JP2001277920A - 自動車におけるチャイルドシート取付装置 - Google Patents
自動車におけるチャイルドシート取付装置Info
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- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
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- B60N2/2887—Fixation to a transversal anchorage bar, e.g. isofix
- B60N2/289—Fixation to a transversal anchorage bar, e.g. isofix coupled to the vehicle frame
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/58—Seat coverings
- B60N2/5816—Seat coverings attachments thereof
- B60N2/5833—Seat coverings attachments thereof by hook-and-loop type fasteners
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チャイルドシート取付装置の見栄えを良好に
保つことが、簡単な構成で達成されるようにし、シート
とチャイルドシート取付装置との全体的な見栄えが良好
に保たれるようにする。 【解決手段】 シート部材１７がシートパッド１４と、
このシートパッド１４をその外方から覆う表皮１６とを
備える。シート部材１７を車体１の前後方向に貫通する
貫通路２３をシート部材１７に形成する。シート部材１
７の後側に配設されて車体１側に取り付けられその係止
部２５が貫通路２３の近傍に配置される係止具２４を設
ける。シートクッション７上に載置されるチャイルドシ
ート２０の被係止部２８を貫通路２３を通し係止部２５
に係脱自在とさせる。貫通路２３をその前方から開閉自
在に覆うカバー体３１を設ける。表皮１６を成形する表
皮材により、表皮１６とカバー体３１とをこれら１６，
３１が互いに一体的となるよう成形する。
保つことが、簡単な構成で達成されるようにし、シート
とチャイルドシート取付装置との全体的な見栄えが良好
に保たれるようにする。 【解決手段】 シート部材１７がシートパッド１４と、
このシートパッド１４をその外方から覆う表皮１６とを
備える。シート部材１７を車体１の前後方向に貫通する
貫通路２３をシート部材１７に形成する。シート部材１
７の後側に配設されて車体１側に取り付けられその係止
部２５が貫通路２３の近傍に配置される係止具２４を設
ける。シートクッション７上に載置されるチャイルドシ
ート２０の被係止部２８を貫通路２３を通し係止部２５
に係脱自在とさせる。貫通路２３をその前方から開閉自
在に覆うカバー体３１を設ける。表皮１６を成形する表
皮材により、表皮１６とカバー体３１とをこれら１６，
３１が互いに一体的となるよう成形する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、シートのシートク
ッション上に載置させたチャイルドシートを上記シート
に取り付け可能とさせる自動車におけるチャイルドシー
ト取付装置に関するものである。
ッション上に載置させたチャイルドシートを上記シート
に取り付け可能とさせる自動車におけるチャイルドシー
ト取付装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上記自動車におけるチャイルドシート取
付装置には、従来、次のように構成されたものがある。
付装置には、従来、次のように構成されたものがある。
【０００３】即ち、自動車の車体のフロアパネル上に設
置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシート
クッションと、このシートクッションの後端部側から上
方に突出するシートバックとを備え、これらシートクッ
ションとシートバックのうちのいずれか一方のシート部
材がその内部を構成するシートパッドと、このシートパ
ッドをその外方から覆う表皮とを備えている。
置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシート
クッションと、このシートクッションの後端部側から上
方に突出するシートバックとを備え、これらシートクッ
ションとシートバックのうちのいずれか一方のシート部
材がその内部を構成するシートパッドと、このシートパ
ッドをその外方から覆う表皮とを備えている。
【０００４】上記シート部材を車体の前後方向に貫通す
る貫通路が上記シート部材に形成され、このシート部材
の後側に配設されて車体側に取り付けられその一部分が
係止部とされてこの係止部が上記貫通路の近傍に配置さ
れる係止具が設けられている。
る貫通路が上記シート部材に形成され、このシート部材
の後側に配設されて車体側に取り付けられその一部分が
係止部とされてこの係止部が上記貫通路の近傍に配置さ
れる係止具が設けられている。
【０００５】上記シートクッション上に載置されるチャ
イルドシートの被係止部が上記貫通路を通し上記係止部
に係脱自在とされており、上記貫通路の前端開口をその
前方から開閉自在に覆うカバー体が設けられている。
イルドシートの被係止部が上記貫通路を通し上記係止部
に係脱自在とされており、上記貫通路の前端開口をその
前方から開閉自在に覆うカバー体が設けられている。
【０００６】そして、上記チャイルドシートを使用する
ときには、まず、上記カバー体を開操作して、上記貫通
路の開口を前方に向って開放させる、次に、上記チャイ
ルドシートを上記シートクッション上に載置させ、上記
チャイルドシートの被係止部を上記貫通路に嵌入させる
と共に、上記係止具の係止部に係止させる。すると、上
記シートへのチャイルドシートの取り付けが完了して、
その使用が可能となる。
ときには、まず、上記カバー体を開操作して、上記貫通
路の開口を前方に向って開放させる、次に、上記チャイ
ルドシートを上記シートクッション上に載置させ、上記
チャイルドシートの被係止部を上記貫通路に嵌入させる
と共に、上記係止具の係止部に係止させる。すると、上
記シートへのチャイルドシートの取り付けが完了して、
その使用が可能となる。
【０００７】一方、上記チャイルドシートを上記シート
から取り外した場合には、上記カバー体を閉操作して上
記貫通路の開口をその前方から覆う。すると、この開口
や、上記貫通路を通して上記係止部が、外観上、それぞ
れ容易に見えるということが防止され、もって、上記チ
ャイルドシート取付装置の見栄えが良好に保たれるよう
になっている。
から取り外した場合には、上記カバー体を閉操作して上
記貫通路の開口をその前方から覆う。すると、この開口
や、上記貫通路を通して上記係止部が、外観上、それぞ
れ容易に見えるということが防止され、もって、上記チ
ャイルドシート取付装置の見栄えが良好に保たれるよう
になっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、カバー体はそれ単独で別個に設けられてお
り、このため、チャイルドシート取付装置の部品点数が
多くなり、その構成が複雑となっている。
技術では、カバー体はそれ単独で別個に設けられてお
り、このため、チャイルドシート取付装置の部品点数が
多くなり、その構成が複雑となっている。
【０００９】また、上記カバー体と上記貫通路が形成さ
れたシート部材の表皮とは質感等で互いに相違してお
り、このため、シートに対するカバー体の視覚的な感覚
において、違和感が生じるおそれがあって、これによ
り、シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見
栄えが阻害されるおそれがある。
れたシート部材の表皮とは質感等で互いに相違してお
り、このため、シートに対するカバー体の視覚的な感覚
において、違和感が生じるおそれがあって、これによ
り、シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見
栄えが阻害されるおそれがある。
【００１０】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、チャイルドシート取付装置の見栄えを良
好に保つことが、簡単な構成で達成されるようにし、か
つ、シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見
栄えが良好に保たれるようにすることを課題とする。
されたもので、チャイルドシート取付装置の見栄えを良
好に保つことが、簡単な構成で達成されるようにし、か
つ、シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見
栄えが良好に保たれるようにすることを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車におけるチャイルドシート取付装置
は、次の如くである。
の本発明の自動車におけるチャイルドシート取付装置
は、次の如くである。
【００１２】請求項１の発明は、車体１のフロアパネル
３上に設置されるシート６が上記フロアパネル３に支持
されるシートクッション７と、このシートクッション７
の後端部側から上方に突出するシートバック９とを備
え、これらシートクッション７とシートバック９のうち
のいずれか一方のシート部材１７がその内部を構成する
シートパッド１４と、このシートパッド１４をその外方
から覆う表皮１６とを備え、上記シート部材１７を車体
１の前後方向に貫通する貫通路２３を上記シート部材１
７に形成し、このシート部材１７の後側に配設されて車
体１側に取り付けられその一部分が係止部２５とされて
この係止部２５が上記貫通路２３の近傍に配置される係
止具２４を設け、上記シートクッション７上に載置され
るチャイルドシート２０の被係止部２８を上記貫通路２
３を通し上記係止部２５に係脱自在とさせ、上記貫通路
２３の前端開口３０をその前方から開閉自在に覆うカバ
ー体３１を設けた自動車におけるチャイルドシート取付
装置において、
３上に設置されるシート６が上記フロアパネル３に支持
されるシートクッション７と、このシートクッション７
の後端部側から上方に突出するシートバック９とを備
え、これらシートクッション７とシートバック９のうち
のいずれか一方のシート部材１７がその内部を構成する
シートパッド１４と、このシートパッド１４をその外方
から覆う表皮１６とを備え、上記シート部材１７を車体
１の前後方向に貫通する貫通路２３を上記シート部材１
７に形成し、このシート部材１７の後側に配設されて車
体１側に取り付けられその一部分が係止部２５とされて
この係止部２５が上記貫通路２３の近傍に配置される係
止具２４を設け、上記シートクッション７上に載置され
るチャイルドシート２０の被係止部２８を上記貫通路２
３を通し上記係止部２５に係脱自在とさせ、上記貫通路
２３の前端開口３０をその前方から開閉自在に覆うカバ
ー体３１を設けた自動車におけるチャイルドシート取付
装置において、
【００１３】上記表皮１６を成形する表皮材により、上
記表皮１６と上記カバー体３１とをこれら１６，３１が
互いに一体的となるよう成形したものである。
記表皮１６と上記カバー体３１とをこれら１６，３１が
互いに一体的となるよう成形したものである。
【００１４】請求項２の発明は、請求項１の発明に加え
て、上記カバー体３１を上記表皮１６の端縁からその外
方に向けて突出させ、上記貫通路２３の開口３０を覆っ
た上記カバー体３１の突出端部３２を上記シートクッシ
ョン７の後端部８とシートバック９の下端部１１との間
の隙間３３に挿抜自在とさせると共に、この隙間３３に
挿入させた上記カバー体３１の突出端部３２を上記シー
トクッション７の後端部８もしくはシートバック９の下
端部１１に着脱自在とさせる取付手段３５を設けたもの
である。
て、上記カバー体３１を上記表皮１６の端縁からその外
方に向けて突出させ、上記貫通路２３の開口３０を覆っ
た上記カバー体３１の突出端部３２を上記シートクッシ
ョン７の後端部８とシートバック９の下端部１１との間
の隙間３３に挿抜自在とさせると共に、この隙間３３に
挿入させた上記カバー体３１の突出端部３２を上記シー
トクッション７の後端部８もしくはシートバック９の下
端部１１に着脱自在とさせる取付手段３５を設けたもの
である。
【００１５】請求項３の発明は、請求項１、もしくは２
の発明に加えて、上記貫通路２３に嵌入され、その内孔
で上記チャイルドシート２０の被係止部２８を上記係止
具２４の係止部２５に向うよう案内する筒形状のガイド
体３７を設け、このガイド体３７を上記係止具２４に係
止させたものである。
の発明に加えて、上記貫通路２３に嵌入され、その内孔
で上記チャイルドシート２０の被係止部２８を上記係止
具２４の係止部２５に向うよう案内する筒形状のガイド
体３７を設け、このガイド体３７を上記係止具２４に係
止させたものである。
【００１６】請求項４の発明は、図５で例示するよう
に、車体１のフロアパネル３上に設置されるシート６が
上記フロアパネル３に支持されるシートクッション７
と、このシートクッション７の後端部側から上方に突出
するシートバック９とを備え、これらシートクッション
７とシートバック９のうちのいずれか一方のシート部材
１７を車体１の前後方向に貫通する貫通路２３を上記シ
ート部材１７に形成し、このシート部材１７の後側に配
設されて車体１側に取り付けられその一部分が係止部２
５とされてこの係止部２５が上記貫通路２３の近傍に配
置される係止具２４を設け、上記シートクッション７上
に載置されるチャイルドシート２０の被係止部２８を上
記貫通路２３を通し上記係止部２５に係脱自在とさせ、
上記貫通路２３の前端開口３０をその前方から開閉自在
に覆うカバー体３９を設けた自動車におけるチャイルド
シート取付装置において、
に、車体１のフロアパネル３上に設置されるシート６が
上記フロアパネル３に支持されるシートクッション７
と、このシートクッション７の後端部側から上方に突出
するシートバック９とを備え、これらシートクッション
７とシートバック９のうちのいずれか一方のシート部材
１７を車体１の前後方向に貫通する貫通路２３を上記シ
ート部材１７に形成し、このシート部材１７の後側に配
設されて車体１側に取り付けられその一部分が係止部２
５とされてこの係止部２５が上記貫通路２３の近傍に配
置される係止具２４を設け、上記シートクッション７上
に載置されるチャイルドシート２０の被係止部２８を上
記貫通路２３を通し上記係止部２５に係脱自在とさせ、
上記貫通路２３の前端開口３０をその前方から開閉自在
に覆うカバー体３９を設けた自動車におけるチャイルド
シート取付装置において、
【００１７】上記カバー体３９を板形状の弾性体で形成
し、上記カバー体３９で上記貫通路２３の開口３０を閉
じ、この開口３０のほぼ中央部を横切るよう上記カバー
体３９にスリット４０を形成し、上記チャイルドシート
２０の被係止部２８を上記カバー体３９の弾性変形を伴
いながら上記スリット４０と貫通路２３とを順次通して
上記係止具２４の係止部２５に係脱自在にしたものであ
る。
し、上記カバー体３９で上記貫通路２３の開口３０を閉
じ、この開口３０のほぼ中央部を横切るよう上記カバー
体３９にスリット４０を形成し、上記チャイルドシート
２０の被係止部２８を上記カバー体３９の弾性変形を伴
いながら上記スリット４０と貫通路２３とを順次通して
上記係止具２４の係止部２５に係脱自在にしたものであ
る。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【００１９】（第１の実施の形態）
【００２０】図１〜４は、第１の実施の形態を示してい
る。
る。
【００２１】図中符号１は自動車の車体で、矢印Ｆｒは
この自動車の前方を示している。また、下記する左右と
は上記前方に向っての車体１の幅方向をいうものとす
る。
この自動車の前方を示している。また、下記する左右と
は上記前方に向っての車体１の幅方向をいうものとす
る。
【００２２】上記車体１は、この車体１の内部空間であ
る車室２の下面を形成するフロアパネル３を備え、この
フロアパネル３上で車室２にシート装置４が設けられて
いる。
る車室２の下面を形成するフロアパネル３を備え、この
フロアパネル３上で車室２にシート装置４が設けられて
いる。
【００２３】上記シート装置４は、上記フロアパネル３
上に設置される不図示の運転者シートおよび助手シート
と、これらシートの後方で上記フロアパネル３上に設置
されるリヤシート６とを備えている。
上に設置される不図示の運転者シートおよび助手シート
と、これらシートの後方で上記フロアパネル３上に設置
されるリヤシート６とを備えている。
【００２４】上記シート６は、上記フロアパネル３に支
持されて着座者が前方に向いたまま腰掛け可能とされる
シートクッション７と、このシートクッション７の後端
部８側から上方に向い突出してこのシートクッション７
もしくは車体１に支持され上記シートクッション７に腰
掛けた着座者が背もたれ可能とされるシートバック９と
を備え、このシート６にはその左右各側部に着座者がそ
れぞれ着座可能とされている。
持されて着座者が前方に向いたまま腰掛け可能とされる
シートクッション７と、このシートクッション７の後端
部８側から上方に向い突出してこのシートクッション７
もしくは車体１に支持され上記シートクッション７に腰
掛けた着座者が背もたれ可能とされるシートバック９と
を備え、このシート６にはその左右各側部に着座者がそ
れぞれ着座可能とされている。
【００２５】上記シートクッション７は、このシートク
ッション７の前部側を構成して着座者を腰掛け可能とさ
せるクッション本体１０と、このクッション本体１０の
後端に一体成形されてこのクッション本体１０の後端か
ら後上方に向って突出する上記後端部８とを備え、上記
シートクッション７の後端部８の上方近傍で、この後端
部８に弾性的に接合するように上記シートバック９の下
端部１１が位置させられている。
ッション７の前部側を構成して着座者を腰掛け可能とさ
せるクッション本体１０と、このクッション本体１０の
後端に一体成形されてこのクッション本体１０の後端か
ら後上方に向って突出する上記後端部８とを備え、上記
シートクッション７の後端部８の上方近傍で、この後端
部８に弾性的に接合するように上記シートバック９の下
端部１１が位置させられている。
【００２６】上記シートクッション７とシートバック９
は、それぞれその内部を構成するシートパッド１４と、
このシートパッド１４をその外方から覆う表皮１５と、
更に上記シートパッド１４と表皮１５とをその外方から
覆う他の表皮１６とを備え、上記シートパッド１４は弾
性変形可能であり、また、上記各表皮１５，１６はそれ
ぞれ可撓性を有している。
は、それぞれその内部を構成するシートパッド１４と、
このシートパッド１４をその外方から覆う表皮１５と、
更に上記シートパッド１４と表皮１５とをその外方から
覆う他の表皮１６とを備え、上記シートパッド１４は弾
性変形可能であり、また、上記各表皮１５，１６はそれ
ぞれ可撓性を有している。
【００２７】上記シート装置４は、上記シート６のシー
トクッション７の左右各側部上にそれぞれ個別に載置さ
れるチャイルドシート２０を、上記シート６に取り付け
可能とする左右一対のチャイルドシート取付装置２１，
２１を備えている。
トクッション７の左右各側部上にそれぞれ個別に載置さ
れるチャイルドシート２０を、上記シート６に取り付け
可能とする左右一対のチャイルドシート取付装置２１，
２１を備えている。
【００２８】上記シート６の左右各側部における各チャ
イルドシート取付装置２１は互いに同構成であるため、
主に右側のチャイルドシート取付装置２１につき、以
下、説明する。
イルドシート取付装置２１は互いに同構成であるため、
主に右側のチャイルドシート取付装置２１につき、以
下、説明する。
【００２９】上記シートクッション７とシートバック９
のうちの少なくともいずれか一方のシート部材１７であ
る上記シートクッション７の右側部における後端部８に
は、この後端部８の前後方向に貫通する左右一対の貫通
路２３，２３が形成されている。これら各貫通路２３
は、その横断面が矩形をなす貫通孔とされている。
のうちの少なくともいずれか一方のシート部材１７であ
る上記シートクッション７の右側部における後端部８に
は、この後端部８の前後方向に貫通する左右一対の貫通
路２３，２３が形成されている。これら各貫通路２３
は、その横断面が矩形をなす貫通孔とされている。
【００３０】上記シートクッション７の後側に配設され
て車体１側であるフロアパネル３に取り付けられる金属
製の係止具２４が設けられている。この係止具２４の一
部分には左右一対のストライカである係止部２５，２５
が形成され、これら各係止部２５は前方に突出して上記
貫通路２３の近傍に配置され、具体的には、上記各係止
部２５は上記各貫通路２３の後部にその後方から内嵌さ
れている。
て車体１側であるフロアパネル３に取り付けられる金属
製の係止具２４が設けられている。この係止具２４の一
部分には左右一対のストライカである係止部２５，２５
が形成され、これら各係止部２５は前方に突出して上記
貫通路２３の近傍に配置され、具体的には、上記各係止
部２５は上記各貫通路２３の後部にその後方から内嵌さ
れている。
【００３１】上記チャイルドシート２０はチャイルドシ
ート本体２７と、このチャイルドシート本体２７の後下
端部から後方に突出する左右一対の被係止部２８，２８
とを備えている。図２中一点鎖線で示すように、上記シ
ートクッション７上にチャイルドシート２０を載置させ
た状態では、このチャイルドシート２０の各被係止部２
８は上記貫通路２３を通し上記係止部２５に係脱自在に
係止されるようになっており、この係止で、上記チャイ
ルドシート２０はシート６に取り付けられる。
ート本体２７と、このチャイルドシート本体２７の後下
端部から後方に突出する左右一対の被係止部２８，２８
とを備えている。図２中一点鎖線で示すように、上記シ
ートクッション７上にチャイルドシート２０を載置させ
た状態では、このチャイルドシート２０の各被係止部２
８は上記貫通路２３を通し上記係止部２５に係脱自在に
係止されるようになっており、この係止で、上記チャイ
ルドシート２０はシート６に取り付けられる。
【００３２】各図中実線で示すように、上記係止部２５
への被係止部２８の係止を解除して、上記シート６から
チャイルドシート２０を取り外した場合に、上記左右一
対の貫通路２３，２３の各前端開口３０を一体的にその
前方から開閉自在に覆うカバー体３１が設けられてい
る。
への被係止部２８の係止を解除して、上記シート６から
チャイルドシート２０を取り外した場合に、上記左右一
対の貫通路２３，２３の各前端開口３０を一体的にその
前方から開閉自在に覆うカバー体３１が設けられてい
る。
【００３３】上記係止具２４の係止部２５からチャイル
ドシート２０の被係止部２８を離脱させて、このチャイ
ルドシート２０をシート６から取り外した場合に、上記
カバー体３１を閉操作して上記左右貫通路２３の各開口
３０をその前方から覆うと、図４中一点鎖線や図２中左
側部のチャイルドシート取付装置２１のカバー体３１で
示すように、上記貫通路２３の開口３０や、これら貫通
路２３を通してその内部の係止部２５が、外観上、それ
ぞれ容易に見えるということは上記カバー体３１により
防止され、もって、上記チャイルドシート取付装置２１
の見栄えが良好に保たれている。
ドシート２０の被係止部２８を離脱させて、このチャイ
ルドシート２０をシート６から取り外した場合に、上記
カバー体３１を閉操作して上記左右貫通路２３の各開口
３０をその前方から覆うと、図４中一点鎖線や図２中左
側部のチャイルドシート取付装置２１のカバー体３１で
示すように、上記貫通路２３の開口３０や、これら貫通
路２３を通してその内部の係止部２５が、外観上、それ
ぞれ容易に見えるということは上記カバー体３１により
防止され、もって、上記チャイルドシート取付装置２１
の見栄えが良好に保たれている。
【００３４】上記の場合、シートクッション７（シート
部材１７）の表皮１６を成形する表皮材により、上記表
皮１６と上記カバー体３１とが互いに一体的となるよう
成形されている。
部材１７）の表皮１６を成形する表皮材により、上記表
皮１６と上記カバー体３１とが互いに一体的となるよう
成形されている。
【００３５】このため、上記チャイルドシート取付装置
２１の部品点数の増加が防止されることから、上記チャ
イルドシート取付装置２１の見栄えを良好に保つこと
は、簡単な構成で達成される。
２１の部品点数の増加が防止されることから、上記チャ
イルドシート取付装置２１の見栄えを良好に保つこと
は、簡単な構成で達成される。
【００３６】また、上記したように、シート６のシート
クッション７の表皮１６とカバー体３１は互いに一体的
に成形されており、このため、これら１６，３１の質感
や色調は互いに同じであることから、外観上、シート６
に対するカバー体３１の視覚的な感覚において、違和感
が生じることが回避され、よって、上記シート６とチャ
イルドシート取付装置２１との全体的な見栄えが良好に
保たれる。
クッション７の表皮１６とカバー体３１は互いに一体的
に成形されており、このため、これら１６，３１の質感
や色調は互いに同じであることから、外観上、シート６
に対するカバー体３１の視覚的な感覚において、違和感
が生じることが回避され、よって、上記シート６とチャ
イルドシート取付装置２１との全体的な見栄えが良好に
保たれる。
【００３７】また、上記カバー体３１は上記クッション
本体１０の表皮１６の後端縁からその外方に向って突出
させられている。そして、上記貫通路２３の開口３０を
覆った上記カバー体３１の突出端部３２は、上記シート
クッション７の後端部８と、シートバック９の下端部１
１とを弾性的に押し拡げることにより成形される隙間３
３に挿抜自在とされている。
本体１０の表皮１６の後端縁からその外方に向って突出
させられている。そして、上記貫通路２３の開口３０を
覆った上記カバー体３１の突出端部３２は、上記シート
クッション７の後端部８と、シートバック９の下端部１
１とを弾性的に押し拡げることにより成形される隙間３
３に挿抜自在とされている。
【００３８】また、上記隙間３３に挿入された上記カバ
ー体３１の突出端部３２を上記隙間３３の後方近傍で上
記シートクッション７の後端部８の外面に着脱自在とさ
せる取付手段３５が設けられ、この取付手段３５は面フ
ァスナー（マジックテープ（登録商標））で構成されて
いる。
ー体３１の突出端部３２を上記隙間３３の後方近傍で上
記シートクッション７の後端部８の外面に着脱自在とさ
せる取付手段３５が設けられ、この取付手段３５は面フ
ァスナー（マジックテープ（登録商標））で構成されて
いる。
【００３９】なお、上記カバー体３１の突出端部３２
は、上記隙間３３の後方近傍で上記シートバック９の下
端部１１に取付手段３５により着脱自在とさせてもよ
い。
は、上記隙間３３の後方近傍で上記シートバック９の下
端部１１に取付手段３５により着脱自在とさせてもよ
い。
【００４０】このため、上記したように、カバー体３１
の突出端部３２を上記取付手段３５によりシートクッシ
ョン７の後端部８もしくはシートバック９の下端部１１
に取り付ければ、上記カバー体３１が上記貫通路２３の
開口３０を覆った状態が確実に保持される。
の突出端部３２を上記取付手段３５によりシートクッシ
ョン７の後端部８もしくはシートバック９の下端部１１
に取り付ければ、上記カバー体３１が上記貫通路２３の
開口３０を覆った状態が確実に保持される。
【００４１】しかも、上記カバー体３１の突出端部３２
は、上記隙間３３に挿入されて上記取付手段３５により
取り付けられるため、上記カバー体３１の突出端部３２
や取付手段３５がシート６の前方から容易に見えること
は上記シートクッション７やシートバック９によって防
止される。
は、上記隙間３３に挿入されて上記取付手段３５により
取り付けられるため、上記カバー体３１の突出端部３２
や取付手段３５がシート６の前方から容易に見えること
は上記シートクッション７やシートバック９によって防
止される。
【００４２】よって、上記シート６とチャイルドシート
取付装置２１との全体的な見栄えは、より確実に良好に
保持される。
取付装置２１との全体的な見栄えは、より確実に良好に
保持される。
【００４３】上記貫通路２３にその前方から嵌脱自在に
嵌入され、その内孔で上記チャイルドシート２０の被係
止部２８を上記係止部２５に向うよう案内する角筒形状
の樹脂製ガイド体３７が設けられている。このガイド体
３７はその後端部に切り欠き形状の被係止部３８を有
し、この被係止部３８と上記貫通路２３内の上記係止具
２４と係止部２５とが嵌合することにより、上記ガイド
体３７は上記係止具２４に係脱自在に弾性的に係止され
ている。
嵌入され、その内孔で上記チャイルドシート２０の被係
止部２８を上記係止部２５に向うよう案内する角筒形状
の樹脂製ガイド体３７が設けられている。このガイド体
３７はその後端部に切り欠き形状の被係止部３８を有
し、この被係止部３８と上記貫通路２３内の上記係止具
２４と係止部２５とが嵌合することにより、上記ガイド
体３７は上記係止具２４に係脱自在に弾性的に係止され
ている。
【００４４】このため、上記シート６にチャイルドシー
ト２０を取り付けようとして、このチャイルドシート２
０の被係止部２８を上記貫通路２３を通し上記係止部２
５に係止させようとするときには、第１に、上記被係止
部２８は上記ガイド体３７に案内されて、上記係止部２
５への係止が円滑になされ、よって、上記シート６への
チャイルドシート２０の取り付け作業が円滑に、容易に
できる。
ト２０を取り付けようとして、このチャイルドシート２
０の被係止部２８を上記貫通路２３を通し上記係止部２
５に係止させようとするときには、第１に、上記被係止
部２８は上記ガイド体３７に案内されて、上記係止部２
５への係止が円滑になされ、よって、上記シート６への
チャイルドシート２０の取り付け作業が円滑に、容易に
できる。
【００４５】また、第２に、上記被係止部２８が上記貫
通路２３の内面に直接に摺接することは上記ガイド体３
７によって防止され、よって、上記シートクッション７
の傷付きが防止されることから、上記シート６とチャイ
ルドシート取付装置２１との全体的な見栄えが、更に良
好に保たれる。
通路２３の内面に直接に摺接することは上記ガイド体３
７によって防止され、よって、上記シートクッション７
の傷付きが防止されることから、上記シート６とチャイ
ルドシート取付装置２１との全体的な見栄えが、更に良
好に保たれる。
【００４６】しかも、上記ガイド体３７は、係止具２４
に弾性的に係止されてこの係止具２４に支持されるた
め、上記ガイド体３７の支持に上記係止具２４が利用さ
れた分、部品点数の増加が抑制され、よって、上記ガイ
ド体３７は、簡単な構成で、がたつきを生じることな
く、車体１側に支持される。
に弾性的に係止されてこの係止具２４に支持されるた
め、上記ガイド体３７の支持に上記係止具２４が利用さ
れた分、部品点数の増加が抑制され、よって、上記ガイ
ド体３７は、簡単な構成で、がたつきを生じることな
く、車体１側に支持される。
【００４７】なお、上記貫通路２３は、上記後端部８か
ら上方に向って開く溝形状であってもよい。また、上記
シートバック９をシート部材１７とし、上記シートバッ
ク９の下端部１１に貫通路２３を成形してもよく、この
場合、この貫通路２３は、上記下端部１１から下方に向
って開く溝形状としてもよい。
ら上方に向って開く溝形状であってもよい。また、上記
シートバック９をシート部材１７とし、上記シートバッ
ク９の下端部１１に貫通路２３を成形してもよく、この
場合、この貫通路２３は、上記下端部１１から下方に向
って開く溝形状としてもよい。
【００４８】（第２の実施の形態）
【００４９】図５は、第２の実施の形態を示している。
【００５０】これによれば、カバー体３９が板形状のゴ
ム製弾性体で形成されており、このカバー体３９はその
外縁部が上記貫通路２３の前端開口３０の開口縁に固着
されて、この開口３０を全体的に閉じている。
ム製弾性体で形成されており、このカバー体３９はその
外縁部が上記貫通路２３の前端開口３０の開口縁に固着
されて、この開口３０を全体的に閉じている。
【００５１】上記カバー体３９には、上記開口３０のほ
ぼ中央部を横切るようにスリット４０が形成され、ま
た、このスリット４０の長手方向の各端部を通り、上記
カバー体３９の側部に互いにほぼ平行に延びる左右一対
の他のスリット４１が形成され、これらスリット４０，
４１群はその正面視でほぼＨ字状をなしている。
ぼ中央部を横切るようにスリット４０が形成され、ま
た、このスリット４０の長手方向の各端部を通り、上記
カバー体３９の側部に互いにほぼ平行に延びる左右一対
の他のスリット４１が形成され、これらスリット４０，
４１群はその正面視でほぼＨ字状をなしている。
【００５２】上記チャイルドシート２０の被係止部２８
を上記スリット４０，４１に向けてその前方から押し込
むとき、上記被係止部２８は、上記カバー体３９の弾性
変形を伴いながら上記スリット４０，４１と貫通路２３
とを順次通って上記係止具２４の係止部２５に係脱自在
とされている。
を上記スリット４０，４１に向けてその前方から押し込
むとき、上記被係止部２８は、上記カバー体３９の弾性
変形を伴いながら上記スリット４０，４１と貫通路２３
とを順次通って上記係止具２４の係止部２５に係脱自在
とされている。
【００５３】上記構成によれば、上記係止具２４の係止
部２５からチャイルドシート２０の被係止部２８を離脱
させて、このチャイルドシート２０をシート６から取り
外した場合には、上記被係止部２８の貫通路２３への嵌
入によって弾性変形していた上記カバー体３９は自動的
に元の形状に復元して、上記貫通路２３の開口３０を閉
じる。
部２５からチャイルドシート２０の被係止部２８を離脱
させて、このチャイルドシート２０をシート６から取り
外した場合には、上記被係止部２８の貫通路２３への嵌
入によって弾性変形していた上記カバー体３９は自動的
に元の形状に復元して、上記貫通路２３の開口３０を閉
じる。
【００５４】よって、上記貫通路２３の開口３０や、こ
れら貫通路２３を通してその内部の係止部２５が、外観
上、それぞれ容易に見えるということは上記カバー体３
９により防止され、上記チャイルドシート取付装置２１
の見栄えが良好に保たれる。
れら貫通路２３を通してその内部の係止部２５が、外観
上、それぞれ容易に見えるということは上記カバー体３
９により防止され、上記チャイルドシート取付装置２１
の見栄えが良好に保たれる。
【００５５】また、上記したように、チャイルドシート
２０をシート６から取り外すと、上記貫通路２３の開口
３０は上記弾性のカバー体３９によって自動的に閉じら
れるため、上記チャイルドシート２０をシート６から取
り外した場合に、上記チャイルドシート取付装置２１の
見栄えを良好に保つための操作は簡単にできる。
２０をシート６から取り外すと、上記貫通路２３の開口
３０は上記弾性のカバー体３９によって自動的に閉じら
れるため、上記チャイルドシート２０をシート６から取
り外した場合に、上記チャイルドシート取付装置２１の
見栄えを良好に保つための操作は簡単にできる。
【００５６】他の構成や作用効果は前記実施の形態と同
様であるため、図面に共通の符号を付してその重複した
説明を省略する。なお、この実施の形態で、カバー体３
１はなくてもよい。
様であるため、図面に共通の符号を付してその重複した
説明を省略する。なお、この実施の形態で、カバー体３
１はなくてもよい。
【００５７】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【００５８】請求項１の発明は、車体のフロアパネル上
に設置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシ
ートクッションと、このシートクッションの後端部側か
ら上方に突出するシートバックとを備え、これらシート
クッションとシートバックのうちのいずれか一方のシー
ト部材がその内部を構成するシートパッドと、このシー
トパッドをその外方から覆う表皮とを備え、上記シート
部材を車体の前後方向に貫通する貫通路を上記シート部
材に形成し、このシート部材の後側に配設されて車体側
に取り付けられその一部分が係止部とされてこの係止部
が上記貫通路の近傍に配置される係止具を設け、上記シ
ートクッション上に載置されるチャイルドシートの被係
止部を上記貫通路を通し上記係止部に係脱自在とさせ、
上記貫通路の前端開口をその前方から開閉自在に覆うカ
バー体を設けてある。
に設置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシ
ートクッションと、このシートクッションの後端部側か
ら上方に突出するシートバックとを備え、これらシート
クッションとシートバックのうちのいずれか一方のシー
ト部材がその内部を構成するシートパッドと、このシー
トパッドをその外方から覆う表皮とを備え、上記シート
部材を車体の前後方向に貫通する貫通路を上記シート部
材に形成し、このシート部材の後側に配設されて車体側
に取り付けられその一部分が係止部とされてこの係止部
が上記貫通路の近傍に配置される係止具を設け、上記シ
ートクッション上に載置されるチャイルドシートの被係
止部を上記貫通路を通し上記係止部に係脱自在とさせ、
上記貫通路の前端開口をその前方から開閉自在に覆うカ
バー体を設けてある。
【００５９】このため、上記係止具の係止部からチャイ
ルドシートの被係止部を離脱させて、このチャイルドシ
ートをシートから取り外した場合に、上記カバー体を閉
操作して上記貫通路の開口をその前方から覆うと、上記
貫通路の開口や、この貫通路を通してその内部の係止部
が、外観上、それぞれ容易に見えるということは上記カ
バー体により防止され、もって、上記チャイルドシート
取付装置の見栄えが良好に保たれる。
ルドシートの被係止部を離脱させて、このチャイルドシ
ートをシートから取り外した場合に、上記カバー体を閉
操作して上記貫通路の開口をその前方から覆うと、上記
貫通路の開口や、この貫通路を通してその内部の係止部
が、外観上、それぞれ容易に見えるということは上記カ
バー体により防止され、もって、上記チャイルドシート
取付装置の見栄えが良好に保たれる。
【００６０】上記の場合、シート部材の表皮を成形する
表皮材により、上記表皮と上記カバー体とを互いに一体
的となるよう成形してある。
表皮材により、上記表皮と上記カバー体とを互いに一体
的となるよう成形してある。
【００６１】このため、上記チャイルドシート取付装置
の部品点数の増加が防止されることから、上記チャイル
ドシート取付装置の見栄えを良好に保つことは、簡単な
構成で達成される。
の部品点数の増加が防止されることから、上記チャイル
ドシート取付装置の見栄えを良好に保つことは、簡単な
構成で達成される。
【００６２】また、上記したように、シートのシート部
材の表皮とカバー体は互いに一体的に形成されており、
このため、これらの質感や色調は互いに同じであること
から、外観上、シートに対するカバー体の視覚的な感覚
において、違和感が生じることが回避され、よって、上
記シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見栄
えが良好に保たれる。
材の表皮とカバー体は互いに一体的に形成されており、
このため、これらの質感や色調は互いに同じであること
から、外観上、シートに対するカバー体の視覚的な感覚
において、違和感が生じることが回避され、よって、上
記シートとチャイルドシート取付装置との全体的な見栄
えが良好に保たれる。
【００６３】請求項２の発明は、上記カバー体を上記表
皮の端縁からその外方に向けて突出させ、上記貫通路の
開口を覆った上記カバー体の突出端部を上記シートクッ
ションの後端部とシートバックの下端部との間の隙間に
挿抜自在とさせると共に、この隙間に挿入させた上記カ
バー体の突出端部を上記シートクッションの後端部もし
くはシートバックの下端部に着脱自在とさせる取付手段
を設けてある。
皮の端縁からその外方に向けて突出させ、上記貫通路の
開口を覆った上記カバー体の突出端部を上記シートクッ
ションの後端部とシートバックの下端部との間の隙間に
挿抜自在とさせると共に、この隙間に挿入させた上記カ
バー体の突出端部を上記シートクッションの後端部もし
くはシートバックの下端部に着脱自在とさせる取付手段
を設けてある。
【００６４】このため、上記カバー体の突出端部を上記
取付手段によりシートクッションの後端部もしくはシー
トバックの下端部に取り付ければ、上記カバー体が上記
貫通路の開口を覆った状態が確実に保持される。
取付手段によりシートクッションの後端部もしくはシー
トバックの下端部に取り付ければ、上記カバー体が上記
貫通路の開口を覆った状態が確実に保持される。
【００６５】しかも、上記カバー体の突出端部は、上記
隙間に挿入されて上記取付手段により取り付けられるた
め、上記カバー体の突出端部や取付手段がシートの前方
から容易に見えることは上記シートクッションやシート
バックによって防止される。
隙間に挿入されて上記取付手段により取り付けられるた
め、上記カバー体の突出端部や取付手段がシートの前方
から容易に見えることは上記シートクッションやシート
バックによって防止される。
【００６６】よって、上記シートとチャイルドシート取
付装置との全体的な見栄えは、より確実に良好に保持さ
れる。
付装置との全体的な見栄えは、より確実に良好に保持さ
れる。
【００６７】請求項３の発明は、上記貫通路に嵌入さ
れ、その内孔で上記チャイルドシートの被係止部を上記
係止具の係止部に向うよう案内する筒形状のガイド体を
設けている。
れ、その内孔で上記チャイルドシートの被係止部を上記
係止具の係止部に向うよう案内する筒形状のガイド体を
設けている。
【００６８】このため、上記シートにチャイルドシート
を取り付けようとして、このチャイルドシートの被係止
部を上記貫通路を通し上記係止部に係止させようとする
ときには、第１に、上記被係止部は上記ガイド体に案内
されて、上記係止部への係止が円滑になされ、よって、
上記シートへのチャイルドシートの取り付け作業が円滑
に、容易にできる。
を取り付けようとして、このチャイルドシートの被係止
部を上記貫通路を通し上記係止部に係止させようとする
ときには、第１に、上記被係止部は上記ガイド体に案内
されて、上記係止部への係止が円滑になされ、よって、
上記シートへのチャイルドシートの取り付け作業が円滑
に、容易にできる。
【００６９】また、第２に、上記被係止部が上記貫通路
の内面に直接に摺接することは上記ガイド体によって防
止され、よって、上記シート部材の傷付きが防止される
ことから上記シートとチャイルドシート取付装置との全
体的な見栄えが、更に良好に保たれる。
の内面に直接に摺接することは上記ガイド体によって防
止され、よって、上記シート部材の傷付きが防止される
ことから上記シートとチャイルドシート取付装置との全
体的な見栄えが、更に良好に保たれる。
【００７０】しかも、上記ガイド体を上記係止具に係止
させてある。
させてある。
【００７１】このため、上記ガイド体の支持に上記係止
具が利用された分、部品点数の増加が抑制され、よっ
て、上記ガイド体は、簡単な構成で、車体側に支持され
る。
具が利用された分、部品点数の増加が抑制され、よっ
て、上記ガイド体は、簡単な構成で、車体側に支持され
る。
【００７２】請求項４の発明は、車体のフロアパネル上
に設置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシ
ートクッションと、このシートクッションの後端部側か
ら上方に突出するシートバックとを備え、これらシート
クッションとシートバックのうちのいずれか一方の上記
シート部材を車体の前後方向に貫通する貫通路を上記シ
ート部材に形成し、このシート部材の後側に配設されて
車体側に取り付けられその一部分が係止部とされてこの
係止部が上記貫通路の近傍に配置される係止具を設け、
上記シートクッション上に載置されるチャイルドシート
の被係止部を上記貫通路を通し上記係止部に係脱自在と
させ、上記貫通路の前端開口をその前方から開閉自在に
覆うカバー体を設けた自動車におけるチャイルドシート
取付装置において、
に設置されるシートが上記フロアパネルに支持されるシ
ートクッションと、このシートクッションの後端部側か
ら上方に突出するシートバックとを備え、これらシート
クッションとシートバックのうちのいずれか一方の上記
シート部材を車体の前後方向に貫通する貫通路を上記シ
ート部材に形成し、このシート部材の後側に配設されて
車体側に取り付けられその一部分が係止部とされてこの
係止部が上記貫通路の近傍に配置される係止具を設け、
上記シートクッション上に載置されるチャイルドシート
の被係止部を上記貫通路を通し上記係止部に係脱自在と
させ、上記貫通路の前端開口をその前方から開閉自在に
覆うカバー体を設けた自動車におけるチャイルドシート
取付装置において、
【００７３】上記カバー体を板形状の弾性体で形成し、
上記カバー体で上記貫通路の開口を閉じ、この開口のほ
ぼ中央部を横切るよう上記カバー体にスリットを形成
し、上記チャイルドシートの被係止部を上記カバー体の
弾性変形を伴いながら上記スリットと貫通路とを順次通
して上記係止具の係止部に係脱自在にしてある。
上記カバー体で上記貫通路の開口を閉じ、この開口のほ
ぼ中央部を横切るよう上記カバー体にスリットを形成
し、上記チャイルドシートの被係止部を上記カバー体の
弾性変形を伴いながら上記スリットと貫通路とを順次通
して上記係止具の係止部に係脱自在にしてある。
【００７４】このため、上記係止具の係止部からチャイ
ルドシートの被係止部を離脱させて、このチャイルドシ
ートをシートから取り外した場合には、上記被係止部の
貫通路への嵌入によって弾性変形していた上記カバー体
は自動的に元の形状に復元して、上記貫通路の開口を閉
じる。
ルドシートの被係止部を離脱させて、このチャイルドシ
ートをシートから取り外した場合には、上記被係止部の
貫通路への嵌入によって弾性変形していた上記カバー体
は自動的に元の形状に復元して、上記貫通路の開口を閉
じる。
【００７５】よって、上記貫通路の開口や、これら貫通
路を通してその内部の係止部が、外観上、それぞれ容易
に見えるということは上記カバー体により防止され、上
記チャイルドシート取付装置の見栄えが良好に保たれ
る。
路を通してその内部の係止部が、外観上、それぞれ容易
に見えるということは上記カバー体により防止され、上
記チャイルドシート取付装置の見栄えが良好に保たれ
る。
【００７６】また、上記したように、チャイルドシート
をシートから取り外すと、上記貫通路の開口は上記弾性
のカバー体によって自動的に閉じられるため、上記チャ
イルドシートをシートから取り外した場合に、上記チャ
イルドシート取付装置の見栄えを良好に保つための操作
は簡単にできる。
をシートから取り外すと、上記貫通路の開口は上記弾性
のカバー体によって自動的に閉じられるため、上記チャ
イルドシートをシートから取り外した場合に、上記チャ
イルドシート取付装置の見栄えを良好に保つための操作
は簡単にできる。
【図１】第１の実施の形態で、図２の部分拡大図であ
る。
る。
【図２】第１の実施の形態で、シート装置の展開斜視図
である。
である。
【図３】第１の実施の形態で、図２の部分拡大展開図で
ある。
ある。
【図４】第１の実施の形態で、チャイルドシート取付装
置の側面断面図である。
置の側面断面図である。
【図５】第２の実施の形態で、図１に相当する図であ
る。
る。
１ 車体 ２ 車室 ３ フロアパネル ４ シート装置 ６ シート ７ シートクッション ８ 後端部 ９ シートバック １０ クッション本体 １１ 下端部 １４ シートパッド １６ 表皮 １７ シート部材 ２０ チャイルドシート ２１ チャイルドシート取付装置 ２３ 貫通路 ２４ 係止具 ２５ 係止部 ２７ チャイルドシート本体 ２８ 被係止部 ３０ 開口 ３１ カバー体 ３２ 突出端部 ３３ 隙間 ３５ 取付手段 ３７ ガイド体 ３９ カバー体 ４０ スリット
Claims (4)
- 【請求項１】 車体のフロアパネル上に設置されるシー
トが上記フロアパネルに支持されるシートクッション
と、このシートクッションの後端部側から上方に突出す
るシートバックとを備え、これらシートクッションとシ
ートバックのうちのいずれか一方のシート部材がその内
部を構成するシートパッドと、このシートパッドをその
外方から覆う表皮とを備え、上記シート部材を車体の前
後方向に貫通する貫通路を上記シート部材に形成し、こ
のシート部材の後側に配設されて車体側に取り付けられ
その一部分が係止部とされてこの係止部が上記貫通路の
近傍に配置される係止具を設け、上記シートクッション
上に載置されるチャイルドシートの被係止部を上記貫通
路を通し上記係止部に係脱自在とさせ、上記貫通路の前
端開口をその前方から開閉自在に覆うカバー体を設けた
自動車におけるチャイルドシート取付装置において、 上記表皮を成形する表皮材により、上記表皮と上記カバ
ー体とをこれらが互いに一体的となるよう成形した自動
車におけるチャイルドシート取付装置。 - 【請求項２】 上記カバー体を上記表皮の端縁からその
外方に向けて突出させ、上記貫通路の開口を覆った上記
カバー体の突出端部を上記シートクッションの後端部と
シートバックの下端部との間の隙間に挿抜自在とさせる
と共に、この隙間に挿入させた上記カバー体の突出端部
を上記シートクッションの後端部もしくはシートバック
の下端部に着脱自在とさせる取付手段を設けた請求項１
に記載の自動車におけるチャイルドシート取付装置。 - 【請求項３】 上記貫通路に嵌入され、その内孔で上記
チャイルドシートの被係止部を上記係止具の係止部に向
うよう案内する筒形状のガイド体を設け、このガイド体
を上記係止具に係止させた請求項１、もしくは２に記載
の自動車におけるチャイルドシート取付装置。 - 【請求項４】 車体のフロアパネル上に設置されるシー
トが上記フロアパネルに支持されるシートクッション
と、このシートクッションの後端部側から上方に突出す
るシートバックとを備え、これらシートクッションとシ
ートバックのうちのいずれか一方の上記シート部材を車
体の前後方向に貫通する貫通路を上記シート部材に形成
し、このシート部材の後側に配設されて車体側に取り付
けられその一部分が係止部とされてこの係止部が上記貫
通路の近傍に配置される係止具を設け、上記シートクッ
ション上に載置されるチャイルドシートの被係止部を上
記貫通路を通し上記係止部に係脱自在とさせ、上記貫通
路の前端開口をその前方から開閉自在に覆うカバー体を
設けた自動車におけるチャイルドシート取付装置におい
て、 上記カバー体を板形状の弾性体で形成し、上記カバー体
で上記貫通路の開口を閉じ、この開口のほぼ中央部を横
切るよう上記カバー体にスリットを形成し、上記チャイ
ルドシートの被係止部を上記カバー体の弾性変形を伴い
ながら上記スリットと貫通路とを順次通して上記係止具
の係止部に係脱自在にした自動車におけるチャイルドシ
ート取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000092323A JP3462142B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 自動車におけるチャイルドシート取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000092323A JP3462142B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 自動車におけるチャイルドシート取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001277920A true JP2001277920A (ja) | 2001-10-10 |
| JP3462142B2 JP3462142B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=18607674
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