JP2001510771A - 透明フッ化ランタンガラスセラミック - Google Patents

透明フッ化ランタンガラスセラミック

Info

Publication number
JP2001510771A
JP2001510771A JP2000504077A JP2000504077A JP2001510771A JP 2001510771 A JP2001510771 A JP 2001510771A JP 2000504077 A JP2000504077 A JP 2000504077A JP 2000504077 A JP2000504077 A JP 2000504077A JP 2001510771 A JP2001510771 A JP 2001510771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
ceramic material
weight
transparent glass
rare earth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000504077A
Other languages
English (en)
Inventor
エイ ティック,ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2001510771A publication Critical patent/JP2001510771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C10/00Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
    • C03C10/16Halogen containing crystalline phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/0071Compositions for glass with special properties for laserable glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相を含む透明ガラスセラミック材料であって、シリカを含まない透明ガラスセラミック材料に関する。本発明はさらに、該透明ガラスセラミック材料を製造する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発 明 の 分 野 本発明は、透明ガラスセラミック材料およびその材料を製造する方法に関する
ものである。
【0002】 発 明 の 背 景 最近、周波数のアップコンバージョンを効率的に行える透明材料が、これらの
材料を用いて青または緑の固体レーザを完成できる可能性があるために大いに関
心を集めている。この透明材料のほとんどが、様々な稀土類イオンドープトフッ
化物ガラスおよび結晶である。フッ化物ガラスと単一結晶との間にはそれほど著
しいアップコンバージョン効率の差が見られないけれども、低レベルの稀土類イ
オンがドープされた単一モード光ファイバをフッ化物ガラスから線引きして、高
効率の青または緑のアップコンバージョンファイバレーザを作製することができ
る。残念ながら、重金属フッ化物ガラスには、その用途を制限しているある望ま
しくない属性がある。最も明白なのは、重金属フッ化物ガラスは、耐失透性が乏
しいことである。ミムラ等への米国特許第4,674,835号では、重金属フッ化物ガ ラスの結晶化問題およびそれから生じる光拡散問題が論じられており、そのよう
な例の一つにはZBLANと呼ばれるものがある。
【0003】 重金属フッ化物ガラスが失透する傾向が大きいために、大型のプレフォームを
形成する際にも問題が生じてしまう。光ファイバを製造する最も一般的に用いら
れている方法において、そのプレフォームを製造する最中に、コアとクラッドと
の間の界面での結晶化により問題が生じてしまう。すなわち、重金属フッ化物ガ
ラスが、極めて、不均一な核形成を生じやすく、その結果、特に光ファイバの線
引き最中に、コアとクラッドとの界面で結晶化が行われてしまう。形成されたフ
ァイバは、ファイバ中の結晶のために深刻な拡散損失を被る。
【0004】 重金属フッ化物ガラスの失透は、コアおよびクラッドに屈折率の差を与えるの
に必要なイオンがガラス組成物に加えられるときに悪化する。追加のドープ剤の
添加、例えば、稀土類金属イオンの添加もまた、ガラスの安定性を減少させる傾
向にある。これらの問題の結果として、研究課題は、ガラスが失透する傾向を減
少させ、その化学的安定性を増大させる添加剤を発見することに焦点を当ててき
た。さらに、フッ化物ガラスの調製には、ガラス形成成分を、一般的にはガラス
転移温度より約75℃高い、それらの軟化温度まで再加熱する必要がある。さらに
、フッ化物ガラスは、空気中では溶融することができず、水を含まない不活性ガ
ス雰囲気を必要とする。
【0005】 ほとんどの酸化物ガラス(シリカのような)は、フッ化物ガラスよりも、ずっ
と化学的および機械的に安定であり、調製し易く、棒材、光ファイバ、またはプ
レーナ導波路に、より容易に製造される。残念なことに、シリカガラスは、それ
らのより大きなフォノンエネルギーのために、赤外線のアップコンバージョンに
はかなり不十分である。いくつかのフッ化物ガラス中に酸化物を添加することに
より、それらの安定性を改良することが示されているけれども、少量の酸化物の
添加でさえも、アップコンバージョンルミネセンスを著しく消失してしまうので
、このことは好ましくない。
【0006】 1975年の初期に、Auzel等は、J.Electrochem.Soc., 122:101 (1975)において 、伝統的なガラス形成酸化物(PbFおよび稀土類酸化物を含む、SiO
GeO、P等)から調製され、LaF:Yb:Er蛍光体のほぼ2倍
ほど高い効率を示した、興味を引く赤外線(「IR」)アップコンバージョン材
料の群を報告した。これらの種類の材料は、ガラス質相および結晶相の混合物か
らなり、埋め込まれた結晶はサイズが非常に大きい(10μm辺り)ので、それら
の材料は透明ではない。
【0007】 Wang等の「New Transparent Vitroceramics Codoped With Er3+ and Yb3+ For Efficient Frequency Upconversion,」Appl.Phys.Lett., 63(24):3268-70
(1993)において、SiOおよびAlO1.5のような、フォノンエネルギーの
大きい酸化物を含有するが、フッ化物ガラスよりも効率的なIRから可視光まで
のアップコンバージョンを示す、透明オキシフルオライドビトロセラミック(ガ
ラスセラミックとも呼ばれる)が記載された。Wang等の組成物は、モルパーセン
トで表して、以下の量の成分を含んだ。
【0008】
【表1】 その組成物から製造されたガラスを、470℃で熱処理して、著者等が主張する 、製品の透明度を減少しなかった微小晶子を形成した。著者等は、Yb3+およ
びEr3+イオンが、前駆体ガラスから選択的に分離され、熱処理により微小結
晶中に溶かされたと仮定した。微小晶子のサイズは、著者等により約20nmであ
ると推定された。このサイズは、光拡散損失が最小となるほど小さかった。著者
等は、それらの製品のアップコンバージョン効率が、前駆体ガラスおよび他のフ
ッ化物含有ガラスについて測定した効率の約2倍から約10倍であると報告した。
しかしながら、Wang等のガラス中に形成された結晶は、立方格子構造を有し、こ
れにより、結晶相中に含まれるかもしれない三価の稀土類元素のいくつかの濃度
が制限されてしまう。これらの材料に関する別の問題点は、形成するのに、カド
ミウムが必要なことである。カドミウムは発ガン物質であり、したがって、その
使用は制限されている。したがって、この種類のガラスは、大規模の製造運転に
は望ましくない。
【0009】 本発明は、これら上述した欠陥を克服することに向けられたものである。
【0010】 発 明 の 概 要 本発明は、ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相を
含む透明ガラスセラミック材料であって、シリカを含まない透明ガラスセラミッ
ク材料に関するものである。
【0011】 本発明の別の態様は、透明ガラスセラミック材料を製造する方法であって、ガ
ラス母材を提供し、ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結
晶相を含み、シリカを含まない透明ガラスセラミック材料を製造するのに効果的
な条件下で前記ガラス母材を処理する各工程を含む方法に関するものである。
【0012】 結晶を含有する透明ガラスが、ガラスを容易に溶融または形成し、さらに、結
晶が含まれるという必要条件があり、結晶自体を合成するのが困難または高価で
あるかもしれない用途において非常に望まれている。フッ化ランタン結晶を含有
するそのような透明ガラスは、結晶自体が、光学活性のような非常に望ましい特
性を提供する場合に、特に望ましい。さらに、フッ化ランタンには、どの稀土類
元素も高濃度でその結晶構造中に収容できるという特定の利点があり、このフッ
化ランタンは発ガン物質ではない。
【0013】 発明の詳細な説明 本発明は、ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相を
含む透明ガラスセラミック材料であって、シリカを含まない透明ガラスセラミッ
ク材料に関するものである。
【0014】 本発明の別の態様は、透明ガラスセラミック材料を製造する方法であって、ガ
ラス母材を提供し、透明ガラスセラミック材料中にガラス母材およびフッ化ラン
タン結晶の結晶相を含み、シリカを含まない該透明ガラスセラミック材料を製造
するのに効果的な条件下で前記ガラス母材を処理する各工程を含む方法に関する
ものである。
【0015】 好ましくは、この透明ガラスセラミック材料は、均一なサイズ分布および約10
-40ナノメートルの粒子間の間隔を有するフッ化ランタン結晶を含む。さらに、 結晶相の各々の結晶のサイズが、約5-15ナノメートルの範囲にあることが好まし
い。さらに、本発明のガラスセラミック材料は、約5体積%から約30体積%の結
晶を含有する。したがって、活性稀土類元素をドープするのに有用な、「超透明
」ガラスセラミックが製造される。「超透明」とは、本発明のガラスセラミック
材料が、これに活性稀土類元素ドープしたときに、特に、最小の光拡散損失を有
するガラスとは見分けがつかない光拡散特性を有することを意味する。
【0016】 この透明ガラスセラミック組成物が、45-55重量%のLaF、20-25重量%の
、10-20重量%のAl、および10-15重量%のBaFを含有する
ことが望ましい。必要に応じて、この組成物は、0-15重量%のPbF、0-10重
量%のYおよび0-10重量%のTaを含んでもよい。
【0017】 さらに、前記透明ガラスセラミック組成物は、ランタン以外の一種類以上の稀
土類元素の酸化物またはフッ化物を含んでもよい。好ましくは、該組成物は、こ
れらの追加の稀土類元素のフッ化物または酸化物を0-5重量%含む。追加の稀土 類元素は、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho
、Er、Tm、Yb、およびLuである。
【0018】 前記稀土類元素は、前記結晶相中に完全に含まれていてもよい。あるいは、稀
土類元素は、前記ガラス母材および前記結晶相中の両方に含まれていてもよい。
【0019】 前記透明ガラスセラミック材料は、ガラス母材を提供し、ガラス母材および該
ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相を含み、シリカを含まない透明ガラ
スセラミック材料を製造するのに効果的な条件下で前記ガラス母材を処理するこ
とにより製造される。
【0020】 必要に応じて、前記ガラス母材は、形成されたガラス形状物として提供される
。あるいは、ガラス母材は、該ガラス母材を製造することにより提供される。ガ
ラス母材は、どのような伝統的なガラス製造方法によっても製造される。例えば
、アルコキシドを含み、所望の組成を有するガラス母材を製造するように配合さ
れたガラス成分を、ここに引用するMathurへの米国特許第5,494,863号に開示さ れているようなゾルゲル法に用いて、前記ガラス母材を製造する。さらに、例え
ば、前記ガラス母材は、化学的気相成長技術を用いて製造してもよい。
【0021】 ガラス母材を提供する特に好ましい方法は、伝統的な溶融および形成技術によ
りガラス母材を製造することによるものである。好ましくは、ガラス母材は、最
初に、所望の組成を有するガラス母材を製造するように計算されたバッチ成分を
互いに溶融して、ガラス溶融物を得ることにより製造される。重要なことには、
シリカは用いない。好ましくは、ガラス成分を、約1000℃から約1200℃までの温
度で、約0.25時間から約2時間までの期間に亘り溶融する。次に、このガラス溶
融物をガラス形状物に形成する。適切な形成方法としては、圧延、プレス成形、
注型、またはファイバの線引きが挙げられる。ガラス形状物は、好ましくは、パ
テ、棒材、シート、またはファイバである。
【0022】 続いて、提供されたガラス母材を、ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化
ランタン結晶の結晶相を有する透明ガラスセラミック材料を製造するのに効果的
な条件下で処理する。
【0023】 好ましくは、この処理工程は、前記ガラス母材を加熱して、該ガラス母材をセ
ラミック化することにより行われる。この加熱工程は、フッ化ランタン相の相分
離および結晶化を促進させて、ガラス母材中にフッ化ランタンの結晶相を含むガ
ラスセラミック材料を製造するように設計されている。好ましくは、前記ガラス
母材を、約600℃から約700℃までの温度で加熱工程において加熱する。正確な熱
処理温度は、示差熱分析により決定できる、フッ化ランタン相の結晶化挙動によ
り決定される。次いで、ガラス母材を室温まで冷却する。好ましくは、この製品
をアニール温度(約560℃)まで急速に冷却し、次いで、残留応力を除去するの に十分な速度で冷却を行う。
【0024】 前記透明ガラスセラミック材料は、容易に溶融される、または容易に形成され
るガラス母材が望ましいか、もしくは該ガラス母材が、製造するのが困難である
かまたは高価であるかもしれない結晶相を含有する場合に、特に有用である。
【0025】 さらに、ガラス母材中にフッ化ランタン結晶を含有する透明ガラスセラミック
材料は、その結晶が他の稀土類元素の選択的宿主として機能する場合に特に有用
である。セラミック化後には、ErFドープトフッ化ランタンガラスの発光ス
ペクトルにおいて、劇的な変化が観察され、この稀土類元素の結晶中への著しい
分離を示している。
【0026】 稀土類元素が結晶相中に完全に分離する必要はない。例えば、利得平滑化増幅
器のようなある用途に関して、ガラス母材中および結晶相中のEr3+の組合せ
が最適であろう。これにより、フッ化ランタン結晶の部位サイズおよび形状を調
節して、いかなるドープ剤ランタニドイオンの局所環境も最適化できる。
【0027】 実 施 例 実施例1 様々な前駆体ガラス材料を以下のように製造した。所望の組成物を製造するよ
うに計算されたガラス形成バッチ材料を混合し、この混合物を、空気中1200℃で
1−2時間に亘り蓋付き白金坩堝内で溶融して、ガラス溶融物を製造した。次い
で、このガラス溶融物を注型して、前駆体ガラスを製造した。
【0028】 得られた代表的な前駆体ガラス組成物の例が、以下の表1に列記されている。
透明ガラスの外観を有する前駆体ガラスが、本発明の透明ガラスセラミック組成
物を製造するためにセラミック化するのに望ましい。
【0029】 したがって、組成物1−3、7、11、18、21、27−30、34、35、41、および42
が望ましい前駆体ガラスである。図5は、望ましい前駆体ガラスを形成する最適
領域を示している。
【0030】
【表2】
【表3】 実施例2 下記の表2に示した組成を有する、フッ化ランタン結晶を含む透明ガラスセラ
ミック材料を、最初に実施例1に記載した前駆体ガラスを調製することにより調
製した。次いで、この前駆体ガラスを680℃でセラミック化して、透明ガラスセ ラミック材料を製造した。
【0031】
【表4】 1550nmでのこの試料の発光スペクトル(線1)対純粋なフッ化物ガラス(線2
)の比較が図1に示されている。重要なことには、前記透明ガラスセラミックは
、1560nmまでに亘る長く非常に平らな平坦域を有し、この材料が、この区域に
おける均一な利得のために、増幅器の母材として有用であることを示している。
【0032】実施例3 下記の表3に示した組成を有するフッ化ランタン結晶を有する透明ガラスセラ
ミックを実施例2に記載したように調製した。
【0033】
【表5】 図2に示したように、溶融後であって、セラミック化前に、X線回折は、前駆体
材料がガラスであり、結晶相は存在しなかったことを示している。図3に示した
ように、セラミック化後、結晶質LaF相を有するガラスセラミックが存在し
た。
【0034】実施例4 下記の表4に示した組成を有するフッ化ランタン結晶を有する透明ガラスセラ
ミックを調製した。
【0035】
【表6】 図4に示したように、示差熱曲線は、この組成物に関して約550℃のガラス転 移温度(Tg)および約700℃のセラミック化温度(Tc)を示している。特に 、開始Tgは567℃であり、中点値は575℃であった。約890℃の温度で、本発明 のガラスセラミック材料を製造するのには、より低いセラミック化温度が必要で
あることを示す、余計な望ましくない結晶化が生じる。
【0036】 四成分系の本発明のガラスセラミックを形成する最適領域が図5に示されてい
る。このモデルにおいて、このガラスセラミックは、50重量%のLaF、およ
び50重量%の(B+BaF+Al)からなる。図5に示された領
域は、成分B、BaFおよびAlに関する最適領域を示している
【0037】 本発明を、説明を目的として詳細に記載してきたが、そのような詳細はこの目
的のためだけであり、特許請求の範囲により定義された本発明の精神および範囲
から逸脱せずに、当業者は変更を行えることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のガラスセラミックの発光スペクトルをフッ化物ガラスと1550
nmで比較したグラフである。
【図2】 図2は、本発明の前駆体ガラスのX線回折パターンである。
【図3】 図3は、本発明のガラスセラミックのX線回折パターンである。
【図4】 図4は、本発明のガラスセラミックを製造するのに必要なガラス転移温度(T
g)および結晶化温度の位置を示す示差熱分析(「DTA」)曲線である。
【図5】 図5は、本発明のガラスを形成する最適領域を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス母材および 該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相 を含み、シリカを含まないことを特徴とする透明ガラスセラミック材料。
  2. 【請求項2】 前記フッ化ランタン結晶が均一なサイズ分布を有することを
    特徴とする請求項1記載の透明ガラスセラミック材料。
  3. 【請求項3】 前記フッ化ランタン結晶が約15ナノメートル以下のサイズを
    有することを特徴とする請求項1記載の透明ガラスセラミック材料。
  4. 【請求項4】 前記透明ガラスセラミック材料が、45-55重量%のLaF 、20-25重量%のB、10-20重量%のAl、および10-15重量%のB aFを含むことを特徴とする請求項1記載の透明ガラスセラミック材料。
  5. 【請求項5】 0-15重量%のPbF、0-10重量%のYおよび0-10重
    量%のTaを含むことを特徴とする請求項4記載の透明ガラスセラミック
    材料。
  6. 【請求項6】 一種類以上の追加の稀土類元素の、5重量%までのフッ化物 または酸化物を含むことを特徴とする請求項4記載の透明ガラスセラミック材料
  7. 【請求項7】 前記追加の稀土類元素が、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
    m、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、およびLuからなる群
    より選択されることを特徴とする請求項6記載の透明ガラスセラミック材料。
  8. 【請求項8】 前記追加の稀土類元素が前記結晶相中に完全に含まれている
    ことを特徴とする請求項7記載の透明ガラスセラミック材料。
  9. 【請求項9】 前記追加の稀土類元素が、前記ガラス母材中および前記結晶
    相中の両方に含まれていることを特徴とする請求項7記載の透明ガラスセラミッ
    ク材料。
  10. 【請求項10】 透明ガラスセラミック材料を製造する方法であって、 ガラス母材を提供し、 ガラス母材および該ガラス母材中のフッ化ランタン結晶の結晶相を含み、シリ
    カを含まない透明ガラスセラミック材料を製造するのに効果的な条件下で、前記
    ガラス母材を処理する、 各工程を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記透明ガラスセラミック材料が、45-55重量%のLaF 、20-25重量%のB、10-20重量%のAl、および10-15重量%の BaFを含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記透明ガラスセラミック材料が、0-15重量%のPbF 、0-10重量%のYおよび0-10重量%のTaを含むことを特徴とする
    請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記透明ガラスセラミック材料が、一種類以上の追加の稀
    土類元素の、5重量%までのフッ化物または酸化物を含むことを特徴とする請求 項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記追加の稀土類元素が、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、
    Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、およびLuからなる
    群より選択されることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記追加の稀土類元素が前記結晶相中に完全に含まれてい
    ることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記追加の稀土類元素が、前記ガラス母材中および前記結
    晶相中の両方に含まれていることを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記提供工程が、 前記ガラス母材を溶融して、ガラス溶融物を製造し、 該ガラス溶融物をガラス形状に形成する、 各工程を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記溶融が、約0.25から2時間に亘り約1000℃から約1200
    ℃までの温度で行われることを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記処理工程が、 前記ガラス母材を加熱して、該ガラス母材中にフッ化ランタン結晶の結晶相を
    含む前記透明ガラスセラミック材料を形成する工程を含むことを特徴とする請求
    項10記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記加熱工程が、 前記ガラス母材を約600℃から約700℃までの温度で加熱する工程を含むことを
    特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項10記載の方法により調製された製品。
  22. 【請求項22】 請求項17記載の方法により調製された製品。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の方法により調製された製品。
JP2000504077A 1997-07-24 1998-06-11 透明フッ化ランタンガラスセラミック Pending JP2001510771A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5358897P 1997-07-24 1997-07-24
US60/053,588 1997-07-24
PCT/US1998/012262 WO1999005071A1 (en) 1997-07-24 1998-06-11 Transparent lanthanum fluoride glass-ceramics

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001510771A true JP2001510771A (ja) 2001-08-07

Family

ID=21985277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000504077A Pending JP2001510771A (ja) 1997-07-24 1998-06-11 透明フッ化ランタンガラスセラミック

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6281151B1 (ja)
EP (1) EP1007487B1 (ja)
JP (1) JP2001510771A (ja)
CN (1) CN1265083A (ja)
AU (1) AU732048B2 (ja)
CA (1) CA2294513A1 (ja)
DE (1) DE69828172T2 (ja)
WO (1) WO1999005071A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004103931A1 (ja) * 2003-05-26 2004-12-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 磁器組成物
JP6028071B1 (ja) * 2015-07-07 2016-11-16 株式会社住田光学ガラス 光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1042246A4 (en) * 1997-12-02 2005-01-19 Corning Inc COMBINATION OF ELEMENTS OF RARE EARTHS AND HALIDES IN OXYHALOGENOUS GLASSES
DE10163553B4 (de) * 2001-12-21 2008-01-17 Schott Ag Phasenseparierte Gläser und deren Verwendung
EP1913102A1 (en) * 2005-08-08 2008-04-23 Sun Chemical Corporation Ir-luminescent nanocomposite pigment and sol-gel process for manufacturing thereof
FR2946973B1 (fr) * 2009-06-23 2011-08-12 Univ Claude Bernard Lyon Nouveau procede de preparation de nanoparticules a base de fluorure de terre rare
WO2012118528A1 (en) * 2011-02-28 2012-09-07 University Of Florida Research Foundation, Inc. Infrared pass visible blocker for upconversion devices
CN106029592B (zh) 2014-02-13 2019-09-03 康宁股份有限公司 超低熔点玻璃料和玻璃纤维

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4032351A (en) * 1974-07-24 1977-06-28 Auzel Francois F Rare earth ceramic for frequency conversion of radiation
DD156054A3 (de) * 1980-08-04 1982-07-28 Doris Ehrt Optische fluorophosphatglaeser im bereich von n tief e=1,43-1,48 und v tief e=92-82
JPS6163544A (ja) * 1984-09-04 1986-04-01 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> フツ化物ガラス光フアイバ
US5278107A (en) * 1991-11-27 1994-01-11 Corning Incorporated Optical parts and equipment using infrared athermal glasses
JP3411067B2 (ja) * 1993-08-27 2003-05-26 株式会社住田光学ガラス 波長上方変換透明化ガラスセラミックスおよびその製造方法
US5537505A (en) * 1994-11-25 1996-07-16 Corning Incorporated Transparent glass-ceramics

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004103931A1 (ja) * 2003-05-26 2004-12-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 磁器組成物
JP6028071B1 (ja) * 2015-07-07 2016-11-16 株式会社住田光学ガラス 光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品
WO2017006505A1 (ja) * 2015-07-07 2017-01-12 株式会社住田光学ガラス 光学ガラス、ガラスプリフォーム、及び光学部品

Also Published As

Publication number Publication date
EP1007487B1 (en) 2004-12-15
EP1007487A4 (en) 2001-08-22
CN1265083A (zh) 2000-08-30
AU8069298A (en) 1999-02-16
DE69828172T2 (de) 2005-12-15
US6281151B1 (en) 2001-08-28
CA2294513A1 (en) 1999-02-04
AU732048B2 (en) 2001-04-12
WO1999005071A1 (en) 1999-02-04
DE69828172D1 (de) 2005-01-20
EP1007487A1 (en) 2000-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU731393B2 (en) Transparent oxyfluoride glass-ceramic composition and process for making
US6268303B1 (en) Tantalum containing glasses and glass ceramics
EP0716050B1 (en) Transparent glass-ceramics
US6410467B1 (en) Antimony oxide glass with optical activity
JP2002510273A (ja) 光導波路物品のための組成物および連続する被覆を備えた線条体の作成方法
JPH0769673A (ja) 波長上方変換透明化ガラスセラミックスおよびその製造方法
JP2003512988A (ja) ナノ結晶ガラスセラミックファイバの製造方法
JP2001510771A (ja) 透明フッ化ランタンガラスセラミック
CN112811821B (zh) 一种稀土掺杂yag高结晶度透明微晶玻璃及其制备方法
US5285518A (en) Fluoride glasses and methods for making optical fibers from the glasses
US6444599B1 (en) Rare earth element-halide environments in oxyhalide glasses
WO2001099241A2 (en) RARE EARTH ELEMENT-DOPED Bi-Sb-Al-Si GLASS AND ITS USE IN OPTICAL AMPLIFIERS
RU2616648C1 (ru) Способ получения стеклокристаллического материала с наноразмерными кристаллами ниобатов редкоземельных элементов
JP2931026B2 (ja) 希土類元素ドープガラスの製造方法
CN102358681A (zh) 透明氟氧化物碲酸盐玻璃
JPS62851B2 (ja)
MXPA00009849A (en) Antimony oxide glass with optical activity
MXPA00005435A (en) Rare earth element-halide environments in oxyhalide glasses

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014