JP3631669B2 - 折り畳み三輪車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、幼児用三輪車の収納、保管スペースを大幅に省スペース化し、また、手軽に持ち運ぶにも利便としてなる折り畳み三輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
集合住宅や高層住宅等の多くの家庭では、幼児用三輪車を住宅の玄関に入れて保管したり、或いは、玄関先に保管したりしている。
また、幼児が戸外や公園等で三輪車遊びをする度ごとに、それをエレベータや階段を利用して屋外へ持ち出したり、使用後には、再び、玄関先や玄関、或いは、ベランダ等に設置、保管している。
また、三輪車を自動車のトランク等に積み込んで行楽に出かけるような場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような場合、幼児用三輪車といえどもそれなりの収納、保管スペースを必要とすることから、限られた広さしかない住宅の玄関や玄関先等を手狭なものとし、玄関を出入りする際の障害ともなる。
また、三輪車を自動車のトランク等に各種の荷物と一緒に収納して行楽に出かけるような場合、やはりその嵩張りが障害となる場合が屡々である。その上、三輪車を持ち運ぶ際、特に、階段を登り降りして持ち運ぶような場合、それを年少者が運ぶには、両手に抱えて持ち上げており、安定した形態で運び難いものとなっている。
【0004】
ところで、従来、(1)、実開昭50−126373号公報、(2)、実開昭53−164277号公報、(3)、実開昭55−37782号公報、更には、(4)、登録実用新案第3062151号公報、等において、各種構造の折り畳み三輪車が提案されているものの、構造的に一長一短があり、機構的に大いに改良の余地がある。それが為、実用性に富む折り畳み三輪車が、従前、製品化された事実を知らない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、三輪車を折り畳んで、その設置、保管スペース等を大幅に省スペース化すると共に、その折り畳み操作や使用状態への形態変化を簡単に行えるようにすると共に、使用時には、確実にロックして安全な使用を可能とする、等の独自な機構を備えた折り畳み三輪車を案出したのである。
【0006】
具体的には、請求項1に記載するように、前輪にペダルを備えたハンドルフレームと左右の後輪とを、サドルを取着した車体フレームによりフレーム構成してなる三輪車において、前記車体フレームを、ハンドルフレームに枢設した車体前部フレームと、左右の後輪を軸支した車体後部フレームと、当該車体後部フレームと車体前部フレームに枢設した車体中間部フレームにより形成し、車体前部フレームの下端部と車体後部フレームの先端寄りの位置との間に連結部材を枢設し、車体中間部フレームの後部寄りの位置と連結部材の後端部の折曲ロッド部との間に、前記車体フレームの折り畳みロック装置を構成してなる折り畳み三輪車を提供する。
【0007】
また、請求項2では、車体前部フレームを、ハンドルフレームの中間部付近より後ろ下がりの後傾状態に後方突設し、車体後部フレームを、左右の後輪を回転自在に支持する車軸パイプと、その中間部より前上がりの前傾状態に前方突設した主幹パイプと、車軸パイプの左右両側位置と主幹パイプの中央部付近に固定した補強パイプとから形成し、車体中間部フレームの前端部を車体前部フレームに枢設し、車体中間部フレームの後部寄りの位置を、車体後部フレームの主幹パイプの先端部に枢設している。
【0008】
また、請求項3では、車体フレームの折り畳みロック装置を、基端部を車体中間部フレームに揺動自在に枢設したロックプレートと、当該ロックプレートの本体部に形成した係合孔と、当該係合孔に臨ませた連結部材の後端部の折曲ロッド部と、当該後端部の折曲ロッド部とロックプレートの枢軸との間に掛架してなるコイルスプリングとから構成している。
【0009】
また、請求項4では、係合孔の孔形態を、孔上縁部を弧状に形成すると共に、孔下縁部を波状の係合凹部に形成している。
【0010】
また、請求項5では、車体中間部フレームに、サドルの後部位置に立ち上げる背凭れを取着している。
【0011】
また、請求項6では、車体中間部フレームに背凭れの取付パイプを固定し、当該取付パイプに背凭れを挿通固定している。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る折り畳み三輪車Sの実施形態を、図1に示すハンドルフレームの一部を切欠き形成した斜視図、図2に示す折り畳み機構部分の要部分解斜視図、図3に示すロックプレートの斜視図、図4と図5に示す使用時と折り畳み時の要部右側面図、図6と図7に示す使用時と折り畳み時の要部左側面図、図8に示す完成品の斜視図、図9の折り畳み状態を示す斜視図に基づいて説明する。
【0013】
先ず、三輪車Sのフロント部分からリヤー部分にかけての構成を、順次説明する。
Hは三輪車Sのハンドルフレームであつて、若干前下がりに形成した左右一対のパイプマスト1の下端部に前輪2を嵌め込み、当該パイプマスト1の上方部を左右外側方向へ折れ曲げ、その両端部にハンドルグリップ3を嵌着固定している。4は前輪2のクランク回転軸の左右に取り付けたペダルである。
【0014】
5はパイプマスト1間のほぼ上下中間部付近に差し渡され、上下に間隔を隔てて溶接固定した軸受金具であって、パイプマスト1間の左右間隔を固定保持すると共に、折り畳み三輪車Sの車体フレームFにおける前部位置の車体フレーム6(以下、車体前部フレームという)の先端部を枢設支持する。
【0015】
車体前部フレーム6の本体パイプ部は、パイプマスト1間の中間部付近から後ろ下がりの後傾状態に突出形成され、その前端部に溶接固定した断面コ字状のヘッド金具7を前記軸受金具5の間に嵌め込み、当該軸受金具5とヘッド金具7の中心部の通孔(図示せず)には、ハンドルフレームHを旋回自在とする連結軸8を上下に貫通している。9は後傾した車体前部フレーム6の中間部付近の上側に突設したステーである。
【0016】
10は三輪車Sの前後中間部付近に組み付けられ、断面伏コ字状に形成した車体フレーム(以下、車体中間部フレームという)であって、その前端部を車体前部フレーム6のステー9に嵌め込み、ボルト・ナット11により折り畳み自在に連結支持している。
【0017】
12は硬質合成樹脂製のサドルであって、図2に示すサドル12の底部中心付近から下方へ突出形成した左右のサドルステー13を、車体中間部フレーム10の後部位置の前後に穿設した通孔14、15部分に嵌め込み、前後2組のボルト・ナット16、17により車体中間部フレーム10に固定している。
【0018】
このとき、前部側ボルト・ナット16のナット側(車体中間部フレーム10の右側部分)に突出したボルト軸の内外位置には、図3に示すロックプレート37の基端部の通孔41部分が嵌め込まれた上で、コイルスプリング38の上端部が掛架支持される。
【0019】
18はパイプを平面U字状に折り曲げた背凭れの取付フレームであって、サドル12を前記のように取り付ける前の段階で、予め、車体中間部フレーム10の上側にほぼ重ね合わせて溶接固定される。
【0020】
19は平面U字状に折り曲げたパイプの後半部を、サドル12の後部上方に向けて折り曲げた背凭れであって、サドル12の下部前端位置の開放側パイプ部分19Aを、前記取付フレーム18の開放側パイプ部分の後端部から挿通した上で、両者を止着ビス20(貫通軸でも可)により抜け止め支持する。
【0021】
図2に想像線で図示した21は、背凭れ19上端の逆U字状部分19Bに嵌め込んだ手提げグリップであるが、それがなくても、背凭れ19の逆U字状部分19Bそれ自体が、背凭れと、折り畳み運搬時の手提げグリップとして機能する。その為、図2以外の各図では、手提げグリップ21のない背凭れ19により図示している。
【0022】
22は三輪車Sの車体後部フレームであって、後端部の左右両側位置に配置した左右の後輪23の車軸(図示せず)を挿通支持した車軸パイプ24と、当該車軸パイプ24の中間位置に直交状に溶接され、且つ、車体中間部フレーム10の後端下部位置に向けて、斜め前上がりの前傾状態に形成した主幹パイプ25と、パイプをほぼ半弧状に折り曲げ、その前部中央部を主幹パイプ25に溶接し、その後端部の開放端部を車軸パイプ24の両端部に、左右後輪23の軸受を兼ねて溶接した補強パイプ26の各部によりフレーム構成している。
【0023】
27は車体後部フレーム22を車体中間部フレーム10に折り畳み自在に連結固定するボルト・ナットであって、具体的には、主幹パイプ25の先端部分を下方から車体中間部フレーム10の後部側位置に臨ませて嵌め込んだ上で、図2に示す車体中間部フレーム10の後方下部位置の通孔28と、主幹パイプ25の先端通孔29にボルト・ナット27を貫挿支持している。
【0024】
30はロッドの前後両端部を直交状に折曲形成したコ字状の連結部材であって、前端部の折曲ロッド部31を三輪車Sの片側、具体的には、左側から車体前部フレーム6の下端部の通孔32に向けて挿通し、また、後端部の折曲ロッド部33を、同じく三輪車Sの左側から主幹パイプ25の先端通孔29から若干の間隔を隔てた2番目の通孔34に挿通し、右側へ突出したそれぞれのロッド先端部には、抜け止め用のロッドキャップ35、36を嵌着固定している。
【0025】
このとき、主幹パイプ25側のロッドキャップ36の場合には、右側に突出した折曲ロッド部33の内外位置に、図3に示すロックプレート37の係合孔42部分が嵌め込まれた上で、コイルスプリング38の下端部が掛架支持される。
【0026】
ここで、ロックプレート37の詳細な構成を、図3に基づいて説明する。ロックプレート37は、段付き形態に形成した帯板部39と本体部40とからなり、帯板部39の基端部には通孔41を、本体部40には係合孔42を、それぞれ打ち抜き形成している。
その内、係合孔42の孔形態は、孔上縁部43を半弧状に形成すると共に、孔下縁部44をほぼ波状に形成し、その前後位置のコーナー下縁部とその中間下縁部の3箇所に、係合凹部a、b、cを形成している。
【0027】
45、46は本体部40の前縁部と後縁部に弧状に起立形成した操作片であって、その内、前縁部の操作片45を指先で押し込み操作してロック解除した上で、折り畳み三輪車Sを折り畳んだり、或いは、折り畳まれた三輪車Sを使用状態に復帰操作させる。
47は帯板部39の片側に起立形成した突片であって、三輪車Sの折り畳み時に、ほぼ上下方向に引き延ばされて掛架支持されたコイルスプリング38の上方部の片腹部分を押圧することで、当該コイルスプリング38を若干エビ反り状態に姿勢変化させる。
【0028】
そこで、ロックプレート37における帯板部39の通孔41を、前部側ボルト・ナット16のナット側(車体中間部フレーム10の右側部分)の突出ボルト軸の内側位置に嵌め込み、また、ロックプレート37の本体部40の係合孔42を、主幹パイプ25側の右側に突出した折曲ロッド部33の内側位置に嵌め込む。また、コイルスプリング38の上端フック部を、前記ボルト・ナット16のナット側の突出ボルト軸の外側部分に掛架支持し、下端フック部を突出した折曲ロッド部33の外側部分に掛架する。
これにより、ロックプレート37を揺動自在に付勢支持したロック装置が構成される。
【0029】
斯様に、ロックプレート37とコイルスプリング38を取り付けた上で、前記ボルト・ナット16の突出ボルト軸にはナットが螺合され、また、折曲ロッド部33の突出端部にはロッドキャップ36が嵌着固定される。
【0030】
図8と図9において、48はハンドルフレームHの前面に取り付けたフロントカバー、49は左右のハンドルグリップ3の内側に取り付けたハンドルカバー、50は車体後部フレーム22に落し込んで取り付けた玩具等の小物入れであって、いずれも合成樹脂製の一体成型品であって、前記のカバー48、49や小物入れ50をフル装備したり、或いは、小物入れ50のない状態での販売に供される。
【0031】
而して、図1や図8に示すように組み立てられ、使用形態を呈する折り畳み三輪車Sを折り畳む場合には、サドル12の下部位置において、ロックプレート37の係合凹部44aに落し込まれてロックされた折曲ロッド部33とのロック状態を解除せねばならない。
【0032】
そこで、ロックプレート37の下部側の操作片45を、指先で図4の矢印方向へ押し込み操作することで、突出した折曲ロッド部33の軸部を、係合孔42の孔上縁部43の中央部付近に当接させることで、係合凹部44aとのロック状態を解除した上で、他方の手で背凭れ19又はサドル12の後端部を上方へ引き上げ操作する。
【0033】
すると、車体前部フレーム6とのボルト・ナット11部分を回転支点として、サドル12と背凭れ19を備えた車体中間部フレーム10の後端部が、引き上げられながら前方回転することで折り畳まれる。
【0034】
それと同時に、車体後部フレーム22が、車体中間部フレーム10の後端部の引き上げに追随して引き上げられ、更には、掛架支持したコイルスプリング38の引っ張り付勢力に抗して、即ち、コイルスプリング38を若干引き延ばし、その上方部を突片47を介して若干エビ反り状態に曲成しながら、車体後部フレーム22の後輪23を前方へ向かって車輪転動させ、ボルト・ナット16のナット側の軸部を、メインの回転支点として、車体後部フレーム22を鉛直上方へ立ち上げるように従動回転させる。
【0035】
それと同時に、折曲ロッド部33を、サブの回転支点として、当該連結部材30の後部側を一緒に引き上げながら、車体前部フレーム6との折曲ロッド部31の部分を後方へ引き寄せながら回動することで、最終的には、その要部を図5や図7のように、また、全体の形態としては、図9に示すように、車体後部フレーム22が上方へ立ち上げられた形態に折り畳まれる。これにより、前輪2の直後に、左右後輪23の車軸パイプ24が位置する位の関係に接近し、側面視したとき、前輪2と後輪23とが重なり合って立ち上げられた状態に折り畳まれる。そして、ロックプレート37の係合凹部44bに、折曲ロッド部33の突出ロッド部分が係止されることで、折り畳み時のロック状態を維持している。
【0036】
前記とは逆に、折り畳まれた三輪車Sを、本来の使用状態に形態変化させる場合には、ロックプレート37の係合凹部44bに落し込まれてロックされた折曲ロッド部33とのロック状態を解除せねばならない。
【0037】
そこで、ロックプレート37の下部側の操作片45を、指先で図5の矢印方向へ押し込み操作することで、突出した折曲ロッド部33の軸部を、係合孔42の孔上縁部43の前部付近(係合凹部44cの対向付近)に当接させることで、係合凹部44bとのロック状態を解除した上で、一方の手でハンドルフレームHを押え、他方の手で背凭れ19又はサドル12の後端部を後方へ引き戻し操作する。
【0038】
これにより、折り畳み三輪車Sの車体フレームFの各部、即ち、車体前部フレーム6と車体中間部フレーム10と車体後部フレーム22の各部と、連結部材30が、前記した折り畳み時とは逆の順序で展開作動し、図5〜図4、或いは、図7から図6に示すように姿勢変化することで、図1や図8に示す使用状態に形態変化することになる。
【0039】
【変形例】
前記の実施形態では、連結部材30を1本のロッドをコ字状に形成した場合について説明したが、連結部材30の本体部を帯板(図示せず)とし、当該帯板の前後両端部にロッドを直交状に突設し、それを連結部材30として、前記と同様に組み込むこともできる。
【0040】
また、前記の実施形態では、連結部材30の前後位置の折曲ロッド部31、33の先端部にロッドキャップ35、36を嵌着したが、当該折曲ロッド部31、33の先端部に雄ねじ(図示せず)を形成し、当該雄ネジに袋ナット(図示せず)を螺合することもできる。
【0041】
また、前記の実施形態では、背凭れの取付フレーム18と、背凭れ19を組み込んだ場合を図示したが、その必要性は任意であって、背凭れ19がないタイプの折り畳み三輪車Sとする場合には、サドル12の後端部を手で掴んで折り畳み操作をすることになる。
【0042】
【他の実施形態】
前記した実施形態の折り畳み三輪車Sの場合には、ハンドルフレームHを左右2本のハンドルマスト1によりフレーム構成したが、図10に示す他の実施形態の場合には、1本のハンドルマスト1と、その上端部に固定したハンドルパイプ51と、ハンドルマスト1の下端部に形成したフォーク52とからなる構成とした上で、車体前部フレーム6の前端部の軸筒53をハンドルマスト1に嵌挿し、前記フォーク52の下端部に前輪2を軸受支持したフロント構造としている。
また、車体後部フレーム22における車軸パイプ24にステップ54を固定している。
その他、車体フレームFの各部と連結部材30等の折り畳み機構は、前記した実施形態と同様であるので、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、前記のように、前輪にペダルを備えたハンドルフレームと左右の後輪とを、サドルを取着した車体フレームによりフレーム構成してなる三輪車において、前記車体フレームを、ハンドルフレームに枢設した車体前部フレームと、左右の後輪を軸支した車体後部フレームと、当該車体後部フレームと車体前部フレームに枢設した車体中間部フレームにより形成し、車体前部フレームの下端部と車体後部フレームの先端寄りの位置との間に連結部材を枢設し、車体中間部フレームの後部寄りの位置と連結部材の後端部の折曲ロッド部との間に、前記車体フレームの折り畳みロック装置を構成してなる折り畳み三輪車を提供したので、三輪車の収納、保管スペースを大幅に省スペース化することができ、限られた広さしかない住宅の玄関や玄関先に余裕ができ、出入りする際の障害を軽減することができる。この点で、我が国の住宅事情に則した三輪車ということができる。
【0044】
また、本発明の折り畳み三輪車によれば、その折り畳み操作や使用状態への形態変化を簡単に行うことができ、使用時には、確実にロックして安全な使用を可能とすると共に、折り畳み時にもロック装置が有効に機能するため、安定した状態での持ち運びを可能とする等の諸効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドルフレームの一部を切欠き形成した、本発明に係る折り畳み三輪車の斜視図である。
【図2】折り畳み機構部分の要部分解斜視図である。
【図3】ロックプレートの斜視図である。
【図4】使用時の要部右側面図である。
【図5】折り畳み時の要部右側面図である。
【図6】使用時の要部左側面図である。
【図7】折り畳み時の要部左側面図である。
【図8】完成品の斜視図である。
【図9】折り畳み状態を示す斜視図である。
【図10】折り畳み三輪車におけるハンドルフレームのパイプマストを1本とし、後輪の車軸部分をステップ形態とした場合の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
S 折り畳み三輪車
H ハンドルフレーム
F 車体フレーム
1 パイプマスト
2 前輪
3 ハンドルグリップ
4 ペダル
5 軸受金具
6 車体前部フレーム
7 ヘッド金具
8 連結軸
9、13 ステー
10 車体中間部フレーム
11、16、17、27 ボルト・ナット
12 サドル
14、15、28、29、32、34、41 通孔
18 取付フレーム
19 背凭れ
20 止着ビス
21 手提げグリップ
22 車体後部フレーム
23 後輪
24 車軸パイプ
25 主幹パイプ
26 補強パイプ
30 連結部材
31、33 折曲ロッド部
35、36 ロッドキャップ
37 ロックプレート
38 コイルスプリング
39 帯板部
40 本体部
42 係合孔
43 孔上縁部
44 孔下縁部
a、b、c 係合凹部
45、46 操作片
47 突片
48 フロントカバー
49 ハンドルカバー
50 小物入れ
51 ハンドルパイプ
52 フォーク
53 軸筒
54 ステップ

Claims (6)

  1. 前輪2にペダル4を備えたハンドルフレームHと左右の後輪23とを、サドル12を取着した車体フレームFによりフレーム構成してなる三輪車において、前記車体フレームFを、ハンドルフレームHに枢設した車体前部フレーム6と、左右の後輪23を軸支した車体後部フレーム22と、当該車体後部フレーム22と車体前部フレーム6に枢設した車体中間部フレーム10により形成し、車体前部フレーム6の下端部と車体後部フレーム22の先端寄りの位置との間に連結部材30を枢設し、車体中間部フレーム10の後部寄りの位置と連結部材30の後端部の折曲ロッド部33との間に、前記車体フレームFの折り畳みロック装置を構成したことを特徴とする折り畳み三輪車。
  2. 車体前部フレーム6を、ハンドルフレームHの中間部付近より後ろ下がりの後傾状態に後方突設し、車体後部フレーム22を、左右の後輪23を回転自在に支持する車軸パイプ24と、その中間部より前上がりの前傾状態に前方突設した主幹パイプ25と、車軸パイプ24の左右両側位置と主幹パイプ25の中央部付近に固定した補強パイプ26とから形成し、車体中間部フレーム10の前端部を車体前部フレーム6に枢設し、車体中間部フレーム10の後部寄りの位置に車体後部フレーム22の主幹パイプ25の先端部に枢設してなる請求項1に記載の折り畳み三輪車。
  3. 車体フレームFの折り畳みロック装置を、基端部を車体中間部フレーム10に揺動自在に枢設したロックプレート37と、当該ロックプレート37の本体部40に形成した係合孔42と、当該係合孔42に臨ませた連結部材30の後端部の折曲ロッド部33と、当該後端部の折曲ロッド部33とロックプレート37の枢軸との間に掛架してなるコイルスプリング38とから構成してなる請求項1に記載の折り畳み三輪車。
  4. 係合孔42の孔形態を、孔上縁部43を弧状に形成すると共に、孔下縁部44を波状の係合凹部a、b、cに形成してなる請求項3に記載の折り畳み三輪車。
  5. 車体中間部フレーム10に、サドル12の後部位置に立ち上げる背凭れ19を取り付けてなる請求項1又は請求項2に記載の折り畳み三輪車。
  6. 車体中間部フレーム10に背凭れの取付パイプ18を固定し、当該取付パイプ18に背凭れ19を挿通固定してなる請求項5に記載の折り畳み三輪車。
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