JPH0669722A - マルチビームアンテナ - Google Patents
マルチビームアンテナInfo
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- JPH0669722A JPH0669722A JP4240096A JP24009692A JPH0669722A JP H0669722 A JPH0669722 A JP H0669722A JP 4240096 A JP4240096 A JP 4240096A JP 24009692 A JP24009692 A JP 24009692A JP H0669722 A JPH0669722 A JP H0669722A
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- elevation angle
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- satellites
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の通信衛星からの電波を１つのパラボラ
アンテナ反射鏡に設けた複数の１次放射器で良好に受信
可能としたマルチビームアンテナを提供する。 【構成】 複数の１次放射器７をパラボラ反射鏡の焦点
に対設したものにおいて、複数の１次放射器７を取付け
るための取付部材１とこの取付部材をパラボラ反射鏡に
対し定着するためのベース部体１５を有し、ベース部体
に対してパラボラ反射鏡の焦点で取付部材１を枢支し、
この枢支点を中心として複数の１次放射器７の位置によ
る仰角を調整可能に設けると共に、取付部材１又はベー
ス部体１５のどちらかに衛星間の仰角差表示部１３と仰
角差表示部に対する指示手段を設ける。
アンテナ反射鏡に設けた複数の１次放射器で良好に受信
可能としたマルチビームアンテナを提供する。 【構成】 複数の１次放射器７をパラボラ反射鏡の焦点
に対設したものにおいて、複数の１次放射器７を取付け
るための取付部材１とこの取付部材をパラボラ反射鏡に
対し定着するためのベース部体１５を有し、ベース部体
に対してパラボラ反射鏡の焦点で取付部材１を枢支し、
この枢支点を中心として複数の１次放射器７の位置によ
る仰角を調整可能に設けると共に、取付部材１又はベー
ス部体１５のどちらかに衛星間の仰角差表示部１３と仰
角差表示部に対する指示手段を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマルチビームアンテナに
係り、複数の通信衛星からの電波を１つのパラボラ反射
鏡に設けた複数の１次放射器で受信するための１次放射
器支持機構を改善して簡易でしかも低コストな構成を提
供しようとするものである。
係り、複数の通信衛星からの電波を１つのパラボラ反射
鏡に設けた複数の１次放射器で受信するための１次放射
器支持機構を改善して簡易でしかも低コストな構成を提
供しようとするものである。
【０００２】通信衛星からの電波を受信するためのパラ
ボラアンテナは従来から広く知られており、またこの通
信衛星は近時において多数となり、我が国においても既
に３基が打上げられ、近く更に１基が打上げられて図５
および図６に示すように東経１５０°、１５４°、１５
８°および１６２°の離間角度を以て軌道３８上に配置
されることからそれら複数の通信衛星３４〜３７からの
電波を単一アンテナで受信可能とすることについてもそ
れなりの提案がなされている。
ボラアンテナは従来から広く知られており、またこの通
信衛星は近時において多数となり、我が国においても既
に３基が打上げられ、近く更に１基が打上げられて図５
および図６に示すように東経１５０°、１５４°、１５
８°および１６２°の離間角度を以て軌道３８上に配置
されることからそれら複数の通信衛星３４〜３７からの
電波を単一アンテナで受信可能とすることについてもそ
れなりの提案がなされている。
【０００３】即ち、上記したような通信衛星からの電波
を受信するのに、衛星１基に対して受信アンテナ１基と
いう従来方式であると、複数の通信衛星を同一の受信点
で受信しようとする場合、多数のアンテナを必要とし、
広い設置場所を必要とし、コスト高となることは明白で
あり、アンテナの仰角および方位角を個別に調整しなけ
ればならないという煩雑さがある。
を受信するのに、衛星１基に対して受信アンテナ１基と
いう従来方式であると、複数の通信衛星を同一の受信点
で受信しようとする場合、多数のアンテナを必要とし、
広い設置場所を必要とし、コスト高となることは明白で
あり、アンテナの仰角および方位角を個別に調整しなけ
ればならないという煩雑さがある。
【０００４】上記したような課題を解決するために１つ
のパラボラ反射鏡に複数の１次放射器を取付けて受信す
る方式のもの、即ち所謂デュアルビームアンテナ、ある
いはマルチビームアンテナについても最近実開平３−１
０７８１０や実開平３−１２０１１１に発表されてい
る。つまり前者はパラボラ反射鏡の焦点に対して複数の
１次放射器を対設するものであり、後者は一方の１次放
射器を希望する衛星に対して仰角と方位角を設定し、該
１次放射器を軸に他方の１次放射器を回転させながら他
方の衛星からの電波を良好に受信する方向に調整選定す
るものである。
のパラボラ反射鏡に複数の１次放射器を取付けて受信す
る方式のもの、即ち所謂デュアルビームアンテナ、ある
いはマルチビームアンテナについても最近実開平３−１
０７８１０や実開平３−１２０１１１に発表されてい
る。つまり前者はパラボラ反射鏡の焦点に対して複数の
１次放射器を対設するものであり、後者は一方の１次放
射器を希望する衛星に対して仰角と方位角を設定し、該
１次放射器を軸に他方の１次放射器を回転させながら他
方の衛星からの電波を良好に受信する方向に調整選定す
るものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記した実開平３−１
０７８１０によるものは各１次放射器によって夫々の衛
星からの受信をなし得るとしてもそれらの衛星に対する
仰角ないし仰角差は夫々のパラボラアンテナ設定地点に
おいて多様に変化し、そうした仰角ないし仰角差の変化
に対して各１次放射器を調整設定することは著しく煩雑
で各衛星に対する適正な受信状態を形成することが容易
でない。
０７８１０によるものは各１次放射器によって夫々の衛
星からの受信をなし得るとしてもそれらの衛星に対する
仰角ないし仰角差は夫々のパラボラアンテナ設定地点に
おいて多様に変化し、そうした仰角ないし仰角差の変化
に対して各１次放射器を調整設定することは著しく煩雑
で各衛星に対する適正な受信状態を形成することが容易
でない。
【０００６】これに対し前記した実開平３−１２０１１
１のものは希望する一方の１次放射器と、他方の１次放
射器に対する仰角差変化などに対する調整操作によって
固定したパラボラ反射鏡により複数の衛星放送を受信し
得ることにはなるが、一方の放射器における受信状態か
ら他方の１次放射器による良好な受信状態を得るために
は相当の調整操作を必要とし、その調整操作がやはり煩
雑とならざるを得ない。
１のものは希望する一方の１次放射器と、他方の１次放
射器に対する仰角差変化などに対する調整操作によって
固定したパラボラ反射鏡により複数の衛星放送を受信し
得ることにはなるが、一方の放射器における受信状態か
ら他方の１次放射器による良好な受信状態を得るために
は相当の調整操作を必要とし、その調整操作がやはり煩
雑とならざるを得ない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術によるものの不利、欠点を解消することについ
て検討を重ね、複数個の１次放射器をパラボラ反射鏡の
焦点に対して対設したものにおいて、複数個の１次放射
器を取付ける取付部材とこれをパラボラ反射鏡に定着す
るためのベース部材とを用い、しかも受信点ごとに生ず
る衛星間の仰角差に対し有効且つ簡易に即応し得るよう
にしたものであって、以下の如くである。
従来技術によるものの不利、欠点を解消することについ
て検討を重ね、複数個の１次放射器をパラボラ反射鏡の
焦点に対して対設したものにおいて、複数個の１次放射
器を取付ける取付部材とこれをパラボラ反射鏡に定着す
るためのベース部材とを用い、しかも受信点ごとに生ず
る衛星間の仰角差に対し有効且つ簡易に即応し得るよう
にしたものであって、以下の如くである。
【０００８】（１） 単一のパラボラ反射鏡と複数個の
１次放射器によって構成され、それら複数個の１次放射
器を上記パラボラ反射鏡の焦点に対して対設したものに
おいて、前記した複数個の１次放射器を取付けるように
した取付部材と該取付部材を上記パラボラ反射鏡に対し
定着するためのベース部材とを有し、該ベース部材に対
し前記したパラボラ反射鏡の焦点において上記取付部材
を枢支せしめ、該枢支点を中心として上記のように対設
された１次放射器の位置によって生ずる仰角を調整可能
として設け、上記取付部材またはベース部材の何れかに
受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差表示部と該仰角差
表示部に対する指示手段とを設けたことを特徴とする、
マルチビームアンテナ。
１次放射器によって構成され、それら複数個の１次放射
器を上記パラボラ反射鏡の焦点に対して対設したものに
おいて、前記した複数個の１次放射器を取付けるように
した取付部材と該取付部材を上記パラボラ反射鏡に対し
定着するためのベース部材とを有し、該ベース部材に対
し前記したパラボラ反射鏡の焦点において上記取付部材
を枢支せしめ、該枢支点を中心として上記のように対設
された１次放射器の位置によって生ずる仰角を調整可能
として設け、上記取付部材またはベース部材の何れかに
受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差表示部と該仰角差
表示部に対する指示手段とを設けたことを特徴とする、
マルチビームアンテナ。
【０００９】（２） 前記仰角差を選定し、一方の１次
放射器を受信すべき何れかの衛星に対する受信状態に設
定することにより他方の１次放射器がもう一つの衛星に
対する受信状態に設定されるようにしたことを特徴とす
る前記（１）項に記載のマルチビームアンテナ。
放射器を受信すべき何れかの衛星に対する受信状態に設
定することにより他方の１次放射器がもう一つの衛星に
対する受信状態に設定されるようにしたことを特徴とす
る前記（１）項に記載のマルチビームアンテナ。
【００１０】（３） 他方の１次放射器を取付部材に対
して調整可能に設け、受信点ごとに生ずる２衛星間の仰
角差調整状態においてカバーし難い仰角差の補正を行わ
せるようにした前記（１）項に記載のマルチビームアン
テナ。
して調整可能に設け、受信点ごとに生ずる２衛星間の仰
角差調整状態においてカバーし難い仰角差の補正を行わ
せるようにした前記（１）項に記載のマルチビームアン
テナ。
【００１１】
【作用】単一のパラボラ反射鏡と複数個の１次放射器に
よって構成され、それら複数個の１次放射器を上記パラ
ボラ反射鏡の焦点に対して対設したものにおいて、前記
した複数個の１次放射器を取付けるようにした取付部材
と該取付部材を上記パラボラ反射鏡に対し定着するため
のベース部材とを有せしめたことにより、ベース部材を
アームやマスト固定金具を介してマストなどに取付けし
めると共に該ベース部材に対して取付部材を介して複数
個の１次放射器を取付けしめる。
よって構成され、それら複数個の１次放射器を上記パラ
ボラ反射鏡の焦点に対して対設したものにおいて、前記
した複数個の１次放射器を取付けるようにした取付部材
と該取付部材を上記パラボラ反射鏡に対し定着するため
のベース部材とを有せしめたことにより、ベース部材を
アームやマスト固定金具を介してマストなどに取付けし
めると共に該ベース部材に対して取付部材を介して複数
個の１次放射器を取付けしめる。
【００１２】前記ベース部材に対し前記したパラボラ反
射鏡の焦点において上記取付部材を枢支せしめ、該枢支
点を中心として上記のように対設された１次放射器の仰
角を調整可能として設け、上記取付部材またはベース部
材の何れかに受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差表示
部と該仰角差表示部に対する指示手段とを設けたことに
より受信地点を考慮し仰角差表示部における表示指示と
の関係で適切な仰角をパラボラ反射鏡における焦点との
関連を確保して形成する。
射鏡の焦点において上記取付部材を枢支せしめ、該枢支
点を中心として上記のように対設された１次放射器の仰
角を調整可能として設け、上記取付部材またはベース部
材の何れかに受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差表示
部と該仰角差表示部に対する指示手段とを設けたことに
より受信地点を考慮し仰角差表示部における表示指示と
の関係で適切な仰角をパラボラ反射鏡における焦点との
関連を確保して形成する。
【００１３】なお、一般にパラボラアンテナの１次放射
器は、反射鏡の焦点に配置されることは公知の如くであ
るが、焦点からその１次放射器の位置を上下または左右
にずらすと、パラボラアンテナのビームはそれに対応し
て反対側に傾く。このことは単一のパラボラ反射鏡に対
し２つの１次放射器を設置すると２つのビームが得られ
ることを意味する。
器は、反射鏡の焦点に配置されることは公知の如くであ
るが、焦点からその１次放射器の位置を上下または左右
にずらすと、パラボラアンテナのビームはそれに対応し
て反対側に傾く。このことは単一のパラボラ反射鏡に対
し２つの１次放射器を設置すると２つのビームが得られ
ることを意味する。
【００１４】そこで、反射鏡の焦点を軸として２つの１
次放射器を回転移動させると、２つのビームの傾きは回
転した方向に傾き、回転角度を調整することにより傾き
をコントロールすることができる。
次放射器を回転移動させると、２つのビームの傾きは回
転した方向に傾き、回転角度を調整することにより傾き
をコントロールすることができる。
【００１５】即ちパラボラアンテナにおける２つの１次
放射器間隔を２衛星間の離間角度に合わせ、またそれら
１次放射器の傾きを受信点における２衛星の仰角差を選
定して固定すると、パラボラアンテナにおける２つのビ
ーム角度は２衛星間の角度と同じになることから、２衛
星の中のどちらか一方の衛星を何れかの一次放射器で受
信すると他方の１次放射器は自動的に他方の衛星からの
電波を受信できる位置に配置されることとなり、それら
の設定を著しく容易とする。
放射器間隔を２衛星間の離間角度に合わせ、またそれら
１次放射器の傾きを受信点における２衛星の仰角差を選
定して固定すると、パラボラアンテナにおける２つのビ
ーム角度は２衛星間の角度と同じになることから、２衛
星の中のどちらか一方の衛星を何れかの一次放射器で受
信すると他方の１次放射器は自動的に他方の衛星からの
電波を受信できる位置に配置されることとなり、それら
の設定を著しく容易とする。
【００１６】他方の１次放射器を取付部材に対して調整
可能に設け、受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差調整
状態においてカバーし難い仰角差の補正を行わせるよう
にしたことによりアンテナ設定地点で微妙に変動する条
件においても両１次放射器において共に好ましい受信状
態が形成される。
可能に設け、受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差調整
状態においてカバーし難い仰角差の補正を行わせるよう
にしたことによりアンテナ設定地点で微妙に変動する条
件においても両１次放射器において共に好ましい受信状
態が形成される。
【００１７】
【実施例】上記したような本発明によるものの実施態様
を添附図面に示すものについて説明すると、本発明にお
ける各１次放射器２、７の取付状態は図１、および図２
に示す如くであって、取付部材１はアーム１７の如きに
取付けられるベース部材１５に対し図１の中心部上方に
示した枢子１１で連結されている。
を添附図面に示すものについて説明すると、本発明にお
ける各１次放射器２、７の取付状態は図１、および図２
に示す如くであって、取付部材１はアーム１７の如きに
取付けられるベース部材１５に対し図１の中心部上方に
示した枢子１１で連結されている。
【００１８】また取付部材１は一側に取付座１ａを形成
し、該取付座１ａにおいて一方の１次放射器２を取付け
るための固定金具２２が設けられ、該固定金具２２と押
え金具２１との間にコンバータ４や導波管をも有する一
方の１次放射器２が取付けられ、また取付部材１の他側
に形成された取付座１ｂは取付部材１の側面において前
記取付座１ａとは直交状に設けられ、該取付座１ｂには
可動台６が取付ボルト１４、１４によって取付けられ、
該可動台６上には同じく固定金具２２と押え金具２１に
よってもう１つの１次放射器７が取付けられている。１
次放射器７はコンバータ９や導波管を有することは前述
した１次放射器２と同様である。
し、該取付座１ａにおいて一方の１次放射器２を取付け
るための固定金具２２が設けられ、該固定金具２２と押
え金具２１との間にコンバータ４や導波管をも有する一
方の１次放射器２が取付けられ、また取付部材１の他側
に形成された取付座１ｂは取付部材１の側面において前
記取付座１ａとは直交状に設けられ、該取付座１ｂには
可動台６が取付ボルト１４、１４によって取付けられ、
該可動台６上には同じく固定金具２２と押え金具２１に
よってもう１つの１次放射器７が取付けられている。１
次放射器７はコンバータ９や導波管を有することは前述
した１次放射器２と同様である。
【００１９】前記した取付部材１は図３に示すようにパ
ラボラ反射鏡２４に対してマスト２６上に設けられたア
ーム１７およびステイ２５によって取付けられるが、こ
のような取付け状態において、取付部材１における前記
枢子１１はパラボラ反射鏡２４の焦点に合致した状態で
位置せしめられ、また斯かる取付部材１の下部には前記
図１、２に明かなようにこの枢子１１を中心とした円弧
孔３１が設けられ、該円弧孔３１には仰角固定子１２が
挿入されて取付部材１をベース部材１５に固定し得るよ
うに成っている。
ラボラ反射鏡２４に対してマスト２６上に設けられたア
ーム１７およびステイ２５によって取付けられるが、こ
のような取付け状態において、取付部材１における前記
枢子１１はパラボラ反射鏡２４の焦点に合致した状態で
位置せしめられ、また斯かる取付部材１の下部には前記
図１、２に明かなようにこの枢子１１を中心とした円弧
孔３１が設けられ、該円弧孔３１には仰角固定子１２が
挿入されて取付部材１をベース部材１５に固定し得るよ
うに成っている。
【００２０】この実施態様においては前記したような円
弧孔３１にそって仰角差表示１３が設けられ、また該仰
角差表示１３に対する指示手段として前述したようにベ
ース部材１５に螺入固定された仰角固定子１２が兼用さ
れている。仰角表示としては具体的にそうした仰角差の
求められる地域名を採用することができ、即ち札幌、青
森、仙台、水戸、東京──大阪、福岡、鹿児島、那覇な
どの地名を仰角差そのものとし、あるいは仰角差度数と
併用することができる。
弧孔３１にそって仰角差表示１３が設けられ、また該仰
角差表示１３に対する指示手段として前述したようにベ
ース部材１５に螺入固定された仰角固定子１２が兼用さ
れている。仰角表示としては具体的にそうした仰角差の
求められる地域名を採用することができ、即ち札幌、青
森、仙台、水戸、東京──大阪、福岡、鹿児島、那覇な
どの地名を仰角差そのものとし、あるいは仰角差度数と
併用することができる。
【００２１】また図示する実施態様では取付部材１に仰
角差表示１３を設け、ベース部材１５に指示手段として
の仰角固定子１２を採用しているが、この関係は場合に
よっては反対として仰角差表示１３をベース部材１５に
設け、指示手段を取付部材１に採用してよい。指示手段
としては矢印などが採用され得ることは当然である。
角差表示１３を設け、ベース部材１５に指示手段として
の仰角固定子１２を採用しているが、この関係は場合に
よっては反対として仰角差表示１３をベース部材１５に
設け、指示手段を取付部材１に採用してよい。指示手段
としては矢印などが採用され得ることは当然である。
【００２２】更に本発明によるものは上記したような取
付部材１の取付座１ｂに長孔３２を形成し、締着手段１
４によって可動台６を適宜に可変し得る如く取付け、該
可動台６に他方の１次放射器７を設けることができ、こ
のようにするならば可動台６、１次放射器７の設定位置
を適宜に調整することができる。即ち前記したような仰
角差表示１３に従ってセットされた場合において、各衛
星間の仰角差が各地点において必ずしも一定せず、また
１つの仰角差で表示された地方であってもその北辺地域
と南辺地域などでは仰角差がそれなりに異ることとな
り、前記のような調整によってこのような仰角差にも適
宜に即応調整することができる。
付部材１の取付座１ｂに長孔３２を形成し、締着手段１
４によって可動台６を適宜に可変し得る如く取付け、該
可動台６に他方の１次放射器７を設けることができ、こ
のようにするならば可動台６、１次放射器７の設定位置
を適宜に調整することができる。即ち前記したような仰
角差表示１３に従ってセットされた場合において、各衛
星間の仰角差が各地点において必ずしも一定せず、また
１つの仰角差で表示された地方であってもその北辺地域
と南辺地域などでは仰角差がそれなりに異ることとな
り、前記のような調整によってこのような仰角差にも適
宜に即応調整することができる。
【００２３】パラボラ反射鏡２４のマスト２６に対する
取付けは図示のものにおいて図３と図４に示す如くで、
パラボラ反射鏡２４の背面に取付けられたマスト固定金
具２７、方位角固定ボルト２８、仰角固定ボルト２９の
如きによってマスト２６に対し反射鏡２４の取付角度が
固定され、マスト固定金具２７から前述したようなアー
ム１７が設けられ、またケーブル１６は各１次放射器
２、７における出力コネクターに接続されている。
取付けは図示のものにおいて図３と図４に示す如くで、
パラボラ反射鏡２４の背面に取付けられたマスト固定金
具２７、方位角固定ボルト２８、仰角固定ボルト２９の
如きによってマスト２６に対し反射鏡２４の取付角度が
固定され、マスト固定金具２７から前述したようなアー
ム１７が設けられ、またケーブル１６は各１次放射器
２、７における出力コネクターに接続されている。
【００２４】前記したような実施例によるものの、設定
操作について説明すると、まず受信点における２衛星の
仰角差を求め、その度数を表示した仰角差表示１３に合
わせ、仰角固定子１２によって固定し、基準となる一方
の放射器２によって例えば仰角差の大きい衛星（例えば
ＪＣＳＡＴ−２）を受信する関係を形成すると、他方の
放射器７はもう１つの衛星（例えばＳＣＣ−Ｂ）を受信
できる位置を採り、２つの衛星からの送信を受信し得
る。
操作について説明すると、まず受信点における２衛星の
仰角差を求め、その度数を表示した仰角差表示１３に合
わせ、仰角固定子１２によって固定し、基準となる一方
の放射器２によって例えば仰角差の大きい衛星（例えば
ＪＣＳＡＴ−２）を受信する関係を形成すると、他方の
放射器７はもう１つの衛星（例えばＳＣＣ−Ｂ）を受信
できる位置を採り、２つの衛星からの送信を受信し得
る。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるとき
は、複数の１次放射器について、各々良好な受信状態を
得るための調整操作を必要とせず、衛星間の仰角差度数
を表示に合わせるのみで、他方の衛星からの電波も受信
可能にすることから、調整操作の簡易化を図ったもので
あり、工業的にその効果の大きい発明である。
は、複数の１次放射器について、各々良好な受信状態を
得るための調整操作を必要とせず、衛星間の仰角差度数
を表示に合わせるのみで、他方の衛星からの電波も受信
可能にすることから、調整操作の簡易化を図ったもので
あり、工業的にその効果の大きい発明である。
【図１】本発明による１次放射器取付機構部分の正面図
である。
である。
【図２】その斜面図である。
【図３】そのパラボラ反射鏡に対する取付状態の正面図
と側面図である。
と側面図である。
【図４】そのパラボラ反射鏡背面側取付状態の斜面図で
ある。
ある。
【図５】パラボラアンテナと複数衛星との受信関係説明
図である。
図である。
【図６】地球から打ち上げられた衛星ないしその軌道に
ついての説明図である。
ついての説明図である。
１ 取付部材 １ａ、１ｂ その取付座 ２ １次放射器 ３ 放射器 ４ コンバータ ５ 固定子 ６ 可動台 ７ １次放射器 ９ コンバータ １０ 固定子 １１ 枢子 １２ 仰角固定子 １３ 仰角差表示 １４ 締着手段 １５ ベース部材 １６ ケーブル １７ アーム ２１ 押え金具 ２２ 固定金具 ２４ パラボラ反射鏡 ２５ ステイ ２６ マスト ２７ マスト固定金具 ２８ 方位角固定ボルト ２９ 仰角固定ボルト ３１ 円弧孔 ３２ 長孔 ３４〜３７ 衛星 ３８ 軌道
Claims (3)
- 【請求項１】 単一のパラボラ反射鏡と複数個の１次放
射器によって構成され、それら複数個の１次放射器を上
記パラボラ反射鏡の焦点に対して対設したものにおい
て、 前記した複数個の１次放射器を取付けるようにした取付
部材と該取付部材を上記パラボラ反射鏡に対し定着する
ためのベース部材とを有し、 該ベース部材に対し前記したパラボラ反射鏡の焦点にお
いて上記取付部材を枢支せしめ、該枢支点を中心として
上記のように対設された１次放射器の位置によって生ず
る仰角を調整可能として設け、 上記取付部材またはベース部材の何れかに受信点ごとに
生ずる２衛星間の仰角差表示部と該仰角差表示部に対す
る指示手段とを設けたことを特徴とする、 マルチビームアンテナ。 - 【請求項２】 前記仰角差を選定し、一方の１次放射器
を受信すべき何れかの衛星に対する受信状態に設定する
ことにより他方の１次放射器がもう一つの衛星に対する
受信状態に設定されるようにしたことを特徴とする請求
項１に記載のマルチビームアンテナ。 - 【請求項３】 他方の１次放射器を取付部材に対して調
整可能に設け、受信点ごとに生ずる２衛星間の仰角差調
整状態においてカバーし難い仰角差の補正を行わせるよ
うにした請求項１に記載のマルチビームアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240096A JPH0669722A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | マルチビームアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240096A JPH0669722A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | マルチビームアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0669722A true JPH0669722A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17054436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4240096A Pending JPH0669722A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | マルチビームアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669722A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987001479A1 (en) * | 1985-09-04 | 1987-03-12 | Fujitsu Limited | System for adjusting clock phase |
| DE4446084A1 (de) * | 1994-12-22 | 1996-07-04 | Kathrein Werke Kg | Tragvorrichtung für eine Multifeed-Empfangseinrichtung, insbesondere für eine Offset-Satellitenantenne |
| FR2746218A1 (fr) * | 1996-03-15 | 1997-09-19 | Cahors App Elec | Systeme de reception bi-satellite double convertisseur pour antenne a reflecteur parabolique |
| DE29911132U1 (de) * | 1999-06-25 | 1999-12-02 | Satpartner Gmbh | Multifeed-Adapter zur Halterung von LNBs in Satellitenanlagen |
| JP2000022438A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-21 | Acer Inc | 複数のフィードを有する受信装置及びマイクロ波修正レンズ |
| WO2002035649A1 (en) * | 2000-10-28 | 2002-05-02 | Kwon Tae In | Lnb holder for satellite antenna |
| US6483475B1 (en) | 1998-01-22 | 2002-11-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Block-down-converter and multi-beam-antenna |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP4240096A patent/JPH0669722A/ja active Pending
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| DE4446084C2 (de) * | 1994-12-22 | 1998-04-09 | Kathrein Werke Kg | Tragvorrichtung für eine Multifeed-Empfangseinrichtung, insbesondere für eine Offset-Satellitenantenne |
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