JP2001507222A - 極めて強力な甘味料の混合物の甘味力を向上させそして味を向上させる方法 - Google Patents

極めて強力な甘味料の混合物の甘味力を向上させそして味を向上させる方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高強力甘味料の混合物の甘味力を増しそして味を改善する方法において、オリゴサッカリドをこの混合物に添加する上記方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 極めて強力な甘味料の混合物の甘味力を向上させそして味を向上させる方法 本発明はオリゴサッカリドの添加によって甘味力を向上させそして高強力甘味 料の混合物の味を向上させる方法に関する。 高強力甘味料は既に公知であり、食品に甘味を付けるために大量に使用されて いる。かゝる物質の、相乗的に甘味力を増した混合物、例えばアセスルファム− K(Acesulfam-K)およびアスパルテーム(Aspartam)よりなるもの混合物が文献 に開示されている(DE−C2628294)。 米国特許第5,425,961号明細書に充填剤としてフルクトオリゴサッカ リドを含有するチューインガム製品が掲載されている。更にこのフルクトオリゴ サッカリドのアルパルテームへの安定化作用および例えばアスパルテーム/アセ スルファム/フルクトオリゴサッカリド−混合物(実施例105参照)が掲載さ れている。この種の混合物の甘味力に関する記述はない。 ヨーロッパ特許出願公開(A)第646,326号明細書には、オリゴサッカ リドが甘味料で被覆されている固体または粉末の状態で含まれる甘味料組成物が 開示されている。このヨーロッパ特許出願の発明の課題は、オリゴサッカリド粒 子が互いに粘着し合ったりまたは凝集しないオリゴサッカリド含有の固体甘味料 混合物を提供することである。別の課題は改善された流動性および甘味力を有す る甘味料混合物を提供することである。しかしながら実施例および表から判る相 乗効果はほんの僅かなものである。 ドイツ特許出願公開(A)第19,514,274号明細書には、イヌリンを 含有する発泡性タブレットが開示されている。この場合にはイヌリンは第一にフ ァイバー(fiber)として機能するが、飲料においては“豊潤な風味”を生じさせ る。このドイツ特許出願公開明細書の実施例2はイヌリンの他に中でもアセスル ファムおよびアスパルテームも含有しておりそして水に溶解すると清涼飲料とな る発泡性タブレットに関する。甘味料とイヌリンとの混合物の甘味力についての 記述はこのドイツ特許出願公開明細書にはない。 更に、スクロース溶液にできるだけ類似する味および食感を持ちそしてこの効 果をできるだけ低い甘味料濃度で達成する甘味料混合物が強く求められている。 本発明者は、少なくとも2種類の高強力甘味料とオリゴサッカリドとよりなる 混合物が甘味力の増加を示し、その程度が当業者の予想を遙かに超えておりそし てその際にスクロースの味および食感に極めて近いことを見出した。 それ故に本発明は、高強力甘味料の混合物の甘味力を増加させそして味を向上 させる方法において、該混合物にオリゴサッカリドを添加することを特徴とする 上記方法に関する。 本発明の意味でのオリゴサッカリドは特に水溶性であり、一般に、しかし必須 ではないが、少なくとも2種類のモノサッカリド成分で組成される非代謝性オリ ゴサッカリドである。請求項に記載のオリゴサッカリドを構成し得るモノサッカ リド成分の数には上限がないが、特に好ましくは、通常必要とされる水溶性とい う性質によって決められる。一般にオリゴサッカリドは2〜60個のモノサッカ リド成分を有している。 請求項に記載のオリゴサッカリドを構成し得るモノサッカリドは一般に、フラ ノシドまたはピラノシドとして存在し得るヘキソースである。モノサッカリドの 例にはグルコース、ガラクトースおよびフルクトースがある。特に有利なオリゴ サッカリドは特にイヌリン、オリゴフルクトース、ガラクトオリゴサッカリド、 イソマルトオリゴサッカリド、ラクトスクロース、マルトース、グリコシルスク ロース、マルトテトラオースまたはトレハロースがある。 請求項に記載のオリゴサッカリドは公知であり、市販されているかまたは当業 者に知られた方法で製造できる。 フルクトオリゴサッカリドはフルクタン群に属する炭化水素である。フルクト オリゴサッカリドはイヌリンとオリゴフルクトースとに区別される。イヌリンは 、化学的に見ると、殆ど全て化学構造GFn(G=グルコース、F=フルクトー スおよびn=互いに連結されたフルクトース単位の数)を有しているポリ−およ びオリゴサッカリドより成る。重合度は2〜60分子である。分子間の各結合は 特別な種類である。これらはβ(2→1)型を有しており、このことは、その分 子をあらゆる高度な有機体が消化できないことを意味している。イヌリンは沢山 の果物および植物においてエネルギー源として機能する。ヨーロッパにおいてイ ヌリンをチコリから工業的に製造される。天然に産するイニリン分子はチコリの 根から抽出され、精製されそして乾燥される。イヌリンは、低い重合度(約2〜 9)のイヌリンの留分が多少存在するオリゴフルクトースを含有している。この ものは加水分解によってイヌリンから得られる。イヌリンとオリゴフルクトース はヨーロッパにおいて食品成分として考えられている。 ガラクトオリゴサッカリドも同様に化学的にはポリサッカリドとオリゴサッカ リドとの混合物である炭化水素である。重合度は1〜7分子の間である。ガラク トオリゴサッカリドは工業的には酵素による加水分解によってラクトースから製 造される。 イソマルトオリゴサッカリドは酵素による加水分解によってマルトース高含有 量の澱粉加水分解物から製造される。ラクトスクロースは牛乳中に存在するラク トースから酵素のフルクトフラノシドを使用して製造されそしてスクロースは甘 蔗糖(cane suger)から製造される。マルトースおよびトレハロースは2分子のグ ルコースより成る二種類の二糖類であるが、両方のグルコース成分の結合の種類 が互いに相違している。マルトースは消化率、カロリー値およびう食性(carioge nicity)においてスクロースと等しい。グリコシルスクロースはスクロースと酵 素トランスフェラーゼ(transferase)による澱粉加水分解物との混合物から製造 される。このものは甘味プロフィールおよび発熱値においてスクロースと等しい が、明らかに甘味が少ない。マルトテトラーゼは4分子のグルコースより成る四 糖類である。 オリゴサッカリドは本発明の方法により単独でまたは相互の混合状態で使用す ることができる。 高強力甘味料としては特にアセスルファム−K、シクラマート、サッカリン、 アスパルテテーム、アリタム(alitame)およびスクラロース(scuralose)がある。 高強力甘味料の請求項記載の混合物は二種類以上の個々の成分で構成され、それ ぞれの混合比には原則として臨界がない。二種混合物の場合には適する混合比は 95:5〜5:95、好ましくは70:30〜30:70であり、アセスルファ ム−K/アスパルテーム−混合物の場合には50:50が特に有利である。甘味 料混合物の各甘味料がほぼ同じ甘味強度を甘味料混合物に付与する場合には、大 抵は最も良好な甘味力増加はオリゴサッカリドとの組合せで達成される。 適する二種混合物としては例えばアセスルファム−K/シクラマート、アセス ルファム−K/サッカリン、アスパルテーム/シクラマート、アスパルテーム/ サッカリン、シクラマート/サッカリン、アセスルファム−K/アリタム、アス パルテーム/アリタム、アスパルテーム/スクラロース、シクラマート/スクラ ロース、シクラマート/アリタム、サッカリン/スクロラース、サッカリン/ア リタム、アリタム/スクラロースおよびアセスルファム−K/スクラロースが使 用される。特にアセスルファム−K/アスパルテームの混合物が有利である。 上述の甘味料の三種類の混合物も非常に良好な効果を示す。 オリゴサッカリドは第一に個々の用途に依存する色々な濃度で甘味料混合物に 添加することができる。実際には、甘味料混合物を基準として10:1〜10, 000:1、好ましくは500:1〜5,000:1の重量比が特に重要である 。 1種類または複数種のオリゴサッカリドの他に味覚変更物質、例えばネオフェ スペリジン(Neohesperidin)DC(NHDC)、タウマチン(Thaumatin)またはラ ムノース(Rhamnose)を味料混合物に添加することができる。この場合にも添加さ れる量は広い範囲内で変更することができ、主として用途に左右される。 高強力甘味料へのオリゴサッカリドの添加は自体公知の方法によって、例えば 適当な混合機または造粒装置中でまたは流動床装置中で各成分を混合することに よって行なう。しかしながら水に一緒に溶解することも可能である。 以下の実施例および比較例から判る通り、本発明の方法で達成可能な甘味力の 増加量は個々の高強力甘味料で達成できるのより明らかに驚く程に大きい。従っ て特定の甘味を達成するのに、本発明によれば従来技術と比較して僅かな量で十 分である。 沢山の官能試験および実験値は、300mg/kgのアセスルファム−K(A SK)は4.9%濃度のスクロース水溶液と同じ甘味を与えることが判っている 。300mg/kgのアスパルテーム(APM)は4.6%濃度のスクロースと 同じ甘味を水溶液に与える。ASKとAPMとを同じ部数づつ組み合わせた場合 に甘味力に非常に顕著な増加があることが既に公知である(ドイツ特許(C)第 2628294号明細書)。例えば150mg/kgのASKと150mg/k gのAPMとでは当然に300mg/kgのそれぞれの甘味料と同じ甘味である べきであると思われるのに、例えば、90mg/kgのASKを90mg/kg のAPMとを組み合わせると300mg/kgのASKだけとあるいは4.9% 濃度のスクロース溶液と同じ甘味である。従って、ASKおよびAPMの同じ量 のこの様な組合せによる甘味力の増加量は40%である。ASK/APMの組合 せのオリオゴサッカリドによる甘味力の増加量を測定する時には甘味力のこの既 知の増加量を、実験の際に一緒に考慮する。即ち上述の通り、90mg/kgの ASKを90mg/kgのAPMとを組み合わせは4.9%濃度のスクロース溶 液と同じ甘味を有しているので、それぞれのオリゴサッカリドの測定される甘味 力は計算によって単に加える。計算の結果は、それぞれのアセスルファム−K/ アスパルテーム/オリゴサッカリド−混合物が有するべき理論甘味力である。実 際の甘味力を測定するためには、それぞれのアセスルファム−K/アスパルテー ム/オリゴサッカリド−混合物が相応する適当なスクロース溶液に対比して味を 見てそして統計的に評価する。この場合に、官能実験によって測定される実際の 甘味力が算出される理論甘味力よりも明らかに高いことは驚くべきことである。 例えば、10%濃度の水溶液の状態のラクトスクロースは3.7%濃度のスク ロース水溶液と同じ甘味力を有している。スクロースの甘味力を1とした時、ラ クトスクロースの10%濃度水溶液は0.37倍のスクロースの甘味と同じであ る。イヌリンは10%濃度溶液の状態でスクロースの1%濃度水溶液と同じ甘味 力を有する。スクロースの甘味力を1とした場合には10%濃度のイヌリン水溶 液は0.1倍のスクロースの甘味である。90mg/kgのアセスルファム−K と90mg/kgのアスパルテームとの混合物は4.9%濃度のスクロース溶液 と同様の甘味であるかあるいはこのアセスルファム−K/アスパルテーム−混合 物はスクロースの0.49倍の甘味がある。両方の甘味力を加算する―要するに 、0.37(ラクトサスクロース)+0.49(アセスルファム−K/アスパル テーム)―と、スクロースの甘味力の0.86の理論甘味力あるいは8.6%の サッカロース溶液に相当する甘味力が得られる。しかしながら実際には 、10.4%濃度のスクロース溶液に相当する甘味力が測定されるかあるいはス クロースの1.04倍の甘味がある。0.86の算出される甘味力を100%と した時に、実際の甘味力については20.9%の甘味力増加が得られる。イヌリ ンの場合には0.1+0.49=0.59倍のスクロース甘味力あるいは5.9 %のスクロース溶液に相当する甘味力の理論甘味力が得られる。しかしながら実 際には8.2%のスクロース溶液に相当するあるいはスクロースの0.82倍の 甘味である甘味力が測定される。これは39%の甘味力増加を与える。 この場合、ASKとAPMとの組合せだけで得られる公知の甘味力増加量は、 その際に生じる公知の甘味力増加量が個々の甘味料の量を適当に減らすことによ って算出されるので、甘味力の増加に影響していないことを再度強調する。 甘味料のアスパルテームを用いずアセスルファム−K/ラクトスクロースの組 合せだを検討した場合には、本発明に従う甘味の予期できなかった増加量は特に 明瞭である。 300mg/kgのアセスルファム−Kの甘味は4.9%濃度のスクロース溶 液の甘味に相当しあるいはスクロースの0.49倍の甘味である。アセスルファ ム−Kとスクロースの0.37倍の甘味である10%濃度ラクトスクロース溶液 とを組合せると、算出される甘味はスクロースの0.86倍の甘味である。しか しながら実際にはスクロースの0.90倍の甘味が官能試験で測定できる。計算 によっと算出される0.86の甘味力と比較して、4.7%だけの甘味力の増加 がある。 アスパルテームとラクトスクロースとの組合せだけでも同じパターンを示す。 300mg/kgのAPMはスクロースの0.46倍の甘味である。これをスク ロースの0.37倍に相当する10%濃度のラクトスクロース溶液と組み合わせ ると、算出される理論甘味力はスクロースの0.83倍の甘味である。実際には 、混合物の実際の甘味力がスクロースの0.95倍の甘味であることが官能試験 で測定できる。従って甘味力の増加量は14.5%である。 個々の甘味料とラクトスクロースとの両方の甘味力の増加量はアセスルファム −Kおよびアスパルテームとラクトスクロースとの組合せで達成される甘味力増 加量よりも明らかに僅かである。 イヌリンの場合には次のパターンが得られる: アセスルファム−K/イヌリンは0.49+0.1=0.59の理論甘味力を 有しているが、しかしながら実際に測定される甘味力は0.64である。要する に甘味力の増加量は8.5%だけである。 アスパルテーム/イヌリンは0.46+0.1=0.56の理論甘味力を有し ているが、しかしながら実際に測定される甘味力は0.65である。要するに甘 味力の増加量は16.1%だけである。 個々の甘味料とイヌリンとの両方の甘味力増加量はアセスルファム−Kおよび アスパルテームとイヌリンとの組合せで達成される甘味力増加量よりも明らかに 僅かである。 この予期出来なかった相乗効果の他に、請求項に記載のオリゴサッカリドは他 の有利な効果も示す。 人間の消化酵素によって加水分解できない化学構造のために、殆どのオリゴサ ッカリドは小腸において消化されないが、可溶性ファイバーとして作用する。大 腸で始めて、有益なミクロフロラ(microflora)によって残留物なく発酵される。 これは主として内在性ビフィドバクテリア(bifidobacteria)によって行なわれる 。この方法は内在性ビフィドバクテリアの成長を刺激しそして有害バクテリア、 例えば腸管バクテリア科(enterobacteriaceae)または連鎖球菌の成長を阻害する 。腸内菌(intestinal flora)の組成におけるかゝる変化は人間にとって有益と見 られる。それ故にこの性質を有するオリゴサッカリドは、消化管中の内在性の所 望のバクテリアの成長を刺激するので、“生命発生以前”のものと称される。追 加的にこれによって免疫システム並びにビタミン(例えばB1、B12)の合成 が活性化されそして幾つかの鉱物の吸収が改善される。この種のオリゴサッカリ ドの十分な量の吸収が一般に人間の幸福および健康にプラスに寄与する。 特別の物質代謝の帰結は、このオリゴサッカリドが人体に非常に僅かのカロリ ーしか供給しないことである。大腸内で微生物がこの物質を遊離の脂肪酸に転化 し、この脂肪酸は一部が吸収される。この物質代謝の工程のために1kcal/ gだけのイヌリンおよび1.5kcal/gだけのオリゴフルクトースのカロリ ー値は明らかに脂肪、フルクトース、グルコース、糖類および澱粉のそれより明 らかに下にある。 更にかゝるオリゴサッカリドの摂取は、腸内容物の通過速度および大便重量を 高めるので典型的なファイバー効果を示し、腸内pH値を下げ、HDL/LDL −コレステロールの比を改善し、血液中のトリグリセリン値および脂肪値を下げ そして便秘を防止する。 上述の性質を有するオリゴサッカリドは血清中のグルコース濃度に影響を示さ ず、インシュリン分泌を刺激せずそしてグルカゴン濃度に影響を及ぼさない。そ れ故にこのものは食用に適する。 フルクトースまたはグルコースが例えばイヌリン、イソマルトオリゴサッカリ ドまたはラクトスクロースを代謝する間にオーラル・フローラ(oral flora)によ って減少するので、これらの物質は実質的にカリエスを引き起こさないし、歯垢 の原因にならない。 フルクト−およびガラクトオリゴサッカリド、正にイソマルトオリゴサッカリ ドおよびラクトスクロースは、これらが可溶性の繊維なので、添加量で生成物に ボディーに与えるので、生成物の粘度が増加されそして従って食感が明らかに非 常にほどよく改善され、従来のファイバーの豊富な飲物から知られる様に生成物 中にでしゃばりなファイバー(“ぬか効果(bran effect)”)が実質的に存在し ない。 グリコシルスクロースはその特別な製法のゆえに、それに含まれるスクロース が口腔中でバクテリアによって発酵されないので、カロリーにならないという長 所を有している。従って従来のサッカリドと同様に飲料中で有益な性質を人体に 与えるが、カリエスの原因にならない。 マルトテトラース、マルトースまたはトレハロースの様な本発明のオリゴサッ カリドの別の長所は改善された工業的性質、特に飲料以外の食料に関してのそれ にある。ここでは、例えば技術的性質に関して著しく改善されているベーカリー 製品および菓子を製造できることを示す。しかしながらこれらオリゴサッカリド は市販の砂糖よりも明らかに甘味が少ないので甘味料を使用して甘味を増す必要 がある。甘味料は味覚の増強剤/向上剤としても作用し、即ち甘味料とこれらオ リゴサッカリドとの混合物の甘味は期待されたよりも正に砂糖の様に成る。 例えばベーカリー製品において砂糖の一部の代わりに使用されるマルトースは ベーカリー製品の古臭をもたらす澱粉の劣化を防止し、慣用のサッカリドよも非 常に良好であるが、その他に市販のサッカリド(例えばスクロース、フルクトー ス、グルコース)と同じ性質、例えば低い水分活性を有する。 トレハロースも同様にベーカリー製品の澱粉の劣化を防止する。更にトレハロ ースを甘味料と混合される砂糖代用品として使用する場合には、ベーカリー製品 は心地よく芳香がありそして瑞々しい。トレハロースを一部使用して製造される ベビー型ゼリーは非常にフルーティーでそして芳香がある。硬いキャンディーが トレハロースより成る場合には、このものは湿気に対して非常に安定しており、 スクロースおよびグルコースシロップから製造される慣例の硬いキャンディーの 様な再結晶化傾向を有していない。 マルトテトラースも同様に、例えば非常に長期間柔らかくそして新鮮なままで あるガム菓子において優れた湿潤剤の性質を有しているが、スクロース/グルコ ース−シロップの再結晶化を明らかに防止する。 グリコシルスクロースは例えばガム菓子、例えば非常に良好のコンシステンシ ーを与え、そして同様にスクロースの再結晶化を防止し、例えばゴム菓子が快い 柔らかさを維持しそして甘味料と組合せて非常に良好な甘味プロフィールを有し ている。これらの長所、特に味に関する長所はグリコシルスクロースがカリエス 誘発性でないが、その外はスクロースと同様の作用をするという事実のために高 められている。カロリー値はほぼ同じであるが、“砂糖不含”で糖アルコールで 甘味が付けられたガム菓子と反対にグリコシルスクロースから製造される生成物 は下剤効果がない。 清涼飲料水および乳製品の国際的市場には、1種類以上の甘味料が他の部分的 に甘味のある食用(koerpergebenden)物質と組合せられている沢山の製品がある 。かゝる物質には例えばスクロース、フルクトース、高フルクトース・コーンシ ロップ、グルコースシロップ等がある。甘味料と糖類とのこれらの組合せの場合 には多かれ少なかれ優れた甘味力の増加が生じる。甘味力の増加およびあるいは 、食用糖類の使用によっておよびそれで高められる粘度によって達成される優れ た快い食感は甘味料と糖類との組合せにとって非常に重要な因子である。しかし ながらこれらの糖類の使用は上述の効果、即ち甘味力の増加および食感の改善の 他に別の長所は達成されない。上述の物質はカリエス誘発性であり、消費直後に 歯を浄化しない場合にはカリエスを発生させる。これらの物質は人体によってた だちに約4kcal/gで利用摂取される炭化水素よりなるので、この組合せが 使用される製品のカロリー値/エネルギー含有量は著しく増加する。 フルクトースを除く糖は、インシュリン分泌を刺激しそして血糖値を高めるの で、糖尿病患者によって消費するのに適していない。この種の糖が甘味力の増加 に必要とされる量で添加される製品も糖尿病患者にもはや適していない。 甘味料と糖との組合せによって甘味力の増加および食感の改善の他に、甘味料 とオリゴサッカリドとの組合せの場合と同様に健康面の如何なる長所も生じない 。甘味料とオリゴサッカリドとの組合せの長所を再度詳細に総括掲載すると、豊 富なファイバー、プロビフィダス(pro-bifidus)効果(結腸癌の予防)、糖尿病患 者への適合性、低カロリー値、快い食感、カリエス非誘発性がある。 実際の実験は、請求項記載のオリゴサッカリドを高強力甘味料の混合物と一緒 に使用することが、官能試験に関して非常に過敏である発酵乳飲料または果物ジ ュース飲料の様な製品においても、砂糖で甘味を付けた相応する製品に比較して 著しい官能的相違がないことが判った。このことは、砂糖が甘味の基準として見 なされていたので、特に重要である。それ故に砂糖で甘味を付けた慣用の製品と 同等の製品を製造することが可能である。 従って甘味力を増加させそして味覚を向上させる本発明の方法は、非常に色々 の種類の食品の製造に使用することができる。例えばベーカリー製品、例えばケ ーキ、製菓、例えばベビー型ゼリー、硬いキャンディーおよびチョコレート、特 に飲料、例えばレモネード、果物ジュース飲料、発泡性飲料および果物ジュース および液状−および半液状乳製品、例えばヨーグルト、飲料ヨーグルト、発酵乳 またはバターミルク、およびパン用ジャムおよびあらゆる種類のアイスクリーム がある。更に本発明の方法はペットフードおよび家畜飼料の製造におよび医薬調 剤の製造にも使用される。 上述の食品は高強力甘味料混合物およびオリゴサッカリドの他に公知の基礎材 料および助剤、例えば調味料および香料、湿分調整剤、保存剤等を公知の慣用の 量および濃度で含有している。 実施例: 使用したオリゴサッカリドおよび甘味料の甘味力: NHDC=ネオヘスペリジン(Neohesperidin)DC 1)甘味料の甘味力が甘味強度の増加と共に減少することは公知である。各甘 味料にとってこの甘味強度曲線または甘味力曲線は特有であり、相違している。 それ故にスクロースとの比較で0.65の甘味強度を達成するために750mg /kgまたは0.075%のアセスルファム−Kが必要であるが、スクロースと の比較で0.66の同様な甘味強度を達成するために500mg/kgまたは0 .05%のアスパルテームしか必要ない。 実施例1: 99.82重量%の粉末状ラクトスクロースとそれぞれ0.09重量%のアセ スルファム−Kおよびアスパルテームよりなる混合物を製造し、これから10. 018重量%濃度の水溶液を調製する。この溶液の甘味を官能試験で測定する。 上記の表に従うスクロース(スクロース=1)との比較での理論甘味力は0. 86である。しかし実際に測定される甘味力は1.04である。甘味力の増加量 は要するに20.9%である。 比較するために、アスパルテームとアセスルファム−Kとの混合物の代わりに 0.3重量%のアセスルファム−Kを使用して上記の実験を繰り替えす。この混 合物の理論甘味力は0.86であるが、実際には0.90が測定された。この甘 味力の増加量は要するに4.7%だけである。 アスパルテーム/アセスルファム−K−混合物の代わりに0.3重量%のアス パルテームを用いる実験を繰り返すと、0.83の理論甘味力の代わりに0.9 5の実際の甘味力が得られた。この甘味力の増加量は要するに14.5%だけで ある。 同じ重量比で他のオリゴサッカリド、同様にアセスルファム−Kおよびアスパ ルテームを用いて実施例1を繰り返すと、以下の結果が得られた: 比較例6および7のための注: これらでは、測定された甘味力の増加量はAPMあるいはASKの場合にマイ ナスである。このことは、官能試験によって測定される甘味料/オリゴサッカリ ド−混合物の甘味力が算出される理論甘味力より小さいことを意味している。甘 味物質が互いに阻害し、その結果混合物によって生じる甘味力が推定されるより も小さいこと(甘味力の低下)が判る。それ故に甘味料混合物/オリゴサッカリ ド−組合せにて甘味力の増加が顕著であることはますます興味が持たれる。 他のオリゴサッカリドを用いて実施例1を繰り返すと、以下の結果が得られた : 略字:ASK:アセスルファム−K CYC:シクラマート SAC:サッカリン NHDC:ネオヘスペリジンDC 比較例10および15のための注: これらでは、測定された甘味力の増加はSACあるいはNHDCの場合にマイ ナスである。このことは官能試験によって測定される甘味料/オリゴサッカリド −混合物の甘味力が算出される理論甘味力より小さいことを意味している。甘味 物質が互いに阻害し、その結果混合物によって生じる甘味力が推定されるよりも 小さいこと(甘味力の低下)が判る。それ故に甘味料混合物/オリゴサッカリド −組合せにて甘味力の増加が顕著であることはますます興味が持たれる。 使用例1: 以下の組成のオレンジフルーツ飲料を製造する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 4.5重量%のラクトスクロース 0.0060重量%のアセスルファム−K 0.0060重量%のアセパルテーム 全部で100重量%とする量の水。 比較例(基準)として以下の組成のオレンジフルーツ飲料を使用する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 6重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の水。 基準からのずれに関する官能試験は次の質問について行なう: いずれのサンプルがより甘いか? いずれのサンプルが味がより良いか? いずれのサンプルが砂糖により似ているか? 統計的には著しい相違が認められなかった。 使用例2: 以下の組成のドリンクヨーグルトを製造する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 5重量%のトレハロース 0.0065重量%のアセスルファム−K 0.0065重量%のアセパルテーム 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 比較例(基準)として以下の組成のドリンクヨーグルトを使用する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 6.5重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例3: 以下の組成のドリンクヨーグルトを製造する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 5重量%のトレハロース 0.0045重量%のアセスルファム−K 0.0050重量%のアリタム 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 比較例(基準)として以下の組成のドリンクヨーグルトを使用する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 5.5重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例4: 以下の組成のドリンクヨーグルトを製造する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 5重量%のトレハロース 0.0050重量%のアセスルファム−K 0.0050重量%のアスパルテーム 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 比較例(基準)として以下の組成のドリンクヨーグルトを使用する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 6.0重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例5: 以下の組成のドリンクヨーグルトを製造する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 4.5重量%のラクトスクロース 0.0035重量%のサッカリン 0.0350重量%のシクラマート 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 比較例(基準)として以下の組成のドリンクヨーグルトを使用する: 30重量%の乳漿 10重量%のマルチビタミンジュース 6.0重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の天然ヨーグルト(脂肪含有量:1.5%)。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例6: 以下の組成のオレンジフルーツ飲料を製造する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 5.0重量%のグリコシルスクロース−シロップ 0.0065重量%のアセスルファム−K 0.0065重量%のアセパルテーム 全部で100重量%とする量の水。 比較例(基準)として以下の組成のオレンジフルーツ飲料を使用する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 6重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の水。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例7: 以下の組成のオレンジフルーツ飲料を製造する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 4.5重量%のマルトース 0.0050重量%のアセスルファム−K 0.0050重量%のアセパルテーム 全部で100重量%とする量の水。 比較例(基準)として以下の組成のオレンジフルーツ飲料を使用する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 6重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の水。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。 使用例8: 以下の組成のオレンジフルーツ飲料を製造する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 5.0重量%のオリゴフルクトース−シロップ 0.0005重量%のネオフェスペリジンDC 0.0045重量%のアセスルファム−K 0.0045重量%のアセパルテーム 全部で100重量%とする量の水。 比較例(基準)として以下の組成のオレンジフルーツ飲料を使用する: 10重量%のオレンジジュース濃縮液 6.5重量%のスクロース 全部で100重量%とする量の水。 使用例1で報告したのと同様の官能試験で統計的に著しい相違はなかった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月13日(1999.2.13) 【補正内容】 請求の範囲 1.高強力甘味料の混合物の甘味力を増加させそして味を向上させる方法におい て、この混合物に、アセスルファム−K/スクラロースとガラクトオリゴサッ カリドとの混合物を除いた、少なくとも2種類のモノサッカリド成分より成る 水溶性で不消化性のオリゴサッカリドを添加することを特徴とする上記方法。 2.オリゴサッカリドとしてイヌリン、オリゴフルクトース、ガラクトオリゴサ ッカリド、イソマルトオリゴサッカリドまたはラクトスクロースを使用する請 求項1に記載の方法。 3.高強力甘味料としてアセスルファム−K、シクラマート、サッカリン、アス パルテーム、アリタムおよびスクラロースを使用する請求項1または2に記載 の方法。 4.高強力甘味料の混合物としてアセスルファム−K/シクラマート、アセスル ファム−K/サッカリン、アスパルテーム/シクラマート、アスパルテーム/ サッカリン、シクラマート/サッカリン、アセスルファム−K/アリタム、ア スパルテーム/アリタム、アスパルテーム/スクラロース、シクラマート/ス クラロース、シクラマート/アリタム、サッカリン/スクロラース、サッカリ ン/アリタム、アリタム/スクラロースまたはアセスルファム−K/スクラロ ースを使用する請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。 5.甘味料が95:5〜5:95、好ましくは70:30〜30:70の混合比 で存在する請求項4に記載の方法。 6.高強力甘味料の混合物としてアセスルファム−K/アスパルテームを使用す る請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。 7.アセスルファン−Kおよびアスパルテームを50:50の混合比で存在させ る請求項6に記載の方法。 8.オリゴサッカリドと高強力甘味料の混合物とを10:1〜10000:1、 好ましくは500:1〜5000:1の比で使用する請求項1〜7のいずれか 一つに記載の方法。 9.他の味変更物質を混合物に添加する請求項1〜8のいずれか一つに記載の方 法。 10.味変更物質としてネオヘスペリジンD、タウマチンまたはラムノースを使 用する請求項9に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BG,BR,B Y,CA,CN,CZ,HU,IL,JP,KR,MX ,NO,NZ,PL,RU,SG,TR,UA,US (72)発明者 ヴィートマン・マルギート ドイツ連邦共和国、D―65936 フランク フルト・アム・マイン、リートライン、2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高強力甘味料の混合物の甘味力を増加させそして味を向上させる方法におい て、この混合物にオリゴサッカリドを添加することを特徴とする上記方法。 2.オリゴサッカリドとしてイヌリン、オリゴフルクトース、ガラクトオリゴサ ッカリド、イソマルトオリゴサッカリド、ラクトスクロース、マルトース、グ リコスクロース、マルトテトラオースまたはトレハロースを使用する請求項1 に記載の方法。 3.高強力甘味料としてアセスルファム−K、シクラマート、サッカリン、アス パルテーム、アリタムおよびスクラロースを使用する請求項1または2に記載 の方法。 4.高強力甘味料の混合物としてアセスルファム−K/シクラマート、アセスル ファム−K/サッカリン、アスパルテーム/シクラマート、アスパルテーム/ サッカリン、シクラマート/サッカリン、アセスルファム−K/アリタム、ア スパルテーム/アリタム、アスパルテーム/スクラロース、シクラマート/ス クラロース、シクラマート/アリタム、サッカリン/スクロラース、サッカリ ン/アリタム、アリタム/スクラロースまたはアセスルファム−K/スクラロ ースを使用する請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。 5.甘味料が95:5〜5:95、好ましくは70:30〜30:70の混合比 で存在する請求項4に記載の方法。 6.高強力甘味料の混合物としてアセスルファム−K/アスパルテームを使用す る請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。 7.アセスルファム−Kおよびアスパルテームを50:50の混合比で存在させ る請求項6に記載の方法。 8.オリゴサッカリドと高強力甘味料混合物とを10:1〜10000:1、好 ましくは500:1〜5000:1の比で使用する請求項1〜7のいずれか一 つに記載の方法。 9.他の味変更物質を混合物に添加する請求項1〜8のいずれか一つに記載の方 法。 10.味変更物質としてネオヘスペリジンD、タウマチンまたはラムノースを使 用する請求項9に記載の方法。
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