JP2001284722A - 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザおよびその製造方法

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JP2001284722A
JP2001284722A JP2000091802A JP2000091802A JP2001284722A JP 2001284722 A JP2001284722 A JP 2001284722A JP 2000091802 A JP2000091802 A JP 2000091802A JP 2000091802 A JP2000091802 A JP 2000091802A JP 2001284722 A JP2001284722 A JP 2001284722A
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layer
mirror
semiconductor
semiconductor laser
resonator
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JP2000091802A
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Takayuki Kondo
貴幸 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングル横モードで発振し、かつ高い出力の
レーザ光を得ることができる面発光型半導体レーザおよ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 面発光型半導体レーザ100は共振器1
20を含み、共振器120は下部ミラー102、活性層
103、および上部ミラー117が積層されて形成され
る。上部ミラー117は第1ミラー部114と第2ミラ
ー部108とを含む。反射率調整層104は第1ミラー
部114に含まれる部分がブラッグ反射条件を満たす膜
厚を有し、第2ミラー部108に含まれる部分が反ブラ
ッグ反射条件を満たす膜厚を有し、第1ミラー部114
は第2ミラー部108よりも反射率が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板に対し
て垂直にレーザ光を出射する面発光型半導体レーザおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】面発光型半導体レーザは、半導体基板に対
して垂直にレーザ光を出射する半導体レーザであり、半
導体基板上に垂直方向に共振器が設けられている。この
共振器は、レーザ光を発振させた後出射させるものであ
り、反射層、活性層、反射層が順に積層されて構成され
る。
【0003】面発光型半導体レーザの優れた特徴の一つ
として、端面レーザに比べてレーザ放射角が等方的であ
り、かつ小さいことが挙げられる。このため、面発光型
半導体レーザは、光ファイバ通信や光並列情報処理等に
おいて、光源としての応用が期待されている。
【0004】なかでも、例えば光ファイバ通信に面発光
型半導体レーザを用いる際には、光ファイバの特徴の一
つである伝達損失を考慮すると、より結合効率の良いシ
ングル横モードで高い出力が得られることが要求され
る。しかしながら、面発光型半導体レーザは、共振器の
周囲から電流を注入するための構造を有するため、シン
グル横モードで発振し、かつ高い出力のレーザ光を得る
ことが難しい。特に、面発光型半導体レーザでは、出力
が大きくなるにしたがって、レーザ放射角が大きくなる
とともに、複数の強度ピークが発現し、その結果、複雑
な形状を有するレーザ放射パターンが現れるという現象
がしばしば観察される。この現象をマルチ横モード発振
という。かかるマルチ横モード発振が生じると、レーザ
放射角が広がることが原因でレンズ等との結合効率が悪
化したり、レンズを用いて結像しても光を1点に集光す
ることができないことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シン
グル横モードで発振し、かつ高い出力のレーザ光を得る
ことができる面発光型半導体レーザおよびその製法方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(A)本発明にかかる面
発光型半導体レーザは、共振器が半導体基板上に垂直方
向に形成され、該共振器より該半導体基板に垂直な方向
へレーザ光を出射する面発光型半導体レーザであって、
少なくとも前記共振器の一部を含む柱状の薄膜堆積体を
含み、前記共振器は、下部ミラー、活性層、および上部
ミラーが積層されて形成され、前記上部ミラーは、前記
柱状の薄膜堆積体の中央部に形成される第1ミラー部
と、該第1ミラー部の外周に形成される第2ミラー部
と、反射率調整層とを含み、前記反射率調整層は、前記
第1ミラー部に含まれる部分がブラッグ反射条件を満た
す膜厚を有し、前記第2ミラー部に含まれる部分が反ブ
ラッグ反射条件を満たす膜厚を有し、前記第1ミラー部
は、前記第2ミラー部よりも反射率が大きいことを特徴
とする。
【0007】本発明にいうブラッグ反射条件を満たす膜
厚とは、共振器内に存在する定在波の波長をλとした場
合に、下記の式(1)を満たす膜厚daをいう。かかる
膜厚の層が積層されることにより、いわゆるブラッグ反
射鏡が構成される。 da = (2n−1)λ/4 (nは1以上の整数) 式(1) また、本発明にいう反ブラッグ反射条件を満たす膜厚と
は、共振器内に存在する定在波の波長をλとした場合
に、下記の式(2)を満たす膜厚d2をいう。 db = nλ/2 (nは1以上の整数) 式(2) 本発明の面発光型半導体レーザによれば、第1ミラー部
におけるレーザ光の反射率と第2ミラー部におけるレー
ザ光の反射率との差を大きくすることができるため、シ
ングル横モードで発振し、かつ高出力のレーザ光を得る
ことができる。詳しくは、本発明の実施の形態の欄で詳
述する。
【0008】前記面発光型半導体レーザの好ましい態様
としては、(1)〜(6)を例示できる。
【0009】(1)前記薄膜堆積体が少なくとも半導体
層を含むことができる。すなわち、当該薄膜堆積体は、
少なくとも1種の半導体層を含むもので、互いに屈折率
の異なる1種の半導体層と1種の誘電体層の交互積層体
や、特に好ましくは、互いに屈折率の異なる2種の半導
体層により構成される。
【0010】(2)前記反射率調整層の上面に凹部が形
成され、該凹部における前記反射率調整層の膜厚がブラ
ッグ反射条件を満たすことができる。
【0011】(3)前記反射率調整層は、前記第1ミラ
ー部から前記第2ミラー部にかけて連続することができ
る。
【0012】上記構成によれば、前述した効果を得るこ
とができる。
【0013】(4)前記反射率調整層において、前記第
1ミラー部に含まれる部分を前記共振器内に形成される
定在波の波長のほぼ1/4とし、前記第2ミラー部に含
まれる部分を前記共振器内に形成される定在波の波長の
ほぼ1/2とすることができる。
【0014】(5)前記反射率調整層を前記上部ミラー
の最上層に形成することができる。
【0015】(6)前記反射率調整層を前記上部ミラー
の中間に形成することができる。
【0016】(B)また、本発明にかかる面発光型半導
体レーザは、共振器が半導体基板上に垂直方向に形成さ
れ、該共振器より該半導体基板に垂直な方向へレーザ光
を出射する面発光型半導体レーザであって、少なくとも
前記共振器の一部を含む柱状の薄膜堆積体を含み、前記
共振器は、下部ミラー、活性層、および上部ミラーが積
層されて形成され、前記上部ミラーは、前記柱状の薄膜
堆積体の中央部に形成される第1ミラー部と、該第1ミ
ラー部の外周に形成される第2ミラー部とを含み、前記
第1ミラー部および前記第2ミラー部は、屈折率が異な
る2種の薄膜が交互に積層されて形成され、該2種の薄
膜は、それぞれブラッグ反射条件を満たす膜厚を有し、
前記第1ミラー部の膜厚は、前記第2ミラー部の膜厚と
比較して、ブラッグ反射条件を満たす長さだけ小さく、
前記第2ミラー部は、前記2種の薄膜のうち少なくとも
1層が、反ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有する層に
置き換えらえて形成されている。
【0017】この場合、前記薄膜堆積体が半導体層を含
み、前記2種の薄膜が半導体層からなるのが望ましい。
【0018】また、この場合、前記ブラッグ反射条件を
満たす膜厚を有する層の該膜厚を、前記共振器内に形成
される定在波の波長のほぼ1/4とし、前記反ブラッグ
反射条件を満たす膜厚を有する層の該膜厚を、前記共振
器内に形成される定在波の波長のほぼ1/2とすること
ができる。
【0019】前記面発光型半導体レーザによれば、上述
した面発光型半導体レーザと同様の効果を得ることがで
きる。
【0020】(C)前記面発光型半導体レーザのより好
ましい態様としては、以下に示すものが例示できる。
【0021】(1)前記第2ミラー部は電流狭窄層を含
むことが望ましい。この構成によれば、レーザ光を電流
狭窄層の内径より内側に収めることができる。
【0022】一般に、電流狭窄層を含む面発光型半導体
レーザにおいて、レーザ強度の向上を図るためには電流
狭窄層の内径を大きくする必要がある。しかしながら、
マルチ横モードで発振するレーザ光は共振器の中央部よ
りも外側に多く存在することから、電流狭窄層の内径を
大きくするとマルチ横モードで発振するレーザ光が導波
されやすくなる。そこで、前記第1ミラー部の径を電流
狭窄層の内径より小さくすることにより、シングル横モ
ードで発振するレーザ光の大部分を第1ミラー部で発振
させ、マルチ横モードで発振するレーザ光を第2ミラー
部で発振させる。本発明にかかる面発光型半導体レーザ
では、第1ミラー部は第2ミラー部よりも反射率が大き
いため、第1ミラー部に存在するシングル横モードで発
振するレーザ光がより多く発振する。その結果、マルチ
横モードでのレーザ光の発振を抑制することができる。
【0023】(2)前記上部ミラーは、屈折率が異なる
2種の層から構成される誘電体層を含むことができる。
この構成によれば、前記第1ミラー部と前記第2ミラー
部との反射率の差を大きくすることができるため、マル
チ横モードでのレーザ光の発振をさらに抑制することが
できる。
【0024】この場合、前記誘電体層を構成する2種の
層のうち、屈折率が低い方の層が、酸化シリコン、フッ
化マグネシウム、フッ化バリウム、フッ化カルシウム、
フッ化リチウム、およびフッ化ナトリウムから選択され
る材料から形成され、屈折率が高い方の層が、酸化タン
タル、酸化チタン、酸化ジルコニウム、アモルファスシ
リコン、硫化亜鉛、および酸化セリウムから選択される
材料から形成されることが望ましい。
【0025】(3)前記第1ミラー部および前記第2ミ
ラー部を構成する前記2種の薄膜は、アルミニウム、ガ
リウム、砒素、インジウム、リン、および窒素から選択
される元素から構成された半導体材料からなることが望
ましい。
【0026】(D)本発明にかかる面発光型半導体レー
ザの製造方法は、以下の工程(a)〜(c)を含む。
【0027】(a)下部ミラーおよび活性層を前記半導
体基板の表面に形成した後、それぞれがブラッグ反射条
件を満たす膜厚を有し、かつ屈折率が異なる2種の薄膜
を前記活性層上に交互に積層する際に、積層した前記薄
膜のうち少なくとも1層を、反ブラッグ反射条件を満た
す膜厚を有する反射率調整層に置き換えて形成すること
により、半導体堆積層を形成する工程、(b)前記半導
体堆積層の表面から前記反射率調整層の途中まで該半導
体堆積層をエッチングして、前記反射率調整層のうちブ
ラッグ反射条件を満たす部分を含む第1ミラー部と、該
第1ミラー部の外周に形成され、前記反射率調整層のう
ち反ブラッグ反射条件を満たす部分を含む第2ミラー部
とを含む上部ミラーを形成する工程、および(c)前記
半導体堆積層の周縁部をエッチングして柱状の薄膜堆積
体を形成する工程。
【0028】この工程によると、エッチングの際におけ
る制御がより容易であるため、製造の際のマージンを大
きくすることができる。これにより、面発光レーザの製
造コストを低減することができ、その結果、より廉価な
面発光レーザを得ることができる。詳しくは、本発明の
実施の形態の欄で詳述する。
【0029】この場合、前記工程(a)において、前記
薄膜堆積体が半導体層を含み、前記2種の薄膜が半導体
層からなることが望ましい。
【0030】また、この場合、前記工程(a)は、前記
半導体堆積層中に誘電体層を形成する工程を含むことが
できる。
【0031】あるいは、この場合、前記工程(c)に引
き続いて、前記上部ミラーの上面に誘電体層を形成する
工程を含むことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0033】(第1の実施の形態) (デバイスの製造プロセス)まず、本発明の第1の実施
の形態にかかる面発光型半導体レーザ100(以下、
「面発光レーザ」という)の製造方法について、図3〜
7を用いて説明する。図3〜7は、本実施の形態にかか
る面発光レーザ100の製造方法の工程を模式的に示す
断面図である。
【0034】本実施の形態にかかる面発光レーザ100
の製造方法は、主に以下の工程(a)〜(c)からな
る。工程(a)は、下部ミラー102および活性層10
3を半導体基板101の表面に形成した後、ブラッグ反
射条件を満たす膜厚を有し、かつ屈折率が異なる2種の
薄膜(第1半導体層117ax,第2半導体層117a
y)を活性層103上に交互に積層する際に、積層した
前記薄膜のうち少なくとも1層を、反ブラッグ反射条件
を満たす膜厚を有する反射率調整層104aに置き換え
て形成することにより、半導体堆積層117aを形成す
る工程である。工程(b)は、半導体堆積層117aの
表面から反射率調整層104aの途中まで半導体堆積層
117aをエッチングし、反射率調整層104にブラッ
グ反射条件を満たす部分と反ブラッグ反射条件を満たす
部分とを形成する工程である。工程(c)は、半導体堆
積層150の周縁部をエッチングして柱状部110を形
成する工程である。
【0035】以上の工程により、反射率調整層104の
うちブラッグ反射条件を満たす部分を含む第1ミラー部
114と、第1ミラー部114の外周に形成され、反射
率調整層104のうち反ブラッグ反射条件を満たす部分
を含む第2ミラー部108とを含む上部ミラーを形成
し、図1に示す面発光レーザ100が得られる。
【0036】まず、工程(a)について説明する。
【0037】(a)n型GaAsからなる半導体基板1
01の表面に、組成を変調させながらエピタキシャル成
長させることにより、図3に示される堆積層150を形
成する。ここで、堆積層150とは、n型GaAsから
なるバッファ層(図示せず)、n型Al0.2Ga0.8As
とn型Al0.9Ga0.1Asとを交互に積層した30ペア
の分布反射型多層膜ミラー(以下、「下部ミラー」とい
う)102、n型Al 0.5Ga0.5Asからなるn型クラ
ッド層(図示せず)、厚さ4nmのGaAsウエル層と
厚さ4nmのAl0.3Ga0.7Asとのバリア層からな
り、該ウエル層が3層で構成される量子井戸構造の活性
層103a、Al0.5Ga0.5Asからなるp型クラッド
層(図示せず)、p型AlAsからなる電流狭窄形成用
層107a、第1半導体層117axと第2半導体層1
17ayと反射率調整層104a(後述する)とを含む
半導体堆積層117a、およびp型GaAsからなるコ
ンタクト層(図示せず)をいい、これらの層を順に半導
体基板101上に積層させて、堆積層150を形成す
る。なお、ここでは電流狭窄形成用層107aを半導体
堆積層117aの下に配置したが、電流狭窄形成用層1
07aを半導体堆積層117aの途中に形成してもよ
い。また、半導体基板101の表面とは、半導体基板1
01において、後の工程で共振器120を形成する側の
面をいう。
【0038】半導体堆積層117aの断面構造を図4に
示す。図4は、図3に示す半導体堆積層117a部分の
拡大断面図である。図4に示すように、半導体堆積層1
17aは、p型Al0.2Ga0.8As層からなる第1半導
体層117axおよびp型Al0.9Ga0.1As層からな
る第2半導体層117ayが25ペア交互に積層され、
かつ、最上層に反射率調整層104aが形成されてい
る。反射率調整層104aは第1半導体層117axと
同様の組成を有する。半導体堆積層117aは、後の工
程において上部ミラー117となる層である。本実施の
形態においては、下部ミラー117を構成する2種の薄
膜が半導体層(第1半導体層117axおよび第2半導
体層117ay)である場合を示したが、前記2種の薄
膜は半導体層に限定されるわけではなく、半導体材料以
外の材料、例えば誘電体材料等で形成してもよい。
【0039】また、図4においては、第1半導体層11
7axおよび第2半導体層117ayが交互に積層され
ている場合を示したが、第1半導体層117axおよび
第2半導体層117ayの界面の抵抗を下げるために、
第1半導体層117axと第2半導体層117ayとの
間に薄い層を挿入し、かかる2層を階段状に接続した
り、あるいは、第1半導体層117axと第2半導体層
117ayとの界面の組成変化をなだらかにすることも
できる。
【0040】第1半導体層117axおよび第2半導体
層117ayはそれぞれ、図4に示すように、共振器1
20内に形成される定在波の波長λについてブラッグ反
射条件を満たす膜厚に形成される。たとえば、図4に示
すように、第1半導体層117axおよび第2半導体層
117ayの膜厚がλ/4の厚さになるように、を形成
する。
【0041】また、第1半導体層117axおよび第2
半導体層117ayは、第1半導体層117axの屈折
率が第2半導体層117ayの屈折率よりも大きくなる
ような材料からなる。本実施の形態にかかる面発光レー
ザにおいては、第1半導体層117axを構成するAl
0.2Ga0.8As層は、第2半導体層117ayを構成す
るp型Al0.9Ga0.1As層よりも屈折率が大きい。
【0042】ここで、第1半導体層117axおよび第
2半導体層117ayを活性層103上に交互に積層す
る際に、最上層に形成される第1半導体層117axを
反射率調整層104aに置き換えて形成する。反射率調
整層104aは、共振器120内に形成される定在波の
波長λについて反ブラッグ反射条件を満たす膜厚に形成
される。本実施の形態においては、反射率調整層104
aの膜厚がλ/2となるように、反射率調整層104a
を形成する。
【0043】また、後述する工程において柱状部110
中に電流狭窄層111を設置するために、厚さ30nm
のp型AlAsからなる電流狭窄形成用層107aを半
導体堆積層117aの下に形成する。なお、ここでは、
半導体堆積層117aの直下に電流狭窄形成用層107
aを形成する場合を示したが、かわりに、第1半導体層
117axまたは第2半導体層117ayの一部を電流
狭窄形成用層107aに置き換えて形成するか、あるい
は少なくとも1対の第1半導体層117axおよび第2
半導体層117ayの間に電流狭窄形成用層107aを
挿入するように形成することもできる。また、電流狭窄
層111を設置する位置はこの場所に限定されるわけで
はなく、活性層103の下部に設置してもよい。また、
電流狭窄層を複数設置することもでき、この場合、電流
狭窄層の位置は自由に選ぶこともできる。
【0044】エピタキシャル成長を行う際の温度は、半
導体基板101の種類、あるいは形成する堆積層150
の種類や厚さによって適宜決定されるが、一般に、60
0〜800℃であるのが好ましい。また、エピタキシャ
ル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に適宜決定さ
れる。また、エピタキシャル成長させる方法としては、
有機金属気相成長(MOVPE:Metal−Orga
nic VaporPhase Epitaxy)法
や、MBE法(Molecular BeamEpit
axy)法、あるいはLPE法(Liquid Pha
se Epitaxy)を用いることができる。
【0045】続いて、工程(b)について説明する。
【0046】(b)半導体堆積層117a上に、フォト
レジスト(図示しない)を塗布した後フォトリソグラフ
ィーにより該フォトレジストをパターニングすることに
より、図5に示すように、所定のパターンのレジスト層
500を形成する。ついで、このレジスト層500をマ
スクとして、たとえば塩素系ガスを用いたドライエッチ
ング法等を用いてエッチングを行うことにより、最上層
である反射率調整層104aにおいてレジスト層500
が形成されていない部分を、ブラッグ反射条件を満たす
膜厚に形成する。図6においては、反射率調整層104
aにおいてレジスト層500が形成されていない部分が
共振器120内に形成される定在波の波長λの1/4の
膜厚になるまでエッチングした場合を示す。これによ
り、図6に示すように、反射率調整層104aの中央部
に凹部104bが形成され、λ/2の膜厚を有する反射
率調整層104aがλ/4の厚さ分エッチングされたこ
とにより、凹部104bはλ/4の深さを有する。
【0047】続いて、工程(c)について説明する。
【0048】まず、前述した工程により形成された凹部
104b上にレジスト層501を形成した後、レジスト
層500,501をマスクとして、たとえば塩素系ガス
を用いたドライエッチング法等を用いてエッチングを行
うことにより、少なくとも電流狭窄形成用層107aが
露出するまでエッチングし、図7に示すように、柱状の
薄膜堆積体である柱状部110を設ける。本実施の形態
においては、半導体層を含む薄膜堆積体から柱状部11
0を形成する場合を示したが、上部ミラー117または
下部ミラー102を例えば誘電体材料から形成すること
により、半導体以外の材料からなる薄膜堆積体から柱状
部110を形成することもできる。
【0049】また、この工程において、エッチングされ
る層はこれらに限定されず、目的とする共振器の形状に
よって適宜決定されるものである。以上の工程により、
共振器120のうち面発光レーザ100のレーザ光出射
側から活性層103aにかけての部分が、レーザ光出射
側からから見て直径10〜30μmの円形状にエッチン
グされて、反射率調整層104を含む上部ミラー11
7、電流狭窄形成用層107、および活性層103が形
成される。ここで、柱状部110とは、共振器120の
一部であって、柱状の半導体堆積体をいう。なお、本実
施の形態では、柱状部110の平面形状を円形とした
が、この形状は任意の形状をとることが可能である。
【0050】ついで、レジスト層500,501を除去
した後、p型AlAs層からなる電流狭窄形成用層10
7を、400℃程度の水蒸気雰囲気下にさらす。この工
程により、AlAs層が周縁部から内側へと酸化されて
いき、絶縁体である酸化アルミニウムが形成される。す
なわち、電流狭窄形成用層107が周縁部から酸化され
て、図8に示されるように、酸化アルミニウムを含む電
流狭窄層111と、外周部を電流狭窄層111で囲まれ
た電流流域層107b(電流狭窄形成用層107のうち
電流狭窄層111に変換されなかった部分)とが形成さ
れる。以上により、半導体基板101上に共振器120
が形成される。
【0051】次いで、モノシランを原料としたCVD法
により、柱状部110の側面の一部および下部ミラー1
02の上面に、シリコン酸化膜(SiOx膜)からなる
絶縁層(図示せず)を形成する。絶縁層の種類はシリコ
ン酸化膜に限定されるものではなく、窒化シリコン膜
(SiNx膜)などの他の絶縁膜を用いてもよい。ある
いは、ポリイミド等の樹脂材料を用いた埋め込み構造を
用いてもよい。続いて、上部ミラー117の上面に、真
空蒸着法により金と亜鉛との合金からなる合金層(図示
しない)を形成する。続いて、フォトリソグラフィ法を
用いて前記合金層をパターニングして上部電極113を
形成し、さらに、半導体基板101の裏面(半導体基板
101において共振器120を形成する面と反対側の
面)に、真空蒸着法により、金とゲルマニウムとの合金
からなる下部電極115を形成する。最後に、上記工程
により得られた構造体を350℃で加熱処理し、上部電
極113と共振器120と下部電極115とをオーミッ
ク接触させる。以上の工程により、図1に示すように、
柱状部110の中央部に形成された第1ミラー部114
と、第1ミラー部114の外周に形成された第2ミラー
部108とを含む上部ミラー117が形成される。以上
のプロセスを経て、図1に示される面発光レーザ100
が得られる。
【0052】(デバイスの構造)前述の製造プロセスに
より得られた面発光レーザ100を図1に示す。図1
は、図2のA−A線に沿って切断した断面図である。図
2は、図1に示される面発光レーザ100を、レーザ光
の出射口に対向する側から見た平面の要部を模式的に示
す図である。図4は、図1に示される上部ミラー117
を構成する第2ミラー部108部分の拡大断面図であ
る。
【0053】面発光レーザ100は、柱状部110を含
む共振器120が半導体基板101上に形成され、共振
器120は下部ミラー102、活性層103、および上
部ミラー117が積層されて形成されている。柱状部1
10の上面には、金と亜鉛との合金からなる上部電極1
13が形成されている。また、半導体基板101におい
て、共振器120が形成されている面と反対側の面に
は、金とゲルマニウムとの合金からなる下部電極115
が形成されている。
【0054】上部ミラー117は、第1ミラー部114
および第2ミラー部108を含み構成される。第1ミラ
ー部114は柱状部110の中央部に形成され、第2ミ
ラー部108は第1ミラー部114の外周に形成され、
第1ミラー部114は第2ミラー部108よりも反射率
が大きい。第1ミラー部114および第2ミラー部10
8は、前述の製造プロセスにより、半導体堆積層117
aから形成されたものであり、いずれも、第1半導体層
117xおよび第2半導体層117yの2種の薄膜が2
5ペア交互に積層されて形成されている。これにより、
第1ミラー部114および第2ミラー部108は、屈折
率が異なる2種類の反射鏡(第1半導体層117xおよ
び第2半導体層117y)が定在波の波長λの1/4の
厚さで積層された、いわゆるブラッグ反射鏡となり、光
吸収が少なく高い反射率を有する反射鏡としての機能を
有する。図4は第2ミラー部108の断面を示したもの
であり、第1ミラー部114は、第2ミラー部108の
うち最上層である反射率調整層104の膜厚が共振器1
20に形成される定在波の波長λの1/4に形成されて
いる部分(凹部104b)を含む点を除いて、第2ミラ
ー部108とほぼ同様の層構造を有する。
【0055】第1ミラー部114および第2ミラー部1
08を構成する第1半導体層117xおよび第2半導体
層117yはそれぞれ、前述した半導体堆積層117a
における第1半導体層117axおよび第2半導体層1
17ayに相当する。したがって、第1半導体層117
xおよび第2半導体層117yはそれぞれ第1半導体層
117axおよび第2半導体層117ayと同様に、ブ
ラッグ反射条件を満たす膜厚を有し、かつ第1半導体層
117xは第2半導体層117yよりも屈折率が大き
い。具体的には、図4に示すように、第1半導体層11
7xおよび第2半導体層117yはいずれも共振器12
0に形成される定在波の波長λの1/4の膜厚を有し、
それぞれp型Al0.2Ga0.8Asおよびp型Al0.9
0.1Asからなる。
【0056】また、上部ミラー117には、第1ミラー
部114から第2ミラー部108にかけて連続する反射
率調整層104が形成されている。反射率調整層104
は、反ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有し、その上面
の中央部に、ブラッグ反射条件を満たす深さを有する凹
部104bが形成されている。前述したように、反射率
調整層104は共振器120に形成される定在波の波長
λの1/2の膜厚を有し、凹部104bにおいては前記
波長λの1/4の膜厚を有する。また、反射率調整層1
04は、前述したように、上部ミラー117を構成する
複数の第1半導体層117xおよび第2半導体層117
yのうち少なくとも1層が置換されて形成されたもので
ある。図1に示される面発光レーザ100においては、
上部ミラー117の最上層に形成された第1半導体層1
17xの膜厚を前記波長λの1/2の膜厚にすることに
より、反射率調整層104を形成した場合を示してい
る。
【0057】第1ミラー部114は、反射率調整層10
4を構成する凹部104bを含む。すなわち、第1ミラ
ー部114は、反射率調整層104のうち膜厚がλ/4
である部分を含む。一方、第2ミラー部108は反射率
調整層104のうち凹部104bを除く部分、すなわち
反射率調整層104のうち膜厚がλ/2である部分を含
む。前述したように、第1ミラー部114および第2ミ
ラー部108において反射率調整層104を除く部分は
ほぼ同様の層構造を有することから、第1ミラー部11
4の膜厚は、第2ミラー部108の膜厚よりもλ/4小
さい。
【0058】さらに、第2ミラー部108には電流狭窄
層111が形成されている。電流狭窄層111の内径
は、反射率調整層104に形成された凹部104bの径
よりも大きくなるよう形成されているのが望ましい。ま
た、電流狭窄層111の中心と凹部104bの中心との
距離は1ミクロン以内であることが望ましく、電流狭窄
層111の中心と凹部104bの中心が一致しているこ
とがより望ましい。
【0059】(デバイスの動作)本実施の形態にかかる
面発光レーザ100の一般的な動作を以下に示す。
【0060】上部ミラー117、活性層103、および
下部ミラー102で構成されるpinダイオードに、上
部電極113と下部電極115とで順方向の電圧を印加
すると、活性層103において、電子と正孔との再結合
が起こり、前記再結合による発光が生じる。そこで生じ
た光が上部ミラー117と下部ミラー102との間を往
復する際に誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。
光利得が光損失を上まわると、レーザ発振が起こり、上
部電極113の開口部116から半導体基板101に対
して垂直方向にレーザ光が出射される。
【0061】(作用および効果)次に、本実施の形態に
かかる面発光レーザ100およびその製造方法における
作用および効果を説明する。
【0062】(1)まず、第1ミラー部114の最上層
に形成された反射率調整層104の凹部104bの膜厚
t(図17参照)を種々変えて、前述したプロセスによ
って図1に示す面発光レーザ100と同様の面発光レー
ザを製造した場合における、得られた面発光レーザの反
射率調整層104の凹部104bの膜厚tと、第1ミラ
ー部114の反射率(%)との関係を図18に示す。図
18は、前述したプロセスによって、所定の膜厚を有す
る反射率調整層104を、エッチングによって凹部10
4bの膜厚tが前記波長λの0〜3/4になるように形
成した場合を示している。なお、ここでは、波長λを8
00nmとして、第1半導体層117x、第2半導体層
117y、および反射率調整層104等を形成した場合
の結果を示す。
【0063】図18を参照すると、反射率調整層104
の凹部104bの膜厚tが前記波長λの1/4である場
合に反射率が最も大きくなる。一方、前記膜厚tが前記
波長λの1/2である場合に反射率が最も小さくなる。
ここで、前記膜厚t=λ/4およびλ/2となる付近に
おける反射率の変化を比較すると、前記膜厚t=λ/4
となる付近においては、前記膜厚tの値が変化しても反
射率はさほど変化しないのに対し、前記膜厚t=λ/2
付近においては、凹部104bの膜厚tの値が変化する
と反射率は大きく変化することがわかった。したがっ
て、凹部104bの膜厚tをλ/2に形成するほうが、
凹部104bの膜厚tを前記波長λ/4に形成するのに
比べて、エッチングの際の制御が困難であることがわか
る。すなわち、凹部104bの膜厚tをブラッグの反射
条件((2n−1)λ/4)を満たす厚さに形成するほ
うが、凹部104bの膜厚tを反ブラッグの反射条件
(nλ/2)を満たす厚さに形成するよりも、エッチン
グの際における制御が容易であるといえる。
【0064】本実施の形態における面発光レーザの製造
プロセスにおいては、図6に示すように、膜厚がλ/2
である反射率調整層104aをエッチングすることによ
り、反射率調整層104の上面に、λ/4の膜厚を有す
る凹部140bが形成される。したがって、エッチング
の際における制御が容易であるため、製造の際のマージ
ンを大きくすることができる。このため、かかる製造プ
ロセスにより得られた面発光レーザの製造コストを低減
することができ、その結果、より廉価な面発光レーザを
得ることができる。
【0065】(2)本実施の形態にかかる面発光レーザ
100において、第1ミラー部114は、λ/4の膜厚
を有する凹部104bを含む。一方、第2ミラー部10
8は、反射率調整層104においてλ/2の膜厚を有す
る部分を含む。図18に示すように、反射率調整層10
4の膜厚がλ/4であるほうが、当該膜厚がλ/2であ
るよりも反射率が大きくなる。したがって、反射率調整
層104においてλ/4の膜厚を有する部分を含む第1
ミラー部114は、反射率調整層104においてλ/2
の膜厚を有する部分を含む第2ミラー部108よりも反
射率が大きい。
【0066】面発光レーザにおいては、一般に、反射層
の反射率が小さくなるほどレーザ発振が起こりにくくな
ることが知られている。したがって、第2ミラー部10
8の領域は第1ミラー部114の領域よりも反射率が小
さいため、レーザ発振が起こりにくい。
【0067】ところで、一般に、電流狭窄層を備える面
発光レーザでは、レーザ発振時において共振器内の光
は、電流狭窄層の内径d2(図1参照)内に存在してい
る。そして、レーザの最大強度を大きくするためには、
電流狭窄層の内径d2を大きくすることが有効である
が、電流狭窄層の内径d2を大きくするとマルチ横モー
ドでの発振が起こりやすくなることが知られている。共
振器内における各横モードの光強度分布を比較すると、
シングル横モード発振する光の光強度分布は単峰形状を
有するのに対し、マルチ横モードで発振する光の光強度
分布は複数のピークを有する。このことから、シングル
横モード発振する光は電流狭窄層の内径d2の中心付近
に集中するのに対し、マルチ横モードで発振する光のほ
とんどが電流狭窄層の内径d2の外周寄りに存在する。
【0068】本実施の形態にかかる面発光レーザ100
のように、第1ミラー部114の径d1を電流狭窄層1
07bの径d2より小さくすれば、シングル横モードで
発振する光の大部分を第1ミラー部114内に収めるこ
とができ、かつ、マルチ横モードで発振する光の大部分
を第2ミラー部108の領域で発振させることができ
る。
【0069】先に述べたように、第2ミラー部108の
領域では反射率が低くレ−ザ発振が起こりにくいため、
第2ミラー部108に多く存在するマルチ横モードで発
振する光の発振は抑制されることになる。
【0070】このため、本実施の形態にかかる面発光レ
ーザ100においては、マルチ横モードのレーザ発振を
抑制することができるので、電流狭窄層の内径d2を大
きくすることによって高出力化を図る場合でもシングル
横モードのレーザ発振だけを得ることができる。
【0071】(第2の実施の形態) (デバイスの構造)図9は、本発明の第2の実施の形態
にかかる面発光レーザ200を模式的に示す断面図であ
る。
【0072】第2の実施の形態にかかる面発光レーザ2
00は、反射率調整層204が上部ミラー217の最上
層から3番目に形成されていることを除き、第1の実施
の形態にかかる面発光レーザ100とほぼ同様の構成を
有する。
【0073】本実施の形態にかかる面発光レーザ200
においては、反射率調整層204上に、1組の第1半導
体層117xおよび第2半導体層117yが1ペア交互
に積層されて、上部ミラー217が形成される。すなわ
ち、反射率調整層204は最上層から3層目に形成され
る第1半導体層117xの膜厚を、共振器220内に存
在する定在波の波長λの1/2にすることにより形成さ
れたものである。
【0074】(デバイスの製造プロセス)第2の実施の
形態にかかる面発光レーザ200の製造方法は、第1の
実施の形態にかかる面発光レーザ100の製造方法と基
本的には同じである。具体的には、図4に示す面発光レ
ーザ100の製造工程において、25ペアの第1半導体
層117xおよび第2半導体層117yの最上層を反射
率調整層104aに置き換えて形成するかわりに、26
ペアの第1半導体層117xおよび第2半導体層117
yからなる半導体堆積層(図示せず)を形成する際に、
最上層から3層目の第1半導体層117xを前記波長λ
の1/2の膜厚を有する反射率調整層204に置き換え
て形成し、続いて図6に示す面発光レーザ100の製造
工程において、上部ミラー217の上面から反射率調整
層204の途中までエッチングする。以上により、前記
波長λの1/4の膜厚を有する凹部204aを、反射率
調整層204に形成する。ここで、反射率調整層204
上には1ペアの第1半導体層117xおよび第2半導体
層117yが形成されていることから、反射率調整層2
04に凹部204aを形成することにより、第1ミラー
部214と第2ミラー部208との膜厚の差は3λ/4
となる。この後の工程は、第1の実施の形態にかかる面
発光レーザ100とほぼ同様である。よって、説明は省
略する。
【0075】(デバイスの動作、作用および効果)第2
の形態にかかる面発光レーザ200の動作は、第1の実
施の形態にかかる面発光レーザ100の動作と同様であ
る。よって、その説明を省略する。
【0076】また、第2の実施の形態にかかる面発光レ
ーザ200の作用および効果は、第1の実施の形態にか
かる面発光レーザ100の作用および効果とほぼ同様で
あり、さらに、以下の効果を有する。
【0077】第2の実施の形態にかかる面発光レーザ2
00においては、第1の実施の形態にかかる面発光レー
ザ100と比較して、反射率調整層204がより活性層
103に近い側に形成されているため、反射率調整層2
04が活性層103に与える効果をより大きいものとす
ることができる。すなわち、反射率調整層204によっ
て第1ミラー部214と第2ミラー部208との間の反
射率の差をより大きくすることができるため、マルチ横
モードで発振するレーザ光の発振を抑制することがで
き、シングル横モードで発振するレーザ光をより多く得
ることができる。
【0078】(第3の実施の形態) (デバイスの構造)図10は、本発明の第3の実施の形
態にかかる面発光レーザ300を模式的に示す断面図で
ある。
【0079】第3の実施の形態にかかる面発光レーザ3
00は、第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100
とほぼ同様の構成を有するが、上部ミラー317を構成
する第2ミラー部308が誘電体層106を含む点で面
発光レーザ100と異なる。誘電体層106は反射層で
あり、第2ミラー部308の一部を構成する。すなわ
ち、本実施の形態においては、25ペアの第1半導体層
117xおよび第2半導体層117yと、1ペアの誘電
体層106とから第2ミラー部308が構成されてい
る。
【0080】第2ミラー部308において、誘電体層1
06は反射率調整層104上に形成され、かつ、屈折率
が異なる2種の層から構成される。図10においては、
誘電体層106は第1誘電体層106aおよび第2誘電
体層106bからなり、第2誘電体層106bは第1誘
電体層106aよりも屈折率が高い。
【0081】本実施の形態においては、第1誘電体層1
06aとして酸化シリコンを、第2誘電体層106bと
して酸化タンタル(Ta25)を用いた場合を示す。あ
るいは、第1誘電体層106aは、たとえばフッ化マグ
ネシウム、フッ化バリウム、フッ化カルシウム、フッ化
リチウム、およびフッ化ナトリウム等を用いて形成する
ことができる。また、第2誘電体層106bは、酸化チ
タン、酸化ジルコニウム、アモルファスシリコン、硫化
亜鉛、および酸化セリウム等を用いて形成することがで
きる。なお、本実施の形態においては、1ペアの誘電体
層106を用いた場合を示したが、誘電体層106を複
数積層することもできる。
【0082】(デバイスの製造プロセス)次に、本実施
の形態にかかる面発光レーザ300の製造方法の工程に
ついて説明する。図11〜13は、本実施の形態にかか
る面発光レーザ300の製造方法の工程を模式的に示す
断面図である。
【0083】第3の実施の形態にかかる面発光レーザ3
00の製造方法は、半導体堆積層117aの上面に誘電
体層106を積層する点以外は、第1の実施の形態にか
かる面発光レーザ100の製造方法と基本的には同じで
ある。具体的には、図4に示す第1の実施の形態にかか
る面発光レーザ100の製造工程において、半導体堆積
層117aの上面に誘電体層106(第1誘電体層10
6aおよび第2誘電体層106b)を積層する(図11
参照)。ついで、図12に示すように、レジスト層50
3を形成した後、フッ素系ガスを用いたドライエッチン
グ法などにより、誘電体層106をエッチングする。続
いて、図13に示すように、誘電体層106の上面から
反射率調整層104aの途中までエッチングすることに
より、前記波長λの1/4の膜厚を有する凹部104b
を反射率調整層104aに形成する。この後の工程は、
第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100とほぼ同
様である。よって、説明は省略する。
【0084】(デバイスの動作、作用および効果)第3
の形態にかかる面発光レーザ300の動作は、第1の実
施の形態にかかる面発光レーザ100の動作と同様であ
る。よって、その説明を省略する。
【0085】また、第3の実施の形態にかかる面発光レ
ーザ300の作用および効果は、第1の実施の形態にか
かる面発光レーザ100の作用および効果とほぼ同様で
あり、さらに、以下の効果を有する。
【0086】第3の実施の形態にかかる面発光レーザ3
00においては、第2ミラー部308が誘電体層106
を含むことにより、第1ミラー部314と第2ミラー部
308との間のとの間の反射率の差をより大きくするこ
とができるため、マルチ横モードで発振するレーザ光の
発振を抑制することができ、シングル横モードで発振す
るレーザ光をより多く得ることができる。
【0087】(第4の実施の形態) (デバイスの構造)図14は、本発明の第4の実施の形
態にかかる面発光レーザ400を模式的に示す断面図で
ある。
【0088】第4の実施の形態にかかる面発光レーザ4
00は、第3の実施の形態にかかる面発光レーザ300
とほぼ同様の構成を有する。特に、本実施の形態にかか
る面発光レーザ400は、上部ミラー417を構成する
第2ミラー部408が誘電体層206を含む点において
第3の実施の形態にかかる面発光レーザ300と同様で
あるが、さらに第1ミラー部414も第2ミラー部40
8と同様に誘電体層206を含む点において、第3の実
施の形態にかかる面発光レーザ300と異なる。すなわ
ち、本実施の形態においては、第1ミラー部414およ
び第2ミラー部408が、23ペアの第1半導体層11
7xおよび第2半導体層117yと1ペアの誘電体層2
06とから構成されている。
【0089】誘電体層206は、第3の実施形態と同様
に、屈折率が異なる2種の層(第1誘電体層206aお
よび第2誘電体層206b)から構成される206から
構成される。本実施の形態においては、第1誘電体層2
06aおよび第2誘電体層206bには、それぞれ、第
3の実施形態における絶縁体層106を構成する第1誘
電体層106aおよび第2誘電体層106bと同様の材
料を用いた場合を示す。また、本実施の形態において
は、1ペアの誘電体層206を用いた場合を示したが、
上部ミラー417の上面に誘電体層206を複数積層す
ることもできる。
【0090】(デバイスの製造プロセス)次に、本実施
の形態にかかる面発光レーザ400の製造方法の工程に
ついて説明する。図15,16は、本実施の形態にかか
る面発光レーザ400の製造方法の工程を模式的に示す
断面図である。
【0091】第4の実施の形態にかかる面発光レーザ4
00の製造方法は、第1の実施の形態にかかる面発光レ
ーザ100の製造方法と基本的には同じであり、面発光
レーザ100と同様の構造に対してさらに誘電体層20
6を付加したものである。具体的には、図4〜8に示す
工程によって得られ、23ペアの第1半導体層117x
および第2半導体層117yを含む面発光レーザに対し
て、柱状部110の外周部および下部ミラー102上に
レジスト層504を形成する(図15参照)。ついで、
例えばEB蒸着あるいはイオンプレーディング法等を用
いて、上部ミラー117上面に1ペアの誘電体層206
(第1誘電体層206aおよび第2誘電体層206b)
を積層する(図16参照)。ついで、リフトオフ法を用
いてレジスト層504を除去する。以上の工程により、
第4の実施の形態にかかる面発光レーザ400が得られ
る。
【0092】(デバイスの動作、作用および効果)第4
の形態にかかる面発光レーザ400の動作は、第1の実
施の形態にかかる面発光レーザ100の動作と同様であ
る。よって、その説明を省略する。
【0093】また、第4の実施の形態にかかる面発光レ
ーザ400の作用および効果は、第3の実施の形態にか
かる面発光レーザ300の作用および効果とほぼ同様で
あり、さらに、以下の効果を有する。
【0094】第4の実施の形態にかかる面発光レーザ4
00においては、第3の実施の形態にかかる面発光レー
ザ300と同様、第2ミラー部408が誘電体層206
を含むうえに、第1ミラー部414にも誘電体層206
が形成されている。これにより、第1ミラー部414と
第2ミラー部408との間の屈折率の差がさらに大きく
なる。その結果、第1ミラー部414と第2ミラー部4
08との間の反射率の差をさらに大きくすることができ
るため、マルチ横モードで発振するレーザ光の発振を抑
制することができ、シングル横モードで発振するレーザ
光をさらに多く得ることができる。
【0095】また、第1ミラー部414および第2ミラ
ー部108に誘電体層206が形成されているため、積
層する第1半導体層117x,第2半導体層117yの
層数を少なくしても、レーザ光を十分に発振させること
ができる。
【0096】さらに、第4の実施の形態にかかる面発光
レーザ400を、リフトオフ法を用いて形成することが
できるため、誘電体層206を容易に形成することがで
きる。
【0097】なお、上記の実施の形態において、各半導
体層におけるp型とn型とを入れ替えても本発明の趣旨
を逸脱するものではない。上記の実施の形態では、Al
−Ga−As系のものについて説明したが、発振波長に
応じてその他の材料系、例えば、In−P系、In−A
l−As系、Ga−In−As系、Ga−In−N系、
Al−Ga−In−P系、Ga−In−N−As系、A
l−Ga−In−As系、Ga−In−As−P系等の
半導体材料を用いることも可能である。
【0098】また、上記の実施の形態における面発光レ
ーザの駆動方法は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しな
い限り、種々の変更が可能である。また、上記の実施の
形態では、柱状部が一つである面発光レーザを示してい
るが、基板面内で柱状部が複数個あっても本発明の形態
は損なわれない。
【0099】(実験例)面発光レーザの第1ミラー部、
第2ミラー部の反射率を直接評価することは困難である
ため、前述した第1〜第4の実施の形態にかかる面発光
レーザ100,200,300,400それぞれの上部
ミラーの第1ミラー部および第2ミラー部と同様の積層
構造についてシミュレーションにより反射率の計算を行
なった。各構造は波長800nmで設計し、波長800
nmにおける反射率を評価した。各実施の形態それぞれ
における第1ミラー部の反射率R1(%)、第2ミラー
部の反射率R2(%)、および第1ミラー部と第2ミラ
ー部との反射率の差ΔR(%)を表1に示す。
【0100】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの断面を模式的に示す図である。
【図2】図1に示す面発光型半導体レーザを、レーザ光
の出射口に対向する側から見た平面の要部を模式的に示
す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの製造方法の第1の工程を模式的に示す断面
図である。
【図4】図1に示される面発光型半導体レーザにおい
て、上部ミラーを構成する第2ミラー部の拡大断面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの製造方法の第2の工程を模式的に示す断面
図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの製造方法の第3の工程を模式的に示す断面
図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの製造方法の第4の工程を模式的に示す断面
図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの製造方法の第5の工程を模式的に示す断面
図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる面発光型半
導体レーザの断面を模式的に示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの断面を模式的に示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの製造方法の第1の工程を模式的に示す断
面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの製造方法の第2の工程を模式的に示す断
面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの製造方法の第3の工程を模式的に示す断
面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの断面を模式的に示す図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの製造方法の第1の工程を模式的に示す断
面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態にかかる面発光型
半導体レーザの製造方法の第2の工程を模式的に示す断
面図である。
【図17】図1に示す面発光型半導体レーザと同様のプ
ロセスにて製造され、図1に示す面発光型半導体レーザ
とほぼ同様の構成を有する面発光型半導体レーザに形成
された第1ミラー部の断面構造を示す図である。
【図18】図1に示す面発光型半導体レーザと同様の面
発光型半導体レーザを、前述したプロセスにより製造し
た場合における、製造された面発光型半導体レーザの反
射率調整層の凹部の膜厚と、第1ミラー部の反射率
(%)との関係を示す図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 面発光型半導体レー
ザ 101 半導体基板 102 下部ミラー 103,103a 活性層 104,104a,204,204a 反射率調整層 104b,204b 凹部 106,206 誘電体層 106a,206a 第1誘電体層 106b,206b 第2誘電体層 107,107a 電流狭窄形成用層 107b 電流流域層 108,208,308,408 第2ミラー部 108ax,108x 第1半導体層 108ay,108y 第2半導体層 110,210,310,410 柱状部 111 電流狭窄層 113 上部電極 114,214,314,414 第1ミラー部 115 下部電極 116,216,316,416 開口部 117,217,317,417 上部ミラー 117a 半導体堆積層 120,220,320,420 共振器 150 堆積層 500,501,502,503,504 レジスト層

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器が半導体基板上に垂直方向に形成
    され、該共振器より該半導体基板に垂直な方向へレーザ
    光を出射する面発光型半導体レーザであって、 少なくとも前記共振器の一部を含む柱状の薄膜堆積体を
    含み、 前記共振器は、下部ミラー、活性層、および上部ミラー
    が積層されて形成され、 前記上部ミラーは、前記柱状の薄膜堆積体の中央部に形
    成される第1ミラー部と、該第1ミラー部の外周に形成
    される第2ミラー部と、反射率調整層とを含み、 前記反射率調整層は、前記第1ミラー部に含まれる部分
    がブラッグ反射条件を満たす膜厚を有し、前記第2ミラ
    ー部に含まれる部分が反ブラッグ反射条件を満たす膜厚
    を有し、 前記第1ミラー部は、前記第2ミラー部よりも反射率が
    大きい、面発光型半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記薄膜堆積体が少なくとも半導体層を含む、面発光型
    半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記反射率調整層の上面に凹部が形成され、該凹部にお
    ける前記反射率調整層の膜厚がブラッグ反射条件を満た
    す、面発光型半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記反射率調整層は、前記第1ミラー部から前記第2ミ
    ラー部にかけて連続する、面発光型半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記反射率調整層は、前記第1ミラー部に含まれる部分
    が前記共振器内に形成される定在波の波長のほぼ1/4
    であり、前記第2ミラー部に含まれる部分が前記共振器
    内に形成される定在波の波長のほぼ1/2である、面発
    光型半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記反射率調整層は、前記上部ミラーの最上層に形成さ
    れる、面発光型半導体レーザ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記反射率調整層は、前記上部ミラーの中間に形成され
    る、面発光型半導体レーザ。
  8. 【請求項8】 共振器が半導体基板上に垂直方向に形成
    され、該共振器より該半導体基板に垂直な方向へレーザ
    光を出射する面発光型半導体レーザであって、 少なくとも前記共振器の一部を含む柱状の薄膜堆積体を
    含み、 前記共振器は、下部ミラー、活性層、および上部ミラー
    が積層されて形成され、 前記上部ミラーは、前記柱状の薄膜堆積体の中央部に形
    成される第1ミラー部と、該第1ミラー部の外周に形成
    される第2ミラー部とを含み、 前記第1ミラー部および前記第2ミラー部は、屈折率が
    異なる2種の薄膜が交互に積層されて形成され、該2種
    の薄膜は、それぞれブラッグ反射条件を満たす膜厚を有
    し、 前記第1ミラー部の膜厚は、前記第2ミラー部の膜厚と
    比較して、ブラッグ反射条件を満たす長さだけ小さく、 前記第2ミラー部は、前記2種の薄膜のうち少なくとも
    1層が、反ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有する層に
    置き換えらえて形成されている、面発光型半導体レー
    ザ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記薄膜堆積体が半導体層を含み、前記2種の薄膜が半
    導体層からなる、面発光型半導体レーザ。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有する層の該膜厚
    が、前記共振器内に形成される定在波の波長のほぼ1/
    4であり、 前記反ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有する層の該膜
    厚が、前記共振器内に形成される定在波の波長のほぼ1
    /2である、面発光型半導体レーザ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10において、 前記第2ミラー部は電流狭窄層を含む、面発光型半導体
    レーザ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記凹部の径は、前記電流狭窄層の内径より小さい、面
    発光型半導体レーザ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかにおいて、 前記上部ミラーは、屈折率が異なる2種の層から構成さ
    れる誘電体層を含む、面発光型半導体レーザ。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記誘電体層を構成する2種の層のうち、屈折率が低い
    方の層が、酸化シリコン、フッ化マグネシウム、フッ化
    バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、および
    フッ化ナトリウムから選択される材料から形成され、屈
    折率が高い方の層が、酸化タンタル、酸化チタン、酸化
    ジルコニウム、アモルファスシリコン、硫化亜鉛、およ
    び酸化セリウムから選択される材料から形成される、面
    発光型半導体レーザ。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかにおいて、 前記第1ミラー部および前記第2ミラー部を構成する前
    記2種の薄膜は、アルミニウム、ガリウム、砒素、イン
    ジウム、リン、および窒素から選択される元素から構成
    された半導体材料からなる、面発光型半導体レーザ。
  16. 【請求項16】 以下の工程(a)〜(c)を含む面発
    光型半導体レーザの製造方法。 (a)下部ミラーおよび活性層を前記半導体基板の表面
    に形成した後、それぞれがブラッグ反射条件を満たす膜
    厚を有し、かつ屈折率が異なる2種の薄膜を前記活性層
    上に交互に積層する際に、積層した前記薄膜のうち少な
    くとも1層を、反ブラッグ反射条件を満たす膜厚を有す
    る反射率調整層に置き換えて形成することにより、半導
    体堆積層を形成する工程、 (b)前記半導体堆積層の表面から前記反射率調整層の
    途中まで該半導体堆積層をエッチングして、前記反射率
    調整層のうちブラッグ反射条件を満たす部分を含む第1
    ミラー部と、該第1ミラー部の外周に形成され、前記反
    射率調整層のうち反ブラッグ反射条件を満たす部分を含
    む第2ミラー部とを含む上部ミラーを形成する工程、お
    よび (c)前記半導体堆積層の周縁部をエッチングして柱状
    の薄膜堆積体を形成する工程。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記工程(a)において、 前記薄膜堆積体が半導体層を含み、前記2種の薄膜が半
    導体層からなる、面発光型半導体レーザの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17において、 前記工程(a)は、 前記半導体堆積層中に誘電体層を形成する工程を含む、
    面発光型半導体レーザの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18のいずれかにおい
    て、 前記工程(c)に引き続いて、 前記上部ミラーの上面に誘電体層を形成する工程を含
    む、面発光型半導体レーザの製造方法。
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