JPH0423064Y2 - - Google Patents

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JPH0423064Y2
JPH0423064Y2 JP1986151716U JP15171686U JPH0423064Y2 JP H0423064 Y2 JPH0423064 Y2 JP H0423064Y2 JP 1986151716 U JP1986151716 U JP 1986151716U JP 15171686 U JP15171686 U JP 15171686U JP H0423064 Y2 JPH0423064 Y2 JP H0423064Y2
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JP
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seat
split
bag
shielding plate
split seat
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JP1986151716U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のリヤシート装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来より、自動車において、例えば実開昭58−
143756号公報に開示されるように、リヤシート装
置のシートバツクが左右に分割されているととも
に、この分割シートバツクの少なくとも一方が前
倒可能に支持されていて、該分割シートバツクを
前倒させると、トランクルームと車室とが連通し
て、トランクルームから車室に掛けて長尺物等を
搭載し得るようにしたものは一般によく知られて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このような自動車の場合、リヤシー
ト装置が通常の使用状態にあるとき、つまり分割
シートバツクが起立してトランクルームと車室と
の連通が遮断された状態にあるときでも、左右の
分割シートバツク間の隙間部を通してトランクル
ーム側の音や臭いが車室側に侵入し、乗員に不快
感を与えるという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上述のシートバツ
クが分割型でかつ前倒可能なリヤシート装置に対
し改良を加えて、その通常使用時にトランクルー
ム側から音や臭いが車室側に侵入するのを防止し
得るようにするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、リヤシート装置のシートバツクが左右に分割
され、この分割シートバツクの少なくとも一方が
前倒可能に支持されており、上記分割シートバツ
クの前倒によりトランクルームと車室とが連通す
る自動車において、次のような構成とする。
すなわち、上記左右2つの分割シートバツクの
うちいずれか一方に、該分割シートバツク間の隙
間部を遮蔽する遮蔽板を出没自在に設けるととも
に、分割シートバツクを前倒させるために該分割
シートバツクの係合を解除したとき、その操作に
連動して分割シートバツク内に上記遮蔽板を没入
させ遮蔽状態を解除する遮閉状態解除手段と、分
割シートバツクを起立させたとき、上記遮蔽板を
分割シートバツク内から突出させる突出作動手段
とを備える構成にしたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、リヤシート装
置が通常の使用状態、つまり分割シートバツクが
起立した状態にあるとき、突出作動手段により遮
蔽板を分割シートバツク内から突出させ、該遮蔽
板よつて、リヤシート装置における左右の分割シ
ートバツク間の隙間部を遮蔽すると、この隙間部
を通してトランクルーム側の音や臭いが車室側に
侵入するのを防止できることになる。
一方、分割シートバツクを前倒させるために該
分割シートバツクの係合を解除したとき、上記遮
蔽板は、遮閉状態解除手段によつて、係合解除の
操作に連動して分割シートバツク内に没入し遮蔽
状態を解除するようになつているので、この遮蔽
板による遮蔽状態の解除操作を簡単に行うことが
できるとともに、遮蔽板により分割シートバツク
の前倒操作に支障をきたすことはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例に係る
自動車のシート装置Aを示し、このリヤシート装
置Aは、フロアパネル1上に載置されたシートク
ツシヨン2と、該シートクツシヨン2の後端に起
立した状態で配置されたシートバツク3とを備え
ている。上記シートバツク3は、車体に固定され
たバツクパネル4に格納支持されているととも
に、左右に分割されて2つの分割シートバツク3
a,3bからなる。該両分割シートバツク3a,
3bは、それぞれ下端がフロアパネル1またはバ
ツクパネル4に回転自在に支持されていて、バツ
クパネル4に格納されて起立した状態からシート
クツシヨン2側へ傾倒可能(つまり前倒可能)に
設けられており、また、この分割シートバツク3
a,3bを前倒させると、リヤシート装置Aの後
方にまで形成されたトランクルーム21と車室2
2とが連通するようになつている。
上記左右の2つの分割シートバツク3a,3b
のうち、車体左側の分割シートバツク3aは、車
体右側の分割シートバツク3bよりも車幅方向の
長さが大きく設定されているとともに、該車体左
側の分割シートバツク3aにはアームレスト5が
分割シートバツク3aに格納された状態から前倒
可能に設けられている。また、分割シートバツク
3a,3bの上部にはそれぞれ該分割シートバツ
ク3a,3bを前倒させる際に引張るためのスト
ラツプ6a,6bが設けられている。特に、車体
左側の分割シートバツク3aのストラツプ6a
は、それを引張ると、盗難防止のために分割シー
トバツク3aの前倒を規制するロツク装置(図示
せず)のロツクが解除されるようになつている。
尚、上記ロツク装置は、キーシリンダを備え、ス
トラツプ6aを引張る前に該キーシリンダにキー
を差込む必要がある。
そして、本考案の特徴として、上記車体左側の
分割シートバツク3aには、アームレスト5を格
納する段差部7に近接して両分割シートバツク3
a,3b間の隙間部Sを遮蔽する遮蔽板8が配設
されている。該遮蔽板8は、その上下両端部がそ
れぞれスライドレール9,9上をスライドして分
割シートバツク3a端面に対し出没可能に設けら
れているとともに、その先端にはウレタン樹脂や
軟質ゴム等からなるシール材10が装着されてお
り、該シール材10は、遮蔽板8が分割シートバ
ツク3a端面から突出したとき車体右側の分割シ
ートバツク3b端面に設けられたウレタン樹脂や
軟質ゴム等からなるシール材11に密着当接する
ようになつている。
また、上記遮蔽板8は、スプリング12,12
により分割シートバツク3a内に没入する方向に
常時付勢されているとともに、その基端面にてカ
ム13と当接している。上記カム13は、分割シ
ートバツク3a内で回転自在に設けられていると
ともに、ケーブル14を介して、第4図に示す如
くアームレスト5の支持部周辺(下端部)に固定
されたプレート15に連結されている。そして、
分割シートバツク3aを起立させた状態におい
て、アームレスト5を前倒させると、カム13が
回動し、このカム13により遮蔽板8がスプリン
グ12,12の付勢力に抗して押動されて分割シ
ートバツク3a端面から側方に突出するようにな
つており、上記カム13及びケーブル14によ
り、上記遮蔽板8を分割シートバツク3a内から
突出させる突出作動手段31が構成されている。
さらに、16は上記遮蔽板8が分割シートバツ
ク3a端面から突出した状態にあるとき該遮蔽板
8がスプリング12,12の付勢力により分割シ
ートバツク3a内に没入するのを規制するラチエ
ツトであつて、該ラチエツト16は、遮蔽板8の
上端面に形成されたラチエツト歯16aと、該ラ
チエツト歯16aと係合可能な爪部材16bとを
有している。上記爪部材16bは、分割シートバ
ツク3a内で回転自在に設けられ、スプリング
(図示せず)により上記ラチエツト歯16aと係
合する方向に回動付勢されているとともに、ケー
ブル17を介して上記ストラツプ6aに連結され
ていて、該ストラツプ6aの引張り動作と連動し
てラチエツト歯16aとの係合を解除する方向に
回動されるようになつている。よつて、上記スプ
リング12及びラチエツト16により、分割シー
トバツクを前倒させるためのストラツプ6aの引
張り操作と連動して分割シートバツク3a内に上
記遮蔽板8を没入させ遮蔽状態を解除する遮閉状
態解除手段32が構成されている。
次に、上記実験例の作動について説明するに、
今、左右2つの分割シートバツク3a,3bがい
ずれもバツクパネル4に格納されてシートクツシ
ヨン2後端に起立した状態にあり、また、アーム
レスト5が車体左側の分割シートバツク3aの段
差部7に格納されている。この場合、遮蔽板8
は、第1図および第3図に示す如く車体左側の分
割シートバツク3a内に没入した状態にあり、左
右の分割シートバツク3a,3b間には隙間部S
が生じる。
そして、このような状態からアームレスト5
を、第4図に仮想線で示す如く分割シートバツク
3aの段差部7からシートクツシヨン3上に前倒
させると、該アームレスト5に固定されたプレー
ト15が回転してケーブル14を引くことによ
り、カム13が回転し、遮蔽板8が該カム13に
より押動されて分割シートバツク3a端面から突
出し、これにより、遮蔽板8先端のシール材10
と車体右側の分割シートバツク3b側のシール材
11とが密着当接した状態において遮蔽板8によ
り分割シートバツク3a,3b間の隙間部Sが完
全に遮蔽される。
この際、上記遮蔽板8は、スプリング12,1
2から分割シートバツク3a内に没入する方向の
付勢力を受けるが、ラチエツト16により分割シ
ートバツク3a端面から突出した状態に保持さ
れ、分割シートバツク3a内に没入することはな
い。従つて、アームレスト5を一旦前倒させる
と、その状態でリヤシート装置Aを着座使用する
場合、およびアームレスト5を分割シートバツク
3aの段差部7に戻してリヤシート装置Aを着座
使用する場合のいずれにおいても、分割シートバ
ツク3a,3b間の隙間部Sが遮蔽板8により遮
蔽された状態にあるので、上記隙間部Sを通して
トランクルーム21側から音や臭いが車室22側
に侵入するのを防止することができる。尚、シー
トバツク3の周縁部とバツクパネル4との隙間部
を通してトランクルーム21側から音や臭いが車
室22側に侵入するのは、バツクパネル4内縁部
のシートバツク支持部にてシートバツク3とシー
ル当接することなどによつて防止するようになつ
ている。
一方、上記分割シートバツク3a,3bを前倒
させる場合には、アームレスト5を分割シートバ
ツク3aの段差部7に格納した状態において、車
体左側の分割シートバツク3aのストラツプ6a
を引張ると、該分割シートバツク3aの前倒を規
制するロツク装置のロツクが解除されるととも
に、ラチエツト16による遮蔽板8の突出状態保
持が解除され、遮蔽板8がスプリング12,12
の付勢力により分割シートバツク3a内に没入す
ることになり、これにより、車体左側の分割シー
トバツク3aおよび車体右側の分割シートバツク
3bのいずれをも容易に前倒させることができ
る。
その後、再度、分割シートバツク3a,3bを
起立させたとき、遮蔽板8は車体左側の分割シー
トバツク3a内に没入した状態にあるが、アーム
レスト5を上記分割シートバツク3aの段差部7
から前倒させることにより、遮蔽板8を分割シー
トバツク3a内から側方に突出させることができ
る。
このように、車体右側の分割シートバツク3b
を前倒させるに当つては、ストラツプ6aを引張
つて遮蔽板8を車体左側の分割シートバツク3a
内に没入させる必要があるが、このことは、盗難
防止のために分割シートバツク3a,3bの前倒
を規制するロツク装置を、従来の如く分割シート
バツク3a,3b毎に設ける必要はなく、車体左
側の分割シートバツク3aのみに設ければ足りる
という効果を奏することができる。
尚、上記実験例では、本考案を、左右の分割シ
ートバツク3a,3bの両方が前倒可能に支持さ
れた場合に適用したが、上記分割シートバツク3
a,3bのいずれか一方のみが前倒可能に支持さ
れた場合にも同様に適用できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車のリヤシー
ト装置によれば、分割シートバツクの一方に、分
割シートバツク間の隙間部を遮蔽する遮蔽板が出
没自在に設けられ、該遮蔽板は、分割シートバツ
クを前倒させるために該分割シートバツクの係合
を解除するとき、その操作に連動して分割シート
バツク内に没入し遮蔽状態を解除するようになつ
ているので、分割シートバツクの前倒操作に支障
をきたすことなく、通常使用時に上記遮蔽板を分
割シートバツク内から突出させることにより、ト
ランクルーム側から音や臭いが分割シートバツク
間の隙間部を通して車室側に侵入するのを防止す
ることができ、また遮蔽板の操作が簡単で実用性
に優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
遮蔽板の作動機構を示す構成図、第2図はリヤシ
ート装置の斜視図、第3図および第4図はそれぞ
れ第2図の−線および−線における拡大
断面図である。 A……リヤシート装置、3……シートバツク、
3a,3b……分割シートバツク、S……隙間
部、8……遮蔽板、21……トランクルーム、2
2……車室、31……突出作動手段、32……遮
閉状態解除手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤシート装置のシートバツクが左右に分割さ
    れ、この分割シートバツクの少なくとも一方が前
    倒可能に支持されており、上記分割シートバツク
    の前倒によりトランクルームと車室とが連通する
    自動車において、上記左右2つの分割シートバツ
    クのうちいずれか一方には、該両分割シートバツ
    ク間の隙間部を遮蔽する遮蔽板が出没自在に設け
    られており、分割シートバツクを前倒させるため
    に該分割シートバツクの係合を解除したとき、そ
    の操作に連動して分割シートバツク内に上記遮蔽
    板を没入させ遮蔽状態を解除する遮閉状態解除手
    段と、分割シートバツクを起立させたとき、上記
    遮蔽板を分割シートバツク内から突出させる突出
    作動手段とを備えたことを特徴とする自動車のリ
    ヤシート装置。
JP1986151716U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPH0423064Y2 (ja)

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JPS6357133U JPS6357133U (ja) 1988-04-16
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