JP2001319685A - 非水電解液およびこれを用いたリチウム二次電池 - Google Patents

非水電解液およびこれを用いたリチウム二次電池

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Abstract

(57)【要約】 【課題】リチウム二次電池に用いた場合にエネルギー密
度が高く、さらに安全性に優れた非水電解液、およびこ
れを用いたリチウム二次電池を提供する。 【解決手段】(1)非水溶媒とリチウム電解質を含む非
水電解液において、該非水溶媒としてリン酸またはポリ
リン酸の水素原子の少なくとも一つが一般式[1]で表
わされる基で置換されたリン酸化合物を添加した非水電
解液。 【化1】 (式中、XはSi原子等を、R1〜R3は炭素数1〜10
のアルキル基等を表わす) (2)非水溶媒とリチウム電解質を含む非水電解液にお
いて、該非水溶媒としてリン酸またはポリリン酸の水素
原子の少なくとも一つが上記一般式[1]で表わされる
基で置換されたリン酸化合物を含む非水電解液。 (3)リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な正極
と、リチウム金属もしくはリチウム合金からなる負極ま
たはリチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な負極と、
非水電解液とセパレーターとを備えたリチウム二次電池
において、該非水電解液が(1)または(2)の非水電
解液であるリチウム二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液および
これを用いたリチウム二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エネルギー密度の高いリチウム二
次電池用の電解液として、ジメチルカーボネートやエチ
レンカーボネート等の耐電圧の高い炭酸エステル類にリ
チウム電解質を溶解した電解液が用いられていた。しか
しながら、このような炭酸エステル類は可燃性の液体で
あることから、安全性確保の諸対策が必要とされた。さ
らに、大型のリチウム二次電池の開発が推進されている
昨今においては、より安全性の高い電解液の開発が切望
されている。このような電解液の安全性の向上を図る手
段としては、例えば、トリメチルホスフェートまたはト
リエチルホスフェート等のリン酸エステル類を電解液の
非水溶媒として用いることにより、電解液の難燃性を高
める方法が提案されているが(特開平4−184870
号公報)、上記リン酸エステル類の使用に伴い電池容量
の低下を惹起することから、殊に大型のリチウム二次電
池の開発に際しては問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決し、リチウム二次電池に用いた場合にエネ
ルギー密度が高く、さらに安全性に優れた非水電解液、
およびこれを用いたリチウム二次電池を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するべく鋭意研究を行った結果、特定の基を有す
るリン酸化合物を添加した非水電解液が、電池に用いた
場合に安全性にさらに優れておりかつ容量低下が少ない
ため、電池の安全性と高いエネルギー密度を兼ね備えた
非水電解液となることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち本発明は、(1)非水溶媒とリチウム電解質
を含む非水電解液において、該非水溶媒としてリン酸ま
たはポリリン酸の水素原子の少なくとも一つが一般式
[1]で表わされる基で置換されたリン酸化合物を添加
した非水電解液に関するものである。(以下、リン酸の
水素原子の少なくとも一つが一般式[1]で表わされる
基で置換されたリン酸化合物を「リン酸エステル化合物」
と、ポリリン酸の水素原子の少なくとも一つが一般式
[1]で表わされる基で置換されたリン酸化合物を「ポ
リリン酸エステル化合物」ということがある)
【化3】 (式中、Xは、Si、Ge、またはSn原子を表わし、
1〜R3は、それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数2〜10のアルケニル基または炭素数6〜1
0のアリール基を表わす) また、本発明は、(2)非水溶媒とリチウム電解質を含
む非水電解液において、該非水溶媒としてリン酸または
ポリリン酸の水素原子の少なくとも一つが上記一般式
[1]で表わされる基で置換されたリン酸化合物を含む
非水電解液に関するものである。さらに本発明は、
(3)リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な正極
と、リチウム金属もしくはリチウム合金からなる負極ま
たはリチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な負極と、
非水電解液とセパレーターとを備えたリチウム二次電池
において、該非水電解液が(1)または(2)の非水電
解液であるリチウム二次電池に関するものである。次い
で、本発明は、(4)リチウムイオンをドープ・脱ドー
プ可能な正極がマンガン、鉄、コバルトまたはニッケル
を少なくとも一種含むリチウム複合酸化物を含む(3)
のリチウム二次電池に関するものである。さらに、本発
明は、(5)リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な
負極が天然黒鉛、人造黒鉛およびコークスからなる群か
ら選ばれた少なくとも一種の炭素材料を含む(3)のリ
チウム二次電池に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明(1)の非水電解液は、非水溶媒とリチウム電解
質を含み、該非水溶媒としてリン酸またはポリリン酸の
水素原子の少なくとも一つが一般式[1]で表わされる
基で置換されたリン酸化合物を添加したことを特徴とす
る。また、本発明(2)の非水電解液は、非水溶媒とリ
チウム電解質を含み、該非水溶媒としてリン酸またはポ
リリン酸の水素原子の少なくとも一つが一般式[1]で
表わされる基で置換されたリン酸化合物を含むことを特
徴とする。一般式[1]中、Xは、Si、Ge、または
Sn原子を表わし、特にSi原子がリチウム二次電池の
充放電特性がより良好であり好ましい。一般式[1]
中、R1〜R3は、それぞれ独立に炭素数1〜10のアル
キル基、炭素数2〜10のアルケニル基または炭素数6
〜10のアリール基を表わす。R 1〜R3の炭素数が10
を超えると電解液の粘度が高くなり、これを用いたリチ
ウム二次電池の充放電特性に悪影響を与えるため好まし
くない。R1〜R3としては、メチル基、エチル基または
ビニル基が好ましい。一般式[1]において、R1〜R3
がいずれもメチル基であるトリメチルシリル基が電解液
の粘度が低いためさらに好ましい。本発明におけるリン
酸化合物において、一般式[1]で表わされる基で置換
されていない水素原子を有する場合は、充放電特性に悪
影響を及ぼすことがあるため該水素原子は、アルキル
基、アリール基などで置換されていることが好ましい。
また、該水素原子はアルカリ金属原子で置換されていて
もよい。さらに、本発明におけるリン酸化合物として、
粘度が低いという点から、リン酸エステル化合物が好ま
しく、下記一般式[2]で表わされるリン酸エステル化
合物がさらに好ましい。
【化4】 上記一般式[2]中、R4〜R6は、それぞれ独立に炭素
数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロゲン化
アルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6
〜10のアリール基、炭素数6〜10のハロゲン化アリ
ール基、または一般式[1]で表わされる基である。ア
ルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、アリ
ール基またはハロゲン化アリール基の炭素数が10を超
えると電解液の粘度が高くなり、これを用いたリチウム
二次電池の充放電特性に悪影響を与える場合があるため
好ましくない。また、本発明におけるリン酸エステル化
合物は、R4〜R6のうちの2個が結合した環状リン酸エ
ステルであってもよい。R4〜R6として好ましくは、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、トリクロロエチ
ル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル
基、フェニル基、トリル基、クロロフェニル基が挙げら
れ、中でもメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−
ブチル基が好ましい。一般式[2]中、R4〜R6のうち
少なくとも一つは上記一般式[1]で表わされる基であ
る。一般式[2]において、一般式[1]で表わされる
基の数が多いほど電池の容量低下が少ないので、3個す
べてが該基で置換されているものがより好ましい。
【0006】本発明において用いられるポリリン酸エス
テル化合物として、Si原子を含むポリリン酸シリルエ
ステルは、例えば、五酸化リンとジシロキサン類とを反
応させることにより製造することができる。具体的には
ポリリン酸トリメチルシリルエステル、ポリリン酸トリ
エチルシリルエステル、ポリリン酸ビニルジメチルシリ
ルエステル等が例示される。
【0007】また、本発明において用いられるリン酸エ
ステル化合物としては、Si原子を含むものとして、一
般式[1]で表わされる基の数が3個、2個または1個
のものが挙げられる。該基の数が3個の化合物として
は、具体的には、トリス(トリメチルシリル)ホスフェ
ート、トリス(トリエチルシリル)ホスフェート、トリ
ス(ビニルジメチルシリル)ホスフェート等が挙げら
れ、トリス(トリメチルシリル)ホスフェートが好まし
い。また、該基の数が2個の化合物としては、ビス(ト
リメチルシリル)メチルホスフェート、ビス(トリメチ
ルシリル)エチルホスフェート、ビス(トリメチルシリ
ル)−n−プロピルホスフェート、ビス(トリメチルシ
リル)−i−プロピルホスフェート、ビス(トリメチル
シリル)−n−ブチルホスフェート、ビス(トリメチル
シリル)トリクロロエチルホスフェート、ビス(トリメ
チルシリル)トリフルオロエチルホスフェート、ビス
(トリメチルシリル)ペンタフルオロプロピルホスフェ
ート、ビス(トリメチルシリル)フェニルホスフェート
等が挙げられる。次いで、該基の数が1個の化合物とし
ては、ジメチルトリメチルシリルホスフェート、ジエチ
ルトリメチルシリルホスフェート、ジ−n−プロピルト
リメチルシリルホスフェート、ジ−i−プロピルトリメ
チルシリルホスフェート、ジ−n−ブチルトリメチルシ
リルホスフェート、ビス(トリクロロエチル)トリメチ
ルシリルホスフェート、ビス(トリフルオロエチル)ト
リメチルシリルホスフェート、ビス(ペンタフルオロプ
ロピル)トリメチルシリルホスフェート、ジフェニルト
リメチルシリルホスフェート等が挙げられる。
【0008】また、GeまたはSn原子を含むものとし
ては、具体的には、ジメチルトリメチルゲルミルホスフ
ェート、ジエチルトリメチルゲルミルホスフェート、ジ
プロピルトリメチルゲルミルホスフェート、ジ−n−プ
ロピルトリメチルゲルミルホスフェート、ジ−n−ブチ
ルトリメチルゲルミルホスフェート、ジメチルトリメチ
ルスタニルホスフェート、ジエチルトリメチルスタニル
ホスフェート、ジプロピルトリメチルスタニルホスフェ
ート、ジ−n−プロピルトリメチルスタニルホスフェー
ト、ジ−n−ブチルトリメチルスタニルホスフェート等
が挙げられる。
【0009】また、Si、GeまたはSn原子のうち、
二種以上の原子を含む化合物としては、たとえば、ビス
(トリメチルシリル)トリメチルゲルミルホスフェー
ト、ビス(トリメチルシリル)トリブチルゲルミルホス
フェート、ビス(トリメチルシリル)トリメチルスタニ
ルホスフェート、ビス(トリメチルシリル)トリブチル
スタニルホスフェート等が挙げられる。
【0010】本発明の非水電解液において用いられるリ
ン酸化合物は、それ単独で非水溶媒として用いた場合、
リチウム電解質を溶解した非水電解液粘度が比較的高い
ため、伝導度が比較的低い場合がある。したがって、本
発明の非水電解液の実用性をより高めるため、非水溶媒
として該リン酸化合物と他の溶媒との混合溶媒を用いる
ことが好ましい。
【0011】本発明の非水電解液において用いられるリ
ン酸化合物以外の非水溶媒としては、リチウム二次電池
用の非水電解液に用いられる非水溶媒として、従来より
公知のものが使用できるが、中でも、ジメチルカーボネ
ート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカー
ボネート、メチルブチルカーボネート、エチレンカーボ
ネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネー
ト、ビニレンカーボネートのいずれか一種または二種以
上を含むことが電解液の耐電圧が高いため好ましい。こ
こに、例えばプロピルとは、n−プロピルまたはイソプ
ロピルを、ブチルとは、n−ブチル、イソブチルまたは
t−ブチルを示し、ブチレンとは、1,2−ブチレンま
たは2,3ブチレンを示す。特に、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
ビニレンカーボネートのいずれか一種または二種以上混
合した溶媒が好ましく、ジメチルカーボネート、エチル
メチルカーボネート、エチレンカーボネート、ビニレン
カーボネートのいずれか一種または二種以上混合した溶
媒がさらに好ましい。
【0012】本発明の非水電解液において、リン酸化合
物の量は、非水電解液全体を100体積%として、0.
01〜40体積%が好ましく、0.1〜20体積%がさ
らに好ましい。量が0.01体積%未満では、安全性向
上の効果が小さい場合があり、40体積%を超えると電
解液の伝導度が低下する場合がある。
【0013】本発明において用いられるリン酸化合物
は、従来一般的に用いられてきたリン酸エステル化合
物、例えばトリメチルホスフェートやトリエチルホスフ
ェートと比較して、電解液に添加した際に電池容量の低
下を抑えることができることを見出した。さらに、該化
合物を添加した非水電解液について燃焼性の試験を行っ
た結果、該化合物を添加しない場合と比較して電解液の
難燃性が向上することがわかった。また、加熱や釘刺
し、押しつぶし等の電池試験においても該化合物は電池
の安全性向上に寄与することを見出した。このため、本
発明の非水電解液を用いることにより、エネルギー密度
が高くかつ安全性も維持した電池を製造することができ
る。
【0014】本発明の非水電解液におけるリチウム電解
質としては、従来より公知のものがいずれも使用でき
る。具体的には、LiBF4、LiPF6、LiAs
6、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(SO2
32、またはLiC(SO2CF33が挙げられる。
これらのリチウム電解質は、それぞれ単独でも使用でき
るが、必要に応じて二種以上併用してもよい。本発明の
非水電解液において、リチウム電解質の濃度は、0.1
〜2.0モル/リットルであることが好ましく、さらに
イオン伝導度が大きいという理由で、0.3〜1.5モ
ル/リットルであることがさらに好ましい。
【0015】本発明のリチウム二次電池は、リチウムイ
オンをドープ・脱ドープ可能な正極と、リチウム金属も
しくはリチウム合金からなる負極またはリチウムイオン
をドープ・脱ドープ可能な負極と、非水電解液とセパレ
ーターとを備えたリチウム二次電池において、該非水電
解液が上記発明(1)または(2)の非水電解液である
ことを特徴とする。
【0016】さらに本発明のリチウム二次電池におい
て、該正極がマンガン、鉄、コバルトまたはニッケルを
少なくとも一種含むリチウム複合酸化物を含むものが、
充電電圧が高く、電池のエネルギー密度を大きくするこ
とができるので好ましい。
【0017】これらの中で、マンガンを含み、かつスピ
ネル型の結晶構造を有するリチウム複合酸化物であるこ
とが、さらに高温でのサイクル特性を改善することがで
きるので、より好ましい。ここで、マンガンを含み、か
つスピネル型の結晶構造を有するリチウム複合酸化物と
しては、例えばLix(Mn2-yy)O4(0<x≦1、
0≦y<2、MはLi、Mg、B、Al、Ga、Si、
Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、およ
びZnからなる群から選ばれる1種以上の元素)で示さ
れる、リチウムマンガンスピネルやその置換体などが挙
げられる。
【0018】本発明のリチウム二次電池における正極
は、上記リチウム複合酸化物粉末、補助導電剤粉末、バ
インダーなどを均一に混合した後加圧成形するか、溶剤
等を用いてペースト化し、集電体上に塗布乾燥後プレス
するなどして、集電体シートに固着した構成のものが挙
げられる。
【0019】該正極に用いる補助導電剤粉末としては、
導電効果があり、使用する非水電解液に対する耐性や、
正極での電気化学反応に対する耐性を有するものであれ
ば良く、例えば、カーボンブラック、コークス粉末、導
電性高分子などが挙げられる。該補助導電剤の量は、使
用する正極活物質粉末100重量部に対して1〜20重
量部程度とすることが好ましい。
【0020】本発明のリチウム二次電池において、該負
極の活物質として、充放電サイクル特性が良好であるた
め、天然黒鉛、人造黒鉛およびコークスからなる群から
選ばれた少なくとも一種の炭素材料を含むことが好まし
い。負極活物質として、リチウム金属またはリチウム金
属合金を用いることも可能である。前記の正極や負極に
用いるバインダーとしては、結着効果があり、使用する
非水電解液に対する耐性や、正極や負極での電気化学反
応に対する耐性を有するものであればよく、例えばポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、セルロース等
が挙げられる。該バインダーの量は、使用する活物質粉
末100重量部に対して1〜20重量部とすることが好
ましい。
【0021】前記の正極や負極に用いる集電体として
は、使用する非水電解液に対する耐性や、正極や負極で
の電気化学反応に対する耐性を有するものであればよ
く、例えば、ニッケル、チタン、ステンレス鋼、アルミ
ニウムなどが挙げられる。該集電体の厚みは、電池とし
ての体積エネルギー密度が上がるという点で、強度が保
たれる限り薄いほど好ましく、5〜100μm程度が好
ましい。該正極の集電体として、薄膜に加工しやすく、
安価であるという点でアルミニウム箔が好ましい。該負
極の集電体として、リチウムと合金を作り難く、かつ薄
膜に加工しやすいという点で銅箔が好ましい。
【0022】本発明のリチウム二次電池において、セパ
レーターとしては、両極の接触を防止し絶縁性を持ち、
かつ非水電解液を保持し、リチウムイオンが透過できる
機能を有し、使用する非水電解液に対する耐性や、正極
や負極での電気化学反応に対する耐性を有するものであ
ればよく、例えばフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどオレフィン系樹脂、ナイロン、芳香族ポリ
アミドなどの不織布、織布が例示できる。該セパレータ
ーの厚みは、電池としての体積エネルギー密度が上が
り、内部抵抗が小さくなるという点で機械的な強度が保
たれる限り薄い程よく、1〜200μm程度が好まし
い。
【0023】本発明のリチウム二次電池において、電池
作製時に、電池を構成するセパレーターおよびシート電
極から電池内に持ち込まれる水分量と、電池に注入され
た非水電解液に含有される水分量との和が、該非水電解
液の量に対し30〜800重量ppmであることが負荷
特性および保存後の負荷特性が良好である点でより好ま
しく、30〜400重量ppmであることがさらに好ま
しい。また、本発明のリチウム二次電池において、電池
作製時に、電池を構成するセパレーター、シート電極お
よび樹脂部品から電池内に持ち込まれる水分量と、電池
に注入された非水電解液に含有される水分量との和(以
下、電池内に持ち込まれる水分量の和ということがあ
る)が、該非水電解液の量に対し30〜800重量pp
mであることが負荷特性および保存後の負荷特性が良好
である点でより好ましく、30〜400重量ppmであ
ることがさらに好ましい。ここに、樹脂部品には、セパ
レーターおよびシート電極に含まれる樹脂製の部材は含
まない。また、水分量は、カールフィッシャー水分計に
より測定することができる。
【0024】なお、本発明のリチウム二次電池の形状
は、特に限定されるものではなく、ペーパー型、コイン
型、円筒型、角型などのいずれであってもよい。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明は、これら実施例によりなんら限定されるもので
はない。 (I)試験に供したリチウム二次電池の仕様 1:正極シート状電極の作製 コバルト酸リチウム粉末89重量%にアセチレンブラッ
ク1重量%と、鱗片状人造黒鉛5重量%を混合したもの
に対して、バインダーとしてN−メチルピロリドンを溶
媒としたポリフッ化ビニリデンを5重量%相当分加えて
十分に混練し、ペーストとした。該ペーストを集電体で
ある20μm厚のアルミニウム箔に塗布した後、乾燥、
ロールプレスを行い、直径2cmの円盤状に打ち抜き、
正極シート状電極を得た。
【0026】2:負極シート状電極の作製 黒鉛粉末95重量%に対して、バインダーとして水に溶
解したカルボキシメチルセルロース(Na塩)を5重量
%相当加えて充分混練し、ペーストとした。該ペースト
を集電体である12μm厚の銅箔に塗布した後、乾燥、
ロールプレスを行い、直径2cmの円盤状に打ち抜き、
負極シート状電極を得た。
【0027】3:平板電池の作製 上記のようにして得た正極シート状電極、負極シート状
電極を多孔質ポリプロピレン製のセパレーターを介して
対向させ、ステンレス製の容器に収納し、電解液を注入
し、平板電池を作製した。
【0028】実施例1 電解液として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネートの体積比30:3
5:35、30:10:60、15:20:65および
15:30:55混合溶媒に、LiPF6を1モル/リ
ットルとなるように溶解した電解液に5体積部のトリス
(トリメチルシリル)ホスフェートをそれぞれ添加した
電解液E1、E2、E3、E4を用いた電池A1、A
2、A3、A4を作製した。
【0029】実施例2 電解液として、エチレンカーボネート、ビニレンカーボ
ネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネ
ートの体積比12:3:20:65混合溶媒に、LiP
6を1モル/リットルとなるように溶解した電解液に
5体積部のトリス(トリメチルシリル)ホスフェートを
添加した電解液E5を用いた電池A5を作製した。
【0030】実施例3 電解液として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネートの体積比15:2
0:65混合溶媒に、LiPF6を1モル/リットルと
なるように溶解した電解液に5体積部のメチルビス(ト
リメチルシリル)ホスフェート、ジメチルトリメチルシ
リルホスフェートまたはジエチルトリメチルシリルホス
フェートを添加した電解液E6、E7、E8を用いた電
池A6、A7、 A8を作製した。
【0031】比較例1 電解液として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネートの体積比15:2
0:65混合溶媒に、LiPF6を1モル/リットルと
なるように溶解した電解液ER1を用いた電池R1を作
製した。
【0032】比較例2 電解液として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネートの体積比15:2
0:65混合溶媒に、LiPF6を1モル/リットルと
なるように溶解した電解液に5体積部のトリメチルホス
フェート、トリエチルホスフェート、トリキシレニルフ
ォスフェート、トリス(トリブロモネオペンチル)フォ
スフェート、芳香族縮合リン酸エステル(既存物質、N
o.4−1640)、含ハロゲン縮合リン酸エステル
(既存物質、No.2−1965)を添加した電解液E
R2,ER3,ER4,ER5,ER6,ER7を用い
た電池R2、R3、R4、R5、R6、R7を作製し
た。
【0033】1:燃焼試験 得られた電解液に幅20mm、長さ210mmのマニラ
紙を1分間浸し、30秒間垂直に吊り下げて余分な電解
液を除き、このようにして電解液を含浸させた試験片を
25mm間隔で支持針を有するサンプル台の支持針に刺
して水平に固定した。試験片の一端にライターで着火
し、試験片の燃えた長さを測定した。置換リン酸エステ
ル化合物を含まない電解液ER1では、210mmの試
験片の一端からもう一端まで、5秒間で炎が広がった
が、本発明による電解液E1では炎が6秒間で160m
m広がった後、消火した。一方、従来より提案されてい
るリン酸エステル化合物であるトリメチルフォスフェー
トを含む電解液ER2でも、炎が6秒間で160mm広
がった後、消火した。
【0034】2:充放電試験 充放電試験での平板電池の容量を表1に示す。平板電池
の容量は、4mA、4.2V、4時間の定電流・定電圧
充電したのち、2mA、3Vcut−offの定電流放
電したときの容量とした。
【0035】
【表1】
【0036】以上の結果より、本発明による電解液、実
施例E1は、本発明のリン酸エステル化合物を含まない
比較例の電解液ER1と比較して、難燃性が高い。ま
た、リン酸エステル化合物を含まない平板電池(R1)
と比べて、従来提案されているリン酸エステル化合物を
含む比較例R2〜R7は、電池容量の低下が大きいが、
本発明による実施例の電池A1〜A8は、電池容量の低
下がほとんどない。
【0037】実施例4 次に、マンガンを含み、かつスピネル型の結晶構造を有
するリチウム複合酸化物を含む正極を、上記発明(1)
または(2)の非水電解液と組み合わせることにより、
高温でのサイクル特性を改善することができることを実
施例によりさらに詳細に説明する。なお、充放電試験用
の電極と平板電池の作製は下記の方法によった。リチウ
ムマンガンスピネル(LiMn24)粉末86重量%に
アセチレンブラック10重量%を混合したものに対し
て、バインダーとしてN−メチル−ピロリドンを溶媒と
したポリフッ化ビニリデンを4重量%相当分加えて十分
に混練し、ペーストとした。該ペーストを集電体である
1.5cm×2cmの#100ステンレスメッシュに塗
布した後、150℃で8時間真空乾燥を行い、電極(正
極)を得た。上記のようにして得た電極を、多孔質ポリ
プロピレン製セパレーターを介して対極(負極)である
金属リチウムと対向させてステンレス製の容器に収納
し、エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネート
の体積比50:50混合溶媒にLiPF6を1モル/リ
ットルとなるように溶解した電解液に2.5体積部のト
リス(トリメチルシリル)ホスフェートを添加した電解
液を注入し、平板電池を作製した。続いて該平板電池を
恒温槽に入れて60℃に保ち、以下の条件で充放電試験
を実施した。 充電:1.2mA、4.3V、8時間の定電流・定電圧
充電 放電:1.2mA、3.5Vcut−offの定電流放
電 20サイクル目までの放電容量の変化を図1に示す。6
0℃という高温にもかかわらず、10および20サイク
ル目の放電容量はそれぞれ107および101mAh/
gと、良好なサイクル特性を示した。
【0038】比較例3 電解液に2.5体積部のトリス(トリメチルシリル)ホ
スフェートを添加しなかった以外は実施例4と同様にし
て平板電池を作製し、60℃での充放電評価を行った。
20サイクル目までの放電容量の変化を図1に示す。1
0および20サイクル目の放電容量は、それぞれ102
および86mAh/gと、急速な容量低下がみられた。
【0039】実施例5 次に、電池組立時、電池内に持ち込まれる水分量の和が
電池に注入された電解液量に対し30〜800重量pp
mのとき、特に負荷特性および保存後の負荷特性が良好
な電池が得られることを実施例によりさらに詳細に説明
する。なお、円筒型電池の作製と水分量測定は下記の方
法によった。前記1および、前記2の負極のバインダー
組成においてカルボキシメチルセルロース(Na塩)成
分の50重量%をSBRラテックスに置き換えた以外は
同様な作業工程によってロールプレスまで行うことによ
り作製した正極および負極シートを、正極は幅52m
m、長さ450mm、負極は幅54mm、長さ520m
mに裁断した。それらのシート電極の端部には、無塗布
部が15mm設けられており、電流取り出し用リード体
として、正極シート電極の端部無塗布部にはアルミリボ
ン、同様に負極無塗布部にはニッケルリボンを溶接し
た。電極厚さは正極シートがおよそ170μm、負極シ
ートがおよそ150μmであった。それらのシート電極
を真空乾燥後、露点−30℃以下の乾燥雰囲気中で以下
の作業を行った。巻き芯径4mmの巻回治具を使用し
て、内周側を負極とし、外周側を正極とし、それら正負
極シート間に、絶縁のため、幅56mmのポリエチレン
製微多孔膜からなるセパレーターをはさみ、巻回を行な
い、その最外周にセパレーターを巻いて、粘着テープで
固定した。正極は、巻きはじめ側にリード体を配置し、
負極は巻きおわり側(負極の最外周側)にリード体を配
置し、正極リード体と負極リード体は巻回体のそれぞれ
反対側に出るようにした。次に、(一部の条件のものは
巻回体を所定温度で真空乾燥を行った後)中心部に穴の
開いた円盤状絶縁シートを巻回体と負極リード体の間に
挟み入れ、該巻回体を、負極リード体が缶底に当接する
ように、外径19mmのステンレス製円筒容器に挿入し
た後、負極リード体を缶底にスポット溶接した。続い
て、缶開口部付近の所定位置に、円周に沿って内部に向
かって形成された凸部を座にしてリング状の封口ガスケ
ットをはめ込み、正極リード体を正極端子に溶接した
後、電解液の注入を2〜3回に分けて行った。その後正
極端子部を該ガスケットにはめ込み、缶開口部をクリン
プして封口を行い、直径19mm、高さ65mmの電池
を完成させた。
【0040】電池を構成するセパレーター、シート電極
および樹脂部品(本実施例の場合は、円盤状絶縁シート
と封口ガスケット)の水分測定用サンプルは、上記円筒
型電池作製工程において電解液注入前の状態にしてある
ものを分解し、取り出した。水分量の測定はカールフィ
ッシャー水分計を用いて行った。セパレーター、樹脂部
品は100℃、シート電極は300℃で加熱、気化した
水分を該水分計に導入して測定を行った。また、電解液
は該水分計に所定量を注入して測定を行った。以上の測
定結果より得られた水分量の合計が、電池内に持ち込ま
れる水分量の和(含有水分量)である。次いで、含有水
分量の、電池に注入された電解液量に対する割合を計算
し、水分含有率(重量ppm)を求めた。シート電極お
よび巻回体の乾燥時間により含有水分量が異なる各サン
プルについて、電解液としてE3、E5を用いてA9〜
A22の電池を組み立てた。それらの電池について3A
の高負荷放電を行った結果、および60℃で20日保存
後に同様の試験を行った結果を表2に示す。
【0041】比較例4 電解液としてER1を用いた以外は実施例5と同様にし
て、R8〜14の電池を組み立てた。それらの電池につ
いて3Aの高負荷放電を行った結果、および60℃で2
0日保存後に同様の試験を行った結果を表2に示す。
【0042】
【表2】 以上の結果より、本発明による電解液E3、E5を用い
た、A9〜22は同じ水分量の比較例R8〜14に比べ
高負荷での放電容量、すなわち負荷特性の大幅な向上が
認められる。保存後の特性においても、本発明の電池A
9〜22は同じ水分量の比較例R8〜14に比べ、いず
れも向上が認められる。なお、本発明による実施例の電
池では水分量800重量ppm以下の場合、保存後の容
量低下が小さく、400重量ppm以下で更に良好であ
る。水分量100重量ppm以下ではさらに水分量を低
減することによる容量向上効果は小さくなる。
【0043】
【発明の効果】本発明のリン酸エステル化合物またはポ
リリン酸エステル化合物を含む非水電解液は高い難燃性
を有し、これを用いたリチウム二次電池は電池容量の低
下が少ないため、エネルギー密度が高く安全性に優れた
非水電解液、およびこれを用いたリチウム二次電池を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例における放電容量のサイク
ル変化を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願2000−53520(P2000−53520) (32)優先日 平成12年2月29日(2000.2.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 中根 堅次 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ03 AJ12 AK03 AL06 AL07 AL12 AM02 AM03 AM05 AM07 BJ02 BJ03 BJ12 BJ14 CJ28 DJ17 HJ01 HJ02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水溶媒とリチウム電解質を含む非水電解
    液において、該非水溶媒としてリン酸またはポリリン酸
    の水素原子の少なくとも一つが一般式[1]で表わされ
    る基で置換されたリン酸化合物を添加したことを特徴と
    する非水電解液。 【化1】 (式中、Xは、Si、Ge、またはSn原子を表わし、
    1〜R3は、それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル
    基、炭素数2〜10のアルケニル基または炭素数6〜1
    0のアリール基を表わす)
  2. 【請求項2】非水溶媒とリチウム電解質を含む非水電解
    液において、該非水溶媒としてリン酸またはポリリン酸
    の水素原子の少なくとも一つが請求項1記載の一般式
    [1]で表わされる基で置換されたリン酸化合物を含む
    ことを特徴とする非水電解液。
  3. 【請求項3】一般式[1]において、XがSi原子であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の非水電解
    液。
  4. 【請求項4】一般式[1]で表わされる基がトリメチル
    シリル基であることを特徴とする請求項1または2記載
    の非水電解液。
  5. 【請求項5】リン酸化合物が、一般式[2]で表わされ
    るリン酸エステル化合物であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の非水電解液。 【化2】 (式中、R4〜R6は、それぞれ独立に、炭素数1〜10
    のアルキル基、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル
    基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10の
    アリール基、炭素数6〜10のハロゲン化アリール基、
    または一般式[1]で表わされる基を表わし、R4〜R6
    のうち少なくとも一つは、一般式[1]で表わされる基
    である)
  6. 【請求項6】一般式[2]で表わされるリン酸エステル
    化合物がトリス(トリメチルシリル)ホスフェートであ
    ることを特徴とする請求項5記載の非水電解液。
  7. 【請求項7】非水溶媒が、ジメチルカーボネート、エチ
    ルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチル
    プロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、
    メチルブチルカーボネート、エチレンカーボネート、プ
    ロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレ
    ンカーボネートのいずれか一種または二種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の非水電
    解液。
  8. 【請求項8】リン酸化合物の量が非水電解液全体を10
    0体積%として、0.01〜40体積%であることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の非水電解液。
  9. 【請求項9】リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な
    正極と、リチウム金属もしくはリチウム合金からなる負
    極またはリチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な負極
    と、非水電解液とセパレーターとを備えたリチウム二次
    電池において、該非水電解液が請求項1〜8のいずれか
    に記載の非水電解液であることを特徴とするリチウム二
    次電池。
  10. 【請求項10】リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能
    な正極がマンガン、鉄、コバルトまたはニッケルを少な
    くとも一種含むリチウム複合酸化物を含むことを特徴と
    する請求項9記載のリチウム二次電池。
  11. 【請求項11】リチウム複合酸化物がマンガンを含み、
    かつスピネル型の結晶構造を有することを特徴とする請
    求項10記載のリチウム二次電池。
  12. 【請求項12】リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能
    な負極が天然黒鉛、人造黒鉛およびコークスからなる群
    から選ばれた少なくとも一種の炭素材料を含むことを特
    徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のリチウム二
    次電池。
  13. 【請求項13】電池作製時に、電池を構成するセパレー
    ターおよびシート電極から電池内に持ち込まれる水分量
    と、電池に注入された非水電解液に含有される水分量と
    の和が、該非水電解液の量に対し30〜800重量pp
    mであることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに
    記載のリチウム二次電池。
  14. 【請求項14】電池作製時に、電池を構成するセパレー
    ター、シート電極および樹脂部品から電池内に持ち込ま
    れる水分量と、電池に注入された非水電解液に含有され
    る水分量との和が、該非水電解液の量に対し30〜80
    0重量ppmであることを特徴とする請求項9〜12の
    いずれかに記載のリチウム二次電池。
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