JP2002127973A - 幼児用三輪車 - Google Patents

幼児用三輪車

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JP2002127973A
JP2002127973A JP2000323835A JP2000323835A JP2002127973A JP 2002127973 A JP2002127973 A JP 2002127973A JP 2000323835 A JP2000323835 A JP 2000323835A JP 2000323835 A JP2000323835 A JP 2000323835A JP 2002127973 A JP2002127973 A JP 2002127973A
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Japan
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body frame
footrest
tricycle
hanger
frame
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JP2000323835A
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English (en)
Inventor
Koji Nonaka
浩司 野中
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NONAKA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
NONAKA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用展開状態と折りたたみ状態との変換操作可
能なフットレストを装備した幼児用三輪車を提供する。 【解決手段】車体フレーム(S)から横方向へ張り出す
使用展開状態と、張り出さない折りたたみ状態との変換
可能なフットレスト(F)の左右一対を、その車体フレ
ーム(S)へ取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は幼児用三輪車の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は保護者の手押し使用時におけ
る幼児の安全なフットレストを装備した幼児用三輪車と
して、先に実用新案登録第3018647号を提案する
と共に、その実施事業化により相当の成果を収めること
ができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の構成では幼児の自力でペダルを踏み廻し操縦させる
ような場合に、その障害となるフットレスト(R)を保
護者が車体フレーム(F)から一々取りはずさなければ
ならず、又再度使用する場合には、そのフットレスト
(R)を車体フレーム(F)へ取り付ける必要があり、
甚だ煩らわしい。
【0004】そして、このような不便さは第三者から提
案されている特開平10−119860号や実用新案登
録第3040550号にあっても、全く同様に発生して
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのために役立つ幼児用三輪車
として、車体フレームから横方向へ張り出す使用展開状
態と張り出さない折りたたみ状態との変換可能なフット
レストの左右一対を、その車体フレームへ取り付けたこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、その幼児用三輪車の全体を示した
図1〜12において、(S)は後下がりの傾斜設置状態
にある車体フレームを総称しており、これは合成樹脂か
ら前後方向へ細長く延在する平面視のほぼ二等辺三角形
に一体成形されている。その補強リブ群の図示符号は省
略してある。
【0007】車体フレーム(S)の最も狭幅な前端部
は、後述する操向ハンドルステムとの組み付け用ヒッチ
筒(1)として、図13、14ような断面ほぼ倒立U字
型に造形されている。(2)はそのヒッチ筒(1)にお
けるフラットな上面の中心位置から連続的に垂下された
枢支ピン受け入れボス、(3)はその直前に偏心位置す
る固定ピン受け入れ孔であり、やはりヒッチ筒(1)の
上面に開口されている。
【0008】又、上記車体フレーム(S)の中間部には
横向き開口するサドル前側係止切欠(4)の左右一対
と、縦向き開口するサドル後側係止切欠(5)の左右一
対とが各々付与されており、平面視のほぼ二等辺三角形
をなすサドル(6)が車体フレーム(S)へ上方から跨
がるように、その前側と後側との合計4個所において、
上記車体フレーム(S)側の係止切欠(4)(5)へ係
止固定されるようになっている。
【0009】(7)はそのサドル前側係止切欠(4)と
サドル後側係止切欠(5)との前後相互間に分布する位
置関係として、やはり車体フレーム(S)の中間部に開
口された左右一対のハンガー前側係止切欠、(8)は上
記サドル(6)と車体フレーム(S)との上下相互間に
介挿設置された緩衝バネを示している。
【0010】上記車体フレーム(S)のほぼ後半部は深
く陥没する小物類収納凹所(9)として造形されてお
り、その底面の中央位置にはボルト受け入れ長孔(1
0)が、又同じく底面の左右両端部には一対のハンガー
後側係止切欠(11)が各々開口分布されている。
【0011】(12)は車体フレーム(S)における上
記小物類収納凹所(9)の横隣り周辺位置へ、断面ほぼ
U字型に造形された左右一対の手押し枠受け入れ筒であ
り、ここには正面視のほぼ倒立U字型をなす保護者用手
押し枠(13)の金属パイプ製取付脚(14)が、差し
込み固定されることになる。(15)はその両取付脚
(14)の上端部に亘って被着一体化された手押し枠
(13)の合成樹脂製グリップである。
【0012】更に、(16)は上記車体フレーム(S)
の最も広幅な後端部に設置された左右一対の軸受ボスで
あり、その相互間には後車軸(17)が貫通横架されて
いる。(18)はその後車軸(17)の左右両端部へ遊
転自在に嵌め付けられた一対の後輪である。
【0013】上記車体フレーム(S)の前端部をなすヒ
ッチ筒(1)に対しては、図8〜12から明白なよう
に、前輪(19)の操向ハンドルステム(20)が自由
な操向状態と、その操向不能な直進状態との選択使用を
行なえるように組み付けられている。
【0014】即ち、操向ハンドルステム(20)の左右
一対は金属パイプから図1〜3のように、その上端部が
ハンドルバー(21)として外向きに張り出し屈曲する
正面視のほぼ倒立L字型をなしており、その中途高さ位
置に介挿固定された金属板製の連結スペーサー(22)
によって、相互の一体動作できるようになっている。
【0015】しかも、その連結スペーサー(22)の中
央部は後向き開口する側面視のほぼコ字型ヒッチ枠(2
3)として、車体フレーム(S)側の上記ヒッチ筒
(1)を挟み得る大きさに対応形成されており、その上
面と下面には上記車体フレーム(S)側の枢支ピン受け
入れボス(2)と合致連通する枢支ピン受け入れ孔(2
4)(25)が開口されているほか、その上面だけには
同じく車体フレーム(S)側の上記固定ピン受け入れ孔
(3)と合致連通する固定ピン受け入れ孔(26)も開
口されている。
【0016】(27)は上記連結スペーサー(22)を
前方と上方から被覆する合成樹脂製の化粧カバーであっ
て、その連結スペーサー(22)への吊り掛け状態に係
止されている。(28)はその化粧カバー(27)の凸
曲面をなす上面から垂下する枢支ピン受け入れボスであ
り、上記車体フレーム(S)側の枢支ピン受け入れボス
(2)と合致連通する。
【0017】又、(29)(30)はその枢支ピン受け
入れボス(28)の直前位置に並列する状態として、同
じく化粧カバー(27)のフラットな上面に開口分布さ
れた固定ピン受け入れ孔と固定ピン保管孔であり、その
固定ピン受け入れ孔(29)は上記車体フレーム(S)
側の固定ピン受け入れ孔(3)と合致連通する。(3
1)はその化粧カバー(27)における固定ピン受け入
れ孔(29)と固定ピン保管孔(30)へ、上方から択
一的に差し替えられる比較的短かい固定ピンであり、紛
失しないように一定長さの索条(32)を介して、上記
化粧カバー(27)へ係留されている。
【0018】そして、上記操向ハンドルステム(20)
側のヒッチ枠(23)と車体フレーム(S)側のヒッチ
筒(1)とを組み合わせた上、その合致連通した枢支ピ
ン受け入れボス(2)(28)や枢支ピン受け入れ孔
(24)(25)へ、上方から比較的長い枢支ピン(3
3)を串刺し状態に差し込むことにより、上記前輪(1
9)の操向ハンドルステム(20)を車体フレーム
(S)の前端部へ枢支連結してある。
【0019】その前輪(19)の操向ハンドルステム
(20)が枢支ピン(33)を回動中心として、自由自
在に操向される使用状態を図11、12に示している
が、その際固定ピン(31)は上記化粧カバー(27)
の固定ピン保管孔(30)へ差し込み保管されることに
なる。
【0020】そのため、その固定ピン(31)を図8〜
10のように、上方から上記固定ピン受け入れ孔(3)
(26)(29)へ差し込み貫通させれば、操向ハンド
ルステム(20)の自由な操向が不能に固定ロックされ
ることとなり、三輪車を安定良く直進させることができ
る。
【0021】(34)は上記操向ハンドルステム(2
0)の下端部を貫通横架する前車軸であって、言うまで
もなく金属棒のクランク軸から成り、その中間部に介在
する前輪(19)が、同じく前車軸(34)の左右両端
部へ枢着されたペダル(35)の足踏みによって、回転
駆動されることは勿論である。(36)は前輪(19)
の泥除けカバーを示している。
【0022】更に、(H)は後述のフットレスト(F)
を上記車体フレーム(S)へ支持させるためのハンガー
であり、合成樹脂から図16〜19のような一定幅
(W)の輪郭枠(37)とその仕切り垂立壁(38)を
備えた左右対称な断面ほぼI字型で、且つ横方向から見
て前輪(19)と小物類収納凹所(9)との前後相互間
隙へ納まる大きさ・輪郭形状に一体成形されている。
【0023】しかも、そのハンガー(H)における輪郭
枠(37)のフラットな上面は、上記車体フレーム
(S)における中間部の腹面へ密着し得る後下がり傾斜
面をなし、ここから上向きに突出する左右一対の前側係
止フック(39)が、車体フレーム(S)の上記ハンガ
ー前側係止切欠(7)と対応して、その係止切欠(7)
へ下方から係脱自在に係止されるようになっている。
【0024】(40)は上記輪郭枠(37)の同じく上
面から逆な下向きに突設されたフットレスト受け止めス
トッパーの左右一対であり、そのハンガー(H)の仕切
り垂立壁(38)へ凭れ掛かる如く廻し起されたフット
レスト(F)の折りたたみ状態を固定して、そのフット
レスト(F)が不慮に使用展開状態へ倒れることを防
ぐ。
【0025】(41)は上記ハンガー(H)の輪郭枠
(37)における後面の下端部から、車体フレーム
(S)における小物類収納凹所(9)の直下位置へ連続
一体に張り出された連結枠であって、上記輪郭枠(3
7)よりも広幅な背面視のほぼ倒立U字型を呈してお
り、その連結枠(41)の後端部から上向きに突出する
左右一対の後側係止フック(42)が、上記小物類収納
凹所(9)の底面に開口分布するハンガー後側係止切欠
(11)へ、やはり下方から係脱自在に係止されるよう
になっている。
【0026】又、同じく連結枠(41)の後端中央部に
は、上記小物類収納凹所(9)における底面のボルト受
け入れ長孔(10)と連通するボルト受け入れ孔(4
3)も開口されており、その両者に差し込み貫通される
ボルト(44)とナット(45)との締結を介して、上
記ハンガー(H)の連結枠(41)が車体フレーム
(S)の小物類収納凹所(9)へ固定される。
【0027】そして、車体フレーム(S)に対するハン
ガー(H)の取付状態では、図1〜6から明白なよう
に、そのハンガー(H)における輪郭枠(37)の後面
が小物類収納凹所(9)の前面と密着して、安定良く受
け止められることになり、車体フレーム(S)の前後方
向に沿う位置ズレや左右方向への振れ動きなどを生じる
おそれがない。尚、上記ボルト(44)とナット(4
5)との締結を解くことによって、そのハンガー(H)
を車体フレーム(S)から取りはずすことも可能であ
る。
【0028】(46)は上記仕切り垂立壁(38)を挟
む関係の左右一対づつとして、ハンガー(H)の輪郭枠
(37)における前面の下端部付近と後面の下端部付近
へ、正しく向かい合うように開口分布された軸受孔、
(47)は上記ハンガー(H)における仕切り垂立壁
(38)の下端部付近から、そのハンガー(H)の下面
とほぼ平行な横向きに張り出された左右一対の下限スト
ッパーであり、フットレスト(F)の基端部を上方から
受け止めて、その安定な使用展開状態に保つ。
【0029】先のフットレスト(F)は左右対称な一対
として、その各個が合成樹脂から図20〜26のよう
に、上記ハンガー(H)の輪郭枠(37)内に納まる大
きさ・輪郭形状で、且つ断面コルゲート構造の一定厚み
(T)を備えた平盤形態に一体成形されていると共に、
その足載せ面(48)には滑り止め機能も与えられてい
る。
【0030】その各フットレスト(F)における上記ハ
ンガー(H)の下端部付近と対応位置する比較的薄肉な
基端部には、ハンガー(H)側の軸受孔(46)と連通
する軸受孔(49)が、前後方向へ延在する貫通状態に
開口形成されており、その両者へ差し込み貫通された回
動支点軸(50)によって、フットレスト(F)が上記
ハンガー(H)へ起伏的な回動自在に枢着されている。
【0031】つまり、左右一対のフットレスト(F)は
ハンガー(H)を介して上記車体フレーム(S)へ、そ
の車体フレーム(S)から横方向へ張り出し伏倒する使
用展開状態と、上記ハンガー(H)の仕切り垂立壁(3
8)に言わば凭れ掛かる起立姿勢として、同じく車体フ
レーム(S)から横方向へ張り出さない折りたたみ状態
との変換を行なえるように取り付けられているわけであ
る。
【0032】上記フットレスト(F)の使用展開状態で
は図1〜4のように、その各フットレスト(F)の足載
せ面(48)が上記ハンガー(H)の輪郭枠(37)に
よって、下方から安定良く受け止め支持されると共に、
同じく各フットレスト(F)の基端部がハンガー(H)
側の下限ストッパー(47)によって、上方から受け止
め規制されることとなる。
【0033】又、フットレスト(F)の折りたたみ状態
では図6、7や図25、26のように、その起立姿勢に
ある各フットレスト(F)の上面(自由先端部)が、上
記ハンガー(H)側のフットレスト受け止めストッパー
(40)と係合することとなり、その不慮に廻り倒れな
い固定状態に保たれる。
【0034】(51)はそのために各フットレスト
(F)の上面(自由先端部)から部分的に突設された左
右一対の差し込みダボであって、上記ハンガー(H)側
の受け止めストッパー(40)を乗り越えて係合するこ
とにより、フットレスト(F)の折りたたみ状態を固定
維持するようになっている。
【0035】(52)は各フットレスト(F)の自由先
端部から足載せ面(48)との逆方向(裏側)へ連続一
体に張り出された把手兼用のアウトリガーであり、上記
フットレスト(F)の使用展開状態にある三輪車が、万
一左右方向へ傾斜した場合、一早く接地することによ
り、三輪車の横転事故を予防する。
【0036】他方、フットレスト(F)の折りたたみ状
態では図6、7や図25、26のように、その把手兼用
アウトリガー(52)がフットレスト(F)から横外方
へ張り出すことになるため、これを把持しつつ、上記ハ
ンガー(H)側のフットレスト受け止めストッパー(4
0)からフットレスト(F)側の差し込みダボ(51)
が逆方向へ乗り越える如く引き出すことにより、そのフ
ットレスト(F)を廻し倒すことができる。(53)は
その引き出し操作に使われる指掛け切欠であり、上記把
手兼用のアウトリガー(52)に開口形成されている。
【0037】上記フットレスト(F)は自力でペダル
(35)を踏み廻し操縦できない低年令(生後10ケ月
程度)の幼児を、三輪車のサドル(6)へ安全に座乗さ
せるための補助用具として、図1〜4のような車体フレ
ーム(S)から横方向へ張り出す展開状態で使用され
る。
【0038】その際には、上記操向ハンドルステム(2
0)の固定ピン(31)を図8〜10のように、その固
定ピン受け入れ孔(3)(26)(29)へ差し込み貫
通させて、操向不能な直進状態に固定ロックした上、幼
児の保護者が手押し枠(13)により、その三輪車を後
方から手押しすることになる。
【0039】他方、幼児の成長に応じ、その自力でペダ
ル(35)を踏み廻し操縦させるに当っては、上記使用
展開状態にあるフットレスト(F)を廻し起して、図
6、7や図25、26のような上記ハンガー(H)の仕
切り垂立壁(38)へ言わば凭れ掛かる折りたたみ状態
に固定維持する。そうすれば、そのフットレスト(F)
が車体フレーム(S)から横方向へ張り出さず、これに
邪魔されないため、幼児自から安全にペダル(35)を
踏み廻し駆動することができる。
【0040】その場合には、上記操向ハンドルステム
(20)の固定ピン(31)を図11、12のように、
その固定ピン保管孔(30)へ差し替え保管して、操向
ハンドルステム(20)を枢支ピン(33)廻りの自由
な操向状態に保つほか、上記保護者用手押し枠(13)
も不要となるため、これを車体フレーム(S)から抜き
取れば良い。
【0041】何れにしても、上記フットレスト(F)は
不使用時に車体フレーム(S)から一々取りはずす必要
がなく、その車体フレーム(S)へ取り付けられた状態
のままで、これを図1〜4のような使用展開状態と図
6、7のような折りたたみ状態に変換することができ、
著しく便利である。
【0042】図1〜26に示した基本実施形態では、左
右一対のフットレスト(F)をその各別の回動支点軸
(50)によって、車体フレーム(S)側のハンガー
(H)へ枢着しているが、図4、7と対応する図27、
28の第1変形実施形態から明白なように、その左右一
対のフットレスト(F)をあたかも羽根板同志の噛合す
る蝶番形態として、1本の共通する回動支点軸(50)
により上記ハンガー(H)へ枢着しても良い。
【0043】又、図29〜31の第2変形実施形態に示
す如く、各フットレスト(F)の基端部を別個な前後一
対として点在分布する回動支点軸(50)により、車体
フレーム(S)側のハンガー(H)へ枢着することも可
能である。
【0044】更に、図1〜26の基本実施形態では車体
フレーム(S)を合成樹脂から平面視のほぼ二等辺三角
形に造形する一方、ハンガー(H)も合成樹脂から成る
断面ほぼI字型の1個として、その輪郭枠(37)の上
面を上記車体フレーム(S)の腹面へ係止させている
が、図32〜35の第3変形実施形態に示す如く、金属
パイプ製の車体フレーム(S)から1個又は複数個のハ
ンガー(H)を一体的又は係脱自在に垂下させて、その
下端部へフットレスト(F)の左右一対を共通する1本
又は各別の回動支点軸(50)により、起伏的な回動自
在に枢着しても良い。
【0045】その場合、両フットレスト(F)の基端部
同志を噛合させるか、又は各フットレスト(F)の基端
部をハンガー(H)の下端部へ下方から係止させること
により、その使用展開状態を安定良く確保する一方、同
じく各フットレスト(F)の自由先端部を上記ハンガー
(H)へ係脱自在に係止させて、そのハンガー(H)へ
凭れ掛かった折りたたみ状態を固定維持することが好ま
しい。
【0046】尚、第1〜3変形実施形態におけるその他
の構成は上記基本実施形態と実質的に同一であるため、
その図27〜35に図1〜26との対応符号を記入する
にとどめて、その詳細な説明を省略するが、その基本実
施形態に示したフットレスト(F)側の差し込みダボ
(51)とハンガー(H)側のフットレスト受け止めス
トッパー(40)は、第1〜3変形実施形態から示唆さ
れるように、その何れか一方を凸子(40)とし、他方
を凹溝(51)として、相互の嵌脱自在に嵌合する雌雄
関係に対応形成しても勿論良い。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の幼児用三輪車で
は車体フレーム(S)から横方向へ張り出す使用展開状
態と、張り出さない折りたたみ状態との変換可能なフッ
トレスト(F)の左右一対を、その車体フレーム(S)
へ取り付けてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を
完全に改良でき、著しく便利である。
【0048】又、請求項2の構成を採用するならば、そ
の回動支点軸(50)の廻りにフットレスト(F)を伏
倒させた使用展開状態と、同じく起立させた折りたたみ
状態との変換を、所謂ワンタツチ式にすばやく行なうこ
とができ、利便性にますます優れる。
【0049】請求項3の構成を採用するならば、その把
手兼用のアウトリガー(52)を把持しつつ、フットレ
スト(F)を折りたたみ状態から使用展開状態へ容易に
引き出し回動操作できるほか、そのフットレスト(F)
の使用展開状態にある三輪車が万一左右方向へ傾斜して
も、上記把手兼用のアウトリガー(52)が一早く接地
して、その三輪車の横転事故を予防し得る効果もある。
【0050】更に、請求項4の構成を採用するならば、
そのハンガー(H)の係止状態を解くことによって、車
体フレーム(S)側から左右一対のフットレスト(F)
も一挙に取りはずすことができ、高年令の幼児に応じた
通常の三輪車として長期間使える効果がある。
【0051】特に、請求項5の構成を採用するならば、
その車体フレーム(S)の腹面から垂下する1個のハン
ガー(H)を活用して、その輪郭枠(37)内へ折りた
たみ状態のフットレスト(F)を合理的に納めることが
でき、全体として優美な外観状態の幼児用三輪車を得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る幼児用三輪車の全体をフットレス
トの使用展開状態として示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1に対応するフットレストの折りたたみ状態
として示す幼児用三輪車の全体側面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】図1の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図9に対応する操向ハンドルステムの自由な
操向状態を示す断面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】車体フレームを抽出して示す平面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】図13の15−15線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】ハンガーを抽出して示す平面図である。
【図17】図16の一部を破断して示す側面図である。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】図17の19−19線断面図である。
【図20】フットレストを抽出して示す側面図である。
【図21】図20の正面図である。
【図22】図20の22−22線断面図である。
【図23】図20の23−23線断面図である。
【図24】図20の24−24線断面図である。
【図25】ハンガーにフットレストを取り付けた状態の
正面図である。
【図26】図25の26−26線断面図である。
【図27】フットレストの第1変形実施形態を示す図4
に対応する断面図である。
【図28】図27のフットレストを折りたたみ状態とし
て示す断面図である。
【図29】フットレストの第2変形実施形態を示す図7
に対応する断面図である。
【図30】図29のフットレストを使用展開状態として
示す断面図である。
【図31】図30の31−31線断面図である。
【図32】フットレストの第3変形実施形態を示す図1
に対応する側面図である。
【図33】図32の33−33線に沿う拡大断面図であ
る。
【図34】図33の34−34線断面図である。
【図35】図33のフットレストを折りたたみ状態とし
て示す断面図である。
【符号の説明】 (1)・ヒッチ筒 (2)・枢支ピン受け入れボス (3)・固定ピン受け入れ孔 (4)・サドル前側係止切欠 (5)・サドル後側係止切欠 (6)・サドル (7)・ハンガー前側係止切欠 (9)・小物類収納凹所 (10)・ボルト受け入れ長孔 (11)・ハンガー後側係止切欠 (12)・手押し枠受け入れ筒 (13)・保護者用手押し枠 (17)・後車軸 (18)・後輪 (19)・前輪 (20)・操向ハンドルステム (23)・コ字型ヒッチ枠 (24)(25)・枢支ピン受け入れ孔 (26)・固定ピン受け入れ孔 (27)・化粧カバー (28)・枢支ピン受け入れボス (29)・固定ピン受け入れ孔 (30)・固定ピン保管孔 (31)・固定ピン (33)・枢支ピン (34)・前車軸 (35)・ペダル (37)・輪郭枠 (38)・仕切り垂立壁 (39)・前側係止フック (40)・フットレスト受け止めストッパー (41)・連結枠 (42)・後側係止フック (44)・ボルト (45)・ナット (47)・下限ストッパー (48)・足載せ面 (50)・回動支点軸 (51)・差し込みダボ (52)・把手兼用のアウトリガー (S)・車体フレーム (F)・フットレスト (H)・ハンガー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレーム(S)から横方向へ張り出す
    使用展開状態と張り出さない折りたたみ状態との変換可
    能なフットレスト(F)の左右一対を、その車体フレー
    ム(S)へ取り付けたことを特徴とする幼児用三輪車。
  2. 【請求項2】車体フレーム(S)から垂下させたハンガ
    ー(H)の下端部へ、左右一対のフットレスト(F)を
    起伏的な回動自在に枢着したことを特徴とする請求項1
    記載の幼児用三輪車。
  3. 【請求項3】使用展開状態では一早く接地する一方、折
    りたたみ状態では把持できる把手兼用のアウトリガー
    (52)を、各フットレスト(F)の足載せ面(48)
    から裏側へ一体的に張り出したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の幼児用三輪車。
  4. 【請求項4】ハンガー(H)の1個又は複数個を車体フ
    レーム(S)へ、その下方から係脱自在に係止させたこ
    とを特徴とする請求項2記載の幼児用三輪車。
  5. 【請求項5】車体フレーム(S)を合成樹脂から前後方
    向へ細長く延在する平面視のほぼ二等辺三角形に一体成
    形して、後下がりの傾斜状態に設置すると共に、 ハンガー(H)を一定幅(W)の輪郭枠(37)とその
    仕切り垂立壁(38)とから成る左右対称な断面ほぼI
    字型に造形して、その輪郭枠(37)の上端部を上記車
    体フレーム(S)の中間部へ下方から係止させる一方、 同じく輪郭枠(37)の下端部付近へ左右対称な合成樹
    脂製フットレスト(F)の基端部を、共通する1本又は
    別個な左右一対の回動支点軸(50)により、そのフッ
    トレスト(F)が上記ハンガー(H)の仕切り垂立壁
    (38)へ凭れ掛かる起立姿勢の折りたたみ状態と、上
    記車体フレーム(S)から横方向へ張り出し伏倒する使
    用展開状態との変換可能に枢着したことを特徴とする請
    求項2又は3記載の幼児用三輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2383565A (en) * 2001-12-31 2003-07-02 Tcv Ind Co Ltd Child's tricycle with foot rests
US20230013429A1 (en) * 2021-05-18 2023-01-19 Id Development Limited Vehicle for An Infant

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