JP2001508752A - 透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法 - Google Patents

透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001508752A
JP2001508752A JP53003498A JP53003498A JP2001508752A JP 2001508752 A JP2001508752 A JP 2001508752A JP 53003498 A JP53003498 A JP 53003498A JP 53003498 A JP53003498 A JP 53003498A JP 2001508752 A JP2001508752 A JP 2001508752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
rare earth
glass
component
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP53003498A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ デジネカ,マシュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2001508752A publication Critical patent/JP2001508752A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C10/00Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
    • C03C10/16Halogen containing crystalline phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/11Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing halogen or nitrogen
    • C03C3/112Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing halogen or nitrogen containing fluorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/0071Compositions for glass with special properties for laserable glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 新規な透明ガラスセラミック組成物は酸化物成分と、希土類成分と、ハロゲン化物成分と、ほぼ純粋な希土類ハロゲン化物(例えばREF3)結晶成分とを含む。この新規な物質の必須の組成(モル%で)は、SiO2(0〜80)、GeO2(0〜80)、Na2O(0〜25)、K2O(0〜25)、Pb2O(0〜25)、Cs2O(0〜25)、Al23(0〜40)、Ga23(0〜40)、RE26(0<RE26<18)、PbO(0〜15)、RO(0〜25)、ZnO(0〜10)、ZrO2(0〜2)、TiO2(0〜2)、Nb25(0〜10)、Ta25(0〜10)、P25(0〜5)、B23(0〜15)、AS23(0〜10)、Sb23(0〜10)、XCln(0〜5)、ここで、ROが、BaO,CaO,SnOおよびMgOのうちの少なくとも一つであり、XClnが、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clのような塩素を含む成分であり、(SiO2+GeO2)が(40〜80)、(Na2O+K2O+Rb2O+Cs2O)が(2〜25)、(Al23+Ga23)が(10〜40)であり、REが、Y3+,La3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+,Er3+,Tm3+,Yb3+、Lu3+の一つまたはそれ以上、単独または組み合わせからなる。本実施の形態の態様では、RE26の量が、式RE26=(K)(R/r)3×(Al23+Ga23−R2O)/2に従って選択され、ここで、RがNa,K,RbおよびCsの一つであり、0.7≦K≦1.2であり、RがLa3+の半径、rがRE3+の半径である。この新規な物質の製造方法も開示されており、通常の溶融法によって希土類イオンを含むオキシフルオライドガラスを調製し、かつこのガラスを熱処理(セラミック化)し、これによって、大量の希土類イオンを含むフルオライドの微細結晶を優先的に析出させる。

Description

【発明の詳細な説明】 透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法 発明の属する技術分野 本発明は、新規な透明オキシフルオライド(oxyfluoride)ガラス セラミック組成物およびこの組成物の製造方法に関するものである。本発明のガ ラス組成物は、広い範囲の用途に用いられるが、特に、波長1.3ミクロンおよ び1.55ミクロンの遠隔通信のウインドウ、レーザー、三次元ディスプレイ、 および種々のアップコンバージョンの用途における光増幅を行なう、プレーナー およびファイバ形態を含み、かつそれに限定されない光学装置に適している。 発明の背景 古典的な酸化物ガラスは、例えばガラス中にドープされた希土類(RE)元素 イオンが刺激されて発光することによって光増幅特性を得る光増幅用途に従来か ら用いられている。ドーパントイオンの蛍光発光寿命およびドーパントの密度の 双方がガラスの光増幅特性に大きく影響する。しかしながら、ガラス中における 希土類の利用可能な最大濃度は濃度クエンチング(quenching)によっ て制限される。濃度クエンチングは、励起されない希土類イオンのすぐ隣の励起 された希土類イオンの非発光減衰による。励起された希土類イオンは、すぐ隣の 励起されない希土類イオンに双極子間結合(dipole−dipole co upling)を通じてエネルギを伝達し、フォトン遷移でなくフォノン遷移を 生じる。ガラス母体内において希土類イオンの濃度が増大すると、希土類イオン と、隣接する希土類イオンとの集合化(clustering)が生じ、これが 希土類エネルギレベルの蛍光発光寿命を短縮する。また、励起されたレベルも母 体マトリクスに結合するフォノンによって消滅する。例えば、Pr3+14レベ ルは、ケイ酸塩のような高フォノンエネルギガラス中で著しく消滅するか、ハロ ゲン化物ガラスおよびカルコケナイドガラスおよび結晶のような低フォノンエネ ルギ母体内では、Pr3+14レベルからの放射が1.3μmの波長の増幅に用 いられる。弗化物のガラスおよび結晶は、その幅広い透明度と、低フォノンエネ ルギと、希土類の高い溶解性の故に、光学的に活性なイオンの母体として望まし いものである。しかしながら、それらは、バッチ化および溶融のために制御され た雰囲気を必要とするために、製造工程が難しくなる。さらに、弗化物ガラスは 、ファイバに線引きするのが困難で、かつガラスの不安定性によって大きな光学 素子に用いることが不可能である。弗化物単結晶は狭い蛍光線幅を有するが、線 引きが不可能で、かつ製造コストが高い。 通常のオキシフルオライドガラスセラミックは、純粋な酸化物ガラスおよび弗 化物ガラスに実質的に勝る経済的および性能的代替品を提供する。例えば、それ らは大気中で溶融可能であり、従来のガラス形成方法で生産可能である。それら は、酸化物ガラスの耐久性と機械的特性とを備えている一方で、希土類ドーパン トのための弗化物環境を提供する。さらに、偏光効果のためのセラミック化の後 の生地の可塑的変形によって結晶の配向の可能性が存在する。しかしながら、希 土類の制限され溶解性と集合性とが、現在のオキシフルオライドガラスセラミッ ク組成物において依然として問題になっている。 本発明者は、従来の酸化物ガラス組成物の安定性および加工性と、弗化物ガラ ス組成物によって提供される性能特性とを兼ね備え、かつ高い希土類ドーピング 濃度を受け入れるガラス組成物の必要性を認識して来た。 発明の概要 したがって、本発明は組成物およびかかる組成物の製造方法に方向づけられた 。本発明のさらなる特徴および利点は下記の記載に説明され、一部はその記載か ら明らかであり、あるいは本発明の実施によって習得されるであろう。本発明の 目的および他の利点は、添付図面のみでなく明細書の記載および請求の範囲に特 に示された組成および方法によって実現され、達成されるであろう。これらおよ びその他の利点を本発明の目的に従って達成するために、本発明は、実施されか つ広範に記載されているように、新規な透明オキシハライド(例えばオキシフル オライド)ガラスセラミックについて説明している。この新規な組成物は、通常 のNa2O−Al23−SiO2(NAS)ベースガラスに、REを三価のランタ ニドとするREF3が添加された組成物の熱処理によって製造される。この組成 物のセラミック化により、添加されている光学的に活性な希土類ドーパントが、 ガ ラス中の約10〜20nmの直径を有するREF3微結晶に分布されるという優れ た効果をもたらし、その結果、重要な波長領域における高い光学的透明性と、長 い蛍光発光寿命(例えばPr3+14遷移については280μs)と、図2(a )に示されているような典型的な重ハロゲン化物結晶の発光スペクトルとが得ら れる。さらに、REF3は、その広い波長域の透明性と、低いフォノンエネルギ と、例えばZBLAN(例示的組成物はモル%で53ZrF4・20BaF2・4 LaF3・3AlF3・20NaF)よりも2〜3倍高いPr3+の1.3μm蛍光 発光効率および例えば50倍のエルビウム濃度を有するシリカよりも良いEr3+ の1.55μm蛍光発光効率と、平坦な利得特性(1.55μmにおけるEr3+ に関し)をもたらす。ここに記載されている実施の形態によるNAS−REF3 ガラスセラミックは、1.3μm光増幅器(プレーナおよびファイバ形態)のた めの、競合する弗化物ガラスに勝る特性および製造の簡単さの双方を提供する前 途有望な材料を供給する。観察された長いPr3+寿命もまた、本発明の組成物を Pr3+アップコンバージョンに基づく新しい三次元フルカラーディスプレイの有 力な候補にしている。REF3結晶における希土類の高い溶解性および長いEr3 + 寿命は、プレーナおよびファイバ光増幅器による1.55μmの増幅および、 三次元ディスプレイのみでなく、種々のアップコンバージョン・レーザー源に関 する高い潜在能力を与える。さらに、例えばNd3+が高出力赤外線レーザーおよ び新しい紫外線レーザーとして用いられるように、種々の他のイオンがREF3 ガラスセラミック中で潜在的な利益を提供する一方で、本発明の組成物は、周波 数選択光データ記憶に基づく光メモリ素子のための良好な母体としても利用でき る。 本発明の実施の形態による広い範囲で透明なガラスセラミックは、非晶質成分 と結晶成分とを含む。より具体的に言うと、この組成物は、酸化物成分と、希土 類成分と、ハロゲン化物成分と、実質的に純粋な希土類ハロゲン化物(REF3 )結晶成分とを有する。この組成物の一つの態様においては、35モル%までの REF3(RE26としては18%まで)のような希土類ハロゲン化物結晶成分 を含んでいる。本実施の形態の他の態様においては、希土類ハロゲン化物結晶成 分が六方晶弗化物である。本実施の形態の他の態様においては、一部の希土類成 分 のみが希土類ハロゲン化物結晶成分に分配されている。 本発明の他の実施の形態は、下記の主要な組成(モル%で)を有するオキシフ ルオライドを説明している。 SiO2 (0〜80) GeO2 (0〜80) Na2O (0〜25) K2O (0〜25) Pb2O (0〜25) Cs2O (0〜25) Al23 (0〜40) Ga23 (0〜40) RE26 (0<RE26<18) PbO (0〜15) RO (0〜25) ZnO (0〜10) ZrO2 (0〜2) TiO2 (0〜2) Nb25 (0〜10) Ta25 (0〜10) P25 (0〜5) B23 (0〜15) As23 (0〜10) Sb23 (0〜10) XCln (0〜5) ここで、ROが、BaO,CaO,SnOおよびMgOのうちの少なくとも一つ であり、XClnが、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clのような 塩素を含む成分であり、 (SiO2+GeO2) (40〜80) (Na2O+K2O+Rb2O+Cs2O) (2〜25) (Al23+Ga23) (10〜40)であり、 REが、Y3+,La3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+,T b3+,Dy3+,Ho3+,Er3+,Tm3+,Yb3+,Lu3+の一つまたは組合せで ある。この実施の形態の一つの態様においては、RE26の量が、式RE26= (K)(R/r)3(Al23+Ga23−R2O)/2に従って選択され、RがN a,K,RbおよびCsの一つであり、0.7≦K≦1.2であり、RがLa3+ の半径、rがRE3+の半径である。 本発明の他の実施の形態は、a)上記組成物の混合可能な形態の各成分を組み合 わせて混合物を作成し、b)該混合物をるつぼに充填し、c)上記混合物を溶融し、 d)この溶融体の均質化を促進させ、e)この溶融体を型に注いで急冷してガラス質 状態にし、f)このガラスを熱処理して希土類弗化物結晶の形成を促進する各工程 を実行することによって、上記した組成を有する希土類弗化物結晶を含む透明な オキシフルオライドガラスセラミックの製造工程を意図したものである。この実 施の形態の一つの態様においては、上記ガラスが、600〜800℃の間の温度 で1〜48時間熱処理され、この実施の形態の他の態様においては、上記ガラス が、675〜725℃の間の温度で3〜4時間熱処理される。 上述した概略的な記載および下記の詳細な記載は代表的な例であって、請求の 範囲に記載された本発明のさらなる説明を意図したものであることを理解すべき である。 添付の図面は、本発明をさらに理解すべく準備されたものであり、この明細書 の一部をなし、本発明の実施の形態を図示し、かつ上記記載とともに本発明の本 質の説明に役立つものである。 図面の簡単な説明 図1(a)は、本発明の実施の形態によるガラス組成物の未処理状態における X線回折図である。 図1(b)は、図1(a)と同じ組成物の熱処理後の六方晶LaF3のピーク を示すX線回折図である。 図1(c)は、他の実施の形態によるガラス組成物の熱処理後の六方晶GdF3 のピークを示すX線回図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態によるガラス組成物の未処理状態における Eu3+蛍光スペクトルを示す。 図2(b)は、図2(a)と同じ組成物の熱処理後のEu3+蛍光スペクトルを 示す。 図3は、本発明の実施の形態によるガラス組成物の熱処理後の約120オング ストロームの直径を有する微細な周期的LaF3微結晶を示す透過電子顕微鏡写 真の複製である。 発明の説明 本発明は、新規なオキシハライドガラスセラミック組成物およびこの組成物の 製造方法に関するものである。 本発明の好ましい実施の形態がここに詳細に説明され、その具体例が添付の図 面および表に示されている。 本発明の好ましい実施の形態において、オキシフルオライドガラス組成物は下 記に示されているような基本的な成分を有する。 SiO2 (0〜80) GeO2 (0〜80) Na2O (5〜14) K2O (0〜14) Pb2O (0〜14) Cs2O (0〜14) Al23 (15〜30) Ga23 (0〜15) RE26 (2〜12) PbO (0〜15) RO (0〜25) ZnO (0〜10) ZrO2 (0〜2) TiO2 (0〜2) Nb25 (0〜10) Ta25 (0〜10) P25 (0〜5) B23 (0〜15) As23 (0〜10) Sb23 (0〜10) XCln (0〜5) ここで、ROは、BaO,CaO,SnOおよびMgOのうちの少なくとも一 つであり、XClnは、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clのよう な塩素を含む成分であり、 (SiO2+GeO2) (50〜80) (Na2O+K2O+Rb2O+Cs2O) (3〜20) (Al23+Ga23) (15〜35)である。 またREは、Y3+,La3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+ ,Tb3+,Dy3+,Ho3+,Er3+,Tm3+,Yb3+,Lu3+からなるランタノ イド希土類の少なくとも一つまたはそれらの組合わせからなる群から選ばれれて おり、XClnは、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clのような塩 素を含む成分である。ガラスの化学的構造は、透明なガラスセラミックを得るの に重要であり、技術者は、特定の用途に対する物理的および光学的特性の双方が 広い範囲に亘って変えることができる。SiO2は主たるガラス形成物であり、 SiO2の割合が多い程、ガラスの安定性、粘性およびセラミック化温度が高く なり、熱膨脹係数、屈折率、密度および融点は低くなる。大多数の光学ガラスに おけるように、GeO2が、SiO2と同じ役割を有し、屈折率を高めるためにS iO2と置換することができる。 LiO2以外のすべてのアルカリ酸化物は同様な反応を示し、相互置換が可能 である。LiO2は、もし他のアルカリのいずれかと等量置換を行なうと、RE弗 化物結晶の自然結晶化が生じる。R2O/Al23比が1に向かって増大するよ うにアルカリ含有量が増大すると、粘度、ガラスの安定性、熱膨脹率およびガラ スの軟化が高まるので、表に例示した組成物は全アルカリ酸化物R2Oを上回る (Al23+Ga23)を含有している。しかしながら、全R2Oが増大すると 、 RE弗化物全体の溶解度が低下するので、特性と所要のRE含有量との間のバラ ンスを維持する必要がある。 RE弗化物全体のレベルは、最良の透明度を得る飽和に近くなければならず、 おおよそ式RE26=(K)(R/r)3(Al23+Ga23−R2O)/2で 表される。ここで、RはNa,K,Rbのうちの一つおよび/またはCsであり 、Kは0.7≦K≦1.2、RはLa3+の半径、rはRE3+の半径である。RE 弗化物が多過ぎると自然結晶化を招き、少な過ぎると全くセラミック化しない不 透明のガラスセラミックまたは安定なガラスを生じる。弗素濃度もまた、透明な ガラスセラミックを形成するために重要である。弗素のレベルがRE26理論量 に等しいかあるいは僅かに上回ると、良好な透明度と、ガラス中のRE3+の結晶 RE26への転化が生じる。弗素が不足したサンプルは、半透明または乳白色の オパールとなり、弗素のレベルが多過ぎると自然結晶化が生じる。組成、弗素源 、溶融時間および温度に応じて、バッチ化された弗素の2%から50%までの間 の量が失われる。坩堝の蓋、低湿度、乾燥したバッチ材料および低い溶融温度が これらの損失を最少にする。弗素は、AlF3,REF3,NH52,NaF,N a2SiF6,Na3AlF6あるいは組成物の他の弗化成分としてバッチ化するこ とができる。本発明の系では弗素相がもっとも安定なので、弗素源に関係なく、 結晶相はRE弗化物である。 Al23+Ga23の全含有量は上述のような高いRE弗化物の高い溶解度を 維持する鍵であり、物理的特性を制御するのに用いることもできる。Al23+ Ga23の含有量が多いとRE弗化物全体の溶解度が増大し、かくして、透明度 を維持するにはRE弗化物の割合を多くすることが必要になる。したがって、A l23+Ga23+RE26中における全R2Oを犠牲にした塊の増大は、熱膨 脹率、粘度、ガラスの安定度およびガラスの遷移温度を低下させる一方で、密度 、屈折率およびガラス中に析出され得るRE弗化物結晶の量を増大させる。Al23に対するGa23の増加は、ガラスの屈折率を高めるのに利用することがで きる。ほとんどすべてのREはガラス中に添加可能である。光学的に活性なRE (Ce3+,Pr3+,Nd3+,Pm3+,Sm3+,Eu3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+ ,Er3+,Tm3+またはYb3+)および光学的に不活性なRE(Y3+,L a3+またはGd3+)は単独で、あるいは組合せで、あるいは固溶体で結晶化可能 である。NdF3(表2、例10)のような純粋な活性RE弗化物結晶は透明な ガラスセラミックの製造を促進することができる。Er3+をドープされたLaF3 のようなドープされた結晶も製造することができる(表1、例2)。結晶中の ドーパントの量は組成と熱処理とによって調節することができる。希土類イオン のイオン半径が小さい程、結晶中に分布されにくく、セラミック化時にガラスの 背後に隠れるように思われる。長い蛍光発光寿命(280μsPr3+ 14およ び12msEr3+ 413/2)と図2に示すような蛍光発光測定は、活性REイオ ンが集合化することなく一様に母体の低フォノンエネルギのRE弗化物結晶に結 合することを示している。このことは、効率的な蛍光発光、増幅およびレーザー 発振に必須である。その理由は、概略的に言えば、RE弗化物結晶が固溶体を示 すからであり、正確に言えば、固溶体の限度を超えない限り固溶体中の溶質相が 溶液相中に良く分散されるからである。他のREイオンを共にドープすることに よって能動的なRE発光を変えて本発明の系中の結晶の環境条件に適合させるこ とは可能である。例えば、Er3+は、Yb3+を共にドープすることによって敏感 にして、ポンプエネルギの吸収を増進するが可能である(表2、例19)。活性 なREイオンをドープされて活性なイオンの発光ライン形状およびピーク発光波 長を変えるLaF3−GdF3−YF3母結晶(表2、例1)の場合のように、共 ドーピング(co−doping)によって母結晶の格子間隔を変えることがで きる。 PbOをPbO:R2O=3:2の比率でR2Oに置換して、RE弗化物の安定 性を変えることなくベースガラスの屈折率を増大させることができる。PbOを 含まないベースガラスの屈折率1.55からLaF3の屈折率1.59に一致す る1.59に増大させて、透明度を最大にするには、組成物(表1、例8)内の PbO含有量が多すぎる。PbOはまたガラスの液相線を低下させる。BaO, ZnO,ZrO2,TiO2,Nb25およびTa25もまたガラスに添加すると 、ガラスセラミックの透明度を著しく下げることなしに屈折率を増大させること ができる。 B23は添加するとガラスの密度を下げることができるが、アルカリ程ではな いにせよ、RE弗化物の溶解度も下げてしまう。通常の清澄剤であるAS23お よびSb23はまた物質の有効性を変えることなしに加えることができる(表1 、例19,20)。塩化物清澄剤も悪影響を伴うことなしに用いることができる (表1、例21)。 表1および表2はそれぞれ、基本のLaF3母結晶を含有するベースガラス組 成物の具体例と、本発明の好ましい実施の形態による種々の希土類トリフルオラ イドを含有する組成物(すべて100%に標準化され、かつすべてモル%量で表 されている)とを示す。 本発明の実施の形態においては、当業者に良く知られている通常の溶融法によ って、希土類イオンを含むオキシフルオライドガラスを準備し、次いでこのガラ スを熱処理(セラミック化)し、これにより、大量の希土類イオンを含む微細な オキシフルオライド結晶を優先的に析出させることからなる新規な透明ガラスセ ラミック組成物の製造方法が提供される。特に、例えばSiO2,Al23,N aNO3,NaCO3,AlF3および好ましくは57〜62の範囲の原子番号を 有するランタニドを含む希土類酸化物またはトリフルオライドの粉が混合され、 るつぼに詰められる。次にこのバッチは約1500℃の温度で1ないし4時間一 様に溶融されるのが好ましく、この間、溶融体は攪拌されて均質化が促進される 。次にこの溶融体は、ガラスを形づくりまたは非晶質状態に急冷するために型に 注がれる。これらの工程は実質的に酸化物ガラスの製造のための通常の方法であ り、種々の形状の透明ガラスを得るために用いられる。図1(a)は、本発明の 実施の形態によるガラス組成物(表2、例3)の未処理状態のX線回折図である 。得られた透明ガラスは、さらに数時間、好ましくは1ないし48時間ガラス遷 移温度よりも高い温度で、好ましくは約600〜800℃の間の温度で、さらに 好ましくは、675〜725℃の間の温度で4時間熱処理される。この工程は、 ここに記載された希土類ハロゲン化物結晶の形成を促進する。特に、ガラスの熱 処理は、ガラスから極めて小さい希土類弗化物結晶の結晶化を誘導する。図1( b)は、図1(a)と同じガラス組成物を600℃の温度で48時間熱処理した 後のX線回折図を示す。ピークはLaF3六方晶を示す。統合されたピーク領域 と周知の標準との対比に基づくX線回折定量分析によれば、利用可能な希土類の 70%以上が結晶相に結合されていることが示されている。X線回折のピークの 幅は結晶が約120オングストロームの直径を有することを示している。約20 から200オングストロームの範囲の結晶サイズが許容できる。図3は、600 ℃の温度で48時間熱処理された例示組成物(表2、例5)の透過電子顕微鏡写 真(20万倍)で、LaF3微結晶を示している。120オングストロームの微 結晶サイズは図1(b)のX線回折のデータと一致する。ガラスセラミック組成 物の優れた透明度は、図3に示されているような結晶の微細な周期的配列に起因 する。結晶間隔は約50〜300オングストロームが好ましい。同じサイズの結 晶 がより少ないサンプルは、結晶間の間隔が大きいことと散乱の増大とによって濁 りを帯びている。原子番号のより小さい希土類トリフルオライド(La…Sm) に対しては、六方晶(タイソナイト,Tysonite)構造が最も安定である 。原子番号のより大きい希土類トリフルオライド(Eu…Lu)に対しては、斜 方晶構造が最も安定であり、これら結晶の六方晶型は、知られていないか、ある いは高温多形(polymorphs)としてのみ存在する。しかしながら、こ れらの新規な相は、本特許に記載された適当な組成物と同じ熱処理を用いること によって形成することができる。例えば、六方晶GdF3,TbF3およびYF3 は、例示組成物(表2、例13,14および16)をそれぞれ650℃で4時間 熱処理することによって作成することができる。混合された希土類トリフルオラ イド結晶の大きい固溶体も、適当な特性に適応させるこの技法を用いて作成する ことができる。図1(c)は、650℃で4時間熱処理した例示組成物(表2、 例13)のX線回折図を示し、かつ六方晶GdF3のピークを示している。 母結晶自体が希土類弗化物であるから、光学的に活性な希土類ドーパントは結 晶格子を通り抜けて均質的に分布され、その結果、他のガラスセラミック、弗化 物、またはシリカをベースとするガラス組成物中の高希土類濃度に典型的に見ら れる、問題の多い集合化を伴うことなしに高希土類濃度が得られる。図2(a) は、熱処理されていない例示組成物(表2、例3)からのEu3+蛍光発光を示す が、図2(b)は、650℃で熱処理した後の同じガラスからのEu3+蛍光発光 を示す。熱処理されていないガラスには存在しないより波長の短いピークは、弗 化物環境中の集合化されないEu3+を示している。したがって、母材結晶以外の 希土類イオンは、有害な集合化を伴わずに弗化物結晶中に結合可能である。1. 71×1020Er3+/cc(1.91重量%、表1、例3参照)を超えても集合化 が見られず、413/2レベルについて12msの蛍光発光寿命が観察されている。 上述した方法においては、熱処理によってガラス内に析出した希土類イオンを 含有する大量の微細なハロゲン化物結晶によって、高希土類発光効率を有する透 明なガラス材料が得られる。得られたガラスセラミック中には、光の波長よりも 小さいサイズの大量の微結晶が析出しているので、組成が異なっても可視光の分 散が十分に少なく、熱処理の前後でガラスを透明にする。 本発明の組成物および方法においては、本発明に精神を逸脱することなく種々 の変形、変更が可能なことは当業者にとって明らかであろう。したがって、本発 明は、添付の請求の範囲およびその等価物の範囲内で、本発明の変形、変更をカ バーする意図を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AT,A U,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH ,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI, GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 り、REが、Y3+,La3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+, Sm3+,Eu3+,Gd3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+,E r3+,Tm3+,Yb3+、Lu3+の一つまたはそれ以上、 単独または組み合わせからなる。本実施の形態の態様で は、RE26の量が、式RE26=(K)(R/r)3× (Al23+Ga23−R2O)/2に従って選択され、 ここで、RがNa,K,RbおよびCsの一つであり、 0.7≦K≦1.2であり、RがLa3+の半径、rがR E3+の半径である。この新規な物質の製造方法も開示さ れており、通常の溶融法によって希土類イオンを含むオ キシフルオライドガラスを調製し、かつこのガラスを熱 処理(セラミック化)し、これによって、大量の希土類 イオンを含むフルオライドの微細結晶を優先的に析出さ せる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.酸化物成分と、 希土類成分と、 ハロゲン化物成分と、 ほぼ純粋な希土類ハロゲン化物結晶成分と、 を含むことを特徴とする、非晶質成分と結晶成分とからなる透明なオキシフル オライドガラスセラミック組成物。 2.前記希土類ハロゲン化物結晶成分が、それぞれ20オングストロームないし 200オングストロームの範囲の直径を有する結晶のほぼ周期的な配列からな ることを特徴とする請求項1記載の組成物。 3.前記希土類ハロゲン化物結晶が50オングストロームないし300オングス トロームの範囲の間隔を有することを特徴とする請求項2記載の組成物。 4.前記希土類ハロゲン化物結晶成分が、それぞれ120オングストロームの直 径を有する結晶のほぼ周期的な配列からなることを特徴とする請求項1記載の 組成物。 5.35モル%までのREF3のような希土類ハロゲン化物結晶を含むことを特 徴とする請求項1記載の組成物。 6.前記希土類ハロゲン化物結晶が六方晶トリフルオライドであることを特徴と する請求項1記載の組成物。 7.前記希土類ハロゲン化物結晶がREF3からなり、該REが、Y3+,La3+ ,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+,Tb3+,Dy3+,Ho 3+,Er3+,Tm3+,Yb3+,Lu3+の少なくとも一つおよびそれらの組合せ からなる群から選ばれた三価の希土類元素であることを特徴とする請求項1記 載の組成物。 8.前記酸化物成分がアルカリ・アルミノケイ酸塩ガラス組成物であることを特 徴とする請求項1記載の組成物。 9.前記希土類成分の少なくとも数種が前記結晶成分に分布していることを特徴 とする請求項1記載の組成物。 10.モル%で下記の成分を有する透明オキシフルオライドガラス組成物であって 、 SiO2 (0〜80) GeO2 (0〜80) Na2O (0〜25) K2O (0〜25) Pb2O (0〜25) Cs2O (0〜25) Al23 (0〜40) Ga23 (0〜40) RE26 (0<RE26<18) PbO (0〜15) RO (0〜25) ZnO (0〜10) ZrO2 (0〜2) TiO2 (0〜2) Nb25 (0〜10) Ta25 (0〜10) P25 (0〜5) B23 (0〜15) As23 (0〜10) Sb23 (0〜10) XCln (0〜5) ここで、ROが、BaO,CaO,SnOおよびMgOのうちの少なくとも一 つであり、XClnが、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clの ような塩素を含む成分であり、 (SiO2+GeO2) 40〜80 (Na2O+K2O+Rb2O+Cs2O) 2〜25 (Al23+Ga23) 10〜40であり、 REが、Y3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+,La3+, Er3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+,Tm3+,Yb3+,Lu3+の少なくとも一つ およびそれらの組合わせからなる群から選ばれていることを特徴とする透明オ キシフルオライドガラス組成物。 11.RE26の量が、式RE26=(K)(R/r)3(Al23+Ga23−R 2O)/2に従って選択され、ここで、RがNa,K,RbおよびCsの一つで あり、0.7≦K≦1.2であり、RがLa3+の半径、rがRE3+の半径であ ることを特徴とする請求項10記載の組成物。 12. SiO2 (40〜80) GeO2 (0〜20) Na2O (5〜14) K2O (0〜14) Pb2O (0〜14) Cs2O (0〜14) Al23 (15〜30) Ga23 (0〜15) RE26 (2〜12) であることを特徴とする請求項10記載の組成物。 13.モル%で下記の成分を有するほぼ純粋な希土類ハロゲン化物結晶を含む透明 オキシフルオライドガラスの製造方法であって、 SiO2 (0〜80) GeO2 (0〜80) Na2O (0〜25) K2O (0〜25) Pb2O (0〜25) Cs2O (0〜25) Al23 (0〜40) Ga23 (0〜40) RE23 (0<RE26<18) PbO (0〜15) RO (0〜25) ZnO (0〜10) ZrO2 (0〜2) TiO2 (0〜2) Nb25 (0〜10) Ta25 (0〜10) P25 (0〜5) B23 (0〜15) As23 (0〜10) Sb23 (0〜10) XCln (0〜5) ここで、ROが、BaO,CaO,SnOおよびMgOのうちの少なくとも一つ であり、XClnが、NaCl,LaCl3,AlCl3またはNH4Clのような 塩素を含む成分であり、 (SiO2+GeO2) 40〜80 (Na2O+K2O+Rb2O+Cs2O) 2〜25 (Al23+Ga23) 10〜40であり、 REが、Y3+,Ce3+,Pr3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Gd3+,La3+、E r3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+,Tm3+,Yb3+,Lu3+の少なくとも一つおよ びそれらの組合わせからなる群から選ばれ、XClnが、NaCl,LaCl3, AlCl3またはNH4Clのような塩素を含む成分であり、 a)前記組成物の混合可能な形態の各成分を組み合わせて混合物を作成し、 b)該混合物をるつぼに充填し、 c)前記混合物を溶融し、 d)該溶融体の均質化を促進させ、 e)該溶融体を型に注いで急冷してガラス質状態にし、 f)該ガラスを熱処理して希土類弗化物結晶の形成を促進させる、 各工程を含むことを特徴とする透明オキシフルオライドガラスの製造方法。 14.前記工程(f)が、前記ガラスを600ないし800℃の温度で、1ないし4 8時間加熱することよりなることを特徴とする請求項13記載の方法。 15.675ないし725℃の温度で3ないし4時間加熱することを特徴とする請 求項13記載の方法。
JP53003498A 1997-01-02 1997-12-15 透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法 Ceased JP2001508752A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3447297P 1997-01-02 1997-01-02
US60/034,472 1997-01-02
PCT/US1997/022608 WO1998029351A1 (en) 1997-01-02 1997-12-15 Transparent oxyfluoride glass-ceramic composition and process for making

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001508752A true JP2001508752A (ja) 2001-07-03

Family

ID=21876648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53003498A Ceased JP2001508752A (ja) 1997-01-02 1997-12-15 透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5955388A (ja)
EP (1) EP0960076A1 (ja)
JP (1) JP2001508752A (ja)
KR (1) KR20000062413A (ja)
CN (1) CN1239936A (ja)
AU (1) AU731393B2 (ja)
CA (1) CA2276006A1 (ja)
TW (1) TW520350B (ja)
WO (1) WO1998029351A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534892A (ja) * 2010-06-08 2013-09-09 オーシャンズ キング ライティング サイエンスアンドテクノロジー カンパニー リミテッド 白光を発射する透明ガラスセラミック及びその調製方法
JP2014091650A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Sumita Optical Glass Inc 透明結晶化ガラス
JP2021187706A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 国立研究開発法人産業技術総合研究所 結晶化ガラスおよびその製造方法

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3228462B2 (ja) * 1996-11-19 2001-11-12 セントラル硝子株式会社 光導波路及びそれを用いた1.5μm帯光増幅器
RO114383B1 (ro) * 1997-05-21 2000-02-28 Storex Technologies S.R.L. Dispozitiv pentru înscrierea tridimensională a informaţiei digitale într-o memorie optică de tip worm
US6205281B1 (en) 1997-05-27 2001-03-20 Corning Incorporated Fluorinated rare earth doped glass and glass-ceramic articles
AU1525099A (en) * 1997-12-02 1999-06-16 Corning Incorporated Rare earth element-halide environments in oxyhalide glasses
GB9805800D0 (en) * 1998-03-19 1998-05-13 Univ Leeds Erbium doped optical glass
JP3834670B2 (ja) * 1998-05-13 2006-10-18 株式会社住田光学ガラス 長残光および輝尽発光を呈する酸化物ガラス
JP3542014B2 (ja) * 1998-09-21 2004-07-14 セントラル硝子株式会社 単結晶または多結晶含有非晶質材料の作製方法及びその非晶質材料
US6385384B1 (en) * 1999-03-15 2002-05-07 Corning Incorporated Glasses containing rare earth fluorides
EP1117060A1 (en) * 2000-01-10 2001-07-18 Sicpa Holding S.A. Authentication of a security article
EP1139518A1 (en) * 2000-03-30 2001-10-04 Optical Technologies Italia S.p.A. Active optical fibre doped with rare earth elements
EP1139522B1 (en) * 2000-03-30 2004-10-06 BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company Silica glass composition with lasing properties, an optical waveguide and a method of amplifying optical signals
US6587633B2 (en) 2000-03-30 2003-07-01 Corning Oti, Inc. Active optical fibre doped with rare earth elements
WO2002097496A1 (en) * 2001-05-29 2002-12-05 3M Innovative Properties Company Optical fiber fusion splice having a controlled mode field diameter expansion match
US20030024276A1 (en) * 2001-05-30 2003-02-06 3M Innovative Properties Company Method of manufacture of an optical waveguide article including a fluorine-containing zone
US6690868B2 (en) 2001-05-30 2004-02-10 3M Innovative Properties Company Optical waveguide article including a fluorine-containing zone
US7003981B2 (en) 2001-10-02 2006-02-28 University Of Southhampton Low phonon energy gain medium and related active devices
EP1304774B1 (en) * 2001-10-02 2006-05-03 University Of Southampton Low phonon energy gain medium and its method of fabrication
JP2004250251A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 蛍光性ガラス、光増幅用導波路および光増幅モジュール
DE10311820A1 (de) * 2003-03-13 2004-09-30 Schott Glas Halbleiterlichtquelle
CN100389086C (zh) * 2005-05-11 2008-05-21 浙江大学 稀土掺杂的透明氟氧化物玻璃陶瓷及其制备方法
WO2007019418A1 (en) * 2005-08-08 2007-02-15 Sun Chemical Corporation Ir-luminescent nanocomposite pigment and sol-gel process for manufacturing thereof
JP2007063065A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ohara Inc ガラス
GB2464052A (en) * 2007-08-01 2010-04-07 Asahi Glass Co Ltd Lead-free glass
CN101164940B (zh) * 2007-09-29 2010-11-24 苏州恒仓红外光学材料研发中心有限责任公司 透红外镓酸盐玻璃
CN101265026B (zh) * 2008-04-18 2011-04-27 中国计量学院 一种析出La2O3纳米晶的微晶玻璃及其制备方法
EP2328846B1 (en) * 2008-08-28 2014-03-19 SRI International Method and system for producing fluoride gas and fluorine-doped glass or ceramics
DE102010007796B3 (de) 2010-02-12 2011-04-14 Schott Ag Röntgenopakes bariumfreies Glas und dessen Verwendung
CN101818058B (zh) * 2010-04-13 2013-07-03 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种橘黄色长余辉荧光粉及其制备方法
CN103771710B (zh) * 2013-12-25 2016-04-27 石家庄经济学院 一种稀土掺杂近红外发光玻璃及其制备方法
CN103951244B (zh) * 2014-05-08 2016-01-13 宁波大学 稀土离子掺杂的Cs2LiYI6微晶玻璃及其制备方法
CN103951246B (zh) * 2014-05-08 2016-01-13 宁波大学 稀土离子掺杂的Cs2LiLuBr6微晶玻璃及其制备方法
CN103951209B (zh) * 2014-05-08 2016-02-10 宁波大学 稀土离子掺杂的LaI3微晶玻璃及其制备方法
RU2583470C1 (ru) * 2015-06-29 2016-05-10 Акционерное общество "Научно-исследовательский и технологический институт оптического материаловедения Всероссийского научного центра "Государственный оптический институт им. С.И. Вавилова" (АО "НИТИОМ ВНЦ "ГОИ им. С.И. Вавилова") Способ получения стеклокерамики с наноразмерными кристаллами твердых растворов титанатов-цирконатов эрбия и/или иттербия
CN105271766A (zh) * 2015-11-16 2016-01-27 宁波大学 含稀土离子掺杂氯化镧微晶的玻璃与玻璃薄膜的制备方法
RU2616648C1 (ru) * 2015-12-29 2017-04-18 Акционерное общество "Научно-исследовательский и технологический институт оптического материаловедения Всероссийского научного центра "Государственный оптический институт им. С.И. Вавилова" (АО "НИТИОМ ВНЦ "ГОИ им. С.И. Вавилова") Способ получения стеклокристаллического материала с наноразмерными кристаллами ниобатов редкоземельных элементов
US10190045B2 (en) 2016-01-05 2019-01-29 Xiaomei Guo Nano-composite structure and processes making of
US9850161B2 (en) 2016-03-29 2017-12-26 Applied Materials, Inc. Fluoride glazes from fluorine ion treatment
JP6650385B2 (ja) * 2016-11-07 2020-02-19 東京エレクトロン株式会社 溶射用材料、溶射皮膜および溶射皮膜付部材
CN108409148B (zh) * 2018-03-15 2020-11-06 杭州电子科技大学 红外非相干LED激发的上转换NaLuF4玻璃陶瓷及其制备方法
FR3079229B1 (fr) * 2018-03-22 2020-11-27 Univ Limoges Element optique et procede de fabrication associe
CN109354417B (zh) * 2018-12-20 2021-06-29 中国计量大学 一种析出NaTbF4纳米晶的锗硅酸盐微晶玻璃及其制备方法
CN109369024B (zh) * 2018-12-20 2021-04-27 中国计量大学 一种析出BaEuF5纳米晶的锗硅酸盐微晶玻璃及其制备方法
CN112062467B (zh) * 2020-06-18 2022-10-11 天津工业大学 一种掺杂稀土离子Er3+锆镁硼酸盐玻璃的制备方法
CN112010553B (zh) * 2020-08-04 2022-09-20 杭州康明光电有限责任公司 一种硅酸盐系的防紫外线钕玻璃及其制备方法
CN112028478B (zh) * 2020-08-04 2022-09-20 杭州康明光电有限责任公司 一种硅酸盐系的防眩晕钕玻璃及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3709827A (en) * 1970-02-10 1973-01-09 F Auzel Fluorescent materials for optical frequency conversion
US4032351A (en) * 1974-07-24 1977-06-28 Auzel Francois F Rare earth ceramic for frequency conversion of radiation
JP3411067B2 (ja) * 1993-08-27 2003-05-26 株式会社住田光学ガラス 波長上方変換透明化ガラスセラミックスおよびその製造方法
US5483628A (en) * 1994-11-25 1996-01-09 Corning Incorporated Transparent glass-ceramics
US5537505A (en) * 1994-11-25 1996-07-16 Corning Incorporated Transparent glass-ceramics

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534892A (ja) * 2010-06-08 2013-09-09 オーシャンズ キング ライティング サイエンスアンドテクノロジー カンパニー リミテッド 白光を発射する透明ガラスセラミック及びその調製方法
JP2014091650A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Sumita Optical Glass Inc 透明結晶化ガラス
JP2021187706A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 国立研究開発法人産業技術総合研究所 結晶化ガラスおよびその製造方法
JP7357359B2 (ja) 2020-05-29 2023-10-06 国立研究開発法人産業技術総合研究所 結晶化ガラスおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000062413A (ko) 2000-10-25
CN1239936A (zh) 1999-12-29
WO1998029351A1 (en) 1998-07-09
TW520350B (en) 2003-02-11
AU5597698A (en) 1998-07-31
CA2276006A1 (en) 1998-07-09
US5955388A (en) 1999-09-21
EP0960076A1 (en) 1999-12-01
AU731393B2 (en) 2001-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001508752A (ja) 透明オキシフルオライドガラスセラミック組成物およびその製造方法
US6268303B1 (en) Tantalum containing glasses and glass ceramics
Gonçalves et al. Rare-earth-doped transparent glass ceramics
EP0716050B1 (en) Transparent glass-ceramics
KR100497723B1 (ko) 투명한 인회석 유리-세라믹
CN103666475A (zh) 一种稀土掺杂玻璃频率转换发光材料及制备方法
KR20010042513A (ko) 광학 활성을 갖는 산화안티몬 유리
WO2001056944A2 (en) Antimony oxide glass with optical activity
JP2008544944A (ja) ビスマス含有フルオロリン酸ガラスおよびその作製方法
US5670086A (en) Vitrified phosphor articles, intermediates, and preparation methods
US6444599B1 (en) Rare earth element-halide environments in oxyhalide glasses
JPH06191882A (ja) 透明ガラス
Mortier et al. Oxyfluoride transparent glass ceramics
JP2001510771A (ja) 透明フッ化ランタンガラスセラミック
JP3412728B2 (ja) カルコゲナイドガラス
JPH0986958A (ja) 波長変換ガラス材
MXPA99006235A (en) Transparent oxyfluoride glass-ceramic composition and process for making
JPH08217489A (ja) 波長変換ガラス材
JPH08217491A (ja) 波長変換ガラス材
JPH08217488A (ja) 波長変換ガラス材
JPH08217490A (ja) 波長変換ガラス材
MXPA00009849A (en) Antimony oxide glass with optical activity
JPH0859285A (ja) 赤外可視波長変換ガラス材
JPH0859286A (ja) 青色発光ガラス材
MXPA00005435A (en) Rare earth element-halide environments in oxyhalide glasses

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20070808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070918