JP3174808B2 - フィードホーン取付具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＢＳ用、ＣＳ用パ
ラボラアンテナ装置の一台の反射鏡に支持アームを介在
させて各衛星からの電波を各々の焦点位置で受信可能と
する、複数個のフィードホーンを取付けるフィードホー
ン取付具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在、衛星の送信出力の向上や受信機器
性能の向上により、一台の反射鏡で複数個の衛星からの
電波の受信が充分可能となっており、現に静止軌道上の
２つの衛星を受信できるデュアルビームアンテナ装置も
既に市販されている。従来は、２衛星の電波を受信する
には、二つのアンテナ装置の設置場所の確保、二つのア
ンテナ装置の購入、二つのアンテナ装置の取付け工事な
どが必要であったものが一つで賄えることとなり、これ
はユーザーにとって大変有益なことである。

【０００３】ところで、一台の反射鏡に複数個のフィー
ドホーンを取付ける場合、次のようにして行われてい
る。図９・図１０では、反射鏡１０１に３本の支持アー
ム１０２の基端をそれぞれ固着し、各支持アーム１０２
の先端を固定部材１０３に固着し、固定部材１０３上に
フィードホーン１０４を所要姿勢に配置して、押え金具
１０５で固定していた。これは複数個のフィードホーン
１０４の取付けに支持アーム１０２と固定部材１０３と
を一体としている。

【０００４】また、図１１では、反射鏡２０１に基端を
取付けた支持アーム２０２を一個のフィードホーン２０
４ごとに個々に設け、先端にて取付金具２０３を介して
各フィードホーン２０４を支持固定したものである。さ
らに、図１２では、設置しようとするフィードホーン３
０４の個数に応じて、反射鏡３０１から延出した支持ア
ーム３０１を所要数分岐させた各分岐支持アーム３０
２’・３０２’の先端に各フィードホーン３０４を設置
する。

【０００５】なお、図示していないが、各フィードホー
ンの後端部には直接、周波数変換器（ＬＮＢ）やＯＭＴ
を介して各偏波面に対応する周波数変換器（ＬＮＢ）が
取付けられている。さらに、周波数変換器の出力端子よ
り衛星信号が同軸ケーブルを介して受信機に供給され
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】図９・図１０に示す複
数個のフィードホーン１０４の取付けに支持アーム１０
２と固定部材１０３とが一体となる場合は、どの衛星の
電波を受信するか、また反射鏡１０１の反射面形状やサ
イズなどによって複数個のフィードホーン１０４のそれ
ぞれの相対位置、角度が変わるため、どの衛星とどの衛
星をどの反射鏡に受信するかによって取付具が専用設計
となり、他の衛星、反射鏡の組み合わせには使用できな
い。つまり、一度支持アームと固定部材上に取付けられ
るフィードホーン１０４は最初決定した２つの衛星の焦
点位置だけに設置でき、設置後他の衛星を受信するため
にはフィードホーンを調整したり他のフィードホーンに
取替えねばならない。

【０００７】また、図１１に示すように、支持アーム２
０４を設置するフィードホーン２０４ごとに設ける場合
は、複数個のフィードホーン２０４ごとに３本の支持ア
ーム２０２が必要になり、支持アームの本数が増加す
る。このため、これらの支持アームが衛星の電波到来方
向の妨害となり、電波をさえぎり、アンテナ性能が低下
する問題が生じる。さらに、図１２に示すように、設置
しようとするフィードホーン３０４の個数に応じて、反
射鏡３０１から延出した支持アーム３０２を所要数分岐
させた分岐支持アーム３０２’の先端に各フィードホー
ン３０４を設置する場合は、支持アームの製造コストが
高価となり、また、大型反射鏡に使用する場合、支持ア
ーム全長も長くなるため、充分な強度や精度を与えるた
めの設計が難しくなる。

【０００８】アンテナ製造側の立場から見れば、一台の
反射鏡で複数の衛星の電波を受信するには、受信する衛
星と同数のフィードホーンを設置しなければならない。
この時、前述の方法、すなわち図１１、図１２でフィー
ドホーンを固定すると、受信性能や機械的精度、強度的
な問題が発生し易いため、共同受信の場合、図９・図１
０に示すフィードホーンを支持アームと固定部材とが一
体となったもので固定し２つの衛星からの電波を受信可
能となる。この状態で前記２つ以外の衛星を受信した場
合、上記一体となった支持アームと固定部材を取外し、
別途専用の取付具を製作し取付ける必要がある。衛星と
反射鏡の組み合わせにより、取付具が専用設計となって
しまうため、このように受信する衛星の変更や受信する
衛星の増加に対処するには専用の取付具を設計製作する
こととなり、開発、製造に必要なコストがかかり高価な
ものとなり、受信する衛星を簡単に増やすことができな
かった。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の事情に
鑑みてなされたものであり、使用する部品中、フィード
ホーンの固定部材等は共通で使用しながら、固定部材を
連結する連結部材のみを変更するだけで、フィードホー
ン取付具を設計・製造できるため、コスト・開発期間と
もに大幅な削減が可能となるようにすべく、一台の反射
鏡に、複数の衛星の電波を受信する複数個のフィードホ
ーンを支持アームを介在させて取付けるフィードホーン
取付具であって、基端を反射鏡に取付けた支持アームの
先端を固定する取付部材と、フィードホーンを固定し端
部に連結部を有する上記フィードホーンに対応する数の
複数個の固定部材と、所要の長さで両端を固定部材の連
結部と結合し複数個のフィードホーンを各衛星の焦点位
置に配置できるよう切断角度に形成した連結部材とより
なり、基端を反射鏡に取付けた支持アームの先端を固定
する取付部材を前記固定部材の一つに設け、前記固定部
材と連結部材とを連結した構造体の両端に位置する固定
部材の何れか一方の端部に前記取付部材を位置させるフ
ィードホーン取付具とした。

【００１０】また、３つの衛星を受信可能とすべく、一
台の反射鏡に、３個の衛星の電波を受信する３個のフィ
ードホーンを支持アームを介在させて取付けるフィード
ホーン取付具であって、基端を反射鏡に取付けた支持ア
ームの先端を固定する取付部材と、フィードホーンを固
定し端部に連結部を有する３個の固定部材と、所要の長
さで両端を固定部材の連結部と結合し３個のフィードホ
ーンを各衛星の焦点位置に配置できるよう切断角度に形
成した２個の連結部材とよりなり、基端を反射鏡に取付
けた支持アームの先端を固定する取付部材を前記固定部
材の一つに設け、前記固定部材と連結部材とを連結した
構造体の両端に位置する固定部材の何れか一方の端部に
取付部材を位置させるフィードホーン取付具とした。

【００１１】さらに、連結部材と固定部材との連結が容
易で、しかも連結部材の長さ、端面の切断角度および通
し孔の加工が至極容易とすべく、固定部材の連結部は複
数の所要の長さおよび切断角度に形成した連結部材の端
部に挿入螺締できる形状に形成され、連結部材は筒状体
で押出型材により構成させたフィードホーン取付具とし
た。

【００１２】

【発明の実施の態様】本発明を添付する図面に示す具体
的実施例に基づいて以下詳細に説明する。図１に全体の
概要を示す。支柱２６の上端にオフセット型の反射鏡２
７が取付けられ、３本の支持アーム１・２・３はその基
端を反射鏡２７のフランジにビス３ａで固着して、それ
ぞれの先端で取付部材４を支持している。取付部材４に
はフィードホーン１４を押え金具１６で固定した固定部
材６が延設され、さらに、押え金具６６でフィードホー
ン５４を固定した固定部材５６が、連結部材７を介在さ
せて取付けられている。

【００１３】さらに、フィードホーン１４の後部にはＯ
ＭＴ（偏波分波器）を介して２台の周波数変換器が取付
けられている。例えば、一方の周波数変換器は直線偏波
である垂直偏波を受信し、他方の周波数変換器は直線偏
波である水平偏波を受信し、各々の周波数変換器の出力
端子より同軸ケーブルを介して受信機等に衛星信号を供
給する。

【００１４】また、フィードホーン５４の後部にも周波
数変換器が取付けられ、例えば円偏波を受信し、出力端
子より同軸ケーブルを介して受信機等に衛星信号を供給
する。次に、図２は図１の要部の分解斜視図を示す。図
２で、基端を反射鏡に取付けた支持アーム１・２・３の
先端を固定する取付部材４と、一端に前記取付部材４を
一体に取付け、他端に連結部５を突設する固定部材６
と、筒状体で両端を固定部材６・５６の連結部５・５５
と結合し、フィードホーン５４を所要の位置（受信する
衛星の焦点位置）に配置できる長さに形成した連結部材
７とよりなる。

【００１５】取付部材４は３本の支持アーム１・２・３
の基端を螺締させるため、直方体状でその上面・側面お
よび下面にそれぞれ支持アーム１・２・３の先端を支持
できるように一端を開放した半円溝８・９・１０が刻設
されていて、半円溝８・９・１０に支持アーム１・２・
３をそれぞれ当接し、該支持アームの孔と半円溝内に穿
設した穴を一致させ、ボルト１１・１２・１３で螺締す
る。

【００１６】固定部材６は、フィードホーン１４を支持
できるように半円状の支持溝１５が刻設してあって、半
円溝１５にフィードホーン１４を載置し、押え金具１６
でフィードホーン１４を押え、ネジ１７・１７を押え金
具１６の一対の孔に挿通させて固定部材６のネジ孔１８
・１８に螺着させて固定する。この固定部材６の一端
は、前記取付部材４をボルトにて螺締可能なるように平
面に形成しネジ孔が刻設してある。

【００１７】この固定部材６の他端側には、連結部材７
と連結が可能なように円盤状の連結部５が突設してあ
る。また、連結部５には連結部材７と連結するための３
個のネジ孔１９が刻設してある。連結部材７は、固定部
材６や固定部材５６と連結を可能にするため、アルミ押
出型材の四角筒状体からなり、前記固定部材６の連結部
５および固定部材５６の連結部５５を挿入できる断面に
形成してあって、連結部材７の端部に固定部材６の連結
部５を挿入し、連結部材７に穿設した通し孔２０と前記
ネジ孔１９とを一致させネジ２１を挿入し螺着させて固
定する。

【００１８】一方、固定部材５６の中央部にはフィード
ホーン５４を支持する半円状の支持溝６５が刻設してあ
り、半円状の支持溝６５にフィードホーン５４を載置
し、押え金具６６にてフィードホーン５４を押え、ネジ
６７で押え金具６６の対の孔に挿通させて固定部材５６
の支持溝６５の両側に刻設したネジ孔５８に螺着して固
定する。

【００１９】この固定部材５６の一端に突設した連結部
５５に３個のネジ孔６９を刻設しておき、この連結部５
５のネジ孔６９と前記連結部材７の他端側に穿設した通
し孔２３に一致するように連結部材７を挿入しネジ２２
を通し孔２３に挿通して前記ネジ孔６９に螺着して固定
する。また、固定部材５６の他端側には取付部材を取付
けるように平面に形成してネジ孔を刻設してある。

【００２０】図３に図２の固定部材６と連結部材７とを
組み立てた詳細を示す。支持アーム１・２・３の先端を
螺着される取付部材４にフィードホーンを固定する固定
部材６が取付けられ、固定部材６の連結部５に連結部材
７を外嵌め状に嵌合させてネジにて螺締する。連結部材
７は、アルミ製の押出型材の四角筒状体で、全長や、連
結部５のネジ孔１９にネジを挿通させる通し孔の孔位
置、両端面の切断角度を変更することにより、この連結
部材７の他に連結される固定部材の位置が変わり、フィ
ードホーンの位置関係を自由に設定できる。なお、固定
部材６の連結部５に嵌合する連結部材７の端面の切断角
度をａとし、固定部材５６の連結部５５に嵌合する連結
部材７の端面の切断角度をｂとすることにより、このフ
ィードホーンが予め設計上決められた衛星からの電波を
受信可能とする焦点位置に設置できる。なお、連結部材
７をアルミで製作すると、加工が至極容易で軽量化が図
れる。

【００２１】また、固定部材５６の連結部５５を円盤状
の例を示しているが、台形状であってもよい。図４に連
結部材７の両端面の切断角度を、図３と異なる例を示
す。図４は固定部材６の連結部５に嵌合する連結部材７
の端面の切断角度をａ’とし、固定部材５６の連結部５
５に嵌合する連結部材７の端面の切断角度をｂ’とした
フィードホーン取付具の組立状態を示す。図３の切断角
度ａ，ｂと図４の切断角度ａ’，ｂ’を比較すると ａ
＞ａ’，ｂ＞ｂ’となり、図４の連結部材７の切断角度
がハの字状に内側に向いており、二つのフィードホーン
の焦点位置の間隔は図３に比べて狭い設計となる。

【００２２】図３、図４に示す支持溝１５、６５のＸ−
Ｘ，Ｙ−Ｙ上にフィードホーンの焦点位置がある。図
５、図６、図７に、第１の衛星からの電波を受信する焦
点位置に、フィードホーン２４を設置し、このフィード
ホーン２４に長さと端面の切断角度が異なる連結部材を
用いて第２の衛星からの電波を受信する焦点位置にフィ
ードホーン３４を設置する位置関係を示す。

【００２３】取付部材７４の側部に、固定部材２６に固
定されたフィードホーン２４と、固定部材３６に固定さ
れたフィードホーン３４とは、連結部材４７・５７・７
７により連結されている。これら連結部材４７・５７・
７７の長さと両端面の切断角度は、予め設計上第１の衛
星と第２の衛星との各受信焦点位置にフィードホーンが
設けられる位置関係であり、各々の連結部材の両側に固
定されたフィードホーン２４・３４の受信する衛星が異
なっていることが分かる。

【００２４】また、同一の２つの衛星を受信する場合で
も、反射鏡の大きさが異なることにより焦点位置が各々
異なる。このような場合、固定部材は共通のもので良く
連結部材の長さおよび端面の切断角度をその焦点位置に
合うものを用意すれば設計上の焦点位置に合ったフィー
ドホーン取付具を提供することができる。図８では、さ
らに、別個のフィードホーン４４を連結部材９７を介し
て設けた例を示す。予め設計上決められた焦点位置に設
置できるように、三個のフィードホーン２４・３４・４
４を２個の連結部材８７・９７で配置されており、三つ
の異なる衛星からの電波を同時に受信可能とするもので
ある。

【００２５】なお、連結部材を筒状体としたが、断面形
状をコ字状や抱持断面形状としてもよい。

【００２６】

【発明の効果】本発明は、上述のように、一台の反射鏡
に、複数個のフィードホーンをアームを介在させて取付
けるフィードホーン取付具であって、基端を反射鏡に取
付けたアームの先端を固定する取付部材と、フィードホ
ーンを固定し端部に連結部を有する上記フィードホーン
に対応する数の複数個の固定部材と、所要の長さで両端
を固定部材の連結部と結合し複数個のフィードホーンを
所要の位置に配置できる切断角度に形成した連結部材と
よりなり、基端を反射鏡に取付けた支持アームの先端を
固定する取付部材を前記固定部材の一つに設け、前記固
定部材と連結部材とを連結した構造体の両端に位置する
固定部材の何れか一方の端部に前記取付部材を位置させ
るフィードホーン取付具であるので、使用する部品中、
フィードホーンの固定部材などは共通で使用しながら、
固定部材を連結する連結部材のみ予め設計上決められた
他の衛星に受信するものに変更するだけで、現在受信し
ている衛星とは異なる衛星の焦点位置にフィードホーン
を設置し、フィードホーン取付具を設計・製造できるた
め、コスト・開発期間ともに大幅な削減が可能となる。

【００２７】また、本発明は、一台の反射鏡に、３個の
衛星の電波を受信する３個のフィードホーンを支持アー
ムを介在させて取付けるフィードホーン取付具であっ
て、基端を反射鏡に取付けた支持アームの先端を固定す
る取付部材と、フィードホーンを固定し端部に連結部を
有する３個の固定部材と、所要の長さで両端を固定部材
の連結部と結合し３個のフィードホーンを各衛星の焦点
位置に配置できるよう切断角度に形成した２個の連結部
材とよりなり、基端を反射鏡に取付けた支持アームの先
端を固定する取付部材を前記固定部材の一つに設け、前
記固定部材と連結部材とを連結した構造体の両端に位置
する固定部材の何れか一方の端部に前記取付部材を位置
させるフィードホーン取付具であるので、３つの衛星か
らの電波を受信可能とする。

【００２８】さらに、本発明は、固定部材の連結部は連
結部材の端部に挿入できる形状に形成し、連結部材は筒
状体で押出形材により構成させたので、連結部材と固定
部材との連結が容易で、しかも連結部材の長さ、端面の
切断角度および通し孔の加工が至極容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の全体の概要を示す斜視図

【図２】図１の要部の分解斜視図である。

【図３】連結部材の拡大正面図である。

【図４】図３と両端面の切断角度が異なった連結部材の
拡大正面図である。

【図５】連結部材を用いて二個のフィードホーンを取付
けた状態を示す正面図である。

【図６】二個のフィードホーンを連結部材を用いて取付
けた状態を示す他の正面図である。

【図７】二個のフィードホーンを連結部材を用いて取付
けた状態を示すさらに別の正面図である。

【図８】三個のフィードホーンを二個の連結用部材を介
在させて取付けた状態を示す正面図である。

【図９】従来の反射鏡にアームと固定部材とを一体にし
たものの上にフィードホーンを配置した状態の前方斜視
図である。

【図１０】従来のアームと固定部材とを一体としたもの
の上に二個のフィードホーンを配置した状態の上方から
見た状態の斜視図である。

【図１１】従来の反射鏡に二個のフィードホーンをぞれ
ぞれ別個の支持アームを用いて支持した状態を示す上方
から見た状態の斜視図である。

【図１２】従来の反射鏡に支持アームを分岐させた分岐
支持アームにそれぞれフィードホーンを支持した状態を
示す前方斜視図である。

【符号の説明】

２７…反射鏡 １４・２４・３４・４４・５４…フィードホーン １・２・３…支持アーム ４・１４…取付部材 ６・２６・５６…固定部材 ７・３７・４７・５７・７７・８７・９７…連結部材 ５・２５・５５…連結部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H01Q 1/12 H01Q 15/16 H01Q 19/17 H01Q 25/00 H01Q 3/18

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一台の反射鏡に、複数の衛星の電波を受
   信する複数個のフィードホーンを支持アームを介在させ
   て取付けるフィードホーン取付具であって、基端を反射
   鏡に取付けた支持アームの先端を固定する取付部材と、
   フィードホーンを固定し端部に連結部を有する上記フィ
   ードホーンに対応する数の複数個の固定部材と、所要の
   長さで両端を固定部材の連結部と結合し複数個のフィー
   ドホーンを各衛星の焦点位置に配置できるよう切断角度
   に形成した連結部材とよりなり、基端を反射鏡に取付け
   た支持アームの先端を固定する取付部材を前記固定部材
   の一つに設け、前記固定部材と連結部材とを連結した構
   造体の両端に位置する固定部材の何れか一方の端部に前
   記取付部材を位置させるフィードホーン取付具。
2. 【請求項２】 一台の反射鏡に、３個の衛星の電波を受
   信する３個のフィードホーンを支持アームを介在させて
   取付けるフィードホーン取付具であって、基端を反射鏡
   に取付けた支持アームの先端を固定する取付部材と、フ
   ィードホーンを固定し端部に連結部を有する３個の固定
   部材と、所要の長さで両端を固定部材の連結部と結合し
   ３個のフィードホーンを各衛星の焦点位置に配置できる
   よう切断角度に形成した２個の連結部材とよりなり、基
   端を反射鏡に取付けた支持アームの先端を固定する取付
   部材を前記固定部材の一つに設け、前記固定部材と連結
   部材とを連結した構造体の両端に位置する固定部材の何
   れか一方の端部に前記取付部材を位置させるフィードホ
   ーン取付具。
3. 【請求項３】 固定部材の連結部は複数の所要の長さお
   よび切断角度に形成した連結部材の端部に挿入螺締でき
   る形状に形成され、連結部材は筒状体で押出型材により
   構成させた請求項１あるいは２記載のフィードホーン取
   付具。