JP3250081B2 - アンテナ支持装置 - Google Patents

アンテナ支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放送衛星或いは通信衛星
等の衛星から到来する電波を受信する為のパラボラアン
テナを設置する場合に用いるアンテナ支持装置に関し、
詳しくはアンテナの回転角の調整を行い得るようにして
あるアンテナ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアンテナ支持装置としては次の
ようなものがある。固定物に対する取付部を備えた本体
と、パラボラアンテナにおける反射鏡の背面に対する取
付部を備えた反射鏡支持具とから成り、上記本体と反射
鏡支持具とは、前者に対し後者を回動自在に連結する為
の一対の連結部を備え、上記反射鏡支持具における連結
部は、反射鏡に対する反射鏡支持具の取付状態において
反射鏡から後方に向けて突出する支柱をもって構成し、
一方上記本体における連結部の構成は、夫々上記支柱の
外径寸法と対応する内径寸法の円柱体挿通用の円孔を備
えている二つの保持枠が、各々の円孔が同一軸線上に並
ぶ状態で相互に空間を隔てて配置してあり、上記支柱を
両円孔に差込んだ装着状態においてパラボラアンテナの
回転角を調整し、調整を終えた後は、上記支柱を、側方
の枠材に螺合させてあった押しねじ状のボルトを回動さ
せ、ボルトの回動する先端を上記支柱の周面に押付けて
固定するようにしていた(例えば特開平3−2950
1、2−60306号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなアンテナ支
持装置にあっては、上記のようにしてアンテナの取付を
行った後、アンテナの回転角の調整を行う。その調整終
了後は上記ボルトを回して固定を行うが、そのボルトの
先端はぐるぐる回動し、折角調整された上記支柱の周面
に対して、前後方向及び回動方向に向けて駆動作用を与
え、折角の調整角を変動させ、何回となく再調節を必要
とする問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、本体に対する反
射鏡支持具の連結が簡易に行うことができ、しかも連結
後のアンテナの回転角の調整を容易に、かつ強風下にお
いても安全に行うことができ、その上、調整後の固定作
業も容易に、かつ正確に行えるようにしたアンテナ支持
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明におけるアンテ
ナ支持装置は、固定物に対する取付部を備えた本体と、
パラボラアンテナにおける反射鏡の背面に対する取付部
を備えた反射鏡支持具とから成り、上記本体と反射鏡支
持具とは、前者に対し後者を回動自在に連結する為の一
対の連結部を備えているアンテナ支持装置において、上
記反射鏡支持具における連結部は、反射鏡に対する反射
鏡支持具の取付状態において反射鏡から後方に向けて突
出する円柱体をもって構成してあり、一方上記本体にお
ける連結部の構成は、夫々上記円柱体の外径寸法と対応
する内径寸法の円柱体挿通用の円孔を備えている二つの
保持枠が、各々の円孔が同一軸線上に並ぶ状態で相互に
間隔を隔てて並置してあると共に、上記両保持枠の間に
は、両円孔に挿通された円柱体をその軸線とは交差する
方向に締め付ける為のU字バンドを備えた構成となって
おり、しかも上記U字バンドにおける中間部にはU字バ
ンドの長手方向に向けて長く形成したスリットを備えさ
せ、一方、上記円柱体の外周においては、上記円柱体を
両円孔に挿通した装着状態において、上記U字バンドの
長手方向に向けて長く形成したスリットの範囲内で、か
つ、上記円柱体を回動させて回転角の調整を行うときで
も常にスリットから露出する部分に、上記円柱体が軸線
方向に移動しようとするときにはスリットの縁部に係合
してその移動を阻止するように放射方向に向けて僅かに
突出させた抜止部材を具備させたものである。
【0006】
【作用】反射鏡支持具における円柱体を本体の保持枠に
おける円孔に差し込むと、反射鏡支持具は本体により支
えられた状態となる。この状態において反射鏡支持具は
本体に対し円滑に回転する。U字バンドにより円柱体を
締め付けることにより円柱体が固定状態となる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、1はアンテナ装置を示す。2はアン
テナ装置を取付ける為の固定物として例示するマスト
で、鉛直状態に設置され、下端は基礎に固定してある。
3はアンテナ装置1におけるアンテナ支持装置、4は上
記支持装置3によって支持されたパラボラアンテナで、
一例としてオフセットパラボラアンテナを示す。5は該
アンテナ4における反射鏡、6は一次放射器支持用のア
ームで、反射鏡5の長軸の一端側から反射鏡5の前方に
延出するように備えられている。7,8は一次放射器
で、夫々異なる衛星から到来する電波を受信する為のも
のであり、何れもコンバータを内蔵している。9は各一
次放射器における出力端子である。
【0008】上記一次放射器7,8の配置について説明
する。一次放射器7は衛星の一例としてスーパーバード
Bから到来する電波を受信する為のものであり、一次放
射器8は他の衛星の例としてJCSAT2からの到来電
波を受信する為のものである。これらの一次放射器7,
8は、日本列島の中心地域の一例として名古屋において
該アンテナ装置を前記アーム6が反射鏡5の真下位置に
くるように設置した状態において、各一次放射器7,8
が各々の衛星からの到来電波の集束位置に対応位置する
よう、図7に示されるように反射鏡5の焦点Fに対して
対称の位置関係で、しかも相互に上下に位置をずらした
位置関係に配置されている。図7において、両一次放射
器7,8を結ぶ方向12と反射鏡5の短軸の方向5bとの
なす角度αは例えば23゜に設定してある。両一次放射
器7,8の間隔は受信しようとする2衛星の間隔に対応
させてある。7aは一次放射器7の受信偏波面の方向を
示し、反射鏡5の長軸の方向5aと一致させてある。8
aは一次放射器8の受信偏波面の方向を示し、反射鏡5
の短軸の方向5bから7.37°傾けてある。尚一次放
射器は送られてくる電波を受信しようとする衛星の数に
対応した数が用いられ、その数が奇数の場合は、一つが
焦点Fの位置に置かれ、他が上記のような角度αの方向
に並ぶよう所定間隔ずつ隔てた位置に置かれる。又偶数
の場合は、焦点Fを中心に上記のような角度αの方向に
並ぶよう所定間隔ずつ隔てた位置に配置される。尚上記
名古屋を中心地域と定めたのは、アンテナにおける反射
鏡5の短軸の長さが120cmの場合、前記二つの衛星
からの電波は北海道から九州までが受信可能地域となる
ので、その中心をほぼ名古屋としたものである。上記中
心地域は該アンテナ装置が実際に利用される地方の内の
中心の地域に定めても良い。例えば該アンテナ装置が東
北から北海道のみで利用されるものである場合には、そ
れらの地方の中心地域に定めれば良い。或いは該アンテ
ナ装置の市場の中心地域に定めても良い。
【0009】再び図1において、10は反射鏡5の開口中
心を示す(r=r’)。11は反射鏡5における中間点指
向線で、複数の衛星から到来し反射鏡5で反射された電
波が夫々対応する一次放射器の位置に夫々集束する状態
において、開口中心10と上記複数の衛星の中間位置とを
結ぶ線である。この中間点指向線11は、本例においては
反射鏡5の光軸(回転放物面の中心軸)と平行になって
いる。尚複数の衛星の中間位置とは、衛星の数が偶数の
場合は中央の二つの衛星の中間位置であり、奇数の場合
は丁度中間に位置する衛星の位置である。
【0010】次に上記アンテナ支持装置3を示す図2に
ついて説明する。13は該支持装置3における本体、14は
反射鏡支持具を夫々示す。15は本体13における第1結合
具を示し、反射鏡5における中間点指向線11の方位角の
調節をする為のものである。該第1結合具15はマスト2
に対する取付部をも成す。16は本体13における第2結合
具を示し、上記中間点指向線11の仰角の調節をする為の
ものである。17aは本体13における反射鏡支持具14との
連結部を示す。17bは反射鏡支持具14における本体13と
の連結部、18は反射鏡5の背面に対する取付部を夫々示
す。上記連結部17aと連結部17bとは第3結合具17を構
成している。該第3結合具17は、上記中間点指向線11を
軸心としたパラボラアンテナ4の回転角の調整を行う為
のものである。
【0011】本体13における第1結合具15について説明
する。21はマスト2に沿わせるようにした基体、22はマ
スト2を挟んで基体21に対向させた締付片で、何れも鋼
板のプレス成形品である。23は締付用のねじ棒を示す。
このような結合具15は、ねじ棒23の締め緩めによってマ
スト2に対する締め緩めが可能である。尚24は基体21に
取付けたストッパで、マスト2の上端に係合してアンテ
ナ支持装置3の落下を防止する為のものである。
【0012】次に第2結合具16について説明する。25は
基板で、上記基体21と一体に形成してある。26は傾動体
で、基板25に対し枢着具27(例えばねじ棒)により枢着
され、傾動可能になっている。28は固定具で、例えばボ
ルトが用いられ、傾動体26に形成した長孔29を通して基
板25のねじ孔に螺合させてある。この固定具28を緩める
ことにより傾動体26の傾動が自在となり、締めることに
より傾動体26が基板25に固定される。30は傾動体26に付
した目盛で、中間点指向線11の仰角を表示する為のもの
である。31は目盛30を指し示すための指標で、基板25に
備えさせてあり、傾動体26に形成した長孔31aを通して
見えるようになっている。
【0013】次に連結部17aについて説明する。32は傾
動体26と一体の基枠、33,33は基枠32と一体の保持枠
で、相互に平行状態となっている。これら基枠32及び保
持枠33は前記傾動体26と共にプレスによる一体成形品で
ある。34,34は各保持枠33に穿設された円孔で、相互に
同一の軸線上に並んでいる。これらの円孔34の内径寸法
は、後述の円柱体の外径寸法と対応する寸法、即ち両者
の差が円柱体の抜き差しが可能でしかも差込状態では後
者の円滑な回動が可能となる程度の小さな差となる寸法
にしてある。34’は前側の保持枠33に形成した切欠孔
で、後述の抜止部材45の通過用である。35は後側の保持
枠33と一体形成した円柱体の受止片である。図6に示す
36は基枠32に備えさせた目盛で、パラボラアンテナ4の
回転角を示す為のものであり、この例では日本各地の地
域において後述の指標44を合わせるべき位置が目盛って
ある。角度目盛りであっても良い。再び図2において、
37は両保持枠33相互間に配設したU字バンドで、鋼板を
プレス成形してある。該バンド37の中間部38は後述の円
柱体17bの外周面と対応する円弧状に形成してあると共
に、U字バンドの長手方向を向いたスリット40が形成し
てあり、両端部39には夫々耳部材39aを備えさせてあ
る。41はU字バンド37の締付を行う為のボルトで、基枠
32の透孔41aを介して耳部材39aにおけるねじ孔41bに
螺合させてある。
【0014】次に反射鏡支持具14について説明する。42
は取付基板を示す。前記取付部18は該基板42の4隅にお
いて定めてあり、そこに穿設された透孔42aを利用して
図1、6に示す止付ねじ43により反射鏡5の背面に取付
けるようにしてある。前記連結部17bは上記取付基板42
に溶接手段により固着した円柱体をもって構成してあ
る。取付基板42と該円柱体17bとの関係は、取付基板42
を反射鏡5に取付けた状態において円柱体17bが反射鏡
5から後方に向けて突出し、且つ円柱体17bの中心軸線
が反射鏡5の中間点指向線11と一致する関係にしてあ
る。円柱体17bとしては中空物(丸パイプ)が用いてあ
るが、中実のものを用いても良い。図6の44は円柱体17
bに付した指標で、前記目盛36を指し示す為のもの、図
2、3、4、5の45は抜止部材を示し、円柱体17bに螺
合させたビスをもって構成してある。抜止部材45は、図
3〜5に示されているように上記円柱体17bを両円孔34
に挿通した装着状態において、上記U字バンドの長手方
向に向けて長く形成したスリット40の範囲内で、かつ、
上記円柱体17bを回動させて回転角の調整を行うときで
も常にスリット40から露出する部分に設けられている。
上記円柱体17bが軸線方向に移動しようとするときには
スリット40の縁部に係合してその軸線方向への移動を阻
止するように放射方向に向けて僅かに突出させてある。
【0015】次に上記アンテナ装置の設置について説明
する。先ずマスト2を予定の設置場所に立て、それに支
持装置3における本体13を取付ける。一方予め組み立て
たアンテナ4の反射鏡5に対し反射鏡支持具14を取付け
る。次にアンテナ4の反射鏡5を抱えて、円柱体17bを
図4に示す如く保持枠33の円孔34に差し通し、ボルト41
を回して、円柱体17bの回転を阻害しない範囲でU字バ
ンド37を基枠32の側に僅かに引き寄せ、円柱体17bとの
間隙を少なくしておく。これによりアンテナ4は仮の保
持状態となる。この状態において次の如くアンテナの方
向の調整を行う。
【0016】先ず回転角の調整を行う。即ち反射鏡5を
円柱体17bを中心に回し、指標44が目盛36においてアン
テナの設置地域に関して予め定められている箇所を指し
示すようにする。そしてその位置でボルト41により第3
結合具17を固定する。即ちボルト41を回してU字バンド
37を基枠32の側に引き寄せ、中間部38によって円柱体17
bをその軸線と交差する方向に締め付ける。この場合、
図5の(A)の如く、スリット40で分割された両側の部
分38a,38aはスリット40に近い側が強く引かれる為その
部分が円柱体17bの下側の外周面17b'に強く圧接し、反
スリット側の端部38a',38a'と上記外周面17b'との間に
は僅かなすき間があく。ボルト41による締付を更に強く
することにより図5の(B)の如く上記部分38a,38aは
各々の全面が円柱体17bの下側の外周面17b'に強く圧接
する。また上記締付により、円柱体17bの上側の外周面
17b"は円孔34の上側の内周面34aに圧接する。このよう
にして円柱体17bはしっかりと固定される。上記固定作
業の場合、図6の目盛36、指標44、ボルト41の位置関係
から明らかなように、目盛36を見てそれがずれぬことを
確認しながら上記ボルト41の操作ができる。上記調整に
より、中間点指向線11に沿ってアンテナ装置1を見た場
合、図8に示される状態となる。
【0017】次に仰角の調整を行う。即ち第2結合具16
を緩め、反射鏡5を枢着具27を中心に上又は下に首を振
らせ、指標31がアンテナの設置地域について予め定めら
れている値の目盛30を指し示すようにする。そしてその
位置で第2結合具16を固定する。
【0018】次に方位角の調整を行う。即ち、何れかの
一次放射器の出力端子9に例えばレベルメータを接続す
る。そして第1結合具15を緩め、反射鏡5をマスト2を
中心に水平方向に回し、上記レベルメータの指示値が最
大となるようにする。そしてその状態において第1結合
具15を固定する。以上で調整作業が完了する。
【0019】上記調整の完了状態では、中間点指向線11
は正しく複数の衛星の中間点を指向した状態となる。従
って、スーパーバードBからの電波は反射鏡5で反射さ
れて一次放射器7の箇所に正しく集束しその一次放射器
7で受信され、又JCSAT2からの電波は反射鏡5で
反射されて一次放射器8の箇所で正しく集束しその一次
放射器8で受信される。
【0020】上記使用状態においては、パラボラアンテ
ナ4の後方から強風が吹いても、抜止部材45がスリット
40に位置している為、円柱体17bが保持枠33から抜ける
ようなことはなく、パラボラアンテナ4の支持状態が堅
固に維持される。
【0021】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、パラ
ボラアンテナ4の設置に当って、予め固定物に取付けた
本体13に対し反射鏡5の背面に取付けた反射鏡支持具14
を連結する場合、反射鏡5をかかえた作業員が反射鏡支
持具14における円柱体17bを本体13における保持枠33の
円孔34に差込みさえすれば、即反射鏡支持具14は本体13
によって支えられて反射鏡は仮の支持状態となるから、
上記作業をひとりの作業員のみで行ない得る効果があ
る。
【0022】しかも上記仮の支持状態においてパラボラ
アンテナ4の回転角の調整を行なう場合、パラボラアン
テナ4は保持枠33の円孔34に差し通った状態となってい
る円柱体17bを軸にして回すことができ、パラボラアン
テナ4の回転は非常に滑らかに行なうことができて、細
かな回転角の調整を容易に行ない得る効果がある。
【0023】更に上記調整後パラボラアンテナ4を固定
する場合、上記保持枠33において上記円柱体17bの外径
寸法と対応する内径寸法に形成して円孔34内に挿通され
て大きながたつきのない状態で支えられている円柱体17
bを、それとは別体のU字バンド37を円柱体17bの外周
面に当て付け、円柱体17bと一体化させた状態で円柱体
17bと共に軸線と交差する方向に移動させて円柱体17b
を締め付けるものであるから(前記従来技術のように、
反射鏡が回転可能な状態において、ボルトの先端をぐる
ぐる回して反射鏡の支柱に回転力を与えながら締付け固
定操作することにより、折角調節した回転角に変動を与
えるような手段でないから)、正確な回転角を調整し終
えた状態を保ったままでの円柱体17bの固定を容易な作
業でもって行ない得る効果がある。
【0024】しかも上記固定の場合、上記U字バンド37
の中間部38にはスリット40が形成してあるから、U字バ
ンド37の締付力はスリット40で分割された両側の部分38
a,38aに夫々加わって上記締付を堅固に行うことがで
き、極めてしっかりとした固定状態を達成できる効果も
ある。
【0025】しかも本願発明にあっては、上記U字バン
ド37における中間部にスリット40を備えさせ、一方、上
記円柱体17bの外周においては、上記円柱体17bを両円
孔34に挿通した装着状態において、上記U字バンド37の
長手方向に向けて長く形成したスリット40の範囲内で、
かつ、上記円柱体17bを回動させて回転角の調整を行う
ときでも常にスリット40から露出する部分に、上記円柱
体17bが軸線方向に移動しようとするときにはスリット
40の縁部に係合してその移動を阻止するように放射方向
に向けて僅かに突出させた抜止部材45を具備させたか
ら、上記仮の支持状態において、例えばビルの屋上に設
置されたパラボラアンテナ4の回転角の調整を行なって
いる場合、大きな面積を有するパラボラアンテナが突風
に煽られて、上記円柱体17bが軸線方向に移動して両円
孔34から抜け出そうとしても、抜止部材45がスリットの
縁部に係合して円柱体の移動を阻止し、パラボラアンテ
ナ4の回転角の調整作業の安全性を確保する画期的な効
果がある。
【0026】しかもそのように抜止部材45を設けたもの
であっても、その設置位置は、上記円柱体17bを回動さ
せて回転角の調整を行うときでも常にスリット40から露
出する部分であるから、パラボラアンテナ4の回転角の
調整作業を阻害しない効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンテナ装置の側面図。
【図2】アンテナ支持装置の分解斜視図。
【図3】保持枠に円柱体を差し込んだ状態の断面図(図
4におけるIII−III線位置の断面図)。
【図4】保持枠を図3のIV−IV線位置で破断すると共に
U字バンドを耳部材において破断して示す図。
【図5】(A)はU字バンドを締め付けた状態を示す断
面図、(B)は更に強く締め付けた状態を示す断面図。
【図6】図1におけるVI矢視方向図(一部破断図)。
【図7】一次放射器の図1におけるVII矢視方向図。
【図8】図1におけるVIII矢視方向図。
【符号の説明】
3 アンテナ支持装置 5 反射鏡 13 本体 14 反射鏡支持具 17b 円柱体 33 保持枠 34 円孔 37 U字バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−29501(JP,A) 特開 平2−60306(JP,A) 特開 昭64−47102(JP,A) 実開 昭60−82811(JP,U) 実開 昭62−84207(JP,U) 実開 平4−78807(JP,U) 実開 平2−86204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/12 H01Q 3/00 H01Q 15/00 - 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定物に対する取付部を備えた本体と、
    パラボラアンテナにおける反射鏡の背面に対する取付部
    を備えた反射鏡支持具とから成り、上記本体と反射鏡支
    持具とは、前者に対し後者を回動自在に連結する為の一
    対の連結部を備えているアンテナ支持装置において、 上記反射鏡支持具における連結部は、反射鏡に対する反
    射鏡支持具の取付状態において反射鏡から後方に向けて
    突出する円柱体をもって構成してあり、 一方上記本体における連結部の構成は、夫々上記円柱体
    の外径寸法と対応する内径寸法の円柱体挿通用の円孔を
    備えている二つの保持枠が、各々の円孔が同一軸線上に
    並ぶ状態で相互に間隔を隔てて並置してあると共に、 上記両保持枠の間には、両円孔に挿通された円柱体をそ
    の軸線とは交差する方向に締め付ける為のU字バンドを
    備えた構成となっており、 しかも上記U字バンドにおける中間部にはU字バンドの
    長手方向に向けて長く形成したスリットを備えさせ、 一方、上記円柱体の外周においては、上記円柱体を両円
    孔に挿通した装着状態において、上記U字バンドの長手
    方向に向けて長く形成したスリットの範囲内で、かつ、
    上記円柱体を回動させて回転角の調整を行うときでも常
    にスリットから露出する部分に、上記円柱体が軸線方向
    に移動しようとするときにはスリットの縁部に係合して
    その移動を阻止するように放射方向に向けて僅かに突出
    させた抜止部材を具備させたことを特徴とするアンテナ
    支持装置。
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