JP2001326510A - アンテナ取り付け装置および衛星電波受信アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ取り付け装置および衛星電波受信アンテナ装置

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JP2001326510A JP2000141630A JP2000141630A JP2001326510A JP 2001326510 A JP2001326510 A JP 2001326510A JP 2000141630 A JP2000141630 A JP 2000141630A JP 2000141630 A JP2000141630 A JP 2000141630A JP 2001326510 A JP2001326510 A JP 2001326510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のタイプのベランダに取り付け可能な衛
星電波受信アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 第1および第2の固定用部材50および
60の長手方向の一方側において、壁型ベランダのコン
クリート壁を挟み、他方側において長手方向に沿って離
れた位置の複数個の貫通孔を通じて貫通させた複数本の
ボルトと、複数個のナットにより、梃子の原理を応用し
て、受信アンテナをコンクリート壁に固定する。また、
第1および第2の固定用部材50、60の長手方向の中
間部において、格子型ベランダの格子を挟み、第1およ
び第2の固定用部材の長手方向の、挟んだ格子の両側の
位置の貫通孔を通じて貫通させた複数本のボルトと、複
数個のナットとにより、受信アンテナを格子部分に固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば衛星放送
受信アンテナ用として好適なアンテナ取り付け装置およ
び衛星電波受信アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送受信アンテナは、衛星からの電
波を直接受信する必要があり、アンテナ設置工事の容易
性から戸外のベランダに取り付けられる場合が多い。し
かし、ベランダの構造は、格子型のものや、コンクリー
ト壁型のものなど多種多様なものがあるので、ベランダ
への取り付け部を含んだ受信アンテナ装置として販売す
ると、その取り付け部の構造では、ベランダにアンテナ
を取り付けることができない場合が生じてしまう。
【0003】このため、従来は、受信アンテナ本体と、
アンテナ取り付け装置とは、別々に販売されていること
が多い。このように別売りされる場合に、受信アンテナ
をベランダに取り付けるときには、まず取り付けるベラ
ンダの構造に対応したアンテナ取り付け装置としてのア
ンテナ取り付け金具を購入して、ベランダに取り付け、
その後、受信アンテナ本体をアンテナ取り付け金具に取
り付けるようにしている。
【0004】図5は、格子型のベランダに取り付ける場
合のアンテナ取り付け金具10の従来の一例を示すもの
で、アンテナ支柱11が取り付けられた第1の固定用プ
レート12と、この第1の固定用プレート12と取り付
け対象物を挟持して、取り付け対象物にアンテナ取り付
け金具10を固定するようにするための第2の固定用プ
レート13と、複数本のボルト14と、複数個のナット
15とで構成されている。
【0005】第1および第2の固定用プレート12、1
3の長手方向の両端の対応する位置には、ボルト14を
貫通させて取り付けるための貫通孔(図示せず)が、そ
れぞれ2個ずつ設けられている。
【0006】このアンテナ取り付け金具10は、図6に
示すように、格子型ベランダの格子部分16を、第1の
固定用プレート12と第2の固定用プレート13とで挟
み、それぞれのプレート12、13に設けられた貫通孔
を通してボルト14を装着し、ナット15により締め付
けることにより、格子状ベランダに固定される。
【0007】この固定後、衛星電波受信用のパラボラア
ンテナ本体20を、アンテナ取り付け金具10のアンテ
ナ支柱11に固定することにより、アンテナの取り付け
が完了する。アンテナ本体20は、パラボラ反射板21
と、このパラボラ反射板21で集波された電波を取り込
み、所定の周波数帯域の信号にダウンコンバートするコ
ンバータ22とを備える。
【0008】最近はプライバシー保護の観点からコンク
リート壁によるベランダが増加しているが、この構造の
ベランダには、前述のアンテナ取り付け金具10は取り
付けることができない。この場合には、例えば図7に示
すようなアンテナ取り付け金具30が用いられる。
【0009】このアンテナ取り付け金具30は、アンテ
ナ支柱21の嵌合パイプ31が取り付けられた第1の固
定用プレート32と、この第1の固定用プレート32と
取り付け対象物を挟持して、取り付け対象物にアンテナ
取り付け金具30を固定するようにするための第2の固
定用プレート33とを、連結アーム34により連結した
構造とされている。
【0010】連結アーム34は、アーム伸縮機構部35
を備えている。このアーム伸縮機構部35は、ネジ(図
示せず)を回転することにより伸縮する。
【0011】このアンテナ取り付け金具30を用いてコ
ンクリート壁型のベランダの上部に取り付ける場合に
は、図8に示すように、コンクリート壁36の上部の手
摺37を連結アーム34が跨ぐようにして、第1の固定
用プレート32と、第2の固定用プレート33とでコン
クリート壁36を挟むようにする。そして、アーム伸縮
機構部35のネジを回転させて、第1の固定用プレート
32と、第2の固定用プレート33とが、コンクリート
壁36をしっかりと挟持するようにして、取り付け金具
30を固定する。
【0012】この固定後、衛星電波受信用のパラボラア
ンテナ本体20を、アンテナ取り付け金具30のアンテ
ナ支柱31に固定することにより、アンテナの取り付け
が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
は、衛星放送受信アンテナと、アンテナ取り付け金具と
は別途販売され、衛星放送受信アンテナのベランダへの
取り付けに当たって、取り付けるベランダの構造に対応
したアンテナ取り付け金具を購入して用いる必要があっ
た。
【0014】このため、アンテナ設置位置を変更した
り、引っ越しによる設置環境が変化した場合には、アン
テナ取り付け金具を、新たに購入しなければならない事
態が生じることがあり、使用者に経済的な負担を強いる
ことになる。
【0015】また、アンテナ本体を、種々のアンテナ取
り付け金具に適合させるようにする構造にしなければな
らないため、例えばアンテナ取り付け金具には嵌合パイ
プを設け、一方、アンテナ本体には、この嵌合パイプに
挿入する支柱パイプを取り付けなければならないとい
う、構造上の制約が生じ、アンテナ装置としてのコスト
ダウンを図る際の障害となっている。
【0016】また、アンテナ取り付け時には、まず、ア
ンテナ取り付け金具をベランダに取り付け固定させた
後、アンテナ本体を取り付けなければならず、取り付け
工事の工数が多く、また、取り付けに当たって使用する
部品も多く、設置作業の困難さを増大させていた。
【0017】この発明は、以上の点にかんがみ、格子型
のベランダでも、コンクリート壁型のベランダでも、取
り付け可能であると共に、コスト的にも有利であるアン
テナ取り付け装置および衛星電波受信アンテナ装置を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるアンテナ取り付け装置は、アンテナ
取り付け部材と、前記アンテナ取り付け部材が取り付け
られる第1の固定用部材と、前記第1の固定用部材と共
に、取り付け対象物を挟んで固定するための第2の固定
用部材と、複数本のボルトと、複数個のナットとからな
り、前記第1および第2の固定用部材は、その長手方向
に沿って、これら2枚の固定用部材を対向させた状態に
おいて互いに対応した位置に、前記ボルトを貫通させる
複数個の貫通孔もしくは長孔を備え、前記第1および第
2の固定用部材の長手方向の一方側において取り付け対
象物を挟み、前記長手方向の他方側において前記長手方
向に沿って離れた位置の複数個の貫通孔を通じて貫通さ
せた複数本の前記ボルトと、前記複数個のナットとによ
り、前記取り付け対象物に対して固定する第1の固定状
態と、前記第1および第2の固定用部材の長手方向の中
間部において取り付け対象物を挟み、前記第1および第
2の固定用部材の長手方向の前記取り付け対象物の両側
の位置の貫通孔を通じて貫通させた複数本の前記ボルト
と、前記複数個のナットとにより、前記取り付け対象物
に対して固定する第2の固定状態と、を取り得ることを
特徴とする。
【0019】上述の構成のこの発明によるアンテナ取り
付け装置によれば、第1の固定状態により、取り付け対
象物をコンクリート壁型のベランダの上部として、アン
テナ取り付け装置を、ベランダに取り付けることができ
る。また、第2の固定状態により、取り付け対象物を格
子型ベランダの格子部として、アンテナ取り付け装置
を、ベランダに取り付けることができる。したがって、
この発明によれば、一つのアンテナ取り付け装置で、多
種多様のベランダに取り付け可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態
は、アンテナ取り付け装置部を備える衛星放送受信アン
テナ装置の場合のものである。
【0021】図1は、この実施の形態の衛星放送受信ア
ンテナ装置の、主としてアンテナ取り付け装置部の構成
を示すものである。図1に示すように、この実施の形態
のアンテナ取り付け装置部は、大きく分けて、アンテナ
取り付け部分40と、第1の固定用部材50と、第2の
固定用部材60とからなる。これらアンテナ取り付け部
分40と、第1の固定用部材50と、第2の固定用部材
60とは、例えばアルミニウムなどの金属により構成さ
れている。
【0022】まず、アンテナ取り付け部分40について
説明する。パラボラ反射板41は、方向角度調整機構部
42を介してアンテナ取り付け部材43に取り付けられ
ている。図示は省略したが、パラボラ反射板41で集波
された電波を取り込み、所定の周波数帯域の信号にダウ
ンコンバートするコンバータが設けられるのは、従来と
同様である。
【0023】アンテナ取り付け部材43は、中空の四角
柱形状のアルミニウムなどの金属により構成されてお
り、その一端側に方向角度調整機構部42を介してパラ
ボラ反射板41およびコンバータが取り付けられる。こ
の実施の形態の場合、アンテナ取り付け部材43の断面
は正方形とされている。
【0024】方向角度調整機構部42は、方位角調整部
と、仰角調整部とからなる。平行な2枚の板部421、
422を備えるコ字状の仰角調整部は、パラボラ反射板
41に固定されている。
【0025】そして、この仰角調整部の2枚の板部42
1、422は、平行な2枚の板部423、424を備え
る方位角調整部に、回動軸425により、矢印θaの方
向に回動可能に取り付けられる。回動軸425の方向
は、方位角調整部の2枚の板部423、424に平行な
方向とされている。
【0026】板部421、422には、回動を案内する
ための円弧状の長孔426が設けられ、方位角調整部に
固定されているボルト427が、この長孔426に嵌合
される。したがって、アンテナ反射板41の仰角は、こ
の長孔426の長さ分に応じた角範囲での調整が可能と
されている。そして、調整後には、ボルト427に螺合
されるナット428の締め付けにより、その角度位置で
仰角が固定されるようにされる。
【0027】方位角調整部は、その2枚の板部423、
424が、アンテナ取り付け部材43の互いに対向する
側面を貫通する回転軸429により、矢印θbの方向に
回動可能に取り付けられることにより構成される。な
お、板部423、424には、回動を案内するための円
弧状の長孔430が設けられ、アンテナ取り付け部43
に固定されているボルト431が、この長孔430に嵌
合される。したがって、アンテナ反射板41の方位角
は、この長孔430の長さ分に応じた角範囲での調整が
可能とされている。そして、調整後には、ボルト431
に螺合されるナット432の締め付けにより、その角度
位置で方位角が固定されるようにされる。
【0028】アンテナ取り付け部材43の他端側は、第
1の固定用部材50に取り付けられる。そのため、アン
テナ取り付け部材43の他端側の4側面には、ボルトを
貫通させるための2個ずつの貫通孔が設けられている。
図1においては、矢印θbで示される方位角調整方向に
直交する側面43Aに穿かれた2個の貫通孔43a,4
3bと、矢印θbで示される方位角調整方向に沿う側面
43Bに穿かれた2個の貫通孔43c,43dのみを示
したが、それらの側面43A,43Bに対向する側面に
も同様にして貫通孔が形成されている。
【0029】第1の固定用部材50および第2の固定用
部材60は、板状の部材であり、これら第1および第2
の固定用部材50および60により、アンテナを取り付
けたいベランダのコンクリート壁や格子を挟み、後述す
るように、複数個のボルトとナットを用いて固定するも
のである。このため、これら第1の固定用部材50およ
び第2の固定用部材60には、その長手方向に沿った互
いに対応する位置に、ボルトを挿通するための複数個
の、この例では、8個の貫通孔53a,53b,53
c,53d,53e,53f,53g,53hおよび6
1a,61b,61c,61d,61e,61f,61
g,61hが、それぞれ穿かれている。
【0030】また、第1の固定用部材50の長手方向の
ほぼ中央の位置には、アンテナ取り付け部材43を取り
付けるための取り付け片51および52が設けられてい
る。第1の固定用部材50の前記8個の貫通孔53a,
53b,53c,53d,53e,53f,53g,5
3hは、取り付け片51、52の両側にそれぞれ4個ず
つ設けられている。したがって、第2の固定用部材60
の貫通孔61a,61b,61c,61d,61e,6
1f,61g,61hは、それらの貫通孔53a,53
b,53c,53d,53e,53f,53g,53h
に対応した位置とされている。
【0031】第1の固定用部材50の取り付け片51お
よび52は、アンテナ取り付け部材43の側面の幅分だ
け離れて設けられている。この取り付け片51および5
2には、アンテナ取り付け部材43の側面の2個ずつの
貫通孔に対応して貫通孔51a,51bおよび52a,
52bが、それぞれ設けられている。
【0032】この場合、アンテナ取り付け部材43は、
断面が正方形の四角柱であるので、側面43Aの貫通孔
43a,43bを、取り付け片51の貫通孔51a,5
1bに合わせるように、第1の固定用部材50に取り付
ける状態と、アンテナ取り付け部材43を、その四角柱
の中心線を中心として90度回転させ、側面43Bの貫
通孔43c,43dを、取り付け片51の貫通孔51
a,51bに合わせるように、第1の固定用部材50に
取り付ける状態とを取り得る。
【0033】また、第1および第2の固定用部材50お
よび60の互いに対向する面の長手方向のほぼ中央部に
は、凹段部54および62が設けられている。
【0034】以上のような構成のアンテナ取り付け装置
部を備える衛星電波受信アンテナ装置の格子型ベランダ
やコンクリート壁型ベランダへの取り付け態様につい
て、次に説明する。
【0035】[格子型ベランダへの取り付け]図2は、
この実施の形態の衛星電波受信アンテナ装置を、格子型
ベランダに取り付けた状態を示している。このときに
は、図2に示すように、アンテナ取り付け部材43は、
側面43Aの貫通孔43a,43bを、取り付け片51
の貫通孔51a,51bに合わせ、ボルト71とボルト
72を、それらの貫通孔を通じて貫通させ、これらボル
ト71、72にナット81、82を装着して締め付ける
ことにより、第1の固定用部材50に取り付ける。
【0036】そして、長手方向を水平方向とした第1の
固定用部材50と第2の固定用部材60とで、格子型ベ
ランダの格子91、92を挟み、第1の固定用部材50
と第2の固定用部材60の長手方向の適当な2か所の貫
通孔、図2の例では、両端の貫通孔53a,61aと、
貫通孔53h,61hとに、ボルト73、74を挿通
し、これらボルト73、74にナット83、84を装着
して締め付けることにより、アンテナ装置全体を格子9
1、92に固定するようにする。
【0037】この場合、図2の例では、2本の格子9
1、92を挟む位置の2か所の貫通孔53a,61a
と、貫通孔53h,61hの位置において、アンテナ装
置全体を固定するようにしたが、2本の格子91、92
の間の2か所の貫通孔53c,61cと、貫通孔53
f,61fあるいは、53d,61dと、貫通孔53
e,61eの位置において、アンテナ装置全体を固定す
るようにすることもできる。
【0038】以上のように取り付け固定した後、方向角
度調整機構42により、方位角および仰角を調整するこ
とにより、パラボラ反射板41を衛星方向に正しく方向
調整して、取り付けが完了する。
【0039】[壁型ベランダへの取り付け]図3は、こ
の実施の形態の衛星電波受信アンテナ装置を、壁型ベラ
ンダに取り付けた状態を示している。このときには、図
3に示すように、アンテナ取り付け部材43は、側面4
3Bの貫通孔43c,43dを、取り付け片51の貫通
孔51a,51bに合わせ、ボルト71とボルト72
を、それらの貫通孔を通じて貫通させ、これらボルト7
1、72にナット81、82を装着して締め付けること
により、第1の固定用部材50に取り付ける。
【0040】すなわち、この壁型ベランダに取り付ける
ときには、前述の格子型ベランダのときとは、アンテナ
取り付け部材43を、その四角柱の中心線を回転中心と
して90度回転させて、第1の固定用部材50に対して
取り付ける。
【0041】そして、第1および第2の固定用部材5
0、60を、その長手方向が垂直方向となるようにし
て、図3に示すように、その長手方向の一端側で、コン
クリート壁93を挟むようにする。このとき、凹段部5
4および62内に、壁型ベランダの上部の手摺部分93
aが入り込むように、第1および第2の固定用部材5
0、60を装着する。
【0042】第1および第2の固定用部材50、60に
は、上述のようなコンクリート壁93への装着に先立
ち、コンクリート壁93への装着部分とは逆側の長手方
向の他端部側の2か所の貫通孔にボルト75および76
を挿通させる。この際に、外側(上側)のボルト75に
は、第1および第2の固定用部材50、60間の部分に
2個のナット85a,85bを装着するようにする。内
側(下側)のボルト76には、通常のように、貫通させ
たボルト先端部にナット86を装着するようにする。
【0043】また、第1および第2の固定用部材50お
よび60の長手方向の一端側のコンクリート壁93への
装着部には、例えばゴムなどの弾性体のシート55およ
び63を、例えば両面テープなどの接着材を用いて取り
付けておく。
【0044】そして、図3のように、第1および第2の
固定用部材50および60を、コンクリート壁93に装
着したら、上側のボルト75に装着されているナット8
5a,85bの位置をまず調整する。すなわち、ナット
85bは、第2の固定用部材60側にしっかりと締め付
けて固定する。一方、ナット85aは、第1および第2
の固定用部材50および60間の距離が、コンクリート
壁93の厚さにほぼ一致する位置にする。
【0045】次に、下側のボルト76の先端に装着され
ているナット86を締め付ける。この締め付けにより、
第1および第2の固定用部材50および60の長手方向
の他端側には、梃子の原理により、コンクリート壁93
を締め付けるような力が働く。こうして、この実施の形
態の衛星電波受信アンテナ装置は、コンクリート壁から
なるベランダにも装着固定が可能となる。この場合に、
弾性シート55、63の存在により、アンテナ装置は、
より確実にコンクリート壁93に固定されるものであ
る。
【0046】以上のように取り付け固定した後、方向角
度調整機構42により、方位角および仰角を調整するこ
とにより、パラボラ反射板41を衛星方向に正しく方向
調整して、取り付けが完了する。
【0047】このとき、前述の格子型ベランダへの取り
付けの場合に対して、第1および第2の固定用部材5
0、60は、90度回転した状態になるが、前述したよ
うに、このときには、アンテナ取り付け部材43が、9
0度回転した状態で第1の固定用部材50に取り付けら
れているので、方向角度調整機構42により、格子型ベ
ランダに取り付けた場合と同様にして方向調整を行うこ
とができる。
【0048】[他の取り付け態様]この実施の形態の衛
星電波受信アンテナ装置の第1および第2の固定用部材
50および60の中央部に設けられた凹段部54および
62を利用することにより、この実施の形態の衛星電波
受信アンテナ装置は、図4に示すように、円柱状の構造
物94や角柱状の構造物部分にも、容易に固定すること
ができる。この場合の第1および第2の固定用部材50
および60の、取り付け対象物に対する取り付け状態
は、図2に示した状態と同様で、取り付け対象物を挟む
2か所の貫通孔にボルトを通し、ナットで締め付けるこ
とにより、固定することができる。
【0049】この場合、取り付け対象物である円柱状構
造物94や角柱状構造物は、水平方向のものであって
も、垂直方向のものであっても、いずれでもよい。図4
の例は、水平方向の円柱状の構造物に取り付けた状態を
示しており、このため、第1の固定用部材50と、アン
テナ取り付け部材43との結合関係は、図3のコンクリ
ート壁に取り付ける場合と同様とされている。
【0050】[変形例]以上の実施の形態は、衛星電波
受信アンテナ装置の場合であるが、アンテナ取り付け部
材43に、従来のようなアンテナ支柱を取り付けるなど
することにより、受信アンテナ本体とは別体のアンテナ
取り付け装置の構成とすることも、勿論できる。その場
合においても、アンテナ取り付け装置は、格子型ベラン
ダでも、コンクリート壁型のベランダであっても、取り
付けが可能であるので、一つのアンテナ取り付け装置に
より、殆どのベランダに取り付け可能となるという顕著
な効果がある。
【0051】なお、上述の実施の形態では、固定用部材
に設けた貫通孔は8個であったが、取り付け部材43の
取り付け片51、52の部分の一方の側に2個(壁型ベ
ランダへの取り付け用)と、他方の側に1個の、少なく
とも3個を設けるようにすればよい。
【0052】また、複数個の貫通孔を設ける代わりに、
長孔を設けるようにしてもよい。例えば、取り付け部材
43の取り付け片51、52の部分を挟む両側に、4個
の貫通孔の位置を含むような長孔を、それぞれ1つ設け
るようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一般的なベランダの殆どのものに取り付け可能な衛
星電波受信アンテナ装置を実現することができる。そし
て、アンテナ設置時には、専用の取り付け金具を用意す
る必要がないので、設置工事の際のコストおよび時間が
大幅に削減することができる。
【0054】また、アンテナ設置位置の変更や、引っ越
しなどによる設置環境の変化にも柔軟に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による衛星電波受信アンテナ装置の実
施の形態のアンテナ取り付け装置部の部分を説明するた
めの図である。
【図2】実施の形態の衛星電波受信アンテナ装置の取り
付け状態の一態様を示す図である。
【図3】実施の形態の衛星電波受信アンテナ装置の取り
付け状態の他の態様を示す図である。
【図4】実施の形態の衛星電波受信アンテナ装置の取り
付け状態の他の態様を示す図である。
【図5】従来のアンテナ取り付け金具の一例を説明する
ための図である。
【図6】図5の例のアンテナ取り付け金具を用いた取り
付け態様を示す図である。
【図7】従来のアンテナ取り付け金具の他の例を説明す
るための図である。
【図8】図7の例のアンテナ取り付け金具を用いた取り
付け態様を示す図である。
【符号の説明】
40…アンテナ取り付け部分、41…パラボラ反射板、
42…方向角度調整機構部、43…アンテナ取り付け部
材、50…第1の固定用部材、60…第2の固定用部
材、53a〜53h…貫通孔、61a〜61h…貫通
孔、54、62…凹段部、91、92…格子型ベランダ
の格子、93…壁型ベランダのコンクリート壁、55、
63…弾性シート
フロントページの続き (72)発明者 和田 修一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA08 AA09 AA12 AA19 BB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ取り付け部材と、 前記アンテナ取り付け部材が取り付けられる第1の固定
    用部材と、 前記第1の固定用部材と共に、取り付け対象物を挟んで
    固定するための第2の固定用部材と、 複数本のボルトと、 複数個のナットとからなり、 前記第1および第2の固定用部材は、その長手方向に沿
    って、これら2枚の固定用部材を対向させた状態におい
    て互いに対応した位置に、前記ボルトを貫通させる複数
    個の貫通孔もしくは長孔を備え、 前記第1および第2の固定用部材の長手方向の一方側に
    おいて取り付け対象物を挟み、前記長手方向の他方側に
    おいて前記長手方向に沿って離れた位置の複数個の貫通
    孔を通じて貫通させた複数本の前記ボルトと、前記複数
    個のナットとにより、前記取り付け対象物に対して固定
    する第1の固定状態と、 前記第1および第2の固定用部材の長手方向の中間部に
    おいて取り付け対象物を挟み、前記第1および第2の固
    定用部材の長手方向の前記取り付け対象物の両側の位置
    の貫通孔を通じて貫通させた複数本の前記ボルトと、前
    記複数個のナットとにより、前記取り付け対象物に対し
    て固定する第2の固定状態と、 を取り得ることを特徴とするアンテナ取り付け装置。
  2. 【請求項2】前記アンテナ取り付け部材は、前記第1の
    固定用部材に対して、前記第1の固定用部材に垂直な方
    向を回転中心軸とした回転角で90度異なる2状態にお
    いて、取り付け固定されることを特徴とする請求項1に
    記載のアンテナ取り付け装置。
  3. 【請求項3】前記第1の固定用部材および前記第2の固
    定用部材の前記長手方向のほぼ中央部は、凹部形状とさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ取
    り付け装置。
  4. 【請求項4】前記第1の固定状態においては、前記取り
    付け対象物と前記第1および第2の固定用部材との間に
    弾性シートを介挿することを特徴とする請求項1に記載
    のアンテナ取り付け装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載のア
    ンテナ取り付け装置の前記アンテナ取り付け部材に、衛
    星からの電波を受信するための方向調整機構を備えるア
    ンテナ本体が取り付けられてなることを特徴とする衛星
    電波受信アンテナ装置。
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