JP2001196820A - アンテナ支持装置 - Google Patents

アンテナ支持装置

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JP2001196820A
JP2001196820A JP2000002825A JP2000002825A JP2001196820A JP 2001196820 A JP2001196820 A JP 2001196820A JP 2000002825 A JP2000002825 A JP 2000002825A JP 2000002825 A JP2000002825 A JP 2000002825A JP 2001196820 A JP2001196820 A JP 2001196820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギャップフィラー方式をビルの屋上等で容易
に実現することが可能なアンテナ支持装置を提供する。 【解決手段】 衛星信号を受信する第1のアンテナ6を
装着する縦マスト1と、この縦マスト1に基端部を連結
して側方へ伸設され、受信した信号を再送信する第2の
アンテナ7を先端に装着する横マスト2と、縦マスト1
を立設する基台3と、横マスト2をパラペット10aへ
固定する横マスト固定部材13とを有し、縦マスト1は
基台3の中央に溶接され、その周囲の基台上には重り1
1を上載した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星信号や地上波
信号を受信或いは送信するアンテナを支持するアンテナ
支持装置に関し、詳しくは受信アンテナとその受信信号
を再送信する送信アンテナとの双方を支持するアンテナ
支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビル等の建造物の屋上にアンテナ
を設置しようとした場合、通常屋上には防水シートが敷
設されているため、床面にアンカーを打ち込む孔開け工
事をすると、その防水シートが破壊されて雨漏りの原因
となってしまう。そのため、アンカーボルト等を打ち込
むことができない。そこで、アンカーボルトを使用しな
い特開昭60−89102号公報に開示された構成のア
ンテナ支持装置が利用されている。これは、パラボラア
ンテナを装着するマストの下端部にコンクリートブロッ
ク等の重りを載置可能な枠体から成る基台を設けたもの
で、その基台上に重りを載置することで、マストを床面
にアンカー等を打ち込むことなく固定することを可能と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、通信
ニーズの増大と通信技術の発展に伴い、通信衛星を利用
した情報提供及びその受信システムが利用され始めてい
る。これは地上に大がかりなインフラを整備しなくとも
広範囲なエリアに対して情報を提供できることにある。
しかし、このような衛星を利用したシステムは、衛星か
らの電波が例えば12GHzと高周波であるため直進性
が高く、例えば高層ビルの陰になった地域では受信でき
ない不感エリアが形成される問題点がある。この対策と
して、対象となる各ユーザに対してもれなくケーブルを
敷設する方法が考えられるが、大がかりな工事及び費用
が必要となる。また利用者が移動体に於いて受信する場
合、ケーブルを引き込む訳にはいかない。
【0004】そこで、衛星信号を受信する第1のアンテ
ナをビルの屋上等に設置すると共に、再送信する第2の
アンテナを受信できないエリアに向けて設置して電波と
して再送信するギャップフィラーが提案され、このギャ
ップフィラー装置は安価に形成することが可能である
し、移動体に対しても有効であるため、利用が検討され
ている。
【0005】しかし、そのようなギャップフィラーを実
施する場合、衛星信号を受信する第1のアンテナは上記
特開昭60−89102号公報のアンテナ支持装置によ
りビルの屋上に設置することは可能であるが、再送信す
る第2のアンテナは単にビルの屋上に設置するだけでは
不感エリアの解消には効果が無く、不感エリアに電波を
送出することができるように、ビルの側面或いは側方に
突出するよう設けなければならず、アンテナの設置方法
が面倒なものとなっていた。例えば、既に建設されたビ
ル外壁への設置或いは屋上からビル側方へ突出させる形
態が考えられるが、外壁への設置は建築基準や安全の点
で難しいし、屋上から側方へ突出させる形態は、アンテ
ナ支持部材を床面にアンカーで固定することができない
ため複雑な構造となってしまう。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ギャ
ップフィラー装置をビルの屋上等で容易に実現すること
が可能なアンテナ支持装置を提供する事を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、第1のアンテナを装着すべく立
設する縦マストと、第2のアンテナを装着すべく前記縦
マストに基端部を連結して側方へ伸設した少なくとも1
本の横マストと、前記縦マストを立設固定する基台とを
有し、該基台には双方のマストにアンテナを装着した状
態で、マストを安定設置させる重りを上載或いは連結可
能としたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、横マストを固定する横マスト固定部材を有すること
を特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において第2のアンテナを、横マストに連結して上方に
伸びた支持棒を介して横マストに装着して構成される。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
かに記載の発明において、横マストは縦マスト上を上下
に移動可能な連結部材により縦マストに連結されて成る
ことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、連結部材が2又に分かれた横マスト装着部を有し、
横マストをV字状に2本連結可能であることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面を基に詳細に説明する。図1は本発明に係
るアンテナ支持装置の第1の実施の形態を示し、アンテ
ナを装着した状態の斜視図であり、垂直に伸びた1本の
縦マスト1、及び縦マスト1に基端部を連結して水平方
向に伸ばした横マスト2を有し、縦マストは下端が基台
3に固着されて基台上に立設されている。
【0013】縦マスト1及び横マスト2は中空の金属パ
イプで形成され、それぞれ先端部にアンテナ装着部を有
し、縦マスト1には衛星信号受信用の第1のアンテナ6
が、横マスト2には電波を放射する第2のアンテナ7が
それぞれアンテナ取付具4,5を介して装着され、図示
するように例えばビル10の屋上に本装置を設置した場
合、第1のアンテナ6で受信した信号を第2のアンテナ
7で再送信する事で、ギャップフィラーを実施でき、衛
星からの電波の届かない不感エリアの解消を可能として
いる。
【0014】各部を説明すると、基台3は略四角形の金
属製板体であり、中央に縦マスト1が溶接され、溶接部
周囲は放射状に縦マスト1の立設を補助する補助片8が
同様に溶接形成されている。そして、マスト周囲の基台
3上は、例えばコンクリートブロックから成る重り11
を載置可能な十分な広さを有し、重り11を縦マスト1
周囲に上載配置することで、基台3を設置する床面にア
ンカー等で固定しなくとも強風等により本装置が転倒或
いは移動することがなくなる。
【0015】横マスト2は、基端部が連結部材12によ
り縦マスト1に連結され、先端部をビル10の壁面上端
部のパラペット10aから外方へ突出させ、その先端部
に第2のアンテナ7を装着し、途中を横マスト固定部材
13であるパラペット連結具13aによりパラペット1
0aに固定されている。尚、第1のアンテナ6であるパ
ラボラアンテナ、第2のアンテナ7である送信アンテナ
の装着に使用されているアンテナ取付具4,5は、それ
ぞれマスト1,2にアンテナを装着した状態でアンテナ
の仰角を調整可能に形成されている。
【0016】連結部材12は図2の斜視図に示すよう
に、縦マスト1と略同一の内径を有する筒部14と、筒
部14の1側部を縦割り形成し、その両辺に沿って対向
するよう舌片を設けて締め付け部15が形成され、その
締め付け部15に穿設した孔にボルト16を挿通してナ
ット16aに螺入することで、挿通した縦マスト1に締
着可能となっている。また、筒部14の側面にはねじ孔
14aが設けられ、ボルト19を螺入することで縦マス
ト1に締着した連結部材12の回動を阻止するようにな
っている。
【0017】筒部14の締め付け部15と対向する側面
の略中央には横マストと略同一の内径を有する円筒形状
の横マスト保持部17が溶接形成されている。この横マ
スト保持部17は挿入する横マスト2の軸と直交する直
径方向に貫通孔17aが形成されていると共に、挿入さ
れる横マスト2の対応する位置に貫通孔2aが形成さ
れ、横マスト2を挿入した後、ボルト18を双方の貫通
孔17a,2a、2a,17aと連続して挿通し、ナッ
ト18aに螺入する事で横マスト2の脱落を不可能にし
ている。
【0018】そして、パラペット連結具13aは、横マ
スト2を挿通し保持する筒部20とその下方に設けた板
状のパラペット連結部21とから成り、筒部20は横マ
スト2と略同一の径を有し、その上部側部は縦割り形成
されて、その両辺に沿って対向するよう舌片が設けられ
て締め付け部22が形成されている。そして、締め付け
部22に穿設した孔にボルト23を送通して、ナット2
3aと共に挿通した横マスト2に筒部20を締着可能と
なっている。また、パラペット連結部21は、アンカー
ボルト24の挿通孔21aが複数形成され、アンカーボ
ルト24をパラペット10aの壁面に打ち込んで固定さ
れる。
【0019】尚、アンカーボルト24をパラペット10
aに打ち込んでもビルの防水構造に悪影響を及ぼすこと
がないが、パラペットに穿設したアンカーボルト挿入口
に防水用シールド材を充填したり、パラペット連結部2
1をゴム材で形成されたシートを介してパラペット10
aにアンカーボルト止めすれば、防水効果を得ることが
できる。また、そのようなシートを挟み込めばパラペッ
ト表面が破損する事もなくなる。また、アンカーボルト
を使用せずパラペット連結具13aを接着剤によりパラ
ペットに固着することもできる。
【0020】また、26は信号処理装置であり、第1の
アンテナ6で受信した電波を同軸ケーブル27aを介し
て受け、周波数変換すると共に増幅したり、単に増幅し
て第2のアンテナ7へ同軸ケーブル27bを介して送出
している。例えば衛星からの12GHz帯の電波を第1
のアンテナ1で受信して、信号処理装置26により2.
6GHz帯に周波数変換して第2のアンテナ2より再送
信するように構成されている。
【0021】上記アンテナ支持装置をビル屋上に設置す
る手順の1例、及び作用を説明すると、まず縦マスト1
に連結部材12を取り付けた基台3を所望する位置に配
置し、重り11の1部或いは全てを基台3に載置する。
そして、予め第2のアンテナ7をアンテナ取付具5を介
して装着し、また横マスト固定部材13を取り付けた横
マスト2を縦マスト1に設けた連結部材12に連結する
と共に、横マスト固定部材13であるパラペット連結具
13aをパラペット10aの内側壁面にアンカーボルト
24を打ち込んで固定する。その後、第1のアンテナ6
をアンテナ取付具4を介して縦マスト1の先端に装着す
る。最後に、各固定具のボルト締めを確実にし、残りの
重りがあればそれを基台3に載置する。
【0022】このように、アンカーボルト等を直接床面
に打ち込まないので、ビルの屋上等の防水構造を劣化さ
せることなく第1及び第2のアンテナの双方を設置する
ことができ、ギャップフィラーを容易に実現することが
できる。また、縦マストの任意の位置に横マストを連結
することができるので、ビルのパラペット部の高さが一
様でなくとも容易に第2のアンテナを設置することがで
きるし、横マストをパラペット等の建造物に固定するの
で、本装置を安定させて設置することができる。
【0023】尚、上記実施の形態では基台上に重りを載
置することで、アンテナ支持装置を固定したが、図3に
示すように設置する床面に立方体形状の重り25を配置
して、その重りの上部に基台3をボルトにより固定して
も良い。また、連結部材は横マストを縦マストに連結す
る横マスト保持部17を図2(b)に示すように二股に
形成し、図4の平面図に示すように同時に2方向に第2
のアンテナを設置可能としても良い。ただし、このよう
に2方向に第2のアンテナを設置する場合でも、上記実
施の形態の連結部材12を2個用いて実施する事もでき
る。
【0024】図5は本発明の第2の実施の形態を示し、
上記実施の形態とは連結部材及び横マスト固定部材の形
状が異なり、他は同一の形状及び構成となっている。連
結部材12は、図6の分解斜視図に示すように、円筒を
半割した形状の縦マスト狭持部29a、及び横マスト狭
持部29bを有する受板29と、縦マスト狭持部29a
に対応する円筒を半割した形状の第1の当板30と、横
マスト狭持部29bに対応する円筒を半割した形状の第
2の当板31との3部材からなり、それぞれボルト3
2,32・・を挿通する挿通孔を有した連結用舌片34
a,34b,34c,34dが設けられ、ボルト32と
ナット32aとにより組み付けられて横マスト2及び縦
マスト1を狭持して連結するよう形成されている。ま
た、受板29の縦マスト狭持部29a及び横マスト狭持
部29bの略中央にはねじ孔35,36が設けられボル
トを螺入することで連結部材12及び横マスト2の回動
を阻止するように成っている。
【0025】そして、横マスト固定部材13は、図7
(a)の分解斜視図に示すように、円筒を半割した形状
の横マスト狭持部37aとパラペット連結部37bとか
ら成る受板37と、横マスト狭持部37aに対応する円
筒を半割した形状の当板38とから成り、双方にボルト
39を挿通する挿通孔を有した連結用舌片40a,40
bが設けられ、ボルト39とナット39aとにより組み
付けられて横マストを狭持する。尚、受板37は図7
(b)に示すように、横マスト狭持部37aとパラペッ
ト連結部37bとを分割形成し、組み付ける際にボルト
で連結するようにしても良い。
【0026】連結部材及び横マスト固定部材をこのよう
に形成することで、容易にそれぞれのマストに装着する
ことができ、予め縦マスト或いは横マストに挿通してお
かなくとも、作業現場或いは状況に応じて、作業し易い
手順で組み立てることができる。例えば横マストを縦マ
ストに連結した後からでも容易に横マスト固定部材を装
着することができる。
【0027】図8は本発明の第3の実施の形態を示し、
上記第1の実施の形態とは横マスト固定部材の構成が異
なっている。ここでは、横マスト2をパラペット10a
に固定するのではなく、パラペット10a上に設置され
たフェンス42の下枠45に固定している。この横マス
ト固定部材13であるフェンス連結具13bは図9の分
解斜視図に示すように、左右端部に孔43aが設けられ
た横長い板体43と、一方を長く形成してねじ部44b
を設けた2本のU字状の係止部材44とからなり、下枠
45に係止部材44を所定間隔で係止させ、横マスト2
を2本の係止部材44の間に配置した後、板体43を配
置して左右の孔43aにねじ部44bを挿通し、下方か
らナット44aをそのねじ部44bに螺入して固定させ
ている。このように、パラペットに直接固定しなくとも
良く、アンテナを十分保持しうる堅牢な建造物であれば
都合の良い場所或いはものに固定すれば良い。
【0028】また、パラペット10aに連結するパラペ
ット連結具13aは、アンカーボルトにより固定する構
成である必要はなく、例えば図10に示すようにパラペ
ット10aを上方から挟み込む形状としても良い。図1
0では、横マスト固定部材13であるパラペット狭持具
13cを断面L字状にプレス形成した第1部材46aと
第2部材46bとから形成し、双方の左右端にパラペッ
ト10aの狭持を確実にする歯形部47が形成され、折
り曲げた上面にはボルトによる双方の連結部が設けら
れ、上側となる第1部材46aの挿通孔48aは長孔で
形成されると共に、下側となる第2部材にはねじ孔が形
成され、あらゆる幅のパラペットに対応して狭持可能に
形成されている。また、第1部材46aの上面中央には
横マスト2を保持するマスト挿通部49が形成され、第
2部材46bの垂下した側面にはねじ孔48bが左右に
複数設けられ、当板50を介してボルトを螺入する事で
確実にパラペット10aを狭持するようになっている。
【0029】尚、第1部材46a及び第2部材46bの
横マスト保持部を、それぞれ上記第1の実施の形態で示
しているパラペット連結具13aの締め付け部22の如
く筒状に形成しても良く、そうすればパラペット厚み方
向の自由度が増し、パラペットの厚みに関係なく容易に
装着することが可能となる。また、横マストは直線状の
金属パイプでなく、先端部のアンテナ装着部を上方に折
り曲げてL字状に形成しても良いし、基台は何れも板体
としたが、アングルを組み合わせて形成しても良いし、
板体とアングルを組み合わせて形成しても良い。
【0030】図11は第4の実施の形態を示し、図11
(a)は側面図であり、上記実施の形態とは第2のアン
テナの装着形態が異なり、横マスト2に支持棒51を連
結し、その支持棒51を介して第2のアンテナ7を装着
している。支持棒51は、先端がビル外へ突出するよう
に途中を曲げて形成され、横マスト2の途中位置から連
結金具52により立設保持され、第2のアンテナ7は立
設された支持棒の先端にアンテナ取付具5により装着さ
れている。そして、支持棒51基端部は板状の安定板5
3が溶接形成されて、その安定板53を床面上に配置す
る事で支持棒51の立設を補助し安定させている。ま
た、横マスト2の先端にはパラペット10a内側に形成
された断面矩形の横溝55に係止する溝係止具13dが
横マスト固定部材13として設けられている。この溝係
止具13dは図11(b)の正面図、図11(c)の断
面図に示すように、上下方向に伸縮可能に形成され、伸
張して横溝55の上下壁面に係止させて4個のボルト5
6で固定するようになっている。また、その下辺には係
止を確実にするためのボルト57が設けられている。
【0031】このように、パラペット内側に矩形の溝が
形成されている場合は、横マストをその溝を利用して固
定し、支持棒を介して第2のアンテナを装着すればよ
く、横マストを固定する横マスト固定部材はアンテナを
設置する場所のパラペット形状やフェンス等の建造物の
状況に応じて変更すればよいし、必要に応じて第2のア
ンテナを装着する際に支持棒を使用することで、パラペ
ット形状が異形であったり高い場合であっても、アンテ
ナを容易に設置することができる。尚、上記アンテナ支
持装置は、衛星信号を受信し、周波数変換して再送信す
るギャップフィラーに使用するものとしたが、これに限
定するものではなく、地上波のビル間の中継伝送用にも
利用することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、アンカーボルト等の連結具を床面に打ち込むこ
と無く、第1及び第2のアンテナの双方を屋上等に設置
することができ、ギャップフィラー装置を容易に実現す
ることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて縦マストの任意の位置に横マストを連結するこ
とができ、ビルのパラペット等の高さに拘わらず容易に
第2のアンテナを設置することができる。
【0034】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の効果に加えて、パラペット形状が異形であったり高い
場合であっても、アンテナを容易に設置することができ
る。
【0035】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
の効果に加えて、横マストを例えばパラペット等の建造
物に固定することができるので、本装置の更に安定した
設置を実現できる。
【0036】請求項5の発明によれば、請求項4の効果
に加えて、同時に2個の第2のアンテナを設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示すアンテナ支持
装置の斜視図である。
【図2】(a),(b)共に図1の横マストと縦マスト
とを連結する連結部材の斜視図である。
【図3】図1の基台の他の固定形態を示す要部斜視図で
ある。
【図4】ビル屋上に本発明のアンテナ支持装置を設置し
た様子を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すアンテナ支持
装置の斜視図である。
【図6】図5の横マストと縦マストとを連結する連結部
材の分解斜視図である。
【図7】図5の横マストをビルのパラペットに固定する
横マスト固定部材の分解斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示すアンテナ支持
装置の斜視図である。
【図9】図8の横マスト固定部材の分解斜視図である。
【図10】横マスト固定部材の他の形態を示す斜視図で
ある。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示し、(a)は
アンテナ支持装置を設置した状態の側面説明図、(b)
は横マスト固定部材の正面図、(c)は(b)のA−
A′矢視断面図である。
【符号の説明】
1・・縦マスト、2・・横マスト、3・・基台、4・・
第1のアンテナ取付具、5・・第2のアンテナ取付具、
6・・第1のアンテナ、7・・第2のアンテナ、11・
・重り、12・・連結部材、13・・横マスト固定部
材、13a・・パラペット連結具、13b・・フェンス
連結具、13c・・パラペット狭持具、13d・・溝係
止具、17・・横マスト保持部、21・・パラペット連
結部、24・・アンカーボルト、29・・受け板、29
a・・縦マスト狭持部、29b・・横マスト狭持部、3
0・・第1の当板、31・・第2の当板、37a・・横
マスト狭持部、37b・・パラペット連結部、38・・
当板、43・・板体、44・・係止部材、46a・・第
1部材、46b・・第2部材、49・・マスト挿通部、
51・・支持棒。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアンテナを装着すべく立設する縦
    マストと、第2のアンテナを装着すべく前記縦マストに
    基端部を連結して側方へ伸設した少なくとも1本の横マ
    ストと、前記縦マストを立設固定する基台とを有し、該
    基台には双方のマストにアンテナを装着した状態で、マ
    ストを安定設置させる重りを上載或いは連結可能とした
    ことを特徴とするアンテナ支持装置。
  2. 【請求項2】 横マストを固定する横マスト固定部材を
    有する請求項1記載のアンテナ支持装置。
  3. 【請求項3】 第2のアンテナを、横マストに連結して
    上方に伸びた支持棒を介して横マストに装着した請求項
    1又は2記載のアンテナ支持装置。
  4. 【請求項4】 横マストは縦マスト上を上下に移動可能
    な連結部材により縦マストに連結されて成る請求項1乃
    至3の何れかに記載のアンテナ支持装置。
  5. 【請求項5】 連結部材が2又に分かれた横マスト装着
    部を有し、横マストをV字状に2本連結可能である請求
    項4記載のアンテナ支持装置。
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