JPH0514039A - 衛星用受信アンテナ - Google Patents

衛星用受信アンテナ

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Publication number
JPH0514039A
JPH0514039A JP16410891A JP16410891A JPH0514039A JP H0514039 A JPH0514039 A JP H0514039A JP 16410891 A JP16410891 A JP 16410891A JP 16410891 A JP16410891 A JP 16410891A JP H0514039 A JPH0514039 A JP H0514039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
reflecting mirror
primary radiator
radio waves
receiving antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16410891A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fukuzawa
恵司 福沢
Kenichi Kawasaki
研一 川崎
Tadashi Kajiwara
正 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0514039A publication Critical patent/JPH0514039A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の衛星からの電波の受信に伴なう機械的
な負担を低減し、一つの一次放射器で複数の衛星電波の
受信を可能にする。 【構成】 反射鏡11に対して相対的に移動可能な一次
放射器12を配設することにより、衛星からの電波の入
射角度に応じた位置に一時放射器12を配置することが
可能となる。一次放射器12の移動は、焦軸を回転軸と
して回転するように駆動させることにより、複数の衛星
からの電波の集束位置に、一次放射器12をもっていく
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星用受信アンテナに
関し、更に詳しくは、現在行なわれているBS放送や、
近い将来導入されるCS放送等の通信衛星を用いた放送
受信システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の衛星からの電波信号を受信
するための衛星放送受信アンテナとしては、以下に説明
する2つの方法が知られている。
【0003】(1)設置されているアンテナ全体を、衛
星軌道面に沿って機械的に追従操作する方法。
【0004】(2)図7に示すように所定の方向に向く
ように固定して設置された一枚の反射鏡1により各衛星
からの電波が集束される複数位置に、夫々一次放射器2
A,2B,2Cを設置し、夫々の衛星固有の電波ビーム
を受信する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の方法にあっては、アンテナ全体を動かす駆動制
御装置が必要であり、機械強度も固定式のアンテナに比
較して駆動系があるため低下し易すく、機構が複雑とな
る問題点がある。
【0006】また、上記(2)の方法にあっては、複数
の一次放射器(フィード系)が必要であるため、信号系
統のコストが大幅に高くなる問題があった。
【0007】特に、今後の衛星放送には現在のBS放送
の他に通信衛星を用いたCS放送が加えられる。このC
S放送の場合、個々の衛星ごとに位置が違うため、アン
テナの数を受信したいCSの数だけ必要となるなどの課
題を有している。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
して創案されたものであって、機械的な負担を軽減し、
且つ信号系統のコスト上昇を抑えると共に、一組の受信
システムで複数の衛星電波を容易に受信できる衛星用受
信アンテナを得んとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、固定して設置される反射鏡と、前記反射鏡で集
束するように反射された衛星からの電波を捕捉する一次
放射器を備えて成る衛星用受信アンテナにおいて、前記
一次放射器を前記反射鏡に対して移動可能としたこと
を、その解決手段としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、固定して設
置される主反射鏡と、前記主反射鏡で反射された衛星か
らの電波を集束させて反射させる副反射鏡と、前記副反
射鏡で集束された電波を捕捉する一次放射器とを備えて
成る衛星用受信アンテナにおいて、前記副反射鏡の向き
を変更可能としたを、その解決手段としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明においては、一次放射器を
反射鏡に対して相対移動させることにより、反射鏡への
入射角度の異なる衛星からの電波を一つの一次放射器で
捕捉することが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明においては、主反射鏡
に対し入射角度を異にする複数の衛星からの電波を、副
反射鏡の向きを変更することにより、夫々の衛星から電
波を一次放射器へ集束させて反射させることが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る衛星用受信アンテナの詳
細を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0014】(第1実施例)図1〜図2は、第1実施例
が示され、一次放射器が反射鏡に対して相対移動可能に
設けられた請求項1記載の発明を適用して例が示されて
いる。図1は、衛星用受信アンテナの概略説明図であ
り、図2は、一次放射器の移動動作を示す説明図であ
る。
【0015】図中10は、衛星用受信アンテナであっ
て、衛星からの電波を反射して所定位置に集束させる反
射鏡11と、上記所定位置への移動が可能な、BSコン
バータ13と一体的に設けられている一次放射器12と
を備えて構成されている。BSコンバータ13は、入力
BS信号を所定の周波数に変換して信号ケーブルを介し
て受信機14側へ出力するようになっている。
【0016】一次放射器12及びBSコンバータ13
は、図2に示すように、その中心軸(実線で示す)が、
所定の焦軸(図中一点鎖線で示す)と平行に所定距離を
隔て配設されると共に、図示しない回転駆動装置によ
り、図2に示すように、焦軸を回転軸として上記所定距
離を半径として回転移動するようになっている。図1に
示す破線は、一次放射器12及びBSコンバータ13が
移動して、他の衛星からの電波(破線の矢印で示す)を
捕捉した状態を示している。
【0017】なお、本実施例における焦軸と、一次放射
器12及びBSコンバータ13の中心軸との距離は、ア
クセスする複数の衛星との角度,アンテナ利得,サイド
ローブ等を加味して選ぶことができる。
【0018】なお、一次放射器12の移動位置は、例え
ば衛星放送用受信レベル測定装置を用いて、予め初期設
定しておくことにより、自動的な選局が可能となる。
【0019】以上、第1実施例について説明したが、上
記実施例においては、一次放射器12の中心軸を焦軸と
平行としたが、図3に示すように、焦軸と交わるよう設
定して、焦軸を回転軸として回転移動させる構成として
も、複数の衛星からの電波を受信することが可能とな
る。この場合において焦軸からのズレ量は、アクセスす
る複数の衛星との角度,アンテナ利得,サイドローブ等
を考慮して選ぶことができる。
【0020】(第2実施例)図4〜図6は、第2実施例
が示され、副反射鏡の向きを変更可能とした請求項2記
載の発明を適用した実施例が示されている。図4及び図
5は、衛星用受信アンテナの受信状態を示す概略説明図
であり、図6は、副反射鏡の動作を示す斜視図である。
【0021】図中20は衛星用受信アンテナであって、
衛星からの電波を反射させる主反射鏡21と、向きの変
更が可能に設けられて、主反射鏡21により反射された
電波を集束する副反射鏡22と、この副反射鏡22で集
束された電波を捕捉する一次放射器12と、一次放射器
12に一体に設けられたBSコンバータ13とから大略
構成されている。BSコンバータ13は、第1実施例と
同様に、入力BS信号を所定の周波数に変換して信号ケ
ーブルを介して受信機14側へ出力するようになってい
る。
【0022】主反射鏡21及び一次放射器12は、固定
して設置され、副反射鏡22は、図6に示すように、x
軸及びy軸の夫々を回転軸として回転可能に設けられ、
図示しない回転駆動装置により、その指向方向が制御さ
れるようになっている。
【0023】このような構成としたことにより、所定の
衛星からの電波は、図4に示すように、副反射鏡22を
所定の指向方向に設定することより、電波を一次放射器
12に集束させて捕捉させることができる。また、他の
衛星からの電波を受信する場合は、例えば図5に示すよ
うな指向方向に副反射鏡22を駆動制御して向きを変更
することにより、一次放射器12に当該他の衛星からの
電波を集束させることができる。
【0024】このように、本実施例においては、副反射
鏡22を2つの軸(x,y軸)で回転可能としたことに
より、軌道面を異にする複数の衛星からの電波を機械的
な負担を大きくすることなく受信できる利点がある。
【0025】以上、第1,第2実施例について説明した
が、本発明は、これらに限定されるものではなく、構成
の要旨に付随する各種の設計変更が可能であることは言
うまでもない。
【0026】なお、上記各実施例においては、BS放送
を受信する例を示したが、本発明によれば複数のCS放
送の受信を行なうことも勿論可能であり、BS/CSの
両方を受信することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
及び請求項2に係る衛星用受信アンテナによれば、アン
テナ全体を動作させる必要がなく、機械的負担を大幅に
低減させる効果がある。
【0028】また、1つの一次放射器で複数の衛星受信
が可能となり、フィード系のコストの増加を防止できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の衛星用受信アンテナの概
略説明図。
【図2】本発明の第1実施例の一次放射器の動作説明
図。
【図3】本発明の第1実施例の他の動作説明図。
【図4】本発明の第2実施例の衛星用受信アンテナの概
略説明図。
【図5】本発明の第2実施例の衛星用受信アンテナの概
略説明図。
【図6】本発明の第2実施例の副反射鏡の動作を示す斜
視図。
【図7】従来例の斜視図。
【符号の説明】
10…衛星用受信アンテナ、11…反射鏡、12…一次
放射器、20…衛星用受信アンテナ、21…主反射鏡、
22…副反射鏡。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定して設置される反射鏡と、前記反射
    鏡で集束するように反射された衛星からの電波を捕捉す
    る一次放射器を備えて成る衛星用受信アンテナにおい
    て、 前記一次放射器を前記反射鏡に対して移動可能としたこ
    とを特徴とする衛星用受信アンテナ。
  2. 【請求項2】 固定して設置される主反射鏡と、前記主
    反射鏡で反射された衛星からの電波を集束させて反射さ
    せる副反射鏡と、前記副反射鏡で集束された電波を捕捉
    する一次放射器とを備えて成る衛星用受信アンテナにお
    いて、 前記副反射鏡の向きを変更可能としたことを特徴とする
    衛星用受信アンテナ。
JP16410891A 1991-07-04 1991-07-04 衛星用受信アンテナ Pending JPH0514039A (ja)

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JP16410891A JPH0514039A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 衛星用受信アンテナ

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JP16410891A JPH0514039A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 衛星用受信アンテナ

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JPH0514039A true JPH0514039A (ja) 1993-01-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996002953A1 (en) * 1994-07-20 1996-02-01 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Feed movement mechanism and control system for a multibeam antenna
US7194348B2 (en) 2003-01-17 2007-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High acceleration time shift control apparatus and control method for vehicle
JP2011217407A (ja) * 2011-07-12 2011-10-27 Mitsubishi Electric Corp フロントフィード装置、及びそのメンテナンス方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996002953A1 (en) * 1994-07-20 1996-02-01 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Feed movement mechanism and control system for a multibeam antenna
US7194348B2 (en) 2003-01-17 2007-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High acceleration time shift control apparatus and control method for vehicle
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