JPH07226621A - オフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構 - Google Patents

オフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構

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JPH07226621A
JPH07226621A JP3638294A JP3638294A JPH07226621A JP H07226621 A JPH07226621 A JP H07226621A JP 3638294 A JP3638294 A JP 3638294A JP 3638294 A JP3638294 A JP 3638294A JP H07226621 A JPH07226621 A JP H07226621A
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JP
Japan
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polarization
parabolic antenna
offset parabolic
adjusting
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3638294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Minami
浩史 南
Jiyunya Itani
純也 井澗
Yasutomo Konishi
康友 小西
守 ▲吉▼田
Mamoru Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Antenna Co Ltd filed Critical Nippon Antenna Co Ltd
Priority to JP3638294A priority Critical patent/JPH07226621A/ja
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  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険な作業を必要とせずに給電部の偏波面の
角度を調整することができる、オフセットパラボラアン
テナ偏波面調整機構を提供すること。 【構成】 長ボルト9を緩めて、オフセットパラボラア
ンテナ10を、支柱を中心として回転させることによ
り、その方位角を調整する。ボルト4−3および調整ボ
ルト4−2を緩めて、オフセットパラボラアンテナ10
を、ボルト4−3を中心として上下に回転させることに
より、仰角を調整する。調整ボルト3−2および図示し
ないボルトを緩めて、オフセットパラボラアンテナ10
を、図示しないボルトを中心とし、電波到来方向を軸と
して回転させることにより、偏波角を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線偏波を受信するオ
フセットパラボラアンテナの偏波面調整機構に関するも
のであり、特にCS放送を受信するオフセットパラボラ
アンテナに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】衛星放送には、現在BS放送とCS放送
とがあり、この内BS放送は右旋円偏波を使用している
が、CS放送には直線偏波が採用されており、さらにチ
ャンネル数を増加するために垂直偏波と水平偏波とから
なる直交偏波とされている。そして、衛星放送における
通信衛星は、図4に示すように地上の垂直・水平面と電
波の垂直・水平偏波面とがほぼ一致するように、予め南
北に対し30度傾けられている。しかしながら、通信衛
星100と受信点位置との相対位置により、偏波面の角
度にある程度の角度差が生じる。この角度差を偏波角と
云い、図5に示すように地域によってその偏波角が異な
ってくる。ところで、受信アンテナ200の受信偏波面
と衛星放送における偏波面とが一致していないと、偏波
識別度が低下し、不所望の偏波からの信号が雑音として
漏れてくるようになる。このため、CS放送を受信する
受信アンテナ200の受信偏波面の角度を、到来するC
S放送の偏波面の角度に合わせる必要がある。
【0003】前記偏波角を通信衛星JCSAT−2の場
合で見ると、北の方向と南の方向では偏波角のずれ方が
逆になるため、図5に示すように九州から沖縄に向かっ
てはマイナスの角度となり、九州から本州・北海道に向
かってはプラスの角度となる。従って、CSアンテナは
受信偏波面の角度を調整して、受信点にかかわらずCS
放送を受信できるようにすることが、受信アンテナに必
要な構成となる。そこで、図7に示すような受信偏波面
の角度を調整できるCSアンテナが、従来提案されてい
る。このCSアンテナは、オフセットパラボラアンテナ
とされており、図7の説明を行う前にオフセットパラボ
ラアンテナについて、図6を参照しながら簡単に説明す
る。
【0004】図6(a)において、破線で示す大きな放
物線の回転対称な形状のパラボラアンテナ300におい
ては、その焦点位置に一次放射器を配置する必要がある
が、反射鏡の前面に1次放射器やその給電線路を設ける
と、電波の通路を妨害し放射特性劣化の原因となってし
まう。そこで、これを避けるために、回転対称でない鏡
面を使用することにして、1次放射器を開口の外に設け
るようにしたアンテナが、オフセットアンテナと称呼さ
れるアンテナである。すなわち、図6(a)に示すパラ
ボラアンテナ300の一部を実線で示すように切り取っ
て回転対称でない鏡面としたアンテナが、オフセットパ
ラボラアンテナであり、同図(b)に示す形状とされて
いる。この図に示すように、オフセットパラボラアンテ
ナは、反射鏡101と矢印で示す到来する電波との間に
1次放射器等の障害物が存在しないため、低サイドロー
ブのアンテナとすることができる。
【0005】このようなオフセットパラボラ反射器10
1を、支柱105に取りつけた状態を図7にしめすが、
この図において通信衛星よりのCS放送はオフセットパ
ラボラアンテナの反射鏡101により反射集束されて、
その焦点位置に配置されているフィードホーン102で
受信される。このフィードホーン102は断面円形の円
錐ホーンにより構成されており、フィードホーン102
に後続して、円形導波管103、コンバータ部111が
設けられて給電部104を構成している。そして、給電
部104の周波数コンバータ部111でダウンコンバー
トされたCS−IF信号が給電部104から同軸ケーブ
ルにより、宅内に設置されたCSチューナに伝送され
る。
【0006】上記オフセットパラボラ反射鏡101は取
り付け金具106により取り付け仰角及び方位角を調整
できるように支柱105に固着されている。この支柱1
05は図示しない取り付け金具によりベランダ等に強固
に固着されている。そして、上記給電部104は取り付
け金具106に固着されているアーム107により、オ
フセットパラボラ反射鏡101の焦点に位置されている
と共に、偏波調整ビス113を緩めることにより回転可
能に固着されている。このように構成されたCSアンテ
ナを設置するには、まずオフセットパラボラ反射鏡10
1を、取り付け金具106により支柱105に通信衛星
の方向に向かうよう仰角および方位角を微調整しながら
固着する。次に、偏波調整ビス113を緩めて給電部1
04を回転させることにより、CS放送の偏波面の角度
に一致するよう給電部104の偏波面の角度を調整し
て、CS放送を受信できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示されているように給電部104は、オフセットパラボ
ラ反射器101の焦点位置に配置されているため、CS
アンテナ設置時に給電部104の偏波面の角度を調整す
るには、ベランダから身を乗り出さなければならず非常
に危険な作業を必要とする問題点があった。そこで、本
発明は危険な作業を必要とせずに給電部の偏波面の角度
を調整することができる、オフセットパラボラアンテナ
偏波面調整機構を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面調整機
構は、オフセットパラボラアンテナの仰角および方位角
を電波到来方向に一致させた時に、前記電波到来方向に
対し直交されるように形成された直交平面を一面に有す
る第1の偏波調整金具と、該第1の偏波調整金具の前記
直交平面に擦り合いながら回転可能に固着された調整平
面を前面に設けた第2の偏波調整金具とを備え、前記オ
フセットパラボラアンテナの背面に前記第1の偏波調整
金具を固着し、前記直交平面に対して前記調整平面を回
転させることにより、オフセットパラボラアンテナの偏
波面を調整するようにしたものである。
【0009】また、本発明のオフセットパラボラアンテ
ナ偏波面調整機構は、前記第2の偏波調整金具の両側か
ら後方へ延伸された延伸部を挟持するよう支柱取付金具
を固着し、前記支柱取付金具に対し前記延伸部の取付角
度を可変することにより、前記オフセットパラボラアン
テナの仰角を調整するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、オフセットパラボラアンテナ
の偏波面の角度を調整する偏波調整金具をオフセットパ
ラボラアンテナの背面に固着したため、危険な調整作業
を伴うことなく偏波面の角度を、短時間で簡単に調整す
ることができるようになる。
【0011】
【実施例】本発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面
調整機構を備えたオフセットパラボラアンテナ10の全
体図を図1に示す。この図において、オフセットパラボ
ラアンテナ10は、反射鏡1と、反射鏡1の焦点位置に
配置されたフィードホーン7と、フィードホーン7を所
定位置に固定しているアーム6とから構成されており、
このオフセットパラボラアンテナ10の背面には、この
オフセットパラボラアンテナ10を支柱に固着すると共
に、電波到来方向にオフセットパラボラアンテナ10を
オリエンテーションできる取付具が固着されている。
【0012】この取付具は、電波到来方向と直交すると
共に、反射鏡1の開口面に対し角度θだけ傾けられた直
交平面板を一面に有する偏波調整金具A2と、この偏波
調整金具A2の直交平面板に回転可能に取り付けられて
いる偏波調整金具B3と、偏波調整金具B3の延伸部に
固着されると共に、他端が支柱取付金具B5とにより支
柱を挟持する支柱取付具A4とから構成されており、本
発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構は、
偏波調整金具A2と偏波調整金具B3とにより構成され
ている。次に、取付具を用いて電波到来方向にオフセッ
トパラボラアンテナ10をオリエンテーションする機構
について、図2に示す斜視図および図3に示す展開図を
参照しながら説明する。
【0013】オフセットパラボラアンテナ10を支持す
る支柱8を、支柱取付金具A4の他端と、支柱取付金具
B5により挟持し、これらの支柱取付金具A4,B5を
連接している長ボルト9を締着することにより、支柱取
付金具A4および支柱取付金具B5を強固に支柱8に取
り付ける。また、支柱取付金具A4の一面に設けられて
いるコ字状部の側板4−4には、長孔4−1とボルト挿
通孔とが設けられており、このボルト挿通孔にボルト4
−3を挿通すると共に、長孔4−1に調整ボルト4−2
を挿通して、偏波調整金具B3の延伸部3−4に設けら
れているボルト取付部3−5(図3参照)に、挿通した
ボルト4−3と調整ボルト4−2の先端を締着すること
により、支柱取付金具A4に偏波調整金具B3が取付角
度が調整可能に固着されている。
【0014】さらに、偏波調整金具B3の調整平面板3
−3(図3参照)には、長孔3−1と図示しないボルト
挿通孔とが形成されており、この長孔3−1とボルト挿
通孔には、それぞれ調整ボルト3−2,図示しないボル
トが挿通されて両ボルトの他端が偏波調整金具A2の直
交平面板2−1に締着されることにより、偏波調整金具
B3に偏波調整金具A2が取付角度が調整可能に固着さ
れている。
【0015】また、偏波調整金具A2はオフセットパラ
ボラアンテナ10の反射鏡1の背面中央部に固着されて
いるが、偏波調整金具A2に形成された直交平面板2−
1は図3に示すように、例えば(90゜−θ)傾斜され
ており、この結果、図1に示すように電波到来方向と直
交平面板2−1とが直交するようにされる。すなわち、
この直交平面板2−1の鉛直線を回転軸としてオフセッ
トパラボラアンテナ10の反射鏡1を回転させことによ
り、オフセットパラボラアンテナ10の受信偏波面を調
整することができる。これを、偏波調整金具B3の長孔
3−1を形成した調整平面板3−3に、偏波調整金具A
2の形成した直交平面板2−1を擦り合わせると共に、
長孔3−1内を調整ボルト3−2が移動するように回転
させることにより行い、取付角度が調整できる構造とし
ているのである。
【0016】このように構成された取付具において、長
ボルト9を緩めてオフセットパラボラアンテナ10を支
柱を中心として回転させることにより、その方位角を調
整して、長ボルト9を仮止めする。次に、ボルト4−3
および調整ボルト4−2を緩めて、オフセットパラボラ
アンテナ10を、ボルト4−3を中心として上下に回転
させることにより、長孔4−1内を調整ボルト4−2が
移動していき、オフセットパラボラアンテナ10の仰角
が調整される。そして、ボルト4−3および調整ボルト
4−2を仮止めする。次に、調整ボルト3−2および図
示しないボルトを緩めて、オフセットパラボラアンテナ
10を図示しないボルトを中心として電波到来方向を軸
として回転させることにより、長孔3−1内を調整ボル
ト3−2が移動していき、その偏波面が調整される。そ
して、図示しないボルトおよび調整ボルト3−2を仮止
めする。前記操作を繰り返し行って各ボルトを本締めす
ることにより、オフセットパラボラアンテナ10の方位
角、仰角および偏波面を到来電波の方向および偏波面に
一致させることができるため、最良の受信が行えるよう
になる。
【0017】このように、本発明のオフセットパラボラ
アンテナ偏波面調整機構によれば、その方位角、仰角お
よび偏波角の調整をオフセットパラボラアンテナの裏側
からすべて行うことができるため、その作業を危険を伴
うことなく安全に行うことができる。また、方位角、仰
角および偏波角は予め受信地点により定められているの
で、長孔4−1に沿って仰角の角度を刻設し、長孔3−
2に沿って偏波面の角度を刻設しておけば作業性をより
向上することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、オフセットパラボラアンテナの偏波面の角度を調整
する偏波調整金具をオフセットパラボラアンテナの背面
に固着することができ、危険な調整作業を伴うことなく
オフセットパラボラアンテナの偏波面の角度を、短時間
で簡単に調整することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面調
整機構を備えたオフセットパラボラアンテナの全体図で
ある。
【図2】本発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面調
整機構を含む取付具の斜視図である。
【図3】本発明のオフセットパラボラアンテナ偏波面調
整機構の展開図である。
【図4】CS放送受信における偏波角を説明する図であ
る。
【図5】受信地点による偏波角の傾き角を示す図であ
る。
【図6】オフセットパラボラアンテナの原理を示す図で
ある。
【図7】従来のCS放送受信アンテナを示す図である。
【符号の説明】
1 反射鏡 2 偏波調整金具A 2−1 直交平面板 3 偏波調整金具B 3−1,4−1 長孔 3−2,4−2 調整ボルト 3−3 調整平面板 3−4 延伸部 3−5 ボルト取付部 4 支柱取付具A 4−3 ボルト 4−4 側板 5 支柱取付金具B 6,107 アーム 7,102 フィードホーン 8,105 支柱 9 長ボルト 10 オフセットパラボラアンテナ 100 通信衛星 101 オフセットパラボラ反射鏡 103 円形導波管 104 給電部 106 取付金具 111 コンバータ部 113 偏波調整ビス 200 受信アンテナ 300 パラボラ反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼田 守 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセットパラボラアンテナの仰角および
    方位角を電波到来方向に一致させた時に、前記電波到来
    方向に対し直交されるように形成された直交平面を一面
    に有する第1の偏波調整金具と、該第1の偏波調整金具
    の前記直交平面に擦り合いながら回転可能に固着された
    調整平面を前面に設けた第2の偏波調整金具とを備え、 前記オフセットパラボラアンテナの背面に前記第1の偏
    波調整金具を固着し、前記直交平面に対して前記調整平
    面を回転させることにより、オフセットパラボラアンテ
    ナの偏波面を調整するようにしたことを特徴とするオフ
    セットパラボラアンテナ偏波面調整機構。
  2. 【請求項2】前記第2の偏波調整金具の両側から後方へ
    延伸された延伸部を挟持するよう支柱取付金具を固着
    し、前記支柱取付金具に対し前記延伸部の取付角度を可
    変することにより、前記オフセットパラボラアンテナの
    仰角を調整することを特徴とするオフセットパラボラア
    ンテナ偏波面調整機構。
JP3638294A 1994-02-10 1994-02-10 オフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構 Pending JPH07226621A (ja)

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JP3638294A JPH07226621A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 オフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構

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JP3638294A JPH07226621A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 オフセットパラボラアンテナ偏波面調整機構

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JPH07226621A true JPH07226621A (ja) 1995-08-22

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ID=12468303

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030204