JP2567916Y2 - デユアルビームアンテナ - Google Patents

デユアルビームアンテナ

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JP2567916Y2
JP2567916Y2 JP1992030499U JP3049992U JP2567916Y2 JP 2567916 Y2 JP2567916 Y2 JP 2567916Y2 JP 1992030499 U JP1992030499 U JP 1992030499U JP 3049992 U JP3049992 U JP 3049992U JP 2567916 Y2 JP2567916 Y2 JP 2567916Y2
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勝彦 徳田
芳和 吉村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、放送衛星または通信衛
星からの電波を受信する衛星受信アンテナに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、放送衛星または通信衛星からの電
波を受信するアンテナとしては、1991年10月29
日発行の電波新聞に紹介されているようなオフセットパ
ラボラアンテナが多く用いられている。地上で受信可能
な衛星は複数あり、これら複数の衛星を効率よく受信す
るアンテナとして、比較的狭い4〜12度の間隔で軌道
上に隣接する二つの衛星からの電波を一つのパラボラで
受信するデユアルビームアンテナが実用化されている。
上記に記載されているような従来のデユアルビームアン
テナの例を図5に示す。図5において1は衛星からの電
波を反射し焦点に集めるオフセットパラボラ電波反射
鏡、2は西側の衛星11からの電波を受信する受信機、
3は東側に位置する衛星からの電波を受信する受信機、
4は前記二つの受信機を保持するホルダー、5はホルダ
ー4を所定の位置に保持するアームである。受信機2、
3は図5のように基本的には水平に保持されるが、後述
する調整での誤差を吸収するため、ホルダー4は図6に
示すように、4A,4Bの様に分割されており、4Bは
4Aに保持された受信機2の回りに回転でき、受信機3
の位置を上下に微調整できる。また、反射鏡1の裏面に
は、垂直から矢印7の方向にアンテナ全体を回転できる
金具6が取り付けられている。日本国内の例では、受信
する衛星は地上からみると図4の10、11のように地
平線14に対し東を下とする円弧上に位置している。上
記従来の例で受信するときは、まずアンテナを上記2衛
星の結ぶ線が地平線14となす角度15だけアンテナを
矢印7の方向に回転する。さらに受信機3の受信強度が
最大となるように、仰角8と方位角9を調整する。これ
により、上記衛星10、11からの電波はそれぞれ矢印
12、13のように電波反射鏡1に入射、反射し左右対
象の位置にある受信機3、4に到達する。実際の調整で
は、衛星の傾きを設置場所で確認することはできず、事
前の計算、実験より求めた角度だけ、アンテナを回転さ
せるので、東側の衛星からの電波の到達位置がずれるた
め、ホルダー4Bを回転し、受信機3の受信強度が最大
となるように位置を微調整する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成において、従
来のデユアルビームアンテナは、以下のような問題点を
有していた。従来の例では図5の電波反射鏡1を矢印7
の方向に回転させるため、仰角8、方位角9の各回転軸
に対し、電波反射鏡1の軸が傾き、仰角8または方位角
9を変更した時に、仰角8を変更すれば方位角9も変化
し、方位角9を変更すれば仰角8も変化するため、調整
作業が集束しにくく、特にアンテナ設置に不慣れな調整
者では、調整作業が出来ないという問題点がった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、アンテナの仰
角、方位角を独立とし、アンテナ設置が容易なデユアル
ビームアンテナを提供しようとする物である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のデユアルビーム
アンテナは、アンテナを回転することなく、受信する二
つの衛星の中間地点に向けた時に、二つの衛星からの電
波が上記アンテナの電波反射鏡で反射されて焦点を結ぶ
位置を基準として受信機を配置し、東側に位置する受信
機は、その位置を固定とし、西側に位置する受信機は東
側に位置する受信機を中心とし、東側に位置する受信機
と反射鏡の焦点との距離の2倍を半径とする円周上を移
動できるようにしたものである。上記受信機間の間隔と
水平軸に対する傾き角は、電波反射鏡の曲率と焦点位置
および受信する衛星の位置と受信地により計算または実
験的に求められる。
【0006】
【作用】本考案のデユアルビームアンテナによれば、受
信機の位置が上記の如く電波反射鏡が受信する二つの衛
星の中間点を向いた時に各衛星からの電波が反射、集束
する位置にあるので、位置を固定された東側の受信機に
より、西側にある衛星の電波を受信するようにアンテナ
の仰角、方位角を調整し固定することにより、アンテナ
は受信機と電波反射鏡の焦点とのズレを保証するため
に、必然的に西側の衛星と東側の衛星のほぼ中間地点を
目指した状態になる。一方、この状態では、東側の衛星
からの電波は電波反射鏡に対し下方、東側から到達する
ため、電波は電波反射鏡により、本来の焦点位置に対
し、上方、西側に反射集束される。この電波を前記西側
の稼働する受信機の位置を調整し受信することにより、
隣接する二衛星からの電波を同じ電波反射鏡を利用して
受信する事ができる。アンテナは従来例のように回転し
ないため、方位角、仰角は互いに独立に調整できる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の一実施例のデユアルビーム
アンテナについて図1から4を参照しながら説明する。
【0008】図1は本考案の1実施例におけるデユアル
ビームアンテナの構成を示すものである。図1におい
て、1は衛星からの電波を反射し焦点に集めるオフセッ
トパラボラ電波反射鏡で本例では短径を60cmの物と
する。2は西側に位置する衛星からの電波を受信する受
信機、3は東側に位置する衛星からの電波を受信する受
信機、4は前記二つの受信機を保持するホルダー、5は
ホルダー4を所定の位置に保持するアームである。ホル
ダー4は図3に示すように、4A,4Bの様に分割され
ており、4Bは4Aの回りに回転できる。また、反射鏡
1の裏面には、アンテナの仰角を変更可能なマスト取り
付け金具6が取り付けられている。図2は上記図1の実
施例を正面から見た図である。赤道上空上3万6千Km
に8度間隔で位置する二つの衛星からの電波を短径60
cmのオフセットパラボラ電波反射鏡を共用し、隣接す
る2個の受信機で同時に受信する時の電波反射鏡1の焦
点位置に対する受信機との間隔および水平軸に対する角
度の変化例を図4に示す。図4において横軸は受信地点
を示し、T地点はO地点より東にあり、N地点はT地点
とO地点の中間に位置する。左の縦軸は電波反射鏡1の
焦点位置に対する受信機との間隔を示し、右の縦軸は受
信機と電波反射鏡の焦点を結ぶ直線の水平軸に対する角
度の変化を示す。図4において角度は地域差で大である
が、間隔については、本実施例の大きさでは、変化は微
少である。位置を固定する東側の受信機3の位置は、図
4に示す間隔を半径とし、電波反射鏡1の焦点位置を中
心とする円周上に配置する必要がある。位置を固定する
際の角度Aは受信範囲の中心地での角度、例えばアンテ
ナの受信範囲がT地点からO地点であればその中間のN
地点の角度1に設定しておく。本実施例では、ホルダ
ー4Aにより、前位置に受信機2を固定する。一方、
受信機3は受信機2を軸として回転するホルダー4bに
保持され、図2に示すように円弧16上を移動できる。
円弧16の半径は図4の間隔Lの2倍とする。以上の構
成により、N地点において受信機2で西側の衛星11を
受信する場合、受信機2で衛星11からの受信電力が最
大となるよう、仰角8、方位角9を調整し位置を固定す
る。この時、衛星11からの電波は電波反射鏡1に矢印
13のように入射し、反射され受信機2へと導かれる。
一方、図4の関係から、東側の衛星10からの電波は、
矢印12のように入射し、反射され焦点17に対し受信
機2と対象の位置に集束される。したがって、受信機3
を受信機2を中心に回転し、上記位置で固定することに
より東側の衛星の電波を受信することができる。したが
って、方位角、仰角は受信機2での受信調整時に設定す
るだけでよく、その機構は従来の受信機が一つのものと
同じように、仰角、方位角だけの調整機構を有していれ
ば良い。なお、本実施例の角度AはN地点の角度で設定
しているため、例えばO地点やT地点では理想点からず
れた位置に受信機2が存在するが、N地点での受信と同
様の手順で受信調整をすることにより、同じ実施例のア
ンテナで、受信機3の位置調整により、理想位置での受
信と遜色ないレベルでの受信が可能である。
【0009】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、アンテナ
全体を回転することなく、理想位置に近い点で、二つの
衛星からの電波を一つの電波反射鏡で受信できるデユア
ルビームアンテナを実現できるので、仰角、方位角調整
を従来のシングルビームアンテナと同様の作業でおこな
うことができる。また、付加的な効果としてホルダー部
の交換により、シングルビームアンテナを簡易にデユア
ルビームアンテナへ改造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるデユアルビームアン
テナの斜視図
【図2】図1の正面図
【図3】本考案の一実施例におけるホルダーの分解斜視
【図4】本考案の受信機位置設定値を地域別に示す図
【図5】従来のデユアルビームアンテナの斜視図
【図6】従来のデユアルビームアンテナのホルダーの斜
視図
【符号の説明】
1 オフセットパラボラ電波反射鏡 2,3 受信機 4 ホルダー 5 アーム 6 マスト固定金具 10,11 衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青野 正三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−120111(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星からの電波を反射し焦点に結ぶオフ
    セットパラボラ電波反射鏡と、前記焦点付近に位置し,
    焦点付近に結んだ電波を受信する東側受信機および西側
    受信機と、前記東側受信機を保持し,小外径部を有する
    略凸形の第1のホルダーと、2つの貫通孔を備え,一方
    の孔が前記西側受信機を保持し,他方の孔が前記第1の
    ホルダーの小外径部に回動可能に取り付く第2のホルダ
    ーと、前記第1のホルダーを支承するアームとを備え、
    前記東側受信機を回転中心とし,前記西側受信機を前記
    焦点との距離の2倍を半径として水平から上側に回転可
    能としたことを特徴とする衛星受信用デュアルビームア
    ンテナ。
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