては、ペダル133も折り畳み可能
である。こうした折り畳み可能なペダル133はそれ自体公知であり、又、こう
した折り畳み可能性はそれ自体公知であって折り畳み式自転車1と併用可能であ
るので、この点についての説明は更に行わない。
原則的に、上方脚部141と下方脚部142の回転の自由度をもたらす目的で
任意の適切な手段を使用出来、これら回転手段を通常の作動状態においてブロッ
クする目的で適切な係止手段を使用することが出来る。同様に、枢動手段及びサ
ドルアーム110用の係止手段も任意の手段にすることが出来る。しかしながら
、以後説明する本発明による自転車の第1の実施態様と第2の実施態様において
は、フレームの半体144、145に対する回転継ぎ手手段300のブロッキン
グはサドルアーム110を前方へ又は少なくとも前記枢動中に枢動させることで
除去される。これはサドル113下側に位置付けられているサドルアーム110
の枢動手段を係止解除するハンドグリップを含むことが出来る。こうして達成さ
れる効果はサドルアーム110の係止解除、サドルアーム110を前方へ枢動さ
せること及びフレームの中央脚部140の係止解除が実際1回の作業で行われる
点にある。
図9は、自転車1のフレーム100の中央部の簡略側面図であり、図10は、
同部をやや拡大した縦断面図である。図9、図10には、フレーム100のプラ
スチック外側部分を除外して示す。
参照番号134は、第3フレームアーム130の骨格チューブ135の前端上
に取付けられる、ペダル133用軸受ブシュを示す。骨格チューブ135に接続
されるのは、下脚部142の一部を構成して実質上鉛直方向に向けられた下シリ
ンダブシュ301である。好ましくは、図示のように、第1青銅軸受ブシュ30
2が下シリンダブシュ301内に配置される。
上脚部141は、第2フレームアーム120の骨格チューブ125上に取付け
られる上シリンダブシュ303から構成される。好ましくは、図示のように、第
2青銅軸受ブシュ3041、3042がこの上シリンダブシュ303内に配置さ
れ、この場合には、第2青銅軸受ブシュは二つの部品から成る。しかしながら、
これら二つの部品3041、3042は、一体物304として製造してもよい。
二つのシリンダブシュ301、303は一直線になっていて、軸受ブシュ302
および3041、3042の各内径は互いに同じである。図10に明確に示すよ
うに、上シリンダブシュ303は、その直径が上端における直径よりも大きい部
分305を下端に有していて、該部分305は、二つのシリンダブシュ301、
303を軸方向に引き離すよう押圧するため予め圧縮される圧力ばね307が配
置される室306を決定する。
二つのシリンダブシュ301、303内に延びているのは、その外径が軸受ブ
シュ302および3041、3042の内径に対応する枢軸チューブ308であ
る。その下端において、該枢軸チューブ308は、図示の例では、支持板310
を取り付ける下シリンダブシュ301の下端にロックリング309により支えら
れている。枢軸チューブ308は、図示の好ましい模範的実施例では中空である
が、必要なら中実であってもよいのであるが、実質上鉛直方向に向けられいて、
その縦軸は上記回転軸143を決定する。枢軸チューブ308の上端に取り付け
らるのは、枢軸ループ311であり、該枢軸ループ311は上記水平旋回軸20
1を決定する。
サドルアーム110上に取り付けられるのは、サドルアーム110の縦方向に
対して或角度をなし、かつ、枢軸ピン321によって枢軸ループ311に連結さ
れる、枢軸鍔320である。上シリンダブシュ303の後方に、すなわち、第2
フレームアーム120の骨格チューブ125の反対側に設けられるのは、停止支
持体322である。サドルアーム110が直立している自転車1の正常操作状態
では、サドルアーム110の下端114は、図10に示すように、停止支持体3
22上に載っている。
図9に明確に示すように、枢軸鍔320は湾曲端縁323を有する。その上端
において、上シリンダブシュ303は、枢軸チューブ308を取り囲む環状圧力
テーブル324から構成される。以上述べたように、上シリンダブシュ303は
、圧力ばね307により下シリンダブシュ301に対して上方に押圧され、圧力
テーブル324を枢軸鍔320の湾曲端縁323に押しつけさせる。接触点を図
9のPで示す。図9に示す正常操作状態から折り畳み状態(図6A参照)へと水
平旋回軸201を中心としてサドルアーム110を前方に旋回すると、枢軸鍔3
20の湾曲端縁323は、接触点Pをその端縁323に沿って移動しつつ、環状
圧力テーブル324の上方を(環状圧力テーブル324を避けて)滑動する。枢
軸鍔320の湾曲端縁323の輪郭は、サドルアーム110がさらに前方に旋回
するのに応じて接触点Pから水平旋回軸201への距離が減少するような輪郭で
ある。一実施例では、該端縁323は、水平旋回軸201に対して偏心して置か
れる中心を持つ円形輪郭を部分的に有する。
こうして、正常操作状態から図6Aに示す折り畳み位置へとサドルアーム11
0が前方に旋回すると、上シリンダブシュ303は、図11、図12に明確に示
すように、圧力ばね307によって下シリンダブシュ301に対して軸方向上方
に押圧される。逆に、図6Aに示す折り畳み位置から正常操作状態へとサドルア
ーム110が後方に旋回すると、上シリンダブシュ303は、枢軸鍔320の湾
曲端縁323によって軸方向下方に押圧される。下シリンダブシュ301に対す
る上シリンダブシュ303の該軸方向相対変位は、上シリンダブシュ303と下
シリンダブシュ301との間の回転ロックを、それぞれ、解除させたり、かみ合
わせさせたりする。このように、サドルアーム110が図6Aに示す折り畳み位
置にあると、該回転ロックは解除されて、上シリンダブシュ303と下シリンダ
ブシュ301とは、枢軸チューブ308を中心として互いに相対的に回転でき、
すなわち、図7、図8に示す折り畳み状態に到達するようにフレームの各半分1
44、145が互いに相対的に旋回できる。
自転車を再び組立てつつあるとき、正常操作状態に到達するようにフレームの
各半分144、145が互いに相対的に旋回させらる。その後、上記回転ロック
をかみ合わせにしながら、サドルアームを後方に旋回し、フレームの各半分14
4、145の旋回運動はそれ以上はできなくなる。
このように、サドルアーム110を前方に旋回すると同時にフレームの各半分
144、145のロックを解除する操作は特に簡単であると理解されよう。さら
に、サドルアーム110を後方に旋回すると同時にフレームの各半分144、1
45のロックする操作は特に簡単かつ正確であると理解されよう。
この回転ロックは、様々な方法で実施されうる。例として、上シリンダブシュ
303は、その下端に、軸方向に向けられたピンを一つまたは複数有し、下シリ
ンダブシュ301は該ピンに対応する穴を有してよいし、またその逆でもよい。
上シリンダブシュ303と下シリンダブシュ301との互いに相対的な該軸方向
変位の間には、そのようなピンが、それぞれ、そのような穴とかみ合ったり、か
み合わせが解除されたりする。別例としては、上シリンダブシュ303と下シリ
ンダブシュ301とは、嵌合形状を有する。図13は、その一例を示す。下シリ
ンダブシュ301は、多角形の輪郭、好ましくは、正方形または長方形の輪郭を
もつ下鍔331を備える上端を有する。上シリンダブシュ303は、その輪郭が
該下鍔331の輪郭に対応する上鍔333を備える下端を有する。上鍔333の
周縁の少なくとも一部に沿って、図示の例では、上鍔333の側縁に沿ってだけ
、下方に向けられたスカートが設けられ、そして、そのスカートは、下シリンダ
ブシュ301に面していて、かつ、下鍔331の外側縁によりかかっている。
図9、図10に示すようなサドルアーム110の展開状態では、回転連結手段
300には、特に上シリンダブシュ303と下シリンダブシュ301との間には
、遊びはほとんど、もしくは、全くない。従って、製造許容差を認めるには、展
開状態で下シリンダブシュ301に対して上シリンダブシュ303の軸方向位置
を調整できることが必要である。好ましい実施例では、この調整可能性は、環状
圧力テーブル324を上シリンダブシュ303上にねじ締めることで提供される
。図10に示すように、環状圧力テーブル324は、その内径が上シリンダブシ
ュ303の外径に対応する円筒状スカート325をその下側に有する。該スカー
ト325は、上シリンダブシュ303上に設けられる外側ねじ山に対応する内側
ねじ山を備える。このように、下シリンダブシュ301に対する上シリンダブシ
ュ303の軸方向相対位置は、環状圧力テーブル324を回転することにより調
整される。
必要なら、上シリンダブシュ303に対して環状圧力テーブル324を望まし
い回転位置にロックするロック手段を設けてよいが、簡略化のため図面には示し
ていない。
本発明により提案される構造の付加的利点は、該ロック手段が互いに一直線に
列べられる場合にのみ、すなわち、フレームの各半分144、145も図2の正
常操作位置にあるに違いない場合にのみ、図2の正常操作位置に到達するために
サドルアーム110が後方に旋回できる点にある。実際、該ピンが該穴と一直線
に列べられていないか、または、該形状が互いに対応していないなら、上シリン
ダブシュ303と下シリンダブシュ301を互いに向かって軸方向に移動するこ
とはできない。従って、自転車1を再び展開しつつあるときには、サドルアーム
110が後方に旋回可能なことが、フレームの各半分144、145が適切な位
置にあるという利用者への指示になる。逆に、自転車1を折り畳みつつあるとき
には、前方に旋回された位置にサドルアーム110を保持する別々の保持手段を
設ける必要はない。
図13に示す構造上の変形では、ロック手段は自己位置指定であり、すなわち
、ロック手段はフレームの各半分144、145が適切な位置に到達するのを助
ける。上鍔333のスカート332は鉛直と或角度をなすから、フレームの各半
分144、145が正確に適切な位置にないとしても、下鍔331の周縁331
が対応して傾斜する間に上シリンダブシュ303と下シリンダブシュ301を互
いに向かって移動もできる。上シリンダブシュ303と下シリンダブシュ301
が互いに近づくと同時に、鍔333、331を互いに対して適切な方位決めへと
強制するが、このことは、フレームの各半分144、145を適切な位置へと強
制することを意味する。
もちろん、自転車1は、その機能がサドルアーム110の正常操作位置を何気
なく前方に旋回するのに対してロックすることであるロック手段340から構成
されるが、一方、自転車1を折り畳もうとするときこれらロック手段340の働
きを解除することが可能でなければならない。図示される模範的実施例では、そ
のようなロック手段340は、サドルアーム110の該下端114と関係づけら
れ該停止支持体322と協力して働くロックピン341から構成される。図13
は、この模範的実施例をより詳細に示す。
サドルアーム110の下端114に取り付けられるのは、ロックピンホルダー
342である。このロックピン341は、軸方向滑動できるようにロックピンホ
ルダー342の水平孔中に設けられる。その上側において、停止支持体322は
、二つの上方に延びる支持鍔351、352から構成され、そして、サドルアー
ム110の正常操作位置において(図2)、それら支持鍔351、352は、サ
ドルアーム110の下端114に寄りかかって両側に隣接する。それら支持鍔の
内の第1支持鍔(351)中には、サドルアーム110の正常操作位置において
(図2)該ロックピン341と一直線に列べられる穴350が設けられる。ロッ
クピン341は、ロックピンホルダー342の該孔に同様に配置されるつる巻ば
ねのようなばね部材345により第1支持鍔351中の穴350に向けて軸方向
に押圧される。ばね部材345は、ロックピンホルダー342の孔の中にねじ止
めされた閉鎖栓346に寄りかかっていて、そして、その閉鎖栓は、替わりに軸
方向孔347を備える。閉鎖栓346の軸方向孔347を貫いて、一端がロック
ピン341に他端が簡略のため図面に示されない操作ハンドルに取り付けられる
操作ケーブルまたは操作チェーン348が延びる。この操作ハンドルは、好まし
くは、サドル113の下にその後方に配置される。操作ケーブルまたは操作チェ
ーン348は、好ましくは、上記PUR発泡体のようなサドルアーム110の被
覆に組み入れられてもよい、また簡略のため図示されない、ケーブルダクトに収
納される。
正常操作位置において、サドルアーム110は、停止支持体322に載ってい
る下端を有し、そして、ロックピン341は、第1支持鍔351の穴350の中
に延びつつ、ばね345によって外側に、すなわち、図13の右方に押圧され、
そして、それによってサドルアーム110はロックされる。
サドルアーム110を前方に旋回するのが望ましいときには、利用者は、操作
ケーブルまたは操作チェーン348を引っぱるために操作ハンドルを操作し、そ
れによって、ロックピン341はロックピンホルダー342の中に引き込まれ、
ロックピン341を第1支持鍔351の穴350から抜け出させ、その結果、サ
ドルアーム110はロックが解除され自由に前方に旋回できるようになる。該操
作ハンドルは上記好ましい位置であるから、ロックピン341の解除とサドルア
ーム110の旋回とは、実は、たった一回の操作なのである。
正常操作位置に達するようにサドルアーム110を再び後方に旋回すると、ロ
ックピン341が第1支持鍔351の穴350の中に再び押圧される所で正常操
作位置は再びロックされる。図示される模範的実施例の構造は、ロックピン34
1を引っ込ませるために操作ハンドルを操作しなくてよいという利点を有する。
二つの支持鍔351、352は僅かに傾斜していて、そうして、合わせて、V字
の先端を切りつめた形を有し、一方、サドルアーム110の下端114はそれに
応じて平らにされる。サドルアーム110を後方に旋回しつつあるときには、好
ましくは斜めの、または、丸い縁349を備えるロックピン341の端は、第1
支持鍔351の内壁に接触して、ロックピン341がロックピンホルダー342
の中へ自動的に押圧されるようになる。
以上述べたように、サドルアーム110が既に前方に旋回していると、フレー
ムの各半分144、145は鉛直軸143を中心として互いに相対旋回できる。
原則として、それらフレームの半分は「誤った方向」に、すなわち、前ホーク5
2と第3フレームアーム130とが互いに接触する方向に旋回できよう。好まし
くは、自転車1は、そういった旋回方向を防ぐ手段から構成される。そういう手
段の利点は、自転車1を再び展開する際に、フレームの各半分144、145が
適切な位置に到達したとき利用者は停止を感じることである。
図13は、そういった回転の自由を制限する手段360の簡単な例を示す。上
鍔333の下面からは突起361が下方に延びている;図示の例では、突起36
1は、好ましくはねじ山によって上鍔333に取り付けられた垂直突起361の
形を有する。突起361は、下鍔331に形成された穴363とかみ合う。こう
して、突起361と穴363との組合わせが、フレームの各半分144、145
に対する回転ロックとして作用できる。下鍔331の上面に形成されたキー溝3
62は穴363で終わる。サドルアーム110を前方に旋回しつつあって、かつ
、下鍔331と上鍔333とが離れるように移動しながら上シリンダブシュ30
3と下シリンダブシュ301とを離すように軸方向に押圧するとき、突起361
がなお一部は穴363の中に延びるが最も延びてもキー溝362の深さまでであ
るというような長さを、突起361は有する。キー溝362は、回転軸143に
関連して中心を置く円弧の形を有する。このように、キー溝362は、約180
°の円弧長をもちうる。フレームの各半分144、145が旋回している間、そ
の長さが車輪11、21を互いに重ねるのに十分大きい長さのキー溝362に沿
って突起361は移動する。フレームの各半分144、145を後方へ旋回する
際(自転車の展開)には、フレームの各半分144、145が少なくとも実質上
一直線になったときに突起361はキー溝362の端に到達して、その後、穴3
63での位置合わせとなる。
図9および図10は、本発明によって提案される自転車1の更なる様相を示す
。下シリンダブシュ301と第3フレームアーム130との間に組み込まれるの
は、水平旋回軸501を中心として下シリンダブシュ301に対する第3のフレ
ームアームの相対旋回移動を許す膝継手500である。下シリンダブシュ301
に接続されるのは第1ばね支持体502であり、第3フレームアーム130に接
続されるのは第2ばね支持体502である。第1ばね支持体502と第2ばね支
持体503との間には、例えば貫通して延びる穴505をもつ弦巻ばねまたはゴ
ムブロックのようなばね部材が配置される。ボルト506が該穴を貫通し、その
頭部507は第1ばね支持体502とかみ合い、そのねじ山付き端508は第2
ばね支持体503の対応するねじ穴にねじ込まれる。これは、図10に見られる
ように、第3フレームアーム130が下シリンダブシュ301に対して反時計回
りに動く旋回運動を防止する。反対方向の旋回運動は事実上可能であり、その運
動では、該ばね部材504は縮んでいる。
ボルト506を回転することによって、ばね部材504の予圧縮を設定でき、
従って、ばね作用の「軟度」を設定できる。
図14−16は、本発明による自転車の第2の好都合な実施例を示し、図中同
一の部品は同一の参照番号をもつ。先行する図面を参照して述べた自転車の部品
とは本質的に違っている部品のみを、ここで明記する。
図14A−14Dは、それぞれ図2、図5、図6Aおよび図8に対応する四位
置における本発明による自転車を示す。
この実施例では、操舵システム50のための旋回軸55が、組立状態にある自
転車の中心縦平面に対して或角度でずらされている。例えば先に述べた実施例に
おけるような鉛直軸を中心として操舵システム50を先だって回転しなけばなら
ないということはなく、例えば図14Bに示すように、ハンドルバー60が前車
輪11の一側に寄りかかろうとするような旋回(スイベル)運動を操舵システム
50の折り畳みが伴うようにこの角度を選ぶ。旋回(スイベル)軸55は、好ま
しくは、該中心縦平面と約45度の角度を含み、使用中旋回(スイベル)軸55
は、好ましくは、ほぼ水平である。折り畳みと展開とに必要な操作の簡略化に加
えて、更にこれは、より簡単で、より安価で、より頑丈な装置が得られる利点を
有する。実際、前フォークに対して操舵システムを相対回転する手段を省くこと
が可能である。
図15は、回転手段300によって連結される、第1アーム110と、第2ア
ーム120と、第3アーム130の一部とから構成される、フレームの被覆を取
り除いた自転車1用フレーム100の一部の側面図である。図16Aおよび図1
6Bは、それぞれ完全に展開されロックされた状態と部分的に折り畳まれた状態
とにおける、図15に示すフレーム100の斜視図である。明確にするため、第
3アーム130のフレームアーム135は図16には省かれている。
第1アーム、サドルアーム110は、鉛直に配置された回転中心軸308の端
上の枢軸ループ311に枢軸ピン321を介して接続された二つの平行枢軸鍔3
20から構成される。回転軸308は、第2フレームアーム120に固定接続さ
れる。回転中心軸308は第2フレームアーム120の下方に延び、第3フレー
ムアーム130は当業者に周知の方法で回転可能にそこに接続される。これは、
非ロック状態では、第3フレームアーム130、ひいては、フレームの第1半分
144が図14A−14Cに示す位置と図14Dに示す位置との間をフレームの
第2半分145に対して相対旋回(スイベル)でき、一方サドルアーム110が
図16Aと図16Bとに示す位置の間を枢軸ピン321を中心として第2アーム
120に対して相対旋回(スイベル)できることを意味する。
本明細書のこの部分に述べられる諸方向は、常に、直立位置にある自転車の正
常乗車方向に基づく。サドルアーム110の後側に設けられるのは、枢軸鍔32
0の下端を越えて延び、かつ、前方に面した開放側を有するU字型断面部601
である。第2アーム120の、後方に向けられた端602は、第1開口650A
を備える端面を有する。端602は、サドルアーム110が展開されるとき(図
16A)この端602をU字型断面部601の鍔603の間に嵌合収納可能であ
るように選ばれた幅を有する。第3アーム130の後方上側に取り付けられるの
は管状部604であり、この部604は、サドルアーム110が展開されるとき
(図16A)この部もまたU字型断面部601の鍔603の間に嵌合収納可能で
あるような位置と幅とを有する。これは、サドルアーム110を展開するとき第
2フレーム部分145に対する第1フレーム部分144の相対回転がU字型断面
部601(図16A)によって防止され、一方サドルアーム110を遠くへ旋回
(スイベル)するとき第3アーム130、ひいてはフレームの第1半分144を
回転中心軸308(図16B)を中心として旋回(スイベル)できることを意味
する。
U字型断面部601の後側に設けられるのは旋回(スイベル)軸606をもつ
ブラケット605であり、その旋回(スイベル)軸606は枢軸ピン321にほ
ぼ平行に延びる。旋回(スイベル)軸606に旋回可能に取り付けられるのはロ
ックアーム607であり、そのロックアーム607は部601に沿って延びる。
ロックアーム607の上端608は旋回(スイベル)軸から少し離れた上方にあ
り、ロックアーム607の下端609は旋回(スイベル)軸から少し離れた下方
にある。U字型断面部601中に設けられるのは第2開口650Bであり、その
第2開口650Bは、サドルアーム110を展開するとき第1開口650Aを少
なくとも部分的に覆う。ロックアーム607の下端609は、前方に延び、かつ
、フレームの各半分144、145とサドルアーム110との位置に依存しつつ
第1および/または第2開口650A、650Bに接してまたは部分的に該開口
中に置かれるロック突起641から構成される。
図17は、係止手段340およびそれと協働するフレーム100の各部分の3
つの比較断面図を示す。図17Aには、係止位置が示される。この位置では、係
止突起641がU字状区間601における第2開口650Bを経て、第2アーム
120の終端602によって形成される支持面622の第1開口内に入る。この
ことは、上部閉鎖面610が第1開口650Aの上部縦縁611Aの下に引っか
かることを意味する。係止突起641は、概略図示のようなネジ手段612によ
って、スイベル軸606および開口650Aに対して調整可能であり、どのよう
な場合にも係止突起641を開口650Aに正しく嵌合できる。図17Aに示す
位置では、半フレーム144、145相互の明確な係止が得られる。例えば、係
止アーム607とU字状区間601の間にバネ手段613が設けられ、この位置
で係止アームに対してプリテンションを掛ける。係止突起641の下面には、係
止突起641が開口650A、Bへ入るのを容易にするために傾斜継続面614
が設けられる。
図17Bでは、上端608をU字状区間601側に押し下げて係止突起641
を開口640A、Bから移動させることによって、係止アーム607をバネ作用
に対抗して旋回させる。これによって、サドルアーム110は図17Cに示すよ
うに前方に傾くことができる。好適には、係止突起641が幾らかの閉鎖張力で
開口650A、B内に収容されると、半フレーム144、145の係止状態はさ
らに向上する。サドルアーム110は後方に傾くので、さらに、展開位置に常に
押圧され、その結果、部品の保持をさらに確実にする。本実施例では、サドルア
ーム110の展開は、サドルアームのスイベル移動の係止を自動的に伴う。この
ため、第1に、半フレームのスイベル移動の係止がU字状区間601によって得
られ、第2に、同時に、サドルアーム110のスイベル移動の係止が係止突起6
41によって得られる。実際には、上述のネジ手段、締め付け手段、磁気手段、
それらの組み合わせなど、他の係止手段を勿論用いることもできる。また、例え
ば、スーツケースロック式、安全止め金式などの係止を用いることもできる。
図21には、サドルアーム110の係止の代替実施例が提供されており、2つ
の係止突起641Aが管状区間604内に設けられている。係止突起641Aは
、凡そ水平方向に延伸し、管状区間604内に収容される第1位置と管状区間6
04の側面から突出する第2の遮断位置との間を移動可能になっている。U字状
区間601のフランジ603に設けられるのは、第2位置の係止突起641Aに
係合できる2つの開口650Cである。中間バネ手段641Bによって第2位置
で係止突起641Aにプリテンションを掛け、例えば、ケーブル690を用いて
第1位置に引き込むことができる。係止突起641Aは、継続面691を有する
。ただし、サドルアーム110が展開されているときには、係止突起641Aは
自動的に、係止ボルト同等に、開口650Cと係合する。動作ケーブルは、例え
ば、外被内部から回転継手手段を経由してサドルに隣接した位置まで延伸する。
これによって、係止突起641Aの解除を容易にする。この実施例の利点は、さ
らに、係止突起641Aの動作方向が、サドルアーム110を旋回させる平面に
対してほぼ直角であることで、構造面と安全面において有利である。
特に図15から明らかなように、本実施例において、第3アーム130の前部
135は、クランク車軸のための室134と、中間軸(図示せず)を位置決めす
るための第2室134Aとを有する区間、特に押出区間として構成される。区間
135の上側に設けられるのは、バネ部材504の締め付け点であり、正面側に
は、1本の通路が第3アーム130におけるスイベル軸501用に設けられる。
管状区間604の下面には、バネ部材504を固定可能なほぼ水平な部分604
Aが設けられる。これによって、第3アーム130は、バネ動作によって、スイ
ベル軸501を中心に第2アーム120に対して旋回することができる。押出区
間135は、内部に駆動手段を収容可能な外殻部分130、132(図示せず)
を搭載するための基板要素として働いても良い。駆動手段、特に中間軸を有する
駆動手段は、本出願人の非事前公開ドイツ特許公報NL1009314号におい
て記載されている。当該特許公報は本明細書に参照として編入すべきと考えられ
る。
第1アーム110、第2アーム120、および、第3アーム130の基本構造
は、実質上、分割部品、例えば、鋼板あるいはアルミニウム管状区間から製造さ
れる。これらの区間上に固定されるのは、係止アーム607、ケーブル引き回し
手段615、例えば照明用電池の締結具、電気スイッチなどの種々の部品である
。好適には、各アーム110、120、130は異なる部品から別個に形成して
、それらへの取り付け部品を設置する。続いて、こうして形成したアーム110
、120、130はそれぞれ金型に設置して、プラスチック外被、特に、例えば
、第2アーム120に関して、図20に断続線で概略図示するように、PUR発
泡体あるいはゴム製の発泡外被700を設ける。この外被内に、アーム110、
120、130の基本構造は殆ど完全に収容される。それぞれ自転車を仕上げる
ときに相互接続しなければならない、あるいは、接近可能でなければならない部
品のみが露出されたままである。さらに、発泡作業に先行して、例えば係止アー
ム607の一部上など、移動のための十分な空間を空けておく必要のある部分に
被覆手段が設けられる。異なる部分が別個に用意され、その後に初めて組み立て
られるので、重要な算定上の利点が達成される。現実には、本発明による自転車
は従来方法でも製造可能である。自転車のケーブル、例えば、スイッチケーブル
やブレーキケーブルは、実質上、アーム110、120、130の管状区間の外
面に対抗して敷設され、発泡される。このことは、少なくとも突出したケーブル
や他のワイヤが存在しない、滑らかな外面を自転車が持つことを意味する。この
ことは、また、使用中、何かの後ろに引っかけるかもしれないような、周囲へ損
害や傷害を与える可能性のある突出部品が存在しないという利点を持つことにな
る。このことは、折り畳み自転車の場合は特に重要なことである。
基本構造の大半に成形外被を被せるために発泡技術などを使用することの利点
は、特別単純な方法で自転車の形状変化を得ることができるということである。
実際、同じ基本構造から出発して、発泡金型を調整することによって異なる形状
をどのような場合にも簡単に決定することができる。このことは、特定の消費者
の要望を考慮しながら、広範囲な個別化を低価格で実行できるということを意味
する。また、基本構造の仕上げは相対的に粗くてもよくなるので、コスト面で有
利である。さらに、基本構造に外被を提供することによって、必要な強度につい
て譲歩せずにフレーム100に比較的柔軟な設計を持たせるとともに、さらに、
フレームに暖かみを感じさせるという利点が得られる。後者は、特に自転車を持
ち上げるときに有利である。また、フレームに強固な外観を与えながらも、比較
的軽量な構造を持たせることもできる。また、自転車の着色、きめ、印刷は、こ
のように、より容易に調整可能になる。この基本構造を被覆する方法は、また、
他の形式の折り畳み自転車や普通の自転車にも有利に適用できる。
図18および図19は、操舵装置50のための継手70を示す。この継手は、
操舵ヘッド123上、少なくともステム51上に搭載する下部継手部分670と
、スイベル軸55経由で下部継手部分670に接続する上部継手部分671とか
らなる。上部継手部分671には、操舵レッグ61の下端が取り付けられる。図
18は、開位置、すなわち、操舵装置50を折り畳んだときの継手手段70を示
す。図19は、操舵装置50を組み立てたときの継手手段70を示す。下部継手
部分670の下面には、ブッシュ675が装備される。ブッシュ675は、前ホ
ークの管状部分内、あるいは、管状部分上に適合しながら摺動でき、従来方法で
そこに接続して、ステム51を通して下部継手部分670と前ホークの間に剛性
接続を得ることができる。下部継手部分670には、ステム51のための中央穿
孔と同心に広がり、例えば、180度の角度を包囲する弓形スロット676が設
けられる。操舵装置50が「真っ直ぐ前進」位置にあると、スロット676は、
ケーブル案内素子615の終端677の上、好適には、その周囲で、ステム51
側に位置して自転車の後側を向く。これらの終端677がスロット676内にあ
ると、それらによって第2アーム120に対する操舵装置50の最大行程が決定
される。
継手手段70を通って延びるのは、各種ケーブル672、673、674であ
る。これらのケーブルは、好適には、ボーデンケーブルタイプのものや、外側案
内外被を設けた他のケーブルである。ケーブルの代わりに、油圧ブレーキ装置で
使用するための油圧線路などの線路も同様に使用可能である。ケーブル672、
673、674は、ハンドルバー上を、あるいは、少なくともハンドルバーに向
かって、上部継手部分671の中央開口679を経て取手、少なくともブレーキ
ハンドルやギアハンドルなどまで延伸する。第1ケーブル672は、前輪ブレー
キ用のブレーキケーブルである。このケーブル672は、下部継手部分670に
おいてステム51と隣接して設けられる開口680を通り、ブッシュ675を経
て、前ホーク経由あるいは前ホーク沿いにブレーキ678まで延伸し、発泡外被
、および、ことによると分割部品によって保護される。第2ケーブル673は後
輪ブレーキ681(図示せず)を操作するためのケーブルであり、第3ケーブル
674はギア手段(第3アーム130内部、例えば、中間軸に収容される。これ
らの手段は図示されていない)のためのものである。図19は、継手部分70の
閉鎖時に引き回されるケーブルを示す。
ケーブル672、673、674は、操舵装置50を折り畳むときの長さの変
化を吸収するための遊びを確保するために幾らかの空間を残しながら、上方から
ハンドルバー62内に通される。
図18および図19は、また、下部継手部分670上に設置されるリップ68
3と上部継手部分671上に設置されるリップ684とを包囲することによって
継手手段70を係止可能にするバネ荷重係止突起682も示す。勿論、速動式ク
ロージャなど、他の形式の係止機構も適用可能である。有利な方法としては、サ
ドルアーム110上、例えば、その第2部分112の位置に継手部材70Aを設
置できることが分かる。この継手部材は、また、係止突起682、例えば、リッ
プ684の形状と少なくとも部分的に一致した形状のリップと協働できる。こう
して得られる効果は、サドルアーム110が単純かつすっきりした方法で折り畳
み位置に係止可能になることである。
図20は、第2および第3ケーブル673、674を引き回す方法を切断側面
図で概略図示する。2つのケーブル673、674は、継手手段70(図20で
は図示せず)からケーブル案内素子615を通り、第2アーム120の上面沿い
に延伸する。回転308の中心軸は中空であり、その上端に隣接して前面開口6
83を備える。ケーブル673、674はこの開口683を経て回転308の中
心軸を通され、第3アーム130内部あるいは少なくとも第3アーム130まで
達することができる。同一あるいは同等な方法で、他のケーブルや線路も引き回
すことができる。ケーブルや線路などは、成形外被によって少なくとも大部分を
包囲される。この引き回しによって、自転車の折り畳みと展開をケーブルや線路
を切断したり傷つけたりする危険無しに行うことができる一方、展開時に自転車
をいきなり使用可能状態にする。さらにまた、内部ケーブルを容易に設置可能に
なる。
特別な実施例では、自転車の直結駆動用あるいは駆動支持用の駆動装置が第3
アーム130、特に第2室134Aに配置される。この駆動装置は、例えば、中
間軸の代わりに、あるいは、中間軸に設けられる電気モータでありうる。好適に
は、バッテリが第2アーム120あるいは第3アーム130に配置される。この
バッテリは駆動機構に電流を提供するが、ペダル装置などの他の駆動手段を使用
するときにはモータが発電機として動作して充電される。有利な実施例では、着
脱式パネル120Aが第2アーム120の上面に設けられ、このパネルの下に収
納空間が設けられる。この空間に、例えば上記バッテリが収容でき、基本構造に
よって支持される。
こうして、本発明は、極少数の比較的単純な操作によって特別小型なパッケー
ジ内に折り畳むことができる自転車を提供する。最初の2つの操作はハンドルバ
ー60を解除することとハンドルバー60を傍らに展開すること(図5参照)に
関する。つまり、ハンドルバー60は、例えば、上述の磁石56によってこの位
置に保持されるので、ハンドルバー60のための別な固定操作が不要である。3
番目の操作はサドルアーム110の展開に関わり、サドルアーム110を前方に
旋回してフレームレッグ140を解除するものである。4番目の操作は、回転1
43の軸を中心に2つの半フレーム144、145を旋回させることに関わる。
車軸11および21の自由端における締付け手段が互いに自動的に係合するので
、これら2つの半フレーム144、145用に別個の固定操作は不要である。
任意に、自動車のトランクや列車の荷物棚などのかなり小さな収納空間に折り
畳み自転車1を収納したい場合には、さらにペダル133を折り畳んでも良い。
クレームで規定されるような本発明の保護範囲が図示論述した実施例に限定さ
れず、発明の概念の枠組内で本発明による折り畳み自転車の図示実施例を変更あ
るいは改造できることは、当技術に熟練した者には容易く理解されるであろう。
特に、自転車の部品は従来方法で構成してもよい。例えば、従来の操舵継手や、
発泡被覆の無い従来のフレームや、従来の車輪サスペンションなどである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドルを一端に搭載可能なサドルアームからなる第1半フレーム
    と、操舵ヘッドを一端に搭載する第2半フレームの2つの半フレームに細分され
    たフレームと、 2つの半フレーム同士を接続し、前記2つの半フレームを実質上鉛直な旋回軸
    を中心にして互いに旋回可能にするフレーム継手手段と、 自転車の展開状態においてフレーム継手手段を係止するフレーム係止手段とを
    有する折り畳み自転車において、 サドルアームと第2フレームアームは、実質上水平に、即ち、自転車の長手方
    向に対して垂直に向けた旋回軸を有する旋回手段によって枢軸相互接続され、 自転車の展開状態において旋回手段を係止するためにサドルアーム係止手段を
    備え、 サドルアームの前方方向への旋回移動によってフレーム係止手段の係止動作を
    解除してフレーム継手手段の旋回移動を可能にするように、前記フレーム係止手
    段をサドルアームに接続することを特徴とする自転車。
  2. 【請求項2】 クレーム1に記載の自転車において、 フレーム継手手段は、前記旋回軸を規定する中央線を有する円筒状外形を持つ
    実質上鉛直に向けた旋回管を有し、 第3フレームアームに接続され、旋回管の外形に対応する内形を有し、旋回管
    に対して回転自由度を有する下部円筒ブッシュを第2半フレームが有し、 第2フレームアームに接続され、旋回管の外形に対応する内形を有し、旋回管
    に対して軸方向自由度を有する上部円筒ブッシュを第1半フレームが有し、 フレーム係止手段は下部円筒ブッシュと上部円筒ブッシュの間で動作して、係
    止動作が下部円筒ブッシュと上部円筒ブッシュ相互の軸方向位置によって決まる
    ことを特徴とする自転車。
  3. 【請求項3】 クレーム2に記載の自転車において、上部円筒ブッシュの下端は
    旋回管よりも大きな直径を持ち、1つの室が旋回管と上部円筒ブッシュの下端の
    間に区画され、バネ部材が前記室内に配置され、バネ部材は、下部円筒ブッシュ
    と上部円筒ブッシュを軸方向に別個に押圧するために、下部円筒ブッシュと上部
    円筒ブッシュに対して軸方向圧力を及ぼすことを特徴とする自転車。
  4. 【請求項4】 クレーム3に記載の自転車において、サドルアームの旋回フラン
    ジが前記旋回管の上端に枢軸接続され、前記旋回フランジの湾曲端縁が、好適に
    は環状圧力テーブルを介在させて、上部円筒ブッシュの上端に接触し、前記湾曲
    端縁は、サドルアームの前方旋回移動によって上部円筒ブッシュの軸方向上方向
    への変位を生ずるような形状を有することを特徴とする自転車。
  5. 【請求項5】 環状圧力テーブルが上部円筒ブッシュの上端上にネジ止めされる
    こと特徴とするクレーム4に記載の自転車。
  6. 【請求項6】 自転車の通常動作状態における上部円筒ブッシュと下部円筒ブッ
    シュの相互作用端が上部円筒ブッシュと下部円筒ブッシュの互いに対する回転を
    防止すること特徴とするクレーム2〜5のいずれか1つに記載の自転車。
  7. 【請求項7】 半フレームが望ましくない方向に旋回するのを防止する手段が設
    けられることを特徴とするクレーム6に記載の自転車。
  8. 【請求項8】 サドルアームの下端の抜け止め支持体が上部円筒ブッシュ上に搭
    載され、サドルアーム係止手段は、軸方向変位のためにサドルアームの下端に取
    り付けられる係止ピンと、上部円筒ブッシュに対して硬直的に固定される支持フ
    ランジに形成される係止穴とを有することを特徴とする既述クレームのいずれか
    1つに記載の自転車。
  9. 【請求項9】 係止ピンがバネ部材によって前記係止穴内に押し込まれ、バネ部
    材の作用に対抗して前記係止穴から係止ピンを引き出すために、操作チェーンあ
    るいはケーブルが設けられ、係止ピンに取り付けられることを特徴とするクレー
    ム8に記載の自転車。
  10. 【請求項10】 操作チェーンあるいはケーブルのための操作ハンドルがサドル
    の下に設けられることを特徴とするクレーム9に記載の自転車。
  11. 【請求項11】 既述クレームのいずれか1つに記載の自転車において、 操舵装置が操舵ヘッド内に回転可能に搭載され、操舵装置は、操舵装置を通っ
    て延伸するステムと、ステムの下端に前輪とともに搭載される前ホークと、ステ
    ムの上端に搭載されるハンドルバーとを有し、前輪は前記前ホークの一端に搭載
    され、 ハンドルバーはステムに枢軸接続され、 自転車の展開状態においてハンドルバーを係止するためにハンドルバー係止手
    段が設けられ、 折り畳み状態においてハンドルバーは操舵ヘッドと前ホークに沿って延伸する
    ことを特徴とする自転車。
  12. 【請求項12】 サドルアームの折り畳み状態において、サドルアームは第2フ
    レームアームと実質上平行に向けられる一方、サドルは操舵ヘッドの前方で下向
    きにされることを特徴とする既述クレームのいずれか1つに記載の自転車。
  13. 【請求項13】 サドルアームは少なくともその全長の一部に亘ってU字状横断
    面を有し、第2フレームアームの上面はサドルのU字状横断面の内部に対応する
    形状を有し、サドルアームの折り畳み状態において、サドルアームのU字形が前
    記第2フレームアームの上面を包囲することを特徴とする既述クレームのいずれ
    か1つに記載の自転車。
  14. 【請求項14】 既述クレームのいずれか1つに記載の自転車において、 前ホークが単一のレッグのみを有し、前輪軸は一端のみが前ホークの単一レッ
    グ内に支承搭載され、 フレームの第2半フレームは、後輪を一端に搭載可能な第3フレームアームを
    有し、後輪軸は、その一端のみを第3フレームアーム内に支承搭載させることを
    特徴とする自転車。
  15. 【請求項15】 折り畳み状態で半フレームを保持するために締付け手段を備え
    、前記締付け手段は両輪の軸の自由端上に配置されることを特徴とするクレーム
    14に記載の自転車。
  16. 【請求項16】 下部円筒ブッシュと第3フレームアームの間に膝継手を有して
    、水平旋回軸を中心に下部円筒ブッシュに対する第3フレームアームの旋回移動
    を可能にし、下部円筒ブッシュと第3フレームアームの間にはバネ部材が接続さ
    れていることを特徴とする既述クレームのいずれか1つ記載の自転車。
  17. 【請求項17】 フレームは少なくとも部分的に成形被覆、特に、発泡によって 、好適に はPUR発泡体あるいはゴムから実質上製造される成形被覆によって包囲される
    ことを特徴とする既述クレームのいずれか1つに記載の自転車。
  18. 【請求項18】 自転車のケーブルが実質上形成被覆によって包囲されることを
    特徴とするクレーム17に記載の自転車。
  19. 【請求項19】 サドルアームは、回転に抗して第1半フレームを第2半フレー
    ムに係止するために、少なくとも第2アームと第3アームの一部内あるいは一部
    上に係合可能な突起部分を有することを特徴とする既述クレームのいずれか1つ
    に記載の自転車。
  20. 【請求項20】 自転車を駆動するため、あるいは、その駆動を支持するために
    モータを備え、前記モータは第3フレームアーム内に収容されることを特徴とす
    る既述クレームのいずれか1つに記載の自転車。
  21. 【請求項21】 第3アームの少なくとも一部は、自転車の通常動作中、フレー
    ムの主平面とほぼ直角、即ち、自転車の後軸とほぼ平行に延伸する押出方向を持
    つ押出区間であることを特徴とする既述クレームのいずれか1つに記載の自転車
  22. 【請求項22】 操舵装置は、自転車の中央長手方向平面とある角度で延びる1
    つの軸を中心に旋回可能であり、それによって、操舵装置は動作位置から、ハン
    ドルバーが自転車の主平面にほぼ平行な平面において前輪にほぼ隣接して延伸す
    る折り畳み位置へ旋回可能であることを特徴とする既述クレームのいずれか1つ
    に記載の自転車。
  23. 【請求項23】 第1継手部分によって、操舵装置は旋回軸経由で第2継手部分
    に接続し、第2継手部分は前ホーク上に搭載され、旋回軸に沿って第1及び第2
    継手部分を経て多くのケーブルが前ホークあるいは第2フレームアームにそれぞ
    れ延伸することを特徴とする既述クレームのいずれか1つに記載の自転車。
  24. 【請求項24】 少なくとも自転車の駆動手段を含む、サドルアーム、第2フレ
    ームアームおよび第3フレームアームは互いに独立して製造され、付属品を備え
    ており、サドルアーム、第2フレームアームおよび・または第3フレームアーム
    の少なくとも一部が好適には発泡によって、特に、PURやゴムや相当プラスチ
    ックによって金型で成形され、こうして成形された部品が回転手段で相互接続さ
    れることを特徴とする、好適には既述クレームのいずれか1つに記載の自転車の
    製造方法。
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