JP2593766Y2 - 一次放射器の支持装置 - Google Patents

一次放射器の支持装置

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JP2593766Y2
JP2593766Y2 JP1993032018U JP3201893U JP2593766Y2 JP 2593766 Y2 JP2593766 Y2 JP 2593766Y2 JP 1993032018 U JP1993032018 U JP 1993032018U JP 3201893 U JP3201893 U JP 3201893U JP 2593766 Y2 JP2593766 Y2 JP 2593766Y2
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謙一 藤田
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デュアルビームアンテ
ナにおいて、2つの一次放射器を取り付けるための一次
放射器の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような支持装置としては、
例えば実開平3-120111号公報に開示されているようなも
のがある。即ち図10及び図11に示すように、コンバ
ータ2、4を備えた一次放射器6、8を、支持部10の
両端部にそれぞれ形成した凹部12、14に嵌め、固定
金具16、18によって支持部10に取り付ける。この
支持部10を、固定部20に取り付ける。
【0003】この固定部20は、図示していないパラボ
ラ反射鏡の周縁部から伸びた3本のアーム22、24、
26によってパラボラ反射鏡の焦点の近傍に配置されて
いる。この固定部20には、支持部10をその両側から
挟むように壁28、30が形成されており、この壁2
8、30から一方の一次放射器6側にそれぞれ腕32、
34が伸びており、一次放射器6を受ける凹部36、3
8が、これらの腕32、34に形成されている。これら
凹部36、38に一次放射器6を嵌めた状態で、固定金
具40、42によって、固定部20に一次放射器6を固
定する。
【0004】壁28、30には、凹部36、38に取り
付けられた一次放射器6を回転の中心とする円弧状の溝
44、46が形成されており、これら溝44、46に挿
通されたボルト48、50によって、支持部10と固定
部20とが結合されている。
【0005】このような支持装置では、一次放射器8の
位置を調整する場合、ボルト48、50を緩める。これ
によって、支持部10が一次放射器6を回転の中心とし
て、図11に示すように回転可能となるので、所望の位
置まで一次放射器8を回転させてから、ボルト48、5
0を支持部10に締めつけ、支持部10を固定部20に
固定する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このような支持装置で
は、一次放射器6の軸方向を回転の中心としているの
で、一次放射器8の位置を調整している際に、一次放射
器6が移動するのを防止するため、固定部20に腕3
2、34を設けた上に、これら腕32、34に凹部3
6、38を設け、さらに、これら凹部36、38に一次
放射器6を固定するために、固定金具40、42を用い
なければならず、構成が複雑になるという問題点があっ
た。また、一次放射器6を取り付ける場合、まず支持部
10に固定金具16を利用して、一次放射器6を取り付
けた上に、凹部36、38に固定金具40、42を利用
して、一次放射器6を取り付けねばならず、その取付作
業が面倒であるし、そのために多数のネジ止めをしなけ
ればならず、益々取付作業が面倒になるという問題点も
あった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本考案は、固定部と支持部とを有している。固
定部は、パラボラ反射鏡の焦点位置の近傍に設けられて
いる。この固定部とは別個に支持部が形成されており、
支持部は、この支持部を固定部に取り付けた状態で、固
定部の両端にそれぞれ突出する突出部を有している。こ
れら突出部にそれぞれ一次放射器が配置される凹部が形
成されており、両一次放射器の一方を回転中心として回
転可能に、支持部は、上記固定部に取り付けられてい
る。回転中心となる一次放射器の周縁部に接触し、該一
次放射器をこれが配置される凹部に押圧する状態に、
接部が上記固定部から伸延している。
【0008】
【作用】本考案によれば、固定部から伸延している当接
部が、一方の一次放射器の周縁部に接触し、この一次放
射器が配置されている凹部内に、該一次放射器を押圧
る。この状態で、支持部を回転させても、当接部が押圧
している一次放射器は位置を変えず、この一次放射器の
軸方向を回転中心として、支持部が回転し、他方の一次
放射器の位置が調整される。
【0009】
【実施例】この実施例は、デュアルビームアンテナに本
考案を実施したもので、図8に示すようにデュアルビー
ム用のオフセットパラボラ反射鏡100を有している。
この反射鏡100の背面には、図9に示すように、この
反射鏡100の方位角、仰角、回転角を調整するため
に、方位角調整装置102、仰角調整装置104、回転
角調整装置106がそれぞれ設けられている。
【0010】この反射鏡100の周縁部より3本のアー
ム108、110、112が、この反射鏡100の焦点
の近傍にまで伸延しており、その先端部にコンバータ1
14付きの一次放射器118、コンバータ116付きの
一次放射器120が、本考案による支持装置122によ
って取り付けられている。なお、例えばコンバータ11
4と116とは、別々の通信衛星からの電波を受信する
ものである。
【0011】図3に示すように、この支持装置122
は、固定部124と支持部126とを有している。固定
部124は、図1に示すように、支持金具128と支持
アーム取付金具130とを有し、支持アーム取付金具1
30は、概略直方体状に形成されている。この支持アー
ム取付金具130の両側面及び下面に、それぞれアーム
108、110、112を取り付けるための凹部13
2、134、136が形成されており、これら凹部13
2、134、136に、アーム108、110、112
がそれぞれボルト138、140、140、142によ
って取り付けられている。
【0012】支持金具128は、縦断側面形状が概略逆
U字状をなすもので、その前後の壁部128a、128
bの下部がボルト144、146によって支持アーム取
付金具130に取り付けられている。なお、図1では、
ボルト144、146によって、支持金具128の前壁
128a側だけで支持金具128を支持アーム取付金具
130に固定しているように示しているが、実際には後
壁128b側にも144、146に対応するボルトが設
けられており、これらボルトによっても、支持金具12
8は、支持アーム取付金具130に取り付けられてい
る。
【0013】この支持金具128の内部に支持部126
が配置されている。この支持部126は、支持金具12
8の両側に突出したもので、図5に示すように、縦断側
面形状が逆U字状に形成されている。この支持部126
の突出部分に凹部148、150が形成されている。こ
れら凹部148、150に一次放射器118、120が
配置され、Ω型の止め具152、154によって回転不
能に固定されている。156、156、158、158
は固定用のボルトである。
【0014】図1に示すように、支持金具128の前壁
128aの一次放射器118側の縁部から一次放射器1
18側に向かって腕160が突出しており、その先端部
は、図4に拡大して示すように、一次放射器118の外
周縁部に接触する円弧状部162とされている。この円
弧状部162によって一次放射器118は、凹部148
に押圧固定されている。
【0015】図3に示すように、支持金具128の前壁
128aには、2つの円弧状の溝164、166がそれ
ぞれ形成されている。これら溝164、166は、一次
放射器118の軸方向を中心とし円弧状に形成されてお
り、これら溝164、166に挿通されたボルト16
8、168によって支持部126が支持金具128に固
定されている。
【0016】このように構成された支持装置122によ
って支持されたコンバータ付き一次放射器118、12
0によってそれぞれ所望の衛星通信を受信するための調
整は次のように行われる。
【0017】なお、図8及び図9に示すように、既に一
次放射器118、120は、支持装置122によって取
り付けられているとする。この状態から、まず一次放射
器118に付いているコンバータ114によって受信す
る通信衛星に応じた反射鏡100の回転角を所定の表か
ら求め、その回転角になるように回転角調整装置106
を調整する。そして、コンバータ114によって受信す
る通信衛星に応じた仰角及び方位角を所定の表から求
め、その仰角及び方位角となるように、方位角調整装置
102及び仰角調整装置104を調整する。
【0018】そして、ボルト156、156を緩めて、
一次放射器118を回転可能として、コンバータ114
によって水平偏波または垂直偏波が受信できるように、
コンバータ114と一次放射器118を回転させる。こ
のような方位角、仰角及び偏波の調整を複数回にわたっ
て繰り返し、レベルチェッカー等で受信レベルが最大と
なるようにする。
【0019】次に、一次放射器120に付いているコン
バータ116によって、所望の通信衛星(この衛星は、
コンバータ114によって受信している通信衛星とは別
の衛星である。)からの水平偏波または垂直偏波の電波
を受信していることを確認して、ボルト158、158
を緩めて、一次放射器120及びコンバータ116を回
転させて、レベルチェッカー等でコンバータ116での
受信レベルが最大になるようにする。
【0020】そして、ボルト168、168を緩めて、
一次放射器118の中心を回転の中心として、例えば図
6または図7に示すように、支持部126を溝164、
166に沿って回転させて、ひいてはコンバータ116
及び一次放射器120をレベルチェッカー等で受信レベ
ルが最大になるように調整する。この垂直偏波または水
平偏波受信調整、コンバータ116及び一次放射器12
0の調整を複数回にわたって行う。
【0021】コンバータ116及び一次放射器120の
調整を行う際、図4に示すように、腕160の円弧状部
162が一次放射器118を凹部148に押圧固定して
いるので、支持部126、コンバータ116及び一次放
射器120を溝164、166に沿って回転させても、
一次放射器118が焦点位置から移動することがない。
なお、各コンバータ付きの一次放射器で最大レベルに調
整した受信信号は、各コンバータ114、116の出力
端子170、172より受信機等に同軸ケーブルを介し
て供給される。
【0022】上記の実施例では、支持金具128と支持
アーム取付金具130を別個に形成したが、両者を一体
に形成することも可能である。また、腕160は、前壁
128aのみに設けたが、後壁128bのみに設けるこ
ともできるし、前壁128a、後壁128bの双方に形
成することもできる。また、支持部126は縦断側面形
状が逆U字状のものを使用したが、平角棒等を使用して
形成することもできる。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、固定部
から伸延している当接部が、一方の一次放射器の周縁部
に接触し、この一次放射器が配置されている凹部内に、
該一次放射器を押圧する。この状態で、支持部を回転さ
せても、当接部が接触している一次放射器は移動せず
この一次放射器を回転中心として、支持部が回転し、他
方の一次放射器の位置が調整される。このように回転の
中心となる一次放射器を固定するのに、固定部に設けた
当接部を利用しているので、固定部の構成が簡単になる
上に、回転の中心となる一次放射器を固定するために特
別な金具等を使用する必要がなく、構成が簡略化される
上に取付作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による一次放射器の支持装置の1実施例
の分解斜視図である。
【図2】同実施例の部分省略平面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図5】本実施例の部分省略側面図である。
【図6】本実施例において一方のコンバータ付き一次放
射器を時計方向に最大に回転させた状態を示す正面図で
ある。
【図7】本実施例において一方のコンバータ付き一次放
射器を反時計方向に最大に回転させた状態を示す図であ
る。
【図8】本実施例の支持装置を使用したデュアルビーム
オフセットパラボラ反射鏡の正面図である。
【図9】本実施例の支持装置を使用したデュアルビーム
オフセットパラボラ反射鏡の側面図である。
【図10】従来の支持装置の分解斜視図である。
【図11】従来の支持装置の正面図である。
【符号の説明】
114 116 コンバータ 118 120 一次放射器 126 支持部 128 支持金具(固定部) 130 アーム支持金具(固定部) 148 150 凹部 160 腕(当接部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラボラ反射鏡の焦点位置の近傍に設け
    られる固定部と、 この固定部とは別個に形成され、上記固定部に取り付け
    た状態で上記固定部の両端にそれぞれ突出する突出部を
    有し、これら突出部にそれぞれ一次放射器が配置される
    凹部を有し、上記両一次放射器の一方を回転中心として
    回転可能に上記固定部に取り付けられた支持部と、 上記回転中心となる一次放射器の周縁部に接触し、該一
    次放射器をこれが配置される上記凹部に押圧する状態に
    上記固定部から伸延している当接部と、 を具備する一次放射器の支持装置。
JP1993032018U 1993-05-21 1993-05-21 一次放射器の支持装置 Expired - Fee Related JP2593766Y2 (ja)

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