JP3030315B2 - パネルの取付け装置 - Google Patents

パネルの取付け装置

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JP3030315B2
JP3030315B2 JP8302510A JP30251096A JP3030315B2 JP 3030315 B2 JP3030315 B2 JP 3030315B2 JP 8302510 A JP8302510 A JP 8302510A JP 30251096 A JP30251096 A JP 30251096A JP 3030315 B2 JP3030315 B2 JP 3030315B2
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Taiheiyo Cement Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルの取付け
に関するもので、特には中空壁パネルの取付けに有利
なパネルの取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリート(以下「ALC」
という)パネル、特に押出成形等によって形成された中
空壁パネルは以下のようにして梁に取り付けられる。
【0003】図3に示したように、予め上下段の梁1の
上部フランジ部1aにピースアングル2を溶接し、該ピ
ースアングル2に受けアングル3を溶接するとともに、
梁1の下部フランジ部1bに定規アングル4を溶接す
る。一方、パネル5にはその上端両側部と下端両側部の
裏面にボルト6a,6bとナット7a,7bによってイ
ナズマプレート8a,8bをそれぞれ取付けて仮止めを
行なっておく。
【0004】そして、図4に示したように、パネル5の
下端小口5aを下位の梁1の受けアングル3上に載置さ
せるとともに、該受けアングル3にイナズマプレート8
bを係合させ、さらにイナズマプレート8aを上位の梁
1の定規アングル4に係合させた状態でパネル5を人手
で保持させ、それぞれのボルト6a,6bを本締めする
ことによってパネル5を梁1に取り付る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなパネルの取
付け装置では、図3に示したように長尺な受けアングル
3をピースアングル2に、また長尺な定規アングル4を
梁1にそれぞれ溶接している。したがって、長大な材料
が必要になり、その取扱いが煩雑になるばかりでなく、
取付け作業も煩雑である。また、パネルの上部のイナズ
マプレート8aも下部のイナズマプレート8bと同様に
パネル5に仮止めしておき、パネル5を所望とする位置
に人手によって保持させておき、ボルト6bを本締めす
ることによって所定位置に取付けている。したがって、
その作業も煩雑であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、取付け材料の軽
減および取付け作業の合理化を図ることができるパネル
の取付け装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のパネルの取付
装置では、パネルを上下段の梁に溶接した定規アング
ルに取り付けるパネルの取付け装置において、パネルの
裏面上端両側部および下端両側部にボルトによってバッ
クプレートおよびイナズマプレートをそれぞれ取付ける
とともに、前記下段梁の定規アングルに溶接した下位の
受けプレート上に前記パネルの下端小口を載置させ、前
記イナズマプレートを前記下段梁の定規アングルに係合
させ、前記バックプレートを跨げて上位の受けプレート
を前記上段梁の定規アングルに溶接し、前記バックプレ
ートを前記上位の受けプレートによって拘束保持させて
パネルを取り付けている。
【0008】請求項1のパネルの取付け装置によれば、
パネル毎の受けプレートを定規アングルに固定すれば、
それによってパネルに締結したバックプレートを拘束保
持できる。したがって、パネルの取付け作業が極めて容
易になる。また、パネルを載置させる受けプレートはそ
の幅が小さく、その取扱いが容易である。
【0009】請求項2のパネルの取付け装置では、受け
プレートを、並設される2枚のパネルに差し渡すように
配置している。
【0010】請求項2のパネルの取付け装置によれば、
受けプレートが相隣合う2枚のパネルに共用できるの
で、さらに材料の軽減が図れる。
【0011】請求項3のパネルの取付け装置では、受け
プレートは、並設される2枚のパネルのそれぞれのバッ
クプレートを収容するための切欠きを有し、それらの切
欠きを画成する中間片から前記切欠きの底部までの深さ
が前記受けプレートの定規アングルへの当接面から前記
切欠きの底部までの深さよりも浅くなるように中間片が
形成されている。
【0012】請求項3のパネルの取付け装置によれば、
受けプレート垂直片を定規アングルに溶接する際に、中
間片が定規アングルに突き当たる虞がないので、受けプ
レートを定規アングルに確実に当接させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のパネルの取付け装置が適
用されるパネルは、軽量コンクリートパネルに適してお
り、特に中空壁パネル等の軽量なパネルを梁等の被取付
け体に取り付けるのに適している。
【0014】本発明のパネルの取付け装置では、パネル
の上部にバックプレートをボルトにて本締めし、そのバ
ックプレートを受けプレートによって拘束保持させるこ
とによってパネル上部を定規アングルに取付け、パネル
の下部にイナズマプレートをボルトによって仮止めし、
該イナズマプレートを定規アングルに係合させて本締め
を行なってパネル下部を定規アングルに取付けるととも
に、下段のパネルのバックプレートもパネルと定規アン
グル間で挟持固定させる。
【0015】受けプレートはパネルの上下方向の位置決
めを行ない、かつバックプレートを拘束保持させる役割
を負っている。この受けプレートは、パネルの幅以下で
あるが、上記要件を満足する範囲で幅を狭くすることが
できる。また、受けプレートを相隣合うパネルの境界部
分に配設することによって、両パネルに共用することが
できる。
【0016】パネルの取付け手順は、例えばパネルを既
に設置されている下方の受けプレート上に載置させると
ともに、イナズマプレートを下段梁の定規アングルに係
合させ、バックプレートを上段梁の定規アングルにクラ
ンプ等によって仮止めしてパネルを所望とする位置に仮
支持させ、次いでイナズマプレートを本締めするととも
に、上段梁の定規アングルに受けプレートを溶接するこ
とによってバックプレートを拘束保持させて、パネルを
上下段梁に取り付ける。
【0017】
【実施例】図1には、本発明に係るパネルの取付け装置
が適用される被取付け側構造物を示している。この構造
物は、上下複数段に梁10が配設され、各梁10の上部
フランジ部10aの上面に定規アングル11が溶接され
ている。
【0018】また、図1には本発明に係るパネルの取付
装置に適用される取付け金物を示している。その取付
け金物は、受けプレート20,バックプレート30およ
びイナズマプレート40とから成る。
【0019】受けプレート20は、矩形状の板材をL字
状に折り曲げ、パネルの下端小口5aを受け止める水平
片21と、被取付け部材である定規アングル11に溶接
させる垂直片22,22とを構成している。水平片21
には、垂直片22側の辺の中間の2箇所に切欠き23,
23が形成されており、それらの切欠き23,23を画
成する中間片21aの先端から切欠き23の底部までの
深さL は、垂直片22の定規アングル11への当接
面から切欠き23の底部までの深さL よりも浅く形
成されている。垂直片22は水平片21の両側部からそ
れぞれ立ち上がって形成され、それらの間に空間部24
が画成されている。
【0020】バックプレート30は、矩形状の板材によ
って形成され、下部にボルト挿通孔31を有している。
そして、このバックプレート30は、ボルト挿通孔31
に挿通させたボルト32の先端をパネル5内に挿入さ
せ、該パネル5内に配置したナット33に螺合させてパ
ネル5に固定される。
【0021】イナズマプレート40は、ボルト挿通孔4
1を有し、ボルト42によってイナズマプレート40を
パネル5に取り付ける取付け片40aと、該取付け片4
0aに対してオフセットされて配置され、定規アングル
11に係合させる係合片40bとを備えている。そし
て、このイナズマプレート40は、ボルト挿通孔41に
挿通させたボルト42の先端をパネル5内に挿入させ、
該パネル5内に配置したナット43に螺合させてパネル
5に固定される。
【0022】このようにして、バックプレート30およ
びイナズマプレート40が取付けられたパネル5は、以
下のようにして上下段の梁10,10に取り付けられ
る。
【0023】先ず、パネル5の下端小口5aを先に設置
した下位の受けプレート20の水平片21上に載置する
とともに、該パネル5の下部に取付けられたイナズプレ
ート40の係合片40bを下位の定規アングル11に係
合させる。
【0024】パネル5の上部は、バックプレート30を
上位の定規アングル11に当接させた状態で所定位置に
クランプ等によって仮止めする。
【0025】次いで、受けプレート20をその切欠き2
3,23が先に設置したパネル5と新たに設置したパネ
ル5の相隣合うバックプレート30,30に嵌合するよ
うにして垂直片22,22を定規アングル11に当接さ
せ、該定規アングル11に溶接する。そして、イナズマ
プレート40のボルト42を締め付けてパネル5を定規
アングル11に固定するとともに、既に設置した下段の
対応するパネル5のバックプレートをその上段のパネル
5と定規アングル11間で挟持固定する。
【0026】このようにして、上記パネル5は、バック
プレート30が、受けプレート20の切欠き23によっ
て拘束され、イナズナプレート40が定規アングル11
に固定されて、上下段の梁10,10に取付けられる。
【0027】このようにして、その段に取り付ける全て
のパネル5を上下の梁10間に取り付ける。
【0028】なお、上記実施例では、同一の段のパネル
5を上下の梁10,10間に順次取り付けているが、そ
の段に取り付ける全てのパネル5を上下の梁10,10
間に仮止めし、次いで、受けプレート20を相隣合うバ
ックプレート30,30に嵌合するようにして定規アン
グル11に溶接し、イナズマプレート40のボルト42
を締め付けて各パネル5を定規アングル11に固定する
とともに、既に設置した下段の対応する各パネル5のバ
ックプレートをその上段のパネル5と定規アングル11
間で挟持固定するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1のパネルの取付け装置によれ
ば、パネル毎の受けプレートを定規アングルに固定すれ
ば、それによってパネルに締結したバックプレートを拘
束保持できる。したがって、パネルの取付け作業が極め
て容易になる。また、パネルを載置させる受けプレート
はその幅が小さく、その取扱いが容易である。
【0030】請求項2のパネルの取付け装置によれば、
受けプレートが相隣合う2枚のパネルに共用できるの
で、さらに材料の軽減が図れ、しかもパネルの建て込み
精度を高めることもできる。
【0031】請求項3のパネルの取付け装置によれば、
受けプレート垂直片を定規アングルに溶接する際に、中
間片が定規アングルに突き当たる虞がないので、受けプ
レートを定規アングルに確実に当接させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネルの取付け装置を示した分解
斜視図である。
【図2】本発明に係るパネルの取付け装置を示した断面
図である。
【図3】従来のパネルの取付け装置を示した分解斜視図
である。
【図4】従来のパネルの取付け装置を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
5 パネル 5a 小口 10 梁 11 定規アングル 20 受けプレート 21 水平片 21a 中間片 22 垂直片 23 切欠き 24 空間部 30 バックプレート 31 ボルト挿通孔 32 ボルト 33 ナット 40 イナズマプレート 40a 取付け片 40b 係合片 41 ボルト挿通孔 42 ボルト 43 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 敏彦 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 日 本イトン工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−193167(JP,A) 特許2786630(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/94

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを上下段の梁に溶接した定規アン
    グルに取り付けるパネルの取付け装置において、パネル
    の裏面上端両側部および下端両側部にボルトによってバ
    ックプレートおよびイナズマプレートをそれぞれ取付け
    るとともに、前記下段梁の定規アングルに溶接した下位
    の受けプレート上に前記パネルの下端小口を載置させ、
    前記イナズマプレートを前記下段梁の定規アングルに係
    合させ、前記バックプレートを跨げて上位の受けプレー
    トを前記上段梁の定規アングルに溶接し、前記バックプ
    レートを前記上位の受けプレートによって拘束保持させ
    てパネルを取り付けることを特徴とするパネルの取付け
    装置
  2. 【請求項2】 受けプレートを、並設される2枚のパネ
    ルに差し渡すように配置したことを特徴とする請求項1
    に記載のパネルの取付け装置
  3. 【請求項3】 受けプレートは、並設される2枚のパネ
    ルのそれぞれのバックプレートを収容するための切欠き
    を有し、それらの切欠きを画成する中間片から前記切欠
    きの底部までの深さが前記受けプレートの定規アングル
    への当接面から前記切欠きの底部までの深さよりも浅く
    なるように中間片が形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載のパネル取付け装置
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