JP3426444B2 - 外壁板の取付構造 - Google Patents

外壁板の取付構造

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JP3426444B2 JP24273396A JP24273396A JP3426444B2 JP 3426444 B2 JP3426444 B2 JP 3426444B2 JP 24273396 A JP24273396 A JP 24273396A JP 24273396 A JP24273396 A JP 24273396A JP 3426444 B2 JP3426444 B2 JP 3426444B2
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    • E04B2/58Load-bearing walls of framework or pillarwork; Walls incorporating load-bearing elongated members with elongated members of metal
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窯業系の外壁板を
ビス又は釘で取り付ける外壁板の取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅には、意匠性の高い凹凸模様
が成形された窯業系の外壁板が多用されるようになって
きている。この外壁板を壁面下地材に取り付ける施工法
として金具施工とビス(又は釘)留施工とがある。前者
の金具施工は、壁面下地材にビス又は釘で固定した留付
金具によって外壁板の端縁実部を嵌合保持する施工法で
あり、外壁板の端縁実部と留付金具との間にずれが許容
されるので、地震・風圧荷重による建物躯体の変位や、
気温変化や雨水の吸水・乾燥の繰り返しによる外壁板の
膨張・収縮に応じて外壁板のずれ変位が許容され、それ
によって外壁板の留付部に加わる応力が緩和されて外壁
板のひび割れが防止される。
【0003】しかし、金具施工は、外壁板の端縁実部の
強度が要求され、窯業系の外壁板では、板厚が15mm
以上でないと、実部強度が不足して、風圧荷重や地震荷
重によって外壁板の端縁実部がひび割れしやすい欠点が
ある。それ故に、厚手の外壁板を使用しなければなら
ず、その分、使用する外壁板の価格が高くなり、施工コ
ストが高くつく欠点がある。しかも、専用の留付金具が
必要であり、これも施工コストを高くする一因となって
いる。
【0004】これに対し、ビス(又は釘)留施工は、図
9に示すように、C型鋼等の壁面下地材11に外壁板1
2を宛がい、その上からビス13等で壁面下地材11に
固定する施工法である。この施工法では、専用の留付金
具が不要で、極めて安価なビス13等を用いて簡単に施
工でき、且つ、比較的薄い外壁板でも取付強度が大きい
ため、比較的薄い外壁板を使用でき、総じて、施工コス
トを安くできる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビス(又は
釘)留施工は、前述した金具施工とは異なり、外壁板1
2が壁面下地材11にビス13等で密着固定されている
ため、壁面下地材11に対する外壁板12の相対的なず
れ変位がほとんど許容されない。このため、地震・風圧
荷重による建物躯体の変位や、気温変化や雨水の吸水・
乾燥の繰り返しによる外壁板12の膨張・収縮に対し
て、外壁板12のビス13の留付部に過大な応力が集中
して外壁板12がひび割れするおそれがある。特に、壁
面下地材11が鉄骨の場合には、壁面下地材11がほぼ
剛体であり、木材製の壁面下地材のような下地材自身の
緩衝性・変形性もほとんど期待できないため、外壁板1
2の留付部に集中する応力が極めて大きくなり、外壁板
12のひび割れを一層生じやすくなる。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ビス(又は釘)留施
工でありながら、外壁板の留付部に加わる応力を緩和す
ることができて、外壁板のひび割れを防止することがで
きる外壁板の取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の外壁板の取付構造は、壁面下地
材に窯業系の外壁板をビス又は釘(以下「ビス等」とい
う)を該外壁板の表面側から打ち付けて取り付けるもの
において、前記外壁板と前記壁面下地材との間に、ある
程度の厚みのあるスペーサ部材を挟み込み、該スペーサ
部材に上下方向に長く延びる形状に形成された大きな穴
又は凹部に前記ビス等を通して取り付けることで、該穴
又は凹部によって該ビス等の周辺部分に、壁面下地材に
対する外壁板の相対的なずれ変位に応じてビス等が自由
に傾動できる空隙をあけるように施工し、更に、前記壁
面下地材と前記スペーサ部材との間に防水シートを挟み
込み、該スペーサ部材の表面に前記外壁板を宛がって該
外壁板を前記ビス等で前記壁面下地材に取り付けること
で、該外壁板の裏面と前記防水シートとの間に該スペー
サ部材の厚み相当分の通気層を形成するように施工する
ものである。ここで、スペーサ部材の厚みは3〜15m
mに設定することが好ましく、また、該スペーサ部材の
穴又は凹部は、横幅がビス等の直径の2〜5倍の大きさ
にすることが好ましい。このような厚みのあるスペーサ
部材の大きな穴又は凹部によって、外壁板と壁面下地材
との間でビス等の周辺部分に空隙をあけることで、その
空隙内ではビス等が自由に傾動でき、それによって壁面
下地材に対する外壁板の相対的なずれ変位を許容して、
外壁板の留付部への応力集中を緩和し、外壁板のひび割
れを防止する。
【0008】しかも、外壁板と壁面下地材との間にスペ
ーサ部材を挟み込むだけで、簡単且つ確実にビス等の周
辺部分に空隙を設けることができる。また、該空隙の大
きさをスペーサ部材の厚みと穴又は凹部の大きさによっ
て容易に調整できる。更に、スペーサ部材の穴又は凹部
上下方向に長く延びる形状に形成すれば、ビス等の周
辺部分の空隙を上下方向にも大きくすることができる。
しかも、壁面下地材とスペーサ部材との間に防水シート
を挟み込み、該スペーサ部材の表面に外壁板を宛がって
該外壁板をビス等で壁面下地材に取り付けるようにすれ
ば、外壁板の裏面と防水シートとの間にスペーサ部材の
厚み相当分の通気層を形成することができ、この通気層
を流れる空気によって外壁板裏面側の湿気を外部へ排出
することができ、外壁板裏面への結露を防ぐことができ
る。
【0009】この場合、請求項のように、前記スペー
サ部材は、木材、木質合板、プラスチック板、外壁板の
小幅材のいずれかで形成すれば良い。これらの材料は、
いずれも、外壁板と同等若しくはそれ以上の緩衝性・変
形性があり、この緩衝性・変形性によっても外壁板の留
付部への応力集中を緩和することが可能である。しか
も、外壁板、木材、木質合板等から切断されて不要にな
った小幅材をスペーサ部材としてリサイクルすることが
可能である。
【0010】更に、請求項のように、スペーサ部材の
裏面には、予め両面接着テープを貼着しておいても良
い。このようにすれば、施工時に、スペーサ部材を貼着
という極めて簡単な施工法で壁面下地材側に取り付ける
ことができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図5に基づいて説明する。まず、図2及び図3
に基づいて窯業系の外壁板21を取り付ける下地組構造
を説明する。基礎コンクリート22上には、角形鋼製の
土台23がアンカーボルト24を介して固定されてい
る。この土台23上には、C型鋼製の壁面下地材25が
L型鋼26を介して溶接やボルト締めにより垂直に立設
されている。各壁面下地材25の表面には、帯状のスペ
ーサ部材27がその裏面に予め貼着された両面接着テー
プ28(図3及び図4参照)により貼着されている。こ
の両面接着テープ28は、スペーサ部材27のほぼ全長
に貼着しても良いが、両面接着テープ28の役割は外壁
板21をビス留めするまでスペーサ部材27を仮固定で
きれば良いため、図3に示すように、スペーサ部材27
の複数箇所を部分的に両面接着テープ28で貼着すれば
良い。
【0014】この場合、スペーサ部材27は、木材、木
質合板、プラスチック板、外壁板の小幅材のいずれかで
形成され、その中心線に沿って多数の長穴29が形成さ
れている。このスペーサ部材27は、壁面下地材25に
貼着する関係上、スペーサ部材27の横幅は、壁面下地
材25の横幅よりも狭い幅(例えば50〜100mm)
が適当である。また、スペーサ部材27の厚みは、後述
するようにビス30の周辺部分に十分な厚みの空隙を確
保するために、3〜15mmとすることが好ましい。ま
た、スペーサ部材27の中央部に形成する長穴29の横
幅は、後述するようにビス30の周辺部分に十分な幅の
空隙を確保するために、ビス30の直径の2〜5倍(例
えば10〜25mm)の大きさに形成することが好まし
い。
【0015】図2に示すように、各壁面下地材25に貼
着されたスペーサ部材27の表面側には、防水シート3
1が張り付けられ、その上から外壁板21が宛がわれて
ビス30で壁面下地材25に固定されている。外壁板2
1を固定する各ビス30は、図1に示すように、スペー
サ部材27の長穴29を通って壁面下地材25に締め付
けられている。
【0016】以上のようにして施工された外壁板21の
取付構造によれば、図1に示すように、外壁板21と壁
面下地材25との間に挟み込まれたスペーサ部材27の
長穴29に、外壁板21を固定するビス30を通して施
工するようにしたので、外壁板21と壁面下地材25と
の間にはスペーサ部材27の長穴29によってビス30
の周辺部分に空隙が出来た状態になる。この構造では、
地震・風圧荷重による建物躯体の変位や、気温変化や雨
水の吸水・乾燥の繰り返しによる外壁板12の膨張・収
縮が生じて、外壁板21がずれ変位する際に、図1
(b)に示すようにビス30が外壁板21のずれ方向に
傾く。
【0017】これに対し、図9に示す従来構造のもの
は、外壁板12と壁面下地材11との間にビス13の傾
動を許容する空隙が全くなかったため、外壁板21がず
れ変位しようとしても、ビス13がほとんど傾動するこ
とができず、壁面下地材11に対する外壁板12の相対
的なずれ変位がほとんど許容されなかった。このため、
地震時や外壁板12の膨張・収縮時に外壁板12の留付
部に過大な応力が集中して外壁板12がひび割れするお
それがあった。
【0018】この点、上記実施形態では、外壁板21と
壁面下地材25との間には、スペーサ部材27の長穴2
9によってビス30の周辺部分に空隙が形成されている
ので、その空隙内ではビス30が自由に傾動でき、それ
によって壁面下地材25に対する外壁板21の相対的な
ずれ変位を許容することができる。これにより、外壁板
21の留付部への応力集中を緩和することができ、外壁
板22のひび割れを防止することができる。しかも、ビ
ス留施工であるため、専用の留付金具が不要で、極めて
安価なビス30を用いて簡単に施工でき、且つ、比較的
薄い外壁板21でも取付強度が大きいため、比較的薄い
外壁板21を使用でき、総じて、施工コストを安くでき
る利点もある。
【0019】更に、上記実施形態では、スペーサ部材2
7は、木材、木質合板、プラスチック板、外壁板の小幅
材のいずれかで形成されているので、スペーサ部材27
に外壁板21と同等若しくはそれ以上の緩衝性・変形性
をもたせることができ、この緩衝性・変形性によっても
外壁板21の留付部への応力集中を緩和する効果が得ら
れ、上述した空隙による変位許容効果と相俟って、外壁
板12のひび割れを一層確実に防止することができる。
しかも、外壁板、木材、木質合板等から切断されて不要
になった小幅材をスペーサ部材27としてリサイクルす
ることができ、省資源につながると共に、スペーサ部材
27を極めて安価に製造できる。
【0020】また、上記実施形態では、スペーサ部材2
7の裏面に、予め両面接着テープ28が貼着されている
ので、施工時に、スペーサ部材27を貼着という極めて
簡単な施工法で壁面下地材25側に取り付けることがで
き、極めて能率良く施工できる。
【0021】以上説明した第1の実施形態では、防水シ
ート31を外壁板21の裏面に重ね合わせるように設け
ているが、図5及び図6に示す第2の実施形態では、壁
面下地材25の表面に防水シート31を張り付けて、こ
の防水シート31上にスペーサ部材27を両面接着テー
プで貼着し、このスペーサ部材27の表面に外壁板21
を宛がって該外壁板21をビス30で壁面下地材25に
取り付けるようにしている。これにより、外壁板21の
裏面と防水シート31との間にスペーサ部材27の厚み
相当分の通気層を形成することができ、この通気層を流
れる空気によって外壁板21裏面側の湿気を外部へ排出
することができて、外壁板21裏面への結露を防ぐこと
ができ、外壁板21の耐久性を向上することができる。
【0022】以上説明した第1及び第2の両実施形態で
は、スペーサ部材27に長穴29(貫通穴)を形成した
が、図7に示す第3の実施形態のように、スペーサ部材
27に前記長穴29とほぼ同じ大きさの凹部32を形成
し、この凹部32にビス30を貫通させることで、凹部
32内においてビス30の周辺部分に空隙をあけるよう
にしても良い。この構成では、凹部32内においてビス
30が自由に傾動できるので、前述した第1及び第2の
両実施形態と同じく、壁面下地材25に対する外壁板2
1の相対的なずれ変位を凹部32内の空隙によって許容
することができ、外壁板21の留付部への応力集中を緩
和することができる。
【0023】尚、ビス30の周辺部分に空隙をあける穴
29又は凹部32の形状は長穴や長凹溝に限定されず、
円形穴、円形凹部等、他の形状であっても良く、要は、
外壁板21を固定するビス30の径の2〜5倍の大きさ
の穴(又は凹部)であれば、その形状は問わない。
【0024】また、上記各実施形態では、いずれも、ス
ペーサ部材27を用いてビス30の周辺部分に空隙をあ
けるようにしたが、図8(a)〜(d)に示す第4乃至
第7の各実施形態のように、壁面下地材35〜38の表
面を凹状に形成し、該壁面下地材35〜38の表面側に
外壁板21を宛がってその上からビス30を該壁面下地
材35〜38の凹状部39〜42に固定することで、該
壁面下地材35〜38の凹状部39〜42によってビス
30の周辺部分に空隙をあけるようにしても良い。
【0025】この場合、図8(a),(b)に示す第4
及び第5の実施形態では、壁面下地材35,36として
鋼製の角パイプ柱を用い、図8(c),(d)に示す第
6及び第7の実施形態では、壁面下地材37,38とし
てC型鋼を用いている。また、図8(a),(c)で
は、凹状部39,41を壁面下地材25の全長にわたっ
て円弧面状に湾曲する形状に形成し、図8(b),
(d)では、凹状部40,42を壁面下地材25の全長
にわたってV溝状の形状に形成している。これらいずれ
の実施形態でも、壁面下地材35〜38の凹状部39〜
42で形成された空隙内ではビス30が自由に傾動で
き、それによって壁面下地材35〜38に対する外壁板
21の相対的なずれ変位を許容して、外壁板21の留付
部への応力集中を緩和でき、外壁板21のひび割れを防
止することができる。しかも、ビス30の周辺部分に空
隙を形成するための手段として、スペーサ部材が不要で
あるため、施工性、コスト性を更に向上することができ
る。
【0026】尚、図8に示す各実施形態においても、外
壁板21と壁面下地材25との間に防水シートを挟み込
むようにしても良い。
【0027】以上説明した各実施形態では、壁面下地材
25,35〜38を鉄骨で形成したが、木材で形成する
ようにして良い。木材の壁面下地材に本発明を適用する
場合には、外壁板を固定する手段として、ビスに代え
て、釘を用いるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の外壁板の取付構造によれば、外壁板と壁面
下地材との間に、3〜15mmの厚みのスペーサ部材を
挟み込み、該スペーサ部材に上下方向に長く延びる形状
形成された横幅がビス等の直径の2〜5倍の大きさの
穴又は凹部にビス等を通して取り付けることで、該穴又
は凹部によって該ビス等の周辺部分にビス等の傾動を許
容する空隙をあけるようにしたので、壁面下地材に対す
る外壁板の相対的なずれ変位を許容して、外壁板の留付
部への応力集中を緩和することができ、外壁板のひび割
れを防止することができる。しかも、専用の留付金具が
不要で、極めて安価なビスや釘を用いて簡単に施工で
き、且つ、比較的薄い外壁板でも取付強度が大きいた
め、比較的薄い外壁板を使用でき、総じて、施工コスト
を安くできる。
【0029】更に、外壁板と壁面下地材との間に大きな
穴又は凹部を有するスペーサ部材を挟み込むだけで、簡
単且つ確実にビス等の周辺部分に空隙を設けることがで
き、施工性向上につながる。その上、スペーサ部材の穴
又は凹部を、上下方向に長く延びる形状に形成したの
で、ビス等の周辺部分の空隙を上下方向にも大きくする
ことができると共に、施工性を更に向上することができ
る。しかも、壁面下地材とスペーサ部材との間に防水シ
ートを挟み込み、外壁板の裏面と防水シートとの間にス
ペーサ部材の厚み相当分の通気層を形成するようにした
ので、その通気層によって外壁板裏面への結露を防ぐこ
とができて、外壁板の耐久性を向上することができる。
【0030】また、請求項では、スペーサ部材を、木
材、木質合板、プラスチック板、外壁板の小幅材のいず
れかで形成したので、スペーサ部材に外壁板と同等若し
くはそれ以上の緩衝性・変形性をもたせることができ、
この緩衝性・変形性によっても外壁板の留付部への応力
集中を緩和する効果を得ることができる。しかも、外壁
板、木材、木質合板等から切断されて不要になった小幅
材をスペーサ部材としてリサイクルすることができ、省
資源、スペーサ部材の低廉化の要求も満たすことができ
る。
【0031】更に、請求項では、スペーサ部材の裏面
には、予め両面接着テープが貼着されているので、施工
時に、スペーサ部材を貼着という極めて簡単な施工法で
壁面下地材側に取り付けることができ、施工性向上につ
ながる。
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、(a)
は外壁板の留付部の横断面図、(b)は外壁板がずれ変
位した時の状態を示す横断面図
【図2】第1の実施形態の外壁板の下地組構造を示す斜
視図
【図3】第1の実施形態の壁面下地材の立設状態を示す
斜視図
【図4】スペーサ部材の部分斜視図
【図5】第2の実施形態における外壁板の下地組構造を
示す斜視図
【図6】第2の実施形態の外壁板の留付部の横断面図
【図7】第3の実施形態の外壁板の留付部の横断面図
【図8】(a)は第4の実施形態の外壁板の留付部の横
断面図、(b)は第5の実施形態の外壁板の留付部の横
断面図、(c)は第6の実施形態の外壁板の留付部の横
断面図、(d)は第7の実施形態の外壁板の留付部の横
断面図
【図9】(a)は従来の外壁板の留付部の横断面図、
(b)は外壁板がずれ変位した時の状態を示す横断面図
【符号の説明】
21…外壁板、23…土台、25…壁面下地材、27…
スペーサ部材、28…両面接着テープ、29…長穴
(穴)、30…ビス、31…防水シート、32…凹部、
35〜38…壁面下地材、39〜42…凹状部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04D 1/34 E04B 2/88 - 2/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面下地材に窯業系の外壁板をビス又は
    釘(以下「ビス等」という)を該外壁板の表面側から打
    ち付けて取り付ける外壁板の取付構造において、 前記外壁板と前記壁面下地材との間に挟み込むスペーサ
    部材の厚みを3〜15mmに設定すると共に、該スペー
    サ部材に、横幅が前記ビス等の直径の2〜5倍の大きさ
    の穴又は凹部を上下方向に長く延びる形状に形成し、 前記外壁板と前記壁面下地材との間に前記スペーサ部材
    を挟み込み、該スペーサ部材の穴又は凹部に前記ビス等
    を通して前記外壁板を前記壁面下地材に取り付けること
    で、該穴又は凹部によって該ビス等の周辺部分に、前記
    壁面下地材に対する前記外壁板の相対的なずれ変位に応
    じて前記ビス等が自由に傾動できる空隙をあけ 更に、前記壁面下地材と前記スペーサ部材との間に防水
    シートを挟み込み、該スペーサ部材の表面に前記外壁板
    を宛がって該外壁板を前記ビス等で前記壁面下地材に取
    り付けることで、該外壁板の裏面と前記防水シートとの
    間に該スペーサ部材の厚み相当分の通気層を形成した
    とを特徴とする外壁板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ部材は、木材、木質合板、
    プラスチック板、外壁板の小幅材のいずれかで形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の外壁板の取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ部材の裏面には、予め両面
    接着テープが貼着されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の外壁板の取付構造。
JP24273396A 1996-09-13 1996-09-13 外壁板の取付構造 Expired - Fee Related JP3426444B2 (ja)

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