JPH0496403A - 衛星用アンテナ追従装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、静止軌道」二の放送衛星及び通信衛星からの
信号を受信するための衛星用アンテナに係わり、特に一
つのアンテナにより複数の衛星に対応することができる
衛星用アンテナ追従装置に関する。

［従来の技術］ 近年、放送衛星（以下ＢＳと記す）による衛星放送が本
格的に開始されたことにより、ＢＳ用の受信システムを
設ける家庭が増加してきている。このＢＳ用の受信シス
テムは、ＢＳ用アンテナとＢＳ用チューナーからなるも
のである。そして、該ＢＳ用アンテナは、一般に、放物
面を有する反射板と、この反射板により反射されるとと
もに焦点に集められた電波による信号を取り入れるフィ
ードホーンと、このフィードホーンに取り入れた電波の
周波数を、前記ＢＳ用のチューナーの入力周波数まで下
げて出力するＬＮＢ（以下ＬＮＢと記一 ず）とからなり、放物面反射器（パラボラ）と呼ばれる
形式のものである。

また、ＢＳ放送とは、別に、静止軌道上の通信衛星（以
下Ｃ８と記す）から番組が送信されるようになった。こ
のＣ８から送信される電波は、Ｂｓから送信される電波
に比較して出力が弱く、ＢＳ用アンテナより反射板の面
積の大きなｃＳ用アンテナが必要となる。なお、Ｃ８用
アンテナは、上記ＢＳ用アンテナと同様の構成となって
おり、ＢＳ用ヂューナーに対応するＬ　Ｎ　Ｂが取り付
けられていればＢＳ放送も受信することが可能である。

上記のようなＣ８から送信された番組は、ＢＳより面積
の大きな反射板を備えたＣ８用アンテナとＣ８用ヂユー
ナーを備えることにより一般の家庭においても受信する
ことが可能であるが、法的な問題があり、一般家庭向１
プのＣ８用チューナー等は発売されていないのが実状で
ある。一方、将来法改正により一般家庭においてもＣ８
による番組を直接受信することができるようになるとＣ
８からの電波を直接家庭で受信することにより、ＢＳ Ｓ放送同様に電波障害か少なく鮮明な画像で、がつＰＣ
Ｍ放送等の良質の音の多彩な番組を鑑賞することができ
る。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、放物面反射器形式のアンテナは指向性が強く
、限られた反射板の面積で大きな利得を得るには、正確
に電波の放射される方向、すなわち静止軌道上の衛星の
方向に反射板が向けられている必要がある。

また、Ｃ８は、ＢＳ同様に赤道」−空の限られた高度と
幅の静止軌道帯に打ち」二げられることになり、複数の
Ｃ８及びＢＳを静止軌道上に静止させる場合には、各Ｃ
８及びＢＳが静止軌道」二で軌道に沿って少しづつ位置
をずらして配置されることになる。

従って、家庭において複数のｃＳ及びＢＳから番組の提
供を受けようとした場合には、それぞれの衛星に方向を
合わせたアンテナを複数設置する必要があるという問題
点が起きる。

そして、ＢＳ及びＣ８用アンテナは、高価であす、また
通常のテレビアンテナより風の影響を受は安いため安全
にアンテナを取り付けるためには専門業者にアンテナの
設置を依頼する必要があり、複数のアンテナを設置した
場合に高い経費がかかる。

また、家庭において、アンテナを設置する場合には、ア
ンテナを静止軌道方向（略南方向）に向けて設置できる
場所が限られているので、複数設置することが困難であ
り、複数のアンテナを近接して設置した場合に、強風が
吹いた際のアンテナにかかる負荷（地上放送用アンテナ
に比較して大きい）が設置した場所、たとえば屋根等に
全てかかることになり屋根等の補強が必要になる問題が
生じる。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、簡便に静止軌道に対応する仰角に
アンテナの回転軸の角度を変更して設置することができ
、かつ回転軸を回転させることによって、一つのアンテ
ナで複数の衛星から送信される番組を容易に受信するこ
とができる衛星用アンテナ追従装置を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、静止軌道」二を公転する
放送衛星及び通信衛星からの電波を受信するための衛星
用アンテナ追従装置であって、前記衛星からの電波を受
信するアンテナ部と、このアンテナ部を支持する回転軸
を水平方向に回動させる回転装置と、この回転装置を縦
方向に回動自在に支持する基台部とを具備してなり、前
記基台部は底板と、この底板の左右に立設された側板と
を具備してなり、これら側板の」二部には、アンテナ部
を静止軌道の方向に合わせるように回転装置の上端部が
回動自在に軸支され、かっ、該側板の下部には、回転装
置下端部を案内する弧状のスリットが設けられ、前記底
板には、回転装置下端部を所定の角度に固定する固定板
が設けられていることを特徴とするものである。

［作用］ 上記構成によれば、アンテナを設置する場所の緯度によ
り、静止軌道に合わせた仰角に、回転袋置ごと回転軸を
傾けることにより、回転装置によって回転軸を回動させ
るだけで、アンテナの方向を静止軌道に沿って移動させ
ることができる。

従って、回転軸の回転角度を、ＢＳ及びＣ８の方向に合
わせるだけで、容易に各衛星からの番組を受信すること
ができる。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図ないし第２図は、本発明の一実施例を示す図面で
あって、本実施例の衛星用アンテナ追従装置Ａは、静止
軌道上を公転する放送衛星及び通信衛星からの電波を受
信するためのものであって、衛星からの電波を受信する
アンテナ部１と、このアンテナ部ｌを支持する回転軸２
を水平方向に回転させる回転装置３と、この回転装置３
を縦方向に回動自在に支持する基台部４とを具備してな
るものである。　前記アンテナ部ｌは、ＢＳ及びＣ８か
らの電波による信号を焦点に集める放物面状に形成され
た金属の反射板１ａと、前記焦点に設置され、かつ焦点
に集められた電波を吸収するフィードホーンＩｂと、フ
ィードポーンｌｂで吸収された電波の周波数をＢＳ用チ
ューナー及びＣ８用チューナーの入力周波数に合わせて
周波数を下げるＬＮＢＩｃとからなるものである。そし
て、ＬＮＢＩＣとチューナー（図示路）は同軸ケーブル
により接続されている。

前記反射板１ａは、平面視して略円形で、その前面が放
物面状に窪んでいる。

そして、前記反射板１ａの裏面には２枚の支持片１ｄが
突出して設けられ、この支持片１　ｄ、　１　ｄにより
アンテナ部１が縦方向に回転自在に回転軸２に軸支され
ている。

前記フィードホーンｌｂは、反射板１ａの放物面の焦点
となる位置に支持アームＩｅにより固定され、実際に電
波を吸収するアンテナとなる部分である。

前記ＬＮＢＩｃは、フィードホーンＩｂの後端部に一体
に取り付けられており、本実施例では、ＢＳ及びＣ６用
チューナーの両方に対応できるように２つのＬＮＢ　Ｉ
ｃが一体に設けられている。上記のアンテナ部ｌは、一
般にオフセット型と呼ばれるものである。

前記回転装置３は、アマチュア無線等で、アンテナの方
位を変えるために使用される周知のアンテナ回転用のロ
ータ装置で、駆動モーター（図示。

略）と、この駆動モーターの回転を回転軸２に伝達する
伝動装置（図示路）と、回転軸２を回転自在に挾持する
クランプ部３ａと、駆動モーターの回転をコントロール
してアンテナを任意の方位に向けるリモート回転コント
ローラ（図示路）とを具備してなるものである。

前記基台部４は、底板４ａと、この底板４ａに立設され
た後部側板４ｂと、同じく底板４ａから立設された左右
の側板４ｃ、４ｃと、任意の角度で回転装置３を固定す
る固定板４ｄとからなるものである。

そして、前記底板４ａには、その前後方向の中心線に沿
って固定板４ｄを前後に摺動自在に取り付けるためのス
リット４ｅが設けられている。

前記後部側板４ａには、基台部４を家屋の上等に支持す
るためのポール５に固定するための取り付は金物４ｆ、
４ｆが上部と下部の２箇所に設けられている。

前記左右の側板４ｃ、４ｃは、アンテナ部ｌの回動の妨
げにならないように、前部が斜めに切り取った形状に傾
斜がつけられている。

そして、左右の側板４ｃ、４ｃの上部には、それぞれ回
転装置３上部を回動自在に支持するための孔４ｇ、４ｇ
が設けられている。

また、左右の側板４ｃ、４ｃの下部には、回転装置３上
部を回転軸として回転させた場合に、回転装置３の下端
部の円弧状の動きに合わせて回転装置３の固定板４ｄを
案内する弧状のスリット４ｇが設けられている。すなわ
ち、左右の側板４ｃ、４ｃの下部には、固定板４ｄに取
り付けられた回転装置３の下端部を案内するスリット４
ｇ、４ｇが設けられている。

前記回転装置３の上端部からは左右に延出する支持片３
ｂが設けられ、前記左右の側板の孔４ｇに、一 該支持片３ｂの先端が挿通されて、回転装置３の」二部
を中心に縦方向に回動自在に回転装置３を支持するよう
になっている。そして回転装置３の下端部には、回転装
置３を任意の角度で固定するための固定板４ｄが取り付
けられている。

前記固定板４ｄは、前部４ｈと後部４１とが、ヒンジ結
合されており、底板４ａに固定された後部４１に対して
前部４ｈが縦方向に回動自在に支持されている。

そして、固定板４ｄの後部４１には、基台部４の底板４
ａに固定板４ｄを固定するためのボルト４ｊが貫通され
ており、このボルト４ｊを基台部４の底板４ａのスリッ
ト４ｅに挿通ずることによってスリット４ｅ沿って固定
板４ｄを移動することができるとともに、底板４ａに固
定板４ｄを締結することができるようになっている。

また、固定板４ｄの前部４ｈは、回転装置３の底部に取
り付けられているとともに、左右に突出したガイド軸４
ｋが、前記左右の側板４．ｃ、４ｃの弧状のスリット４
ｇ、４ｇに挿通されて案内されるようになっており、固
定板４ｄの後部４１を前方に押し出すことによって固定
板４ｄの前部４　ｈが一４〕端部を軸支された回転装置
３の下端部に合わせて円を描いて」二部に移動するよう
にな−）でいる。従って、固定板４ｄの後部４１を前後
に移動させ、任意の位置に固定することにより回転装置
３の角度を固定することができるようになっている。

本実施例の衛星用アンテナ追従装置Ａを設置する場合に
は、まず、家庭の屋根に、ボール５を固定し、このボー
ル５に、基台４を静止軌道方向（路用）に向けて固定す
る。次に、基台４−にに設置された回転装置３を、設置
する地域の緯度に対応して赤道」二部の静止軌道に合わ
せた仰角に調節する。

次ぎに、回転軸２に取り付けられたアンテナ部１の角度
を微調整することにより、回転軸２を回転させた際に、
反射板＋ａの電波を受ける最適な方向が静止軌道を沿っ
て動くことができるように固定板４ｄ及とアンテナ部ｌ
の支持片１ｄを固定する。

そして、衛星用アンテナ追従装置Ａを用いて、ＢＳ及び
Ｃ８から送信される番組を受信する場合には、予め、静
止軌道」二の各ＢＳ及びＣＳを受信するのに最適な方位
を、ＢＳ及びＣ８用チコーナーに内臓されたアンテナレ
ベル表示機能か市販のレベルヂエッカーによって求めて
おき、回転装置３のリモート回転コントローラーによっ
て受信すべきＣ８もしくはＢＳの方位にアンテナ部１を
合わせる。

この際に、コントローラーとしてプリセット機能がある
ものを使用すれば、予め各衛星の方位をセットしておく
ことにより目的のＢＳもしくはＣ８を選択するだけで自
動的にアンテナ部Ｉの方位を合わせることができる。

そして、放送を受信するのに最適な方向にアンテナ部１
が容易に合わせられ、そのアンテナ部Ｉによる最大の利
得で電波を受信することができる。

以」−説明したように、本実施例の発明によれば、一つ
のアンテナ部Ｉによって、複数の衛星から送信される番
組を受信することができるので、衛星ごとにアンテナを
設置」た場合に比較して、ＢＳ及びＣ５用受信システム
導入のコストを大幅に削減することができる。従って、
一般の家庭においてもＢＳ及びＯ８用受信システムを４
入しやすくなり、高画質及び高音質で多彩な番組を安価
に受信することができる。

また、衛星用アンテナ追従装置Ａを設置ケる際に、簡単
に静止軌道に向けてアンテナ部１の仰ＥＱを合わぜるこ
とかできるので、ボール５さえ強固に設置すれば、あと
は、専門的な技術者でなくとも設置することができ、ま
た、緯度のことなるいろいろな地域においても容易にア
ンテナ部ｌの仰角を合わせ、ＢＳ及びＣ８放送を受信４
゛ることかできる。

また、一つのアンテナ部１で複数の衛星に対応すること
ができるので、−軒の家に複数のアンテナを設置した場
合に比較して、アンテナを設置した家屋にかかる風の負
荷が少なくてすむので、強風の際に、アンテナの設置場
所に破損等が生じる可能性が少なく、安全性が高い。

なお、本実施例においては、オフセット型パラボラアン
テナのアンテナ部を使用したが、フロントマウント型、
リアマウント型、カセグレン型等のパラボラアンテナや
平面型アンテナをアンテナ部として使用してもよい。

また、回転装置３側面に円弧状のデユープに液体と気泡
を入れたり、回動自在な円板に錘を付けたりして、角度
を表示するものを設け、この表示部の目盛りに主要な都
市の緯度による静止軌道に対する仰角を記入して、簡単
に仰角を合わせられるようにしてもよい。

さらに、左右の側板４ｃ、４ｃの弧状のスリット４ｇ、
４ｇの部分に予め、目盛りを設け、設置される緯度によ
る静止軌道に対する仰角や、主要都市における静止軌道
に対する仰角を目盛りに記入しておくようにしてもよい
。

［発明の効果］ 以上、詳細に説明したように、本発明の衛星用アンテナ
追従装置によれば、アンテナの取り付けられた回転軸を
回転装置ごと縦方向に回動自在に基台に支持し、任意の
角度に固定できるようにしたことにより、緯度の異なる
地域においても、容易に赤道上空の静止軌道にアンテナ
部の回転移動する方向を合わせることができ、アンテナ
部の方位を回転装置により変更するだけで、各衛星から
送信される番組を受信することができる。

そして、一つのアンテナによって複数の衛星に対応する
ことができるので、衛星毎にアンテナを設置するのに比
較して大幅ｊこＢＳ及びｃｓ用受信システムの導入経費
を削減することができる。

また、一つのアンテナで、複数の衛星に対応できること
によって、−軒の家に複数のアンテナを設ける場合に比
較して、家屋等のアンテナの設置場所にかかる風の負荷
が少なくなり、強風の際などに、アンテナを設置した場
所にかかる負荷のために家屋が破損する可能性が少なく
なり、安全性が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す図面であっ
て、第１図は衛星用アンテナを示す斜視図、第２図は衛
星用アンテナを示す側面図である。 Ａ　・・・・・衛星用アンテナ、 １　・・・・・・アンテナ部、 ３　・　・・回転装置、 ４ａ・・・・・・底板、 ４ｇ・・　・・・　スリット。 回転軸、 ４　・・・・・・基台部、 ４ｃ・・・・・・側板、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　静止軌道上を公転する放送衛星及び通信衛星からの電
   波を受信するための衛星用アンテナ追従装置であって、 前記衛星からの電波を受信するアンテナ部と、このアン
   テナ部を支持する回転軸を水平方向に回動させる回転装
   置と、この回転装置を縦方向に回動自在に支持する基台
   部とを具備してなり、前記基台部は底板と、この底板の
   左右に立設された側板とを具備してなり、これら側板の
   上部には、アンテナ部を静止軌道の方向に合わせるよう
   に回転装置の上端部が回動自在に軸支され、かつ、該側
   板の下部には、回転装置下端部を案内する弧状のスリッ
   トが設けられ、前記底板には、回転装置下端部を所定の
   角度に固定する固定板が設けられていることを特徴とす
   る衛星用アンテナ追従装置。