JP4426043B2 - アンテナ支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星信号や地上波信号を受信或いは送信するアンテナを支持するアンテナ支持装置に関し、詳しくは受信アンテナとその受信信号を再送信する送信アンテナとの双方を支持するアンテナ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばビル等の建造物の屋上にアンテナを設置しようとした場合、通常屋上には防水シートが敷設されているため、床面にアンカーを打ち込む孔開け工事をすると、その防水シートが破壊されて雨漏りの原因となってしまう。そのため、アンカーボルト等を打ち込むことができない。そこで、アンカーボルトを使用しない特開昭60−89102号公報に開示された構成のアンテナ支持装置が利用されている。これは、パラボラアンテナを装着するマストの下端部にコンクリートブロック等の重りを載置可能な枠体から成る基台を設けたもので、その基台上に重りを載置することで、マストを床面にアンカー等を打ち込むことなく固定することを可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、通信ニーズの増大と通信技術の発展に伴い、通信衛星を利用した情報提供及びその受信システムが利用され始めている。これは地上に大がかりなインフラを整備しなくとも広範囲なエリアに対して情報を提供できることにある。しかし、このような衛星を利用したシステムは、衛星からの電波が例えば12GHzと高周波であるため直進性が高く、例えば高層ビルの陰になった地域では受信できない不感エリアが形成される問題点がある。
この対策として、対象となる各ユーザに対してもれなくケーブルを敷設する方法が考えられるが、大がかりな工事及び費用が必要となる。また利用者が移動体に於いて受信する場合、ケーブルを引き込む訳にはいかない。
【0004】
そこで、衛星信号を受信する第1のアンテナをビルの屋上等に設置すると共に、再送信する第2のアンテナを受信できないエリアに向けて設置して電波として再送信するギャップフィラーが提案され、このギャップフィラー装置は安価に形成することが可能であるし、移動体に対しても有効であるため、利用が検討されている。
【0005】
しかし、そのようなギャップフィラーを実施する場合、衛星信号を受信する第1のアンテナは上記特開昭60−89102号公報のアンテナ支持装置によりビルの屋上に設置することは可能であるが、再送信する第2のアンテナは単にビルの屋上に設置するだけでは不感エリアの解消には効果が無く、不感エリアに電波を送出することができるように、ビルの側面或いは側方に突出するよう設けなければならず、アンテナの設置方法が面倒なものとなっていた。
例えば、既に建設されたビル外壁への設置或いは屋上からビル側方へ突出させる形態が考えられるが、外壁への設置は建築基準や安全の点で難しいし、屋上から側方へ突出させる形態は、アンテナ支持部材を床面にアンカーで固定することができないため複雑な構造となってしまう。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ギャップフィラー装置をビルの屋上等で容易に実現することが可能なアンテナ支持装置を提供する事を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、信号受信用の第1のアンテナを装着すべく立設する縦マストと、受信した信号を再送信するための第2のアンテナを装着すべく縦マストに基端部を連結して側方へ伸設した少なくとも1本の横マストと、縦マストを立設固定する基台とを有し、建造物に設置されるアンテナ支持装置であって、基台には双方のマストにアンテナを装着した状態で、マストを安定設置させる重りを上載或いは連結可能であるとともに、横マストを建造物のパラペットに固定可能な固定機構を有し、該固定機構により、パラペットを越えて第2のアンテナを建造物の側方へ突出させた状態で設置可能としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、横マストを固定する横マスト固定部材を有することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において第2のアンテナを、横マストに連結して上方に伸びた支持棒を介して横マストに装着して構成される。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、横マストは縦マスト上を上下に移動可能な連結部材により縦マストに連結されて成ることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、連結部材が2又に分かれた横マスト装着部を有し、横マストをV字状に2本連結可能であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、パラペットがフェンスを備えた建造物に設置されるアンテナ支持装置であって、固定機構が、横マストを上面に配置可能な板体と、横マストを挟むような位置で板体に取り付け可能な一対のU字状の係止部材とからなり、横マストを板体上に配置した状態で係止部材をフェンスに係止させることにより、横マストをパラペットに固定可能としたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、固定機構が、パラペットの内側に設けられた溝と、横マストに連結可能であるとともに溝に係止した状態で固定可能な固定部材とからなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を基に詳細に説明する。図1は本発明に係るアンテナ支持装置の第1の実施の形態を示し、アンテナを装着した状態の斜視図であり、垂直に伸びた1本の縦マスト1、及び縦マスト1に基端部を連結して水平方向に伸ばした横マスト2を有し、縦マストは下端が基台3に固着されて基台上に立設されている。
【0013】
縦マスト1及び横マスト2は中空の金属パイプで形成され、それぞれ先端部にアンテナ装着部を有し、縦マスト1には衛星信号受信用の第1のアンテナ6が、横マスト2には電波を放射する第2のアンテナ7がそれぞれアンテナ取付具4,5を介して装着され、図示するように例えばビル10の屋上に本装置を設置した場合、第1のアンテナ6で受信した信号を第2のアンテナ7で再送信する事で、ギャップフィラーを実施でき、衛星からの電波の届かない不感エリアの解消を可能としている。
【0014】
各部を説明すると、基台3は略四角形の金属製板体であり、中央に縦マスト1が溶接され、溶接部周囲は放射状に縦マスト1の立設を補助する補助片8が同様に溶接形成されている。そして、マスト周囲の基台3上は、例えばコンクリートブロックから成る重り11を載置可能な十分な広さを有し、重り11を縦マスト1周囲に上載配置することで、基台3を設置する床面にアンカー等で固定しなくとも強風等により本装置が転倒或いは移動することがなくなる。
【0015】
横マスト2は、基端部が連結部材12により縦マスト1に連結され、先端部をビル10の壁面上端部のパラペット10aから外方へ突出させ、その先端部に第2のアンテナ7を装着し、途中を横マスト固定部材13であるパラペット連結具13aによりパラペット10aに固定されている。
尚、第1のアンテナ6であるパラボラアンテナ、第2のアンテナ7である送信アンテナの装着に使用されているアンテナ取付具4,5は、それぞれマスト1,2にアンテナを装着した状態でアンテナの仰角を調整可能に形成されている。
【0016】
連結部材12は図2の斜視図に示すように、縦マスト1と略同一の内径を有する筒部14と、筒部14の1側部を縦割り形成し、その両辺に沿って対向するよう舌片を設けて締め付け部15が形成され、その締め付け部15に穿設した孔にボルト16を挿通してナット16aに螺入することで、挿通した縦マスト1に締着可能となっている。また、筒部14の側面にはねじ孔14aが設けられ、ボルト19を螺入することで縦マスト1に締着した連結部材12の回動を阻止するようになっている。
【0017】
筒部14の締め付け部15と対向する側面の略中央には横マストと略同一の内径を有する円筒形状の横マスト保持部17が溶接形成されている。この横マスト保持部17は挿入する横マスト2の軸と直交する直径方向に貫通孔17aが形成されていると共に、挿入される横マスト2の対応する位置に貫通孔2aが形成され、横マスト2を挿入した後、ボルト18を双方の貫通孔17a,2a、2a,17aと連続して挿通し、ナット18aに螺入する事で横マスト2の脱落を不可能にしている。
【0018】
そして、パラペット連結具13aは、横マスト2を挿通し保持する筒部20とその下方に設けた板状のパラペット連結部21とから成り、筒部20は横マスト2と略同一の径を有し、その上部側部は縦割り形成されて、その両辺に沿って対向するよう舌片が設けられて締め付け部22が形成されている。そして、締め付け部22に穿設した孔にボルト23を送通して、ナット23aと共に挿通した横マスト2に筒部20を締着可能となっている。また、パラペット連結部21は、アンカーボルト24の挿通孔21aが複数形成され、アンカーボルト24をパラペット10aの壁面に打ち込んで固定される。
【0019】
尚、アンカーボルト24をパラペット10aに打ち込んでもビルの防水構造に悪影響を及ぼすことがないが、パラペットに穿設したアンカーボルト挿入口に防水用シールド材を充填したり、パラペット連結部21をゴム材で形成されたシートを介してパラペット10aにアンカーボルト止めすれば、防水効果を得ることができる。また、そのようなシートを挟み込めばパラペット表面が破損する事もなくなる。
また、アンカーボルトを使用せずパラペット連結具13aを接着剤によりパラペットに固着することもできる。
【0020】
また、26は信号処理装置であり、第1のアンテナ6で受信した電波を同軸ケーブル27aを介して受け、周波数変換すると共に増幅したり、単に増幅して第2のアンテナ7へ同軸ケーブル27bを介して送出している。例えば衛星からの12GHz帯の電波を第1のアンテナ1で受信して、信号処理装置26により2.6GHz帯に周波数変換して第2のアンテナ2より再送信するように構成されている。
【0021】
上記アンテナ支持装置をビル屋上に設置する手順の1例、及び作用を説明すると、まず縦マスト1に連結部材12を取り付けた基台3を所望する位置に配置し、重り11の1部或いは全てを基台3に載置する。そして、予め第2のアンテナ7をアンテナ取付具5を介して装着し、また横マスト固定部材13を取り付けた横マスト2を縦マスト1に設けた連結部材12に連結すると共に、横マスト固定部材13であるパラペット連結具13aをパラペット10aの内側壁面にアンカーボルト24を打ち込んで固定する。その後、第1のアンテナ6をアンテナ取付具4を介して縦マスト1の先端に装着する。最後に、各固定具のボルト締めを確実にし、残りの重りがあればそれを基台3に載置する。
【0022】
このように、アンカーボルト等を直接床面に打ち込まないので、ビルの屋上等の防水構造を劣化させることなく第1及び第2のアンテナの双方を設置することができ、ギャップフィラーを容易に実現することができる。
また、縦マストの任意の位置に横マストを連結することができるので、ビルのパラペット部の高さが一様でなくとも容易に第2のアンテナを設置することができるし、横マストをパラペット等の建造物に固定するので、本装置を安定させて設置することができる。
【0023】
尚、上記実施の形態では基台上に重りを載置することで、アンテナ支持装置を固定したが、図3に示すように設置する床面に立方体形状の重り25を配置して、その重りの上部に基台3をボルトにより固定しても良い。また、連結部材は横マストを縦マストに連結する横マスト保持部17を図2(b)に示すように二股に形成し、図4の平面図に示すように同時に2方向に第2のアンテナを設置可能としても良い。ただし、このように2方向に第2のアンテナを設置する場合でも、上記実施の形態の連結部材12を2個用いて実施する事もできる。
【0024】
図5は本発明の第2の実施の形態を示し、上記実施の形態とは連結部材及び横マスト固定部材の形状が異なり、他は同一の形状及び構成となっている。連結部材12は、図6の分解斜視図に示すように、円筒を半割した形状の縦マスト狭持部29a、及び横マスト狭持部29bを有する受板29と、縦マスト狭持部29aに対応する円筒を半割した形状の第1の当板30と、横マスト狭持部29bに対応する円筒を半割した形状の第2の当板31との3部材からなり、それぞれボルト32,32・・を挿通する挿通孔を有した連結用舌片34a,34b,34c,34dが設けられ、ボルト32とナット32aとにより組み付けられて横マスト2及び縦マスト1を狭持して連結するよう形成されている。
また、受板29の縦マスト狭持部29a及び横マスト狭持部29bの略中央にはねじ孔35,36が設けられボルトを螺入することで連結部材12及び横マスト2の回動を阻止するように成っている。
【0025】
そして、横マスト固定部材13は、図7(a)の分解斜視図に示すように、円筒を半割した形状の横マスト狭持部37aとパラペット連結部37bとから成る受板37と、横マスト狭持部37aに対応する円筒を半割した形状の当板38とから成り、双方にボルト39を挿通する挿通孔を有した連結用舌片40a,40bが設けられ、ボルト39とナット39aとにより組み付けられて横マストを狭持する。
尚、受板37は図7(b)に示すように、横マスト狭持部37aとパラペット連結部37bとを分割形成し、組み付ける際にボルトで連結するようにしても良い。
【0026】
連結部材及び横マスト固定部材をこのように形成することで、容易にそれぞれのマストに装着することができ、予め縦マスト或いは横マストに挿通しておかなくとも、作業現場或いは状況に応じて、作業し易い手順で組み立てることができる。例えば横マストを縦マストに連結した後からでも容易に横マスト固定部材を装着することができる。
【0027】
図8は本発明の第3の実施の形態を示し、上記第1の実施の形態とは横マスト固定部材の構成が異なっている。ここでは、横マスト2をパラペット10aに固定するのではなく、パラペット10a上に設置されたフェンス42の下枠45に固定している。
この横マスト固定部材13であるフェンス連結具13bは図9の分解斜視図に示すように、左右端部に孔43aが設けられた横長い板体43と、一方を長く形成してねじ部44bを設けた2本のU字状の係止部材44とからなり、下枠45に係止部材44を所定間隔で係止させ、横マスト2を2本の係止部材44の間に配置した後、板体43を配置して左右の孔43aにねじ部44bを挿通し、下方からナット44aをそのねじ部44bに螺入して固定させている。
このように、パラペットに直接固定しなくとも良く、アンテナを十分保持しうる堅牢な建造物であれば都合の良い場所或いはものに固定すれば良い。
【0028】
また、パラペット10aに連結するパラペット連結具13aは、アンカーボルトにより固定する構成である必要はなく、例えば図10に示すようにパラペット10aを上方から挟み込む形状としても良い。図10では、横マスト固定部材13であるパラペット狭持具13cを断面L字状にプレス形成した第1部材46aと第2部材46bとから形成し、双方の左右端にパラペット10aの狭持を確実にする歯形部47が形成され、折り曲げた上面にはボルトによる双方の連結部が設けられ、上側となる第1部材46aの挿通孔48aは長孔で形成されると共に、下側となる第2部材にはねじ孔が形成され、あらゆる幅のパラペットに対応して狭持可能に形成されている。また、第1部材46aの上面中央には横マスト2を保持するマスト挿通部49が形成され、第2部材46bの垂下した側面にはねじ孔48bが左右に複数設けられ、当板50を介してボルトを螺入する事で確実にパラペット10aを狭持するようになっている。
【0029】
尚、第1部材46a及び第2部材46bの横マスト保持部を、それぞれ上記第1の実施の形態で示しているパラペット連結具13aの締め付け部22の如く筒状に形成しても良く、そうすればパラペット厚み方向の自由度が増し、パラペットの厚みに関係なく容易に装着することが可能となる。また、横マストは直線状の金属パイプでなく、先端部のアンテナ装着部を上方に折り曲げてL字状に形成しても良いし、基台は何れも板体としたが、アングルを組み合わせて形成しても良いし、板体とアングルを組み合わせて形成しても良い。
【0030】
図11は第4の実施の形態を示し、図11(a)は側面図であり、上記実施の形態とは第2のアンテナの装着形態が異なり、横マスト2に支持棒51を連結し、その支持棒51を介して第2のアンテナ7を装着している。
支持棒51は、先端がビル外へ突出するように途中を曲げて形成され、横マスト2の途中位置から連結金具52により立設保持され、第2のアンテナ7は立設された支持棒の先端にアンテナ取付具5により装着されている。そして、支持棒51基端部は板状の安定板53が溶接形成されて、その安定板53を床面上に配置する事で支持棒51の立設を補助し安定させている。
また、横マスト2の先端にはパラペット10a内側に形成された断面矩形の横溝55に係止する溝係止具13dが横マスト固定部材13として設けられている。この溝係止具13dは図11(b)の正面図、図11(c)の断面図に示すように、上下方向に伸縮可能に形成され、伸張して横溝55の上下壁面に係止させて4個のボルト56で固定するようになっている。また、その下辺には係止を確実にするためのボルト57が設けられている。
【0031】
このように、パラペット内側に矩形の溝が形成されている場合は、横マストをその溝を利用して固定し、支持棒を介して第2のアンテナを装着すればよく、横マストを固定する横マスト固定部材はアンテナを設置する場所のパラペット形状やフェンス等の建造物の状況に応じて変更すればよいし、必要に応じて第2のアンテナを装着する際に支持棒を使用することで、パラペット形状が異形であったり高い場合であっても、アンテナを容易に設置することができる。
尚、上記アンテナ支持装置は、衛星信号を受信し、周波数変換して再送信するギャップフィラーに使用するものとしたが、これに限定するものではなく、地上波のビル間の中継伝送用にも利用することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、アンカーボルト等の連結具を床面に打ち込むこと無く、第1及び第2のアンテナの双方を屋上等に設置することができ、ギャップフィラー装置を容易に実現することができる。
また、固定機構により横マストを建造物のパラペットに固定するので、本装置を安定させて設置することができる。
【0033】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて縦マストの任意の位置に横マストを連結することができ、ビルのパラペット等の高さに拘わらず容易に第2のアンテナを設置することができる。
【0034】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、パラペット形状が異形であったり高い場合であっても、アンテナを容易に設置することができる。
【0035】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の効果に加えて、横マストを例えばパラペット等の建造物に固定することができるので、本装置の更に安定した設置を実現できる。
【0036】
請求項5の発明によれば、請求項4の効果に加えて、同時に2個の第2のアンテナを設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示すアンテナ支持装置の斜視図である。
【図2】(a),(b)共に図1の横マストと縦マストとを連結する連結部材の斜視図である。
【図3】図1の基台の他の固定形態を示す要部斜視図である。
【図4】ビル屋上に本発明のアンテナ支持装置を設置した様子を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すアンテナ支持装置の斜視図である。
【図6】図5の横マストと縦マストとを連結する連結部材の分解斜視図である。
【図7】図5の横マストをビルのパラペットに固定する横マスト固定部材の分解斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示すアンテナ支持装置の斜視図である。
【図9】図8の横マスト固定部材の分解斜視図である。
【図10】横マスト固定部材の他の形態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示し、(a)はアンテナ支持装置を設置した状態の側面説明図、(b)は横マスト固定部材の正面図、(c)は(b)のA−A′矢視断面図である。
【符号の説明】
1・・縦マスト、2・・横マスト、3・・基台、4・・第1のアンテナ取付具、5・・第2のアンテナ取付具、6・・第1のアンテナ、7・・第2のアンテナ、11・・重り、12・・連結部材、13・・横マスト固定部材、13a・・パラペット連結具、13b・・フェンス連結具、13c・・パラペット狭持具、13d・・溝係止具、17・・横マスト保持部、21・・パラペット連結部、24・・アンカーボルト、29・・受け板、29a・・縦マスト狭持部、29b・・横マスト狭持部、30・・第1の当板、31・・第2の当板、37a・・横マスト狭持部、37b・・パラペット連結部、38・・当板、43・・板体、44・・係止部材、46a・・第1部材、46b・・第2部材、49・・マスト挿通部、51・・支持棒。
Claims (7)
- 信号受信用の第1のアンテナを装着すべく立設する縦マストと、受信した信号を再送信するための第2のアンテナを装着すべく前記縦マストに基端部を連結して側方へ伸設した少なくとも1本の横マストと、前記縦マストを立設固定する基台とを有し、建造物に設置されるアンテナ支持装置であって、
前記基台には双方のマストにアンテナを装着した状態で、マストを安定設置させる重りを上載或いは連結可能であるとともに、
前記横マストを前記建造物のパラペットに固定可能な固定機構を有し、該固定機構により、前記パラペットを越えて前記第2のアンテナを前記建造物の側方へ突出させた状態で設置可能としたことを特徴とするアンテナ支持装置。 - 横マストを固定する横マスト固定部材を有する請求項1記載のアンテナ支持装置。
- 第2のアンテナを、横マストに連結して上方に伸びた支持棒を介して横マストに装着した請求項1又は2記載のアンテナ支持装置。
- 横マストは縦マスト上を上下に移動可能な連結部材により縦マストに連結されて成る請求項1乃至3の何れかに記載のアンテナ支持装置。
- 連結部材が2又に分かれた横マスト装着部を有し、横マストをV字状に2本連結可能である請求項4記載のアンテナ支持装置。
- 前記パラペットがフェンスを備えた建造物に設置されるアンテナ支持装置であって、前記固定機構が、前記横マストを上面に配置可能な板体と、前記横マストを挟むような位置で前記板体に取り付け可能な一対のU字状の係止部材とからなり、前記横マストを前記板体上に配置した状態で前記係止部材を前記フェンスに係止させることにより、前記横マストを前記パラペットに固定可能としたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のアンテナ支持装置。
- 前記固定機構が、前記パラペットの内側に設けられた溝と、前記横マストに連結可能であるとともに前記溝に係止した状態で固定可能な固定部材とからなることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のアンテナ支持装置。
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