JP2001256608A - 磁気ヘッド及び磁気記憶再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気記憶再生装置

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JP2001256608A
JP2001256608A JP2000070265A JP2000070265A JP2001256608A JP 2001256608 A JP2001256608 A JP 2001256608A JP 2000070265 A JP2000070265 A JP 2000070265A JP 2000070265 A JP2000070265 A JP 2000070265A JP 2001256608 A JP2001256608 A JP 2001256608A
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Tomoki Funayama
山 知 己 船
Masatoshi Yoshikawa
川 将 寿 吉
Takashi Koizumi
泉 隆 小
Akio Hori
昭 男 堀
Yuichi Osawa
沢 裕 一 大
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟磁性層に起因するノイズを抑制でき、効率
の低下を改善できる垂直磁気記録用の磁気ヘッド及びこ
れを用いた磁気記憶再生装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 記録ヘッドの主磁極の中心とリターンヨ
ークの中心とを結ぶ線と主磁極と前記リターンヨークの
対向する端部同士を結ぶ線とのなす角をθ1とし、記録
ヘッドの主磁極の中心とリターンヨークの中心とを結ぶ
線と前記再生ヘッドの主磁極の中心とリターンヨークの
中心とを結ぶ線とのなす角をθ2とした時に、θ2>θ
1となるように構成されたことを特徴とする。この構成
によれば、記録時と再生時において媒体を流れる磁束の
方向が記録の際に磁束が流れた方向と重なることはな
く、その結果として、両者が重なる時に発生するバルク
ハウゼンノイズや再生効率の低下などの問題を解消する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド及び磁
気記憶再生装置に関する。より詳細には、本発明は、垂
直磁気記録方式において低ノイズで効率の良い記録・再
生が可能な記録・再生一体型の磁気ヘッド及びこれを用
いた磁気記憶再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置(HDD)などの磁
気記録装置は、近年において急速に小型・高密度化が進
んでおり、今後さらに高密度化されることが見込まれて
いる。磁気記録において高密度化を行うには、記録トラ
ック幅を狭くして記録トラック密度を高めるとともに、
記録トラックの長手方向の記録密度すなわち「線記録密
度」を高める必要がある。
【0003】しかしながら、いわゆる面内記録方式(長
手記録方式)においては、記録密度が高くなるにつれて
反磁界が大きくなり、再生出力が低下したり、安定な記
録が行えなくなるという問題が顕著になる。これらの問
題を改善するものとして垂直記録方式が提案されてい
る。垂直記録方式は記録媒体面に対して略垂直方向に磁
化して記録するものであり、面内記録方式と比較すると
記録密度を高めても反磁界の影響が少なく、再生出力の
低下等が抑制されるという利点を有する。
【0004】面内記録、垂直記録ともに、従来は媒体に
記録された信号の再生にはインダクティブヘッドが用い
られていたが、高密度化に伴い記録トラック幅が狭くな
り記録された磁化の大きさが小さくなっても、十分な再
生信号出力が得られるよう、磁気抵抗効果(magnetores
istance effect)を用いた再生感度の高いAMR(anis
otropic magnetoresistive)ヘッドが開発され、シール
ド型再生ヘッドとして用いられるようになった。また最
近では巨大磁気抵抗効果(giant magnetoresistance ef
fect)を応用した、さらに感度の高いスピンバルブ型G
MRヘッドが用いられるようになり、さらに高い再生感
度の期待されるトンネル磁気抵抗効果(tunneling magn
etoresistance effect:TMR)を用いた磁気ヘッドの
開発と実用化のための研究が進められている。このよう
に再生感度の高い磁気ヘッドが開発され、それらを用い
ることによって、ごく小さい記録ビットサイズであって
も記録信号の再生が可能になってきた。
【0005】ところで、記録トラックの長手方向の密度
である線記録密度を高めるためには、磁気ヘッドのギャ
ップを狭くする必要がある。しかしながら、従来の上記
磁気抵抗効果を用いた磁気ヘッドではヘッドギャップ内
に磁気抵抗効果素子を入れている。このため磁気抵抗効
果素子の大きさはAMRヘッドであっても、またスピン
バルブGMRヘッドであっても、30nm程度の大きさ
を必要とし、シールドとの絶縁を考慮するとシールド間
は100nm以上を必要とする。このため、従来の型式
の磁気ヘッドにおいては、ヘッドギャップを狭めること
ができるのは100nm程度が限度となる。したがって
線記録密度を高める上で大きな制約が生じている。
【0006】そこで、磁気ヘッドのギャップ内には磁気
抵抗効果素子を入れずにヘッドギャップを十分狭めるこ
とができるようにし、記録磁化からの磁束をヘッドギャ
ップ部より取り込み、磁気ヨークによって磁気ヘッド内
に導いて磁気ヘッドの後部に配置された磁気抵抗効果素
子に伝達することによって、この磁気抵抗効果素子から
再生信号を得る型式、すなわち「ヨーク型」の磁気抵抗
効果型磁気ヘッドが望まれる。このヨーク型磁気ヘッド
であればヘッドギャップを十分に小さくできるので、再
生の分解能が向上し、高い線記録密度に対応できると期
待される。またトラック密度に関しても、従来型では磁
気抵抗効果素子の両端にセンス電流を供給するために設
置するリードの間隔で再生トラック幅を規定するが、ヨ
ーク型の場合はヨーク膜の膜厚でトラック幅を規定でき
るので、従来型に比べて狭トラック化が容易である。こ
れらのことにより、特にヨーク型の磁気ヘッドは今後の
高記録密度化に十分対応できると期待できる。
【0007】一方、HDD用の磁気ヘッドを構成するた
めには書き込み用の記録ヘッドも必要である。膜厚でト
ラック幅を規定できるプラナー型ヘッドの場合記録ヘッ
ドにおいても同様の利点はあるが、起磁力を生み出すコ
イルの設置が非常に難しいものとなる。磁極の上下を通
すようにコイルを設置する必要があるがその製造工程は
複雑なものとなるだけでなく、コイルのターン数を増や
すことも容易ではない。これらを回避するためにコイル
を基板面内に作成することも可能であるがその場合再生
ヘッドを基板の側面に作成せねばならず、工程はより複
雑なものとなってしまう。
【0008】また、特に垂直記録方式の場合、記録およ
び再生効率を上げるために磁化記録層の下に「軟磁性裏
打ち層」を設けた2層膜構成の記録媒体ディスクが提案
されている。このような媒体を用いると磁気ヘッドと軟
磁性裏打ち層との磁気的相互作用により磁気ヘッド先端
での減磁界を減少させることができることから、記録時
にはより大きな発生磁界が得られ、再生時にもより大き
な再生信号を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような軟
磁性裏打ち層を有する2層記録媒体を用いた垂直磁気記
録方式においては、軟磁性裏打ち層に起因してノイズが
発生するという問題がある。これは、軟磁性裏打ち層の
磁化状態の変化により生じるものであり、典型的なもの
としては、磁壁移動に伴うバルクハウゼンノイズ(Bark
hausen noise)がそれに当たる。
【0010】また、さらには記録する際に、比較的強い
磁束が裏打ち層を通ることからその場所の磁化状態が乱
され、再生時のノイズ発生原因となる。これは特に記録
密度が高く、再生ヘッドとして高感度な磁気抵抗効果素
子を用いるような場合、記録ビットサイズが小さいこと
から記録層が発生する磁束量も小さくなり、ノイズの影
響が増加し、結果再生時のS/Nが小さくなってしまう
という問題が発生する。
【0011】また、記録磁極の残留磁化により、記録ヘ
ッドの主磁極、軟磁性裏打ち層、リターンヨークで、記
録動作時に比べれば小さい磁界ではあるが磁気回路が常
に形成されている。記録時にはより強い磁界を発生する
ので問題ないが、再生時は起磁力の源が記録層の記録ビ
ットのみとなり、特に高記録密度になればなるほどビッ
トサイズが小さくなり発生する磁束が小さくなることか
ら、記録磁極の残留磁化の影響がより顕著となり再生効
率を低下させる原因となる。
【0012】本発明は、かかる課題の認識に基づいてな
されたものである。すなわち、その目的は、軟磁性層に
起因するノイズを抑制でき、効率の低下を改善できる垂
直磁気記録用の磁気ヘッド及びこれを用いた磁気記憶再
生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ヘッドは、記録ヘッドと再生ヘッドと
を備えた垂直磁気記録方式の磁気ヘッドであって、前記
記録ヘッドの主磁極の中心とリターンヨークの中心とを
結ぶ線と前記主磁極と前記リターンヨークの対向する端
部同士を結ぶ線とのなす角をθ1とし、前記記録ヘッド
の前記主磁極の中心と前記リターンヨークの中心とを結
ぶ線と前記再生ヘッドの主磁極の中心とリターンヨーク
の中心とを結ぶ線とのなす角をθ2とした時に、θ2>
θ1となるように構成されたことを特徴とする。
【0014】ここで、記録ヘッドの「主磁極」とはコイ
ルに電流を流すことによって生じる磁束を用いてある決
められたトラック幅に媒体に記録を行う部分であり、
「リターンヨーク」とは磁気回路を形成するために設け
られているもので、通常は主磁極よりも媒体対抗面側に
広い面積を有するものである。
【0015】また、再生ヘッドの場合も基本的には記録
ヘッドの場合と同様であるが、「主磁極」と「リターン
ヨーク」がほぼ同形状の場合も多くまとめて「ヨーク」
と表現されている場合も多い。その場合は便宜上どちら
かを主磁極、もう一方をリターンヨークと解釈して上記
の定義を用いるものとする。
【0016】また、再生ヘッドがシールド型の場合は磁
気抵抗効果素子そのものが主磁極に相当し、シールドが
リターンヨークに相当する。
【0017】本発明の磁気ヘッドを用いて軟磁性裏打ち
層と垂直記録層からなる垂直磁気記録媒体に記録を行う
と、軟磁性裏打ち層の記録ヘッドの主磁極とリターンヨ
ークの中心を結ぶ線に対し±θ1の範囲に磁束が流れ
る。次に、この場所を再生ヘッドで読み出しを行うと、
その際に軟磁性裏打ち層を流れる磁束の方向が記録の際
に磁束が流れた方向と重なることはない。
【0018】その結果として、両者が重なる時に発生す
るバルクハウゼンノイズや再生効率の低下などの問題を
解消することができる。
【0019】また、θ2がおおむね90°となるように
本発明の磁気ヘッドを構成すると、再生ヘッドの心臓部
である磁気抵抗効果素子と面積の大きく形状が複雑な記
録ヘッド励磁用コイルがともに同一面内方向、具体的に
は基板面内方向に形成できることから作製プロセスが簡
易なものになるだけでなく、上記の効果は記録動作時に
磁束が流れた方向と直交する方向に磁束が流れるように
再生させた場合が擬似的に磁化困難軸方向に磁束を流す
ことになるのでバルクハウゼンノイズの抑制効果がもっ
とも高くなる。
【0020】また、再生ヘッドの主磁極の中心とリター
ンヨークの中心とを結ぶ線がおおむね媒体に形成される
記録トラックの長手方向に平行になるように構成する
と、以下の理由により再生時の効率を上げることができ
る。
【0021】すなわち、記録を行う際そのビットサイズ
の規定は主磁極の形状と媒体ディスクの回転速度と書き
込み電流の周波数により決まり、記録効率は主磁極の中
心とリターンヨークの中心を結ぶ線がトラックの方向に
対しどちらを向いていようがあまり関係なく、トラック
幅方向に向いていても良く、充分な磁束量をコイルから
供給できかつ主磁極の形状を最適化すれば達成できる。
一方、再生を行う場合は記録されているビットサイズに
合わせて形状を決めることで分解能を規定できるが、一
般にトラック幅>ビット長であるので、主磁極の中心と
リターンヨークの中心を結ぶ線がトラック長手方向、す
なわちビット長方向にある場合が、構造として最も小さ
くすることができる。
【0022】記録密度が高くなればなるほどビットサイ
ズが小さくなり発生する磁束量も小さくなることから再
生効率を上げるためには主磁極とリターンヨークの距離
をできるだけ小さくすることが望ましい。主磁極の中心
とリターンヨークの中心を結ぶ線がトラック長手方向に
沿うように形成すれば分解能の規定と高効率化を同時に
達成できる。
【0023】加えて、記録ヘッド主磁極と再生ヘッド主
磁極が共用されるように構成すると記録トラックと再生
トラックの位置ずれを回避でき高記録密度化に非常に有
利な構造となる。それは、記録ヘッドと再生ヘッドの主
磁極が別々に並んで配置されている場合、スキュー角が
変わると記録ヘッドと再生ヘッドのトラック位置ずれが
生じてしまう。これらを回避するために通常記録トラッ
ク幅を再生トラック幅よりも広く取ることでスキュー角
が変わっても問題ないようにしているが、その場合結局
トラック幅を広げなければならず高記録密度化に際して
の問題となっている。
【0024】従って、記録の主磁極と再生の主磁極が同
じであればスキュー角が変わってもトラック位置ずれが
生じることはなく、記録トラックを広げる必要はないた
め、最小のトラック幅とすることができるのでトラック
密度が上がり結果記録密度が向上するのである。
【0025】また本発明の垂直磁気記録方式の磁気記憶
再生装置は、上述した本発明のいずれかの磁気ヘッドを
備え、特に、軟磁性裏打ち層を用いた垂直2層媒体と組
み合わせることにより優れた記録再生特性が実現され
る。
【0026】この磁気記憶再生装置は、前述したいずれ
かの磁気ヘッドが形成されているスライダ、そのスライ
ダを支えるかつ媒体とスライダとの距離を適切に保つた
めのサスペンション、ヘッドの位置決めを行う駆動部、
媒体ディスク、媒体ディスクを回転させる駆動部などか
らなる。
【0027】この磁気記憶再生装置での記録は、記録ヘ
ッドのコイルに電流を流し磁束を発生させ、主磁極に収
束した磁束を用いて媒体ディスクに書き込みを行う。そ
の際記録層を通り抜けた磁束は軟磁性裏打ち層を通りリ
ターンヨークに帰還して磁気回路が形成されることで記
録効率が向上する。再生は記録されている記録ビットか
らの磁束を再生ヘッド主磁極で吸い込み、センサーであ
る磁気抵抗効果素子、リターンヨークおよび裏打ち層を
通って記録ビットへ帰還することで磁気回路が形成され
ることで効率よく再生できる。再生信号は磁気抵抗効果
素子を磁束が通過した際の抵抗変化として検出されるも
のである。
【0028】さらに、反強磁性膜/軟磁性膜の積層膜を
軟磁性裏打ち層として用いると、さらに優れた磁気記憶
再生装置が構成できる。本発明の磁気ヘッドと組み合わ
せた場合記録時と再生時で軟磁性裏打ち層を流れる磁束
の方向が異なることになる。軟磁性裏打ち層が磁気異方
性を有している場合、方向により透磁率が異なることか
ら記録・再生のどちらかで効率が落ちることになってし
まう。また軟磁性裏打ち層に磁壁が発生していると、磁
気ヘッドがその磁壁を通過する際ノイズが発生する。ま
たヘッド位置決め用あるいはディスク回転用のモーター
から発生する外乱磁界により軟磁性裏打ち層の磁壁が移
動することによってもノイズが発生してしまう。したが
って軟磁性裏打ち層として磁壁が発生せず、磁気的に等
方な膜であることが望まれる。そこで反強磁性膜/軟磁
性膜の積層膜を裏打ち層に用いると反強磁性膜と軟磁性
膜間の交換結合により磁壁の発生を抑制し、かつ磁気的
に等方な膜とすることが可能となる。このような特性の
膜は反強磁性膜と軟磁性膜を成膜する際、回転磁界を印
可するかまたは成膜後回転磁界中で熱処理することによ
り得ることができる。したがって本発明の磁気ヘッドと
反強磁性膜/軟磁性膜を裏打ち層として用いた垂直2層
媒体とを組み合わせた磁気記憶再生装置は記録密度が高
くなってもノイズの影響が押さえられた優れた磁気記憶
再生装置となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0030】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態として、記録ヘッドと再生ヘッドの基本的
な配置関係について説明する。
【0031】図1は、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッ
ドの要部構成を表す概念図である。すなわち、同図は、
磁気ヘッドを媒体対向面から眺めた斜視図であり、アル
ミナコートされたアルチック(Al/TiC)基
板7の上に記録ヘッド8と再生ヘッド9とが形成された
ものを表す。
【0032】記録ヘッド8は、NiFeなどの磁性材料
からなる記録用主磁極1、Cuなどの導電体からなる励
磁用のコイル3、磁路穴を介して記録用主磁極1と接続
されたNiFeなどの磁性材料からなるリターンヨーク
2から構成されている。
【0033】再生ヘッド9は、NiFeなどの磁性材料
からなる再生用主磁極4,再生用リターンヨーク5、お
よびそれらを橋渡しするように配置された磁気抵抗効果
素子6、さらに同図においては省略したが磁気抵抗効果
素子6にセンス電流を供給する目的で磁気抵抗効果素子
6の両側に配置されたCuなどの導電体からなるリード
から構成されている。
【0034】図2は、記録ヘッド8と再生ヘッド9との
位置関係を表す媒体対抗面側から見た平面図である。図
示したように、記録ヘッドの主磁極1と、再生ヘッドの
主磁極4及びリターンヨーク5が、記録トラックTに沿
って配置されている。
【0035】ここで、記録ヘッド8の主磁極1の中心と
リターンヨーク2の中心とを結ぶ線をL1とする。ま
た、主磁極1とリターンヨーク2との対向する端部1A
と2Aとを結ぶ線をL2とする。そして、線L1と線L
2とのなす角をθ1とする。
【0036】一方、再生ヘッド9の主磁極4の中心とリ
ターンヨーク5の中心とを結ぶ線をL3とし、線L1と
線L3とのなす角をθ2とする。
【0037】このように定義した場合に、本発明の磁気
ヘッドは、θ2>θ1となるように構成される。
【0038】このヘッドを用いて軟磁性裏打ち層と垂直
記録層からなる垂直磁気記録媒体に記録を行うと、軟磁
性裏打ち層において、記録ヘッドの主磁極とリターンヨ
ークの中心を結ぶ線に対し±θ1の範囲に磁束が流れ
る。次に、この記録箇所において再生ヘッドで読み出し
を行うと、その際に軟磁性裏打ち層を流れる磁束の方向
が記録の際に磁束が流れた方向と重なることはない。こ
こで、両者の方向が重なると、記録動作時に磁束が流れ
た方向は擬似的に磁化容易方向となりその方向の保磁力
が増加するため、バルクハウゼンノイズが発生しやすく
なるという問題が生ずる。また、特に記録動作では再生
時に比べて強い磁束が流れ、軟磁性裏打ち層が磁気的飽
和に近づく。一度飽和近くまで磁化された方向の透磁率
は一般に減少するので再生時にその方向に磁束が流れる
と、透磁率が低いことから効率が低下してしまう。
【0039】これに対して、本発明の磁気ヘッドにおい
ては、記録ヘッドと再生ヘッドの配置関係を前述の如き
範囲に限定することにより、磁束の方向を記録時と再生
時とでずらすことができる。その結果として、上述の問
題を回避でき、記録動作に伴うノイズの発生や効率の低
下が抑制され、優れた記録再生特性を得ることができ
る。
【0040】ここで、図1及び図2に例示したようにθ
2がおおむね90°となる磁気ヘッドを形成する工程
は、以下の如くである。
【0041】まず、アルミナコートされたアルチック基
板7上にまず記録主磁極1、再生主磁極4、再生リター
ンヨーク5となるNiFeなどの磁性膜を、記録トラッ
ク幅相当の膜厚となるようにスパッタ法などにより成膜
する。次に、その上にフォトレジストを塗布し、露光・
現像によりパターンを形成する。このフォトレジストを
マスクにして磁性膜をイオンミリング法によりエッチン
グする。さらに、フォトレジストを残したままアルミナ
などの絶縁膜を磁性膜とほぼ同じ膜厚だけ成膜し、レジ
ストを除去することで磁性膜上のアルミナを除去(リフ
トオフ)する。
【0042】さらにアルミナを成膜し、CMP(chemic
al mechanical polishing)により平坦化する。その際
数十nmのアルミナを残し、主磁極・リターンヨークと
磁気抵抗効果素子との絶縁膜とする。その上に磁気抵抗
効果膜を成膜し、通常のフォトリソグラフィー工程によ
りパターン化する。その後Cu等の導電膜を成膜し、フ
ォトリソグラフィー工程により再生素子電極および記録
ヘッド励磁用コイル3を形成する。さらにアルミナを成
膜し、先ほどパターン化したコイルの中央に磁路穴を形
成する。そして記録ヘッドのリターンヨーク2となるN
iFeなどの磁性膜を成膜し、フォトリソグラフィー工
程によりパターン化する。最後に、保護膜となるアルミ
ナを成膜し、再生リード・記録コイルの電極取り出し用
にスルーホールを形成し、メッキにより図示しない電極
を形成する。
【0043】なお、再生ヘッドの主磁極4とリターンヨ
ーク5間の形成は、特に媒体対向面側について以下のよ
うに形成しても良い。まず初めに、磁性膜を成膜する前
にCuなどの導電膜を成膜しておく。その後、前述した
場合と同様に磁性膜を形成しパターニングを行うが、主
磁極4とリターンヨーク5間はその際形成しないでお
く。CMP前にアルミナを成膜した段階で、アルミナご
とFIB(focused ionbeam:収束イオンビーム)によ
り0.1μm以下の間隔となるように磁性膜を切り、メ
ッキによりCuなどの非磁性膜をFIBで切った部分に
埋め込む。その後のCMP以降の工程はは前述と同じ方
法で形成する。
【0044】このように、θ2がおおむね90°となる
ように本発明の磁気ヘッドを構成する場合には、基板の
主面上に構成要素を順次積層形成することができる。つ
まり、基板の端面に対する膜付けやパターニングをする
ことなく形成でき、プロセス工程やコストが削減でき
る。
【0045】なお、図1及び図2においては、θ2が略
90°である場合を例示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、θ2>θ1なる条件が満たされれ
ば、上述した各種の効果を得ることができる。
【0046】次に、本実施形態の磁気ヘッドの変型例に
ついて説明する。
【0047】図3は、本実施形態の変型例における記録
ヘッド8と再生ヘッド9との位置関係を表す媒体対抗面
側から見た平面図である。本変型例においては、記録ヘ
ッドの主磁極1とリターンヨーク2、及び再生ヘッドの
主磁極4が記録トラックTに沿って配置されている。
【0048】本変型例の場合も、記録ヘッド8の主磁極
1の中心とリターンヨーク2の中心とを結ぶ線L1と、
主磁極1とリターンヨーク2との対向する端部1Aと2
Aとを結ぶ線L2のなす角をθ1とし、記録ヘッド8の
主磁極1の中心とリターンヨーク2の中心を結ぶ線L1
と再生ヘッド9の主磁極4の中心とリターンヨーク5の
中心とを結ぶ線L3とのなす角をθ2とした時、θ2>
θ1となるように構成されている。
【0049】本変型例においても、記録ヘッドと再生ヘ
ッドの配置関係を前述の如き範囲に限定することによ
り、磁束の方向を記録時と再生時とでずらすことができ
る。その結果として、上述の問題を回避でき、記録動作
に伴うノイズの発生や効率の低下が抑制され、優れた記
録再生特性を得ることができる。
【0050】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態として、本発明の磁気ヘッドを2層構成の
垂直記録媒体に対して用いた具体例について説明する。
【0051】図4は、本実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッド及び磁気記録媒体の要部構成を表す斜視図
である。すなわち、同図は、記録ヘッド8と再生ヘッド
9が、媒体ディスク13上に配置された状態を表す。媒
体ディスク13は、媒体基板10の上に、軟磁性裏打ち
層11と垂直記録層12が積層された2層構成を有す
る。媒体ディスク13には、記録トラック14が形成さ
れる。そして、再生ヘッド9は、その主磁極4の中心と
リターンヨーク5の中心とを結ぶ線が、記録トラック1
4に対して概ね平行となるように配置されている。これ
に対して、記録ヘッド8は、その主磁極1とリターンヨ
ーク2の中心を結ぶ線がおおむねトラック14に直交す
るように配置されている。つまり、記録時には、主磁極
1とリターンヨーク2により形成される磁気回路は、記
録トラック14に対して直交する方向となる。これに対
して、再生時には、主磁極4とリターンヨーク5により
形成される磁気回路は、記録トラック14に対して平行
な方向となる。従って、第1実施形態に関して前述した
ように、記録動作に伴うノイズの発生や効率の低下が抑
制され、優れた記録再生特性を得ることができる。
【0052】さらに、実施形態によれば、記録媒体とし
て、軟磁性裏打ち層11と垂直記録層12とが積層され
た2層構成のものを用いることにより、効率良く磁気回
路を形成することができる。
【0053】図5は、本実施形態において記録・再生を
実施する際の磁気回路を表す断面図である。同図(a)
に表したように、記録の際には、記録ヘッドの主磁極1
に収束した磁束は軟磁性裏打ち層11を通りリターンヨ
ーク2に帰還して磁気回路が形成されることで記録効率
が向上する。また、同図(b)に表したように、再生の
際には、記録層12に記録されている記録ビットからの
磁束を再生ヘッド主磁極4で吸い込み、センサーである
磁気抵抗効果素子6、リターンヨーク5および裏打ち層
11を通って記録ビットへ帰還することで磁気回路が形
成されることで効率よく再生できる。
【0054】ここで、各部の具体的な構成について例示
すると、記録ヘッド8は、NiFeなどの磁性材料から
なる記録用主磁極1、Cuなどの導電体からなる励磁用
のコイル3、磁路穴を介して記録用主磁極1と接続され
たNiFeなどの磁性材料からなるリターンヨーク2か
ら構成されている。
【0055】再生ヘッド9は、NiFeなどの磁性材料
からなる再生用主磁極4,再生用リターンヨーク5、お
よびそれらを橋渡しするように配置された磁気抵抗効果
素子6、図示は省略したが磁気抵抗効果素子6にセンス
電流を供給する目的で磁気抵抗効果素子6の両側に配置
されたCuなどの導電体からなるリードから構成されて
いる。
【0056】さて具体的なサイズであるが、100Gb
psi(gigabit per square inch)の面記録密度を得
るために、トラック密度を100kTPI(kilo-track
perinch)、線記録密度を1000kBPI(kilo-bit pe
r inch)とした。この場合、トラック幅は約0.2μ
m、ビット長は約0.03μmである。したがって、再
生ヘッド9の主磁極とリターンヨークの距離は、これを
トラック幅方向とするときは最低でも約0.2μmとな
るのに対し、ビット長方向すなわちトラック長手方向の
場合約0.03μm程度となり、約一桁小さい値で済
む。したがってビットサイズが小さく、発生する磁束量
が小さくても構成される磁気回路の長さが短いために磁
気抵抗が小さく、漏れ磁束の量が減るため充分な効率を
稼ぐことができる。
【0057】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態として、記録ヘッドの主磁極と再生ヘッド
の主磁極とが共通化された構成について説明する。
【0058】図6は、本実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッドの要部構成を表す概念図である。すなわ
ち、同図(a)は、媒体対向面から眺めた斜視図であ
り、同図(b)は、媒体対向面からみた平面図である。
【0059】アルミナコートされたアルチック基板7上
に、記録ヘッド8と再生ヘッド9とが形成されている。
記録ヘッド8は、NiFeなどの磁性材料からなる記録
用主磁極1、Cuなどの導電体からなる励磁用のコイル
3、磁路穴を介して記録用主磁極1と接続されたNiF
eなどの磁性材料からなるリターンヨーク2から構成さ
れている。
【0060】再生ヘッド9は、記録ヘッド8の主磁極1
と兼用された主磁極4,再生用リターンヨーク5、およ
びそれらを橋渡しするように配置された磁気抵抗効果素
子6、図示は省略したが磁気抵抗効果素子6にセンス電
流を供給する目的で磁気抵抗効果素子6の両側に配置さ
れたCuなどの導電体からなるリードから構成されてい
る。
【0061】図6(b)に表したように、記録ヘッド8
の主磁極1の中心とリターンヨーク2の中心とを結ぶ線
L1と主磁極1の端部とリターンヨーク2の端部とを結
ぶ線L2とのなす角をθ1とし、記録ヘッド8の主磁極
1の中心とリターンヨーク2の中心を結ぶ線L1と再生
ヘッド9の主磁極4の中心とリターンヨーク5の中心と
を結ぶ線L3とのなす角をθ2とした時、θ2>θ1と
なるように、かつθ2がおおむね90°となるように構
成されている。
【0062】従って、第1実施形態に関して前述したよ
うに、記録動作に伴うノイズの発生や効率の低下が抑制
され、優れた記録再生特性を得ることができる。
【0063】さらに、本実施形態においては、記録ヘッ
ド主磁極1と再生ヘッド主磁極4とが共通化されてい
る。この結果として、記録時と再生時で、媒体ディスク
13の内周部分から外周部分までのどの場所においても
トラック位置の「ずれ」が生じることはなく、したがっ
て記録トラック幅を広めに取る必要がないためトラック
ピッチを詰めることができる。
【0064】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態として、基板面に対して下向きに記録ヘッ
ドと再生ヘッドとを配列した磁気ヘッドについて説明す
る。
【0065】図7は、本実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッドの構成を表す概念図である。すなわち、熱
酸化シリコン基板7の基板面に対して下向きに、記録ヘ
ッド8と再生ヘッド9とが形成されている。
【0066】記録ヘッド8は、NiFeあるいはCoF
e−Alなどの磁性材料からなる記録用主磁極1
と、Cuなどの導電体からなる励磁用のコイル3と、補
助磁極24を介して記録用主磁極1と接続されたNiF
eあるいはCoFe−Alなどの磁性材料からな
るリターンヨーク2から構成されている。
【0067】再生ヘッド9は、NiFeあるいはCoF
e−Alなどの磁性材料からなる再生用主磁極4
と、再生用リターンヨーク5と、それらを橋渡しするよ
うに配置された磁気抵抗効果素子6と、図示は省略した
が磁気抵抗効果素子6にセンス電流を供給する目的で磁
気抵抗効果素子6の両側に配置されたCuなどの導電体
からなるリードから構成されている。
【0068】なお、図7においては、便宜上、記録ヘッ
ド8と再生ヘッド9がそれぞれ基板7の主面上に形成さ
れているように表したが、実際は、これらが基板7の内
部に埋め込まれ、主磁極1及び4やリターンヨーク2及
び5の先端が媒体対向面に近接して形成されるようにし
ても良い。
【0069】本実施形態におけるひとつの特徴は、磁極
1及び4、リターンヨーク2及び5がそれぞれ基板7の
主面に対して略垂直に形成されていることである。
【0070】このような磁気ヘッドの具体的な形成方法
は、以下の如くである。
【0071】まず、熱酸化シリコン基板7上に、図示は
省略したがCuなどの金属膜からなる下地膜を成膜す
る。その上に記録主磁極1、記録リターンヨーク2、再
生主磁極4、再生リターンヨーク5をそれぞれ構成する
NiFeあるいはCoFe−Alなどの磁性膜を
スパッタ法により成膜する。その際に、まず再生リター
ンヨーク5の先端のL字型に折れ曲がっている薄い部分
5Aに相当する厚さだけ成膜する。そして、その上にフ
ォトレジストを塗布し、露光・現像によりまず再生主磁
極4、再生リターンヨーク5の間隙をあけるためのパタ
ーンを形成する。このフォトレジストをマスクにして磁
性膜をイオンミリング法またはRIE(反応性イオンエ
ッチング)法によりエッチングする。なお、再生ヘッド
の主磁極4とリターンヨーク5との間隙は、FIBによ
り形成しても良い。
【0072】次に、メッキ法によりこの間隙をCuによ
り埋める。レジストを除去した後さらに磁性膜を積み上
げ、その上にフォトレジストを塗布し、露光・現像によ
りパターンを形成する。このフォトレジストをマスクに
して磁性膜をイオンミリング法またはRIE(reactive
ion etching:反応性イオンエッチング)法によりエッ
チングする。フォトレジストを残したままアルミナなど
の絶縁膜を磁性膜とほぼ同じ膜厚だけ成膜し、レジスト
を除去することで磁性膜上のアルミナを除去(リフトオ
フ)する。
【0073】さらに、アルミナを成膜し、CMPにより
平坦化する。その際数十nmのアルミナを残し、再生主
磁極・リターンヨークと磁気抵抗効果素子との絶縁膜と
する。その上に磁気抵抗効果膜を成膜し、通常のフォト
リソグラフィー工程によりパターン化する。その後、C
u等の導電膜を成膜し、フォトリソグラフィー工程によ
り再生素子電極および記録ヘッド励磁用コイル3を形成
する。さらに、アルミナを成膜し、先ほどパターン化し
たコイルの中央および記録リターンヨーク2上にに磁路
穴を形成する。そして記録ヘッドの補助磁極24となる
NiFeなどの磁性膜を成膜し、フォトリソグラフィー
工程によりパターン化する。そして、保護膜となるアル
ミナを成膜し、再生リード・記録コイルの電極取り出し
用にスルーホールを形成し、メッキにより図示しない電
極を形成する。
【0074】最後に、アルミナでオーバーコートし電極
部を頭出しした後、金パッドを形成する。そして熱酸化
シリコン基板7および下地膜をウエットエッチング法で
取り除き、磁気ヘッドの媒体対向面を露出させる。
【0075】このように、本発明の磁気ヘッドを構成す
る場合、基板の端面に対する膜付けやパターニングを施
すことなく形成でき、プロセス工程やコストが削減でき
る。さらに、このヘッドを用いて軟磁性裏打ち層と垂直
記録層からなる垂直磁気記録媒体に記録再生を行うと、
記録動作に伴うノイズの発生や効率の低下が抑制され、
優れた記録再生特性を得ることができる。
【0076】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態として、本発明の磁気ヘッドを搭載した磁
気記憶再生装置について説明する。図1乃至図7に関し
て説明した本発明の磁気ヘッドは、例えば、記録再生一
体型の磁気ヘッドアセンブリに組み込まれ、磁気記憶再
生装置に搭載することができる。
【0077】図8は、このような磁気記憶装置の概略構
成を例示する要部斜視図である。すなわち、本発明の磁
気記憶再生装置150は、ロータリーアクチュエータを
用いた形式の装置である。同図において、垂直記録用媒
体ディスク13は、スピンドル18に装着され、図示し
ない駆動装置制御部からの制御信号に応答する図示しな
いモータにより矢印Aの方向に回転する。媒体ディスク
13は、媒体ディスク13に格納する情報の記録再生を
行うヘッドスライダ15は、薄膜状のサスペンション1
6の先端に取り付けられている。ここで、ヘッドスライ
ダ15は、例えば、前述したいずれかの実施の形態にか
かる磁気ヘッドをその先端付近に搭載している。
【0078】媒体ディスク13が回転すると、ヘッドス
ライダ15の媒体対向面(ABS)は媒体ディスク13
の表面から所定の浮上量をもって保持される。
【0079】サスペンション16は、図示しない駆動コ
イルを保持するボビン部などを有するアクチュエータア
ーム155の一端に接続されている。アクチュエータア
ーム155の他端には、リニアモータの一種であるボイ
スコイルモータ156が設けられている。ボイスコイル
モータ156は、アクチュエータアーム155のボビン
部に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、このコイ
ルを挟み込むように対向して配置された永久磁石および
対向ヨークからなる磁気回路とから構成される。
【0080】アクチュエータアーム155は、スピンド
ル18の上下2箇所に設けられた図示しないボールベア
リングによって保持され、ボイスコイルモータ156に
より回転摺動が自在にできるようになっている。
【0081】図9は、アクチュエータアーム155から
先の磁気ヘッドアセンブリをディスク側から眺めた拡大
斜視図である。すなわち、磁気ヘッドアッセンブリ16
0は、例えば駆動コイルを保持するボビン部などを有す
るアクチュエータアーム155を有し、アクチュエータ
アーム155の一端にはサスペンション16が接続され
ている。
【0082】サスペンション16の先端には、図1乃至
図7に関して前述したいずれかの磁気ヘッドを具備する
ヘッドスライダ15が取り付けられている。サスペンシ
ョン16は信号の書き込みおよび読み取り用のリード線
164を有し、このリード線164とヘッドスライダ1
5に組み込まれた磁気ヘッドの各電極とが電気的に接続
されている。図中165は磁気ヘッドアッセンブリ16
0の電極パッドである。
【0083】以上説明したような磁気記憶再生装置は、
複数の媒体ディスクを備えたものとすることもできる。
【0084】図10は、複数の媒体ディスクを有する磁
気記憶再生装置の要部構成を表す概念図である。すなわ
ち、同図の磁気記憶再生装置は、第1乃至第4の実施形
態に関して前述したいずれかの磁気ヘッドが搭載されて
いるスライダ15、そのスライダ15を支えるサスペン
ション16、スピンドル18、媒体ディスク13、媒体
駆動部17などからなる。なお、図10においては、3
枚の媒体ディスク13の両面にそれぞれスライダ15が
設けられた構成を例示したが、本発明はこれには限定さ
れず、媒体ディスクやスライダの数は、適宜決定するこ
とができる。
【0085】図11は、スライダ15に搭載された磁気
ヘッド部と、それに対向する媒体ディスク13の要部拡
大断面図である。媒体ディスク13は、ガラス基板1
0、Taなどの非磁性金属からなる下地膜21、CoZ
rNbなどの軟磁性膜からなる裏打ち層11、CoCr
などからなる記録層12、Cなどからなる保護膜20か
ら構成される。ここで、下地膜21は、その上に形成さ
れる裏打ち層11および記録層12の結晶配向性を向上
させる目的で設けられている。また、保護膜20は、ス
ライダ15と媒体ディスク13との摩耗による劣化を防
止する目的で設けられている。
【0086】記録層12への記録は、記録ヘッド8のコ
イル3に電流を流し磁束を発生させ、補助磁極19によ
り磁束を主磁極1に導くと同時に収束させることで主磁
極先端の磁界強度を強めながら、書き込みを行う。その
際、記録層12を通り抜けた磁束は裏打ち層11を通り
リターンヨーク2に帰還し、補助磁極19へと繋がるこ
とで磁気回路が形成される。
【0087】再生は、記録層12に記録されている記録
ビットからの磁束を再生ヘッド主磁極4で吸い込み、セ
ンサーである磁気抵抗効果素子6、リターンヨーク5お
よび裏打ち層11を通って記録ビットへ帰還することで
磁気回路が形成される。再生信号は磁気抵抗効果素子6
を磁束が通過した際の抵抗変化として検出されるもので
ある。
【0088】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態として、本発明の磁気ヘッドと3層構成の
垂直記録媒体とを用いた磁気記憶再生装置について説明
する。
【0089】図12は、本実施形態にかかる磁気記憶再
生装置の磁気ヘッド部とそれに対向する媒体ディスク1
3の拡大断面図である。本実施形態の媒体ディスク13
は、ガラス基板10、Taなどの非磁性金属からなる下
地膜21、PtMnなどからなる反強磁性膜23および
NiFeなどの軟磁性膜22の2層膜からなる裏打ち層
11、CoCrなどからなる記録層12、Cなどからな
る保護膜20から構成される。すなわち、媒体ディスク
13の要部は、反強磁性膜23、軟磁性膜22及び記録
層12を積層した「3層構成」を有する。
【0090】なお、下地膜21は、その上に形成される
裏打ち層11および記録層12の結晶配向性を向上させ
る目的で設けられている。また、保護膜20は、スライ
ダ15と媒体ディスク13との摩耗による劣化を防止す
る目的で設けられている。
【0091】記録層12への記録は、記録ヘッド8のコ
イル3に電流を流し磁束を発生させ、補助磁極19によ
り磁束を主磁極1に導くと同時に収束させることで主磁
極先端の磁界強度を強めながら、書き込みを行う。その
際記録層を通り抜けた磁束は裏打ち層11を通りリター
ンヨーク2に帰還し、補助磁極19へと繋がることで磁
気回路が形成される。再生は、記録層12に記録されて
いる記録ビットからの磁束を再生ヘッド主磁極4で吸い
込み、センサーである磁気抵抗効果素子6、リターンヨ
ーク5および裏打ち層11を通って記録ビットへ帰還す
ることで磁気回路が形成される。再生信号は磁気抵抗効
果素子6を磁束が通過した際の抵抗変化として検出され
るものである。
【0092】なお、本実施例の磁気ヘッドでは、記録ヘ
ッド主磁極1と再生ヘッド主磁極4とが共用されている
ので、媒体ディスク13の内周部分から外周部分までの
どの場所においてもトラック位置ずれが起きずに記録再
生が行える。また裏打ち層11に反強磁性膜23/軟磁
性膜22の2層膜を用いていることから、裏打ち層に起
因したノイズの発生はなく記録再生とも効率よく行え
る。
【0093】さらに、本実施形態においては、裏打ち層
11として、反強磁性膜23/軟磁性膜22の積層膜を
用いることにより、より優れた磁気記憶再生装置を構成
できる。すなわち、本発明の磁気ヘッドを用いる場合、
記録時と再生時で軟磁性裏打ち層を流れる磁束の方向が
異なる。軟磁性裏打ち層が磁気異方性を有している場合
は、方向により透磁率が異なることから記録・再生のど
ちらかで効率が落ちることになってしまう。また、軟磁
性裏打ち層に磁壁が発生していると、磁気ヘッドがその
磁壁を通過する際にノイズが発生する。また、ヘッド位
置決め用あるいはディスク回転用のモーターから発生す
る外乱磁界により軟磁性裏打ち層の磁壁が移動すること
によっても、ノイズが発生してしまう。したがって、軟
磁性裏打ち層として磁壁が発生せず、磁気的に等方な膜
であることが望まれる。
【0094】これに対して、本実施形態においては、裏
打ち層11として反強磁性膜23/軟磁性膜22の積層
膜を用いることにより、反強磁性膜23と軟磁性膜22
の間の交換結合により磁壁の発生を抑制し、かつ磁気的
に等方な膜とすることが可能となる。このような特性の
膜は反強磁性膜と軟磁性膜を成膜する際、回転磁界を印
加するか、または成膜後回転磁界中で熱処理することに
より得ることができる。したがって、本発明の磁気ヘッ
ドと反強磁性膜23/軟磁性膜22を裏打ち層として用
いた3層構成媒体とを組み合わせた磁気記憶再生装置
は、記録密度が高くなってもノイズの影響が押さえられ
た優れた磁気記憶再生装置となる。
【0095】以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施
の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの
具体例に限定されるものではない。例えば、記録ヘッド
や再生ヘッドの磁極やリターンヨークの形状や材質に関
しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することによ
り本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができ
る。
【0096】また、本発明において用いることができる
垂直磁気記録方式としては、記録媒体の主面に対して記
録ビットの磁化方向が正確に垂直なもののみには限定さ
れない。すなわち、記録ビットの磁化方向が垂直方向か
らある程度傾斜したものについても、本発明を同様に適
用して同様の効果を得ることができる。
【0097】さらに、本発明の磁気記憶再生装置は、特
定の記録媒体を定常的に備えたいわゆる固定式のもので
も良く、一方、記録媒体が差し替え可能ないわゆる「リ
ムーバブル」方式のものでも良い。
【0098】その他、本発明の実施の形態として上述し
た磁気ヘッド及び磁気記憶再生装置を基にして、当業者
が適宜設計変更して実施しうるすべての磁気ヘッド及び
磁気記憶再生装置も同様に本発明の範囲に属する。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ドを用いることにより、記録動作を行うことによる軟磁
性裏打ち層に起因して発生するノイズを抑制し、効率よ
く記録再生を行うことが可能となる。
【0100】また、本発明の磁気記憶再生装置によれ
ば、ノイズの少ない高効率な垂直磁気記録再生が可能と
なり、産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッドの概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘ
ッドにおける記録ヘッドと再生ヘッドの位置関係を説明
する平面図である。
【図3】本発明の変型例の磁気ヘッドにおける記録ヘッ
ドと再生ヘッドの位置関係を説明する平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッドの媒体ディスク上のトラックとの位置関係
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘ
ッドの記録時、再生時の磁束の流れを示す断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施形態にかかる垂直磁気記録
用磁気ヘッドの要部構成を表す概念図である。すなわ
ち、同図(a)は、媒体対向面から眺めた斜視図であ
り、同図(b)は、媒体対向面からみた平面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態にかかる磁気ヘッドの
要部構成を表す斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施形態にかかる磁気記憶再生
装置の概略構成を示す概念図である。
【図9】アクチュエータアーム155から先の磁気ヘッ
ドアセンブリをディスク側から眺めた拡大斜視図であ
る。
【図10】複数の媒体ディスクを有する磁気記憶再生装
置の要部構成を表す概念図である。
【図11】本発明の第5の実施形態にかかる磁気記憶再
生装置の磁気ヘッド部および媒体ディスク部分の概略構
成を示す拡大断面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態にかかる磁気記憶再
生装置の磁気ヘッド部および媒体ディスク部分の概略構
成を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド主磁極 2 記録ヘッドリターンヨーク 3 コイル 4 再生ヘッド主磁極 5 再生ヘッドリターンヨーク 6 磁気抵抗効果素子 7 基板 8 記録ヘッド 9 再生ヘッド 10 媒体基板 11 裏打ち層 12 記録層 13 媒体ディスク 14 トラック 15 スライダ 16 サスペンション 17 媒体駆動用モーター 18 ヘッド駆動用モーター 19 補助磁極 20 保護膜 21 下地膜 22 軟磁性膜 23 反強磁性膜 24 補助磁極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/39 G11B 5/39 5D093 5/667 5/667 (72)発明者 小 泉 隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 堀 昭 男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 大 沢 裕 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5D006 CA03 CA05 CA06 DA03 DA08 FA09 5D033 AA01 BA07 BA51 BB01 BB43 5D034 AA02 BA02 BA16 BA18 BB12 CA04 5D054 AA08 AB11 BA07 BB34 5D091 AA08 CC11 DD03 5D093 AA03 AB03 AD01 AD03 BB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドと再生ヘッドとを備えた垂直磁
    気記録方式の磁気ヘッドであって、 前記記録ヘッドの主磁極の中心とリターンヨークの中心
    とを結ぶ線と前記主磁極と前記リターンヨークの対向す
    る端部同士を結ぶ線とのなす角をθ1とし、前記記録ヘ
    ッドの前記主磁極の中心と前記リターンヨークの中心と
    を結ぶ線と前記再生ヘッドの主磁極の中心とリターンヨ
    ークの中心とを結ぶ線とのなす角をθ2とした時に、θ
    2>θ1となるように構成されたことを特徴とする磁気
    ヘッド。
  2. 【請求項2】前記θ2が略90°であることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】前記再生ヘッドの前記主磁極の中心と前記
    リターンヨークの中心とを結ぶ線が、記録媒体に形成さ
    れる記録トラックの長手方向に対して略平行であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気
    ヘッドを備え、垂直磁気記録媒体に磁気的情報を記録し
    または垂直磁気記録媒体に記録されている磁気的情報を
    再生することを特徴とする磁気記憶再生装置。
  5. 【請求項5】垂直磁気記憶媒体をさらに備え、 前記垂直磁気記憶媒体は、反強磁性膜と軟磁性膜と垂直
    記録膜の積層を含むことを特徴とする請求項4記載の磁
    気記憶再生装置。
JP2000070265A 2000-03-14 2000-03-14 磁気ヘッド及び磁気記憶再生装置 Pending JP2001256608A (ja)

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