JP2001326545A - アナログ出力回路 - Google Patents

アナログ出力回路

Info

Publication number
JP2001326545A
JP2001326545A JP2000144347A JP2000144347A JP2001326545A JP 2001326545 A JP2001326545 A JP 2001326545A JP 2000144347 A JP2000144347 A JP 2000144347A JP 2000144347 A JP2000144347 A JP 2000144347A JP 2001326545 A JP2001326545 A JP 2001326545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
differential amplifier
capacitor
terminal
analog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000144347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4428813B2 (ja
Inventor
Ryuichi Hashido
隆一 橋戸
Akihiro Suzuki
昭弘 鈴木
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000144347A priority Critical patent/JP4428813B2/ja
Publication of JP2001326545A publication Critical patent/JP2001326545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4428813B2 publication Critical patent/JP4428813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット電圧を完全に補償することがで
き、レイアウト面積が小さく、発振状態が発生せず、入
力電位が変化しないアナログ出力回路を提供する。 【解決手段】 まずスイッチ3,32,33,35のみ
をオンさせてキャパシタ36の電荷を消去するとともに
キャパシタ37を入力電位VINに充電する。次にスイッ
チ3,32,34,35のみをオンさせてキャパシタ3
6を差動増幅器31のオフセット電圧Vofに充電する。
次にスイッチ2,4,33のみをオンさせて入力電位と
同じ電位VINを出力する。キャパシタ36,37の容量
値の比に関係なくオフセット電圧Vofを完全にキャンセ
ルすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアナログ出力回路
に関し、特に、入力されたアナログ電位と同じ電位を出
力するアナログ出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の差動増幅器20の構成
を示す回路図である。図13において、この差動増幅器
20は、定電流源21、PチャネルMOSトランジスタ
22,23および抵抗素子24,25を含む。Pチャネ
ルMOSトランジスタ22と23は同じサイズであり、
抵抗素子24と25は同じ抵抗値を有する。
【0003】定電流源21は、第1電源電位VCCのラ
インとノードN21との間に接続される。PチャネルM
OSトランジスタ22は、ノードN21とN22の間に
接続され、そのゲートは反転入力端子20aに接続され
る。PチャネルMOSトランジスタ23は、ノードN2
1とN23の間に接続され、そのゲートは非反転入力端
子20bに接続される。抵抗素子24,25は、それぞ
れノードN22,N23と第2電源電位VSSのライン
との間に接続される。
【0004】定電流源21の出力電流Ibは、Pチャネ
ルMOSトランジスタ22と23に分流される。入力端
子20aの電位VIN1と入力端子20bの電位VIN2とが
同一である場合は、PチャネルMOSトランジスタ22
に流れる電流Ib1とPチャネルMOSトランジスタ23
に流れる電流Ib2とが同一になってノードN22の電位
OUT1とノードN23の電位VOUT2とは同一になる。し
たがって、差動増幅器20の出力電圧VOUT=VOUT1
OUT2は0(V)となる。
【0005】また、入力電位VIN1が入力電位VIN2より
も低い場合は、Ib1がIb2よりも大きくなり、VOUT1
OUT2よりも高くなる。したがって、出力電圧VOUT
正の電圧となる。また、入力電位VIN1が入力電位VIN2
よりも高い場合は、Ib1がI b2よりも小さくなり、V
OUT1がVOUT2よりも低くなる。したがって、出力電圧V
OUTは負の電圧となる。この出力電圧VOUTは、入力電位
差VIN2−VIN1を増幅した電圧となる。
【0006】しかし、このような差動増幅器20では、
PチャネルMOSトランジスタ22と23のサイズに差
があったり、抵抗素子24と25の抵抗値に差がある場
合は、入力電位VIN1とVIN2が等しいときでも出力電圧
OUTは0(V)にならない。このときの出力電圧は、
オフセット電圧と呼ばれる。
【0007】図14は、差動増幅器のオフセット電圧を
補償するためのオフセット電圧補償機能を有する電圧フ
ォロワ30の構成を示す回路図である。このような電圧
フォロワ30は、たとえばEuro Display '96(p.247〜2
50)に開示されている。
【0008】図14において、この電圧フォロワ30
は、差動増幅器31、スイッチ32〜35、キャパシタ
36,37、入力端子38、および出力端子39を含
む。差動増幅器31以外の素子32〜37はオフセット
電圧補償回路を構成する。スイッチ32は、差動増幅器
31の出力端子31cと反転入力端子31aとの間に接
続される。スイッチ33,34は、差動増幅器31の出
力端子31cと非反転入力端子31bとの間に直列接続
される。スイッチ35は、入力端子38と差動増幅器3
1の非反転入力端子31bとの間に接続される。
【0009】キャパシタ36は、スイッチ33と34の
間のノードと差動増幅器31の反転入力端子31aとの
間に接続される。キャパシタ36は、所定の容量値Cof
を有し、差動増幅器31のオフセット電圧Vofを電荷と
して保持する。キャパシタ37は、差動増幅器31の非
反転入力端子31bと第2電源電位VSSのラインとの
間に接続される。キャパシタ36は、所定の容量Ca
有し、入力電位VINを電荷として保持する。差動増幅器
31の出力端子31cは、電圧フォロワ30の出力端子
39に接続される。
【0010】次に、この電圧フォロワ30の動作につい
て説明する。ステップS1では、図15に示すように、
スイッチ35がオンとなり、キャパシタ37に入力電位
IN分の電荷Qa=Ca・VINが蓄えられる。また、スイ
ッチ32,33がオンし、キャパシタ36に蓄えられて
いた電荷が消去(リセット)される。ステップS2で
は、図16に示すように、リセットが終了したのでスイ
ッチ33,35がオフする。
【0011】ステップS3では、図17に示すように、
スイッチ34がオンし、オフセット電圧Vofが検出され
る。すなわちキャパシタ36にはオフセット電圧Vof
の電荷ΔQが蓄えられ、キャパシタ37の電荷がδQだ
け増加してQa+ΔQとなり、キャパシタ37の端子電
圧がVINからVIN′に変化する。このとき、以下の式が
成り立つ。
【0012】
【数1】
【0013】ステップS4では、図18に示すように、
オフセット電圧Vofの検出が終了したので、スイッチ3
4がオフする。ステップS5では、図19に示すよう
に、スイッチ32がオフしてスタンバイ状態となる。ス
テップS6では、図20に示すように、スイッチ33が
オンし、検出したオフセット電圧Vofが差動増幅器31
の反転入力端子31aにフィードバックされ、電圧フォ
ロワ30の出力電圧VOU Tがオフセット電圧Vof分だけ
低下する。このとき電圧フォロワ30の出力電圧VOUT
は次の式で表わされる。
【0014】
【数2】
【0015】したがって、この電圧フォロワ30では、
オフセット電圧はCof/Ca倍に低減される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電圧フ
ォロワ30では、オフセット電圧Vofの影響を小さくす
るためにはキャパシタ36の容量値Cofに比べてキャパ
シタ37の容量値Caを十分大きくする必要があったの
で、キャパシタ37の電極面積を十分大きくする必要が
あり、レイアウト面積が大きくなるという問題があっ
た。
【0017】また、オフセット電圧Vofを検出するとき
(ステップS3)、差動増幅器31の出力端子31cと
非反転入力端子31bがキャパシタ36を介して接続さ
れるので、差動増幅器31の周波数特性やオフセット電
圧Vofの大きさによっては発振状態が生じ、オフセット
電圧Vofを正確に検出できなくなる。図21は、従来の
電圧フォロワ30の矩形波応答を示す波形図である。こ
の図からステップS3において発振状態が生じ、電圧V
IN,VOUTが大きく変化することがわかる。
【0018】また、オフセット電圧Vofを検出するとき
(ステップS3)、キャパシタ36と37が接続される
ので、電荷の移動によって入力電位VINが大きく変化し
てしまうという問題があった。
【0019】これらの問題は、単結晶シリコントランジ
スタを用いずに、アモルファスシリコントランジスタ、
ポリシリコントランジスタなどの性能の悪いトランジス
タを用いて差動増幅器31を構成した場合に特に顕著と
なる。
【0020】また、従来の電圧フォロワ30では、素子
の寄生容量などに起因してスイッチングの際に生じるフ
ィードスルーによって、正確に入力電位をラッチできな
いという問題もあった。
【0021】それゆえに、この発明の主たる目的は、オ
フセット電圧を完全に補償することができ、レイアウト
面積が小さく、発振状態が発生せず、入力電位が変化し
ないアナログ出力回路を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアナログ
出力回路は、入力されたアナログ電位と同じ電位を出力
するアナログ出力回路であって、第1の入力端子、第2
の入力端子および出力端子を含む差動増幅器と、差動増
幅器のオフセット電圧を保持するための第1のキャパシ
タと、入力されたアナログ電位を保持するための第2の
キャパシタと、差動増幅器の第1の入力端子に参照電位
を与えるとともに出力端子と第2の入力端子とを接続
し、参照電位に差動増幅器のオフセット電圧を加算した
電位を差動増幅器に出力させるための第1の切換回路
と、差動増幅器から出力された参照電位にオフセット電
圧を加算した電位を第1のキャパシタの一方電極に与え
るとともにその他方電極に参照電位を与えて充電させる
ための第2の切換回路と、第1および第2の切換回路を
用いて充電された第1のキャパシタの一方電極および他
方電極をそれぞれ差動増幅器の第2の入力端子および出
力端子に接続するとともに、第2のキャパシタに保持さ
れたアナログ電位を差動増幅器の第1の入力端子に与え
て、アナログ電位と同じ電位を差動増幅器に出力させる
ための第3の切換回路とを備えたものである。
【0023】好ましくは、さらに、第1および第2の切
換回路を用いて第1のキャパシタを充電させる前に、第
1のキャパシタの電極間を接続して放電させるための第
4の切換回路が設けられる。
【0024】また好ましくは、さらに、その一方端子が
入力されたアナログ電位を受け、その他方端子が第2の
キャパシタの一方電極に接続され、第1および第2の切
換回路を用いて第1のキャパシタを充電している間に導
通し、第2のキャパシタにアナログ電位を保持させるた
めの第1のスイッチング素子が設けられる。
【0025】また好ましくは、さらに、その一方端子が
差動増幅器の出力端子に接続され、その他方端子が負荷
回路に接続され、差動増幅器からアナログ電位と同じ電
位が出力されている期間に導通する第2のスイッチング
素子が設けられる。
【0026】また好ましくは、さらに、第2のスイッチ
ング素子の他方端子に接続され、第2のスイッチング素
子が導通する前の期間に負荷回路に予め定められた電位
を与えるための充放電回路が設けられる。
【0027】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1による電圧フォロワ1の構成を示す回
路図であって、図14と対比される図である。
【0028】図1を参照して、この電圧フォロワ1が図
14の電圧フォロワ30と異なる点は、スイッチ2〜4
が追加されている点と、参照電位VRが導入されている
点である。スイッチ3は、スイッチ34の一方端子と差
動増幅器31の非反転入力端子31bとの間に介挿され
る。スイッチ3と34の間のノードは、参照電位VRの
ラインに接続される。スイッチ2は、キャパシタ37の
一方電極と差動増幅器31の非反転入力端子31bとの
間に介挿される。スイッチ4は、差動増幅器31の出力
端子31cと電圧フォロワ1の出力端子39との間に介
挿される。
【0029】図2は、図1に示した電圧フォロワ1の動
作を示すタイムチャートである。この図2に従って、電
圧フォロワ1の動作について説明する。初期状態では、
スイッチ2,4,33がオンし、スイッチ3,32,3
4,35がオフしているものとする。ステップS1で
は、図3に示すように、スイッチ4がオフし、差動増幅
器31と出力端子39に接続された負荷(図示せず)と
が電気的に切り離される。これにより、スイッチ2〜
4,32〜35の切換動作の影響が負荷に及ぶのを防止
することができる。
【0030】ステップS2では、図4に示すように、ス
イッチ2がオフし、キャパシタ37と差動増幅器31が
電気的に切り離される。スイッチS3では、図5に示す
ように、スイッチ32,33がオンしてキャパシタ36
に蓄えられていた電荷が消去(リセット)されるととも
に、スイッチ35がオンして次のアナログ入力電位V IN
によってキャパシタ37の充電が開始される。
【0031】ステップS4では、図6に示すように、ス
イッチ33がオフするとともにスイッチ34がオンし、
オフセット電圧Vofが検出される。このとき差動増幅器
31と負荷が切り離されているので、差動増幅器31の
応答性は非常に良い。また、差動増幅器31の非反転入
力端子31bに参照電位VRを印加しているので、差動
増幅器31の動作は安定する。したがって、キャパシタ
36にはオフセット電圧Vof分の電荷ΔQが短時間で正
確に蓄えられる。また、キャパシタ37の端子電位VIN
が変化することはない。
【0032】ステップS5では、図7に示すように、オ
フセット電圧Vofの検出が終了したので、スイッチ34
がオフする。ステップS6では、図8に示すように、ス
イッチ32がオフし、差動増幅器31がオープンループ
にされる。
【0033】ステップS7では、図9に示すように、ス
イッチ33がオンし、検出したオフセット電圧Vofが差
動増幅器31の反転入力端子31aにフィードバックさ
れ、差動増幅器31の出力端子31cの電位がオフセッ
ト電圧Vof分だけ低下する。すなわち、差動増幅器31
の出力端子31cの電位は参照電位VRとなる。したが
って、この電圧フォロワ1では、キャパシタ36,37
の容量値によらずに、理論的にはオフセット電圧Vof
完全にキャンセルすることができる。
【0034】ステップS8では、図10に示すように、
スイッチ3,35がオフし、スタンバイ状態となる。ス
テップS9では、図11に示すように、スイッチ2,4
がオンし、キャパシタ7に保持された入力電位VINが差
動増幅器31の非反転入力端子31bに入力される。差
動増幅器31ではキャパシタ36に保持されたオフセッ
ト電圧Vofを出力電圧VOUTに上乗せして反転入力端子
31aにフィードバックさせるので、差動増幅器31の
出力電圧VOUTは入力電圧と同じ電圧VINとなる。
【0035】この実施の形態1では、オフセット電圧V
ofを検出するときに(ステップS4)、キャパシタ37
の電位VINを参照するのではなく参照電位VRを参照す
るので、キャパシタ37の電位VINが変化することがな
い。また、差動増幅器31の非反転入力端子31bが参
照電位VRに固定されるので、従来のように発振状態が
生じることもない。また、キャパシタ36,37の容量
値によらずに、理論的にはオフセット電圧Vofを完全に
キャンセルできるので、キャパシタ37の容量値すなわ
ち電極面積を大きくする必要がなく、レイアウト面積が
小さくて済む。
【0036】[実施の形態2]図1〜図11で示した電
圧フォロワ1は、たとえば液晶パネルの走査線を駆動す
るためのアナログ出力回路として用いられる。装置の低
コスト化を図るため、アナログ出力回路を単結晶トラン
ジスタの代わりにアモルファスシリコントランジスタま
たはポリシリコントランジスタで形成することが試みら
れているが、アモルファスシリコントランジスタまたは
ポリシリコントランジスタで形成されたアナログ出力回
路は応答性が悪いため走査時間が長くなるという問題が
ある。この実施の形態2では、この問題が解決される。
【0037】図12は、この発明の実施の形態2による
アナログ出力回路10の構成を示す回路ブロック図であ
る。図12を参照して、このアナログ出力回路10が図
1の電圧フォロワ1と異なる点は、スイッチ11および
充放電回路12が追加されている点である。スイッチ1
1は、出力端子39と充放電回路12の出力ノードとの
間に接続される。
【0038】スイッチ11は、スイッチ4がオフされて
いる期間にオンし、スイッチ4がオンしている期間にオ
フする。充放電回路12は、スイッチ4がオフされてい
る期間に、スイッチ11を介して負荷すなわち走査線を
目標レベルに近いレベルに充電/放電する。差動増幅器
31を含む電圧フォロワは、走査線を目標レベルに微調
整する。これにより、走査線を迅速かつ正確に駆動する
ことができ、走査時間の短縮化を図ることができる。
【0039】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るアナログ
出力回路では、差動増幅器と、第1および第2のキャパ
シタと、差動増幅器の第1の入力端子に参照電位を与え
るとともに出力端子と第2の入力端子とを接続し、参照
電位に差動増幅器のオフセット電圧を加算した電位を差
動増幅器に出力させるための第1の切換回路と、差動増
幅器から出力された参照電位にオフセット電圧を加算し
た電位を第1のキャパシタの一方電極に与えるとともに
その他方電極に参照電位を与えて充電させるための第2
の切換回路と、第1および第2の切換回路を用いて充電
された第1のキャパシタの一方電極および他方電極をそ
れぞれ差動増幅器の第2の入力端子および出力端子に接
続するとともに、第2のキャパシタに保持されたアナロ
グ電位を差動増幅器の第1の入力端子に与えて、アナロ
グ電位と同じ電位を差動増幅器に出力させるための第3
の切換回路とが設けられる。したがって、第1および第
2のキャパシタの容量値に関係なくオフセット電圧を完
全にキャンセルできる。よって、第2のキャパシタの容
量値すなわち電極面積が小さくて済み、レイアウト面積
が小さくて済む。また、第1のキャパシタを充電させる
ときでも、第2のキャパシタに保持された入力アナログ
電位を用いずに参照電位を用いるので、入力アナログ電
位が変化することがない。また、このとき差動増幅器の
第1の入力端子を参照電位に固定するので、発振状態が
生じることもない。
【0041】好ましくは、さらに、第1および第2の切
換回路を用いて第1のキャパシタを充電させる前に、第
1のキャパシタの電極間を接続して放電させるための第
4の切換回路が設けられる。この場合は、第1のキャパ
シタの残留電荷を除去できるので、オフセット電圧を正
確に検出できる。
【0042】また好ましくは、さらに、その一方端子が
入力されたアナログ電位を受け、その他方端子が第2の
キャパシタの一方電極に接続され、第1および第2の切
換回路を用いて第1のキャパシタを充電している間に導
通し、第2のキャパシタにアナログ電位を保持させるた
めの第1のスイッチング素子が設けられる。この場合
は、オフセット電圧を検出している間に入力アナログ電
位を第2のキャパシタに保持させることができる。
【0043】また好ましくは、さらに、その一方端子が
差動増幅器の出力端子に接続され、その他方端子が負荷
回路に接続され、差動増幅器からアナログ電位と同じ電
位が出力されている期間に導通する第2のスイッチング
素子が設けられる。この場合は、オフセット電圧を検出
している間は差動増幅器の出力端子と負荷回路との間を
遮断することができ、差動増幅器および負荷回路が互い
に悪影響を及ぼすのを防止することができる。
【0044】また好ましくは、第2のスイッチング素子
の他方端子に接続され、第2のスイッチング素子が導通
する前の期間に負荷回路に予め定められた電位を与える
ための充放電回路が設けられる。この場合は、差動増幅
器の負担を軽くすることができ、負荷回路を迅速に駆動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電圧フォロワ
の構成を示す回路図である。
【図2】 図1に示した電圧フォロワの動作を示すタイ
ムチャートである。
【図3】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ための回路図である。
【図4】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ための他の回路図である。
【図5】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図6】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図7】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図8】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図9】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図10】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図11】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態2によるアナログ出
力回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図13】 従来の差動増幅器の構成を示す回路図であ
る。
【図14】 従来の電圧フォロワの構成を示す回路図で
ある。
【図15】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するための回路図である。
【図16】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するための他の回路図である。
【図17】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図18】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図19】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図20】 図14に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図21】 図14に示した電圧フォロワの問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1,30 電圧フォロワ、2〜4,11,32〜35
スイッチ、12 充放電回路、20,31 差動増幅
器、21 定電流源、22,23 PチャネルMOSト
ランジスタ、24,25 抵抗素子、36,37 キャ
パシタ、38 入力端子、39 出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 明彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA13 CA54 CA92 FA18 HA10 HA29 HA38 KA00 KA05 KA19 MA05 MA23 ND01 ND11 ND22 ND23 PD02 TA06 5J091 AA01 AA12 CA13 CA54 CA92 FA18 HA10 HA29 HA38 KA00 KA05 KA19 MA05 MA23 TA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたアナログ電位と同じ電位を出
    力するアナログ出力回路であって、 第1の入力端子、第2の入力端子および出力端子を含む
    差動増幅器、 前記差動増幅器のオフセット電圧を保持するための第1
    のキャパシタ、 入力されたアナログ電位を保持するための第2のキャパ
    シタ、 前記差動増幅器の前記第1の入力端子に参照電位を与え
    るとともに前記出力端子と前記第2の入力端子とを接続
    し、前記参照電位に前記差動増幅器のオフセット電圧を
    加算した電位を前記差動増幅器に出力させるための第1
    の切換回路、 前記差動増幅器から出力された前記参照電位に前記オフ
    セット電圧を加算した電位を前記第1のキャパシタの一
    方電極に与えるとともにその他方電極に前記参照電位を
    与えて充電させるための第2の切換回路、および前記第
    1および第2の切換回路を用いて充電された前記第1の
    キャパシタの一方電極および他方電極をそれぞれ前記差
    動増幅器の前記第2の入力端子および前記出力端子に接
    続するとともに、前記第2のキャパシタに保持されたア
    ナログ電位を前記差動増幅器の前記第1の入力端子に与
    えて、前記アナログ電位と同じ電位を前記差動増幅器に
    出力させるための第3の切換回路を備える、アナログ出
    力回路。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第1および第2の切換回路
    を用いて前記第1のキャパシタを充電させる前に、前記
    第1のキャパシタの電極間を接続して放電させるための
    第4の切換回路を備える、請求項1に記載のアナログ出
    力回路。
  3. 【請求項3】 さらに、その一方端子が入力されたアナ
    ログ電位を受け、その他方端子が前記第2のキャパシタ
    の一方電極に接続され、前記第1および第2の切換回路
    を用いて前記第1のキャパシタを充電している間に導通
    し、前記第2のキャパシタに前記アナログ電位を保持さ
    せるための第1のスイッチング素子を備える、請求項1
    または請求項2に記載のアナログ出力回路。
  4. 【請求項4】 さらに、その一方端子が前記差動増幅器
    の前記出力端子に接続され、その他方端子が負荷回路に
    接続され、前記差動増幅器から前記アナログ電位と同じ
    電位が出力されている期間に導通する第2のスイッチン
    グ素子を備える、請求項1から請求項3のいずれかに記
    載のアナログ出力回路。
  5. 【請求項5】 さらに、前記第2のスイッチング素子の
    他方端子に接続され、前記第2のスイッチング素子が導
    通する前の期間に前記負荷回路に予め定められた電位を
    与えるための充放電回路を備える、請求項4に記載のア
    ナログ出力回路。
JP2000144347A 2000-05-17 2000-05-17 アナログ出力回路 Expired - Fee Related JP4428813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144347A JP4428813B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 アナログ出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144347A JP4428813B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 アナログ出力回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001326545A true JP2001326545A (ja) 2001-11-22
JP4428813B2 JP4428813B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=18651015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000144347A Expired - Fee Related JP4428813B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 アナログ出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4428813B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025417A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-09 Rohm Co., Ltd. 平衡出力回路及びそれを用いた電子機器
JP2006197142A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sharp Corp 電圧レベル増幅機能付きバッファ回路および液晶表示装置
US7317441B2 (en) 2002-10-09 2008-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Constant current circuit, drive circuit and image display device
US7324079B2 (en) 2002-11-20 2008-01-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image display apparatus
CN100370320C (zh) * 2003-10-27 2008-02-20 日本电气株式会社 输出电路、数字模拟电路和显示装置
JP2008312079A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Denso Corp 増幅回路
US7573451B2 (en) 2002-11-06 2009-08-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Sample hold circuit and image display device using the same
CN101369803B (zh) * 2003-10-01 2011-05-11 日本电气株式会社 差分放大器电路及使用其的液晶显示单元的驱动电路
JP2016528854A (ja) * 2013-12-04 2016-09-15 シーエスエムシー テクノロジーズ エフエイビー1 カンパニー リミテッド センサ制御回路及び電子装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10392172B4 (de) * 2002-10-09 2016-10-06 Mitsubishi Denki K.K. Konstantstromschaltung, Treiberschaltung und Bildanzeigevorrichtung
US7317441B2 (en) 2002-10-09 2008-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Constant current circuit, drive circuit and image display device
US7573451B2 (en) 2002-11-06 2009-08-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Sample hold circuit and image display device using the same
US7324079B2 (en) 2002-11-20 2008-01-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image display apparatus
CN101369803B (zh) * 2003-10-01 2011-05-11 日本电气株式会社 差分放大器电路及使用其的液晶显示单元的驱动电路
CN100370320C (zh) * 2003-10-27 2008-02-20 日本电气株式会社 输出电路、数字模拟电路和显示装置
JPWO2006025417A1 (ja) * 2004-09-03 2008-05-08 ローム株式会社 平衡出力回路及びそれを用いた電子機器
WO2006025417A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-09 Rohm Co., Ltd. 平衡出力回路及びそれを用いた電子機器
US7368982B2 (en) 2004-09-03 2008-05-06 Rohm Co., Ltd. Balanced output circuit and electronic apparatus utilizing the same
JP5027510B2 (ja) * 2004-09-03 2012-09-19 ローム株式会社 平衡出力回路及びそれを用いた電子機器
JP4503445B2 (ja) * 2005-01-12 2010-07-14 シャープ株式会社 電圧レベル増幅機能付きバッファ回路および液晶表示装置
JP2006197142A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sharp Corp 電圧レベル増幅機能付きバッファ回路および液晶表示装置
JP2008312079A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Denso Corp 増幅回路
JP2016528854A (ja) * 2013-12-04 2016-09-15 シーエスエムシー テクノロジーズ エフエイビー1 カンパニー リミテッド センサ制御回路及び電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4428813B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0540052B1 (en) Ripple-free phase detector using two sample-and-hold circuits
JP3998465B2 (ja) ボルテージホロワ及びそのオフセットキャンセル回路並びに液晶表示装置及びそのデータドライバ
US10438546B2 (en) Circuit for removing residual image after power-off, method for driving same, and display apparatus
CN110196653B (zh) 触摸检测电路、触控显示装置以及触摸检测方法
US6529049B2 (en) Pre-charged sample and hold
JP2804764B2 (ja) 動作モードの間で切換え可能な増幅器装置
US7372319B1 (en) Constant boosted voltage generator circuit for feedback switches in a switched capacitor circuit
JP2001326545A (ja) アナログ出力回路
US6628148B2 (en) Sample and hold circuit having a single control signal
EP0015554B1 (en) Comparator circuit
US7414464B2 (en) Op driver with the function of canceling op offset
JP3801112B2 (ja) 画像読取信号処理装置
JPH0541651A (ja) 容量負荷駆動用半導体集積回路装置
JP3998343B2 (ja) オフセット電圧補償回路
EP0638996B1 (en) Chopper type differential amplifier using MOS gate capacitors
US5329247A (en) Switchable MOS current mirror
JP2004350256A (ja) オフセット補償回路と、それを用いたオフセット補償機能付駆動回路および液晶表示装置
JP2001358567A (ja) 半導体集積回路
WO2019037475A1 (zh) 源极驱动增强电路、源极驱动增强方法、源极驱动电路和显示设备
JP3405257B2 (ja) チャージポンプ回路
KR100357319B1 (ko) 버퍼 증폭기 및 그 구동방법
JPH03212898A (ja) 保持時間を増加させるためのフィードバック回路を持つ集積化サンプル・ホールド回路
JPH06318399A (ja) サンプルホールド回路装置
JP2604873B2 (ja) センスアンプ回路
JP2921184B2 (ja) チャージポンプ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees