JP2001287330A - 光学的に読み取り可能なドットのイメージデータ作成方法及びイメージデータ作成装置、並びに記録媒体 - Google Patents

光学的に読み取り可能なドットのイメージデータ作成方法及びイメージデータ作成装置、並びに記録媒体

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JP2001287330A
JP2001287330A JP2000108169A JP2000108169A JP2001287330A JP 2001287330 A JP2001287330 A JP 2001287330A JP 2000108169 A JP2000108169 A JP 2000108169A JP 2000108169 A JP2000108169 A JP 2000108169A JP 2001287330 A JP2001287330 A JP 2001287330A
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    • G06K7/10712Fixed beam scanning
    • G06K7/10722Photodetector array or CCD scanning

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷に関与させる画素の数に基づくドットのイ
メージデータの構成パターンが複数存在していても、こ
の中からより適切な構成パターンを選択する。 【解決手段】読み取り可能なドットを印刷すべく、当該
ドットの構成パターンを設定するイメージデータ作成方
法において、印刷したときのドットの太り具合を考慮し
て上記構成パターンにおける印刷に関与する画素数を決
定し、さらに、当該ドットを構成する画素の分散が最小
となる構成パターンとすることで、印刷に最適なドット
の構成パターンを一義的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを光学的に
読み取り可能なドットの形で印刷媒体上に印刷する際
の、当該ドットのイメージデータの作成方法、そのイメ
ージデータの作成装置、及びそのようなイメージデータ
作成装置の動作をコンピュータに実行させる命令を含む
プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−231466
号公報や特開平7−181606号公報等に示されるよ
うに、音声や画像、その他各種の情報を含むデータを光
学的に読み取り可能なドットの形で紙等の印刷媒体上に
印刷するための種々の技術が開発され、既に知られてい
る。
【0003】ここで、図34は、印刷媒体上にマトリク
ス状に仮想的に形成された隣接する複数個の各仮想桝目
200を示しており、その左下方には、その一部を拡大
した様子を示している。
【0004】即ち、2値データ「1」又は「0」を光学
的に読み取り可能なドットの有無に各対応させて、当該
一のドットを、仮想桝目に配置するようにして、印刷媒
体上にドットを印刷する。この印刷されたドットを専用
の読取装置によって光学的に読み取ることで、元の2値
データが復元され、例えば音声が再生される。
【0005】以下、これについて具体的に説明する。
【0006】音声や画像、その他各種の情報を含むデー
タは、光学的に読み取り可能なドットコード170とし
て紙等の印刷媒体上に印刷されており、このドットコー
ド170は、複数個のブロック272で構成されてい
る。
【0007】各ブロック272は、データドット282
と、マーカ174と、ブロックアドレス280とで構成
されている。データドット282は、データエリア18
0中において、音声等のデータの各ブロック毎に分割さ
れたデータが、その値である「1」又は「0」に対応し
た黒ドット又は白ドットのドットイメージとして所定の
配列形態にて存在する。上記マーカ174は、上記デー
タドット282の各ドットを検出するための基準点を見
つけるために使用されるもので、各ブロック272の四
隅に配置された一定の黒ドットの連続数からなる。上記
ブロックアドレス280は、上記複数の異なるブロック
272を読み取り時に識別できるようにマーカ174の
間に配置され、エラー検出又はエラー訂正符号を含む。
【0008】尚、同図においては、黒ドットは実際に印
刷するも白ドットは印刷されておらず、この白ドットに
対応する部分は印刷媒体の地色に相当する。そして、仮
想桝目を作る縦横の線は仮想線である。
【0009】図35は、上記ドットコード170を手動
走査して光学的に読み取るための読取装置の機能ブロッ
ク図である。
【0010】この図35に示されるように、読取部20
4の出力は、2値化処理部205を介して2値化画像メ
モリ206の入力に接続されており、当該2値化画像メ
モリ206の出力は、復元部207、復調部208を介
して再生部209の入力に接続されている。尚、上記読
取部204は、上記ドットコード170を照明するため
のLED等よりなる照明部201と、そのドットコード
170からの反射光を結像する光学系202と、この光
学系202による結像光を撮像するCCD等のエリアセ
ンサからなる撮像部203からなる。
【0011】上記読取部204はドットコードの画像イ
メージを読み取るものである。上記2値化処理部205
は、この読取部204より出力された撮像信号を所定の
2値化閾値で2値化処理するものである。上記2値化画
像メモリ206は、この2値化処理部205で2値化さ
れた2値化画像データを記憶するものである。
【0012】上記復元部207は、この2値化画像メモ
リ206に記憶された2値化画像データを読み出して、
上記ドットを検出し、当該検出された各ドット毎に
「1」又は「0」の値を割り当てて、そのデータを出力
するものである。
【0013】上記復調部208は、この復元部207よ
り出力されたデータを復調するものである。上記再生部
209は、リードソロモン符号等によるエラー訂正処理
及びそのエラー訂正処理されたデータの伸張処理等を行
なって、例えば元の音声等のデータを再生出力するもの
である。
【0014】このような構成において、上記復元部20
7は、2値化画像メモリ206に記憶された2値化画像
データを読み出す。そして、上記各ドットを検出する
際、当該2値化画像データ中からマーカ174を見つけ
出し、次いで当該マーカ174の重心位置に基づいて、
ドット読み取り基準位置を求める。
【0015】そして、当該ドット読み取り基準位置に基
づいて、上記データエリア180内の各データドット2
82を読み取るためのドット読取点を検出する。そし
て、この検出された各データドット282が白か黒かを
判定し、その判定結果に基づいて「1」又は「0」の値
を割り当てて、データを出力する。
【0016】上記ドットコード170の印刷時には、印
刷対象として入力された音声等のデータに予め変調処理
を施しているため、復調部208では、これを変調前の
元のデータに戻すための処理を行なう。
【0017】この変調処理は、上記復元部207におい
て、最初にマーカ174を見つけ出し易くするために予
め施してある処理である。即ち、上記データエリア18
0内の各データドット282と上記マーカ174とを区
別すべく、データドット282における黒ドットの連続
数が、結果としてマーカ174を構成する黒ドットの連
続数よりも少なくなるように、上記入力された音声等の
データに対して施されているものである。
【0018】ところで、上記したドットコード170の
印刷にあたっては、一般にコンピュータやワークステー
ション等の画像処理システムを用いて、記録すべき情報
を処理することにより、ドットコードのイメージデータ
を作成し、当該イメージデータをイメージセッタ等の刷
版の作成装置に出力することによって製版原稿を作成し
て、最終的にドットコード170の印刷が行われる。
【0019】以下、図33(a)には、かかるドットコ
ード170の印刷システムの構成を示して説明する。同
図において、ドットコード化を所望とする音声や画像情
報は、入力機器100を介してコンピュータに入力され
る。
【0020】このコンピュータ102では、外部記憶装
置104に記憶されているデータ圧縮方式、エラー訂正
方式、ドットコード170のフォーマット情報等が参照
され、入力信号がイメージセッタ106に出力すべき画
像情報に変換される。この画像情報は、イメージセッタ
106に与えられる。そして、ドットコード170の画
像がフィルム上に焼き付けられ、このフィルムに基づい
て、刷版露光装置108で刷版に露光がなされる。こう
して作成された刷版を用いて、印刷機110で印刷する
ことで、ドットコード170の印刷記録された印刷物が
作成される。
【0021】また、図33(b)に示されるように、フ
ィルムに焼き付けることなく直接刷版を作成することが
できる装置もある。
【0022】ここで、紙面上において仮想的に形成され
た上記の仮想桝目の大きさは、現実に使用される刷版の
作成装置(イメージセッタ)が固有に持つその解像度に
応じて決定されることが判明している。そして、その決
定された一の仮想桝目が複数個の画素から構成されると
きに、その中の幾つの画素を実際のドットの印刷に関与
させるべきかのドットのイメージデータの作成にあたっ
ては、そのドットのイメージデータに基づいてドットを
実際に紙面上に印刷したときの当該ドットの太り具合
(以下、ドットゲインと称する)を考慮して行われる必
要のあることも判明している。
【0023】これらの事項については、本出願人によっ
て既に特開平9−262958号公報として提案されて
いる。以下、図36を参照して詳述する。
【0024】図36は、イメージセッタの解像度と、実
際の印刷機、用紙及びインクの特性によって決定される
ドットゲインから、ドットのイメージデータを構成する
画素の構成パターンを設定するための参照テーブルを示
している。尚、印刷されるドットは、太り分を含めて一
つの仮想桝目の概ね50〜80%の面積にすればよいこ
とは、特開平9−262958号公報において示されて
いる。
【0025】ここで、ドットの太り易くなる条件を具体
的に挙げると、例えば、印刷機として高速に両面印刷す
る輪転印刷機を使用する場合、用紙としてはざら紙のよ
うに滲みやすい用紙を使用する場合、また、インクとし
て粘性の低いインクを使用する場合等がある。このよう
なドットが太りやすい条件(ドットゲインが大きい)の
時は、印刷に関与する画素が少ない構成パターン(図3
6の構成パターンの右寄りの「小」)を使用する。一
方、ドットがあまり太らない(ドットゲインが小さい)
場合は、例えば、印刷機として低速の枚葉印刷機を使用
する場合、用紙としては高品質のコート紙のように滲み
にくい用紙を使用する場合、また、インクとして粘性の
高いインクを使用する場合等、印刷に関与する画素が多
い構成パターン(図36の構成パターンの左寄りの
「大」「特大」)を選択する。
【0026】図36では、一例として約60μmのドッ
トピッチでドットのイメージデータを作成する。ここ
で、イメージセッタの解像度は2400dpi、254
0dpi、3000dpiの3通りとする。2400d
piであれば、1画素の大きさは10.6μmになるの
で、60μmに最も近づけるためには、6画素で63.
5μmのドットピッチを形成する。2540dpiで
は、1画像の大きさが10μmになるので、丁度6画素
で60μmのドットピッチを実現できる。3000dp
iでは、1画素の大きさが8.5μmになるので、60
μmに最も近づけるには、7画素で59.3μmのドッ
トピッチをとなる。
【0027】また、ドットのイメージデータを構成する
画素の構成パターンの形状は、円形が理想的である。し
かし、実際は、解像度が非常に大きくない限りは理想の
円形を構成することは困難なので、実際の構成パターン
は、図36に示すように、4×4、5×5、或いは、6
×6画素の正方形(S;Square)や、その正方形
から4隅を削った形状(C;Circle)とするもの
である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その
後、上記考え方に基づいて運用を進めるに当って、特開
平9−262958号公報に開示されたドットのイメー
ジデータの作成方法では、以下の点で不都合が生じるこ
とが判明した。
【0029】即ち、図37及び図38は、1200dp
iのイメージセッタを用いてドットコードの刷版を作成
する際の一つの仮想桝目内に配置される1ドットのイメ
ージデータにおける画素の構成パターンを示している。
ここで、1200dpiでは1画素のピッチは21.6
μmになるので、60μmに近いドットピッチを実現す
るには、3画素で63.5μmのドットピッチとする必
要がある。
【0030】上記特開平9−262958号により開示
された手法に従って、ドットのイメージデータの形状が
正方形若しくは円形に近い構成パターンを挙げると、図
37(a)乃至(c)に示す3通りのパターンが存在す
る。
【0031】しかしながら、実験を進める中で、ドット
の太りを考慮してドットのイメージデータ設定するとい
う考え方に基づくと、図37の何れのパターンも印刷に
関与する画素数が適切でないことが判明した。即ち、ド
ットの印刷に関与する画素の数が1(図37(a)に相
当)では、印刷したドットが細すぎ、一方で、ドットの
印刷に関与する画素の数が4(図37(b)に相当)、
又は5(図37(c)に相当)では、印刷したドットが
太すぎたためである。
【0032】そして、実験の結果、ドットの印刷に関与
する画素数が3の場合が最も適切であることが判明し
た。このドットの印刷に関与する画素の数が3の場合
は、図38(a)乃至(c)に示されるように3通りが
考えられるが、何れの場合も、正方形若しくは円形とは
かけ離れた構成パターンである。
【0033】従って、上記特開平9−262958号公
報に開示された手法だけでは、適切な構成パターンを選
択できなかった。即ち、ドットのイメージデータにおい
て一の仮想桝目を構成する複数個の画素のうち、幾つの
画素を印刷に関与させるかが決定されたとしても、画素
数は同一であるドットの構成パターンが複数個存在する
場合が生じ、何れの構成パターンを選択すれば良いか更
なる判断が必要になるという課題が新たに生じてきた。
【0034】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、一のドットのイメージデ
ータに対して仮想桝目を構成する複数個の画素のうち、
実際の一のドットの印刷に関与させるべきその仮想桝目
内の画素の数が決定され、その印刷に関与させる画素の
数に基づくドットのイメージデータの構成パターンが複
数存在していても、この中からより適切な構成パターン
を選択できるようにした光学的に読み取り可能なドット
のイメージデータ作成方法及びイメージデータ作成装
置、並びに記録媒体を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によれば、2値データを光学的
に読み取り可能なドットの有無に各対応させて、印刷媒
体上に仮想的に形成された仮想桝目内に当該一のドット
を印刷する際の、当該ドットのイメージデータの作成方
法において、上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに
用いる刷版の作成装置における最小印刷単位としての、
上記仮想桝目を構成する画素の数を決定する第1の工程
と、上記ドットのイメージデータに基づいて当該ドット
を印刷媒体上に印刷したときの当該ドットの太り具合を
考慮して、当該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内
の画素数を決定する第2の工程と、上記第2の工程で決
定された画素数によって構成されるドットのイメージデ
ータの構成パターンとして複数個の構成パターンが存在
するとき、当該ドットのイメージデータを構成する画素
の分散が最小となる構成パターンを選択する第3の工程
と、を有することを特徴とする光学的に読み取り可能な
ドットのイメージデータ作成方法が提供される。
【0036】第2の態様によれば、2値データを光学的
に読み取り可能なドットの有無に各対応させて、印刷媒
体上に仮想的に形成された仮想桝目内に当該一のドット
を印刷する際の、当該ドットのイメージデータの作成装
置において、上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに
用いる刷版の作成装置における最小印刷単位としての、
上記仮想桝目を構成する画素の数を決定する第1の手段
と、上記ドットのイメージデータに基づいて当該ドット
を印刷媒体上に印刷したときの当該ドットの太り具合を
考慮して、当該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内
の画素数を決定する第2の手段と、上記第2の手段で決
定された画素数によって構成されるドットのイメージデ
ータの構成パターンとして複数個の構成パターンが存在
するとき、当該ドットのイメージデータを構成する画素
の分散が最小となる構成パターンを選択する第3の手段
と、を含むことを特徴とする光学的に読み取り可能なド
ットのイメージデータ作成装置が提供される。
【0037】第3の態様によれば、2値データを光学的
に読み取り可能なドットの有無に各対応させて、印刷媒
体上に仮想的に形成された仮想桝目内に当該一のドット
を印刷する際の、当該ドットのイメージデータの作成に
あたり、上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用い
る刷版の作成装置における最小印刷単位としての、上記
仮想桝目を構成する画素の数を決定する第1の処理と、
上記ドットのイメージデータに基づいて当該ドットを印
刷媒体上に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮
して、当該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画
素数を決定する第2の処理と、上記第2の処理で決定さ
れた画素数によって構成されるドットのイメージデータ
の構成パターンとして複数個の構成パターンが存在する
とき、当該ドットのイメージデータを構成する画素の分
散が最小となる構成パターンを選択する第3の処理と、
をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
納した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体が提供
される。
【0038】即ち、本発明の第1の態様では、ドットの
印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数が決定された際
に当該ドットのイメージデータを構成する画素の分散が
最小となる構成パターンが選択されるので、仮想桝目の
1辺の画素の数やドットの印刷に関与する画素の数に依
らず任意の場合に対して、ドットの印刷に関与する画素
数が等しい複数個の構成パターンからドットを印刷する
のに適切なドットの構成パターンが一義的に選択され
る。
【0039】第2の態様では、ドットの印刷に関与する
上記仮想桝目内の画素数が決定された際に当該ドットを
構成する画素の分散が最小となる構成パターンを選択す
ることで、仮想桝目の1辺の画素の数やドットの印刷に
関与する画素の数に依らず任意の場合に対して、ドット
の印刷に関与する画素数が等しい複数個の構成パターン
からドットを印刷するのに適切なドットの構成パターン
を一義的に選択することができる。このように当該ドッ
トを構成する画素の分散が最小となる構成パターンにす
ることで印刷工程における刷版上でのインク滴の表面張
力を最小にすることができる。つまり、刷版上でのドッ
トのパターン(インク滴の形状)を元々表面張力が最小
となるパターンとすることで、印刷工程でインク滴がブ
ランケット、紙へと転写されていく中で、表面張力を最
小にするための形状変化の発生を極力抑えられるので、
形状の乱れが少ない安定したドットを印刷することがで
きる。
【0040】第3の態様では、ドットの印刷に関与する
上記仮想桝目内の画素数が決定された際に当該ドットを
構成する画素の分散が最小となる構成パターンを選択す
ることで、仮想桝目の1辺の画素数やドットの印刷に関
与する画素の数に依らず任意の場合に対して、ドットの
印刷に関与する画素数が等しい複数個の構成パターンか
らドットを印刷するのに適切なドットの構成パターンを
一義的に選択することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。先ず、図2のフローチャートを
参照して、本発明の実施の形態に係る光学的に読み取り
可能なドットのイメージデータ作成方法について説明す
る。
【0042】イメージセッタの解像度が入力されると
(ステップS1)、当該イメージセッタの解像度から1
つの仮想桝目を構成する画素の数を算出する(ステップ
S2)。尚、このステップS2は、請求項記載の第1の
工程に相当する。
【0043】ここで、 n ; 1つの仮想桝目の1辺の画素の数(nは
2以上の整数) M ; イメージセッタの解像度(dpi)、 Lmin ; リーダが読み取り可能な最小のドットピ
ッチ Lmax ; リーダが読み取り可能な最大のドットピ
ッチ 25.4 ; 1インチのmm換算値 とすると、リーダが読取可能なドットピッチは、 Lmin < 25.4/M*n < Lmax でなければならない。
【0044】上記式をnについて解くと、 Lmin*M/25.4 < n < Lmax*M/
25.4 となる。
【0045】ここで、M=1200dpi、リーダが読
取できるドットピッチの下限、上限であるLmin=5
5μm、Lmax=85μmをそれぞれ代入すると、 2.6< n <4.02 となり、これを満たすのはn=3又は4である。 即ち、仮想桝目を矩形の正方格子とすると3×3画素の
計9個の画素(ドットピッチは63.5μm)、4×4
画素の計16個(ドットピッチは84.7μm)の画素
で構成しなければならないことが分かる。そこで、ドッ
トの記録密度を優先してドットの大きさを小さくしなけ
ればならない場合はドットピッチの小さい3×3画素の
構成とする。一方、ドットの記録密度を犠牲にしても印
刷品質を優先する場合は、ドットピッチの大きい4×4
画素の構成とする。
【0046】続いて、ドットの太り具合の指標、つまり
ドットゲインが入力される(ステップS3)。イメージ
データ上での画素面積に対する実際の印刷ドットの面積
の割合であるドットゲインgは、 g=印刷されるドットの面積/イメージデータ上での画
素面積 で計算される。この値は、予めとして基準パターン等を
印刷することで、事前に確認すればよい。
【0047】尚、このドットゲインは、実際にドットゲ
インを決定する要因としては、刷版作成装置及における
フィルムの出力具合や、印刷装置に関係する印刷での太
り具合が複合した要因で決定される。
【0048】ドットゲインの値の実例を挙げると、3×
3画素の計9個の画素の仮想桝目に、印刷に関与する画
素を3画素配置した際に、印刷したドットを読み取る際
にエラーが最も小さくなる面積率k;60%が得られる
とする。ここで、面積率kは(ドットが印刷される面積
/仮想桝目の面積)の値である。
【0049】この場合のドットゲインgを算出すると、 g = 0.6/(3/9) = 1.8 となる。
【0050】次いで、予め求められている上述のgを用
いて、印刷に関与する画素数Mを下記式を用いて算出す
る(ステップS4)。尚、このステップS4は請求項記
載の第2の工程に相当する。
【0051】M=n*n*k/g これに、n=3、k=0.6、g=1.8を代入する
と、 M=3*3*0.6/1.8=3 となり、印刷に関与する画素数Mは3と求まる。
【0052】次いで、構成パターンの参照テーブルか
ら、先にステップS4で求めたドットの印刷に関与する
画素数Mにおける最適な構成パターンを参照する(ステ
ップS5)。このステップS5は請求項記載の第3の工
程に相当する。ここで、構成パターンの参照テーブルは
図7乃至図30に示される通りであるが、構成パターン
を導出する際のプロセスについては後に詳述する。
【0053】こうして、各ドットに対応する構成パター
ンを嵌め込んで、ドットコードとしてのイメージデータ
を完成させ(ステップS6)、一連の処理を終了する。
【0054】次に、図3は分散の導出方法を説明する図
で、ドットを構成する各画素内の各位置とドットを構成
する全ての画素に基づく重心位置との間の距離の二乗値
を、ドットを構成する全ての画素内で面積積分すること
を模式的に示した図である。構成パターンにおいて、分
散値Dは下記式で算出される。
【0055】 D=∫∫((x−X0)+(y−Y0))dxdy・・・(1) X0=∫∫xdxdy;構成画素の重心のx座標 Y0=∫∫ydxdy;構成画素の重心のx座標 積分範囲;構成画素の内側とする 以下、図4乃至図6を参照して、複数存在するドットの
イメージデータの構成パターンから最適なパターンを見
出すに至る過程を詳述する。
【0056】ここでは、3画素×3画素、つまり、トー
タル9画素で構成される構成される仮想桝目に、印刷に
関与する画素として3画素配する場合で、最適なドット
の構成パターンを検討したプロセスを説明する。
【0057】尚、これらの図において黒点で示したのは
重心であり、破線で示したのはドットを構成する画素パ
ターン仮想桝目である。
【0058】これら図4乃至図6において、印刷に関与
する画素が3画素である場合、取り得るイメージデータ
としての画素の構成パターンは、3L(L字配置;図4
(a)、図5(a)、図6(a)対応)、3H(水平配
置;図4(b)、図5(b)、図6(b)対応)、3V
(垂直配置;図4(c)、図5(c)、図6(c)対
応)の3通りが考えられる。すなわち、図4に示される
各構成パターンに対して、イメージセッタで出力したフ
ィルムでのドット形状は図5に示されるようになり、印
刷したドットの形状は図6に示されるようになる。
【0059】また、図4の(a)乃至(c)に対応する
分散値は、図3に従った計算式(1)で計算でき、それ
ぞれ1.833、2.50、2.50となる。印刷され
たドット形状に注目すると、図6の(a)の場合は略円
形に印刷されたが、(b),(c)の場合は楕円状とな
ることが明らかになった。上記全ての構成パターンで印
刷されたドットが円に近づくのは、印刷工程でインキが
ブランケットを通過する際、そのインクの表面張力が最
小になろうとする作用と推測される。また、図6の
(b),(c)の構成パターンが楕円状を呈したのは、
元の構成パターンを引きずったためと推測される。
【0060】即ち、図4(a)のようなイメージデータ
上ではL字型であるが、実際の印刷では円状になる。図
4(b),(c)のイメージデータ上では細長形状で実
際の印刷では楕円状になる。このことから、ドットのイ
メージデータにおいて構成する全画素の重心付近にでき
る限り全ての画素が集結する構成パターンが円状のドッ
トを印刷する最良の方法であろうの仮説を立て更に実験
を進めた。そして、かかる実験を通して、上述の仮説が
正しいことが明らかになった。即ち、定量的にドットの
イメージデータの構成パターンを決定する方法として、
ドットを構成する各画素内の各位置とドットを構成する
全ての画素に基づく重心位置との間の距離の二乗値を、
ドットを構成する全ての画素内で面積積分した分散値が
最小の構成パターンが最適であることを見出すに至っ
た。
【0061】ここで、前述したように、図4の(a),
(b),(c)の各構成パターンの各分散値は、順に
1.833、2.50、2.50である。3画素をもっ
てドットを構成する構成パターンを形成する際には、分
散値が最小となる図4の(a)のL字型配置の構成パタ
ーンが最適であることが分かる。さらに、詳しく調べる
と、図6の(c)の印刷ドットは、図6の(b)の印刷
ドットに比べて楕円の短手方向が細っていることが分か
った。そこで、刷版に用いたフィルムを調べたところ、
楕円の短手方向の細りはフィルム時点でも生じているこ
とが確認できた。
【0062】この細りが生じるのは、共通してイメージ
セッタのレーザスキャン方向に孤立する画素であること
も明らかになった。イメージセッタのレーザスキャン方
向に孤立する画素が細るのは、その画素の前後でレーザ
がOFFになるために生じるエネルギーのロスによるも
のと推測される。即ち、イメージセッタでフィルムを安
定して出力するには、イメージセッタのレーザスキャン
方向に孤立する画素ができるだけ少ない配置にすること
が望ましいといえる。
【0063】次に図7乃至図30は、ドットを構成する
画素の数Nが2〜25の場合に上記分散値が最小になる
ドットのイメージデータの構成パターンを示している。
尚、これらの図の左右方向がイメージセッタのレーザス
キャン方向となる。
【0064】先ず、図7乃至図24(各(b)を除く)
と図11(b)、図16(b)、図19(b)、図23
(b)、図24(b)、図25乃至図30は、分散値が
最小になり、且つイメージセッタのレーザスキャン方向
に孤立する画素が最も少なくなる配置である。これに対
して、図7乃至図24の各(b)(図11(b)、図1
6(b)、図19(b)、図23(b)、図24(b)
を除く)は、上記構成パターンと回転対称となる構成パ
ターンであるが、イメージセッタのレーザスキャン方向
に孤立する画素が最小ではない構成パターン、即ち、レ
ーザスキャン方向に孤立する画素が一つ以上存在する構
成パターンである。
【0065】尚、イメージセッタでのフィルム出力が、
前述した単独ドットでの細りが発生しない場合は、これ
らの構成パターンを用いてもよい。
【0066】例えば、図10のN=5の場合を見ると、
分散値が最小になる構成パターンは、5aと5bの場合
がある。図10(a)と図10(b)の構成パターンは
回転対称ではあるが、イメージセッタのレーザスキャン
方向に孤立する画素が、それぞれ、0個と1個で異な
る。この為、イメージセッタのレーザスキャン方向に孤
立する画素が0個となる図10(a)の構成パターンの
方が望ましい。次に、図31(a)は、マトリクス状に
隣接して形成された3×6の仮想桝目52に、光学的に
読み取り可能なドットからなるドットコードとしてのイ
メージデータを形成したものである。
【0067】各仮想桝目は3×3の計9個の矩形の画素
で構成される。各仮想桝目52には、記録すべきデジタ
ルデータが1に対応する場合にドットが印刷されるべ
く、ドットのイメージデータの構成パターン53が配置
される。
【0068】ここで、画素パターンは印刷に関与する画
素の数が3である際に分散が最も小さくなる構成パター
ン(図8)が配置される。
【0069】実際には図31(b)に示されるようなト゛
ットコードとして印刷される。イメージデータの構成パ
ターン53の形状と印刷ドット54の形状を比較する
と、その形状は円状に近づくように変化するが、重心の
位置は変化しない。
【0070】以上の説明では、仮想桝目における画素
が、n×n(nは2以上の整数)の場合で説明したが、
これに限定されるものではない。
【0071】例えば、図32には矩形画素以外からなる
仮想桝目の構成を示し説明する。
【0072】図32(a)は、ハニカム状の仮想桝目6
1である。即ち、仮想桝目61は4×4の矩形の正方画
素で構成され、この仮想桝目61は図31の仮想桝目5
2が丁度45度だけ傾いた状態で、複数の仮想桝目が密
接に隣接配置されたものである。
【0073】これに対して、図32(b)は3角格子の
場合で、正3角形の画素が16個集まって仮想桝目62
をなすものである。さらに、図32(c)は、正方の画
素が2×4の計8個集まって仮想桝目63をなすもので
ある。
【0074】以上、本発明の実施の形態に係る光学的に
読み取り可能なドットのイメージデータ作成方法につい
て説明したが、次に当該方法を実施するイメージデータ
作成装置について詳細に説明する。
【0075】図1は、本発明の実施の形態に係るドット
のイメージデータ作成装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0076】同図に於いて、ドットのイメージデータ作
成装置1は、データ入力装置7から入力された音声等の
データを、2値データの光学的に読み取り可能なドット
に変換して印刷媒体上に印刷するために、印刷媒体上に
仮想的に形成された仮想桝目内に印刷すべきドットに対
応するドットのイメージデータに変換し、このイメージ
データを印刷するのに用いる刷版作成装置9に出力する
装置である。
【0077】そして、この刷版作成装置9は、ラスタイ
メージに展開されたデータをフィルム又は直接刷版に露
光するものである(但し、フィルムに出力した場合は、
そのフィルムを用いて更に刷版に露光する)。即ち、こ
れは、図33(a)におけるイメージセッタ106と刷
版露光装置108との両者、又は図33(b)における
刷版露光装置108に相当するものである。
【0078】一方、ドットのイメージデータ作成装置1
は、図33(a)又は図33(b)におけるコンピュー
タ102、外部記憶装置104に相当するものである。
より詳細に説明すると、このイメージデータ作成装置1
は、ドットイメージデータの生成部2、ドットイメージ
データ出力部5、ドットゲイン記憶部3、解像度パラメ
ータ記憶部4、構成パターン参照テーブル6からなる。
【0079】上記ドットイメージデータ生成部2は、解
像度パラメータ記憶部4に記憶された解像度パラメータ
の値を基に仮想桝目を構成する画素の数を決定し(請求
項記載の第1の工程に相当)、次に得られた仮想桝目を
構成する画素の数とドットゲイン記憶部3に記憶された
ドットゲインの値を基にドットの印刷に関与する仮想桝
目内の画素数を決定し(請求項記載の第2の工程に相
当)、得られたドットの印刷に関与する仮想桝目内の画
素数を基に構成パターン参照テーブル6を参照し、ドッ
トのイメージデータを構成する画素の分散が最小となる
構成パターンを選択する(請求項記載の第3の工程に相
当)機能を有する。さらに、ドットイメージデータ生成
部2は、データ入力装置7から入力されたデータを所定
のコードフォーマットに変換し、ドットイメージデータ
出力部5に送る機能を有する。
【0080】このドットイメージデータ出力部5は、ド
ットのイメージデータを、刷版作成装置9(図33
(a)におけるイメージセッタ106若しくは刷版露光
装置108に相当)で認識できるフォーマットに変換し
て送り出す。解像度パラメータ記憶部4は、刷版作成装
置9における解像度パラメータ、即ち刷版作成装置9の
最小印刷単位に対応する解像度の値を記憶する。
【0081】通常は、刷版作成装置9では1インチ(2
5.4mm)当りの画素数dpi(dot per i
nch)で表現することになる。
【0082】ドットゲイン記憶部3は、外部のドットゲ
イン測定装置8で測定されたドットの太り具合、つま
り、ドットゲインの値を記憶する機能を有する。尚、印
刷したドットがどの程度太るかを測定する方法は種々の
ものがあるが、例えば、所定の基準パターンを印刷し、
その基準パターンが、刷版作成装置9及び印刷機を経て
ドットとして印刷された際のドットの面積を計測し、こ
のドットの面積と仮想桝目における印刷に関与する画素
の総面積とを比較すればよい。
【0083】構成パターン参照テーブル6は、印刷に最
適なドットの構成パターンを参照するためのテーブルで
ある。具体的には、このテーブルは図4〜図30の構成
パターンを含む。この構成パターン参照テーブル6を参
照することで、ドットの印刷に関与する画素の数を基
に、最適なドットの構成パターンを参照することができ
ることになる。
【0084】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その主旨を
逸脱しない範囲で種々の改良、変更が可能である。
【0085】例えば、前述した実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒
体を、システム或いは装置に供給し、当該システム或い
は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒
体に格納されたプログラムコードを読出し実行すること
によっても、達成されることは勿論である。
【0086】そして、この場合には、記憶媒体から読出
されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機
能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することになる。尚、上記
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、
例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テ
ープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を採用するこ
とができる。
【0087】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーションシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が
実現される場合も含まれることは勿論である。
【0088】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合
も含まれることは勿論である。
【0089】尚、本発明の上記実施の形態には以下の発
明が含まれる。
【0090】(1)2値データを光学的に読み取り可能
なドットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に
形成された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際
の、当該ドットのイメージデータの作成方法において、
上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の
作成装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目
を構成する画素の数を決定する第1の工程と、上記ドッ
トのイメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上
に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当
該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決
定する第2の工程と、上記第2の工程で決定された画素
数によって構成されるドットのイメージデータの構成パ
ターンとして複数個の構成パターンが存在するとき、当
該ドットのイメージデータを構成する画素の分散が最小
となる構成パターンを選択する第3の工程と、を含むこ
とを特徴とする光学的に読み取り可能なドットのイメー
ジデータ作成方法。
【0091】この発明は、図1乃至図32に対応する。
【0092】即ち、この発明によれば、ドットの印刷に
関与する上記仮想桝目内の画素数が決定された際に当該
ドットのイメージデータを構成する画素の分散が最小と
なる構成パターンを選択することで、仮想桝目の1辺の
画素の数やドットの印刷に関与する画素の数に依らず任
意の場合に対して、ドットの印刷に関与する画素数が等
しい複数個の構成パターンからドットを印刷するのに適
切なドットの構成パターンを一義的に選択することがで
きる。このように当該ドットを構成する画素の分散が最
小となる構成パターンにすることで印刷工程における刷
版上でのインク滴の表面張力を最小にすることができ
る。つまり、刷版上でのドットのパターン(インク滴の
形状)を元々表面張力が最小となるパターンとすること
で、印刷工程でインク滴がブランケット、紙へと転写さ
れていく中で、表面張力を最小にするための形状変化の
発生を極力抑えられるので、形状の乱れが少ない安定し
たドットを印刷することができる。
【0093】(2)上記第3の工程は、上記ドットのイ
メージデータを構成する各画素内の各位置と上記ドット
のイメージデータを構成する全ての画素に基づく重心位
置との間の距離の二乗値を、上記ドットのイメージデー
タを構成する全ての画素内で面積積分した分散値に基づ
いて、上記分散が最小となる構成パターンを選択するこ
とを特徴とする上記(1)に記載の光学的に読み取り可
能なドットのイメージデータ作成方法。
【0094】この発明は、図3に対応するものである。
【0095】即ち、この発明によれば、上記第3の工程
における、分散が最小になる構成パターンを決定するに
あたり、複数ある各構成パターンに対し、具体的な分散
の計算式を提供するものである。各構成パターンの分散
値は、ドットを構成する各画素内の各位置と上記ドット
を構成する全ての画素に基づく重心位置との間の距離の
二乗値を、上記ドットを構成する全ての画素内で面積積
分するものである。このように計算式を定義すること
で、構成パターンの分散値を一義的に算出することがで
き、ドットの印刷に関与する画素数が等しい複数個の構
成パターンからドットを印刷するのに適切なドットの構
成パターンを一義的に選択することができる。
【0096】(3)上記第1の工程は、更に、上記ドッ
トを光学的に読み取る読取装置が読み取り可能な最小の
ドット間距離と同読取装置が読み取り可能な最大のドッ
ト間距離とに基づいて、上記仮想桝目の大きさを決定す
ることを特徴とする上記(1)に記載の光学的に読み取
り可能なドットのイメージデータ作成方法。
【0097】この発明は、図1乃至図32に対応するも
のである。
【0098】即ち、この発明によれば、ドットのイメー
ジデータを作成する際に、光学的読取装置が読み取り可
能な最小のドット間距離と同読取装置が読み取り可能な
最大のドット間距離とに基づいて仮想桝目の大きさを決
定することで、種々の読取装置に応じて、最適なイメー
ジデータを作成することができる。
【0099】(4)上記刷版の作成装置がレーザ走査に
よる露光によって刷版を作成するものであり、且つ、上
記第3の工程で選択された上記構成パターンが更に複数
個存在するとき、上記第3の工程は、更に、当該複数個
の構成パターンのうち上記レーザの走査方向に孤立する
画素の数が最小となる一の構成パターンを選択すること
を特徴とする上記(1)、(2)、(3)のいずれかに
記載の光学的に読み取り可能なドットのイメージデータ
作成方法。
【0100】この発明は、図3乃至図30に対応するも
のである。
【0101】即ち、この発明によれば、上記第3の工程
は、更に、当該複数個の構成パターンのうち上記レーザ
の走査方向に孤立する画素の数が最小となる一の構成パ
ターンを選択するものである。ここで、レーザの走査方
向に孤立する画素は、即ち、両側が白となる画素はイメ
ージセッタで出力する際、現像時の種々の条件(フィル
ムや現像液の種類、レーザ露光条件、温度等)によりフ
ィルム上でのドット形状にばらつきが生じ易いことが分
かった。従って、このようなレーザの走査方向に孤立す
る画素の数を最小にすることで、ばらつきなく再現性高
くフィルムを出力することができる。
【0102】(5)上記一の仮想桝目は、上記刷版の作
成装置における矩形画素のn×n個(nは2以上の整
数)の大きさで構成されたものであることを特徴とする
上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の光学的に読み
取り可能なドットのイメージデータ作成方法。
【0103】この発明は、図3乃至図30に対応するも
のである。
【0104】即ち、この発明によれば、上記刷版の作成
装置において、画素を、矩形画素のn×n個(nは2以
上の整数)の大きさで構成されたものとすることで、刷
版の作成装置として汎用のイメージセッタを利用でき簡
便にイメージデータを作成することができる。
【0105】(6)上記仮想桝目が、複数個マトリクス
状に隣接して形成されたものであることを特徴とする上
記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光学的に読み取
り可能なドットのイメージデータ作成方法。
【0106】この発明は、図31に対応するものであ
る。
【0107】即ち、この発明によれば、上記仮想桝目
が、複数個マトリクス状に隣接して形成されたものとす
ることで、該ドットのイメージデータを2次元ドットコ
ードに対するイメージデータにも適用することができ
る。
【0108】(7)2値データを光学的に読み取り可能
なドットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に
形成された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際
の、当該ドットのイメージデータの作成装置において、
上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の
作成装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目
を構成する画素の数を決定する第1の手段と、上記ドッ
トのイメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上
に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当
該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決
定する第2の手段と、上記第2の手段で決定された画素
数によって構成されるドットのイメージデータの構成パ
ターンとして複数個の構成パターンが存在するとき、当
該ドットのイメージデータを構成する画素の分散が最小
となる構成パターンを選択する第3の手段と、を含むこ
とを特徴とする光学的に読み取り可能なドットのイメー
ジデータ作成装置。
【0109】この発明は、図1乃至図32に対応するも
のである。
【0110】即ち、この発明によれば、ドットの印刷に
関与する上記仮想桝目内の画素数が決定された際に当該
ドットを構成する画素の分散が最小となる構成パターン
を選択することで、仮想桝目の1辺の画素の数やドット
の印刷に関与する画素の数に依らず任意の場合に対し
て、ドットの印刷に関与する画素数が等しい複数個の構
成パターンからドットを印刷するのに適切なドットの構
成パターンを一義的に選択することができる。このよう
に当該ドットを構成する画素の分散が最小となる構成パ
ターンにすることで印刷工程における刷版上でのインク
滴の表面張力を最小にすることができる。つまり、刷版
上でのドットのパターン(インク滴の形状)を元々表面
張力が最小となるパターンとすることで、印刷工程でイ
ンク滴がブランケット、紙へと転写されていく中で、表
面張力を最小にするための形状変化の発生を極力抑えら
れるので、形状の乱れが少ない安定したドットを印刷す
ることができる。
【0111】(8)2値データを光学的に読み取り可能
なドットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に
形成された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際
の、当該ドットのイメージデータの作成にあたり、上記
ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の作成
装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目を構
成する画素の数を決定する第1の処理と、上記ドットの
イメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上に印
刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当該ド
ットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決定す
る第2の処理と、上記第2の処理で決定された画素数に
よって構成されるドットのイメージデータの構成パター
ンとして複数個の構成パターンが存在するとき、当該ド
ットのイメージデータを構成する画素の分散が最小とな
る構成パターンを選択する第3の処理と、をコンピュー
タに実行させる命令を含むプログラムを格納した、コン
ピュータが読み取り可能な記録媒体。
【0112】この発明は、図1乃至図32に対応するも
のである。
【0113】即ち、この発明によれば、ドットの印刷に
関与する上記仮想桝目内の画素数が決定された際に当該
ドットを構成する画素の分散が最小となる構成パターン
を選択することで、仮想桝目の1辺の画素の数やドット
の印刷に関与する画素の数に依らず任意の場合に対し
て、ドットの印刷に関与する画素数が等しい複数個の構
成パターンからドットを印刷するのに適切なドットの構
成パターンを一義的に選択することができる。
【0114】以上説明したように、本発明によれば、ド
ットを構成する画素の分散が最小となる構成パターンに
することで印刷工程における刷版上でのインク滴の表面
張力を最小にすることができる。つまり、刷版上でのド
ットのパターン(インク滴の形状)を元々表面張力が最
小となるパターンとすることで、印刷工程でインク滴が
ブランケット、紙へと転写されていく中で、表面張力を
最小にするための形状変化の発生を極力抑えられるの
で、形状の乱れが少ない安定したドットを印刷すること
ができる。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、一のドットのイメージ
データに対して仮想桝目を構成する複数個の画素のう
ち、実際の一のドットの印刷に関与させるべきその仮想
桝目内の画素の数が決定され、その印刷に関与させる画
素の数に基づくドットのイメージデータの構成パターン
が複数存在していても、この中からより適切な構成パタ
ーンを選択できるようにした光学的に読み取り可能なド
ットのイメージデータ作成方法及びイメージデータ作成
装置、並びに記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るドットのイメージデ
ータ作成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光学的に読み取り可
能なドットのイメージデータ作成方法について説明する
ためのフローチャートである。
【図3】ドットを構成する各画素内の各位置とドットを
構成する全ての画素に基づく重心位置との間の距離の二
乗値を、ドットを構成する全ての画素内で面積積分する
ことを模式的に示した図である。
【図4】複数存在するドットのイメージデータの構成パ
ターンから最適なパターンを見出すに至る過程を詳述す
るための図である。
【図5】複数存在するドットのイメージデータの構成パ
ターンから最適なパターンを見出すに至る過程を詳述す
るための図である。
【図6】複数存在するドットのイメージデータの構成パ
ターンから最適なパターンを見出すに至る過程を詳述す
るための図である。
【図7】ドットを構成する画素の数Nが2の場合に上記
分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パタ
ーンを示す図である。
【図8】ドットを構成する画素の数Nが3の場合に上記
分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パタ
ーンを示す図である。
【図9】ドットを構成する画素の数Nが4の場合に上記
分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パタ
ーンを示す図である。
【図10】ドットを構成する画素の数Nが5の場合に上
記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パ
ターンを示す図である。
【図11】ドットを構成する画素の数Nが6の場合に上
記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パ
ターンを示す図である。
【図12】ドットを構成する画素の数Nが7の場合に上
記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パ
ターンを示す図である。
【図13】ドットを構成する画素の数Nが8の場合に上
記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パ
ターンを示す図である。
【図14】ドットを構成する画素の数Nが9の場合に上
記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成パ
ターンを示す図である。
【図15】ドットを構成する画素の数Nが10の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図16】ドットを構成する画素の数Nが11の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図17】ドットを構成する画素の数Nが12の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図18】ドットを構成する画素の数Nが13の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図19】ドットを構成する画素の数Nが14の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図20】ドットを構成する画素の数Nが15の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図21】ドットを構成する画素の数Nが16の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図22】ドットを構成する画素の数Nが17の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図23】ドットを構成する画素の数Nが18の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図24】ドットを構成する画素の数Nが19の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図25】ドットを構成する画素の数Nが20の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図26】ドットを構成する画素の数Nが21の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図27】ドットを構成する画素の数Nが22の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図28】ドットを構成する画素の数Nが23の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図29】ドットを構成する画素の数Nが24の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図30】ドットを構成する画素の数Nが25の場合に
上記分散値が最小になるドットのイメージデータの構成
パターンを示す図である。
【図31】(a)は、マトリクス状に隣接して形成され
た3×6の仮想桝目に、光学的に読み取り可能なドット
からなるドットコードとしてのイメージデータを示す図
であり、(b)は印刷されたドットコードの様子を示す
図である。
【図32】矩形画素以外からなる仮想桝目の構成を示す
図である。
【図33】ドットコードの印刷システムの構成を示す図
である。
【図34】印刷媒体上にマトリクス状に仮想的に形成さ
れた隣接する複数個の各仮想桝目200を示す図であ
る。
【図35】ドットコード170を手動走査して光学的に
読み取るための読取装置100の機能ブロック図であ
る。
【図36】イメージセッタの解像度と、実際の印刷機、
用紙またはインクの特性によって決定されるドットゲイ
ンから、ドットのイメージデータを構成する画素の構成
パターンを設定するための参照テーブルの一例を示す図
である。
【図37】1200dpiのイメージセッタを用いてド
ットコードの刷版を作成する際の一つの仮想桝目内に配
置される1ドットのイメージデータにおける画素の構成
パターンを示す図である。
【図38】1200dpiのイメージセッタを用いてド
ットコードの刷版を作成する際の一つの仮想桝目内に配
置される1ドットのイメージデータにおける画素の構成
パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 ドットのイメージデータ作成装置 2 ドットイメージデータ生成部 3 ドットゲイン記憶部 4 解像度パラメータ記憶部 5 ドットイメージデータ出力部 6 構成パターン参照テーブル 7 データ入力装置 8 ドットゲイン測定装置 9 刷版作成装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値データを光学的に読み取り可能なド
    ットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に形成
    された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際の、当
    該ドットのイメージデータの作成方法において、 上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の
    作成装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目
    を構成する画素の数を決定する第1の工程と、上記ドッ
    トのイメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上
    に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当
    該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決
    定する第2の工程と、 上記第2の工程で決定された画素数によって構成される
    ドットのイメージデータの構成パターンとして複数個の
    構成パターンが存在するとき、当該ドットのイメージデ
    ータを構成する画素の分散が最小となる構成パターンを
    選択する第3の工程と、を有することを特徴とする光学
    的に読み取り可能なドットのイメージデータ作成方法。
  2. 【請求項2】 上記第3の工程では、上記ドットのイメ
    ージデータを構成する各画素内の各位置と上記ドットの
    イメージデータを構成する全ての画素に基づく重心位置
    との間の距離の二乗値を、上記ドットのイメージデータ
    を構成する全ての画素内で面積積分した分散値に基づい
    て、上記分散が最小となる構成パターンを選択すること
    を更なる特徴とする請求項1に記載の光学的に読み取り
    可能なドットのイメージデータ作成方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の工程では、更に、上記ドット
    を光学的に読み取る読取装置が読み取り可能な最小のド
    ット間距離と当該読取装置が読み取り可能な最大のドッ
    ト間距離とに基づいて、上記仮想桝目の大きさを決定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学的に読み取り
    可能なドットのイメージデータ作成方法。
  4. 【請求項4】 上記刷版の作成装置がレーザ走査による
    露光によって刷版を作成するものであり、且つ、上記第
    3の工程で選択された上記構成パターンが更に複数個存
    在するとき、 上記第3の工程では、更に、当該複数個の構成パターン
    のうち上記レーザの走査方向に孤立する画素の数が最小
    となる一の構成パターンを選択することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の光学的に読み取り可能
    なドットのイメージデータ作成方法。
  5. 【請求項5】 上記一の仮想桝目は、上記刷版の作成装
    置における矩形画素のn×n個(nは2以上の整数)の
    大きさで構成されたものであることを特徴とする上記請
    求項1乃至4のいずれかに記載の光学的に読み取り可能
    なドットのイメージデータ作成方法。
  6. 【請求項6】 上記仮想桝目が、複数個マトリクス状に
    隣接して形成されたものであることを特徴とする上記請
    求項1乃至5のいずれかに記載の光学的に読み取り可能
    なドットのイメージデータ作成方法。
  7. 【請求項7】 2値データを光学的に読み取り可能なド
    ットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に形成
    された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際の、当
    該ドットのイメージデータの作成装置において、 上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の
    作成装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目
    を構成する画素の数を決定する第1の手段と、上記ドッ
    トのイメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上
    に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当
    該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決
    定する第2の手段と、 上記第2の手段で決定された画素数によって構成される
    ドットのイメージデータの構成パターンとして複数個の
    構成パターンが存在するとき、当該ドットのイメージデ
    ータを構成する画素の分散が最小となる構成パターンを
    選択する第3の手段と、を含むことを特徴とする光学的
    に読み取り可能なドットのイメージデータ作成装置。
  8. 【請求項8】 2値データを光学的に読み取り可能なド
    ットの有無に各対応させて、印刷媒体上に仮想的に形成
    された仮想桝目内に当該一のドットを印刷する際の、当
    該ドットのイメージデータの作成にあたり、 上記ドットを印刷媒体上に印刷するときに用いる刷版の
    作成装置における最小印刷単位としての、上記仮想桝目
    を構成する画素の数を決定する第1の処理と、上記ドッ
    トのイメージデータに基づいて当該ドットを印刷媒体上
    に印刷したときの当該ドットの太り具合を考慮して、当
    該ドットの印刷に関与する上記仮想桝目内の画素数を決
    定する第2の処理と、 上記第2の処理で決定された画素数によって構成される
    ドットのイメージデータの構成パターンとして複数個の
    構成パターンが存在するとき、当該ドットのイメージデ
    ータを構成する画素の分散が最小となる構成パターンを
    選択する第3の処理と、をコンピュータに実行させる命
    令を含むプログラムを格納した、コンピュータが読み取
    り可能な記録媒体。
JP2000108169A 2000-04-10 2000-04-10 光学的に読み取り可能なドットのイメージデータ作成方法及びイメージデータ作成装置、並びに記録媒体 Withdrawn JP2001287330A (ja)

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